JP3110925B2 - 壁打込み配管工法 - Google Patents

壁打込み配管工法

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JP3110925B2
JP3110925B2 JP05261728A JP26172893A JP3110925B2 JP 3110925 B2 JP3110925 B2 JP 3110925B2 JP 05261728 A JP05261728 A JP 05261728A JP 26172893 A JP26172893 A JP 26172893A JP 3110925 B2 JP3110925 B2 JP 3110925B2
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健次 今村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば空調機器の計装
工事などにおいて利用される壁打込み方式の配管工法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の壁打込み方式の配管工法は,以下
の1〜5の手順により,図5,6に示されるように行わ
れている。 1.先ず,図5に示すように,片側の型枠1の建て込み
を行う。 2.次に,セパレータ2と支持材3を取り付ける。 3.次に,型枠1の内側に鉄筋4を配置する。 4.次に,図6に示すように,取り付け釘5によって,
型枠1の内側に打ち込みボックス6を取り付けると共
に,型枠1の上方から垂らした電線管7の先端を打ち込
みボックス6に連通させる。 5.そして,残りの型枠8の建て込みを行い,最後に,
これら型枠1,8の間にコンクリートを流し込むことに
より配管が施された壁を製造する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の壁
打込み配管工法によると,配管作業(打ち込みボックス
の取り付け作業と電線管の設置作業)を残りの型枠が設
置された後に行うことができず,鉄筋が配置された後に
おいて,残りの型枠が設置される前の短時間の間に必ず
行わなければならない。
【0004】しかし,型枠や鉄筋の設置作業を行う業者
(型枠大工や鉄筋工)と,配管作業を行う業者(配管
工)はそれぞれ別の業者であるのが一般であり,従っ
て,空調用計装工事においてカベ打込み配管が行われる
箇所は,通常1フロア当たり1〜5箇所と非常に少ない
にもかかわらず,配管工は型枠大工や鉄筋工の作業進行
状態に常に気を配っていなければならない。
【0005】また,ゼネコンの定例打合わせ会におい
て,型枠の設置スケジュールなどの細かい点まで決定す
ることは困難であり,結局,配管工は,施工の主導権を
握っている型枠大工の作業ペースに合わせたスケジュー
ルを強いられ,配管工は自らのペースで効率よく作業を
進行できないといった問題がある。また,各業者間で作
業時間の取り合いが生じて,職場に不穏な雰囲気が流れ
ることもあった。
【0006】本発明の目的は,以上のような課題を解決
し,残りの型枠が設置された後においても配管作業がで
きる工法を提供することにより,作業の効率化を図るこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め,一対の型枠の間に電線管と鉄筋を設置した状態で型
枠間にコンクリートを流し込むことにより配管が施され
た壁を製造するに際し,型枠に穿設した窓孔を介して固
定具で電線管を保持し,型枠に穿設した他の窓孔より挿
入した膨出体を型枠間において膨張させることにより確
保した空間に電線管の先端を連通させて,その後,コン
クリートを流し込むようにした。
【0008】また,以上のような壁打込み配管工法にお
いて,先端に膨出体を嵌入させるためのガイド枠が取り
付けられた電線管を用いることとした。
【0009】
【作用】型枠に穿設した窓孔から固定具を挿入し,型枠
の間に介挿させた電線管を固定具で保持する。また,型
枠に穿設した他の窓孔より膨出体を挿入し,その膨出体
を型枠の間で膨張させて,打ち込みボックスとして必要
な空間を確保する。その空間に電線管の先端を連通させ
た状態でコンクリートを流し込むことにより配管が施さ
れた壁を製造する。
【0010】
【実施例】図1は,残りの型枠の設置が既に終了した状
態を示している。即ち,一方の型枠10と残りの型枠1
1の間には,縦筋12と横筋13を格子状に編成した鉄
筋14が設置してある。型枠10と型枠11は外側から
支持材15で支持されており,型枠10,11の間隔を
一定に保つためのセパレータ16が取り付けられてい
る。一方の型枠10には,予め上下の窓孔17,18が
穿設してある。実施例では,10φの円孔を上下に設け
ている。本発明は,以上のように鉄筋14や残りの型枠
