JP3106809B2 - 水溶性共重合ポリエステルおよびポリエステルフィルム - Google Patents

水溶性共重合ポリエステルおよびポリエステルフィルム

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JP3106809B2 JP05274462A JP27446293A JP3106809B2 JP 3106809 B2 JP3106809 B2 JP 3106809B2 JP 05274462 A JP05274462 A JP 05274462A JP 27446293 A JP27446293 A JP 27446293A JP 3106809 B2 JP3106809 B2 JP 3106809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水溶性共重合ポリエステ
ルおよび磁気記録材料用ポリエステルフィルムに関する
ものである。詳しくは走行帯電防止性、水溶性、接着
性、耐ブロッキング性、耐溶剤性などに優れ、磁気記録
材料、各種写真材料、包装材料、電気絶縁材料、一般工
業材料等に使用されるフィルムのコーティング剤に好適
な水溶性共重合ポリエステルおよび磁気記録材料用ポリ
エステルフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル、特にポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレートあるいはポリ−1.4−シクロヘキサンジ
メチレンテレフタレート及びこれらを主体とするポリエ
ステルは優れた物理的、化学的特性を有しており、繊
維、フィルムあるいはシートさらにはその成形品として
広く使用されている。特に、ポリエステルフィルムは耐
熱性、耐薬品性、機械的特性において優れた性質を有す
るために、磁気記録材料、各種写真材料、包装材料、電
気絶縁材料、一般工業材料等多くの用途に用いられてい
る。
【0003】これらの用途においてはポリエステルフィ
ルム単体で使用されることはなく、フィルム表面に種々
の被覆物、例えば磁性体塗料、ケミカルマット塗料、ジ
アゾ感光塗料、ゼラチン組成物、ヒートシール付与組成
物、インキなどを塗布あるいは印刷して使用される。
【0004】特に、磁気テープやフロッピーディスク等
の磁気記録材料に用いられるフィルムには、磁気記録の
高信頼性、高密度化のために平坦性、平滑性が求められ
とともに、磁性体塗料とベースフィルムとの接着力の
向上が強く求められている。しかし、フィルムに磁性体
塗料への接着力を付与するために易接着層を設けると、
逆に磁性体塗料塗布前のフィルム間でブロッキングを生
じ、各種の作業性が低下したり、磁気記録性能が悪化し
たりする。一方、ベースフィルムあるいは磁気テープ等
の製造工程では一般に高速で多くの各種の各種ロールを
有する工程を通過したりする際に、ロールとフィルム間
またはフィルム同志の摩擦によって帯電現象を生じるた
め、作業性の低下、磁気記録性能が悪化したりする。こ
のため、フィルムの接着性付与には、フィルム間のブロ
ッキング現象を生じさせない、あるいはフィルムの帯電
防止、さらにはフィルム表面に塗布あるいは印刷される
種々の被覆物に含有されている各種溶剤に対しても抵抗
力のある方法や易接着性物質が望まれている。
【0005】一般にポリエステル自体が不活性で接着性
に乏しいため、フィルム表面に種々の被覆物、例えば磁
性体塗料、ケミカルマット塗料、ジアゾ感光塗料、ゼラ
チン組成物、ヒートシール付与組成物、インキなどを塗
布あるいは印刷する際には、該被覆物との接着性を良好
とするためにフィルム表面にコロナ放電あるいはプラズ
マ等の物理的な処理やアルカリあるいはアミン類の化学
薬品を使用した化学的な処理をする方法、さらには、易
接着性物質をコーティングする方法などが知られてい
る。しかし、物理的あるいは化学的な表面処理方法は工
程が煩雑となり、コストアップになるばかりでなく、十
分な接着性が得られない。
【0006】一方、易接着性物質をコーティングする方
法はポリエステルフィルムの製造工程内で実施でき、コ
スト面で有利であり、かつ、種々の被覆物に対応できる
接着性物質を選択することが可能である。さらに、ポリ
エステルフィルムの取扱い性、フィルム製造時の作業性
の点から、種々の水分散あるいは水溶性共重合ポリエス
テルおよびフィルムが提案されてきた。例えば、特公昭
