JP3109667B1 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JP3109667B1
JP3109667B1 JP11371259A JP37125999A JP3109667B1 JP 3109667 B1 JP3109667 B1 JP 3109667B1 JP 11371259 A JP11371259 A JP 11371259A JP 37125999 A JP37125999 A JP 37125999A JP 3109667 B1 JP3109667 B1 JP 3109667B1
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昭広 内田
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Abstract

【要約】 【課題】 DC−DCコンバータのノイズの低減が要求
されている。 【解決手段】 スイッチング素子3とトランス2の1次
巻線8との直列回路を直流電源1に接続する。トランス
2に出力整流平滑回路4を接続する。スイッチング素子
3をオン・オフするための制御回路5を設ける。1次巻
線8に並列にサージ吸収回路6aを接続する。サージ吸
収回路6aを蓄積時間の長いダイオード21と抵抗20
とコンデンサ17との直列回路で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷に直流電力を
供給するためのDC−DCコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の典型的なDC−DCコンバータ
は、図1に示す例えば整流平滑回路から成る直流電源1
と、出力トランス2と、スイッチング素子3と、出力整
流平滑回路4と、制御回路5と、一般にスナバ(snubbe
r)回路と呼ばれているサージ吸収回路6とを有する。
トランス2は磁気コア7に巻き回され且つ相互に電磁結
合された1次及び2次巻線8、9を有する。FETから
成るスイッチング素子3の第1及び第2の主端子として
ドレイン電極Dとソース電極S及び制御端子としてのゲ
ート電極Gを有する。スイッチング素子3の一方の端子
即ちドレイン電極Dはインダクタンスを有する1次巻線
8を介して直流電源1の一方の端子1aに接続され、ス
イッチング素子3の他方の端子即ちソース電極Sは直流
電源1の他方の端子1bに接続されている。出力整流平
滑回路4は出力整流用ダイオード10と出力平滑用コン
デンサ11とから成る。1次巻線8と2次巻線9との極
性は図1で黒丸で示すように設定されている。従って、
2次巻線9に接続されたダイオード10はスイッチング
素子3のオン期間に非導通に保たれ、オフ期間に導通状
態となる。平滑用コンデンサ11はダイオード10を介
して2次巻線9に並列接続されている。平滑用コンデン
サ11に接続された対の出力端子12、13間に負荷1
4が接続されている。電圧検出回路15は対の出力端子
12、13間の電圧を検出し、制御回路5に送る。電圧
検出回路15は、一般には、出力電圧を検出するための
分圧抵抗と、基準電圧源と、誤差増幅器とから成り、分
圧抵抗から得られる出力電圧の検出値と基準電圧源の基
準電圧とが誤差増幅器に入力し、誤差増幅器の出力が電
圧検出信号又は電圧帰還制御となる。制御回路5は出力
端子12、13間の電圧を一定にするための制御信号を
形成し、これによってスイッチング素子3をオン・オフ
制御する。図1の制御回路5を概略的に示す図2から明
らかなように、この制御回路5は、鋸波発生器5aと比
較器5bと駆動回路5cとから成り、例えば20〜15
0kHz 程度の周波数の鋸波電圧とライン15aの図1の
電圧検出回路15の出力電圧とを比較して方形波パルス
を作成し、このパルスを含む制御信号を駆動回路5cを
介してスイッチング素子3のゲート電極Gに送る。な
お、電圧検出回路15と制御回路5とは一般には光結合
されている。
