JP2014083679A - トルク工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数の係合ブロックを用いることにより、歯数が同じ条件下で最小空転角度に変化を持たせるトルク工具を提供することを課題とする。
【解決手段】複数の爪溝が周囲に設けられた回転体30と、回転体30に外嵌可能なように内部が中空状に形成され、回転体30の周りで円周運動する駆動体と、制御機構40とを備える。制御機構40は、回転体30に周設された駆動体の内面に連続して突出された複数の歯51と、回転体30の爪溝中に対応して一部が挿設され、最小空転角度のN倍+(最小空転角度×1/係合ブロックの数)を満たす間隔を有する1組の係合ブロック60と、一端が回転体30に当接され、他端により係合ブロック60を外方へ押圧して移動させ、常態下で歯51と接触される1組の弾性部材とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、トルク工具に関し、特に、最小空転角度を変えることができるトルク工具に関する。
トルク工具とは、一般にトルクレンチ又はトルクドライバのことであり、回転させる運動エネルギによりワークを同じ方向へ回転させ、締め付けたり緩めたりするために用いる。ここでワークとは、例えば、ネジ、ボルト又は接続ロッドである。
トルクレンチ及びトルクドライバはそれぞれ回転体を中空状の駆動体中へ設置し、回転体と駆動体とが対向する箇所に設けた係合構造を介して回転体の周りで駆動体を一方向で空転させ、回転体を駆動体に沿って同期で反対方向へ回転させる。
ここで駆動体とは、トルクレンチの中空状のヘッド部を指す。トルクドライバにおいて駆動体とは中空状のドライバ本体を指す。
ここで回転体とは、中空状のヘッド部又はドライバ本体中で自在に回転する円形体を指す。
係合構造は、複数の歯と、少なくとも1つの係合ブロックとを含む。これら複数の歯は、駆動体の周りに配設された回転体の内面に連続的に突出され、係合ブロックは、回転体に対向した連続した歯へ可動自在に設けられる。勿論、係合構造は他の選択をしてもよく、例えば、これら複数の歯を円形回転体の外側円周面から突出させ、係合ブロックを駆動体が対向した連続歯の箇所へ可動自在に設けてもよい。このように、係合構造は多数の実施態様を有する。
例えば、特許文献1の係合ブロック(double pawl element)の中央回転部が回転体(pawl carrier)に接続され、選択機構(ratchet drive selector mechanism)を介して係合ブロックの横に成形した2つの爪のうち1つを選択して駆動体の内面に対応した歯との噛合状態を維持する。同じタイプの係合ブロックは特許文献2でも開示されている。
例えば、特許文献3は、係合ブロック(pawl)とともに弾性部材(spring)を駆動体(head)に対向した回転体(engaging ring)外側の円周面に形成された連続した歯に取り付け、弾性力の助けにより常態下で係合ブロックを回転体の対応した歯と噛合させる。同じタイプの係合ブロックは特許文献4でも開示されている。
特許文献5で開示している技術は、2つの枚葉型係合ブロック(ratchet member)が駆動体にそれぞれ枢着されて回転体が回転する部位に悪影響を与えず、手動操作により機構(cam)を選択して何れかの係合ブロックを決定して偏向回転体を揺動させ、係合ブロックの先端が回転体に対応した歯に噛合される。同じタイプの係合ブロックは特許文献6でも開示されている。
前述の一方向の空転は、起点が上述した特許文献で開示された係合ブロックが何れか1つの歯溝(即ち、互いに隣接した2つの歯間の凹んだ箇所)へ入って噛合状態を形成して噛合位置を画成する。空転の終点とは、係合ブロックが次の歯溝に落ちて噛合状態が形成され、新たな噛合位置と見なし、元の噛合位置から新たな噛合位置までの間を解除位置と称する。
