JP3145152B2 - プレス成形方法 - Google Patents

プレス成形方法

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JP3145152B2 JP29718291A JP29718291A JP3145152B2 JP 3145152 B2 JP3145152 B2 JP 3145152B2 JP 29718291 A JP29718291 A JP 29718291A JP 29718291 A JP29718291 A JP 29718291A JP 3145152 B2 JP3145152 B2 JP 3145152B2
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス成形装置を用い
て異材質の樹脂原料を用いて多層成形品を製造するプレ
ス成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば樹脂製の芯材とその芯材樹脂とは
異質の樹脂である表皮材とを一体構造とする多層成形品
をプレス成形するための従来のプレス成形装置(成形
法)として図1に示す如きものがある。すなわち1は固
定盤であって、この固定盤1上には芯材成形キャビティ
型2と、表皮成形キャビティ型3とが設置され、これら
のキャビティ型2及び3は直径方向対称位置に配置さ
れ、さらに一方のキャビティ型2には第1の樹脂射出機
4が接続され、他方のキャビティ型3には第2の樹脂射
出機5が接続されている。それらキャビティ型2及び3
上には、上下動する可動盤6が設けられており、この可
動盤6の下面には、ロータリーテーブル7が水平方向に
回動可能に支持されており、さらにこのロータリーテー
ブル7の下面かつ直径方向対称位置には、前記キャビテ
ィ型2,3に対応する同形のコア型8,8´が取付けら
れている。9は上記の可動盤6を上下動せしめるための
駆動装置、10はロータリーテーブル7を回動せしめる
ためのインデックスを示す。
【0003】そしてかかるプレス成形装置により例えば
図2で示すような多層成形品を成形するには、先ず可動
盤6を降下させて、キャビティ型2及び3にコア型8及
び8’を型閉めし、そのキャビテイ型2とコア型8との
内部に、例えば図2で示す芯材11を成形すべき樹脂を
射出し得る第1の樹脂射出機4により芯材成形樹脂を射
出し、これで一次成形品(芯材11)を射出成形する。
【0004】次に上記可動盤6を上昇させ、キャビティ
型2,3よりコア型8,8’を型開きするが、この型開
き時において、キャビティ型2とコア型8で射出成形さ
れた一次成形品11は、コア型8と共に上昇される。
【0005】次にロータリーテーブル7を180。回転
させることにより一次成形品を保持するコア型8がコア
型8’の位置へ移動する。次いで可動盤6を降下させ、
一次成形品11を保持するコア型8と、キャビティ型3
とを型閉めする。この型閉め後第2の樹脂射出機5より
図2で示す表皮材12を成形すべき樹脂を射出すること
により、一次成形品と一体の二次成形品(表皮材)12
が射出成形される。このときキャビティ型2とコア型
8’とも型閉めされるために、この双方型2と8’との
型内に第1の樹脂射出機4より樹脂を射出させれば二次
成形と並行して一次成形品が間欠的に連続生産できるも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかるロータ
リーテーブル使用の連続生産のプレス成形装置にあって
は、成形品が小型のものである場合は支障ないが、例え
ば自動車に取付け使用される例えば長さが1600mm
もあるインストルメント等の大型成形品を同種のプレス
成形装置により成形しようとするならば、それら長尺の
型を直径方向に複数個保持するロータリーテーブルの回
転半径が、莫大なものとなりプレス成形装置が巨大化す
ることは勿論のこと、それら複数の大型材を同時にプレ
スするためのプレス力は莫大なものとなって成形が困難
であり、さらには、製品寸法に比して強力な型締め装置
が必要となるという不具合があった。
【0007】本発明はかかる従来の不具合に着目してな
されたもので、固定されるキャビティ型に対して、起伏
動作によって型閉めされる一次コア型と、上下方向から
型閉めされる二次コア型とを設備すると共に、上記キャ
ビティ型と一次コア型とにより表皮材をプレス成形し、
次いで予め加熱軟化されている芯材成形用シート材を上
記キャビティ型内の表皮材上に位置せしめ、しかる後キ
ャビティ型と二次コア型とにより表皮材と芯材成形用シ
ート材とをプレスして多層の樹脂成形品を得るプレス成
形方法の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1では、起伏動作して、キャビティ型
に対し型開き、型閉めする一次コア型と、上下動作して
上記キャビティ型に対し型開き、型閉めする二次コア型
を用いて、先ずは、上記キャビティ型と一次コア型とで
表皮材をプレス成形し、次いで一次コア型を起動型開き
させた後、キャビティ型上に残されている表皮材上に、
加熱軟化されているガラス繊維混入熱可塑性樹脂シート
を位置せしめた後、上記キャビティ型と二次コア型とで
型閉めして、上記表皮材とガラス樹脂混入熱可塑性樹脂
シートを共に加圧して多層に成形するプレス成形方法を
特徴としている。従ってこの発明によれば、異形の型を