47−40873号公報、特開昭50−121336号
公報および特開昭50−134086号公報にはエステ
ル形成性スルホン酸金属塩化合物およびポリエチレング
リコールを共重合したポリエステルならびにそれらのポ
リエステルを積層したフィルム、特開昭63−6623
9号公報にはエステル形成性スルホン酸金属塩化合物お
よびポリテトラメチレングリコールを共重合したポリエ
ステル、特開昭50−83497号公報、特開昭53−
2536号公報、特開昭54−3848号公報にはエス
テル形成性スルホン酸金属塩化合物、脂肪族ジカルボン
酸成分およびジエチレングリコールを共重合したポリエ
ステル、特開昭59−215318号公報にはエステル
形成性スルホン酸金属塩化合物および脂肪族ジカルボン
酸成分を共重合したポリエステルを下塗りしたフィルム
などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術においては次のような問題がある。すなわ
ち、特公昭47−40873号公報のようにエステル形
成性スルホン酸金属塩化合物および低分子量のポリエチ
レングリコールを多量に共重合した場合には水溶性およ
び接着性は発現するものの耐ブロッキング性に劣り、帯
電防止性が得られない。特開昭50−121336号公
報、特開昭50−134086号公報および特開昭63
−66239号公報のようにエステル形成性スルホン酸
金属塩化合物およびポリアルキレングリコール成分を多
量に共重合した場合には水溶性、耐ブロッキング性、帯
電防止性に劣り好ましくない。さらに特開昭50−83
497号公報、特開昭53−2536号公報、特開昭5
4−3848号公報および特開昭59−215318号
公報のようにエステル形成性スルホン酸金属塩化合物お
よび脂肪族ジカルボン酸成分、さらにはジエチレングリ
コールを共重合した場合には接着性は発現するものの、
耐ブロッキング性に劣り、帯電防止性が得られないなど
の欠点がある。
【0008】本発明はこれらの欠点を解消せしめ、帯電
防止性、水溶性、接着性、耐ブロッキング性、耐溶剤性
など、特に水溶性、走行帯電防止性に優れ、磁気記録材
料などに使用されるフィルムのコーティング剤に好適な
水溶性共重合ポリエステルおよびポリエステルフィルム
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、酸成分の60〜95モル%が二種以上の芳香族ジカ
ルボン酸、5〜40モル%がエステル形成性スルホン酸
アルカリ金属塩化合物からなり、グリコール成分の10
0モル%が炭素数2〜8の脂肪族グリコールおよび/ま
たは炭素数6〜16の脂環族グリコールからなる共重合
ポリエステルに、数平均分子量が400〜10000の
リオキシアルキレングリコール成分を含有させてな
り、かつ、前記エステル形成性スルホン酸アルカリ金属
塩化合物の酸成分に対する含有量(Aモル%)と前記ポ
リオキシアルキレングリコール成分の共重合ポリエステ
ルに対する含有量(B重量%)が下記式(I)および
(II)を満足する水溶性共重合ポリエステルによって達
成できる。 0.1≦B/A≦5.0 (I) 0.01≦B<20 (II)
【0010】本発明の共重合ポリエステルは、酸成分と
して二種以上の芳香族ジカルボン酸を60モル%以上
む必要があり、さらには70モル%以上含むことが好ま
しく、特には80モル%以上含むことが帯電防止性、耐
ブロッキング性および耐溶剤性に優れる点から好まし
い。二種以上の芳香族ジカルボン酸が60モル%未満で
あると帯電防止性、耐ブロッキング性および耐溶剤性に
劣る。芳香族ジカルボン酸としては特に限定されること
はないが、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン
酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸等を挙げることが
でき、これらのなかで好ましい芳香族ジカルボン酸と
てはテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
酸がある。これらの中から二種以上の芳香族ジカルボ
酸を選択することがよく、特に好ましい芳香族ジカル
ボン酸としてはテレフタル酸、イソフタル酸がある。
【0011】本発明における二種以上の芳香族ジカルボ
酸の比は特に限定されることはないが、一種の芳香族
ジカルボン酸の量に対して、他の一種以上の芳香族ジカ