係合ブロックが歯先を超えない場合、元の噛合位置に戻るだけで、新たな噛合位置には移動しない。言い換えると、1つの歯の幅が基本幅であり、駆動体が回転体の周りで回って1つの歯を超え、係合ブロックが元の噛合位置から次の噛合位置まで移動したときに最小の空転角度を得ることができる。
最小の空転角度が理解し易いように、以下では数値に数式を代入して直観的な概念を提供する。例えば、24個の連続した歯を有する場合、駆動体が回転体の周りで回転する最小角度でなければならず、数式360°÷24=15°である。
勿論、係合ブロックがN個の歯を超えて回転幅を得ると、最小空転角度はN倍となる。つまり、24個の連続した歯である条件下で、駆動体が一方向で回転体の周りで行う空転は、必ず最小空転角度の整数倍数(例えば、2倍、3倍、…、N倍)であり、30°、45°など、15°のN倍の回転幅であり、係合ブロックにより新たな噛合位置と次の歯との噛合状態が維持され、駆動体により回転体を反対方向へ同期で回転させる。
しかし、このような構造はユーザ全ての使用習慣に合致するわけではなく、最小空転角度を10°又は5°まで小さくする縮減効果が得られる36個又は72個の連続した歯数の開発が求められていた。
従来、歯数を90〜180歯まで増やして最小空転角度を4°〜2°まで縮減し、全てのユーザの使用習慣に合致させることができるようにした技術がすでに開示されている(特許文献7及び8)。
しかし、歯数を増やして1つの係合部材を組み合わせ、最小空転角度が固定されているため、トルク工具が個人の習慣に合致せずにスムーズでないように感じる欠点を有し、異なる歯数を有するトルク工具を準備して使用しなければならなかったため、非常に不便であった。
そのため、歯数が同じ条件下で、トルク工具の最小空転角度を変化させる技術が求められていた。
米国特許第4147076号明細書 米国特許第4261233号明細書 米国特許第6655238号明細書 台湾実用新案登録第241173号公報 米国特許第5074174号明細書 台湾特許出願公開第200812759号公報 米国特許第6666111号明細書 台湾特許公告第592903号
本発明は、多数の係合ブロックを用いることにより、歯数が同じ条件下で最小空転角度を変えることができるトルク工具を提供することを課題とする。
本発明は、選択装置を増設して最小空転角度を変えるトルク工具を提供することをもう一つの課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、中空状の駆動体中に回転体が収容され、制御機構により前記駆動体を前記回転体の周りで一方向で空転させると、前記駆動体と反対方向で前記回転体が同期で回転し、前記制御機構は、複数の歯と、1組の係合ブロックとを含む係合構造を有し、(1)前記回転体に周設された前記駆動体の内面には、歯が連続して突出され、前記回転体の前記歯に対向した箇所には、前記係合ブロックが可動自在に設けられ、弾性回復力により前記歯に向かうように噛合位置と解除位置との間で変位する構成か、(2)円形状の前記回転体の外側の円周面には、歯が連続して突出され、前記係合ブロックが前記駆動体の前記歯に対向した箇所に可動自在に取り付けられ、弾性回復力により前記歯に向かうように噛合位置と解除位置との間で変位する構成か、を有し、前記駆動体が前記回転体に対して一方向で空転すると、前記係合ブロックと前記歯とが噛合され、残部の前記係合ブロックと前記歯との噛合が解除された状態となり、歯数が同じ条件下で、最小空転角度が縮減可能なことを特徴とするトルク工具が提供される。
互いに隣接した2つの前記係合ブロックの間隔は、最小空転角度のN倍+(最小空転角度×1/係合ブロックの数)により得られることが好ましい。