交換するためのロータリーテーブルを省くことができる
ので、プレス装置全体を小型化することができると共に
芯材を成形するための押圧力が低圧でよいことから大型
成形品のプレス成形が可能である等の特長がある。
【0009】
【実施例】以下に本発明を図3に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0010】13は予め所定の形状に裁断されている芯
材成形用シート材であって、このシート材13はポリプ
ロピレン等の熱可塑性樹脂中にガラス線維を混入してな
る所謂スタンパブルシートであって、このシート材13
は、コンベア14により移送される間に、例えば190
〜250℃に加熱されるヒータ15からの発熱を受けて
軟化される。該ヒータ15により加熱軟化されたシート
材13は熱膨張によりその厚みが増大し加熱処理室16
の導出口に到達する。導出口に達した軟化シート材1
3’はフィードロボット17の握持器18によって握持
され、プレス成形機19のキャビティ型上へ供給される
ものであるが、以下このプレス成形機19の構成につい
て述べる。20はその固定盤、21は可動盤であって、
固定盤20上にはキャビティ型22が固定され、また可
動盤21の下面には二次コア型23が取付けられてい
る。24は固定盤20に対して回転ヒンジ25を介して
起伏可能に支持されている一次コア型である。26は固
定盤20と一体のスライドレール28上で横方向に摺動
可能に支持されている樹脂原料押出機であって、その樹
脂原料押出機26からは表皮材成形樹脂27が前記キャ
ビティ型22上に押出されるものである。
【0011】以上が装置の構造説明であるが、次にその
装置を使用して多層成形品を成形する工程について述べ
る。
【0012】先ずキャビティ型22上に、例えば熱可塑
性エラストマー樹脂27を押出機26より注入し、しか
る後、このキャビティ型22上に一次コア型24を嵌入
プレスさせて表皮材12を成形する。次にその表皮材1
2をキャビティ型22上に残したままで、一次コア型2
4を離型した後、キャビティ型22内の表皮材12上
に、加熱処理室16内で加熱軟化されたスタンパブルシ
ート13’を、ロボット17により持運び、上記表皮材
12上に載置する。
【0013】次いで二次コア型23を降下させて、キャ
ビティ型22内に嵌入プレスさせることで、表皮材14
と一体に層成されるスタンパブルシート13’が芯材1
1となって形成されるものである。
【0014】従ってこの実施例プレス成形方法によれ
ば、キャビティ型22と、一次コア型により表皮材12
を形成し、次いで、その表皮材12上に加熱軟化された
スタンパブルシートを載置して、二次コア型とキャビテ
ィ型22とにより、上記表皮材12と一体の芯材11を
プレス成形するものであるから、多層成形品を比較的低
圧でプレス成形することができるので大型成形品の成形
も容易にできる。さらに本実施例では表皮成形材料とし
て熱可塑性エラストマを使用しまた芯材として加熱軟化
シートを使用しているため、複雑形状の多層成形品を精
度よく生産することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明のプレス成形法によ
れば多層成形品を比較的低圧力でプレス成形することが
できるので大型成形品の作成も容易にできる。さらに熱
可塑性樹脂シートは、予め熱軟化せしめていることでプ
レス成形時における型との馴染みが良好であって、複雑
形状の成形品も精度及び品質良く生産することができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来成形法に使用する装置の説明図。
【図2】多層成形品の断面説明図。
【図3】本発明実施例の成形法に使用される装置の説明
図。
【符号の説明】
11…芯材 12…表皮材 13…成形品 13’…シート材 14…コンベア 15…ヒータ 16…加熱処理室 17…フィードロボッ
ト 18…握持器 19…プレス成形機 20…固定盤 21…可動板 22…キャビティ型 23…二次コア型 24…一次コア型 25…回転ヒンジ 26…原料押出機 27…成形樹脂 28…スライドレール
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/14 - 43/20 B29C 43/32 - 43/42 B29C 43/50,51/08 B29C 51/18 - 51/20 B29C 51/30 - 51/48 B29C 69/00 - 69/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起伏動作して、キャビティ型に対し型開
    き、型閉めする一次コア型と、上下動作して上記キャビ
    ティ型に対し型開き、型閉めする二次コア型を用いて、
    先ずは、上記キャビティ型と一次コア型とで表皮材をプ
    レス成形し、次いで一次コア型を起動型開きさせた後、
    キャビティ型上に残されている表皮材上に、加熱軟化さ
    れているガラス繊維混入熱可塑性樹脂シートを位置せし
    めた後、上記キャビティ型と二次コア型とで型閉めし
    て、上記表皮材とガラス樹脂混入熱可塑性樹脂シートを
    共に加圧して多層に成形することを特徴とするプレス成
    形方法。
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