JP3107760B2 - 露光量制御装置 - Google Patents

露光量制御装置

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JP3107760B2
JP3107760B2 JP08345206A JP34520696A JP3107760B2 JP 3107760 B2 JP3107760 B2 JP 3107760B2 JP 08345206 A JP08345206 A JP 08345206A JP 34520696 A JP34520696 A JP 34520696A JP 3107760 B2 JP3107760 B2 JP 3107760B2
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    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/71Circuitry for evaluating the brightness variation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子絞りを用いたカ
メラの露光量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子カメラは小型化のため、メカ
式の露光量制御ではなく電子式の露光量制御が使用され
ている。従来の電子式の露光量制御としては、例えば特
開平5−48975号公報に示されている。
【0003】以下に、従来の露光量制御装置について説
明する。図8はこの従来の露光量制御装置のブロック図
を示すものである。図8において、81は撮像素子から
の映像信号を入力端子に受けて直流化する直流化回路で
あり、82、83は比較回路であり,84、85は基準
電圧設定回路であり、86はカウンタ回路であり、87
は露光時間を制御する露光時間制御回路である。
【0004】以上のように構成された露光量制御装置に
ついて、以下その動作について説明する。まず、撮像素
子からの映像信号を直流化回路81により直流化し、撮
像素子への入力光量が1対2であるときの映像信号出力
レベルの変化量に相当する電位差の基準電圧を基準電圧
設定回路84により発生し、それ以上の電位差の基準電
圧を基準電圧設定回路85により発生し、基準電圧設定
回路84、85による2つの基準電圧と直流化された映
像信号出力レベルとをそれぞれ比較回路82、83によ
り比較し、その比較回路82、83の出力によってカウ
ンタ回路86の増、減または停止が制御され、そのカウ
ンタ回路86からの出力によって撮像素子の露光時間を
露光時間制御回路87により制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、露光時間が短くなってくるにつれ露光
時間の制御処理が行われるごとの撮像された映像信号レ
ベルの変化が大きくなり、映像信号レベルの収束点での
ハンチングが生じるという問題点を有していた。この発
明は、上記従来の問題点を解決するもので、固体撮像素
子の電荷排出パルス数値に適応したコアリング値によ
り、ハンチングしない露光量制御装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の露光量制
御装置は、レンズと、レンズを介した光を撮像する固体
撮像素子と、固体撮像素子で撮像した画像をデジタル信
号に変換するAD変換器と、AD変換器でデジタル化された
画像の輝度レベルを検出する輝度レベル検出回路と、輝
度レベル検出回路で検出した輝度レベルと装置内のレジ
スタに書き込まれている輝度レベルの目標値との差を演
算する減算器と、1フィールド期間内の固体撮像素子に
出力する電荷排出パルスの数(以下、sub とする) を
算する電荷排出パルス数演算回路と、減算器から出力さ
れる輝度レベルと輝度レベルの目標値との差の絶対値
ある輝度レベル誤差を演算する絶対値回路と、電荷排出
パルス数演算回路より入力したsub とあらかじめ決めら
れた設定値との商に1を加えた値をコアリング値とし
対値回路より入力した輝度レベル誤差よりコアリング値
が大きい場合に電荷排出パルスホールド信号をHとし
、それ以外の場合はLとして電荷排出パルス数演算回
路に出力するコアリング回路と、電荷排出パルス数演算
回路より入力したsub を電荷排出パルスに変換し、固体
撮像素子に出力する駆動パルス発生回路とを備え、電荷
排出パルス数演算回路は、減算器による輝度レベルとレ