前記制御機構は、選択装置を有し、全ての前記係合ブロックをリリースするか、残部の前記係合ブロックを収容し、1つの前記係合ブロックを残して前記歯に向かうように自在に可動させ、元の最小空転角度を得ることが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の第2の形態によれば、複数の爪溝が周囲に設けられた回転体と、前記回転体に外嵌可能なように内部が中空状に形成され、前記回転体の周りで円周運動する駆動体と、制御機構と、を備え、前記制御機構は、前記回転体に周設された前記駆動体の内面に連続して突出された複数の歯と、前記回転体の前記爪溝中に対応して一部が挿設され、最小空転角度のN倍+(最小空転角度×1/係合ブロックの数)を満たす間隔を有する1組の係合ブロックと、一端が前記回転体に当接され、他端により前記係合ブロックを外方へ押圧して移動させ、常態下で前記歯と接触される1組の弾性部材と、を有し、前記駆動体が前記回転体に対して一方向で空転すると、前記係合ブロックと前記歯とが噛合し合い、その他の前記係合ブロックと前記歯との噛合状態が解除されると、歯数が同じ条件下で、反転するヘッド部により、縮減した最小空転角度で前記回転体を同期で回転させることを特徴とするトルク工具が提供される。
前記爪溝は、傾斜壁及び弧状壁をそれぞれ有し、前記傾斜壁と前記弧状壁との間には、平面壁が接続され、前記係合ブロックは、弾力回復力により噛合される前記歯の先端部が一端に形成され、前記爪溝の前記弧状壁に挿設する根本部が他端に形成され、前記根本部の軸心と前記弧状壁の中心点とが重ねられ、前記係合ブロックが前記回転体に対して回動自在であることが好ましい。
前記制御機構は、選択装置を有し、前記選択装置は、前記駆動体の内面と前記回転体の外部との間に設けて複数の薄壁部及び厚壁部を含む環状壁を有し、前記係合ブロックが前記薄壁部に対向すると、全ての前記係合ブロックと前記歯とがそれぞれ噛合されて縮減した最小空転角度を得て、前記係合ブロックが前記厚壁部に対向すると、残部の前記係合ブロックが前記爪溝に戻って入り、前記係合ブロック一つだけが前記歯に噛合されて元の最小空転角度に回復することが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の第3の形態によれば、複数の爪溝が周囲に設けられた回転体と、前記回転体に外嵌可能なように内部が中空状に形成され、前記回転体の周りで円周運動する駆動体と、制御機構と、を備え、前記制御機構は、前記駆動体の内面と前記回転体の外部との間に設けられ、内面に複数の薄壁部及び厚壁部が形成された環状壁を有する選択装置と、前記回転体に周設された前記駆動体の内面に連続して突出された複数の歯と、前記回転体の前記爪溝中に対応して一部が挿設され、弾性回復力により外方へ移動し、最小空転角度のN倍+(最小空転角度×1/係合ブロックの数)を満たす間隔を有する1組の係合ブロックと、を有し、前記係合ブロックが前記薄壁部に対向すると、全ての前記係合ブロックと前記歯との噛合がリリースされて縮減した最小空転角度を得て、前記係合ブロックが前記厚壁部に対向すると、残部の前記係合ブロックが前記爪溝へ戻って入り、前記係合ブロック一つだけが前記歯と噛合されて元の最小空転角度に回復することを特徴とするトルク工具が提供される。
前記爪溝は、傾斜壁及び弧状壁をそれぞれ有し、前記傾斜壁と前記弧状壁との間には、平面壁が接続され、前記係合ブロックは、一端に形成されて弾力回復力により移動して前記歯と噛合される先端部を有し、前記爪溝の前記弧状壁に挿設する根本部が他端に形成され、前記根本部の軸心と前記弧状壁の中心点とが重ねられ、前記係合ブロックが前記回転体に対して回動自在であることが好ましい。
前記厚壁部は、2つの前記薄壁部の間に設けられ、前記厚壁部及び前記薄壁部に隣接した箇所には、傾斜部が接続され、前記厚壁部のうちの一つには、互いに連通したソケットが凹設され、分離丘により2つの前記ソケットが分離され、何れか一つの前記ソケットには、弾性回復力により前記回転体の外表面から突出された球体が押圧され、皿体がヘッド部に対して回転されなくなることが好ましい。
前記回転体の前記ソケットに対向した箇所には位置決め溝が凹設され、前記溝底と前記球体との間には、ばねが設けられていることが好ましい。
本発明のトルク工具は、各個人の習慣又は環境の違いに応じて空転角度を変えることができるため、異なる歯数を有するトルク工具を準備する必要がなく、時間を省略して便利である上、製造が煩雑であるという欠点がない。
