JPH0747240A - 中空糸膜の束ね方法 - Google Patents

中空糸膜の束ね方法

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JPH0747240A
JPH0747240A JP21214493A JP21214493A JPH0747240A JP H0747240 A JPH0747240 A JP H0747240A JP 21214493 A JP21214493 A JP 21214493A JP 21214493 A JP21214493 A JP 21214493A JP H0747240 A JPH0747240 A JP H0747240A
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JP
Japan
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hollow fiber
fiber membrane
core
bundling
fiber membranes
Prior art date
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Pending
Application number
JP21214493A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Furukawa
幸一郎 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空糸膜の束ねの容易化を図ると共に、中空
糸膜の切れをなくす。 【構成】 中空糸膜1が巻取られる巻取り体2の周面
に、該周面上の一方端から他方端に向けて中空糸膜1を
移動させながら巻回し、前記巻取り体2の周面上の他方
端で方向転換をし、前記他方端から前記一方端に向けて
中空糸膜1を移動させながら巻回する動作を繰り返して
中空糸膜1を束ねる方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば家庭用浄水器
や工業用あるいは医療用のろ過装置等に用いられる中空
糸膜モジュールの中空糸膜の束ね方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の中空糸膜の束ね方法とし
ては、たとえば図3に示すようなものがある。すなわ
ち、この第1の従来例に係る中空糸膜の束ね方法は、ま
ず、図3(a)に示すように中空糸膜100を、該中空
糸膜100が巻取られる巻取り体であるドラム101に
対して中空糸膜100を巻き出す巻き出し体102によ
り中空糸膜100を巻き出し、該巻き出された中空糸膜
100をドラム101で巻き取る。次に、図3(b)に
示すように巻き取られた中空糸膜100の所望の位置を
カッター等で切断することにより、多数本の中空糸膜1
00がU字状に束ねられる。その後、図3(c)に示す
ように円筒状のケース103の内部に詰める。そして、
後工程にて加工することにより、モジュール化するもの
である。
【0003】図4には、第2の従来例が示されている。
尚、上記第1従来例と同一の構成部分については、同一
の符号でもって説明する。この中空糸膜の束ね方法は、
図4(a)に示すように巻き取り体としての所定間隔を
有して設けられる一対のローラー200に対して巻き出
し体102より中空糸膜100を巻き出し、該中空糸膜
100を一対のローラー200によりループ状に巻き取
る。次に、ループ状に巻き取られた中空糸膜100を一
対のローラー200から取り外すことによって、図4
(b)に示すように中空糸膜100がループ状に束ねら
れる。その後、第1従来例と同様に、ループ状に束ねら
れた中空糸膜100を円筒状のケース103の内部に詰
め(図4(c)参照)て、後工程にて加工することによ
り、モジュール化するものである。
【0004】その他の中空糸膜の束ね方法としては、特
公平5−36088号公報に記載されているように、中
空糸膜をコアの両端に引っ掛けて軸方向、いわゆる縦方
向に巻回して巻き取り中空糸膜を束ねる方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た第1,第2従来例の場合には、束ねられた中空糸膜1
00をケース103の内部に詰める際、中空糸膜100
を絞りながら詰めるため、中空糸膜100の曲げ部に応
力が集中し、中空糸膜100が切れる恐れがある。ま
た、中空糸膜100をケース103に詰める詰め工程に
おける機械化が難しい。