ルボン酸の合計量のモル比が0.001〜1となるよう
にすることが好ましく、さらには水溶性、接着性の点か
ら0.005〜0.5、特には0.01〜0.1が好ま
しい。モル比で0.001未満では水溶性、接着性に劣
る。
【0012】以上のように本発明の共重合ポリエステ
は酸成分の芳香族ジカルボン酸が二種以上であることが
必要である。芳香族ジカルボン酸が一種のみの場合では
定量のポリオキシアルキレングリコールを含有させて
も水溶性共重合ポリエステルの結晶性が高くなり、該ポ
リエステルを特定の温度の水に溶解させる際に、結晶化
が促進され水溶性に劣ったり、目的とする接着性を得る
ことができない。酸成分として二種以上の芳香族ジカル
ボン酸を構成成分とすることでポリエステルの結晶性を
低下させ、水溶性、かつ接着性を向上させることができ
る。
【0013】本発明の共重合ポリエステルはエステル形
成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物を全酸成分に対し
て、5〜40モル%とする必要があり、好ましくは7〜
30モル%であり、さらに好ましくは10〜20モル
%、特に好ましくは11〜15モル%である。エステル
形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物量が5モル%未
満であると、十分な水溶性および接着性が得られない。
一方、40モル%を越えると接着性は飽和に達し、逆に
帯電防止性、耐ブロッキング性、耐溶剤性が低下する。
エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物として
は特に限定されることはないが、例えばスルホテレフタ
ル酸、5−スルホイソフタル酸、2−スルホイソフタル
酸、4−スルホイソフタル酸、4−スルホナフタレン−
2,6−ジカルボン酸等のアルカリ金属塩を挙げること
ができ、なかでも5−スルホイソフタル酸、スルホテレ
フタル酸のリチウム、ナトリウム、カリウム塩がより好
ましく用いられる。
【0014】本発明の共重合ポリエステルのグリコール
成分は、炭素数2〜8の脂肪族グリコールおよび/また
は炭素数6〜16の脂環族グリコール100モル%とす
る必要がある。本発明の炭素数2〜8の脂肪族グリコー
ルおよび/または炭素数6〜16の脂環族グリコールと
しては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキ
サンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール等のグリコー
ルを挙げることができる。好ましい炭素数2〜8の脂肪
族グリコールおよび/または炭素数6〜16の脂環族グ
リコールとしてはエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノールであり、さ
らに好ましくはエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールである。これらのグリコールは1種のみ
用いてもよく、また2種以上併用してもよい。なお、本
発明におけるグリコール成分は、ポリエステルの製造の
際に副生するグリコールも含むものである。
【0015】本発明の共重合ポリエステルには上述の酸
成分およびグリコール成分以外に、本発明の効果を損な
わない範囲で脂肪族ジカルボン酸、オキシ酸あるいは単
官能化合物、三官能以上の多官能化合物等の他の成分を
含んでいてもよい。
【0016】本発明の共重合ポリエステルの製造は、従
来公知の任意の方法を採用することができ、特に限定さ
れるものではない。例えば酸成分としてテレフタル酸、
イソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸およ
びグリコール成分としてエチレングリコールとからなる
共重合ポリエステルについて説明すると、テレフタル
酸、イソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
およびエチレングリコールとを直接エステル化反応させ
るか、テレフタル酸のアルキルエステル、イソフタル酸
のアルキルエステル、5−ナトリウムスルホイソフタル
酸のアルキルエステルおよびエチレングリコールとをエ
ステル交換反応させる第1段階と、この第1段階の反応
生成物を重縮合反応させる第2段階とによって製造する