本発明の第1実施形態に係るトルク工具のトルクレンチを示す斜視図である。 図1の線A−Aに沿った断面図である。 トルクレンチの係合構造を示す平面図である。 単独の皿体を別の角度から見たところを示す斜視図である。 単独の係合ブロックを示す斜視図である。 単独の回転体を示す平面図である。 図2の線B−Bに沿った断面図である。 図7の後続動作を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るトルク工具を示す部分拡大図である。
以下、本発明のトルク工具の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1を参照する。図1は、本発明の第1実施形態に係るトルク工具のトルクレンチを示す斜視図である。図1に示すように、トルクレンチ20は、駆動体として使用する扁平状のヘッド部21が端部に設けられている。ヘッド部21上に突出した1つの円状回転体30の一部には、C字状リング23が外嵌される。リング23には、ヘッド部21に取り付けられた制御機構40が当接され、回転体30が図面の縦方向に落ちることを防ぐ。立方体部24は、回転体30中に挿通されて一部が残留し、ヘッド部21に延設された立方体部24の底端には、鋼球25が嵌入され、立方体部24の底端がヘッド部21へ戻る期間中、回転体30の頂端から突出される立方体部24の長さが次第に大きくなる。
図面中の立方体部24の一部がヘッド部21下から露出され、ヘッド部21上から反対方向へ退縮する。立方体部24が回転体30に停滞する構造に関しては本発明の特徴ではないためここでは詳細に説明しない。
図2のヘッド部21は、回転体30及び一部の制御機構40を収納する大直径の収納槽28及び小直径の収納孔29を含む中空の階段状内部空間を有し、ヘッド部21の底面に環状パッド26を平らに貼り、回転体30の底部に凹設された溝部31へもう一つのリング23を嵌入してパッド26へ当接させ、回転体30がヘッド部21から外れることを防ぐ。
図1及び図2に示すように、制御機構40は選択装置及び係合構造50から構成される。選択装置は、中央に孔が形成された皿体41であり、回転体30の上下から突出された小直径部32,33へパッド26がそれぞれ嵌合され、ヘッド部21の内部空間を封止して回転体30を支持し、2つの小直径部32,33間の大直径部34が収納孔29中で回転自在となる。皿体41は、ヘッド部21の一面に接触される底面42であり、底面42に環状壁43が形成される。環状壁43の外部直径は、ヘッド部21の収納槽28の内部直径より小さく、環状壁43を収納槽28に設置する際、皿体41に力を加えるとヘッド部21が自在に回動する。
係合構造50は、複数の歯51と1組の係合ブロック60とから構成される。これら複数の歯51は、ヘッド部21の収納孔29の内面に形成され、互いに連続的に円形状回転体30外側の円周面の周りに設けられる。本実施形態は、2つの係合ブロック60を1組として、回転体30の大直径部34がヘッド部21内面の歯51へ対向するように配置される。
続いて、図3を参照する。図3に示すように、歯51の数は同じであり、2つの係合ブロック60により最小空転角度を縮減させることができる。
まず、ヘッド部21の内面には、36個の連続した歯51が設けられ、回転体30の周りで空転するヘッド部21の最小角度は360°÷36=10°であり、歯51の幅w(即ち、歯溝の間隔)に等しい。
各係合ブロック60の一端は、回転体30の外表面に接続されて揺動自在な根元部65が形成される。係合ブロック60は、他端に先端部66が形成され、弾性部材18の作用力により先端部66が外方へ押圧され、対応する歯51と接触される。
2つの係合ブロック60は、根元部65の軸心c1を起点とし、回転体30の円心c2を終点として、半径方向に沿って2本の互いに交差される仮想延長線fからなる角度βは、計算式(1)に示すように、最小空転角度αの8倍に縮減後の角度θ(即ち、最小空転角度αの1/2)を加えたものに等しく、2つの係合ブロック60の揺れに悪影響を与える虞がない。
