JP2884142B2 - ボビン - Google Patents

ボビン

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JP2884142B2
JP2884142B2 JP7065237A JP6523795A JP2884142B2 JP 2884142 B2 JP2884142 B2 JP 2884142B2 JP 7065237 A JP7065237 A JP 7065237A JP 6523795 A JP6523795 A JP 6523795A JP 2884142 B2 JP2884142 B2 JP 2884142B2
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JP
Japan
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bobbin
package
strand
carbon fiber
wound
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JP7065237A
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JPH08239166A (ja
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哲哉 岡部
啓介 渕上
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Teijin Ltd
Original Assignee
Toho Rayon Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/50Storage means for webs, tapes, or filamentary material
    • B65H2701/53Adaptations of cores or reels for special purposes
    • B65H2701/532Tearable or frangible cores or reels

Landscapes

  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抜き取り可能なストラ
ンド用ボビンに関するものである。更に詳しくは、スト
ランドの巻取工程、及び輸送工程において型崩れを防止
するために、そのパッケ−ジ用ボビンとして利用され、
ストランド使用(解舒)時には、パッケ−ジからの抜き
取りが容易なボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び問題点】従来、ヤーン、ストランド等
の繊維製品パッケージの多くは、ボビンに巻かれた形状
で供給され、パッケ−ジ外周面から糸を取り出(解舒)
して使用されてきた。これに対し、ボビンのない中空パ
ッケ−ジ形状で、パッケ−ジの内側からストランドを取
り出す、いわゆる内取り方法も採用されている。
【0003】この内取り方法では、ボビンを回転させる
必要がなく、また、静止(非回転)状態のパッケ−ジ
で、高速から低速まで極めて広い速度範囲でのストラン
ドの取り出しを可能にすることができるので、有機繊
維、ガラス繊維、炭素繊維などの工業分野において実用
されてきた。
【0004】ボビンのない中空パッケ−ジは、通常、専
用の巻取機を用いて中央部が空洞の円筒状あるいは円錐
台状に形成され、運搬、使用される。しかし、このパッ
ケ−ジ形状は、中央部にストランドが充填されておら
ず、空洞のため、運搬時あるいはストランドの解舒時に
変形あるいは巻き端面での巻き崩れを生じやすい問題が
あった。この為、比較的小さな形状、あるいは高さが小
さくて径の大きい形状でしか使用できなかった。
【0005】この問題を解決するために特開平1−98
570公報では、円筒状コアに剥離紙をその一端がオ−
バ−ラップする様に巻きつけたボビンを使用して、その
外周にストランドを巻きつけてパッケ−ジを形成し、使
用前に円筒状コアを引き抜いた後、さらに、剥離紙をつ
ぶして除去後、パッケ−ジの内周面からストランドを取
り出す方法が開示されている。しかしこの方法では、円
筒状コアの引き抜きに「やっとこ」の様な補助具を使用
しなければならず、円筒状コアの引き抜きが非常に困難
であった。
【0006】
【本発明の目的】本発明の目的は上記の従来技術の問題
点を解消し、保管あるいは移送時にパッケージの変形を
生じることなく、ストランド解舒時はパッケージからボ
ビンの抜き取りを容易に行い、内取りによる解舒を容易
にする抜き取り可能なボビンに巻かれた炭素繊維内取り
パッケージを提供することである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、ボビン外周
面に炭素繊維ストランドが巻き取られている有芯炭素繊
維パッケージにおいて、該ボビンを内側に折り込み可能
な加工が、ボビン壁に施されている円筒状ボビンの外周
に炭素繊維ストランドが配されていることを特徴とする
抜き取り可能なボビンに巻かれた炭素繊維内取りパッケ
ージである。折り込み可能な加工は、ボビン壁に完全に
切れた1本のスリット加工と、2本以上の切れ込み加工
とが、ボビンの軸方向の直線状に施されていることを含
む。また、ボビンの外側に平滑紙が巻かれていることを
含む。
【0008】本発明の抜き取り可能なボビンは、通常の
ボビンと同様に、通常の巻取機にて仕上げられ、通常の
方法で梱包、輸送される。そして、ストランドの解舒時
は、ボビンの両端のスリット片側を内側に折り込み、更
に切れ込み部を折って、ボビンを内側に折り込んでボビ
ンを潰し、パッケ−ジよりボビンを抜き取り、その後パ
ッケ−ジの内周面よりストランドを解舒することができ
る。
【0009】以下,本発明の構成を具体的に説明する。
本発明で使用されるボビンの形状は円筒状が基本である
が、円錐台状等の他の形状でも構わない。ボビンの材質
は特に限定されないが、通常用いられている紙、所謂、
紙管が使用可能である。
【0010】ボビンを内側に折り込み可能にする加工
は、ボビン壁面に、完全に切れた1本のスリット加工と
2本以上の切れ込み加工とがボビンの軸方向の直線状に
施されている。スリットは、両端が互いに重ならないよ
うに、且つ隙間が開かないように加工してあるのがよ
い。両端が互いに重なれば、ボビン表面に段差を生じ、
隙間があれば、ボビン面の欠損した部分ができ、いずれ
の場合も巻かれたストランド、特にボビン肌に当たる部
分に傷をつけることになるので好ましくない。
【0011】切れ込み加工は、内側、または外側、ある
いは内側と外側の両側からの加工で、ボビンの軸方向に
直線状の溝にて構成される。溝の形状はV字状またはU
字状などあるが,特に限定されない。溝の幅が小さい場
合には隣接して平行に2本以上形成されていることが抜
き取り時の操作がしやすいので好ましい。切れ込みの数
は2本以上が好ましい。1本のみだとボビンの折り込み
が充分にできず、抜き取りが困難になる場合があるので
好ましくない。
【0012】スリットと切れ込み、あるいは切れ込み相
互の間隔は、ボビンの軸を中心として60°から120
°である場合が,抜き取り時の操作がし易い。
【0013】切れ込みの深さは、ボビン肉厚の1/2〜
2/3が好ましい。1/2未満の場合は、ボビン抜き取
り時のボビンをつぶす際に、つぶすのが困難になる。2
/3を越える場合は、輸送時にボビンがつぶれやすくな
り、パッケ−ジの形態安定性上好ましくない。
【0014】パッケ−ジよりボビンを引き抜きやすいよ
うに、ボビン表面に平滑紙が巻かれている物が好まし
い。ここで平滑紙とは表面にシリコン処理加工を施した
剥離紙などを意味し、この平滑紙には、スリット加工を
施してもなくてもよい。特に、切れ込みを外側から加工
した場合には、パッケ−ジ形成時、ボビンの引き抜き操
作時のストランドの損傷の面から、表面に平滑紙が巻か
れているボビンが好ましい。
【0015】図1〜図3は、それぞれ本発明の加工を行
ったボビンの断面図である。図1は、ボビン1の壁面の
内側から2本の切れ込み加工3を施し、ボビン表面に平
滑紙4を巻き、ボビンと平滑紙に1本のスリット加工2
を同一箇所に施したボビンの断面図である。ここでは、
スリットと切れ込み、さらに切れ込み相互の間隔はボビ
ンの軸を中心として120°である。図2は、ボビン1
の壁面の外側から2本の切れ込み加工3を施したボビン
で、その他の加工は図1のボビンと同じである。図3
は、ボビン1の壁面の内側から1本、外側から1本の切
れ込み加工3を施したボビンで、その他の加工は図1の
ボビンと同じである。
【0016】なお、本発明のボビンは、ストランド巻き
取り前にボビン加工を行うのが基本であるが、ストラン
ド繊維巻き取り後に本発明の加工を行ってもよい。
【0017】
【実施例1】外径80mm、長さ280mm、肉厚3m
mの円筒状のボビンに、図1と同様のボビン加工を施し
た。各切れ込み加工はボビンの内側から2mmの深さに
U字状の溝で構成されている。図4は、その加工を施し
たボビンの斜視図である。このボビンに長さ205m
m、外径110mmまで炭素繊維ストランドを通常の巻
取機にてワインドして炭素繊維パッケ−ジを作成した。
図5は、その炭素繊維パッケ−ジの斜視図である。該パ
ッケ−ジを梱包、輸送後、炭素繊維ストランドの解舒前
に、ボビン両端のスリット片側を内側に折り込んだ。図
6は、その時の斜視図である。更に、切れ込み部を折っ
て、ボビンを内側に折り込んでボビンをつぶし、繊維パ
ッケ−ジよりボビンを抜き取った。その後、該炭素繊維
パッケ−ジの内周面より炭素繊維ストランドを解舒した
が、輸送時、ボビン抜き取り時及びストランド解舒時
に、パッケ−ジの変形あるいは端面でのストランドの崩
れは生じなかった。
【実施例2】外側に平滑紙が巻かれた、外径80mm、
長さ280mm、肉厚3mmの円筒状のボビンに、完全
に切れた1本のスリットと、互いに120°間隔の3組
の切れ込み加工をボビンの軸方向の直線状に形成させ
た。各切れ込み加工はボビンの内側から2mmの深さに
2本のV字状の溝で構成されている。図7は、その加工
を施したボビンの断面図である。このボビンに長さ20
5mm、外径110mmまで炭素繊維ストランドを通常
の巻取機にてワインドして炭素繊維パッケ−ジを作成し
た。該パッケ−ジを梱包、輸送後、炭素繊維ストランド
の解舒前に、ボビン両端のスリット片側を内側に折り込
んだ。更に、切れ込み部を折って、ボビンを内側に折り
込んでボビンをつぶし、繊維パッケ−ジよりボビンを抜
き取った。その後、該炭素繊維パッケ−ジの内周面より
炭素繊維ストランドを解舒したが、輸送時、ボビン抜き
取り時及びストランド解舒時に、パッケ−ジの変形ある
いは端面でのストランドの崩れは生じなかった。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、専用の巻取機を使用せ
ずに、汎用の巻取機にて輸送時などでのパッケ−ジの変
形などがなく、パッケ−ジからのボビンの抜き取りが可
能な繊維パッケ−ジが容易に形成される。また、本発明
のボビンは、ストランド解舒時にパッケ−ジから容易に
抜き取ることができ、パッケージ内側からストランドの
解舒を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用されるボビンの実施例1のボビン
断面図である。
【図2】本発明で使用されるボビンの他の実施例のボビ
ン断面図である。
【図3】本発明で使用されるボビンのさらに他の実施例
のボビン断面図である。
【図4】図1のボビンの斜視図である。
【図5】図1のボビンに炭素繊維ストランドを巻いた、
本発明の抜き取り可能なボビンに巻かれた炭素繊維内取
りパッケージの斜視図である。
【図6】図5の炭素繊維パッケージのボビン両端のスリ
ット片側を内側に織り込んだときの斜視図である。
【図7】本発明で使用されるボビンの実施例2のボビン
断面図である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビン外周面に炭素繊維ストランドが巻き
    取られている有芯炭素繊維パッケージにおいて、該ボビ
    ンを内側に折り込み可能な加工が、ボビン壁に施されて
    いる円筒状ボビンの外周に炭素繊維ストランドが配され
    ていることを特徴とする抜き取り可能なボビンに巻かれ
    た炭素繊維内取りパッケージ。
  2. 【請求項2】ボビン壁に、完全に切れた1本のスリット
    加工と、2本以上の切れ込み加工とが、ボビンの軸方向
    の直線状に施されていることを特徴とする抜き取り可能
    なボビンに巻かれた炭素繊維内取りパッケージ。
  3. 【請求項3】ボビンの外側に平滑紙が巻かれていること
    を特徴とする請求項1及び請求項2記載の抜き取り可能
    なボビンに巻かれた炭素繊維内取りパッケージ。
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