JPH0231656Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0231656Y2 JPH0231656Y2 JP9796085U JP9796085U JPH0231656Y2 JP H0231656 Y2 JPH0231656 Y2 JP H0231656Y2 JP 9796085 U JP9796085 U JP 9796085U JP 9796085 U JP9796085 U JP 9796085U JP H0231656 Y2 JPH0231656 Y2 JP H0231656Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conduit
- main body
- construction tool
- concrete
- construction
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 34
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 19
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 19
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 5
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 13
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 9
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
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- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、建設物等の電気工事において、電
線管を床壁内から予定される間仕切り壁内に立上
げて配管を行う場合に使用する電線管立上げ配管
用の工事具に関するものである。
線管を床壁内から予定される間仕切り壁内に立上
げて配管を行う場合に使用する電線管立上げ配管
用の工事具に関するものである。
(従来の技術)
従来より、コンクリート打設時の衝撃により立
上げ位置にずれを生じ、これによつて電線管を巾
のせまい間仕切り壁(通常は6cm巾前後のものが
多い)内へ引き込めず、後でコンクリートをはつ
て立上げ位置を修正しなければならない問題を解
決するために、電線管の立上げに余裕をもたせる
ことのできる許容空間を形成するようにした工事
具が知られている。このような工事具としては、
例えば実開昭59−185917号公報に示すような構成
のものが知られている。
上げ位置にずれを生じ、これによつて電線管を巾
のせまい間仕切り壁(通常は6cm巾前後のものが
多い)内へ引き込めず、後でコンクリートをはつ
て立上げ位置を修正しなければならない問題を解
決するために、電線管の立上げに余裕をもたせる
ことのできる許容空間を形成するようにした工事
具が知られている。このような工事具としては、
例えば実開昭59−185917号公報に示すような構成
のものが知られている。
この従来の工事具では、床壁のコンクリート打
設前に、コンクリート仮枠上に電線管設置台を配
置固定して、その設置台の電線管保持部に一端側
から床壁側の電線管の端部を挿通保持するととも
に、電線管設置台の側部上方に空所形成部を装着
し、この状態で床壁のコンクリート打設を行つて
そのコンクリート養生後に、空所形成部材を電線
管設置台上から取外し、その取外し部分に形成さ
れた空所を介して電線管設置台の電線管保持部に
その他端側から間仕切り壁側の電線管の端部を湾
曲させながら挿通して、電線管の立上げ配管を行
つていた。
設前に、コンクリート仮枠上に電線管設置台を配
置固定して、その設置台の電線管保持部に一端側
から床壁側の電線管の端部を挿通保持するととも
に、電線管設置台の側部上方に空所形成部を装着
し、この状態で床壁のコンクリート打設を行つて
そのコンクリート養生後に、空所形成部材を電線
管設置台上から取外し、その取外し部分に形成さ
れた空所を介して電線管設置台の電線管保持部に
その他端側から間仕切り壁側の電線管の端部を湾
曲させながら挿通して、電線管の立上げ配管を行
つていた。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、この従来の工事具においては、工事
