JP3107879B2 - プレス成形装置 - Google Patents
プレス成形装置Info
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- JP3107879B2 JP3107879B2 JP03297181A JP29718191A JP3107879B2 JP 3107879 B2 JP3107879 B2 JP 3107879B2 JP 03297181 A JP03297181 A JP 03297181A JP 29718191 A JP29718191 A JP 29718191A JP 3107879 B2 JP3107879 B2 JP 3107879B2
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- Japan
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- mold
- core
- resin
- press
- molding
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス成形装置によ
り、異材質の樹脂原料を用いて多層成形品を製造するプ
レス成形装置に関するものである。
り、異材質の樹脂原料を用いて多層成形品を製造するプ
レス成形装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば樹脂製の芯材とその芯材樹脂とは
異質の樹脂である表皮材とを一体構造とする多層成形品
をプレス成形するための従来のプレス成形装置として図
１に示す如きものがある。すなわち１は固定盤であっ
て、この固定盤１上には芯材成形キャビティ型２と、表
皮成形キャビティ型３とが設置され、これらのキャビテ
ィ型２及び３は直径方向対称位置に配置され、さらに一
方のキャビティ型２には第１の樹脂射出機４が接続さ
れ、他方のキャビティ型３には第２の樹脂射出機５が接
続されている。それらキャビティ型２及び３上には、上
下動する可動盤６が設けられており、この可動盤６の下
面には、ロータリーテーブル７が水平方向に回動可能に
支持されており、さらにこのロータリーテーブル７の下
面かつ直径方向対称位置には、前記キャビティ型２，３
に対応する同形のコア型８，８’が取付けられている。
９は上記の可動盤６を上下動せしめるための駆動装置、
１０はロータリーテーブル７を回動せしめるためのイン
デックスを示す。
異質の樹脂である表皮材とを一体構造とする多層成形品
をプレス成形するための従来のプレス成形装置として図
１に示す如きものがある。すなわち１は固定盤であっ
て、この固定盤１上には芯材成形キャビティ型２と、表
皮成形キャビティ型３とが設置され、これらのキャビテ
ィ型２及び３は直径方向対称位置に配置され、さらに一
方のキャビティ型２には第１の樹脂射出機４が接続さ
れ、他方のキャビティ型３には第２の樹脂射出機５が接
続されている。それらキャビティ型２及び３上には、上
下動する可動盤６が設けられており、この可動盤６の下
面には、ロータリーテーブル７が水平方向に回動可能に
支持されており、さらにこのロータリーテーブル７の下
面かつ直径方向対称位置には、前記キャビティ型２，３
に対応する同形のコア型８，８’が取付けられている。
９は上記の可動盤６を上下動せしめるための駆動装置、
１０はロータリーテーブル７を回動せしめるためのイン
デックスを示す。
【０００３】そしてかかるプレス成形装置により例えば
図２で示すような多層成形品を成形するには、先ず可動
盤６を降下させて、キャビティ型２及び３にコア型８及
び８’を型閉めし、そのキャビテイ型２とコア型８との
内部に、例えば図２で示す芯材１１を成形すべき樹脂を
射出し得る第１の樹脂射出機４により芯材成形樹脂を射
出し、これで一次成形品（芯材１１）を射出成形する。
図２で示すような多層成形品を成形するには、先ず可動
盤６を降下させて、キャビティ型２及び３にコア型８及
び８’を型閉めし、そのキャビテイ型２とコア型８との
内部に、例えば図２で示す芯材１１を成形すべき樹脂を
射出し得る第１の樹脂射出機４により芯材成形樹脂を射
出し、これで一次成形品（芯材１１）を射出成形する。
【０００４】次に上記可動盤６を上昇させ、キャビティ
型２，３よりコア型８，８’を型開きするが、この型開
き時において、キャビティ型２とコア型８で射出成形さ
れた一次成形品１１は、コア型８と共に上昇される。
型２，３よりコア型８，８’を型開きするが、この型開
