JPH04313966A - ビデオ信号のフレア補正回路 - Google Patents

ビデオ信号のフレア補正回路

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JPH04313966A
JPH04313966A JP3106714A JP10671491A JPH04313966A JP H04313966 A JPH04313966 A JP H04313966A JP 3106714 A JP3106714 A JP 3106714A JP 10671491 A JP10671491 A JP 10671491A JP H04313966 A JPH04313966 A JP H04313966A
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JP
Japan
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signal
circuit
microcomputer
video signal
output
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JP3106714A
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Inventor
Koichi Nakamura
仲村 孔一
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオ信号のフレア補
正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラで撮影を行った場合、被写
体からの入射光の一部がカメラの内部などで乱反射し、
被写体の像が白方向に浮いてしまうことがある。このよ
うな現象はフレアと呼ばれているが、このフレアは被写
体に高輝度の部分があるほど顕著になり、再生画質を低
下させてしまう。
【0003】そこで、ビデオカメラには、一般にフレア
補正回路が設けられ、ビデオ信号のフレア補正を行うよ
うにされている。
【0004】図5は、ビデオカメラの撮像素子からフレ
ア補正回路までの一例を示すもので、CCD撮像素子1
の出力信号S1 がサンプリング・ホールド回路2に供
給されて有効なビデオ信号S2 が取り出され、この信
号S2が、ゲインコントロール回路3を通じてプリニー
回路4に供給される。
【0005】このプリニー回路4は例えば図6に示すよ
うな入出力特性とされ、入力ビデオ信号S2 のレベル
がプリニーポイントを越えたときには、その出力ビデオ
信号S4 に対するゲインが小さくなるようにされてい
る。 したがって、ビデオ信号S4においては、その高輝度部
分のレベルが、ビデオ信号S2 よりも圧縮されている
【0006】そして、このビデオ信号S4 が、A/D
コンバータ5に供給され、信号S4 は、その1サンプ
ルが例えば10ビット並列のデジタルビデオ信号S5 
にA/D変換され、この信号S5 がフレア補正回路6
に供給される。
【0007】この補正回路6は、減算回路61と、数フ
ィールド期間〜1秒程度の時定数を有する積分回路69
とにより構成され、コンバータ5からのビデオ信号S5
 が減算回路61に主信号として供給されるとともに、
積分回路69に供給されて直流成分S69(信号S4 
の直流成分に対応するデジタル信号)が取り出され、こ
の直流成分S69が減算回路61に供給される。
【0008】この場合、この直流成分S69は、フレア
による被写体の白方向の浮きの大きさに対応する。そし
て、減算回路61において、この直流成分S69が、ビ
デオ信号S5 から減算されるので、その減算結果S6
 は、もとのビデオ信号S5 からフレアによる白方向
の浮きを除去したものとなる。すなわち、信号S6 は
フレア補正の行われたビデオ信号である。そして、この
ビデオ信号S6 が、ガンマ補正回路7においてガンマ
補正されてから端子8に取り出される。
【0009】ところが、上述のようなフレア補正回路6
の場合には、被写体に高輝度部分があると、次のI項及
びII項の理由によりフレア補正量が不足することがあ
る。
【0010】すなわち、I  フレアの大きさは被写体
の輝度に対応するので、ビデオ信号S2 にフレアによ
る直流成分が含まれるとき、この直流成分の大きさは、
そのビデオ信号S2のレベルに対応している。しかし、
ビデオ信号S4 は、プリーニー回路4により、高輝度
部分のレベルがもとのビデオ信号S2 のレベルよりも
圧縮されているので、そのようなビデオ信号S4から直