計算式(1):
10°×8+(10°×1/2)=85°
全ての係合ブロック60がリリース状態となる場合、第1の係合ブロック60が噛合位置まで移動し、何れかの歯溝に入って対応した歯51と噛合され、第2の係合ブロック60が解除位置に位置すると、歯51に弾性接触されて噛合状態が解除される。
ヘッド部21が力を受けて一方向(即ち、逆時計回り方向)で回転体に対して空転し、第1の係合ブロック60が噛合位置から外れると、第2の係合ブロック60が歯溝に落ちて歯51との噛合状態が維持される。このときのヘッド部21には、最小空転角度の縮減効果が発生し、反対方向(即ち時計回り方向)で回転体を同期で回転させたり、ヘッド部21を空転させ続け、第1の係合ブロック60が次の歯溝に入って歯51と噛合する状態に回復するまで、第2の係合ブロック60が解除位置に入り、最小空転角度の動作を完了させることができる。
制御機構中の各部材間の連結関係について以下、図面を参照しながら説明する。
各係合ブロック60は、図5に示すように、矩形ブロックに類似し、根元部65に隣接した端部の外表面に円弧面61が形成され、先端部66に隣接した端部の外表面に傾斜面62が形成され、傾斜面62の高端から円弧面61まで長辺63が延び、傾斜面62の低端と円弧面61との間には短辺64が接続されている。
図4の皿体41を見ると分かるように、環状壁43は異なる厚さを有し、2つの内径が大き目の部位に薄壁部44が形成される。これら複数の薄壁部44は、2つの厚壁部45により分離される。2つの厚壁部45は、小さめの内径を有し、そのうち一つの厚壁部45は、傾斜部46を介して横に形成された薄壁部44と接続され、もう一つの厚壁部45の中間部には、互いに連通した2つのソケット47が凹設され、2つのソケット47間で隆起した厚さは、厚壁部45の分離丘48より低い。
図6及び図7を参照する。図6及び図7に示すように、環状壁43が回転体30の大直径部34の外周に設けられ、2つの厚壁部45の間隔が、大直径部34の直径より僅かに大きく、皿体41がヘッド部21に対して自転し、回転体30の周りで円周運動を行う。
回転体30の大直径部34が対向するソケット47の箇所には位置決め溝52が凹設され、溝内に順次1つのばね53及び1つの球体54が収容され、球体54は弾性回復力により対向したソケット47に当接され、皿体41がヘッド部21に対して回転されないようにして一時的な位置決め効果を得る。
大直径部34の外周には、2つの爪溝35が設けられている。各爪溝35は、傾斜壁36と、弧状壁37と、傾斜壁36と弧状壁37との間に形成された平面壁38とを含む複数の壁面を有し、係合ブロック60に類似するように空間周りを囲む。爪溝35の弧状壁37の中心点を通る直線は回転体30の円心を通り、もう一つの爪溝35が弧状壁37の中心点から回転体30の円心まで仮想延長線と交わって形成される角度θ4は、85°であり、2つの係合ブロック60の根元部65が、対応した爪溝35の弧状壁37内に置かれ、根元部65の軸心と弧状壁37の中心点とが重ねられ、2つの係合ブロック60の揺動運動が干渉されることを防ぐ。
各爪溝35は、傾斜壁36及び平面壁38に隣接した箇所にばね溝56が凹設され、弾性部材18は、一端がばね溝56に挿設されて溝底に当接され、他端が係合ブロック60の短辺64に当接され、係合ブロック60が移動して歯51に接触されると必要な弾性回復力を得ることができる。
ここで図7の皿体41は、一つの歯の保留位置に位置するため、第2の係合ブロック60が厚壁部45の内面により爪溝35中へ押圧されて入れられ、第1の係合ブロック60が薄壁部44に対向して自由な状態を呈し、先端部66が歯51に対応して噛合状態が維持される。
このときの使用状況は一般のレンチと同じである。つまりヘッド部21が力を受けると、図7の逆時計回り方向で回転体30の周りで回転し、連続した歯51により可動自在の係合ブロック60を押し開いて空転させ、第1の係合ブロック60が歯溝から離れて解除位置へ入り、刃先が次の噛合位置に移動すると最小空転角度10°が得られ、歯と噛合状態となる。即ち、ヘッド部21は、回転体30の周りで最小空転角度N倍で回転する。