き時において、キャビティ型２とコア型８で射出成形さ
れた一次成形品１１は、コア型８と共に上昇される。
【０００５】次にロータリーテーブル７を１８０。回転
させることにより一次成形品を保持するコア型８がコア
型８’の位置へ移動する。次いで可動盤６を降下させ、
一次成形品１１を保持するコア型８と、キャビティ型３
とを型閉めする。この型閉め後第２の樹脂射出機５より
図２で示す表皮材１２を成形すべき樹脂を射出すること
により、一次成形品と一体の二次成形品（表皮材）１２
が射出成形される。このときキャビティ型２とコア型
８’とも型閉めされるために、この双方型２と８’との
型内に第１の樹脂射出機４より樹脂を射出させれば二次
成形と並行して一次成形品が間欠的に連続生産できるも
のである。
させることにより一次成形品を保持するコア型８がコア
型８’の位置へ移動する。次いで可動盤６を降下させ、
一次成形品１１を保持するコア型８と、キャビティ型３
とを型閉めする。この型閉め後第２の樹脂射出機５より
図２で示す表皮材１２を成形すべき樹脂を射出すること
により、一次成形品と一体の二次成形品（表皮材）１２
が射出成形される。このときキャビティ型２とコア型
８’とも型閉めされるために、この双方型２と８’との
型内に第１の樹脂射出機４より樹脂を射出させれば二次
成形と並行して一次成形品が間欠的に連続生産できるも
のである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかるロータ
ーリテーブル使用の連続生産のプレス成形装置にあって
は、成形品が小型のものである場合は支障ないが、例え
ば自動車に取付け使用される例えば長さが１６００ｍｍ
もあるインストルメント等の大型成形品を同種のプレス
成形装置により成形しようとするならば、それら長尺の
型を直径方向に複数個保持するロータリーテーブルの回
転半径が、莫大なものとなりプレス成形装置が巨大化す
ることは勿論のこと、それら複数の大型材を同時にプレ
スするためのプレス力は莫大なものとなって成形が困難
であり、さらには、製品寸法に比して強力な型締め装置
が必要となるという不具合があった。
ーリテーブル使用の連続生産のプレス成形装置にあって
は、成形品が小型のものである場合は支障ないが、例え
ば自動車に取付け使用される例えば長さが１６００ｍｍ
もあるインストルメント等の大型成形品を同種のプレス
成形装置により成形しようとするならば、それら長尺の
型を直径方向に複数個保持するロータリーテーブルの回
転半径が、莫大なものとなりプレス成形装置が巨大化す
ることは勿論のこと、それら複数の大型材を同時にプレ
スするためのプレス力は莫大なものとなって成形が困難
であり、さらには、製品寸法に比して強力な型締め装置
が必要となるという不具合があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の不
具合に着目してなされたもので例えば一つのキャビティ
型に対して、上下方向から型閉めされる第１のコア型
と、起伏動作によって型閉めされる第２のコア型とを設
備して、従来例のロータリーテーブルを省いた多層成形
用のプレス成形装置としたことにより成形プレス時の加
圧力が型全面に亘って有効に作用し、大型製品も支障な
く生産できるプレス成形装置を提供することにある。
具合に着目してなされたもので例えば一つのキャビティ
型に対して、上下方向から型閉めされる第１のコア型
と、起伏動作によって型閉めされる第２のコア型とを設
備して、従来例のロータリーテーブルを省いた多層成形
用のプレス成形装置としたことにより成形プレス時の加
圧力が型全面に亘って有効に作用し、大型製品も支障な
く生産できるプレス成形装置を提供することにある。
【０００８】
【実施例】以下に本発明を図３に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【０００９】２１はプレス成形装置であって、２２はそ
の固定盤、２３は可動盤であって、上記固定盤２２上に
はキャビティ型２４が固定され、また可動盤２３の下面
には二次コア型２５が取付けられている。２６は固定盤
２２に対して回転ヒンジ２７を介して起伏可能に支持さ
れている一次コア型である。２８及び２９は固定盤２２
と一体のスライドレール３０上で横方向に摺動可能に支
持されている樹脂原料押出機であって、その一方の樹脂
原料押出機２８からは表皮材成形樹脂が押出されるもの
であり、また他方の樹脂原料押出機２９からは芯材成形
樹脂が押出されるものである。