【0003】サージ吸収回路6は、ダイオード16と、
サージ吸収用コンデンサ17と抵抗18とから成る。サ
ージ吸収用コンデンサ17はダイオード16を介して1
次巻線8に並列に接続されている。抵抗18はサージ吸
収用コンデンサ17に並列に接続されている。ダイオー
ド16はスイッチング素子3がターンオフした時に1次
巻線8に発生する電圧で順方向バイアスされる向きに接
続されている。
【0004】このDC−DCコンバータによって負荷1
4に電力を供給する時には、制御回路5から出力される
制御信号によってスイッチング素子3のゲート・ソース
間電圧VGSを図3に示すように変化させ、これをオン・
オフする。スイッチング素子3のオン期間Tonには、電
源1と1次巻線8とスイッチング素子3とから成る閉回
路に電流が流れる。このオン期間には出力整流平滑用ダ
イオード10が非導通であるので、トランス2のコア7
に磁気エネルギが蓄積される。スイッチング素子3のオ
フ期間Toff には、トランス2の蓄積エネルギの放出に
よって2次巻線9に誘起した電圧で出力整流ダイオード
10が導通し、出力平滑用コンデンサ11及び負荷14
に電力が供給される。
【0005】ところで、1次巻線8に電流が流れている
状態でスイッチング素子3をオフ状態に転換すると、イ
ンダクタンスを有する1次巻線8に大きなサージ電圧が
発生する。もしサージ吸収回路6を設けなければ、1次
巻線8のサージ電圧と電源1の電圧Es との和の電圧が
スイッチング素子3に加わり、スイッチング素子3が破
壊する恐れがある。しかし、サージ吸収回路6を設ける
と、スイッチング素子3のターンオフ時のサージ電圧の
吸収が生じる。即ち、DC−DCコンバータの正常動作
中には、サージ吸収用コンデンサ17が図1に示す極性
に充電されている。スイッチング素子3のターンオフ時
には、1次巻線8の電圧V1 がサージ吸収用コンデンサ
17の電圧Vc よりも高くなるので、ダイオード16が
導通状態となり、サージ電圧がコンデンサ17で吸収さ
れる。ダイオード16が導通状態の時には、1次巻線8
の電圧V1 がサージ吸収用コンデンサ17でクランプさ
れる。その後、1次巻線8の電圧V1 がサージ吸収用コ
ンデンサ17の電圧Vc よりも低くなると、ダイオード
16が非導通状態となる。サージ吸収用コンデンサ17
の放電電流が抵抗18を介して流れるので、コンデンサ
17の電圧Vc は徐々に低下するが、1次巻線8の電圧
V1 よりも低くなることはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1次巻線8
は、図1で破線で示すように漏れインダクタンスL及び
寄生容量即ち浮遊容量C1を有し、更にスイッチング素
子3も浮遊容量C2を有する。なお、以下の説明におい
てC1+C2を単に浮遊容量Cとする。漏れインダクタン
スLは等価的に1次巻線8に直列に接続され、浮遊容量
Cは等価的に1次巻線8と漏れインダクタンスLとの直
列回路に並列に接続される。この結果、LC共振回路即
ちリンギング回路が形成される。なお、浮遊容量Cはサ
ージ吸収用コンデンサ17及び出力平滑用コンデンサ1
1の容量よりも大幅に小さい。また、LC共振回路の共
振周波数f0 は 1/{2π√(LC)}即ち1/{2π(LC)1/2 } になる。このLC共振回路のインダクタンスLは1次巻
線8に等価的に直列に接続されているので、スイッチン
グ素子3のドレイン・ソース間電圧は、電源1の電圧E
s と1次巻線8の電圧V1 と共振によるインダクタンス
Lの電圧Vr との和になる。この結果、サージ吸収回路
6を設けたにも拘らず、ダイオード16が比較的短い蓄
積時間を経過して非導通になった後にリンギングが生
じ、図3のt1 〜t2 期間及び図4のt1以後に示すよ
うにドレイン・ソース間電圧VDSが比較的高い値にな
る。図4を参照して、スイッチング素子3のタ−ンオフ
時の動作を更に詳しく説明する。図4のVDSの波形は図
3のVDSの波形の一部を拡大して示し、Idはダイオ−
ド16の電流を示す。スイッチング素子3が図4のt1