ジスタの目標値の差の極性とコアリング回路から出力さ
れる電荷排出パルスホールド信号をもとに1フィールド
期間内の固体撮像素子に出力するsub を電荷排出パルス
ホールド信号がH時には電荷排出パルスの数を変えず、
L時には減算器から出力される輝度レベルと輝度レベル
の目標値との差の極性に従い演算して出力することを特
徴とするものである。
【0007】請求項1記載の露光量制御装置によれば、
固体撮像素子に光が入ると、固体撮像素子は光電変換し
て電荷排出パルスが入力されていない期間電荷を蓄積し
て画像信号として出力する。輝度レベル検出回路はデジ
タル化された画像信号の画面中央に重み付けして画面を
平均してこれを画像信号の輝度レベルとして出力し、減
算器は輝度レベルとレジスタに書き込まれている輝度レ
ベルが目標とする値の差を演算する。コアリング回路は
sub をあらかじめ決められた値で割った値に1を加えた
値をコアリング値として、 輝度レベル誤差 > コアリング値 ならば、電荷排出パルスホールド信号をLにし、 輝度レベル誤差 ≦ コアリング値 ならば、電荷排出パルスホールド信号をHにして電荷排
出パルス数演算回路に出力する。
【0008】電荷排出パルス数演算回路は輝度入力信号
の極性により輝度レベルと目標値の大小関係を判断し、 輝度レベル > 目標値 ならば、固体撮像素子の電荷蓄積時間を短くして輝度レ
ベルを下げるようにsubをインクリメントして出力し、 輝度レベル ≦ 目標値 ならば、固体撮像素子の電荷蓄積時間を長くして輝度レ
ベルを上げるようにsubをデクリメントして出力する。
ここで、電荷排出パルスホールド信号がHである場合は
sub を変えずに出力する。駆動パルス発生回路はsub の
値と同じ本数の電荷排出パルスを固体撮像素子に出力す
る。
【0009】このようにコアリング回路を設けることに
より、電荷排出のパルスの数値に適応したコアリング値
によりハンチングしない露光量制御装置を実現すること
ができる。請求項2記載の露光量制御装置は、請求項1
において、コアリング回路がsubをLSB 側にビットシフ
トするビットシフタと、このビットシフタの出力した値
と1を加算する加算器と、この加算器により加算した値
(以下、コアリング値)と輝度レベル誤差を比較する比
較器を有し、比較器が輝度レベル誤差よりコアリング値
が大きい場合に1を出力し、それ以外の場合は0を出力
するものである。
【0010】請求項2記載の露光量制御装置によれば、
請求項1と同じ効果がある。請求項3記載の露光量制御
装置は、請求項1においてコアリング回路が異なるもの
であり、レンズと、レンズを介した光を撮像する固体撮
像素子と、固体撮像素子で撮像した画像をデジタル信号
に変換するAD変換器と、AD変換器でデジタル化された画
像の輝度レベルを検出する輝度レベル検出回路と、輝度
レベル検出回路で検出した輝度レベルと装置内のレジス
タに書き込まれている輝度レベルの目標値との差を演算
する減算器と、この差の極性と後述するコアリング回路
から出力される電荷排出パルスホールド信号をもとに1
フィールド期間内の固体撮像素子に出力する電荷排出パ
ルスの数(以下、sub とする)を電荷排出パルスホール
ド信号がH時にはsub を変えず、L時には減算器から出
力される輝度レベルと輝度レベルの目標値との差の極性
に従い演算して出力する電荷排出パルス数演算回路と、
減算器から出力される輝度レベルと輝度レベルの目標値
との差の絶対値(以下、輝度レベル誤差とする)を演算
する絶対値回路と、sub が装置内の第1のレジスタに書
き込まれている値以下の場合には装置内の第2のレジス
タをコアリング値とし、sub が装置内の第1のレジスタ
に書き込まれている値以上の場合には装置内の第3のレ
ジスタをコアリング値とし、輝度レベル誤差よりコアリ
ング値が大きい場合に電荷排出パルスホールド信号をH
にし、それ以外の場合はLとして出力するコアリング回
路と、sub を電荷排出パルスに変換し、固体撮像素子に
出力する駆動パルス発生回路を備えたものである。
【0011】請求項3記載の露光量制御装置によれば、
請求項1と同じ効果がある。請求項4記載の露光量制御
装置は、請求項3において、コアリング回路がsubと第
1のレジスタの値とを比較し、前記sub が第1のレジス
タの値より大きい場合に1を出力し、それ以外には0を
出力する第1の比較器と、この第1の比較器の出力値が
1ならば第2のレジスタの値を出力し、第1の比較器の
出力値が0ならば第3のレジスタの値を出力するセレク
