JP2021017314A - 組立式巻取軸および無芯ペーパロール - Google Patents

組立式巻取軸および無芯ペーパロール Download PDF

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【課題】簡素な構成で、かつ、その外周に巻き取られたシートから簡単に抜き取ることができる、組立式巻取軸およびこの組立式巻取軸を用いて製造される無芯ペーパロールを提供する。【解決手段】組立式巻取軸1の使用時には、板材3が円筒状に丸められた基材2の周方向に並ぶことにより、板材3が10角筒状をなす。この状態の組立式巻取軸1にトイレットペーパPなどのシートが巻き取られて、幾重にも巻回されたシートからなるシートロールが形成された後、そのシートロールから組立式巻取軸1が抜き取られることにより、無芯シートロールが作製される。シートロールの形成後、基材2の所定方向の一端が他端と径方向に重なるように組立式巻取軸1を窄めることができ、組立式巻取軸1を窄めることにより、シートロールから組立式巻取軸1を簡単に抜き取ることができる。【選択図】図3B

Description

本発明は、巻芯を備えていない無芯シートロールの製造に用いられる組立式の巻取軸およびこの組立式巻取軸を用いて製造される無芯ペーパロールに関する。
近年では、トイレットペーパは、いわゆるトイレットロールの形態で提供されるのが一般的である。トイレットロールには、トイレットペーパが紙管に巻き付けられた通常タイプのものと、巻芯となる紙管をなくして、トイレットペーパのみが巻回された無芯(芯なし)タイプのものとがある。
無芯トイレットロールの製造工程では、トイレットペーパが巻取軸に巻き取られた後、その巻き取られたトイレットペーパから巻取軸が抜き取られ、これにより得られるトイレットペーパのロールが輪切りにされることにより、トイレットロールが作製される。ところが、トイレットペーパが巻取軸に強く巻き付いているため、トイレットペーパのロールから巻取軸を抜き取る作業に労力が必要である。また、トイレットペーパのロールから巻取軸が抜き取られるときに、ロールの内周部分が巻取軸につられて変形して崩れることがある。
この問題を解決すべく、種々の提案がなされている。たとえば、巻取軸の外周面をエア駆動で径方向に拡縮可能に構成した巻取軸が提案されている。拡径状態の巻取軸にトイレットペーパなどのシートを巻き取った後、巻取軸を縮径させることにより、その巻き取られたシートから巻取軸を容易に抜き取ることができる。また、外周面にその中心線方向に延びる複数の溝を形成した巻取軸が提案されている。複数の溝が形成されることにより、巻き取られたシートから巻取軸を抜き取るときの摩擦抵抗が低減する。
特開2007−223751号公報
しかしながら、拡縮可能な巻取軸では、構成が複雑であるため、軸径が大きくなり、また、コストがかかる。複数の溝を形成した巻取軸では、構成は簡素であるが、シートのロールから巻取軸を抜き取るときの摩擦抵抗はさほど低減されず、その作業に必要な労力の軽減効果が小さく、また、ロールの内周部分が崩れるという課題を解決できない。
本発明の目的は、簡素な構成で、かつ、その外周に巻き取られたシートから簡単に抜き取ることができる、組立式巻取軸およびこの組立式巻取軸を用いて製造される無芯ペーパロールを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る組立式巻取軸は、巻芯を有していない無芯シートロールの製造に用いられる組立式の巻取軸であって、可撓性を有する矩形シート状の基材と、基材の一方面上に所定方向に3列以上に並べられ、所定方向と直交する方向に延びる板材とを含み、使用時には、基材が筒状に丸められて、板材が基材の周方向に並ぶ。
この構成によれば、使用時には、板材が筒状に丸められた基材の周方向に並ぶことにより、板材がN(N≧3)角筒状をなす。この状態の巻取軸(組立式巻取軸)にシートが巻き取られて、幾重にも巻回されたシートからなるシートロールが形成された後、そのシートロールから巻取軸が抜き取られることにより、無芯シートロールが作製される。シートロールの形成後、基材の所定方向の一端が他端と径方向に重なるように巻取軸を窄めることができ、巻取軸を窄めることにより、シートロールから巻取軸を簡単に抜き取ることができる。そのため、シートロールから巻取軸を抜き取る作業に要する労力を軽減することができる。また、シートロールから巻取軸が抜き取られるときにシートロールの内周部分が崩れることを防止できる。
