JP3104986B2 - 中空糸膜モジュールの製造方法 - Google Patents

中空糸膜モジュールの製造方法

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JP3104986B2 JP02283720A JP28372090A JP3104986B2 JP 3104986 B2 JP3104986 B2 JP 3104986B2 JP 02283720 A JP02283720 A JP 02283720A JP 28372090 A JP28372090 A JP 28372090A JP 3104986 B2 JP3104986 B2 JP 3104986B2
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將 河端
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エヌオーケー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば水性液体の濾過はもちろんのこと
気体分離用等各種用途に用いられる中空糸膜モジュール
の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来の中空糸膜モジュールは、たとえば第5図に示す
ような工程によって製造されていた。すなわち、紡糸し
た中空糸膜100を連続的に巻取りロール101に巻取る巻取
り工程110と、巻取った中空糸膜100を所定本数づつ所定
長さに切断する糸切り工程111と、中空糸膜100を洗浄す
る洗浄工程112と、洗浄した後に中空糸膜100を所定形状
に成形する成形工程113と、成形した中空糸膜100を乾燥
させる乾燥工程114と、中空糸膜100の束をケース102内
に詰める糸詰め工程115と、中空糸膜100の先端の長さを
揃えて端部を封止する端面封止工程116と、所定箇所を
充填接着材にて封止するポッティング工程117と、不要
部分を切断するカッティング工程118とから構成されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記した従来技術の場合には、工程数が
多く、それぞれの工程で人手を要し、コストがかさむと
共に、各工程で不良品を出す可能性があった。
特に、ポッティング工程117の前段階として中空糸膜1
00の開口端面を封止しているが、完全に封止できない場
合があり、封止不良があると中空糸膜100の開口端部に
ポッテイング材が入り込んで中空糸膜100の有効面積が
減少してしまい製品寿命が短くなるという問題が生じ
る。
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、工程上の簡略
化を図るとともに、コスト低減を図り、さらに、不良率
の低減を図り得る中空糸膜モジュールの製造方法を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、封止後前記ケースから突
出している中空糸膜束の不要部分を切断し、前記中空糸
膜の中空部分を開口させることを特徴とする。
(作用) 上記構成の中空糸膜モジュールの製造方法によれば、
巻取った状態のままで洗浄,乾燥を行なうので、作業を
一連的に行なうことができる。
また、巻取った束の状態でケース内に糸詰めするの
で、従来のように糸詰め前の段階での整形を必要とせ
ず、工程数を削減できるとともに、その際に生じる不良
を防ぐことができる。
また、充填接着材による封止工程において、中空糸膜
の先端を封止する必要がないので、封止工程の際に中空
糸膜の開口端部に充填接着材が入りこんで、膜の有効面
積を減少させるということが完全になくなる。
(実施例) 以下に、本発明を図示の実施例を基づいて説明する。
第1図は本発明の中空糸膜モジュールの製造方法の一実
施例に係る製造工程示している。すなわち、巻取り工程
1と、洗浄工程2Aと、乾燥工程2Bと、膜の取り外し工程
3と、糸詰め工程4と、ポッティング工程5と、カッテ
ィング工程6と、を備えている。
本発明は、巻取工程1の段階から糸詰め工程4の前の
段階までを一連の工程として取り扱うものである。
巻取り工程1は、第5図に示した従来例と同様に、紡
糸された中空糸膜7を巻取り装置10に連続的に巻取って
いくもので、所定長さ,所定本数分だけ巻取られる。
巻取り装置10は、第2図に示すように、横長を調節で
きるものが用いられる。すなわち、この巻取り装置10
は、互いに平行に配置された一対の巻取りロール11,12
を有しており、その一端がそれぞれ支持部材13に取付ら
れている。そして、この巻取りロール11,12の一方が左
右に移動可能となっており、製造すべきモジュールに必
要な長さに調節可能となっている。このように、間隔を
調節可能としておけば、取付られた糸の取り外しの際に
も有効である。巻取りは、第3図に示すように一対の巻
取りロール11,12間に中空糸膜7を掛け回すようにして
行なわれる。
そして、まず一個の中空糸膜モジュールとして必要な