でタ‐ンオフ制御されると、ドレイン・ソ−ス間電圧V
DSがサ−ジ電圧を伴う高い電圧になる。しかし、t2〜
t5に示すように僅かな遅れを有してダイオ−ド16の電
流Idが流れるので、ドレイン・ソ−ス間電圧VDSが制
限される。ダイオ−ド16の電流Idはt2〜t3区間で
正方向に流れ、t3〜t5区間で逆方向に流れる。t3〜
t5区間は逆回復時間trrであり、t3〜t4区間は蓄積
時間tsである。t4〜t5区間はダイオ−ド16のpn接合
において、逆方向阻止能力が回復するように空乏層が広
がるために必要な時間であり、一般にtdで示される。
電気回路的にダイオ−ド16は蓄積時間tsが終了する
までオン状態とみなすことができるので、図4において
t4まではLCのリンギング回路がダイオ−ド16を介
してコンデンサ17に並列接続されている。この結果、
t4時点まではLCによるリンギングが阻止されてい
る。しかし、t4後にリンギングが開始する。t6時でリ
ンギングの電圧がコンデンサ17の電圧よりも高くなろ
うとすると、t6〜t7区間に示すように再び抑制され
る。図4ではt7以後にはダイオ−ド16がオンになら
ず、サ−ジ吸収効果を伴わないリンギングが発生し、こ
のレベルが徐々に低下する。上述のようにリンギングが
発生すると、これが高周波ノイズとなり、外部回路を妨
害する。また、スイッチング素子3のドレイン・ソース
間の耐圧が低い時には、リンギングによってスイッチン
グ素子3が破壊する。図1の直流電源1は、一般には、
交流電源に接続した整流平滑回路から成るので、上述の
高周波ノイズを除去するために交流入力ラインに比較的
高いインピーダンスのノイズ除去用フィルタを設けるこ
とが必要になり、電源装置全体の効率低下、コストアッ
プ、外形寸法の増大を招く。
【0007】そこで、本発明の目的は、スイッチング素
子のターンオフ時におけるリングングを防止又は抑制す
ることができるDC−DCコンバータを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、負荷に直流電力を供給
するためのDC−DCコンバータであって、直流電圧を
供給する直流電源と、前記直流電圧を繰返してオン・オ
フするために前記直流電源の一端と他端との間に接続さ
れ、且つ第1及び第2の主端子と制御端子とを有してい
るスイッチング素子と、前記スイッチング素子を介して
前記直流電源の一端と他端との間に接続された巻線を有
し且つ前記巻線は漏れインダクタンスと浮遊容量とを有
しているトランスと、前記トランスに接続された出力整
流平滑回路と、前記スイッチング素子をオン・オフ制御
するための制御回路と、前記スイッチング素子のターン
オフ時に前記スイッチング素子に印加されるサージ電圧
を吸収することができるように前記トランスの巻線に接
続されたサージ吸収回路とを備えたDC-DCコンバ−
タであって、前記サージ吸収回路が、前記巻線に対して
並列に接続されたサージ吸収用コンデンサと、前記スイ
ッチング素子がオン状態の時に非導通状態に保たれ、前
記スイッチング素子のターンオフ時に順方向バイアスさ
れる方向性を有して前記サージ吸収用コンデンサに直列
に接続され、且つ少なくとも前記巻線の漏れインダクタ
ンスと前記浮遊容量とに基づいて前記巻線に生じる振動
電圧の周期の1/2よりも長く且つ前記スイッチング素
子の最小オフ期間よりも短い125ns〜7μsの範囲
蓄積時間を有している整流ダイオードと、前記サージ
吸収用コンデンサと前記整流ダイオードとの両方に直列
に接続された直列抵抗とを有していることを特徴とする
DC−DCコンバータに係わるものである。
【0009】なお、請求項2に示すように、サージ吸収
用コンデンサに並列に放電用の並列抵抗を接続すること
ができる。また、請求項3に示すように並列抵抗を、サ
ージ吸収用コンデンサと直列抵抗との直列回路に対して
並列に接続することができる。また、請求項4に示すよ
うに蓄積時間の長い整流ダイオードよりも短い蓄積時間
の別の整流ダイオードを直列抵抗に対して並列に接続す
