JPH0436730B2 - - Google Patents

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JPH0436730B2
JPH0436730B2 JP16196883A JP16196883A JPH0436730B2 JP H0436730 B2 JPH0436730 B2 JP H0436730B2 JP 16196883 A JP16196883 A JP 16196883A JP 16196883 A JP16196883 A JP 16196883A JP H0436730 B2 JPH0436730 B2 JP H0436730B2
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
bundle
case
yarn bundle
hollow fiber
Prior art date
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Expired
Application number
JP16196883A
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English (en)
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JPS6054711A (ja
Inventor
Masuzo Yoshida
Akira Ogura
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は中空糸型膜分離装置の製造方法に関す
るものであり、詳しくは中空糸型血液透析装置な
どの中空糸型膜分離装置の液体透析用中空糸糸束
をケース内に装填する方法に関するものである。
第1乃至3図を用いて従来方法について記す。第
1乃至3図はいずれも中空糸型血液透析装置製造
過程の縦断面図である。
従来、中空糸糸束(以下単に糸束という)1を
ケース2内に装填する場合は第1図のように、該
糸束1の一方の端部3を紐あるいはテープ4で縛
り、該紐あるいはテープ4の縛つた端5をケース
2の長さ以上に残しておき、この端5をあらかじ
め筒状のケース内6に通して矢印Aの方向に引つ
ぱることによつて、前記糸束1をケース2の中に
装填していた。
しかるにこの方法においては紐あるいはテープ
4の端5を引つぱる際に、第2図のように糸束1
を緊縛した紐あるいはテープ4がケース2の内周
面7に対して直角とならず、端部3の結び目側が
先にケース内6を通過し、反対側がケース内周面
7に強く接するため、第3図のように糸束1がケ
ース6内に入りにくく、しかも糸束1の端部3が
不揃いになるばかりか、糸束1の一部1′がケー
ス端部と擦過して乱れたり、単糸切れを生じたり
するという問題があつた。
前記のように、糸束1の乱れや単糸切れが生じ
たものは、後工程における中空糸の内部洗浄を円
滑に行うことができないばかりか、中空糸型血液
透析装置の場合には血液の詰まり、洩れが生じる
ことから全く製品として用いることはできない。
したがつて、前記のケース2への糸束1挿入作
業は作業者に高度な熟練が要求され、それでもな
お不良率が高く生産性を著るしく阻害していた。
そこで本発明者は、前記の従来方法における欠
点を解消し、糸束を形成する各単糸に傷をつけた
り切断することなく、しかも短時間で効率よく糸
束をケースに装填することを目的として検討した
結果、糸束に予めシートを巻付けてこれをケース
内に装填した後、シートのみをケースから引抜く
ことにより、上記目的が効果的に達成できること
を見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は中空糸型膜分離装置のケース
内に中空糸を装填するに際し、両端部が集束され
た中空糸糸束に、該糸束の外周よりも幅広のシー
トを、糸束の長さ方向の一方の端部がシートの一
方の端部から突出するとともにシートの長さ方向
の他方の端部が糸束の他方の端部から突出するよ
うに、前記糸束の集束方向に巻きつけて、長さ方
向がシート突出部、シート巻きつけ部および糸束
突出部からなるシート巻きつけ糸束とし、該シー
ト巻きつけ糸束のシート突出部側をケースの一端
から逐次ケース内に挿入して、前記シート巻きつ
け糸束をケース内に装填した後、ケースの糸束挿
入側で前記糸束突出部を把持し、ケースの他端か
ら突出した前記シート突出部を引張ることによ
り、シートのみを引き抜くことを特徴とする中空
糸型膜分離装置の製造方法を提供するものであ
る。
以下本発明について図面を用いて詳記する。
第4乃至9図は本発明の方法を用いて中空糸型
血液透析装置を製造する過程の例を示すものであ
り、第4図はシート上に中空糸糸束を載置した状
態の平面図、第5図は中空糸糸束にシートを巻き
つけた状態の平面図、第6図は第5図の−′
断面図である。第7図および第8図は第5図およ
び第6図に示したシート巻きつけ中空糸糸束をケ
ース内に挿入する状態を示す縦断面図であり、第
9図はシート巻きつけ中空糸糸束をケース内に挿
入後シートのみを引き抜く状態を示す縦断面図で
ある。
第1図に示すように端部3,3′をテープ4,
4′で集束した糸束1をシート8上に載置する。
この場合、シート8の長さ方向の一方の端部10
は、糸束1の一方の端部3よりも突出し、糸束1
の他方の端部3′はシート8の他方の端部10′よ
りも突出するようにずらして糸束1を載置する。
したがつてシートの巾(第4図のB−B′)は糸
束1の外周よりも大きいことが必要である。
次いでシート8を糸束1の集束方向(B−
B′方向)に巻付けて、第5図および第6図に示
す。長さ方向がシート突出部11、シート巻つけ
部12および糸束突出部13からなる略円筒状の
シート巻つけ中空糸糸束(以下シート巻つけ糸束
と呼ぶ)9を形成する。この際シート巻つけ糸束
のシート重ね合せ部分は必要に応じてのり付けし
てもよく、またシートを巻きつけたまま、以下に
述べる糸束把持機構14に把持させてもよい。こ
のシート巻つけ糸束9はかさだかな中空糸からな
る糸束1にシート8を巻つけることによつて、糸
束1の直径が減少し、糸束自体が長さ方向に固定
された状態となるので、ケース2へ極めて容易に
挿入することができる。
シート巻つけ糸束9のケース2への挿入は次の
ように行なわれる。たとえば第7図に示したよう
にケース2を水平に支持し、その一端から糸束把
持機構14で把持したシート巻つけ糸束9の端部
3を入れ、上記糸束把持機構14を矢印Cの方向
に移動させる。シート巻つけ糸束9がケース2内
にその長さの約半分以上挿入された時、糸束把持
機構14をいつたん外して、これをシート巻つけ
糸束9の他端方向に移動させ、再び糸束突出部1
3を把持し、そのまま矢印Cの方向に移動させる
ことによつてシート巻つけ糸束9をケース2内へ
押し込み、装填を完了して第8図の状態にする。
この状態においては、シート巻つけ糸束9の糸
束突出部13のみが糸束把持機構14で把持され
ているので、次に第9図のように他端のシート突
出部11をシート把持機構15で把持し、これを
矢印Dの方向に引張り、移動させることによつて
シート8のみをケース2から引き抜く。
このようにすることにより、糸束1はケース2
の端部や内壁に擦過して損傷を受けたり、不揃い
になることなくケース2へ効率的に装填され、高
品質の製品を能率的に製造することができる なお前記シート8を引き抜く場合の糸束把持機
構14による糸束突出部13の把持部は後工程に
おいて切断除去される部分とし、糸束1の最終製
品に用いられる部分は、すなわちケース内装填部
分はすべてシート巻きつけ部12とすることが望
ましい。これは、糸束1をケース2に挿入する際
に起こるケース2と糸束1を形成する中空糸との
擦過や糸束把持機構14によつて糸束1を把持し
た際に生じやすい中空糸の変形などによる中空糸
の不良部分を除外し、極めて高品質の中空糸膜分
離装置を得るためであり、こうして得られる装置
がとくに中空糸型血液透析装置の場合には血液の
詰まり、洩れが生じることがなく、すぐれた性能
を有している。
前記糸束把持機構14による糸束1の把持力
は、シート待つけ糸束9をケース内6に挿入する
時にはシート巻つけ糸束9がケース内6を十分に
移動する程度でよく、あまり強く把持すると糸束
1を形成している中空糸を変形させるなどの弊害
を生ずるため好ましくない。またシート8のみを
ケース内6から引き抜く際の糸束把持機構14に
よる糸束突出部13の把持力は、糸束1を形成す
る中空糸の乱れがない程度で十分であり、特に製
品に用いられる部分を把持しなければならない場
合には中空糸を変形させないような弱い力で把持
するのが望ましい。
前記糸束把持機構14およびシート把持機構1
5はロボツトなどの自動装置とするのが望ましい
が、作業員の手であつてもよい。
本発明の方法に用いられるシートは、硫酸紙、
ポリプロピレンフイルム、ポリエステルフイルム
などが用いられ、とくにシートの表面にマツト化
加工や静電気防止剤塗布加工などが施され、糸束
およびケース内周面との摩擦抵抗を小さくしたも
のが中空糸の乱れや損傷もなく、作業推進速度を
著るしく向上することができる点で推奨される。
以上説明したように本発明によれば、中空糸糸
束をケース内に装填する際、中空糸とケースとの
擦過によつて生じる中空糸の乱れや単糸切れがな
く、効率的に高品質の中空糸型膜分離装置が得ら
れ、とくに中空糸型血液透析装置の場合には血液
の詰りや、洩れを生じることもない。また中空糸
糸束をケース内に装填する作業が極めて簡便とな
り、高度な熟練者を必要とせず誰でも短時間に行
うことが可能となるとともに、生産コストを著る
しく低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至3図は従来の中空糸型血液透析装置の
製造過程を示す縦断面図である。第4乃至9図は
本発明の方法を用いて中空糸型血液透析装置を製
造する過程を示すものであり、第4および5図は
平面図、第6図は第5図の−′断面図、第7
および8図はシート巻つけ中空糸糸束をケース内
に挿入する状態を示す縦断面図であり、第9図は
シート巻つけ中空糸糸束をケース内に挿入後シー
トのみを引き抜く状態を示す縦断面図である。 1,1′……中空糸糸束、2……ケース、3,
3′……端部、4……テープ、6……ケース内、
7……内周面、8……シート、9……シート巻つ
け中空糸糸束、10,10′……端部、11……
シート突出部、12……シート巻つけ部、13…
…糸束突出部、14……糸束把持機構、15……
シート把持機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中空糸型膜分離装置のケース内に中空糸を装
    填するに際し、両端部が集束された中空糸糸束
    に、該糸束の外周よりも幅広のシートを、糸束の
    長さ方向の一方の端部がシートの一方の端部から
    突出するとともにシートの長さ方向の他方の端部
    が糸束の他方の端部から突出するように前記糸束
    の集束方向に巻きつけて、長さ方向がシート突出
    部、シート巻きつけ部および糸束突出部からなる
    シート巻きつけ糸束とし、該シート巻きつけ糸束
    のシート突出部側をケースの一端から逐次ケース
    内に挿入して、前記シート巻きつけ糸束をケース
    内に装填した後、ケースの糸束挿入側で前記糸束
    突出部を把持し、ケースの他端から突出した前記
    シート突出部を引張ることにより、シートのみを
    引き抜くことを特徴とする中空糸型膜分離装置の
    製造方法。
JP16196883A 1983-09-05 1983-09-05 中空糸型膜分離装置の製造方法 Granted JPS6054711A (ja)

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JP16196883A JPS6054711A (ja) 1983-09-05 1983-09-05 中空糸型膜分離装置の製造方法

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JPS6054711A JPS6054711A (ja) 1985-03-29
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