タと、このセレクタが出力した値(以下、コアリング
値)と輝度レベル誤差を比較する第2の比較器とを有
し、第2の比較器が輝度レベル誤差よりコアリング値が
大きい場合に1を出力し、それ以外の場合は0を出力す
るものである。
【0012】請求項4記載の露光量制御装置によれば、
請求項3と同じ効果がある。請求項5記載の露光量制御
装置は、請求項1においてコアリング回路が異なるもの
であり、レンズと、レンズを介した光を撮像する固体撮
像素子と、固体撮像素子で撮像した画像をデジタル信号
に変換するAD変換器と、AD変換器でデジタル化された画
像の輝度レベルを検出する輝度レベル検出回路と、輝度
レベル検出回路で検出した輝度レベルと装置内のレジス
タ1に書き込まれている輝度レベルの目標値との差を演
算する減算器と、この差の極性と後述するコアリング回
路から出力される電荷排出パルスホールド信号をもとに
1フィールド期間内の固体撮像素子に出力する電荷排出
パルスの数(以下、sub とする)を電荷排出パルスホー
ルド信号がH時にはsub を変えず、L時には前記減算器
から出力される輝度レベルと輝度レベルの目標値との差
の極性に従い演算して出力する電荷排出パルス数演算回
路と、減算器から出力される輝度レベルと輝度レベルの
目標値との差の絶対値(以下、輝度レベル誤差とする)
を演算する絶対値回路と、1フィールドの走査線数とsu
b の差の逆数に目標値を乗じ、この値に1を加えた値を
コアリング値とし、輝度レベル誤差よりコアリング値が
大きい場合に電荷排出パルスホールド信号をHにし、そ
れ以外の場合はLとして出力するコアリング回路と、su
b を電荷排出パルスに変換し固体撮像素子に出力する駆
動パルス発生回路を備えたものである。
【0013】請求項5記載の露光量制御装置によれば、
請求項1と同じ効果がある。請求項6記載の露光量制御
装置は、請求項5において、コアリング回路がレジスタ
と、このレジスタの値からsub を減算する減算器と、目
標値を減算器の出力で除算する除算器と、この除算器の
除算した値と1を加算する加算器と、この加算器により
除算器の除算した値と1を加算した値(以下、コアリン
グ値)と輝度レベル誤差を比較する比較器とを有し、比
較器が輝度レベル誤差よりコアリング値が大きい場合に
1を出力し、それ以外の場合は0を出力するものであ
る。
【0014】請求項6記載の露光量制御装置によれば、
請求項5と同じ効果がある。請求項7記載の露光量制御
装置は、請求項1、請求項3または請求項5において、
駆動パルス発生回路が、垂直ブランキング期間以外は水
平ブランキング期間内に1本電荷排出パルスを出力し、
垂直ブランキング期間内は水平ブランキング期間内だけ
でなく、有効走査期間内にも電荷排出パルスを出力する
ものである。
【0015】請求項7記載の露光量制御装置によれば、
請求項1、請求項3または請求項5と同じ効果がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下この発明の第1の実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。図1は、この
発明の第1の実施の形態における露光量制御装置の全体
のブロック図を示すものである。図1において10はレ
ンズであり、11はレンズ10を介した光s10 を撮像し
て画像信号s11 として出力する固体撮像素子であり、1
2は画像信号s11 をデジタル信号s12 に変換するAD変換
器であり、13はデジタル化された画像信号s12 の輝度
レベルs13 を検出する輝度レベル検出回路であり、14
は輝度レベルs13 の目標値s14 を書き込んでいるレジス
タであり、15は輝度レベルs13 と目標値s14 との差s1
5 を演算して出力する減算器であり、16はこの差s15
の極性と後述するコアリング回路18から出力される電
荷排出パルスホールド信号s18をもとに1フィールド期
間内の固体撮像素子11に出力する電荷排出パルスの数
(以下、sub とする)s16 を出力する電荷排出パルス数
演算回路であり、17は輝度レベルs13 と目標値s14 と
の差s15 の絶対値(以下、輝度レベル誤差とする)s17
を演算する絶対値回路であり、18はsub s16 と輝度レ
ベル誤差s17 より電荷排出パルスホールド信号s18 を設
定して出力するコアリング回路であり、19はsub s16
を電荷排出パルスs19 に変換し、電荷排出パルスを固体
撮像素子11に出力する駆動パルス発生回路としてい
る。
【0017】以上のように構成されたこの実施の形態の
