JP3111227U - 鉄筋コンクリート造における親綱取り付け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全対策として、実施の容易な親綱取り付け装置を提供する。
【解決手段】鉄筋コンクリート造(RC造)による構造物の施工において、安全帯28の一端を作業者に結び付け、他端を施工面上にて移動可能に取り付けることにより作業者の安全を確保するために、施工面15から突出する柱鉄筋13の上端部に、親綱25の取り付け部23を有する器具本体20を装着し、器具本体20の取り付け部23に親綱25を引設する。器具本体20は、柱鉄筋13の上端部にかぶせるように取り付けられる大きさ、形状を有する、上端の閉じた筒状のもので、下部に、柱鉄筋13を締め付けるボルト21を螺じ合わせた締結部を有し、かつ外側面に取り付け部23を有している。1本の親綱25を複数の柱鉄筋13によって支え、荷重を分散させるために、器具本体20に取り付けた柱鉄筋13と、別の柱鉄筋13を連結手段30によって結合する。
【選択図】図4

Description

本考案は、鉄筋コンクリート造における親綱取り付け装置に関するものである。
鉄を主材として構築する鉄骨造(S造)や、構造物の柱と梁を鉄骨で組み、さらに鉄筋で補強しコンクリートを用いて固めた鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)による、スラブ型枠施工では、先行して鉄筋が組み上がっており、そのためH型鋼等に親綱支柱を設置することができる。これに対して、鉄筋コンクリート造(RC造)では先行する骨格がないため、親綱支柱をどこに設置するかが問題となり、従来は下部床面から支柱を立てるなどして親綱支柱を設け、親綱を張るという方法が取られていた。しかし、下部床面から支柱を立てる手間は大変であり、のみならず床面から立てた支柱は作業の邪魔になり、工期延引の原因となるために安全対策を施さずに工事を進めることが後を立たないという問題があった。このような傾向が人命の保護にならないのはいうまでもなく、事故が発生すれば施工会社にとっても事故原因の究明に多大の時間が費やされ、マイナスイメージを伴うことになるのは明らかである。しかし明らかに問題があるにも拘らず、安全対策を怠る心理的傾向が社会に存在することに、より本質的な問題がある。そうである以上、鉄筋コンクリート造(RC造)による施工現場においても、手間のかからない安全対策を講ずる必要が求められる。
登録実用新案公報第3053492号
本考案は前記の実情に着目してなされたものであり、その課題は、推奨されていながら実施されにくい従来の方法に代わって、鉄筋コンクリート造(RC造)における安全対策として実施の容易な親綱取り付け装置を提供することである。
前記の課題を解決するため、本考案は、鉄筋コンクリート造による構造物の施工において、安全帯の一端を作業者に結び付け、他端を施工面上にて移動可能に取り付けることにより作業者の安全を確保するために、施工面から突出する柱鉄筋の上端部に、親綱の取り付け部を有する器具本体を装着し、器具本体の取り付け部に親綱を張設するという手段を講じたものである。
鉄筋コンクリート造(RC造)は、文字通り鉄筋によって補強された構造体を作りながら、継ぎ足して行くため、鉄骨造(S造)や、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)のような意味で先行する骨格がない。そのために、下部床面から鉄パイプなどを用いて支柱を立てるという方法が考えられたけれども、それが実施しやすいものでないことは既に説明したとおりである。
しかし、鉄筋コンクリート造では、柱を打ち継いで行くために、柱鉄筋がスラブ施工面よりも1m以上高く突出しているのが普通であり(図1、図2参照)、本考案ではこの柱鉄筋を親綱取り付けのために利用する。この種の柱鉄筋は、鉄筋として用いられること以外の用途は考慮されていないために、特に本考案で期待するような横方向への曲げ強度は必ずしも保証されている訳ではない。しかしながら、親綱を張設したい位置に柱鉄筋が現に存在するので、これを親綱取り付けのために利用することができれば、親綱の張設は著しく容易なこととなるので、次善の策として本考案を提案するものである。この場合、柱鉄筋の曲げ強度と、親綱の長さ即ち左右の柱鉄筋の間隔が問題となるが、多くの場合平均的な1人の作業者の体重を支えられる程度の耐過重を期待できると判断されるので、親綱の両端を各1本の柱鉄筋に取り付けることを基本とするものである。
また、各1本の柱鉄筋の荷重負担に不安があるならば、複数の柱鉄筋によって1本の親綱を支え、荷重を分散させる方法も、当然取り得るものである(図5参照)。或いは異なる柱鉄筋に親綱を取り付けることを繰り返して、親綱を複数本接近して張設し、複数本の親綱に安全帯の一端を結びつけることでも、柱鉄筋に対する荷重の分散が可能であり、本考案装置の使用上のことでもある。
器具本体の具体的形態は任意である。柱鉄筋への取り付けということから、柱鉄筋の上端にかぶせるように取り付けられる大きさ、形状を有する筒状のものが取り扱いやすく、上端が閉じていれば柱鉄筋に乗せるだけで良いので、取り扱いはさらに良好なものとなる(図3、図4参照)。上端が閉じた筒状の器具本体については、柱鉄筋にかぶせるように取り付けた状態で、柱鉄筋を締め付けて固定する、ボルトを螺じ合わせるための締結部
を、下部に設ける。器具本体は外側面には、親綱の取り付け部を有している。取り付け部としては、親綱を結び付けたり、親綱に備わっているフックの掛け止めが容易に行えるように、それらの通し穴や掛け止め部として利用できるリング状構造を有するものであることが望ましい。
本考案は上記のように構成され、かつ作用するものであるから、鉄筋コンクリート造による構造物の施工面から突出する柱鉄筋を利用して親綱を張設することができ、鉄筋コンクリート造における工事の安全性を確保するために有効であり、何よりも従来行われた親綱支柱を立てることに比較して著しく実施が容易であり、かつ型枠工事などを妨げないという効果を奏する。
以下図示の実施形態を参照して本考案をより詳細に説明する。図1は本考案に係る装置10を鉄筋コンクリート造(RC造)による構造物11の施工に適用した場合の1例を示しており、図2にその一部を拡大して示している。構造物11は、或る階までの施工を終えており、次の階のために柱12の上部に柱鉄筋13が上方へ向かって突出している。14は型枠であり、次の階の施工面15のスラブ型枠施工のためのものである。
施工面15から突出している長い方の柱鉄筋13の上端部に、器具本体20が装着されている。器具本体20は、柱鉄筋の13の太さよりも一回り程、内径の大きい円筒状のもので、図3、図4に示すように上端は閉じているので、柱鉄筋13の上端にかぶせるように取り付けると、そのまま乗せておくことができる。上端の閉じていない筒状のものも使用可能であるが、その場合には器具本体20を目的の位置に固定するまで押えている必要がある。器具本体20を柱鉄筋13に装着するために、下部の開口端寄りの側壁に、ボルト21を螺じ入れる雌ねじ部22として、ナットを溶接して取り付けている。このボルト21と雌ねじ部22としてのナットは締結部を構成しており、図例では1箇所だけであるが、これを複数箇所設けることは自由である。
器具本体20に親綱25を取り付けるために、外側面に数個の取り付け部23が設けられている。取り付け部23は親綱25を取り付けるために、親綱25を結び付け可能であり、かつまた親綱に備わっているフック26を掛け止め可能であるように、通し穴24を有するリング状構造となっている。また例示の親綱25は、両端にフック26を有するもので、各フック26にはストッパー片27がばね手段により閉じ方向へ付勢された状態で取り付けられている。親綱25と作業者とを結合する安全帯28は両端にフック29を有し、一端を作業者に、他端を親綱25に、各フック29によって取り付ける。
図5は本考案に係る装置10の使用例を示しており、1本の柱鉄筋13の上端部に器具本体20を取り付け、ボルト21の締結によって固定したものである。親綱25は、両端のフック26を取り付け部23に掛けて左右の柱鉄筋13、13に張設されており、その状態の外観は図1のようである。そして、親綱25には安全帯28の一端をフック29により掛けることで、作業者を親綱25に沿って移動可能としながら拘束も可能としてその安全性を保つようにする。さらに、図5に鎖線で示したように、複数の柱鉄筋13に夫々器具本体20を取り付け装着するとともに、それらを連結手段30によって結合し、荷重を分散して耐荷重限界を高めることも可能である。なお、連結手段30を取り付ける相手の柱鉄筋13には器具本体20を使用しなくても、例えば縛り付けて結合することができる。
工事が進捗して、当該階より次の階に移るときには器具本体20を、締結部のねじ戻しによって柱鉄筋13の上端部から取り外す。故に、撤去作業も極く簡単であり、次の階のための柱鉄筋の継ぎ足しに円滑に移行することができる。
本考案に係る鉄筋コンクリート造における親綱取り付け装置の適用例を示す正面図。 図1の要部拡大図。 器具本体の斜視図。 器具本体の縦断面図。 本案装置と柱鉄筋との関係を示す正面説明図。
符号の説明
10 親綱取り付け装置
13 柱鉄筋
15 施工面
20 器具本体
21 ボルト
22 雌ねじ部
23 取り付け部
24 通し穴
25 親綱
26、29 フック
28 安全帯
30 連結手段

