JP3106562B2 - 下地固定式セミカスタムlsi - Google Patents

下地固定式セミカスタムlsi

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JP3106562B2
JP3106562B2 JP03183505A JP18350591A JP3106562B2 JP 3106562 B2 JP3106562 B2 JP 3106562B2 JP 03183505 A JP03183505 A JP 03183505A JP 18350591 A JP18350591 A JP 18350591A JP 3106562 B2 JP3106562 B2 JP 3106562B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下地固定式セミカスタ
ムLSIに関するものである
【0002】
【従来の技術】セットメーカーにとって、開発期間の短
縮,セットの小型・軽量化や、コストの低減、さらに独
自の機能や性能によって他社との差別化を図ることが課
題となっている。
【0003】この差別化の実現手段として、セミカスタ
ムLSIは年々大幅に延びている。最近ではデジタル信
号処理回路に加え、アナログ信号処理回路の需要も高ま
っている。
【0004】セミカスタムLSIは大別してスタンダー
ドセル方式と下地固定方式に分けられる。
【0005】スタンダードセル方式は、あらかじめ基本
素子,基本機能ブロック等を用意し、それを手動及び最
近CAD化が進んできた自動レイアウトシステムで配
置,配線し、レイアウト設計を完成させるものである。
【0006】下地固定方式は、決められた場所に素子を
配置して、拡散工程まですませたウェハーを用意してお
き、それぞれの製品ごとに自動配線ツール及び手動で配
線を行い、配線工程以降を行うものでデジタル回路対応
のゲートアレーはこの方式である。
【0007】上記のごとくスタンダードセル方式は用意
するブロックとの兼ね合いもあるが、電気的特性上精度
の良いICを完成させることができる。
【0008】しかしながら、拡散工程以降はフルカスタ
ム品と何ら変りなく、TAT上有利さはあまりない。
【0009】これに対し、下地固定方式は拡散の途中工
程までは、共通のウェハーを用いるため、製品ごとには
配線工程以降を行えば良く、TAT上有利であり、開発
費も安価である。しかしながら使用素子が限定されるた
め、不具合も生じる。
【0010】特にアナログアレー(アナログ回路を構成
するためのアレー、一般にはバイポーラ素子で構成され
ている。)で電気的特性を得るための抵抗値が問題であ
る。
【0011】従来技術を図2にて説明する。図2
(a),(b)ではバイポーラ素子を基本としたアナロ
グアレーの例である。図2(a)に示すように、素子は
図2(b)に示す等価回路を構成するために、基本抵抗
列1と、PNPトランジスタ列2と、NPNトランジス
タ列3と、コンデンサ列4とを内在している。図2
(a)でCはコレクタ、Bはヘルス、Eはエミッタを示
す。
【0012】ここで、図2のようなコンパレータの一部
をレイアウトで再現すると、基本抵抗列1が5KΩと仮
定すると、16KΩは7本,14KΩは7本,12KΩ
は6本,7KΩは5本用いて所望の抵抗を作っている。
【0013】このように従来技術では1本の基本抵抗を
基準に直列及び並列接続し、所望の抵抗を得ていた。ま
た、抵抗値は一般レベルで数十Ωより数十KΩまでカバ
ーする必要があるが、これでは膨大な抵抗数を用意する
必要があり不適当である。
【0014】その対応策として従来では1本の基本抵抗
でカバーできない抵抗値は、異なった拡散抵抗で同様に
用意した基本抵抗を用意している。つまり例を示すと、
5KΩ基本のP-拡散抵抗と500Ω基本のP(プラ
ス)拡散抵抗として、高抵抗値は5KΩ抵抗で、低抵抗
値は500Ωの抵抗を用いて、それらを直列,並列で所
望の抵抗帯をカバーしているのが現状の技術である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】下地固定式の抵抗は、
1本の基本抵抗もしくは異なる工程の基本抵抗の組み合
わせで、それらを直列または並列またはそれらの組み合
わせで所望の抵抗を得ていた。
【0016】しかしながら、必要な抵抗値を得るにあた
り、場合によっては使用本数が膨大となってしまう問題
があった。
【0017】また本数を制限すると、任意の抵抗値が得
られず、回路の電気的特性が犠牲になる場合もある。
【0018】アナログ回路では、特にこの基本抵抗の設
計が重要である。また異なる工程の抵抗同士の相対比は
得られない不具合があった。それは、不純物濃度の相違
による温度係数の違い、工程の違いによる電源電圧特性
の違いに原因がある。
【0019】以上の事柄を考慮して精度を要する回路を
アナログアレーで再現するとき、一方の抵抗のみに偏っ
た使用となってしまい、アナログアレーに内在する抵抗
を有効に使用しきれない問題があった。
【0020】本発明の目的は、前記課題を解決した下地
固定式セミカスタムLSIを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る下地固定式セミカスタムLSIは、同
一工程で製作されると共に、2進数の比で抵抗値を設定