露光量制御装置について、以下その動作について説明す
る。固体撮像素子11に光s10 が入ると、固体撮像素子
11は光電変換して電荷排出パルスs19 が入力されてい
ない期間電荷を蓄積して画像信号s11 として出力する。
輝度レベル検出回路13はデジタル化された画像信号s1
2 の平均輝度を求めてこれを画像信号s12 の輝度レベル
s13 として出力し、減算器15は輝度レベルs13とレジ
スタ14に書き込まれている輝度レベルs13が目標とす
る値s14 の差s15 を演算する。コアリング回路18はsu
b s16 を整数64で割った値に1を加えた値をコアリン
グ値として、 輝度レベル誤差s17 > コアリング値 ならば、電荷排出パルスホールド信号s18 をLにし、 輝度レベル誤差s17 ≦ コアリング値 ならば、電荷排出パルスホールド信号s18 をHにして電
荷排出パルス数演算回路16に出力する。
【0018】電荷排出パルス数演算回路16は輝度入力
信号s15 の極性により輝度レベルs13 と目標値s14 の大
小関係を判断し、 輝度レベルs13 > 目標値s14 ならば、固体撮像素子11の電荷蓄積時間を短くして輝
度レベルを下げるようにsub s16 をインクリメントして
出力し、 輝度レベルs13 ≦ 目標値s14 ならば、固体撮像素子11の電荷蓄積時間を長くして輝
度レベルを上げるようにsub s16 をデクリメントして出
力する。ここで、電荷排出パルスホールド信号s18 がH
である場合はsub s16 を変えずに出力する。
【0019】駆動パルス発生回路19はsub s16 の値と
同じ本数の電荷排出パルスs19 を固体撮像素子11に出
力する。図2は、この実施の形態の露光量制御装置のコ
アリング回路18のブロック図である。図2において、
21はsub s16 をLSB 側に6bit シフトするビットシフ
タであり、22はこのビットシフタ21によりビットシ
フトした値s21 と1を加算する加算器であり、23はこ
の加算した値(以下、コアリング値)s22 と輝度レベル
誤差s17 を比較する比較器としている。
【0020】このように構成されたこの実施の形態のコ
アリング回路について、以下その動作について説明す
る。ビットシフタ21でsub s16 をLSB 側に6bit シフ
トした値s21 に加算器22で1を加えることで コアリング値s22 = sub s16/64 + 1 としている。比較器23はコアリング値s22と輝度レベ
ル誤差s17とを比較し、 輝度レベル誤差s17 > コアリング値s22 ならば、0を出力し、 輝度レベル誤差s17 ≦ コアリング値s22 ならば、1を出力し、この出力値を電荷排出パルスホー
ルド信号s18として出力する。
【0021】以上のように、第1の実施の形態によれ
ば、sub s16 を整数64で割った値に1を加えた値をコ
アリング値s22 とするコアリング回路18を設けること
により、垂直ブランキング内には有効走査期間を16分
割したレートで、電荷排出パルスを固体撮像素子11に
出力する駆動パルス発生回路s19 を具備した電子アイリ
ス式の露光量制御装置について、sub s16 の値に適応し
たコアリング値によりハンチングしない露光量制御装置
を実現することができる。
【0022】図3は、この発明の第2の実施の形態にお
けるの露光量制御装置の全体のブロック図である。同図
において、10はレンズであり、11はレンズ10を介
した光s10 を撮像して画像信号s11 として出力する固体
撮像素子であり、12は画像信号s11 をデジタル信号s1
2 に変換するAD変換器であり、13はデジタル化された
画像信号s12 の輝度レベルs13 を検出する輝度レベル検
出回路であり、14は輝度レベルs13 の目標値s14 を書
き込んでいるレジスタであり、15は輝度レベルs13 と
目標値s14 との差s15 を演算して出力する減算器であ
り、36はこの差s15 の極性と後述するコアリング回路
38から出力される電荷排出パルスホールド信号s18 を
もとに1フィールド期間内の前記固体撮像素子に出力す
る電荷排出パルスの数(以下、sub とする)s16 を出力
する電荷排出パルス数演算回路であり、17は輝度レベ
ルs13 と目標値s14 との差s15 の絶対値(以下、輝度レ
ベル誤差とする)s17 を演算する絶対値回路であり、以
上は図1の構成と同様なものである。図1と異なるの
は、コアリング回路38の処理の内容が異なる点と、駆
動パルス発生回路39がsub s16 を電荷排出パルスs19