Claims (3)

  1. 鉄筋コンクリート造による構造物の施工において、安全帯の一端を作業者に結び付け、他端を施工面上にて移動可能に取り付けることにより作業者の安全を確保するために、施工面から突出する柱鉄筋の上端部に、親綱の取り付け部を有する器具本体を装着し、器具本体の取り付け部に親綱を張設するようにしたことを特徴とする鉄筋コンクリート造における親綱取り付け装置。
  2. 器具本体は、柱鉄筋の上端にかぶせるように取り付けられる大きさ、形状を有する、上端の閉じた筒状のもので、下部に、柱鉄筋を締め付けるボルトを螺じ合わせた締結部を有
    し、かつ外側面に取り付け部を有している請求項1記載の鉄筋コンクリート造における親綱取り付け装置。
  3. 1本の親綱を複数の柱鉄筋によって支え、荷重を分散させるために、器具本体を取り付けた柱鉄筋と、別の柱鉄筋を連結手段によって結合した構成を有する請求項1又は2記載の鉄筋コンクリート造における親綱取り付け装置。

JP2005001268U 2005-03-11 2005-03-11 鉄筋コンクリート造における親綱取り付け装置 Expired - Lifetime JP3111227U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172779A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Nishimatsu Constr Co Ltd 綱支持用具
JP2015172315A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 旭化成ホームズ株式会社 スタンションポール及びその取付構造

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