流成分を取り出したのでは、その直流成分のレベルは、
もとのビデオ信号S2 から取り出した直流成分のレベ
ルよりも小さくなってしまう。
【0011】したがって、ビデオ信号S4 をA/D変
換したビデオ信号S5 から補正信号S69を形成して
フレア補正をしても、その補正量は不足してしまう。
【0012】II  被写体が、例えば図7Aに示すよ
うに、黒地に高輝度の白い丸であるとすれば、そのビデ
オ信号S4 は、図7Bに示すようにレベルの変化する
波形となる。そして、このような信号S4 に対して、
A/Dコンバータ5の許容入力レベル(ダイナミックレ
ンジ)が図7BのレベルV5であるとすれば、信号S4
 は、レベルV5 でクリップされ、図7Bの斜線部分
だけがデジタルビデオ信号S5 にA/D変換されるこ
とになる。
【0013】したがって、このような信号S5 からフ
レア補正信号S69を形成しても、信号S4 のうちの
レベルV5 以上の部分(斜線のない部分)は、フレア
補正信号S69の形成に使用されていないので、そのよ
うなフレア補正信号S69によるときには、補正不足と
なってしまう。
【0014】この場合、A/Dコンバータ4の前段には
、プリニー回路4が設けられているが、そのプリニー特
性は高輝度部分でも平坦になることはないので、ビデオ
信号S4 の高輝度部分のレベルがコンバータ5の許容
入力レベルV5 を越えてしまうことがある。
【0015】また、ゲインコントロール回路3のゲイン
を調整してA/Dコンバータ5に供給される信号S4 
のピーク値を、許容入力レベルV5 以下とすれば、I
I項の問題を生じることはない。
【0016】しかし、そのようにすると、A/Dコンバ
ータ5において、A/D変換するときの分解能、すなわ
ち、1ビットあたりのアナログレベルの範囲が広くなり
、量子化誤差が大きくなってしまう。すなわち、高輝度
部分のために、視覚的に目立ちやすい灰色レベルの量子
化が荒くなってしまう。
【0017】そこで、これらI項及びII項によるフレ
ア補正量の不足を解決したフレア補正回路が考えられて
いる。
【0018】図8は、そのようなフレア補正回路の一例
を示す。すなわち、図8において、A/Dコンバータ5
からのデジタルビデオ信号S5 が、主信号として減算
回路61に供給されるとともに、ローパスフィルタ62
に供給されてもとのアナログビデオ信号S4 における
高域成分に対応する信号成分が除去されたデジタルビデ
オ信号S62が取り出される。この高域除去は、後述す
る信号加算において、その加算結果のビット数を減らす
ためのものである。なお、この高域除去により、被写体
の一部が無視されることになるが、無視されるのは細部
なので、その影響は小さく、問題はない。
【0019】そして、このフィルタ62からの信号S6
2が、逆変換回路63に供給される。この逆変換回路6
3は、図9に実線で示すように、プリニー回路4のプリ
ニー特性(破線図示)とは相補な入出力特性を有するも
のである。したがって、この逆変換回路63からは、ビ
デオ信号S2 と同じリニアリティのビデオ信号S63
が出力される。
【0020】ただし、このビデオ信号S63においても
、コンバータ5の許容入力レベルV5を越える部分はク
リップされている。すなわち、被写体が、例えば図10
Aに示すように(これは図7Aと同じ)、黒地に高輝度
の白い丸であるとすれば、そのビデオ信号S2 は、図
10Bに示すようにレベルの変化する波形となり、図1
0Bの斜線部分がビデオ信号S63となる。
【0021】そして、この信号S63が加算回路64に
供給され、各フィールド期間ごとに、そのフィールド期
間の信号S63が1画素分(1サンプル分)ずつ順に加
算ないし積算され、その加算出力S64が1フィールド
期間分ずつマイクロコンピュータ65に供給される。な
お、加算出力S64は、図10Bの斜線部分の面積を示
すことになる。
【0022】また、このとき、マイコン65には、その
フィールド期間における画素の加算回数(信号S63の
サンプル数)N64が供給される。
【0023】そして、マイコン65において、X64=
S64/N64 の除算が行われる。この場合、値S64は図10Bの斜
線部分の面積であり、値N64はその横の長さ(1フィ
ールド期間)に対応するので、商X64は、図10Bの
斜線部分を1フィールド期間に平均した値、すなわち、
平均輝度レベルを示すことになる。
【0024】さらに、フィルタ62からの信号S62が
、比較回路66に供給されるとともに、A/Dコンバー
タ5の許容入力レベルV5 を示す信号が比較回路66