長さと本数分だけ中空糸膜7を巻取る。その後、そのま
まの状態で自動的に、あるいは人為的に洗浄、乾燥工程
に移行する。
洗浄工程2Aおよび乾燥工程2Bは、第3図に示すように
所定量の中空糸膜7を巻取った状態のままで行なわれ
る。洗浄は、たとえば洗浄液中に巻取り装置を浸漬する
ことによって行なってもよく、その他種々の洗浄方法を
採用することができる。
乾燥終了後膜の取外し工程3に移行し、巻取り装置10
から中空糸膜7の束を取り外す。この取り外しは一対の
巻取りロール11,12の間隔を狭めることにより、容易に
行なうことができる。
次に、糸詰め工程4では、第4図に示すように、巻取
った中空糸膜7をカットしないで、巻取り装置10から取
り外した束の状態のままでケース8内に詰める。すなわ
ち、巻取った中空糸膜7の束の一端部がケース8外に少
し出た状態でケース8内に挿入し、中空糸膜7束の両端
末71,72がケース8外に出た状態としておく。この状態
では中空糸膜7は連続した一本の状態であり、ケース8
内に収納されている部分には開口端は存在しない。
ポッティング工程5では、充填接着材を第5図に示す
ケース8開口部のポッティング部9において、各中空糸
膜7と中空糸膜7の間、および中空糸膜7とケース8内
周との間の隙間を流体密に注入充填する。
最後に、カッティング工程6において、ケース8開口
部から突出している不要部分を、第4図中a線にてカッ
トし、中空糸膜モジュールが完成する。
このようにして製造された中空糸膜モジュールは、U
字状に整形された中空糸膜7を多数本束ねた全量濾過タ
イプのもので、たとえば、家庭用浄水器等に用いられ
る。
このようなU字状の中空糸膜7の場合には、糸詰めの
際は、長短2種の中空糸膜束を合わせてケース8の内部
に収納することにより、膜面積を増大させることもでき
る。
上記実施例では開口端を開口状態に保ったまま一方の
端部をポッティング材で集束固定されたU字型のものに
ついて説明したが、これに限るものではなく、他端部を
も封じた中空糸束を内部に収納した全量濾過タイプの中
空糸膜モジュールについても適用できる。その場合に
は、糸詰め工程において、中空糸膜の束の両端部をケー
ス外に突出させておいて、ケースの両開口端部を封止す
るようにすればよい。
また、両方の端部を集束固定した内圧あるいは外圧型
のクロスフロータイプのの中空糸膜モジュールについて
も適用できる。さらに、水性液体はもちろんのこと、気
体分離用の各種用途の中空糸膜モジュールの製造につい
て広く適用することができることはもちろんである。
(発明の効果) 本発明は、以上の構成および作用を有するもので、巻
取りから洗浄、乾燥まで一連の動作で作業できるので、
作業工程が削減されて作業性を向上することができる。
また、巻取ったままの状態で、ケース内に糸詰めし、
充填接着材にて必要箇所を封止するので、従来のように
整形工程を必要とせず、その際に生じる不良を防ぐこと
ができる。
さらに、封止工程の前段階で中空糸膜の先端を封止す
る必要がないので、ポッティングの際に封止部分に充填
接着材が入りこんで中空糸膜の有効面積を減少させると
いうことを防ぐことができ、膜の寿命を損なうことがな
くなる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の中空糸膜モジュールの製造方法の工程
図、第2図は第1図の紡糸工程において使用される巻取
り装置の概略斜視図、第3図は第2図の巻取り装置に中
空糸膜を巻取った状態の概略正面図、第4図は第1図の
糸詰め工程の概略断面図、第5図は従来の中空糸膜モジ
ュールの製造方法の製造工程図である。 符号の説明 1……巻取工程、2A……洗浄工程 2B……乾燥工程、3……膜の取り外し工程 4……糸詰め工程、5……ポッティング工程 6……カッティング工程、7……中空糸膜 8……ケース、9……ポッティング部 10……巻取り装置、11,12……巻取りロール 13……支持部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紡糸された中空糸膜を必要な長さと本数分
    だけ巻取り、その後巻取り状態のままで洗浄、乾燥さ
    せ、次に巻取った中空糸膜束を、巻取った状態を保持し
    つつ取り外して束ねた状態のままでケース内に糸詰めし
    た後必要箇所を充填接着材にて封止し、封止後前記ケー
    スから突出している中空糸膜束の不要部分を切断し、前
    記中空糸膜の中空部分を開口させる中空糸膜モジュール
    の製造方法。
JP02283720A 1990-10-22 1990-10-22 中空糸膜モジュールの製造方法 Expired - Lifetime JP3104986B2 (ja)

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WO2009068551A1 (de) * 2007-11-28 2009-06-04 Basf Se Kontitrocknung / speek membran

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