具が電線管保持部を有する電線管設置台とその側
部上方に着脱される空所形成部材との二部品によ
り構成され、構造が複雑なため製造コストが高く
つくという問題があつた。
具が電線管保持部を有する電線管設置台とその側
部上方に着脱される空所形成部材との二部品によ
り構成され、構造が複雑なため製造コストが高く
つくという問題があつた。
又、この従来の工事具では、電線管設置台に空
所形成部材を取付け及び取外ししなければならな
いため、その着脱作業が極めて面倒であるととも
に、空所形成部材の取外し後に、間仕切り壁側か
ら電線管の端部を湾曲させながら電線管設置台の
電線管保持部に挿通しなければならないため、そ
の電線管の挿通接続作業に手数がかかり、電線管
の立上げ配管工事に手間を要するという問題があ
つた。
所形成部材を取付け及び取外ししなければならな
いため、その着脱作業が極めて面倒であるととも
に、空所形成部材の取外し後に、間仕切り壁側か
ら電線管の端部を湾曲させながら電線管設置台の
電線管保持部に挿通しなければならないため、そ
の電線管の挿通接続作業に手数がかかり、電線管
の立上げ配管工事に手間を要するという問題があ
つた。
この考案はこのような点を改良すべくなされた
ものであり、簡単な構造で安価に製造することが
でき、又、電線管の立上げ配管工事を容易に行な
うことのできる工事具を提供することを目的とす
るものである。
ものであり、簡単な構造で安価に製造することが
でき、又、電線管の立上げ配管工事を容易に行な
うことのできる工事具を提供することを目的とす
るものである。
さらにこの考案はコンクリート打設により工事
具が埋設されるのを考慮し、コンクリート侵入に
対処できる工事具を提供することをも目的として
いる。
具が埋設されるのを考慮し、コンクリート侵入に
対処できる工事具を提供することをも目的として
いる。
(問題点を解決するための手段)
すなわち、この考案に係る工事具は、薄肉中空
状の合成樹脂により作製された本体と、本体の一
側部及び上部に床壁より立上げ配管される電線管
を挿通する挿通部と、挿通した電線管の立上げ位
置を変位させ得るように形成した許容空間部と、
その許容空間部上を覆う閉鎖部とを備えたもので
ある。
状の合成樹脂により作製された本体と、本体の一
側部及び上部に床壁より立上げ配管される電線管
を挿通する挿通部と、挿通した電線管の立上げ位
置を変位させ得るように形成した許容空間部と、
その許容空間部上を覆う閉鎖部とを備えたもので
ある。
(作用)
これによつて、この考案に係る工事具は、床壁
より立上げ配管される電線管の端部を本体の一側
部の挿通部から上部の挿通部に通して本体内に挿
通し、床壁のコンクリート打設後、薄肉中空状の
合成樹脂により作製された工事具本体を切断し、
閉鎖部を除去することにより、電線管の立上がり
端部を許容空間部内で自由に位置変位させること
ができて、予定した間仕切り壁内に電線管を立上
げることができる。又、閉鎖部が設けられている
ことにより床壁のコンクリート打設時には許容空
間部にコンクリートが流れ込むのを完全に防止で
きる。
より立上げ配管される電線管の端部を本体の一側
部の挿通部から上部の挿通部に通して本体内に挿
通し、床壁のコンクリート打設後、薄肉中空状の
合成樹脂により作製された工事具本体を切断し、
閉鎖部を除去することにより、電線管の立上がり
端部を許容空間部内で自由に位置変位させること
ができて、予定した間仕切り壁内に電線管を立上
げることができる。又、閉鎖部が設けられている
ことにより床壁のコンクリート打設時には許容空
間部にコンクリートが流れ込むのを完全に防止で
きる。
(実施例)
以下、この考案の一実施例を図面に従つて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図はこの考案に係る工事具の実施例の正面
図であり、第2図はその平面図である。さてこの
考案に係る工事具1はポリエチレン、塩化ビニル
樹脂等の合成樹脂により薄肉中空状に製造され、
一部品で構成されている。その製造はブロー成形
により容易になされるものである。
図であり、第2図はその平面図である。さてこの
考案に係る工事具1はポリエチレン、塩化ビニル
樹脂等の合成樹脂により薄肉中空状に製造され、
一部品で構成されている。その製造はブロー成形
により容易になされるものである。
第1図において工事具1の本体2の一側部には
挿通部である側部挿通口7が形成され、さらにそ
の側部挿通口7に対しほぼ90度隔たつて位置する
ように本体2の上部には挿通部である上部挿通口
8が形成されている。そして、床壁より立上げ配