ることができる。また、請求項5に示すように直列抵抗
と整流ダイオードとを同一の包囲体に収容することがで
きる。また、請求項6に示すようにサージ吸収回路をト
ランスの巻線に対して並列に接続することができる。ま
た、請求項7に示すようにサージ吸収回路をスイッチン
グ素子に対して並列に接続することができる。
【0010】
【発明の効果】各請求項の発明によれば次の効果を得る
ことができる。 (1) スイッチング素子がターンオフ制御された時に
巻線に発生する高電圧(サージ電圧)によって整流ダイ
オードを通ってサージ吸収用コンデンサに電流が流れ、
サージ電圧が吸収される。その後、整流ダイオードは逆
バイアス状態となるが、比較的長い蓄積時間を有するた
めに逆バイアス状態であるにも拘らず、導通状態を維持
する。従って、巻線に対してサージ吸収用コンデンサが
並列的に接続された状態が比較的長い期間維持される。
この結果、浮遊容量がダイオードを介してサージ吸収用
コンデンサに対して並列的に接続された状態となり、巻
線の漏れインダクタンスと浮遊容量とによるリンギング
が抑制又は禁止される。この結果、リンギングによるノ
イズの発生が抑制され、且つリンギングによるスイッチ
ング素子の破壊が防止される。 (2) サージ吸収後におけるサージ吸収用コンデンサ
の電荷が巻線を通って放出されるので、出力側又は電源
側に電力が回生され、効率が向上する。
【0011】また、請求項2及び3の発明によれば、サ
ージ吸収用コンデンサの放電調整の自由度が高くなる。
また、請求項4の発明によれば、直列抵抗の影響を除去
してターンオフ直後のサージ吸収を迅速に行うことがで
きる。また、請求項5の発明によれば、直列抵抗と整流
ダイオードとの一体化によって部品点数を低減し、コス
トの低減及び小型化を図ることができる。
【0012】
【実施形態及び実施例】次に、図5〜図13を参照して
本発明の実施形態及び実施例を説明する。但し、図5〜
図13において、図1〜図4と実質的に同一部分には同
一の符号を付してその説明を省略する。また、図5〜図
13において相互に共通する部分には同一の符号を付
し、これを一方のみで詳しく説明し、他方でのこの説明
は省略する。なお、以下の説明においても、必要に応じ
て図1〜図4も参照する。
【0013】
【第1の実施例】図5に示す第1の実施例のDC−DC
コンバータは、図1のDC−DCコンバータのサージ吸
収回路6の代りに改良されたサージ吸収回路6aを設け
た他は、図1と同一に構成したものである。
【0014】図5の改良されたサージ吸収回路6aは、
図1のサージ吸収回路6に抵抗20を付加し、且つ図1
の整流ダイオード16を蓄積時間tsの長い整流ダイオ
ード21に置き換えた他は図1と同一に構成したもので
ある。
【0015】抵抗20は1次巻線8の電圧のリンギング
のエネルギを消費するものであって、整流ダイオード2
1及びサージ吸収用コンデンサ17の両方に対して直列
に接続されている。従って、この抵抗20を直列抵抗と
呼ぶことにする。この直列抵抗20の抵抗値は、直流電
源1の電圧Es が140V〜280V程度の時に10〜
330Ω程度となるように設定され、図5の実施例では
約47Ωである。サージ吸収用コンデンサ17と直列抵
抗20との直列回路に対して並列に接続された放電用抵
抗18は、好ましくは直列抵抗20よりも大きい値に設
定される。なお、この抵抗18を直列抵抗20と区別す
るために並列抵抗と呼ぶことにする。この並列抵抗18
は省くことも可能であるが、サージ吸収用コンデンサ1
7の放電設定の自由度を高めるために設けることが望ま
しい。
【0016】本実施例の整流ダイオード21は、図1の
ダイオード16と同様にスイッチング素子3のターンオ
フ時の1次巻線8の電圧V1 で順方向バイアスされる向
きを有して巻線8とサージ吸収用コンデンサ17との間
に接続されている。従って、整流ダイオード21と直列
抵抗20とサージ吸収用コンデンサ17との直列回路が
1次巻線8に対して並列に接続されている。