に基準レベルとして供給され、比較回路66からはS6
2≧V5 のとき、“1”となる比較出力S66が取り
出される。 したがって、アナログビデオ信号S4 のレベルが、A
/Dコンバータ5の許容入力レベルV5 を越えたとき
、比較出力S66は“1”となる。
【0025】そして、この比較出力S66が、画素カウ
ンタ67にカウントイネーブル信号として供給されると
ともに、フィルタ62からの信号S62がカウンタ67
にカウント入力として供給され、各フィールド期間ごと
に、S66=“1”の期間における信号S62の画素数
がカウントされ、このカウント出力S67が各フィール
ド期間ごとにマイコン65に供給される。
【0026】そして、マイコン65において、Y=Y1
 +Y2           ‥‥‥  ■Y1 =
a・X64+b  ‥‥‥  ■Y2 =c・S67+
d  ‥‥‥  ■a〜d:定数 で示される演算が行われる。
【0027】そして、詳細は後述するが、■式を図示す
ると、図11のようになり、縦軸Y1はフレアの第1の
補正量を示す。また、■式を図示すると、図12のよう
になり、縦軸Y2 はフレアの第2の補正量を示す。
【0028】さらに、マイコン65において、値Yが、
各フィールド期間ごとに求められるとともに、その最新
の8フィールド期間分の値Yについて平均値S65が計
算される。
【0029】そして、この平均値S65がマイコン65
からラッチ回路68に供給されて次のフィールド期間ま
で保持されるとともに、このラッチ回路68の平均値S
65が減算回路61にフレア補正信号として供給され、
減算回路61において、ビデオ信号S5 から平均値S
65が減算され、その減算結果S6 がガンマ補正回路
7を通じて端子8に取り出される。
【0030】この場合、平均値S65における■式の成
分は、平均輝度レベルX64を最新の8フィールド期間
分について平均したものであるから、この成分は、図5
のフレア補正回路6において、ビデオ信号を数フィール
ド期間の時定数で積分して得たフレア補正信号S69に
対応する。
【0031】そして、プリニー回路4においてビデオ信
号S4 はレベル圧縮されているが、加算回路64に供
給されるビデオ信号S63のリニアリティを逆変換回路
63によりもとに戻しているので、平均値S65におけ
る■式の成分は、プリニー前のビデオ信号S2 から形
成したフレア補正信号と等価である。
【0032】したがって、ビデオ信号S4 がA/Dコ
ンバータ5の許容入力レベルV5 以下であれば、この
成分により適切なフレア補正が行われる。すなわち、I
項が解決されたことになる。
【0033】また、平均値S65における■式の成分は
、ビデオ信号S4のうち、レベルがA/Dコンバータ5
の許容入力レベルV5 を越えた期間に対応するので、
この成分は信号S4 のうちのレベルV5 以上の部分
に対応した値となっている。
【0034】したがって、この平均値S65における■
式の成分により、II項が解決されたことになる。
【0035】したがって、減算回路61から取り出され
たビデオ信号S6 は、もとのビデオ信号S4 がプリ
ニー回路4を通過していても、あるいは、ビデオ信号S
4 にA/Dコンバータ5の許容入力レベルV5 を越
える高輝度部分があっても適切にフレア補正されたビデ
オ信号となる。
【0036】しかも、■〜■式の処理、及び■式の値Y
を平均して補正信号S65を得る処理を、マイコン65
においてソフトウエアにより実行しているので、フレア
補正の補正量を変更するとき、これを容易に行うことが
でき、例えばビューファインダを見ながらフレア補正量
を調整することができる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8のフレ
ア補正回路6においては、ビデオ信号S5 をフレア補
正信号S65で補正するのであるから、補正信号S65
のダイナミックレンジは、ビデオ信号S5 のダイナミ
ックレンジよりも小さく、上述のように、ビデオ信号S
5の1サンプルが10ビットであるとすれば、一般に補
正信号S65は10ビット未満、例えば8ビットである
【0038】しかし、補正信号S65が8ビットとする
と、この信号S65を出力するマイコン65の出力ポー
トは、8ビットの大きさが必要となる。さらに、この出
力ポートとラッチ回路68との間の信号ラインやラッチ
回路68も、8ビットの大きさが必要となる。
【0039】また、マイコン65の処理能力に余裕があ
るので、カラービデオカメラの場合でも、赤色信号、緑
色信号、青色信号に対するそれぞれのフレア補正信号を
、1つのマイコン65で共通に形成できるが、そのとき