11が既に設置された状態においても配管作業を可能な
らしめるものである。以下に,その実施例工法を説明す
る。
【0011】先ず,図2に示すように,フレキチューブ
20の先端に光源21を備えた電灯22を窓孔18より
挿入して,光源21を上方に向けて光を照らし,型枠1
0,11の上方に窓孔17,18の位置を知らせる。な
お,窓孔17から電灯22を挿入しても良い。
【0012】次に,図3に示すように,型枠10,11
の上方から電線管23を垂らし,電線管23の先端に取
り付けたガイド枠24が下の窓孔18の高さにくるま
で,型枠10,11の間に電線管23を挿入する。な
お,電線管23は中空状の塩ビ製のフレキシブルパイプ
などで構成されている。また,実施例のガイド枠24は
前面(図3において左側)が開口した箱形状に形成され
ており,ガイド枠24の上面に電線管23の下端が開口
連通した状態になっている。
【0013】そして,上の窓孔17より固定具25を挿
入し,電線管23を保持する。実施例の固定具25は,
窓孔17より型枠10の内側に挿入したワイヤ26を電
線管23に巻回し,図4に示すように,ワイヤ26の端
部を型枠10の外側でプレート27に係止することによ
り電線管23を保持する構成になっている。
【0014】次に,下の窓孔18から膨出体28を挿入
する。なお,挿入時においては,膨出体28は図中の一
点鎖線で示されるように,細い棒状になっており,窓孔
18からスムーズに挿入可能である。膨出体28は,例
えばゴム等の弾性材料からなる袋体で構成される。
【0015】次に,膨出体28の開口部29から発泡剤
30(ウレタン系発砲剤等)を注入して,膨出体28を
実線28’で示される状態になるまで膨張させる。こう
して膨張した膨出体28’の先端部は,図4に示される
ように,電線管23の下端に取り付けられたガイド枠2
4の内部に丁度嵌入した状態となり,型枠10と型枠1
1の間において打ち込みボックスに必要な空間が確保さ
れるようになる。
【0016】以上のように,窓孔17より挿入した固定
具25で電線管23を保持すると共に,電線管23下端
のガイド枠24に膨出体28’を嵌入させて型枠10,
11間に必要空間を確保した状態で,型枠10と型枠1
1の間にコンクリートを流し込む。
【0017】かくして,コンクリートを養生させた後,
型枠10,11を脱型し,膨出体28’内に充填されて
いた発泡剤30を除去するか,もしくは膨出体28’ご
と取り除くことにより,配管が施された壁を得ることが
できる。
【0018】
【発明の効果】本発明の配管工法によれば,鉄筋や残り
の型枠が設置された後においても配管ができるので,型
枠大工や鉄筋工の作業手順,工程などに左右されること
なく配管作業を行うことが可能になる。従って,作業員
を待機させる必要がなく,効率的に作業ができるように
なる。また,業者間で作業時間を取り合うといったトラ
ブルも生じなくなり,職場の雰囲気が円満になる。更
に,カベ打ち込み配管の設計変更や追加工事などにも対
処できるといった利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】残りの型枠が既に設置された状態を示す図面
【図2】光を照らして型枠の上方に窓孔の位置を知らせ
る状態を示す図面
【図3】型枠の上方から電線管を垂らした状態を示す図
【図4】固定具で電線管を保持すると共に,膨出体によ
り電線管下端に必要空間を確保した状態を示す図面
【図5】従来技術の説明図
【図6】従来技術の説明図
【符号の説明】
10,11 型枠 12 縦筋 17,18 窓孔 23 電線管 24 ガイド枠 25 固定具 28 膨出体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 賢一 岡山県岡山市東畦690−19 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/38 E04F 17/00 E04G 9/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の型枠の間に電線管と鉄筋を設置し
    た状態で型枠間にコンクリートを流し込むことにより配
    管が施された壁を製造するに際し,型枠に穿設した窓孔
    を介して固定具で電線管を保持し,型枠に穿設した他の
    窓孔より挿入した膨出体を型枠間において膨張させるこ
    とにより確保した空間に電線管の先端を連通させて,そ
    の後,コンクリートを流し込むことを特徴とする壁打込
    み配管工法。
  2. 【請求項2】 先端に膨出体を嵌入させるためのガイド
    枠が取り付けられた電線管を用いることを特徴とする請
    求項1の壁打込み配管工法。
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