使用時には、板材が筒状に丸められた基材の内側に配置されてもよい。
この構成では、たとえば、組立式巻取軸がトイレットロールの製造に用いられる場合に、トイレットペーパが板材に接触しない。そのため、シートロールの内周部分を固めるために、トイレットペーパの巻き始めにトイレットペーパに水が掛けられても、その水で濡れたトイレットペーパが板材と接触しないので、板材が水に濡れて錆びることを抑制できる。
また、巻取軸の表面(外周面)に板材間の隙間が出ないので、その隙間に水で溶けたトイレットペーパが挟まったり、作業者の手指を挟んだりすることを抑制できる。
本発明の他の局面に係る無芯ペーパロールは、長尺状のペーパが巻回されて形成され、巻芯を有していない無芯ペーパロールであって、内周面が各筒状をなしている。
この無芯ペーパロールは、前述の組立式巻取軸を用いることにより製造される。すなわち、前述の組立式巻取軸に長尺状のペーパが巻き取られて、幾重にも巻回されたペーパからなるペーパロールが形成された後、そのペーパロールから組立式巻取軸が抜き取られることにより、無芯ペーパロールが作製される。
無芯ペーパロールの内周面は、組立式巻取軸の外形(周形状)に応じた角筒状に形成されるので、無芯ペーパロールからペーパが無駄に長く引き出されることを抑制できる。すなわち、内周面が円筒状の無芯ペーパロールでは、無芯ペーパロールを支持する支持軸に対して無芯ペーパロールの内周面がスムーズに転がるため、ペーパが無駄に長く引き出される場合がある。内周面が角筒状の無芯ペーパロールでは、無芯ペーパロールを支持する支持軸に無芯ペーパロールの内周面の隣接する2面が当接することにより無芯ペーパロールの回転の抵抗となって、無芯ペーパロールが転がり過ぎることが抑制される。そのため、内周面が角筒状の無芯ペーパロールでは、ペーパが無駄に長く引き出されることを抑制できる。
本発明に係る組立式巻取軸は、簡素な構成で、かつ、その外周に巻き取られたシートから簡単に抜き取ることができる。また、その組立式巻取軸を用いて製造されるシートロールは、内周面が組立式巻取軸の外形に応じた角筒状に形成されるので、無芯ペーパロールからペーパが無駄に長く引き出されることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る組立式巻取軸の斜視図である。 組立式巻取軸の非使用時の状態を示す斜視図である。 組立式巻取軸を用いた無芯トイレットロールの製造工程を図解的に示す図であり、トイレットペーパの巻き取りの初期の段階を示す。 組立式巻取軸を用いた無芯トイレットロールの製造工程を図解的に示す図であり、トイレットペーパの巻き取りが終了した状態を示す。 組立式巻取軸を用いた無芯トイレットロールの製造工程を図解的に示す図であり、トイレットペーパのロールから組立式巻取軸が抜き取られた状態を示す。 組立式巻取軸の使用状態(保持具が取り付けられた状態)を示す斜視図である。 保持具の側面図である。 一方の保持具を中心線方向から見た図である。 他方の保持具を中心線方向から見た図である。 組立式巻取軸の変形例を示す斜視図である。 樹脂シートの巻き取りに好適な組立式巻取軸の斜視図である。 図9に示される組立式巻取軸の使用状態(保持具が取り付けられた状態)を示す斜視図である。 樹脂シートの巻き取りにさらに好適な組立式巻取軸の斜視図である。 組立式巻取軸に図4に示される構成とは別の構成の保持具が取り付けられた状態を示す斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<組立式巻取軸>
図1は、本発明の一実施形態に係る組立式巻取軸1の斜視図である。図2は、組立式巻取軸1の非使用時の状態を示す斜視図である。
組立式巻取軸1は、巻芯を備えていない無芯シートロールの製造に用いられるものであり、板状に伸びた状態から筒状に丸めて組み立てた状態で使用される。組立式巻取軸1は、基材2と、10本の板材3とを備えている。