の固定盤、２３は可動盤であって、上記固定盤２２上に
はキャビティ型２４が固定され、また可動盤２３の下面
には二次コア型２５が取付けられている。２６は固定盤
２２に対して回転ヒンジ２７を介して起伏可能に支持さ
れている一次コア型である。２８及び２９は固定盤２２
と一体のスライドレール３０上で横方向に摺動可能に支
持されている樹脂原料押出機であって、その一方の樹脂
原料押出機２８からは表皮材成形樹脂が押出されるもの
であり、また他方の樹脂原料押出機２９からは芯材成形
樹脂が押出されるものである。
【００１０】そこでこのプレス成形機２１により前記芯
材１１と表皮材１２とが一体である２層構造の蓋体１３
を成形するには、先ずキャビティ型２４上に、例えば熱
可塑性エラストマー樹脂を押出機２８より注入し、しか
る後、このキャビティ型２４上に一次コア型２６を嵌入
プレスさせて表皮材１２を成形する。次にその表皮材１
２をキャビティ型２４上に残したままで、一次コア型２
６を起立離型した後、キャビティ型２４内の表皮材１２
上に、芯材１１を成形すべき例えばポリプロピレン複合
樹脂を樹脂原料押出機２９から注入する。次いで二次コ
ア型２５を降下させて、キャビティ型２４内に嵌入プレ
スさせることで、表皮材１２と一体の芯材１１が一体形
成されるものである。
材１１と表皮材１２とが一体である２層構造の蓋体１３
を成形するには、先ずキャビティ型２４上に、例えば熱
可塑性エラストマー樹脂を押出機２８より注入し、しか
る後、このキャビティ型２４上に一次コア型２６を嵌入
プレスさせて表皮材１２を成形する。次にその表皮材１
２をキャビティ型２４上に残したままで、一次コア型２
６を起立離型した後、キャビティ型２４内の表皮材１２
上に、芯材１１を成形すべき例えばポリプロピレン複合
樹脂を樹脂原料押出機２９から注入する。次いで二次コ
ア型２５を降下させて、キャビティ型２４内に嵌入プレ
スさせることで、表皮材１２と一体の芯材１１が一体形
成されるものである。
【００１１】従ってこのプレス成形機によれば、キャビ
ティ型２４に対応する一次コア型２６及び二次コア型２
５を有し、双方コア型２６，２５の交換でに二層の樹脂
成形品を成形するプレス成形機において、キャビティ型
２４に対応する二次コア型２５を、そのキャビティ型２
４の上部において上下動可能に設けられている可動盤２
３の下面に固定し、一次コア型２６は、その可動盤２３
の移動範囲から避けて起立されるように構成されている
ことから、二次コア型２５とキャビティ型２４とによる
成形時における他のコア型２６は起立保持されることで
プレス成形機における可動部材（可動型）の可動範囲が
狭ばめられ、これによってプレス成形装置の小型化と設
備の床面積を大幅に縮小することができる。
ティ型２４に対応する一次コア型２６及び二次コア型２
５を有し、双方コア型２６，２５の交換でに二層の樹脂
成形品を成形するプレス成形機において、キャビティ型
２４に対応する二次コア型２５を、そのキャビティ型２
４の上部において上下動可能に設けられている可動盤２
３の下面に固定し、一次コア型２６は、その可動盤２３
の移動範囲から避けて起立されるように構成されている
ことから、二次コア型２５とキャビティ型２４とによる
成形時における他のコア型２６は起立保持されることで
プレス成形機における可動部材（可動型）の可動範囲が
狭ばめられ、これによってプレス成形装置の小型化と設
備の床面積を大幅に縮小することができる。
【００１２】またこの実施例の成形機は単体成形である
から、大型成形品の製造が可能であり、またプレスで樹
脂原料を型内で押し拡げるため肉厚の薄い成形品を得る
ことも容易であると共に、低圧成形が可能であることか
ら、残留応力が少なく変形の少ない製品を得ることがで
きる。
から、大型成形品の製造が可能であり、またプレスで樹
脂原料を型内で押し拡げるため肉厚の薄い成形品を得る
ことも容易であると共に、低圧成形が可能であることか
ら、残留応力が少なく変形の少ない製品を得ることがで
きる。
【００１３】なお上記実施例におけるキャビティ型２４
と二種のコア型２５，２６を夫々逆の型すなわちキャビ
ティ型２４をコア型としコア型２５，２６をキャビティ
型としてもよい。
と二種のコア型２５，２６を夫々逆の型すなわちキャビ
ティ型２４をコア型としコア型２５，２６をキャビティ
型としてもよい。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本発明は、固定型２４とこ
の固定型２４に対して上下動可能に保持されている可動
型２５を有するプレス成形装置において、上記固定型２