に変換し、固体撮像素子11に出力することとした点で
ある。
【0023】図4は、この第2の実施の形態の露光量制
御装置のコアリング回路38のブロック図である。図4
において、40、42、43はレジスタ、41はsub s1
6 とレジスタ40の値s41 を比較する比較器であり、4
4は比較器41の出力値s42によってレジスタ42の値s
43 かレジスタ43の値s44 を出力するセレクタであ
り、45はセレクタ44の出力値(以下、コアリング
値)s45 と輝度レベル誤差s17 を比較する比較器として
いる。
【0024】このように構成された第2の実施の形態の
コアリング回路38について、以下その動作について説
明する。比較器41はsub s16 とレジスタ40の値s41
を比較しその結果 sub s16 > レジスタ40の値s41 ならば1を出力し、それ以外には0を出力する。セレク
タ44は比較器41の出力値s42 が1ならばレジスタ4
2の値s43 をコアリング値s45 として出力し、0ならば
レジスタ43の値s44 をコアリング値s45 として出力す
る。比較器45は輝度レベル誤差s17 とコアリング値s4
5 を比較し、 輝度レベル誤差s17 > コアリング値s45 ならば、0を出力し、 輝度レベル誤差s17 ≦ コアリング値s45 ならば、1を出力し、この出力値を電荷排出パルスホー
ルド信号s18 として出力する。
【0025】以上のように、第2の実施の形態によれ
ば、sub s16 の値がレジスタ40の値s41 を越えるか否
かによりコアリング値s45 を変えるコアリング回路38
を設けることにより、電子アイリス式の露光量制御装置
について、sub s16 の値に適応したコアリング値によ
り、ハンチングしない露光量制御装置を実現することが
できる。
【0026】図5は、この発明の第3の実施例における
の露光量制御装置の全体のブロック図である。同図にお
いて、10はレンズであり、11はレンズ10を介した
光s10を撮像して画像信号s11 として出力する固体撮像
素子であり、12は画像信号s11 をデジタル信号s12 に
変換するAD変換器であり、13はデジタル化された画像
信号s12 の輝度レベルs13 を検出する輝度レベル検出回
路であり、14は輝度レベルs13 の目標値s14 を書き込
んでいるレジスタであり、15は輝度レベルs13 と目標
値s14 との差s15 を演算して出力する減算器であり、5
6はこの差s15の極性と後述するコアリング回路58か
ら出力される電荷排出パルスホールド信号s18 をもとに
1フィールド期間内の前記固体撮像素子に出力する電荷
排出パルスの数(以下、sub とする)s16 を出力する電
荷排出パルス数演算回路であり、17は輝度レベルs13
と目標値s14 との差s15 の絶対値(以下、輝度レベル誤
差とする)s17 を演算する絶対値回路であり、39はsu
b s16 を電荷排出パルスs19 に変換し、固体撮像素子1
1に出力する駆動パルス発生回路で、以上は図1または
図3の構成と同様なものである。図1または図3と異な
るのはコアリング回路58の処理の内容が異なる点であ
る。
【0027】図6は、第3の実施の形態の露光量制御装
置のコアリング回路58のブロック図である。図6にお
いて、61はレジスタ、62はレジスタ61の値からsu
b s16 を減算する減算器であり、63は目標値s14 を減
算器62の出力s62 で除算する除算器であり、64は除
算器63の除算した値s63 と1を加算する加算器であ
り、65はこの加算した値(以下、コアリング値)s64
と輝度レベル誤差s17 を比較する比較器としている。
【0028】このように構成された第3の実施の形態の
コアリング回路について、以下その動作について説明す
る。レジスタ61は1フィールドあたりの走査線数を書
き込んでおり、減算器62でレジスタ61の値s41 とsu
b s16 とを減算しその減算結果s62 で目標値s14 を割る
ことで以下の式が演算できる。 目標値s14 /(1フィールドあたりの走査線数− sub s16)…(式61) 式61はsub s16 が1変化した場合の輝度レベルs13 が
変化する量を示すものであり、加算器64でこれに1を
加え 目標値s14 /(1フィールドあたりの走査線数− sub s16)+1…(式62) をコアリング値s64 とする。比較器65は輝度レベル誤
差s17 とコアリング値s64 を比較し、 輝度レベル誤差s17 > コアリング値s64 ならば、0を出力し、 輝度レベル誤差s17 ≦ コアリング値s64 ならば、1を出力し、この出力値を電荷排出パルスホー