基材2は、矩形シート状に形成されており、容易に丸めることができる可撓性(柔軟性)を有している。基材2には、たとえば、矩形状に形成されたフッ素樹脂シートを用いることができる。フッ素樹脂シートは、その一方面(板材3が配置される面)に接着剤が塗布されたフッ素樹脂テープであってもよい。
板材3は、細長く延びる矩形板状に形成され、基材2の一方面上に所定方向に10列に並べて配置されている。各板材3は、接着剤により、基材2の一方面に接着されている。板材3の材料としては、鉄、ステンレス、黄銅、チタン、アルミニウム合金(たとえば、ジュラルミン)、アルミ、セラミック、木材、竹、樹脂(たとえば、ポリアセタールコポリマ、強化プラスチック)、炭素繊維入り樹脂、グラスファイバ入り樹脂などが例示される。組立式巻取軸1の使用状態における外径が約30mmである場合、一例として、板材3の短辺の寸法は約9.85mmであり、厚さは約1.2mmである。
<組立式巻取軸の使用態様>
図3A、図3Bおよび図3Cは、組立式巻取軸1を用いた無芯トイレットロールRの製造工程を図解的に示す図である。図4は、組立式巻取軸1の使用状態を示す斜視図である。
組立式巻取軸1は、金属製の回転軸の外周面に、板材3を内側に向けて巻かれる。そして、基材2の所定方向、つまり板材3が並ぶ列方向の両端が突き合わされた状態にされ、図4に示されるように、基材2の長手方向両端部に保持具11,12が取り付けられて、組立式巻取軸1は、その形状が維持された状態で巻取機にセットされる。
図5は、保持具11,12の側面図である。図6は、一方の保持具11を中心線方向から見た図であり、図7は、他方の保持具12を中心線方向から見た図である。
一方の保持具11は、図5および図6に示されるように、筒状本体21およびハンドル22を備えている。筒状本体21は、扁平な円筒状の外周面を有する第1部分23と、第1部分23と中心線が一致し、第1部分23の一方側に形成される略円筒状の第2部分24とを一体的に有している。第1部分23の内周面の端縁に沿った部分は、板材3が並ぶ列方向の両端が突き合わされた状態に丸められた組立式巻取軸1の外形に対応する10角筒状に形成されている。
ハンドル22は、筒状本体21の第1部分23を貫通する締付軸25の外側の端部に相対回転不能に取り付けられている。第1部分23には、締付軸25が挿通される挿通孔が形成されており、その挿通孔の周面には、雌ねじが切られている。一方、締付軸25の内側の端部には、雄ねじが切られており、締付軸25は、雄ねじが切られた部分が第1部分23の挿通孔に挿通されて、その挿通孔に形成された雌ねじと螺合する。
組立式巻取軸1が丸められた後、その組立式巻取軸1の一方の端部に保持具11の筒状本体21の第1部分23が外嵌される。そして、ハンドル22が回されて、締付軸25により組立式巻取軸1がその内側の回転軸に押し付けられることにより、保持具11が組立式巻取軸1の一方の端部に取り付けられる。
他方の保持具11は、図5および図7に示されるように、筒状本体31およびハンドル32を備えている。筒状本体31は、扁平な円筒状の外周面を有する第1部分33と、第1部分33と中心線が一致し、第1部分33の一方側に形成される略円筒状の第2部分34とを一体的に有している。第1部分33の内周面は、円筒状に形成されている。
ハンドル32は、筒状本体31の第1部分33を貫通する締付軸35の外側の端部に相対回転不能に取り付けられている。第1部分33には、締付軸35が挿通される挿通孔が形成されており、その挿通孔の周面には、雌ねじが切られている。一方、締付軸35の内側の端部には、雄ねじが切られており、締付軸35は、雄ねじが切られた部分が第1部分33の挿通孔に挿通されて、その挿通孔に形成された雌ねじと螺合する。
組立式巻取軸1の一方の端部に保持具11が取り付けられた後、その組立式巻取軸1の他方の端部に保持具11の筒状本体31の第1部分33が外嵌される。そして、ハンドル32が回されて、締付軸35により組立式巻取軸1がその内側の回転軸に押し付けられることにより、保持具12が組立式巻取軸1の他方の端部に取り付けられる。
組立式巻取軸1の一方の端部に保持具11が取り付けられ、他方の端部に保持具12が取り付けられることにより、組立式巻取軸1の丸められた状態が保たれる。