ヘッド部21を図7に示すように時計回り方向で回転させると、歯51と第1の係合ブロック60とが噛合状態に維持され、ヘッド部21の運動エネルギをスムーズに回転体30へ伝達し、ヘッド部21と同じ方向へ回転体30を回転させる。
最小空転角度を変更することは非常に簡単であり、皿体41を操作して対応したヘッド部21を一定角度で回転させると、球体54が図8に示すように、分離丘48を超えて横に形成されたソケット47まで移動させるとともに、厚壁部45を移動させて第2の係合ブロック60を押圧し、全ての係合ブロック60をリリースし、対応した歯51に弾性接触させることができる。
これら複数の係合ブロック60は、可動自在であり、第1の係合ブロック60と歯51とが噛合状態に維持され、第2の係合ブロック60が解除位置に達する。
ヘッド部21が力を受けて、回転体30に対して一方向で最小空転角度回転の二分の一回転すると、第2の係合ブロック60が次の噛合位置まで移動し、ヘッド部21を図8の時計回り方向で回転させると、第2の係合ブロック60と歯51との噛合関係を介して回転体30も同じ方向で回転される。このとき第1の係合ブロック60は、依然として解除位置に位置する。
ヘッド部21が最小空転角度(即ち10°)で回転されると、第1の係合ブロック60が次の噛合位置に入り、歯51との噛合状態が維持され、同様にヘッド部21を回転させて回転体30を同じ方向で回転させる。このとき第2の係合ブロック60は、解除位置に戻る。
これら複数の係合ブロック60のそれぞれを噛合位置と解除位置との間で変位させ、前後の順序で1つの係合ブロック60により対応した歯と噛合されるとともに、その他の係合ブロック60と歯との噛合関係を解除し、歯数が固定された条件下で異なる最小空転角度を変化させ、36歯に72歯の機能を与え、最小空転角度の縮減目的及び効果を得る。
また元の最小空転角度へ戻すことも非常に簡単であり、その場合、皿体41を操作して図7に示す方向で戻す場合、薄壁部44を傾斜部46の曲線へ接続させることにより、厚壁部45の内面に第2の係合ブロック60が押し付けられて爪溝35へ戻し入れるまで、第2の係合ブロック60を回転体30へ向けて動かすことができる。
そのため、ヘッド部21が回転体30に対して空転する最小角度であり、個人の習慣又は環境に応じて選択することができるため、異なる歯数を有するトルク工具を準備する必要がなく、従来技術の問題点を効果的に解決することができる。
例えば、上述の構造は、他の実施形態を有する。図9に示すように、トルク工具は、前述の実施形態と異なり、3個の係合ブロック60を1組にし、各係合ブロック60の根元部65が回転体30の外表面に接続されて自在に揺動し、残部が弾性部材18の作用力を受け、先端部66が外方へ移動し、対応した歯51に常態下で接触される。
図面を見ると分かるように、駆動体のヘッド部21の内面に設けられた24個の連続した歯51が回転体30の外周に周設されているため、ヘッド部21が回転体30の周りで空転する最小角度は360°÷24=15°であり、歯51の幅w(即ち、互いに隣接した歯溝の間隔)に等しく、回転幅を最小空転角度N倍まで拡大させることができる。
第1の係合ブロック60の先端部66と歯51とが噛合状態に維持され、その根元部65の軸心c1が起点として用いられ、回転体30の円心c2を終点として用い、半径方向に沿って形成された1本の仮想延長線fを形成し、回転体30の円心c2から第2の係合ブロック60の軸心c1までのもう1本の仮想延長線fとにより形成された角度β1は、第2、第3の係合ブロック60の軸心c1を通る回転体30の円心c2の2本の仮想延長線fとの間に形成された角度β2に等しい。
角度を変えて見ると、第1、第3の係合ブロック60間の角度範囲は、最小空転角度αの6倍に三分の二最小空転角度θ1、θ2を加えたものに等しい。
前述の角度β1は、最小空転角度αの3倍に3分の1最小空転角度θ1を加えたものに等しく、計算式15°×3+(15°×1/3)=50°により、第1、第2の係合ブロック60の間隔が50°である。
同様に角度β2は、最小空転角度αの3倍に3分の1最小空転角度θ2を加えたものに等しい。角度θ2は、縮減後の最小空転角度が5°に等しい。
ヘッド部21が回転体30に対し、図9の逆時計回り方向で5°空転すると、第2の係合ブロック60と歯51との噛合状態が維持され、図9の時計回り方向でヘッド部21が回転し、回転体30を同じ方向で回転させると、係合ブロック60が解除位置に位置する。
ヘッド部21が10°の位置まで空転すると、第3の係合ブロック60と歯51との噛合関係が維持され、ヘッド部21の回転により回転体30を同じ方向へ回転させると、第1、第2の係合ブロック60が解除位置に位置する。
空転角度が15°に達すると、元の最小空転角度αと合致するため、第1の係合ブロック60が次の噛合位置に達し、先端部66と歯51との噛合状態が維持され、ヘッド部21により回転体30を回転させて締め付けたり緩めたりする。このとき、第2、第3の係合ブロック60と歯51との噛合が解除された状態となる。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
18 弾性部材
20 トルクレンチ
21 ヘッド部
23 リング
24 立方体部
25 鋼球
26 パッド
28 収納槽
29 収納孔
30 回転体
31 溝部
32 小直径部
33 小直径部
34 大直径部
35 爪溝
36 傾斜壁
37 弧状壁
38 平面壁
40 制御機構
41 皿体
42 底面
43 環状壁
44 薄壁部
45 厚壁部
46 傾斜部
47 ソケット
48 分離丘
50 係合構造
51 歯
52 位置決め溝
53 ばね
54 球体
56 ばね溝
60 係合ブロック
61 円弧面
62 傾斜面
63 長辺
64 短辺
65 根元部
66 先端部
α 角度
β 角度
β1 角度
β2 角度
θ 角度
θ1 角度
θ2 角度
θ4 角度
c1 軸心
c2 円心
f 仮想延長線
w 幅

Claims (10)

  1. 中空状の駆動体中に回転体が収容され、制御機構により前記駆動体を前記回転体の周りで一方向で空転させると、前記駆動体と反対方向で前記回転体が同期で回転し、
    前記制御機構は、複数の歯と、1組の係合ブロックとを含む係合構造を有し、
    (1)前記回転体に周設された前記駆動体の内面には、歯が連続して突出され、前記回転体の前記歯に対向した箇所には、前記係合ブロックが可動自在に設けられ、弾性回復力により前記歯に向かうように噛合位置と解除位置との間で変位する構成か、
    (2)円形状の前記回転体の外側の円周面には、歯が連続して突出され、前記係合ブロックが前記駆動体の前記歯に対向した箇所に可動自在に取り付けられ、弾性回復力により前記歯に向かうように噛合位置と解除位置との間で変位する構成か、を有し、
    前記駆動体が前記回転体に対して一方向で空転すると、前記係合ブロックと前記歯とが噛合され、残部の前記係合ブロックと前記歯との噛合が解除された状態となり、歯数が同じ条件下で、最小空転角度が縮減可能なことを特徴とするトルク工具。
  2. 互いに隣接した2つの前記係合ブロックの間隔は、
    最小空転角度のN倍+(最小空転角度×1/係合ブロックの数)
    により得られることを特徴とする請求項1に記載のトルク工具。
  3. 前記制御機構は、選択装置を有し、全ての前記係合ブロックをリリースするか、残部の前記係合ブロックを収容し、1つの前記係合ブロックを残して前記歯に向かうように自在に可動させ、元の最小空転角度を得ることを特徴とする請求項1又は2に記載のトルク工具。
  4. 複数の爪溝が周囲に設けられた回転体と、
    前記回転体に外嵌可能なように内部が中空状に形成され、前記回転体の周りで円周運動する駆動体と、
    制御機構と、を備え、
    前記制御機構は、
    前記回転体に周設された前記駆動体の内面に連続して突出された複数の歯と、