管される電線管Pの端部を側部挿通口7から本体
2内に挿通し、その本体2円弧状内面に沿つて上
部挿通口8から間仕切り壁Wp内へ突出させるこ
とにより、電線管Pを立上げ、その立上げた電線
管Pの湾曲部分本体2内に収容保持できるように
なつている。
挿通部である側部挿通口7が形成され、さらにそ
の側部挿通口7に対しほぼ90度隔たつて位置する
ように本体2の上部には挿通部である上部挿通口
8が形成されている。そして、床壁より立上げ配
管される電線管Pの端部を側部挿通口7から本体
2内に挿通し、その本体2円弧状内面に沿つて上
部挿通口8から間仕切り壁Wp内へ突出させるこ
とにより、電線管Pを立上げ、その立上げた電線
管Pの湾曲部分本体2内に収容保持できるように
なつている。
前記側部挿通口7と上部挿通口8との本体2中
央には正面形ほぼデルタ形の許容空間部9が形成
されている。さらに、本体2の上部には前記許容
空間部9上を覆う閉鎖部10が形成されている。
これによつて、床壁Wfのコンクリート打設時に
おいて許容空間部9にコンクリートが流れ込むの
を防止することできるようになつている。
央には正面形ほぼデルタ形の許容空間部9が形成
されている。さらに、本体2の上部には前記許容
空間部9上を覆う閉鎖部10が形成されている。
これによつて、床壁Wfのコンクリート打設時に
おいて許容空間部9にコンクリートが流れ込むの
を防止することできるようになつている。
そして、第4図に示すように、コンクリート打
設養生後に工事具1の本体2を切断し、閉鎖部1
0を除去して、許容空間部9の上面を開口させる
ことにより、電線管Pの立上がり端部を許容空間
部9内で側部挿通口7側を基準として自由に変位
させ、間仕切り壁Wp内へ電線管Pを立上げ配管
することができるようになつている。
設養生後に工事具1の本体2を切断し、閉鎖部1
0を除去して、許容空間部9の上面を開口させる
ことにより、電線管Pの立上がり端部を許容空間
部9内で側部挿通口7側を基準として自由に変位
させ、間仕切り壁Wp内へ電線管Pを立上げ配管
することができるようになつている。
尚、本体2の下部には突起3が設けられ、その
両側壁には貫通孔4が形成されている。そして、
第3図に示すようにこの貫通孔4には支持棒5を
挿通し、その支持棒5を鋼線6等により床壁Wf
の鉄筋Sに縛り付けることにより固定し、工事具
1を床壁Wfの所定位置により安定させて設置で
きるようになつている。
両側壁には貫通孔4が形成されている。そして、
第3図に示すようにこの貫通孔4には支持棒5を
挿通し、その支持棒5を鋼線6等により床壁Wf
の鉄筋Sに縛り付けることにより固定し、工事具
1を床壁Wfの所定位置により安定させて設置で
きるようになつている。
次に、前記のように構成された工事具を使用し
て電線管の立上げ配管を行う場合について説明す
る。
て電線管の立上げ配管を行う場合について説明す
る。
さて、この場合には床壁Wfのコンクリート打
設に先立ち、第3図に示すようにその床壁Wfに
配管される電線管Pの先端を工事具1の側部挿通
口7から本体2内に挿通して、上部挿通口8から
上方に突出させ電線管Pを立上げた状態で、工事
具1を床壁Wfに設置する。
設に先立ち、第3図に示すようにその床壁Wfに
配管される電線管Pの先端を工事具1の側部挿通
口7から本体2内に挿通して、上部挿通口8から
上方に突出させ電線管Pを立上げた状態で、工事
具1を床壁Wfに設置する。
このとき工事具1の貫通孔4に支持棒5を挿通
して、その支持棒5を鋼線6により床壁Wfの鉄
筋Sに縛り付けることにより、工事具1を床壁
Wfの所定位置により安定させて設置できる。
して、その支持棒5を鋼線6により床壁Wfの鉄
筋Sに縛り付けることにより、工事具1を床壁
Wfの所定位置により安定させて設置できる。
その後、床壁Wfのコンクリート打設を行うと、
工事具1の上部挿通口8及び閉鎖部10が床壁
Wfの上面に露出し、他の部分が床壁Wf内に埋設
される。このコンクリート打設時には、工事具1
の許容空間部9の上面が閉鎖部10にて閉鎖され
ているため、その許容空間部9内にコンクリート
が流れ込むおそれは全くない。
工事具1の上部挿通口8及び閉鎖部10が床壁
Wfの上面に露出し、他の部分が床壁Wf内に埋設
される。このコンクリート打設時には、工事具1
の許容空間部9の上面が閉鎖部10にて閉鎖され
ているため、その許容空間部9内にコンクリート
が流れ込むおそれは全くない。
そして、コンクリート養生後において、第4図
に示すように工事具1の本体2を切断し、閉鎖部
10を除去して許容空間部9の上面を開口させ、