方法等を挙げることができる。
【0017】この際、反応触媒として、従来公知のアル
カリ金属、アルカリ土類金属、マンガン、コバルト、亜
鉛、アンチモン、ゲルマニウム、チタン化合物等が用い
られ、さらに着色防止剤としてリン化合物等を用いても
よい。
【0018】本発明の水溶性共重合ポリエステルには下
記式(I)および(II)を満足する量で、数平均分子量
が400〜10000のポリオキシアルキレングリコー
ル成分(B)が含有されている必要がある。 0.1≦B/A≦5.0 (I) 0.01≦B<20 (II) [式中、Aはエステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩
化合物の酸成分に対する含有量(モル%)であり、Bは
ポリオキシアルキレングリコール成分の共重合ポリエス
テルに対する含有量(重量%)である。]好ましい
は、0.3≦B/A≦3.0 (I′) であり、さ
らに好ましくは、0.5≦B/A≦2.0 (I″)
である。また、好ましい量は、5≦B≦19 (II′)
であり、さらに好ましくは、11≦B≦18 (II″)
である。エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合
の含有量(Aモル%)に対する、ポリオキシアルキレ
ングリコール成分の含有量(B重量%)の比(B/A)
が0.1未満であったり、ポリオキシアルキレングリコ
ール成分の含有量(B重量%)が0.01重量%未満で
あると帯電防止性、耐溶剤性に劣る。一方、エステル形
成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物の含有量(Aモル
に対するポリオキシアルキレングリコール成分の
有量(B重量%の比(B/A)が5.0を越えたり、
ポリオキシアルキレングリコールの含有量(B重量%)
が20重量%以上となると帯電防止性、水溶性、耐ブッ
ロキング性に劣る。本発明の水溶性共重合ポリエステル
はエステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物に対
して特定量のポリオキシアルキレングリコールを含有さ
せることにより特に走行帯電防止性に優れる。ポリオキ
シアルキレングリコール成分の数平均分子量は水溶
性、接着性、帯電防止性を兼備させる点から、400〜
10000であり、さらには数平均分子量500〜60
00が好ましく、特には数平均分子量600〜4000
が好ましい。このようなポリオキシアルキレングリコー
ル成分としては、例えばポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール
等を挙げることができる。なかでも水溶性、帯電防止性
の点からポリエチレングリコールが好ましい。
【0019】本発明のポリオキシアルキレングリコール
成分を共重合ポリエステルに含有させる方法は特に限定
されるものではなく、例えばポリオキシアルキレングリ
コール成分を共重合ポリエステルの製造工程の任意の段
階で添加する方法、あるいは共重合ポリエステルとポリ
オキシアルキレングリコール成分とを押出し機等を用い
て溶融混練する方法等を挙げることができる。この際ポ
リオキシアルキレングリコール成分は粉体、溶融あるい
は溶液状態等任意の方法で添加することができる。な
お、本発明におけるポリオキシアルキレングリコール成
分は、ポリエステルの製造の際に副生するポリオキシア
ルキレングリコールを含むものである。
【0020】また、本発明の水溶性共重合ポリエステル
の固有粘度は特に限定されないが、接着性の点で0.3
0dl/g以上が好ましく、さらには0.35dl/g
以上が好ましい。
【0021】本発明の水溶性共重合ポリエステルには必
要に応じて、難燃剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、顔料、
染料、脂肪酸エステル、ワックスなどの有機滑剤あるい
はポリシロキサンなどの消泡剤を配合してもよく、さら
には滑り性などを付与する目的でクレー、マイカ、酸化
チタン、炭酸カルシウム、カオリン、湿式および乾式法
シリカ、コロイド状シリカ、リン酸カルシウム、硫酸バ
リウム、アルミナなどの無機粒子、さらにはアクリル酸
類、スチレンなどを構成成分とする有機粒子等を配合す
ることが好ましい。
【0022】本発明のポリエステルフィルムとは、本発