巻取機では、図3Aに示されるように、組立式巻取軸1が回転されて、その回転する組立式巻取軸1の外周にトイレットペーパPが巻き取られる。トイレットペーパPの巻き取りの開始時に、トイレットペーパPに水がかけられる。これにより、トイレットペーパPが水に溶けて、その溶けたトイレットペーパPが乾燥して押し固まることにより、トイレットペーパPによる擬似的な芯が形成される。
図3Bに示されるように、トイレットペーパPが所定の外径(たとえば、120mm)をなすまで組立式巻取軸1に巻き取られると、その巻き取りが停止される。その後、巻取機から組立式巻取軸1がそれに巻き取られてロールとなったトイレットペーパPごと取り外される。そして、組立式巻取軸1の両端の保持具11,12が外されて、組立式巻取軸1の内側の回転軸が抜かれた後、基材2の所定方向の一端が他端と径方向に重なるように組立式巻取軸1が窄められて、その窄まった状態で組立式巻取軸1がトイレットペーパPのロールから抜き取られる。これにより、図3Aに示されるように、トイレットペーパPが巻回された無芯トイレットロールRが完成する。
<作用効果>
以上のように、組立式巻取軸1の使用時には、板材3が円筒状に丸められた基材2の周方向に並ぶことにより、板材3が10角筒状をなす。この状態の組立式巻取軸1にトイレットペーパPなどのシートが巻き取られて、幾重にも巻回されたシートからなるシートロールが形成された後、そのシートロールから組立式巻取軸1が抜き取られることにより、無芯シートロールが作製される。シートロールの形成後、基材2の所定方向の一端が他端と径方向に重なるように組立式巻取軸1を窄めることができ、組立式巻取軸1を窄めることにより、シートロールから組立式巻取軸1を簡単に抜き取ることができる。そのため、シートロールから組立式巻取軸1を抜き取る作業に要する労力を軽減することができる。また、シートロールから組立式巻取軸1が抜き取られるときにシートロールの内周部分が崩れることを防止できる。
使用時には、板材3が円筒状に丸められた基材2の内側に配置される。そのため、組立式巻取軸1が無芯トイレットロールRの製造に用いられる場合に、トイレットペーパPが板材3に接触しない。そのため、無芯トイレットロールRの内周部分を固めるために、トイレットペーパPの巻き始めにトイレットペーパPに水が掛けられても、その水で濡れたトイレットペーパPが板材3と接触しない。よって、板材3が鉄などの金属であっても、板材3が水に濡れて錆びることを抑制できる。
しかも、組立式巻取軸1が巻かれる金属製の回転軸と金属製の板材3とが接触するので、組立式巻取軸1から回転軸を容易に抜き取ることができ、その抜き取り作業に要する労力を軽減することができる。なお、回転軸をさらに容易に抜き取ることができるように、回転軸の外周面が一方の端に近づくほど縮径する形状に形成されていてもよい。
また、組立式巻取軸1の表面(外周面)に板材3間の隙間が出ないので、その隙間に水で溶けたトイレットペーパPが挟まったり、作業者の手指を挟んだりすることを抑制できる。
さらには、組立式巻取軸1を用いて作製されるトイレットロールは、その内周面が10角形状に形成されるので、トイレットペーパPがトイレットロールから引き出されるときに、その10角形状がトイレットロールの回転の抵抗となり、トイレットペーパPが無駄に長く引き出されることを抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、組立式巻取軸1の全長が長い場合には、図8に示されるように、各列で複数の板材3が軸方向に並べられてもよい。この場合、互いに隣接する列で板材3の継ぎ目が軸方向に同じ位置とならないようにずらされることが好ましい。これにより、組立式巻取軸1の軸方向の強度が下がることを抑制でき、組立式巻取軸1が折れ曲がることを抑制できる。
また、基材2上に板材3が10列に並べられるとしたが、板材3は、10列に限らず、3列以上であれば、図8に示されるように、6列であってもよい。板材3の列数(本数)は、たとえば、組立式巻取軸1の使用状態(組み立て状態)での外径および/または角数に応じて選択されるとよい。
前述の実施形態では、組立式巻取軸1が無芯トイレットロールの製造に用いられる場合を取り上げたが、組立式巻取軸1は、無芯シートロールの製造であれば、たとえば、キッチンペーパのみが巻回された無芯キッチンロールの製造に用いられてもよいし、感熱紙のみが巻回された無芯感熱紙ロールの製造などに用いられてもよい。