【0017】整流ダイオード21の少数キャリアの蓄積
時間tsは、サージ吸収回路6aを設けない状態でスイ
ッチング素子3をオフの時に1次巻線8の電圧に生じる
振動電圧の周期T1の1/2よりも長く且つスイッチン
グ素子3の最小オフ期間よりも短い値を有する。なお、
スイッチング素子3のオフ時における1次巻線8に生じ
る振動電圧とは図3及び図4に示すものであって、スイ
ッチング素子3のオフ状態における1次巻線8のインダ
クタンスLとこの浮遊容量C1とスイッチング素子3の
浮遊容量C2との合計Cとの共振回路によるものであ
り、スイッチング素子3のオン・オフ周波数よりも十分
に高い周波数を有する。スイッチング素子3のオフ時の
1次巻線8のインダクタンスは1次巻線8の漏れインダ
クタンスに相当する。ダイオード21の好ましい蓄積時
間は、図3に示すt1 〜t2 のLC共振によるリンギン
グの発生期間である。リンギングの周波数は約4MHz程
度であり、リンギング期間は約2.5μs 程度、オフ期
間は7μs程度、リンギング周期は250ns程度であ
るので、ダイオード21の蓄積時間は125nsから7
μsの範囲、より好ましくは125〜500ns 程度
が望ましい。このダイオード21の蓄積時間は例えば3
00nsであって出力整流用ダイオード10及び図1の
ダイオード16の蓄積時間(約60ns)よりも大幅に
長い。
【0018】ダイオード21はステップ状に順方向電流
を流した時の順方向電圧VF の立上り時の値が低いもの
から成る。ダイオード21のこの特性として、ステップ
状に10mAの電流を流した時の順方向の立上り時のピ
ーク値は6.4Vである。蓄積時間ts及び順方向電流
の立上り特性を満足するダイオ−ド21としてサンケン
電気株式会社が製造しているダイオ−ドSARS01を
使用することができる。
【0019】次に、図6及び図7を参照して図5のDC
−DCコンバータの動作を説明する。図5のDC−DC
コンバータは、サージ吸収回路6aの動作を除いて図1
のDC−DCコンバータと同様に動作する。即ち、スイ
ッチング素子3のゲート・ソース間電圧VGSを図6に示
すように断続的に高レベルにすることによってスイッチ
ング素子3がオン・オフ動作し、オン期間Tonにトラン
ス2にエネルギが蓄積され、これがオフ期間Toff に放
出されてコンデンサ11及び負荷14に供給される。電
圧検出回路15及び制御回路5による出力電圧の調整も
図1のDC−DCコンバータと同様に行われる。
【0020】スイッチング素子3が図6の例えばt1 で
オフ状態に転換すると、1次巻線8にサージ電圧が発生
するが、ダイオード21がオンになるために、サージ電
圧がコンデンサ17で抑制され、スイッチング素子3の
ドレイン・ソース間電圧VDSはさほど高い電圧にならな
い。サージ電圧の吸収でコンデンサ17の電圧が高くな
ると、ダイオード21に逆方向電圧が印加される。ダイ
オード21にはサージ電圧吸収時に流れた順方向電流の
少数キャリアが蓄積されているため、逆方向電圧が印加
されてもダイオード21は導通状態を維持し、図7のt
3〜t5に示すようにダイオ−ド21の電流Idが逆方向
に流れる。図7においてt3〜t4は蓄積時間tsであ
り、t4〜t5のtdは、ダイオ−ド21のpn接合に
おいて空乏層が広がる時間である。蓄積時間tsの間
は、1次巻線8及びスイッチング素子3等の浮遊容量C
がダイオ−ド21と振動エネルギ吸収用抵抗20を介し
てコンデンサ17に並列に接続された状態となり、1次
巻線8のLCによる高い周波数の共振回路の形成が阻止
され、これよりも十分に低い周波数の共振回路が形成さ
れる。この結果、1次巻線8の電圧がリンギングしなく
なり、スイッチング素子3のドレイン・ソース間電圧V
DSは図6のt1 時点で極めて低いレベルのサージ電圧と
なった後に傾斜を有して低下し、t2 時点よりも少し前
でほぼ一定の値になる。図6のt1直後でドレイン・ソ
−ス間電圧VDSが低いのは、順方向電流の立上り時にお
ける抵抗及び電圧VFが低いダイオ−ド21を使用して