４に対応する第２の可動型２６を固定型２４に対して起
伏可能に保持せしめ、さらに上記固定型の内部に異種の
成形樹脂原料を注入する夫々の樹脂原料押出機２８，２
９を、その押出機の押出口が前記固定型上に、及び固定
型上より離れ得るように移動可能に設備せしめているプ
レス成形装置であるからこれによれば可動部材（可動
型）の可動範囲が狭ばめられ、これによってプレス成形
装置の小型化と設備の床面積を大幅に縮小することがで
きるという効果が得られる。
の固定型２４に対して上下動可能に保持されている可動
型２５を有するプレス成形装置において、上記固定型２
４に対応する第２の可動型２６を固定型２４に対して起
伏可能に保持せしめ、さらに上記固定型の内部に異種の
成形樹脂原料を注入する夫々の樹脂原料押出機２８，２
９を、その押出機の押出口が前記固定型上に、及び固定
型上より離れ得るように移動可能に設備せしめているプ
レス成形装置であるからこれによれば可動部材（可動
型）の可動範囲が狭ばめられ、これによってプレス成形
装置の小型化と設備の床面積を大幅に縮小することがで
きるという効果が得られる。
【図１】従来例の説明図。
【図２】成形すべき製品の断面説明図。
【図３】本発明実施例の説明図。
２１…プレス成形装置 ２２…固定盤 ２３…可動盤 ２４…キャビティ型 ２５…二次コア型 ２６…一次コア型 ２７…回転ヒンジ ２８…樹脂原料押出機 ２９…樹脂原料押出機 ３０…スライドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 43/20,43/14 B29C 43/34 - 43/42 B29C 33/20 - 33/28
Claims (1)
- 【請求項１】 固定型（２４）とこの固定型（２４）に
対して上下動可能に保持されている可動型（２５）を有
するプレス成形装置において、上記固定型（２４）に対
応する第２の可動型（２６）を固定型（２４）に対して
起伏可能に保持せしめ、さらに上記固定型の内部に異種
の成形樹脂原料を注入する夫々の樹脂原料押出機（２
８）（２９）を、その押出機の押出口が前記固定型上
に、及び固定型上より離れ得るように移動可能に設備せ
しめていることを特徴とするプレス成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03297181A JP3107879B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | プレス成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03297181A JP3107879B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | プレス成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05131478A JPH05131478A (ja) | 1993-05-28 |
| JP3107879B2 true JP3107879B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=17843226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03297181A Expired - Fee Related JP3107879B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | プレス成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3107879B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104002405B (zh) * | 2014-03-20 | 2016-03-30 | 宁波天龙电子股份有限公司 | 定模定位钉锁定的滑块分步开模机构 |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP03297181A patent/JP3107879B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05131478A (ja) | 1993-05-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |