JP3104593U - ラチェットドライバー構造 - Google Patents

ラチェットドライバー構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3104593U
JP3104593U JP2004002039U JP2004002039U JP3104593U JP 3104593 U JP3104593 U JP 3104593U JP 2004002039 U JP2004002039 U JP 2004002039U JP 2004002039 U JP2004002039 U JP 2004002039U JP 3104593 U JP3104593 U JP 3104593U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedestal
ratchet
driver structure
ring
braking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004002039U
Other languages
English (en)
Inventor
国珍 劉
Original Assignee
国珍 劉
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 国珍 劉 filed Critical 国珍 劉
Priority to JP2004002039U priority Critical patent/JP3104593U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3104593U publication Critical patent/JP3104593U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】構造を簡易にして加工を容易としたラチェットドライバー構造を提供する。
【解決手段】ラチェットドライバー構造において、主に台座10、調整環30、制動ユニット50、定位ユニット60及びカバー体20から構成され、台座の上に調整環とカバー体が順に設置される。そのうち、カバー体内部にはラチェットギアが内蔵され、台座上方には二つの収容凹部111が形成される。その収容凹部上には一対の制動ユニットが収容され、その制動ユニットは弾性体52の押圧力によって、ラチェットギア上で掛止し、それによってラチェットドライバーを一方向のみ若しくは両方向の回転可能とする選択を可能とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、ラチェットドライバー構造に関するもので、構造を簡易にして加工上の困難を改善するものである。
今日、市場には多種のドライバーが出ているが、それぞれの有する付加機能によって異なり、一般的な螺子回しの他に、電子用ドライバー、磁気ドライバー、打撃ドライバー、ラチェットドライバー、・・・等々がある。その中でラチェットドライバーは、ラチェット構造を利用してドライバーに方向制御機能を加えている。開閉を調節するとき、単方向、両方向制動を選択するもので、選択しないときラチェットドライバーは空転するようになっている。
特開2003−211308号公報 特開2004−34206号公報
図9、図10に示すのは、公知のラチェットドライバーで、カバー体、調整環、台座、制動部材、弾性体、鋼鉄球等の部品から構成される。しかし、製造過程が複雑で、製造コストが上がるだけでなく、品質についても不良率を下げることができない。
解決しようとする問題点は、以下の点である。
カバー体部分―公知のラチェットドライバーは、カバー体内部にラチェットギアが設置される。更にその内部下方中心には円形凸桿を突出して設置する。このカバー体は加工が非常に困難で、初期成形する時、ラチェットギアは円形凸桿の妨害を受け、加工空間が少なく、加工が難しくなる。製造に時間がかかるだけでなく、円形凸桿の構造にも影響を与え、不良率が高くなる。
台座部分―公知のラチェットドライバーは台座上が制動部材が置けるようになっている。その収容凹部の適する位置には小さな細い凸軸が一体で設置され、制動部材をその凸軸上に挿し込む。しかし、その凸軸の成形初期は困難ではないが、台座の狭い空間で加工するため、上述のカバー体と同じ問題が発生する。時間がかかり、不良率を下げにくい。
本考案は、主に台座、調整環、制動ユニット、定位ユニット及びカバー体から構成され、台座の上に調整環とカバー体が順に設置される。そのうち、カバー体内部にはラチェットギアが内蔵され、台座上方には二つの収容凹部が形成される。その収容凹部上にはそれぞれ制動ユニットが入り、その制動ユニットは弾性体の押さえによって、ラチェットギア上で留める。それによってラチェットドライバーを単方向か、若しくは両方向かの回転かを選択することを最も主要な特徴とする。
本考案のラチェットドライバー構造は、製造が簡易で不良率を下げ、製造コストを下げるという利点がある。
図1に示すとおり、本考案は、台座10、カバー体20、調整環30、C型リング40、制動ユニット50及び定位ユニット60から構成される。
そのうち、台座10は、上部11、中部12、下部13に分けられる。さらに、上部11の適当な位置には、部品を納置する収容凹部111が形成され、その収容凹部111の下方には凹部112が成形され、そこに制動ユニット50が設置される。収容凹部111に相対する位置には定位孔113が成形され、そこに定位ユニット60が納置される。最上端には環溝114が成形される。また中部12は円盤体で、その円盤体には小さな突起部121が設けられて位置決めする。下部13には掛合突起131が形成されてハンドル70を固定する。
カバー体20は、その上方に嵌合部21が設置され、ドライバーヘッドの交換に使用する。また下方内部にはラチェットギア22が設けられ、そのラチェットギア22上方には環状凹溝23が成形されて固定に使用される。
この調整環30は、中央の開口31の内側に台座10の上部11が嵌合する。この開口31には台座上部11に設けられた定位孔113と同じ側の対応する位置に三つの凹部32,33,34が成形され、定位ユニット50を位置決めする。さらにこの開口31には、収容凹部111と同じ側の対応する位置に係止空間35が形成され、制動ユニット50がこの係止空間35へ移動した後、ラチェットギア22を係止する。それと共に凹部32と係止空間35上には位置限定孔36を成形し、突起部121がその位置限定孔36内に入った状態で凹部32、33、34の設置範囲に応じて調整環30を予め設定した範囲だけ移動可能とする。
C型リング40は、カバー体20と台座10に嵌合する。
制動ユニット50は、二つの制動部材51、二つの弾性体52及びカバーリング53から構成される。そのうち、制動部材51は円形凸軸511を有し、その凸軸511上には係止部512が突出して一体に形成され、ラチェットギア22上で係止してドライバーを駆動または空転させる。この係止部512には収容凹溝513が形成され、そこに弾性体52が収容され、その弾発力によって係止空間35内で係止部512を押圧突出させる。
この定位ユニット60は弾性体61及び鋼鉄球62から構成される。これらによって凹部32,33,34で位置決めし、制動ユニット50が予定位置に達したときに、必要な係止作用を及ぼすので使用時に係止位置が感知できる。
組立時、図2に示すとおり、先ず制動ユニット50を収容凹部111内に設置する(制動部材51は凹部112上に設置し、弾性体52は制動部材51の収容凹溝513に設置し、リングカバー53を二つの制動部材51上の凸軸511に掛け渡して固定する)。また定位孔113内に定位ユニット60を入れ、調整環30を台座10の上部11に嵌合し、更にカバー体20を嵌める。C型リング40でカバー体20と台座10双方にわたって掛合して一体とし(図3)、最後にこれら全体をハンドル70に結合して、使用目的に合わせて必要なドライバーヘッドを選択して取り付け固定する。
使用に際しては、図4から図8に示すとおり、調整環30によって、その中間の凹部33を定位ユニット60上まで回転させる(図4参照)。この時制動ユニット50上の二つの制動部材51は、すべて弾性体52によって、係止空間35とラチェットギア22上まで押されて両方向の係止となり、両方向どちらに対しても制動効果を具える。左もしくは右の凹部32、34が定位ユニット60まで回転した時(図5、6)、片方の制動部材51だけが係止空間35まで押され、ラチェットギア22上で係止する(図7、8)ため、一方向の制動ができるだけで、反対方向には空転する。
本考案は構造上、公知のものと異なるだけではなく、製造工程でも加工工程を省き、カバー体20の凸軸を取り除いたことによって、カバー体20を加工する時、空間を増やし、ラチェットギアを加工するときに凸軸が邪魔していた問題を解決した。同時に、台座10上でも公知の凸軸を取り除き、中心開口31も取り除いたことによって、不良率が低下した。
他に公知の収容凹部上の凸軸も凹部112に改めた。制動部材51上に設置した凸軸511を回転する構造として効果を向上すると共に問題も解消した。
本考案の分解図である。 本考案の外観図である。 本考案の正面断面図である。 図3のA―A断面指示図第一図である。 図3のA―A断面指示図第二図である。 図3のA―A断面指示図第三図である。 図3のB−B断面指示図第一図である。 図3のB−B断面指示図第二図である。 公知のラチェットドライバー構造断面図である。 公知のラチェットドライバー構造正面断面図である。
符号の説明
10 台座
11 上部
111 収容凹部
112 凹部
113 定位孔
114 環溝
12 中部
121 突起部
13 下部
131 掛合凸
20 カバー体
21 嵌合部
22 ラチェットギア
23 環状凹溝
30 調整環
31 開口
32 凹部
33 凹部
34 凹部
35 係止空間
36 位置限定孔
40 C型リング
50 制動ユニット
51 制動部材
511 凸軸
512 係止部
513 収容凹溝
52 弾性体
53 リングカバー
60 定位ユニット
61 弾性体
62 鋼鉄球
70 ハンドル

Claims (6)

  1. 台座、カバー体、C型リング、調整環及び制動ユニットから構成されたラチェットドライバー構造において、
    その上方位置に制動部材を収容する収容凹部が形成され、その凹部の下方には更に凹部が成形され、相対する収容凹部の一方には定位孔が穿設され、最上端には環溝が成形された台座と、
    台座が嵌入されると共に、その上方にはドライバーヘッドの交換用嵌合部が設けられ、下方内部にはラチェットギアが設置され、さらにそのラチェットギア上方にはC型リングが嵌合する環状凹溝が成形されてなるカバー体と、
    台座に嵌合され、その中央は開口に形成されてその開口は上記収容凹部に対応する位置に係止空間が形成されてなる調整環と、
    カバー体の環状凹溝と台座の環溝との両方にわたって掛合することによりカバー体と台座を結合するC型リングと、
    二つの制動部材、二つの弾性体から構成され、制動部材は円形断面の凸軸をなすと共に凸軸上には係止部が設けられ、その係止部上には収容凹溝が成形されて弾性体を収容し、その弾発力により係止空間及びラチェットギアに対して係止部を押圧するようにしてなる制動ユニットから構成され、
    制動部材を上記台座の収容凹部の凹部上にセットすると共に調整環を嵌合して、該制動部材をラチェットギアで係止可能とし、一方向又は両方向制動の選択可能としたことを特徴とするラチェットドライバー構造。
  2. 前記台座は、下方に掛合突起を設置することにより、ハンドルに固定してなることを特徴とする請求項1記載のラチェットドライバー構造。
  3. 前記制動ユニットは、リングカバーを含み、そのリングカバーは制動部材に対して制動部材の凸軸に掛け渡すようにしてなることを特徴とする請求項1記載のラチェットドライバー構造。
  4. 前記ラチェットドライバー構造は、定位ユニットを含み、その定位ユニットには定位孔が設置され、
    調整環中央の開口には、定位孔と同じ側の対応する位置に三つの凹部が形成され、調整環がそのうちの凹部のひとつが定位孔上に掛合するとき、一方向若しくは、両方向の駆動状態に対応して調整されてなることを特徴とする請求項1記載のラチェットドライバー構造。
  5. 前記調整環には、凹部と係止空間上の位置に位置限定孔が成形され、
    台座の中間部は円盤体で、その円盤体には突起部が設けられて、該位置限定孔に係合してその移動範囲を限定することを特徴とする請求項4記載のラチェットドライバー構造。
  6. 前記定位ユニットは、弾性体と鋼鉄球から構成されることを特徴とする請求項4記載のラチェットドライバー構造。
JP2004002039U 2004-04-13 2004-04-13 ラチェットドライバー構造 Expired - Lifetime JP3104593U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004002039U JP3104593U (ja) 2004-04-13 2004-04-13 ラチェットドライバー構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004002039U JP3104593U (ja) 2004-04-13 2004-04-13 ラチェットドライバー構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3104593U true JP3104593U (ja) 2004-09-30

Family

ID=43257999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004002039U Expired - Lifetime JP3104593U (ja) 2004-04-13 2004-04-13 ラチェットドライバー構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3104593U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083679A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Matatakitoyo Tool Co Ltd トルク工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083679A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Matatakitoyo Tool Co Ltd トルク工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7434714B2 (en) Bike carrying rack for automobile
US20020023520A1 (en) Biasing arrangement for a pawl of a reversible ratchet-type wrench
US8631723B2 (en) Ratchet wrench being conveniently assembled
US20070240544A1 (en) Screwdriver with ratchet mechanism
JP2002193024A (ja) リフレクター可動型自動車用ヘッドランプ
CN100421557C (zh) 用于双轴承绕线轮的绕线轮单元
JP3104593U (ja) ラチェットドライバー構造
US8297156B2 (en) Hand tool
US20150000472A1 (en) Steering and positioning structure of a ratchet screwdriver
JPH04169018A (ja) リミツトスイツチ
US7857494B2 (en) Rotatable vehicular lamp assembly having a plate spring
JP5427166B2 (ja) 魚釣用リール
JP2009090926A (ja) 車両用アウトサイドミラー装置
JP2001198853A (ja) 回転打撃工具
JPH04128109U (ja) ドリル等の切換用操作つまみ装置
KR20200103216A (ko) 플라이 릴의 드랙기구
JP2007176194A (ja) キャスタ
CN219543070U (zh) 冲击钻的换档机构以及冲击钻
JPH07215137A (ja) 車載用オーディオ付テレビ
KR102053854B1 (ko) 플라이 릴
JP4507771B2 (ja) 戸車
JP2003031082A (ja) スイッチ装置
JPH09207075A (ja) ソケットレンチ用ラチェットハンドル
JP2003125880A (ja) ラチェット式レバー機構
JP3198017U (ja) 回転可能な当接構造を有するラチェット

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 6