さらには、ペーパに限らず、デスク上に敷かれるデスクシートやフロア上に敷かれるフロアマットなど、塩化ビニルなどの樹脂製の樹脂シートのみが巻回された樹脂シートロールの製造に用いられてもよい。この場合、図9に示されるように、1つの板材3の表面に、片持ち支持された長尺な板状のシート抑え41が設けられてもよい。シート抑え41を備える組立式巻取軸1は、板材3が外側に向くように回転軸の外周面に巻かれる。また、保持具11,12には、図10に示されるように、シート抑え41の端部が挿入される溝が形成される。この構成では、組立式巻取軸1の板材3とシート抑え41との間に樹脂シートの端部を挿入した後、組立式巻取軸1を回転軸と一体に回転させて、樹脂シートを組立式巻取軸1に巻き取ることにより、樹脂シートロールを得ることができる。板材3とシート抑え41との間に樹脂シートが挟まることにより、樹脂シートが局所的に板材3から浮き上がることを抑制でき、樹脂シートをその中心線方向の端が乱れずにきれいに巻き取ることができる。
また、樹脂シートロールの製造に用いられる組立式巻取軸1は、図11に示される構成であってもよい。すなわち、図11に示される組立式巻取軸1では、基材2の一方面上に所定方向に並べて配置される少なくとも3枚の板材3のうち、所定方向(板材3が並ぶ列方向)の一方の端に設けられる板材3Aが基材2に接着されず、その板材3Aがそれに隣接する板材3Bとの境界付近を支点に揺動可能に設けられている。この構成では、その揺動可能な板材3Aと基材2との間に樹脂シートSの端部を挿入した後、板材3Aで樹脂シートSを基材2に押し付けた状態で、組立式巻取軸1を回転軸と一体に回転させて、樹脂シートSを組立式巻取軸1に巻き取ることにより、樹脂シートロールを得ることができる。基材2と板材3Aとの間に樹脂シートSが挟まることにより、樹脂シートSが局所的に組立式巻取軸1から浮き上がることを抑制でき、樹脂シートSをその中心線方向の端が乱れずにきれいに巻き取ることができる。
なお、揺動可能な板材3Aは、その他の板材3よりも長手方向の長さが短くてもよく、板材3Aに対して軸線方向の両側で基材2が露出していてもよい。また、揺動可能な板材3Aに隣接する板材3Bと基材2との間に、板材3Cがさらに介在されて、その板材3Cが樹脂シートSの端部が基材2と板材3Aとの間に差し込まれるときの樹脂シートSのストッパとして機能してもよい。
また、前述の実施形態では、丸められた状態の組立式巻取軸1の両端部に保持具11,12が取り付けられることにより、その組立式巻取軸1の丸められた状態が維持されるとした。これに代えて、図12に示されるように、巻取機にセットされる回転軸51の外周面に組立式巻取軸1が巻かれた後、たとえば、面ファスナからなる帯状の保持具52,53が組立式巻取軸1の外周を取り囲むように巻かれて、組立式巻取軸1が保持具52,53で回転軸51に締め付けられることにより、組立式巻取軸1の丸められた状態が維持されてもよい。
帯状の保持具52,53は、面ファスナに限らず、組立式巻取軸1を回転軸51に締め付けることができればよく、たとえば、輪ゴムであってもよいし、紐であってもよいし、結束用樹脂バンド(PPバンド)であってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:組立式巻取軸
2:基材
3:板材
R:無芯トイレットロール(無芯ペーパロール)

Claims (3)

  1. 巻芯を有していない無芯シートロールの製造に用いられる組立式の巻取軸であって、
    可撓性を有する矩形シート状の基材と、
    前記基材の一方面上に所定方向に3列以上に並べられ、前記所定方向と直交する方向に延びる板材とを含み、
    使用時には、前記基材が筒状に丸められて、前記板材が前記基材の周方向に並ぶ、組立式巻取軸。
  2. 使用時には、前記板材が筒状に丸められた前記基材の内側に配置される、請求項1に記載の組立式巻取軸。
  3. 長尺状のペーパが巻回されて形成され、巻芯を有していない無芯ペーパロールであって、
    内周面が各筒状をなしている、無芯ペーパロール。
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