には、マイコン65に8ビットの出力ポートが3つも必
要とされてしまう。また、ラッチ回路65も24ビット
分必要とされてしまう。
【0040】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0041】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させると
、並列のデジタルのビデオ信号S5 を所定のフィール
ド期間にわたって加算する加算回路64と、この加算回
路64の加算出力S64の所定のフィールド期間におけ
る平均値を求め、この平均値と、その前の平均値との変
化を示す信号を出力するマイクロコンピュータ65と、
このマイクロコンピュータ65からの出力信号SD に
より加算出力S64の所定のフィールド期間における平
均値の並列信号S71を出力する回路71と、この回路
71からの並列信号S71を、ビデオ信号S5 に演算
する演算回路61とを有し、この演算回路61からフレ
ア補正の行われた並列のデジタルのビデオ信号S6を出
力するようにしたものである。
【0042】
【作用】マイクロコンピュータにおいて、フレア補正信
号が形成されるとともに、そのフレア補正信号は、2ビ
ットあるいは1ビットの信号に変換されてマイクロコン
ピュータから出力され、この出力信号が、外部回路によ
り並列のフレア補正信号に変換されてもとのビデオ信号
に演算され、フレア補正が行われる。
【0043】
【実施例】図1に示す例においては、フレア補正のため
の信号が、マイクロコンピュータ65から2ビットで出
力される場合である。
【0044】すなわち、マイクロコンピュータ65にお
いて、フレア補正信号S65が形成されるが、さらに、
その補正信号S65が、1フィールド期間前の補正信号
S65と比較され、その比較結果SD がマイコン65
から出力される。
【0045】例えば、現在の補正信号S65が、1フィ
ールド期間前の補正信号S65に対して、    変化
していないときには、  SD =“00”  ‥‥‥
  (1)    小さくなっているときには、SD 
=“01”  ‥‥‥  (2)     大きくなっ
ているときには、SD =“10”  ‥‥‥  (3
)  となる2ビットの比較結果SD が出力される。また、
この信号SD は、上記(2)、(3) のとき、現在
の補正信号S65と、1フィールド期間前の補正信号S
65との差分の回数だけ出力される。
【0046】そして、この信号SD が、マイコン65
から積算回路71に供給され、積算回路65においては
、その積算値S71を、 SD =“00”のときには、何もしない。 SD =“01”のときには、信号SD ごとに1だけ
小さくする。 SD =“10”のときには、信号SD ごとに1だけ
大きくする。 という処理が行われる。なお、積算値S71は例えば8
ビットで表現される。
【0047】したがって、この積算値S71は、SD 
=“00”になったとき、フレア補正信号S65に等し
い。
【0048】そこで、この積算値S71が並列に取り出
され、フレア補正信号として減算回路61に供給されて
ビデオ信号S5 のフレア補正が行われる。
【0049】こうして、この発明によれば、マイコン6
5において、フレア補正信号S65をその変化を示す信
号SD に変換し、この信号SD をマイコン65から
ラッチ回路を兼ねた積算回路71に供給してフレア補正
信号S71を得ているので、マイコン65が信号SD 
を出力する出力ポートのビット数は2ビットでよく、出
力ポートのビット数を減らすことができる。また、その
出力ポートと、積算回路71との間の信号SD の信号
ラインも2ビットに減らすことができる。
【0050】さらに、ビデオカメラがカラービデオカメ
ラの場合は、マイコン65の出力ポートのビット数を、
24ビットから6ビット(=2ビット×3色分)に減ら
すことができる。
【0051】図2に示す例においては、フレア補正のた
めの信号が、マイクロコンピュータ65から1ビットで
出力される場合である。
【0052】すなわち、マイクロコンピュータ65にお
いて、フレア補正信号S65が、1フィールド期間前の
補正信号S65と比較され、その比較結果SD がマイ
コン65から出力されるが、この信号SD は、現在の
補正信号S65が、1フィールド期間前の補正信号S6
5に対して、例えば、     変化していないときには、  SD =“0”
と“1”とを、クロックCKに           
                   同期して繰り
返す。  ‥‥‥  (4)     小さくなってい
るときには、SD =“0”        ‥‥‥ 
 (5)     大きくなっているときには、SD 
=“1”        ‥‥‥  (6)  となるようにされる。
【0053】そして、この信号SD が、マイコン65
から9ビットのアップダウンカウンタ72にそのカウン
ト方向の制御信号として供給され、カウンタ72は、S
D =“0”のときにはダウンカウントモード、SD 
=“1”のときにはアップカウントモードとされる。ま
た、カウンタ72には、クロックCKがカウント入力と
して供給される。なお、このクロックCKは、例えばフ
ィールド周期とされる。
【0054】したがって、上記(4) の場合には、信
号S72によりクロックCKに同期してカウント72の
カウントモードが変化するとともに、カウンタ72はそ
のクロックCKをカウントしているので、カウンタ72
のカウント値S72は、その最下位ビットb0 が、ク
ロックCKに同期して“0”と“1”とに変化するだけ
で、カウント値S72の、最下位ビットb0 を除く上
位8ビットb8 〜b1 は変化しない。
【0055】また、上記(5) の場合には、クロック
CKごとにカウント値S72が小さくなり、上記(6)
 の場合には、クロックCKごとにカウント値S72が
大きくなる。
【0056】したがって、このカウント値S72の上位
8ビットb8 〜b1 は、フレア補正信号S65に対
応することになる。
【0057】そこで、このカウント値S72のビットb
8 〜b1 が、減算回路61にフレア補正信号として
並列に供給されるとともに、このとき、図3に示すよう
に、カウント値S72のビットb8 〜b1 は、ビデ
オ信号S5 に対して1ビットだけ下位ビット方向にシ
フトされて供給され、信号S5 のビットb7 〜b0
 と、信号S72のビットb8 〜b1 との間で減算
が行われる。
【0058】したがって、減算回路61からは、信号S
72によりフレア補正の行われたビデオ信号S6 が取
り出される。
【0059】そして、この場合、この例によれば、マイ
コン65が信号SD を出力する出力ポートは1ビット
でよく、出力ポートのビット数をさらに減らすことがで
きる。また、その出力ポートと、カウンタ72との間の
信号SD の信号ラインも1ビットに減らすことができ
る。
【0060】ところで、ビデオカメラがカラービデオカ
メラの場合には、フレア補正回路を、赤色信号、青色信
号、緑色信号の各信号チャンネルにそれぞれ設ける必要
がある。
【0061】しかし、図8に示すようなフレア補正回路
6を、各信号チャンネルに設けると、カメラ全体の回路
規模が大きくなって大型化あるいは重量化してしまい、
可搬機には適さない。また、コストアップとなってしま
う。
【0062】図4に示す例においては、そのような点も
考慮したカラービデオカメラの場合である。
【0063】すなわち、図4において、図8のCCD撮
像素子1及び各回路2〜5に対応する部分には、同一符
号にサフィックスR、GあるいはBを付けて説明は省略
する。ただし、手段1R〜5Rは赤色信号の信号系、手
段1G〜5Gは緑色信号の信号系、手段1B〜5Bは青
色信号の信号系であり、A/Dコンバータ5R、5G、
5Bからは、デジタルの赤色信号S5R、緑色信号S5
G、青色信号S5Bがそれぞれ出力される。
【0064】そして、これら信号S5R、S5G、S5
Bは、減算回路61R、61G、61Bにそれぞれ供給
される。
【0065】さらに、コンバータ5R〜5Bからの信号
S5R〜S5Bがスイッチ回路60に供給されるととも
に、このスイッチ回路60は、信号SV により1フィ
ールド期間ごとに順に切り換えられ、スイッチ回路60
からは、信号S5R〜S5Bがフィールド順次に取り出
され、このフィールド順次の信号S5R〜S5Bがロー
パスフィルタ62に供給される。
【0066】このフィルタ62及び以後の回路63〜6
7は、図8における回路62〜67と同じものであるが
、マイクロコンピュータ65には、信号SV が、スイ
ッチ回路60の切り換え位置を示す信号として供給され
る。そして、マイコン65は、この信号SV により、
ローパスフィルタ62に色信号S5R〜S5Bのうちの
どの色信号が供給されているかを判断し、フィールド順
次に色信号S5R、S5G、S5Bのためのフレア補正
信号SR 、SG 、SB を形成する。
【0067】すなわち、フィルタ62に赤色信号S5R
が供給されているフィールド期間には、その赤色信号S
5Rに対して、加算回路64における加算及びカウンタ
67におけるカウントが行われ、この赤色信号S5Rの
フィールド期間が終了すると、その加算結果及びカウン
ト結果がマイコン65において処理され、赤色信号S5
Rについて■式に対応する値YR が計算される。
【0068】同様に、フィルタ62に緑色信号S5Gが
供給されているフィールド期間には、その緑色信号S5
Gに対して、加算回路64における加算及びカウンタ6
7におけるカウントが行われ、この緑色信号S5Gのフ
ィールド期間が終了すると、その加算結果及びカウント
結果がマイコン65において処理され、緑色信号S5G
について■式に対応する値YG が計算される。
【0069】また、フィルタ62に青色信号S5Bが供
給されているフィールド期間には、その青色信号S5B
に対して、加算回路64における加算及びカウンタ67
におけるカウントが行われ、この青色信号S5Bのフィ
ールド期間が終了すると、その加算結果及びカウント結
果がマイコン65において処理され、青色信号S5Bに
ついて■式に対応する値YB が計算される。
【0070】こうして、マイコン65においては、値Y
R 、YG 、YB がフィールド順次に計算される。
【0071】そして、さらにマイコン65においては、
計算した値YR のうち、最新の8フィールド期間分の
値YR について平均値が計算されてフレア補正信号S
R が求められるとともに、このフレア補正信号が図2
のフレア補正回路における信号SDに対応する1ビット
の信号SDRに変換される。同様に、マイコン65にお
いて、最新の8フィールド期間分の値YG、YB から
フレア補正信号SG 、SB が求められるとともに、
このフレア補正信号SG 、SB がそれぞれ1ビット
の信号SDG、SDBに変換される。
【0072】そして、これら信号SDR〜SDBが、マ
イコン65からフィールド順次に取り出されてスイッチ
回路68に供給されるとともに、このスイッチ回路68
が信号SV により切り換えられ、スイッチ回路68か
らは信号SDR〜SDBが分離して取り出され、これら
信号SDR〜SDBが、アップダウンカウンタ72R〜
72Bにそれらのカウント方向の制御信号として供給さ
れる。また、クロックCKが、スイッチ回路73及び信
号SV により、信号SDR〜SDBの供給に連動して
カウンタ72R〜72Bにカウント入力として選択的に
供給される。
【0073】したがって、カウンタ72R〜72Bから
は、もとのフレア補正信号SR 〜SB が取り出され
る。
【0074】そして、このカウンタ72R〜72Bから
のフレア補正信号SR〜SB が、減算回路61R〜6
1Bにそれぞれ供給される。
【0075】なお、この場合、図8のフレア補正信号S
65は、連続したフィールドの信号S5 から形成して
いるのに比べ、フレア補正信号SR 〜SB は、フィ
ールド順次の信号S5R〜S5Bから形成しているが、
これら補正信号SR 〜SB はもともと数フィールド
期間〜1秒程度の平均値でよいので、問題はない。
【0076】こうして、この例によれば、赤色信号S5
R〜青色信号S5Bからフレア補正信号SR 〜SB 
を形成するとき、これを時分割式にフィールド順次に形
成しているので、形成回路6を赤色信号S5R〜青色信
号S5Bに対して共通にすることができ、したがって、
カメラ全体の回路規模が大きくなることがなく、また、
大型化あるいは重量化することもない。あるいはコスト
アップもスイッチ回路60によるものだけであり、ほと
んどない。
【0077】さらに、マイコン65から積算回路68R
〜68Bに信号SDR〜SDBを出力する出力ポートも
1ビットでよい。
【0078】なお、上述において、カウンタ72R〜7
2Bを積算回路として図1の場合と同様にフレア補正信
号SR 〜SB を得ることもできる。また、カウンタ
67において、フィルタ62からの信号の画素数をカウ
ントする代わりにその信号を得るために使用したクロッ
クの数をカウントしてA/Dコンバータ5のクリップ期
間の計測値とすることもできる。
【0079】さらに、3原色信号として赤色信号、緑色
信号、青色信号を対象としたが、シアン色信号、マゼン
タ色信号、黄色信号であってもよい。
【0080】
【発明の効果】この発明によれば、マイコン65におい
て、フレア補正信号S65をその変化を示す信号SD 
に変換し、この信号SD をマイコン65からラッチ回
路を兼ねた積算回路71あるいはカウンタ72に供給し
てフレア補正信号S71あるいはS72を得ているので
、マイコン65が信号SD を出力する出力ポートのビ
ット数は2ビットあるいは1ビットでよく、出力ポート
のビット数を減らすことができる。また、その出力ポー
トと、積算回路71あるいはカウンタ72との間の信号