一方の間仕切り壁材を構築する。これによつて電
線管Pの立上がり端部を許容空間部9内で自由に
変位させ、電線管Pを予定した立上げ位置に配管
して間仕切り壁Wp内へ電線管Pを引き込むこと
ができる。
に示すように工事具1の本体2を切断し、閉鎖部
10を除去して許容空間部9の上面を開口させ、
一方の間仕切り壁材を構築する。これによつて電
線管Pの立上がり端部を許容空間部9内で自由に
変位させ、電線管Pを予定した立上げ位置に配管
して間仕切り壁Wp内へ電線管Pを引き込むこと
ができる。
(考案の効果)
以上詳述したように、この考案は薄肉中空状の
合成樹脂により作製された本体を備えた簡単な構
造であるので、製造コストの低減を図ることがで
きる。
合成樹脂により作製された本体を備えた簡単な構
造であるので、製造コストの低減を図ることがで
きる。
又、この考案は前記のように構成しているの
で、その工事具を床面のコンクリート打設により
埋設しておけば、そのコンクリート養生後に、工
事具本体を切断し、閉鎖部を除去することによ
り、電線管が間仕切りの位置よりはみ出て立上が
つても、電線管の立上がり端部を許容空間部内で
自由に位置変位させて予定した間仕切り壁内に引
き込むことができ、又工事具を取外すことなく電
線管を間仕切り壁内に引き込めるので電線管の立
上げ配管工事を容易に行なうことができる。
で、その工事具を床面のコンクリート打設により
埋設しておけば、そのコンクリート養生後に、工
事具本体を切断し、閉鎖部を除去することによ
り、電線管が間仕切りの位置よりはみ出て立上が
つても、電線管の立上がり端部を許容空間部内で
自由に位置変位させて予定した間仕切り壁内に引
き込むことができ、又工事具を取外すことなく電
線管を間仕切り壁内に引き込めるので電線管の立
上げ配管工事を容易に行なうことができる。
さらに工事具に閉鎖部が設けられているから、
床壁のコンクリート打設時には許容空間部内にコ
ンクリートが流れ込むおそれは全くない。
床壁のコンクリート打設時には許容空間部内にコ
ンクリートが流れ込むおそれは全くない。
第1図はこの考案に係る工事具の一実施例を示
す正面図、第2図は同じく平面図、第3図及び第
4図は工事具の使用状態を示し、第3図は間仕切
り壁構築前の断面図、第4図は間仕切り壁構築時
の断面図である。 図中、1は工事具、2は本体、7は側部挿通
口、8は上部挿通口、9は許容空間部、10は閉
鎖部である。
す正面図、第2図は同じく平面図、第3図及び第
4図は工事具の使用状態を示し、第3図は間仕切
り壁構築前の断面図、第4図は間仕切り壁構築時
の断面図である。 図中、1は工事具、2は本体、7は側部挿通
口、8は上部挿通口、9は許容空間部、10は閉
鎖部である。
Claims (1)
- 薄肉中空状の合成樹脂により作製された本体
と、本体の一側部及び上部に床壁より立上げ配管
される電線管を挿通する挿通部と、挿通した電線
管の立上げ位置を変位させ得るように形成した許
容空間部と、その許容空間部上を覆う閉鎖部とを
備えたことを特徴とする電線管立上げ配管用の工
事具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9796085U JPH0231656Y2 (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9796085U JPH0231656Y2 (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS627724U JPS627724U (ja) | 1987-01-17 |
JPH0231656Y2 true JPH0231656Y2 (ja) | 1990-08-27 |
Family
ID=30965448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9796085U Expired JPH0231656Y2 (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0231656Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-06-27 JP JP9796085U patent/JPH0231656Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS627724U (ja) | 1987-01-17 |
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