    前記回転体の前記爪溝中に対応して一部が挿設され、最小空転角度のN倍+(最小空転角度×1/係合ブロックの数)を満たす間隔を有する1組の係合ブロックと、
    一端が前記回転体に当接され、他端により前記係合ブロックを外方へ押圧して移動させ、常態下で前記歯と接触される1組の弾性部材と、を有し、
    前記駆動体が前記回転体に対して一方向で空転すると、前記係合ブロックと前記歯とが噛合し合い、その他の前記係合ブロックと前記歯との噛合状態が解除されると、歯数が同じ条件下で、反転するヘッド部により、縮減した最小空転角度で前記回転体を同期で回転させることを特徴とするトルク工具。
  5. 前記爪溝は、傾斜壁及び弧状壁をそれぞれ有し、
    前記傾斜壁と前記弧状壁との間には、平面壁が接続され、
    前記係合ブロックは、弾力回復力により噛合される前記歯の先端部が一端に形成され、前記爪溝の前記弧状壁に挿設する根本部が他端に形成され、前記根本部の軸心と前記弧状壁の中心点とが重ねられ、前記係合ブロックが前記回転体に対して回動自在であることを特徴とする請求項4に記載のトルク工具。
  6. 前記制御機構は、選択装置を有し、
    前記選択装置は、前記駆動体の内面と前記回転体の外部との間に設けて複数の薄壁部及び厚壁部を含む環状壁を有し、
    前記係合ブロックが前記薄壁部に対向すると、全ての前記係合ブロックと前記歯とがそれぞれ噛合されて縮減した最小空転角度を得て、前記係合ブロックが前記厚壁部に対向すると、残部の前記係合ブロックが前記爪溝に戻って入り、前記係合ブロック一つだけが前記歯に噛合されて元の最小空転角度に回復することを特徴とする請求項5に記載のトルク工具。
  7. 複数の爪溝が周囲に設けられた回転体と、
    前記回転体に外嵌可能なように内部が中空状に形成され、前記回転体の周りで円周運動する駆動体と、
    制御機構と、を備え、
    前記制御機構は、
    前記駆動体の内面と前記回転体の外部との間に設けられ、内面に複数の薄壁部及び厚壁部が形成された環状壁を有する選択装置と、
    前記回転体に周設された前記駆動体の内面に連続して突出された複数の歯と、
    前記回転体の前記爪溝中に対応して一部が挿設され、弾性回復力により外方へ移動し、最小空転角度のN倍+(最小空転角度×1/係合ブロックの数)を満たす間隔を有する1組の係合ブロックと、を有し、
    前記係合ブロックが前記薄壁部に対向すると、全ての前記係合ブロックと前記歯との噛合がリリースされて縮減した最小空転角度を得て、前記係合ブロックが前記厚壁部に対向すると、残部の前記係合ブロックが前記爪溝へ戻って入り、前記係合ブロック一つだけが前記歯と噛合されて元の最小空転角度に回復することを特徴とするトルク工具。
  8. 前記爪溝は、傾斜壁及び弧状壁をそれぞれ有し、
    前記傾斜壁と前記弧状壁との間には、平面壁が接続され、
    前記係合ブロックは、一端に形成されて弾力回復力により移動して前記歯と噛合される先端部を有し、前記爪溝の前記弧状壁に挿設する根本部が他端に形成され、前記根本部の軸心と前記弧状壁の中心点とが重ねられ、前記係合ブロックが前記回転体に対して回動自在であることを特徴とする請求項7に記載のトルク工具。
  9. 前記厚壁部は、2つの前記薄壁部の間に設けられ、前記厚壁部及び前記薄壁部に隣接した箇所には、傾斜部が接続され、前記厚壁部のうちの一つには、互いに連通したソケットが凹設され、分離丘により2つの前記ソケットが分離され、何れか一つの前記ソケットには、弾性回復力により前記回転体の外表面から突出された球体が押圧され、皿体がヘッド部に対して回転されなくなることを特徴とする請求項7又は8に記載のトルク工具。
  10. 前記回転体の前記ソケットに対向した箇所には位置決め溝が凹設され、
    前記溝底と前記球体との間には、ばねが設けられていることを特徴とする請求項9に記載のトルク工具。
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