SD の信号ラインも2ビットあるいは1ビットに減ら
すことができる。
【0081】さらに、ビデオカメラがカラービデオカメ
ラの場合は、マイコン65の出力ポートのビット数を、
24ビットから6ビットあるいは1ビットに減らすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】この発明の他の例を示す系統図である。
【図3】この発明を説明するための図である。
【図4】この発明の他の例を示す系統図である。
【図5】従来例の系統図である。
【図6】従来例を説明するための特性図である。
【図7】従来例を説明するための図である。
【図8】この発明を説明するための系統図である。
【図9】この発明を説明するための特性図である。
【図10】この発明を説明するための図である。
【図11】この発明を説明するための特性図である。
【図12】この発明を説明するための特性図である。
【符号の説明】
1  CCD撮像素子 2  サンプリング・ホールド回路 3  ゲインコントロール回路 4  プリニー回路 5  A/Dコンバータ 6  フレア補正回路 7  ガンマ補正回路 61  減算回路 62  ローパスフィルタ 63  逆変換回路 64  加算回路 65  マイクロコンピュータ 66  比較回路 67  画素カウンタ 71  積算回路 72  アップダウンカウンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  並列のデジタルのビデオ信号を所定の
    フィールド期間にわたって加算する加算回路と、この加
    算回路の加算出力の上記所定のフィールド期間における
    平均値を求め、この平均値と、その前の平均値との変化
    を示す信号を出力するマイクロコンピュータと、このマ
    イクロコンピュータからの上記出力信号により上記加算
    出力の所定のフィールド期間における平均値の並列信号
    を出力する回路と、この回路からの上記並列信号を、上
    記ビデオ信号に演算する演算回路とを有し、この演算回
    路からフレア補正の行われた並列のデジタルのビデオ信
    号を出力するようにされたビデオ信号のフレア補正回路
  2. 【請求項2】  第1〜第3の並列のデジタルの色信号
    がそれぞれ供給される第1〜第3の演算回路と、上記第
    1〜第3の色信号をフィールド順次に取り出すスイッチ
    回路と、このスイッチ回路から取り出された色信号を、
    その色信号ごとに加算する加算回路と、この加算回路の
    加算出力の上記所定のフィールド期間における平均値を
    求め、この平均値と、その前の平均値との変化を示す第
    1〜第3の信号を出力するマイクロコンピュータと、こ
    のマイクロコンピュータからの上記第1〜第3の直列信
    号により上記加算出力の所定のフィールド期間における
    平均値の第1〜第3の並列信号を出力する第1〜第3の
    回路と、この第1〜第3の回路からの上記第1〜第3の
    並列信号を、上記ビデオ信号に演算する第1〜第3の演
    算回路とを有し、上記第1〜第3の演算回路からフレア
    補正の行われた第1〜第3の並列のデジタルのビデオ信
    号を出力するようにしたビデオ信号のフレア補正回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998052352A1 (fr) * 1997-05-13 1998-11-19 Sony Corporation Appareil et procede de correction d'un signal de prise de vues, et camera video

Cited By (2)

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WO1998052352A1 (fr) * 1997-05-13 1998-11-19 Sony Corporation Appareil et procede de correction d'un signal de prise de vues, et camera video
US6614475B1 (en) 1997-05-13 2003-09-02 Sony Corporation Correction apparatus and method for imaging signals and video camera

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