いるためである。なお、ダイオ−ド21の蓄積時間ts
を比較的短い150ns程度にすればスイッチング素子
のドレイン・ソ−ス間電圧VDS及びダイオ−ド21の電
流Idは図8に示すように変化する。この場合には低いレ
ベルでリンギングが生じるが、このリンギングは図1の
従来よりは改善される。上述のようにリンギングによる
高周波ノイズが発生しないと、外部回路に対する妨害が
少なくなる。また、電源1を整流平滑回路で構成する場
合においては、この入力交流ラインにリンギングによる
ノイズを除去するためのフィルタを接続することが不要
になり、電源装置全体の効率向上及び小型化及び低コス
ト化を図ることができる。
【0021】図5のDC−DCコンバータでは、ダイオ
ード21が蓄積時間で導通している間に、コンデンサ1
7、抵抗20、ダイオード21、1次巻線8の閉回路に
オン期間Tonの電流とは逆向きの電流が流れる。このた
め、コンデンサ17の放出エネルギが2次巻線9側に回
生され、効率向上に寄与する。即ち、抵抗18を介して
コンデンサ17の放電の全部を行なわないで、1次巻線
8に回生することができる。
【0022】
【第2の実施例】図9に示す第2の実施例のDC−DC
コンバータは、図5のDC−DCコンバータのサージ吸
収回路6aをサージ吸収回路6bに変形し、この他は図
5と同一に形成したものである。図9のサージ吸収回路
6bは図5のサージ吸収回路6aの並列抵抗18をコン
デンサ17に直接に並列接続した他は、図5と同一に形
成したものである。但し、図10に示すように直列抵抗
20はダイオード21と一体に形成されている。
【0023】抵抗18、20の接続位置を図9に示すよ
うに変形したサージ吸収回路6bの動作は図5のサージ
吸収回路6aと実質的に同一であり、同一の作用効果を
得ることができる。
【0024】この第2の実施例では、更に、抵抗20と
ダイオード21とが図10に示すように包囲体としての
同一の樹脂封止体23に収容されているので、両者を1
つの複合部品24として取り扱うことができ、DC−D
Cコンバータの小型化、低コスト化を図ることができ
る。図10の複合部品24では、抵抗体チップから成る
抵抗20と半導体チップから成るダイオード21とがろ
う材25で接合され、一方の端子26がろう材27で抵
抗20に接合され、他方の端子28がろう材29でダイ
オード21に接合されている。
【0025】
【第3の実施例】図11に示す第3の実施例のDC−D
Cコンバータは、図5のサージ吸収回路6aを変形した
サージ吸収回路6cを設け、この他は図4と同一に構成
したものである。図11のサージ吸収回路6cは図5の
サージ吸収回路6aに第2の整流ダイオード16aを付
加したものに相当する。即ち、図11のサージ吸収回路
6cは、第1の整流ダイオード21と直列抵抗20とコ
ンデンサ17との直列回路を図5と同様に有する。しか
し、並列抵抗18は図9と同様にコンデンサ17に直接
に並列接続されている。第2の整流ダイオード16aは
直列抵抗20に並列に接続されている。第2の整流ダイ
オード16aは第1の整流ダイオード21よりも蓄積時
間tsが短いものであり、図1の従来の整流ダイオード
16と同様な電気的特性を有する。
【0026】図11のDC−DCコンバータにおいてス
イッチング素子3がターンオフした時には1次巻線8の
電圧によって第1及び第2の整流ダイオード21、16
aが導通し、これ等を通ってコンデンサ17にサージ電
流が流れる。従って、第2の整流ダイオード16aは直
列抵抗20のバイパスとして機能している。コンデンサ
17がサージ電圧を吸収し、この電圧Vc が高くなる
と、第1及び第2の整流ダイオード21、16aは逆バ
イアス状態になる。第2の整流ダイオード16aは蓄積
時間が短いので、比較的短時間の内にオフ状態になる
が、第1の整流ダイオード21は蓄積時間が長いので、
オン状態に保たれ、図5の場合と同様にコンデンサ17
と抵抗20と第1の整流ダイオード21との直列回路が
1次巻線8に並列に接続され、1次巻線8の電圧V1 の