ルド信号s18 として出力する。
【0029】以上のように、第3の実施の形態によれ
ば、sub s16 の値よりsub s16 が1変化した場合の輝度
レベルs13 が変化する量をもとめ、これに1を加えた値
をコアリング値s64 とするコアリング回路64を設ける
ことにより、電子アイリス式の露光量制御装置につい
て、sub s16 の値に適応したコアリング値によりハンチ
ングしない露光量制御装置を実現することができる。
【0030】図7は、この発明の第1の実施の形態、第
2の実施の形態および第3の実施の形態の露光量制御装
置の駆動パルス発生回路19,39における駆動パルス
の出力タイミングの模式図である。図に示したように、
駆動パルス発生回路19、39は垂直ブランキング期間
以外は、水平ブランキング期間内に1本電荷排出パルス
を出力し、垂直ブランキング期間内は水平ブランキング
期間内だけでなく、有効走査期間内にも電荷排出パルス
を出力することを特徴としている。これにより、電荷排
出パルスが垂直ブランキング期間内に出力するような高
速な電子シャッタ状態で露光量を制御していても、有効
走査期間内に電荷排出パルスを出力することで電荷排出
パルス数の変化に伴う、撮像した画像の輝度レベル変化
率を抑えることができ、少ないコアリング値で露光量を
制御できる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の露光量制御装置によれ
ば、コアリング回路を設けることにより、電荷排出のパ
ルスの数値に適応したコアリング値によりハンチングし
ない露光量制御装置を実現することができる。請求項2
記載の露光量制御装置によれば、請求項1と同効果があ
る。
【0032】請求項3記載の露光量制御装置によれば、
請求項1と同効果がある。請求項4記載の露光量制御装
置によれば、請求項3と同効果がある。請求項5記載の
露光量制御装置によれば、請求項1と同効果がある。請
求項6記載の露光量制御装置によれば、請求項5と同効
果がある。請求項7記載の露光量制御装置によれば、請
求項1、請求項3または請求項5と同効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態における露光量制
御装置のブロック図である。
【図2】第1の実施の形態におけるコアリング回路のブ
ロック図である。
【図3】第2の実施の形態における露光量制御装置のブ
ロック図である。
【図4】第2の実施の形態におけるコアリング回路のブ
ロック図である。
【図5】第3の実施の形態における露光量制御装置のブ
ロック図である。
【図6】第3の実施の形態におけるコアリング回路のブ
ロック図である。
【図7】駆動パルス発生回路における駆動パルスの出力
タイミングの模式図である。
【図8】従来の露光量制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
10 レンズ 11 固体撮像素子 12 AD変換器 13 輝度レベル演算回路 14 レジスタ 15 減算器 16 電荷排出パルス数演算回路 17 絶対値回路 18 コアリング回路 19 駆動パルス発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/253

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズと、前記レンズを介した光を撮像
    する固体撮像素子と、前記固体撮像素子で撮像した画像
    をデジタル信号に変換するAD変換器と、前記AD変換器で
    デジタル化された画像の輝度レベルを検出する輝度レベ
    ル検出回路と、前記輝度レベル検出回路で検出した輝度
    レベルと装置内のレジスタに書き込まれている輝度レベ
    ルの目標値との差を演算する減算器と、1フィールド期
    間内の前記固体撮像素子に出力する電荷排出パルスの数
    を演算する電荷排出パルス数演算回路と、前記減算器か
    ら出力される輝度レベルと輝度レベルの目標値との差の
    絶対値である輝度レベル誤差を演算する絶対値回路と、
    前記電荷排出パルス数演算回路より入力した前記電荷排
    出パルスの数とあらかじめ決められた設定値との商に1
    を加えた値をコアリング値とし前記絶対値回路より入力
    した前記輝度レベル誤差よりコアリング値が大きい場合