明の水溶性共重合ポリエステルからなる層とポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレートあるいはポリ−1.4−シクロヘ
キサンジメチレンテレフタレートまたはこれらを主体と
する芳香族ポリエステル等のポリエステル層からなるポ
リエステルフィルムであり、その製造方法は特に限定さ
れるものではなく、従来公知の任意の方法を採用するこ
とができる。また、その際ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レートあるいはポリ−1.4−シクロヘキサンジメチレ
ンテレフタレートまたはこれらを主体とする芳香族ポリ
エステル等のポリエステル層は二層以上の積層フィルム
であってもよい。さらに、この芳香族ポリエステル等の
ポリエステル層には平均粒子径が0.001〜10μm
の無機粒子、有機粒子等からなる滑剤が含有されていて
もよい。
【0023】本発明の水溶性共重合ポリエステルからな
る層とポリエチレンテレフタレート層からなるポリエス
テルフィルムの具体的な製造方法を説明すると、まずポ
リエチレンテレフタレートを乾燥後、溶融押出しして、
未延伸シートとし、続いて、熱処理し、フィルムにす
る。二軸延伸は縦、横逐次延伸あるいは二軸同時延伸の
いずれでもよく、延伸倍率は特に限定されるものではな
いが通常は縦、横それぞれ2.0〜5.0倍が適当であ
る。また、二軸延伸後、さらに縦、横方向のいずれかに
再延伸してもよい。この際、本発明の水溶性共重合ポリ
エステルの水溶液をフィルム面に塗布することによって
本発明のポリエステルフィルムが得られる。水溶性共重
合ポリエステルの水溶液は任意の方法によって製造する
ことができる。例えば、水溶性共重合ポリエステルを4
0℃以上、好ましくは60℃以上の水に溶解することで
製造でき、水溶液中の水溶性共重合ポリエステルの濃度
は特に限定されるものではないが0.1〜50重量%が
好ましく、さらには0.5〜30重量%、特には1.0
〜10重量%が好ましい。この水溶液とは物理的、化学
的な意味で厳密性を有するものではなく、水に大部分が
溶解し、一部が微分散しているようなものも含むもので
ある。また、水溶性共重合ポリエステルの水溶化時ある
いは水溶液には、高級脂肪酸化合物、例えばアラキン
酸、ベヘン酸、モンタン酸、エルカ酸等の高級脂肪族モ
ノカルボン酸化合物、モンタン酸エチレングリコールエ
ステル、モンタン酸エチルエステル、リグノセリン酸オ
クタコシル、セロチン酸セリル等の高級脂肪族モノカル
ボン酸エステル化合物、さらにワックスのエチレン鎖部
分を空気酸化等の方法で酸化してカルボキシル基や水酸
基等を付加した酸化ワックスや天然ワックス等、例えば
モンタンワックス、カルナウバワックス、ビーズワック
ス、ヌカロウ、イボタロウ等の有機滑剤、クレー、マイ
カ、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、湿式およ
び乾式法シリカ、コロイド状シリカ、リン酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、アルミナなどの平均粒子径が0.0
01〜2μmの無機粒子、さらにはアクリル酸類、スチ
レンなどを構成成分とする平均粒子径が0.001〜2
μmの有機粒子等を配合することが耐ブロッキング性の
点から好ましく、特には分子量1000以上の酸化ワッ
クス、カルナウバワックス等の天然ワックス、平均粒子
径が0.001〜2μmのコロイド状シリカ、酸化チタ
ン、アルミナ等の無機粒子が好ましい。これらの有機滑
剤、粒子等の配合量は、水溶液中の水溶性共重合ポリエ
ステルに対して0.01〜70重量%が好ましく、さら
には0.5〜50重量%、特には1.0〜30重量%が
好ましい。
【0024】また、フィルム面への水溶性共重合ポリエ
ステル水溶液の塗布は、従来公知の塗布方法、例えばリ
バースコート法、グラビアコート法、ダイコート法、ワ
イアーバー法などを用いることができる。塗布はポリエ
ステルフィルムの製造工程中で行なうことが好ましく、
さらに好ましくは未延伸シートを80〜120℃に加熱
して、縦、横いずれかの方向に一軸延伸した後、水溶性
共重合ポリエステルの水溶液を塗布し、引き続き90〜
140℃に加熱しつつ、一軸延伸とは異なる方向に延伸
し、さらに160〜240℃の熱処理ゾーンに導き、1
〜20秒間熱処理して本発明のポリエステルフィルムを
製造する方法がよい。