した複数の抵抗体を素子アレイに対応させて備えたもの
であるまた2進数の比で設定した複数の抵抗体が、抵
抗長あるいは抵抗幅、もしくは抵抗長と抵抗幅とで設定
するものである。
【0022】
【作用】本発明では、抵抗の値を2進数に従い配置す
る、すなわち抵抗比を1:2:4:8…とすることで使
用抵抗を最小限にとどめるようにしたものである。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
【0024】(実施例1)図1及び図4(A)は、本発
明の実施例1を示す模式図、図3は、従来例を示した図
2の回路を本発明による抵抗を用いてレイアウトした例
を示す図である。
【0025】図1及び図4(A)において、本実施例で
は、抵抗値は1本の基本抵抗を用いるのではなく、1:
2:4:8…というように抵抗R1,R2,R3,R4の値
を2進法に従い設定し、これらを接続して所望の抵抗値
を得るようにしたものである。
【0026】すなわち、本発明では最少の本数の抵抗R
1,R2,R3,R4で所望の抵抗値を得ることが可能とし
たものである。
【0027】図3は、抵抗列1aの抵抗幅を一定にし、
その抵抗長を2倍,4倍,8倍にした例である。当然、
精度を要する抵抗は拡散横広がり等を考慮し、抵抗比
2:4:8となるように抵抗長を決めても良い。
【0028】(実施例2)図4(B)は、本発明の実施
例2を示す図である。
【0029】実施例2では、抵抗R1,R2,R3,R4
抵抗長を一定にし、その抵抗幅を抵抗比に合わせ2倍,
4倍,8倍に設定した場合である。
【0030】当然ながら、本例でも精度を要する場合は
拡散横広がり等を考慮し、抵抗幅を決めれば良い。実施
例1,2を組み合わせることも可能である。前途のごと
く従来技術では、小さな値より大きな値の抵抗値を異な
る工程の基本抵抗を用いていたため、それぞれ相対比を
もたせることはできなかった。
【0031】本発明では、2進法に従い設計すれば、工
程が同じであるから相対比はとれる。
【0032】例えば、20〜28まで用意し、基本抵抗2
0=100Ωとすれば、28=25.6KΩの抵抗の相対
比がとれる。
【0033】この場合、一方の抵抗長が長くなる可能性
がある。相対精度との兼ね合いもあるが、図5に示す実
施例のごとく折り曲げた抵抗を用いても良い。
【0034】また、図6に示す実施例のごとく抵抗長,
抵抗幅をミックスし、2進数比の抵抗を配置することも
可能である。
【0035】この場合は抵抗領域をさらに有効に使用で
きる例である。以上アナログアレーの場合で説明した
が、当然ながらゲートアレーに適用することも可能であ
ることは言うまでもない。
【0036】また抵抗の異なる特性を得るため、2種以
上の異なった工程での抵抗を用意する場合も、同様に本
発明のごとくそれぞれ2進数の比で設計すれば、最少の
本数で構成することができる。
【0037】また、使用する抵抗は、P型,N型半導体
どちらで構成しても良い。また本発明による抵抗配置は
抵抗として用いない場合、つまりビット調整用素子とし
て用いる場合でも適用される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、最
少の抵抗本数でいかなる抵抗値も設計できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す模式図である。
【図2】従来例を用いた下地固定式素子配置例を示す図
である。
【図3】本発明を用いた下地固定式素子配置例を示す図
である。
【図4】(A)は、本発明の実施例1を示す模式図であ
る。(B)は、本発明の実施例2を示す模式図である。
【図5】本発明の実施例3を示す模式図である。
【図6】本発明の実施例4を示す模式図である。
【符号の説明】
1,R2,R3,R4 抵抗

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一工程で製作されると共に、2進数の
    比で抵抗値を設定した複数の抵抗体を素子アレイに対応
    させて備えたことを特徴とする下地固定式セミカスタム
    LSI
  2. 【請求項2】 2進数の比で設定した複数の抵抗体が、
    抵抗長あるいは抵抗幅、もしくは抵抗長と抵抗幅とで設
    定することを特徴とする請求項1に記載の下地固定式セ
    ミカスタムLSI。
JP03183505A 1991-06-28 1991-06-28 下地固定式セミカスタムlsi Expired - Fee Related JP3106562B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101454107B (zh) * 2006-05-29 2013-03-27 平克塞莫系统有限公司 对工件或元件进行温度处理的方法和装置
CN103056473B (zh) * 2013-01-07 2015-08-26 山东高唐杰盛半导体科技有限公司 一种连续式真空焊接炉及其焊接方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101454107B (zh) * 2006-05-29 2013-03-27 平克塞莫系统有限公司 对工件或元件进行温度处理的方法和装置
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