【0006】そして、上記した特公平5−36088号
公報に記載された束ね方法の場合には、中空糸膜が巻き
取られたコアの両端部、特に角部に応力が集中し、該角
部で中空糸膜が切れる可能性がある。
【0007】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、中
空糸膜の束ねの容易化を図ると共に、中空糸膜の切れを
なくし得る中空糸膜の束ね方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、中空糸膜が巻取られる巻取り体
の周面に、該周面上の一方端から他方端に向けて中空糸
膜を移動させながら巻回し、前記巻取り体の周面上の他
方端で方向転換をし、前記他方端から前記一方端に向け
て中空糸膜を移動させながら巻回する動作を繰り返して
中空糸膜を束ねる方法とする。
【0009】
【作用】上記構成の中空糸膜の束ね方法によれば、中空
糸膜が巻き取り体に巻き取るだけで束ねられるため、束
ねが容易になされる。また、巻き取り体の周面に、該周
面上の一方端から他方端に向けて中空糸膜を移動させな
がら巻回し、前記巻取り体の周面上の他方端で方向転換
をし、前記他方端から一方端に向けて中空糸膜を移動さ
せながら巻回する動作を繰り返して中空糸膜を束ねるた
め、中空糸膜は巻取り体の周面上にてねじられて巻取ら
れることになり、束ねられた中空糸膜において応力が集
中するところがない。したがって、中空糸膜が切れるこ
とがない。
【0010】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例に係る中空糸膜の束ね方
法を示している。すなわち、この中空糸膜の束ね方法
は、中空糸膜1が巻取られる巻取り体としての中筒体の
コア2と、該コア2に対して中空糸膜1を巻き出す巻き
出し体3と、により行なわれる。
【0011】まず、図1(a)に示すように、コア2を
同一方向に回転させながらコア2の軸方向に往復移動さ
せることにより、コア2の円筒体の周面に、該周面上の
一方端から他方端に向けて巻き出し体3から巻き出され
た中空糸膜1が移動されて巻回され、コア2の周面上の
他方端で方向転換され、前記他方端から前記一方端に向
けて中空糸膜1が移動されて巻回される動作が繰り返さ
れることになって中空糸膜1がコア2の周面上に巻取ら
れる。このように巻取られることにより、中空糸膜1に
コア2の円筒面上にてねじれが加わった状態で束ねられ
ることになる(図1(b)参照)。
【0012】このとき、コア2の往復移動に対する方向
転換部で中空糸膜1がずれる可能性があるが、コア2の
方向転換部の位置に来た時、コア2の移動を一時止める
ことによってコア2に中空糸膜1を一回転させて固定す
れば、中空糸膜1がずれることはない。
【0013】尚、上記コア2の回転数は一往復の際、1
〜2回転が望ましい。これは、回転数が多くなるとコア
2に巻き取られる中空糸膜1の長さが長くなり、モジュ
ール化した場合に中空糸膜1の有効長が長くなってしま
い通水時の圧力損失が高くなるのを防ぐためである。
【0014】上記のように中空糸膜1をコア2に巻取ら
れることにより束ねられるため、束ね工程が容易になさ
れる。また、中空糸膜1はコア2の円筒面上にねじれた
状態で巻き取られているため、中空糸膜1のゆらぎを防
止できる。このように中空糸膜1のゆらぎが防止され、
かつ中空糸膜1にねじれが加わっていることから、通水
時において応力が集中するところがないので、中空糸膜
1の切れが発生することがない。
【0015】次に、図1(b)に示すように中空糸膜1
がコア2に束ねられた中空糸膜束1Aを図1(c)に示
すように円筒状のケース4の内部に詰める。
【0016】このようなコア2に束ねられた中空糸膜束
1Aをそのままケース4に詰める詰め工程であれば、詰
め工程における機械化が容易になされる。また、詰め工
程の際、従来のように中空糸膜1の束をしぼる必要がな
くなり、しぼりによる中空糸膜1の切れも発生すること
がないので、不良の低減につながる。
【0017】そして、詰め工程後、中空糸膜束1Aの両
端末をケース4の両方の開口端部にて、束ねられた各中
空糸膜1間の隙間及び各中空糸膜1とケース4間の隙間
に封止材5を注入充填して封止固定し、その端部を封止
材5固定後切断して中空糸膜1の端末を開口することに
より中空糸膜モジュールが完成する(図2参照)。
【0018】尚、上記実施例では、中空糸膜1が巻取ら
れるコア2の周面に、該周面上の一方端から他方端に向
けて中空糸膜1を移動させながら巻回し、コア2の周面
上の他方端で方向転換をし、前記他方端から前記一方端