【0025】本発明のポリエステルフィルムは水溶性共
重合ポリエステルからなる層の厚みは特に限定されるも
のではないが、0.001〜5.0μmの範囲が好まし
く、さらには0.01〜2.0μm、特には0.05〜
0.5μmが好ましい。水溶性共重合ポリエステルから
なる層の厚みが0.001μm未満であると十分な接着
性、帯電防止性が得られない。一方、厚みが5.0μm
を越えると耐ブロッキング性の点から好ましくない。な
お、水溶性共重合ポリエステルからなる層の厚みは種々
の方法で測定できるが、例えばポリエステルフィルムの
断面を電子顕微鏡で観察したり、水溶性共重合ポリエス
テルからなる層を溶剤その他で除去できる場合は、除去
した部分と除去していない部分の厚み差からも求めるこ
とができる。
【0026】本発明の水溶性共重合ポリエステルからな
る層とポリエステル層からなるポリエステルフィルム
は、特に走行帯電防止性に優れるものであり、帯電量が
−6KV以上〜+6KV以下であることが好ましい。
【0027】
【実施例】以下本発明を実施例により、さらに詳細に説
明する。実施例中の特性は次のようにして測定した。
【0028】A.共重合ポリエステルの固有粘度 o−クロロフェノール溶媒を用い、25℃で測定した。
【0029】B.共重合ポリエステルの水溶性 共重合ポリエステル5gを水100g中に入れ、80
℃、2時間攪拌溶解して冷却後、1μmフィルターで濾
過する。溶解状態および濾上物量によって共重合ポリエ
ステルの水溶性を判定した。 ◎:水溶液はほぼ透明で、濾上物も認められなかった。 ○:水溶液は僅かに白濁しているが、濾上物はほとんど
認められなかった。 △:水溶液はやや白濁しており、濾上物が認められた。 ×:溶解しにくい、あるいは水溶液は強く白濁してお
り、多量の濾上物が認められた。
【0030】C.接着性 共重合ポリエステルの水溶液を塗布し、接着層を設けた
フィルム面にダイフェラコートVD1654{大日精化
工業(株)製}100重量部とスミジュールN75{住
友バイエル(株)製}1重量部からなる塗料を乾燥後で
5μmになるようにバーコーターで塗布、100℃で5
分間乾燥して被覆層を設けた。該被覆層面にセロハン粘
着テープを貼り、線圧50kg/cmのニップロールを
通過させた後、180度方向に急速に剥離する。その時
のセロハン粘着テープに付着した被覆層の面積を求めて
接着性を判定した。 ○:セロハン粘着テープに付着した被覆層の面積が5%
未満であり、接着性に優れている。 △:セロハン粘着テープに付着した被覆層の面積が5%
〜20%未満であり接着性にやや劣る。 ×:セロハン粘着テープに付着した被覆層の面積が20
%以上であり、接着性に劣る。
【0031】D.耐ブロッキング性 共重合ポリエステルの水溶液を塗布し、接着層を設けた
フィルムの接着層面同志を重ね合わせたもの(a)およ
び接着層を設けたフィルムの接着層面に接着層を設けて
ないフィルム面を重ね合わせたもの(b)(重ね合わせ
面積:3cm×4cm)に500g/12cm2 の加重
をかけて60℃,80%RH中で72時間放置した後、
重ね合わせ部の剪断応力をテンシロン引張り試験機を用
い、引張速度20cm/分で測定した。
【0032】E.耐溶剤性 共重合ポリエステルの水溶液を塗布し、接着層を設けた
フィルムの接着層面に有機溶剤としてメチルエチルケト
ン、トルエン、アセトンをそれぞれ滴下し接着層の白濁
状態で判定した。 ○:ほとんど白濁しない。 △:わずかに白濁する。 ×:白濁する。
【0033】F.帯電防止性 金属ドラム回転体の表面に易接着層を積層していないポ
リエステルフィルムを巻き付け、回転させながら易接着
層を積層したフィルムの易接着層の端部に荷重255g
を掛け、金属ドラム回転体に沿わせて5秒間擦る。直後
に静電気測定機によりフィルムに荷電した電位を測定
し、帯電防止性を判定した。 ○:帯電量−6KV以上〜+6KV以下 △:帯電量−7KV以上〜+7KV以下 ×:帯電量−7KV未満あるいは+7KVを越えるもの 静電気測定機 :シシド静電気(株)製 スタチロン
TH型 測定距離 ヘッド開口部より50mm 金属ドラム回転体:寸法 65mm巾×150mmφ 回転数860rpm 測定サンプル :30mm巾×300mm長さ
【0034】実施例1 テレフタル酸ジメチル64.6重量部、イソフタル酸ジ
メチル6.5重量部、5−ナトリウムスルホイソフタル
酸ジメチル14.8重量部、エチレングリコール51.