    に電荷排出パルスホールド信号をHとして、それ以外の
    場合はLとして前記電荷排出パルス数演算回路に出力す
    るコアリング回路と、前記電荷排出パルス数演算回路よ
    り入力した前記電荷排出パルスの数を電荷排出パルスに
    変換し前記固体撮像素子に出力する駆動パルス発生回路
    とを備え、前記電荷排出パルス数演算回路は、前記減算
    器による前記輝度レベルと前記レジスタの目標値の差の
    極性と前記コアリング回路から出力される電荷排出パル
    スホールド信号をもとに1フィールド期間内の前記固体
    撮像素子に出力する電荷排出パルスの数を前記電荷排出
    パルスホールド信号がH時には前記電荷排出パルスの数
    を変えず、L時には前記減算器から出力される輝度レベ
    ルと輝度レベルの目標値との差の極性に従い演算して出
    力することを特徴とする露光量制御装置。
  2. 【請求項2】 コアリング回路は、電荷排出パルスの数
    をLSB 側にビットシフトするビットシフタと、このビッ
    トシフタの出力した値と1を加算する加算器と、この加
    算器により加算した値であるコアリング値と輝度レベル
    誤差を比較して輝度レベル誤差より前記コアリング値が
    大きい場合に1を出力し、それ以外の場合は0を出力す
    る比較器とを有する請求項1記載の露光量制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のコアリング回路に代えて、第
    1のレジスタ、第2のレジスタおよび第3のレジスタを
    有し、電荷排出パルスの数が第1のレジスタに書き込ま
    れている値以下の場合には第2のレジスタをコアリング
    値とし、前記電荷排出パルスの数が前記第1のレジスタ
    に書き込まれている値を超えている場合には装置内の第
    3のレジスタをコアリング値とし、輝度レベル誤差より
    コアリング値が大きい場合に前記電荷排出パルスホール
    ド信号をHにし、それ以外の場合はLとして出力するコ
    アリング回路を備えている請求項1記載の露光量制御装
    置。
  4. 【請求項4】 コアリング回路は、電荷排出パルスの数
    と第1のレジスタの値とを比較して前記電荷排出パルス
    の数が前記第1のレジスタの値より大きい場合に1を出
    力しそれ以外の場合には0を出力する第1の比較器と、
    この第1の比較器の出力値が1ならば第2のレジスタの
    値を出力し前記第1の比較器の出力値が0ならば第3の
    レジスタの値を出力するセレクタと、このセレクタが出
    力した値であるコアリング値と輝度レベル誤差を比較し
    て前記輝度レベル誤差より前記コアリング値が大きい場
    合に1を出力し、それ以外の場合は0を出力する第2の
    比較器とを有する請求項3記載の露光量制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1のコアリング回路に代えて、1
    フィールドの走査線数と電荷排出パルスの数の差の逆数
    に目標値を乗じ、この値に1を加えた値をコアリング値
    とし、輝度レベル誤差よりコアリング値が大きい場合に
    電荷排出パルスホールド信号をHにし、それ以外の場合
    はLとして出力するコアリング回路を備えている請求項
    1記載の露光量制御装置。
  6. 【請求項6】 コアリング回路は、レジスタと、このレ
    ジスタの値から電荷排出パルスの数を減算する減算器
    と、目標値を前記減算器の出力で除算する除算器と、こ
    の除算器の除算した値に1を加算する加算器と、この加
    算器により除算器の除算した値と1を加算した値である
    コアリング値と前記輝度レベル誤差を比較して前記輝度
    レベル誤差より前記コアリング値が大きい場合に1を出
    力しそれ以外の場合は0を出力する比較器とを有する請
    求項5記載の露光量制御装置。
  7. 【請求項7】 駆動パルス発生回路は、垂直ブランキン
    グ期間以外は水平ブランキング期間内に1本電荷排出パ
    ルスを出力し、垂直ブランキング期間内は水平ブランキ
    ング期間内および有効走査期間内に電荷排出パルスを出
    力する請求項1、請求項3または請求項5記載の露光量
    制御装置
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