に向けて中空糸膜1を移動させながら巻回する動作を繰
り返す方法として、コア2を同一方向に回転させながら
コア2の軸方向に往復移動させてコア2に中空糸膜1を
巻回する方法を例にとって説明したが、この方法に限る
ものではなく、中空糸膜1の巻き出し体3をトラバーサ
ーとして、このトラバーサーをコア2の軸方向に往復移
動させて中空糸膜1を同一方向に回転するコア2に巻回
する方法,コア2は回転させず、中空糸膜1側を往復移
動するコア2に対して回転させて中空糸膜1をコア2に
巻回する方法及び中空糸膜1側をコア2に対して同一方
向に回転させながら往復移動させてコア2に中空糸膜1
を巻回する方法であっても良い。
【0019】また、巻き取り体として中筒体のコア2を
用いたものを例にとって説明したが、形状は中筒体に限
るものではなく、円柱状等のものでも良く仕様等により
決められるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上の中空糸膜の束ね方法に
よれば、中空糸膜が巻き取り体に巻き取るだけで束ねら
れるため、束ねが容易になされる。また、巻き取り体の
周面に、該周面上の一方端から他方端に向けて中空糸膜
を移動させながら巻回し、前記巻取り体の周面上の他方
端で方向転換をし、前記他方端から前記一方端に向けて
中空糸膜を移動させながら巻回する動作を繰り返して中
空糸膜を束ねるため、中空糸膜は巻き取り体の周面上に
てねじられて巻取られることになり、束ねられた中空糸
膜のゆらぎが防止され、かつ中空糸膜にねじれが加わっ
ていることから、中空糸膜に通水時において応力が集中
するところがない。したがって、中空糸膜が切れること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係る中空糸膜
の束ね方法を示す概略構成図であり、同図(b)は中空
糸膜束を示す斜視図であり、同図(c)は中空糸膜束を
ケースに詰める詰め工程を示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の一実施例に係る中空糸膜の束ね
方法を適用して完成された中空糸膜モジュールの概略投
影斜視図である。
【図3】図3(a)は第1の従来例に係る中空糸膜の束
ね方法を示す概略構成図であり、同図(b)は中空糸膜
束を示す斜視図であり、同図(c)は中空糸膜束をケー
スに詰める詰め工程を示す斜視図である。
【図4】図4(a)は第2の従来例に係る中空糸膜の束
ね方法を示す概略構成図であり、同図(b)は中空糸膜
束を示す斜視図であり、同図(c)は中空糸膜束をケー
スに詰める詰め工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 中空糸膜 1A 中空糸膜束 2 コア(巻き取り体) 3 巻き出し体 4 ケース 5 封止材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空糸膜が巻取られる巻取り体の周面
    に、該周面上の一方端から他方端に向けて中空糸膜を移
    動させながら巻回し、前記巻取り体の周面上の他方端で
    方向転換をし、前記他方端から前記一方端に向けて中空
    糸膜を移動させながら巻回する動作を繰り返して中空糸
    膜を束ねる中空糸膜の束ね方法。
JP21214493A 1993-08-05 1993-08-05 中空糸膜の束ね方法 Pending JPH0747240A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1019374C2 (nl) * 2001-11-15 2003-05-16 Norit Holding N V Werkwijze voor het vervaardigen van een filtermodule, een dergelijke al dan niet in een filtersysteem opgenomen filtermodule.
JP4892611B2 (ja) * 2006-08-28 2012-03-07 フレゼニウス メディカル ケアー ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 中空繊維をバンドルが形成されるように束ねる方法、及び、この方法によって製造された中空繊維バンドル

Cited By (4)

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Effective date: 20020723