6重量部、数平均分子量600のポリエチレングリコー
ル15.0重量部および酢酸カルシウム0.1重量部、
酢酸リチウム0.3重量部、三酸化アンチモン0.03
重量部を加え、常法に従いエステル交換反応せしめたの
ち、リン酸トリメチル0.05重量部を添加した。次い
で徐々に昇温、減圧にし、最終的に280℃、1mmH
g以下で重縮合反応を行ない、水溶性共重合ポリエステ
ルを得た。得られた水溶性共重合ポリエステルの組成を
NMRにより測定した結果、酸成分はテレフタル酸80
モル%、イソフタル酸8モル%、5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸12モル%、グリコール成分はエチレング
リコール93モル%、ジエチレングリコール7モル%で
あり、また、ポリエチレングリコール含有量は15重量
%で、ポリエチレングリコール含有量/5−ナトリウム
スルホイソフタル酸成分比は1.25であった。また、
固有粘度は0.54dl/gであった。
【0035】得られた水溶性共重合ポリエステル5gを
水100g中に入れ、80℃、2時間攪拌溶解して冷却
後、1μmフィルターで濾過し、水溶性共重合ポリエス
テル水溶液を得た。水溶性共重合ポリエステルの水溶液
はほぼ透明性であり、フィルター濾上物も認められなか
った。
【0036】さらに、該水溶性共重合ポリエステルの水
溶液に天然のカルナウバワックス乳化水を水溶性共重合
ポリエステルに対して、カルナウバワックスが6.5重
量%となるように配合した。
【0037】一方、平均粒子径0.2μmの二酸化ケイ
素を0.2重量%含有した固有粘度0.60dl/gの
ポリエチレンテレフタレートを十分に乾燥した後、押し
出し機に供給して290℃で溶融し、T型口金よりシー
ト状に押し出し、30℃の冷却ドラムで冷却固化せしめ
未延伸フィルムを得た。次いで未延伸フィルムを95℃
に加熱して縦方向に3.4倍延伸し、一軸延伸フィルム
とした。さらに、この一軸延伸フィルムの片面に上記で
得た水溶性共重合ポリエステルの水溶液を二軸延伸後に
おいて塗布厚みが0.1μmとなるようにグラビアコー
ト方式で塗布した。続いて100℃に加熱して横方向に
3.5倍延伸し、200℃で熱処理して接着層を有する
厚さ15μmのポリエステルフィルムを得た。得られた
フィルムの特性結果を表2に示す。フィルムの接着性、
耐ブロッキング性、耐溶剤性、帯電防止性ともに良好で
あった。
【0038】実施例2 テレフタル酸ジメチル71.7重量部、イソフタル酸ジ
メチル4.1重量部、5−ナトリウムスルホイソフタル
酸ジメチル10.1重量部、エチレングリコール52.
7重量部、数平均分子量600のポリエチレングリコー
ル15重量部および酢酸カルシウム0.07重量部、酢
酸リチウム0.1重量部、三酸化アンチモン0.03重
量部を加え、常法に従いエステル交換反応せしめたの
ち、リン酸トリメチル0.05重量部を添加した。次い
で徐々に昇温、減圧にし、最終的に280℃、1mmH
g以下で重縮合反応を行ない、水溶性共重合ポリエステ
ルを得た。得られた水溶性共重合ポリエステルの組成を
NMRにより測定した結果、酸成分はテレフタル酸87
モル%、イソフタル酸5モル%、5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸8モル%、グリコール成分はエチレングリ
コール94モル%、ジエチレングリコール6モル%であ
り、また、ポリエチレングリコール含有量は15重量%
で、ポリエチレングリコール含有量/5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸成分比は1.88であった。また、固
有粘度は0.53dl/gであった。
【0039】得られた水溶性共重合ポリエステル5gを
水100g中に入れ、80℃、2時間攪拌溶解して冷却
後、1μmフィルターで濾過し、水溶性共重合ポリエス
テル水溶液を得た。水溶性共重合ポリエステルの水溶液
はほぼ透明性であり、フィルター濾上物も認められなか
った。さらに、該水溶性共重合ポリエステルの水溶液に
平均粒子径0.06μmのコロイダルシリカの水ゾルを
水溶性共重合ポリエステルに対して、コロイダルシリカ
が10.0重量%となるように配合した。
【0040】一方、実施例1と同様の方法で接着層を有
する厚さ15μmのポリエステルフィルムを得た。得ら
れたフィルムの特性結果を表2に示す。フィルムの接着
性、耐ブロッキング性、耐溶剤性、帯電防止性ともに良
好であった。
【0041】比較例1 テレフタル酸ジメチル83.6重量部、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸ジメチル17.4重量部、エチレン
グリコール60.7重量部および酢酸カルシウム0.1
重量部、酢酸リチウム0.3重量部、三酸化アンチモン
0.03重量部を加え、常法に従いエステル交換反応せ
しめたのち、リン酸トリメチル0.05重量部を添加し
た。次いで徐々に昇温、減圧にし、最終的に280℃、