リンギングが防止される。従って、第3の実施例は第1
の実施例と同一の効果を有し、更に、第2の整流ダイオ
ード16aによるバイパス作用によってサージ吸収を迅
速に行うことができるという効果を有する。
【0027】
【第4の実施例】図12に示す第4の実施例のDC−D
Cコンバータは、サージ吸収回路6dをスイッチング素
子3に並列に接続し、この他は図5と同一に構成したも
のである。サージ吸収回路6dの接続箇所を図12に示
すように変形しても、図12のサ−ジ吸収回路6dは図
5のサ−ジ吸収回路6aと同一であるので、第1の実施
例と同様な作用効果を得ることができる。なお、図12
の場合には、コンデンサ17がサージ電圧を吸収した後
のダイオード21の蓄積時間中は、コンデンサ17が電
源1と1次巻線8との直列回路に対して並列に接続され
た状態となり、1次巻線8のLCによるリンギング電圧
が抑制される。なお、図9及び図11のサージ吸収回路
6b、6cを図12と同様にスイッチング素子3に並列
に接続することができる。
【0028】
【第5の実施例】図13に示す第5の実施例のDC−D
Cコンバータは、図5の出力整流平滑回路4を変形した
出力整流平滑回路4aを設け、且つ2次巻線9の極性を
図5と逆にした他は図5と同一に構成したものである。
【0029】即ち、図13のDC−DCコンバータはフ
ォワード型であって、スイッチング素子3がオンの時に
2次巻線9から負荷14及びコンデンサ11に電力を供
給するように構成されている。従って、出力整流平滑回
路4aは出力整流ダイオード10と平滑用コンデンサ1
1の他にリアクトル30と整流用ダイオード31とを有
している。なお、リアクトル30はダイオード10とコ
ンデンサ11との間に接続され、整流用ダイオード31
はリアクトル30とコンデンサ11とに対して並列に接
続されている。図13のフォワード型DC−DCコンバ
ータにおいてもサージ吸収回路6aは図5の場合と同様
な効果を発揮する。なお、図13のサージ吸収回路6a
を図9、図11及び図12のサージ吸収回路6b、6
c、6に変形することもできる。
【0030】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) スイッチング素子3をFETに限ることなく、
バイポーラトランジスタ等の半導体スイッチとすること
ができる。 (2) トランス2を単巻トランス構成とすることもで
きる。 (3) 制御電源を形成するためにトランス2に3次巻
線を設けることができる。 (4) 電流帰還制御を行うためにスイッチング素子3
に直列に電流検出用抵抗を接続することができる。 (5) 制御回路5を変形してスイッチング素子3のオ
ン・オフ制御形態を変えることができる。また、RCC
型等の自励式DC-DCコンバ−タとすることができ
る。 (6) 電源1を電池とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDC−DCコンバータを示す回路図であ
る。
【図2】図1の制御回路を概略的に示すブロック図であ
る。
【図3】図1の各部の電圧を概略的に示す波形図であ
る。
【図4】図3のVDSの一部及びダイオ−ド16の電流を
示す波形図である。
【図5】第1の実施例のDC−DCコンバータを示す回
路図である。
【図6】図5の各部の電圧を概略的に示す波形図であ
る。
【図7】図6のVDSの一部及び図1のダイオ−ド21の
電流を示す波形図である。
【図8】図5のダイオ−ド21の蓄積時間を短くした場
合のVDS及びIdを図7と同様に示す波形図である。
【図9】第2の実施例のDC−DCコンバータを示す回
路図である。
【図10】図6のダイオードと抵抗の複合素子を概略的
に示す断面図である。
【図11】第3の実施例のDC−DCコンバータを示す
回路図である。
【図12】第4の実施例のDC−DCコンバータを示す
回路図である。
【図13】第5の実施例のDC−DCコンバータを示す
回路図である。
【符号の説明】
1 電源 2 トランス 3 スイッチング素子 4 整流平滑回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28 G05F 1/10 304

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に直流電力を供給するためのDC−
    DCコンバータであって、 直流電圧を供給する直流電源と、 前記直流電圧を繰返してオン・オフするために前記直流
    電源の一端と他端との間に接続され、且つ第1及び第2
    の主端子と制御端子とを有しているスイッチング素子
    と、 前記スイッチング素子を介して前記直流電源の一端と他
    端との間に接続された巻線を有し且つ前記巻線は漏れイ
    ンダクタンスと浮遊容量とを有しているトランスと、 前記トランスに接続された出力整流平滑回路と、 前記スイッチング素子をオン・オフ制御するための制御
    回路と、 前記スイッチング素子のターンオフ時に前記スイッチン
    グ素子に印加されるサージ電圧を吸収することができる
    ように前記トランスの巻線に接続されたサージ吸収回路
    とを備えたDC-DCコンバ−タであって、前記サージ
    吸収回路が、 前記巻線に対して並列に接続されたサージ吸収用コンデ
    ンサと、 前記スイッチング素子がオン状態の時に非導通状態に保
    たれ、前記スイッチング素子のターンオフ時に順方向バ
    イアスされる方向性を有して前記サージ吸収用コンデン
    サに直列に接続され、且つ少なくとも前記巻線の漏れイ
    ンダクタンスと前記浮遊容量とに基づいて前記巻線に生
    じる振動電圧の周期の1/2よりも長く且つ前記スイッ
    チング素子の最小オフ期間よりも短い125ns〜7μ
    sの範囲の蓄積時間を有している整流ダイオードと、 前記サージ吸収用コンデンサと前記整流ダイオードとの
    両方に直列に接続された直列抵抗とを有していることを
    特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記サージ吸収回路は、更に、前記サー
    ジ吸収用コンデンサに対して並列に接続された放電用の
    並列抵抗を有していることを特徴とする請求項1記載の
    DC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記並列抵抗は、前記サージ吸収用コン
    デンサと前記直列抵抗との直列回路に対して並列に接続
    されていることを特徴とする請求項2記載のDC−DC
    コンバータ。
  4. 【請求項4】 前記サージ吸収回路は、更に、前記整流
    ダイオードの蓄積時間よりも短い蓄積時間を有する別の
    整流ダイオードを有し、この別の整流ダイオードは前記
    直列抵抗に並列に接続されていることを特徴とする請求
    項2記載のDC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記直列抵抗は前記整流ダイオードと同
    一の包囲体に収容されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載のDC−DCコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記サージ吸収回路は、前記巻線に対し
    て並列に接続されていることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。
  7. 【請求項7】 前記サージ吸収回路は、前記スイッチン
    グ素子に対して並列に接続されていることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載のDC−DCコンバー
    タ。
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