1mmHg以下で重縮合反応を行い、水溶性共重合ポリ
エステルを得た。得られた水溶性共重合ポリエステルの
組成をNMRにより測定した結果、酸成分はテレフタル
酸88モル%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸12
モル%、グリコール成分はエチレングリコール93モル
%、ジエチレングリコール7モル%であった。また、固
有粘度は0.55dl/gであった。
【0042】得られた水溶性共重合ポリエステル5gを
水100g中に入れ、80℃、2時間攪拌溶解して冷却
後、1μmフィルターで濾過し、水溶性共重合ポリエス
テル水溶液を得た。水溶性共重合ポリエステルの水溶液
はほぼ透明性であり、濾上物は認められなかった。
【0043】一方、実施例1と同様の方法で接着層を有
する厚さ15μmのポリエステルフィルムを得た。得ら
れたフィルムの特性結果を表2に示す。フィルムは耐溶
剤性、帯電防止性ともに劣っていた。
【0044】実施例3〜4,比較例2〜4 実施例1と同様の方法で酸成分、グリコール成分および
ポリオキシアルキレングリコールの種類、量を変更し、
水溶性共重合ポリエステルおよびフィルムを得た。
【0045】表1,2に水溶性共重合ポリエステルおよ
びフィルムの特性結果を示す。実施例3〜4は本発明の
範囲内のものでありフィルムの接着性、耐ブロッキング
性、耐溶剤性、帯電防止性ともに良好であった。
【0046】一方、比較例2は芳香族ジカルボン酸成分
が一種のみで、本発明の範囲外であり、水溶性共重合ポ
リエステルは水溶性に劣っていた。また、比較例3はエ
ステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物量が本発
明の範囲外であり、得られた共重合ポリエステルは水溶
性に劣るものであった。さらに、比較例4はポリオキシ
アルキレングリコール量が本発明の範囲外であり、水溶
性、耐ブロッキング性、耐溶剤性、帯電防止性に劣って
いた。
【0047】
【表1】
【表2】
【0048】
【発明の効果】本発明は上述したように、酸成分として
二種以上の芳香族ジカルボン酸、エステル形成性スルホ
ン酸金属塩化合物、グリコール成分として炭素数2〜8
の脂肪族グリコールおよび/または炭素数6〜16の脂
環族グリコールからなる共重合ポリエステルであって、
かつ特定分子量のポリオキシアルキレングリコール成分
を特定量含有してなる水溶性共重合ポリエステルおよび
フィルムであり、走行帯電防止性、水溶性、接着性、耐
ブロッキング性、耐溶剤性に優れ、磁気記録材料、各種
写真材料、包装材料、電気絶縁材料、一般工業材料等に
使用されるフィルムのコーティング剤に好適な水溶性共
重合ポリエステルおよびポリエステルフィルム、特には
オーディオ、ビデオ、フロッピーディスク等の磁気記録
材料に使用されるフィルムのコーティング剤に好適な水
溶性共重合ポリエステルおよびポリエステルフィルムで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸成分の60〜95モル%が二種以上の
    芳香族ジカルボン酸、5〜40モル%がエステル形成性
    スルホン酸アルカリ金属塩化合物からなり、グリコール
    分の100モル%が炭素数2〜8の脂肪族グリコール
    および/または炭素数6〜16の脂環族グリコールから
    なる共重合ポリエステルに、数平均分子量が400〜1
    0000のポリオキシアルキレングリコール成分を含有
    させてなり、かつ、前記エステル形成性スルホン酸アル
    カリ金属塩化合物の酸成分に対する含有量(Aモル%)
    と前記ポリオキシアルキレングリコール成分の共重合ポ
    リエステルに対する含有量(B重量%)が下記式(I)
    および(II)を満足する水溶性共重合ポリエステル。 0.1≦B/A≦5.0 (I) 0.01≦B<20 (II)
  2. 【請求項2】 二種以上の芳香族ジカルボン酸にお
    て、一種の芳香族ジカルボン酸の量に対する、他の一種
    以上の芳香族ジカルボン酸の合計量のモル比が0.00
    1〜1である請求項1記載の水溶性共重合ポリエステ
    ル。
  3. 【請求項3】 ポリオキシアルキレングリコール成分が
    ポリエチレングリコールである請求項1または2記載の
    水溶性共重合ポリエステル。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の水溶性共重
    合ポリエステルからなる層とポリエステル層とからなる
    磁気記録材料用ポリエステルフィルム。
  5. 【請求項5】 水溶性共重合ポリエステルからなる層が
    粒子および/または有機滑剤を0.01〜70重量%含
    有してなる請求項4記載の磁気記録材料用ポリエステル
    フィルム。
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