JPS62277271A - ラチエツトスパナ - Google Patents

ラチエツトスパナ

Info

Publication number
JPS62277271A
JPS62277271A JP5909287A JP5909287A JPS62277271A JP S62277271 A JPS62277271 A JP S62277271A JP 5909287 A JP5909287 A JP 5909287A JP 5909287 A JP5909287 A JP 5909287A JP S62277271 A JPS62277271 A JP S62277271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ratchet
ratchet spanner
insert
jaw
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5909287A
Other languages
English (en)
Inventor
クルト グルツァナ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PEETAA BORUTAA
Original Assignee
PEETAA BORUTAA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PEETAA BORUTAA filed Critical PEETAA BORUTAA
Publication of JPS62277271A publication Critical patent/JPS62277271A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスパナに関し、より詳しくは端部開放型ラチェ
ットスパナに関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕締結
場所によっては通常のラチェットスパナの使用が困難な
ことがある。従ってこのような場合は通常の端部開放型
スパナを使用せねばならない。
しかし例えばボルトの締結時には絶えずボルト頭からス
パナを外しては取付角度を変えて締付けねばならない。
云い換えればスパナハンドルは1回に政変の角度に亘っ
て回転するだけである。
このため端部開放型スパナに似た形状の端部開放型ラチ
ェットスパナが開発されており、事実そのような締結場
所に適合したものである。例えば米国特許第1,169
,007号、第2,376.575号及び第2.760
,394号にはハンドルに連結された弓形のあご状頭部
を有するラチェットスパナが開示されている。あご状頭
部はほぼ連続状の弓形をした内側壁を存し、該内側壁に
は夫々つめを収容した複数のポケットが形成されている
。この内側壁によって区画形成された空間には複数の歯
を有するつめ車挿入部材が配設されており、ラチェット
作用をするように上記つめはバネ付勢されて歯と係合す
るように形成されている。特に個々のコイルバネが夫々
のつめと協同してつめを係合方向に向って法線方向に付
勢して歯と係合するようになっている。殊に複数のつめ
を有する米国特許第2,760,394号からも判るよ
うにつめに対して個々のコイルバネを取付けることは煩
られしく、時間がかかりかつ工費を高めるものである。
又開放したあごの形状を有する公知のラチェットスパナ
において、ボルトやナツトを回転する時にある摩擦範囲
内ではつめが歯に噛み付きコイルバネの強いバネ圧に起
因してつめが元に戻らなくなることがある。その結果ラ
チェット作用が失なわれてボルトやナツトがスパナと共
に回転して了う。従って修理するためにラチェットスパ
ナをボルトやナンドから外生さねばならない。バネ圧が
強いと又別の欠点を生ずる。即ちスパナの端部が解放さ
れるように所定の角度まであご状頭部に対してつめ車挿
入部材を回転しないとボルトやナツトからラチェットス
パナを抜出すことが出来ない。
しかし上述したようにバネ圧が強いとラチェットスパナ
を抜出すのに別の工具の使用を必要とする。
しかし米国特許第3,129,710号のようにコイル
バネだけでつめを付勢するとつめの位置決めが自由浮動
型となり、整合が不精確となり、歯とつめの係合を解く
のが困難になる。
また開放型あご状頭部を有するこれらの公知のラチェッ
トスパナにおいて、歯に対するつめの錠止は可撓性部品
による比較的高い接触圧をかけて行なうが、その際次の
ような問題を生ずる。
1、所定の摩擦のある端部位置に到達するとつめが錠止
されるが、強いバネ圧のためにつめが元に戻らない。従
ってラチェットスパナの作動中にナンドとねじ込むべき
構造部品がラチェットスパナの往復運動に追従するので
構造部品の周りの回転が行なわれない。
2、少なくともある作動中にスパナ6半径方向に取り外
すことのできる端部位置にナンドが到達する場合がある
。この場合においてナンドをワークから軸線方向に抜出
した後に挿入部材をあご状頭部と面一となるまでナツト
を手で回わす。しかし上記はナンドの回転運動を妨げる
高いバネ圧があるため別の工具を使用しなければ実施は
おぼつかない。
最後に西独特許第835.877号に開示のラチェット
スパナはつめを板バネによって置き変えたものであって
、大きなねじり応力がかかった場合には明らかに不適当
なものである。
従って本発明の目的は、従来技術が遭遇する問題を解決
したラチェットスパナを提供することである。
本発明の別の目的は、あご状頭部内につめが回転可能に
設けられたラチェットスパナを提供することである。
本発明の別の目的は、つめ車挿入部材の歯に対するつめ
の錠止を実質的に減少させたラチェソトスパナを提供す
ることである。
本発明の別の目的は、つめがバネ付勢されて歯と係合す
るラチェットスパナを提供することである。
本発明の別の目的は、つめを付勢して歯と係合させるバ
ネ付勢手段の組立が比較的容易でかつ安価なラチェット
スパナを提供することである。
本発明の又別の目的は、あご状頭部の形に原因して歯の
欠けた部分があるにも拘らず高いトルクを伝達すること
ができかつ僅かの作用角で作動可能なラチェットスパナ
を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成する本発明にかかる第1発明は、ハン
ドルと、内部に空間を区画形成する側壁と上壁と下壁と
上記上壁に形成された複数の第1の孔と上記下壁に上記
第1の孔に対して整合状に形成された複数の第2の孔と
を有して上記ハンドルに連結された弓形のあご状頭部と
、複数のつめと、夫々の該つめに固着されてつめを上記
側壁付近においてあご状頭部の第1及び第2の孔内に回
転自在に設置する複数の柱部材と、上記空間内に上記あ
ご状頭部に対して回転自在に配設されかつ間隔をあけた
掴み面を有して上記つめに係合可能な複数の歯を有した
つめ車挿入部材と、上記つめを上記歯に対して付勢して
作動的に係合させるバネ付勢手段とを備えてなるラチェ
ットスパナである。
又上記の目的を達成する本発明にかかる第2発明は、ハ
ンドルと、該ハンドルに連結されかつ内部に空間を区画
形成した側壁を有する弓形のあご状頭部と、上記側壁付
近においてあご状頭部に回転自在に設けられた複数のつ
めと、上記空間内においてあご状頭部に対して回転自在
に配設されかつ間隔をあけた掴み面を有して上記つめに
係合可能な複数の歯を有するつめ車挿入部材と、上記つ
めを上記歯に対して付勢して作動的に係合させるバネ付
勢手段とを備え、該付勢手段は上記側壁に沿って配置さ
れた薄いシート状の弓形部材と該弓形部材から抜曲げた
複数のバネ部材とからなり、以って上記つめを回転させ
て上記歯に係合させたラチェットスパナである。
父上記の目的を達成する本発明にかかる第3発明は、ハ
ンドルと、内部に空間を区画形成する側壁と上壁と下壁
と上記上壁に形成された複数の第1の孔と上記下壁に上
記第1の孔に対して整合状に形成された第2の孔とを有
して上記ハンドルに連結された弓形のあご状頭部と、複
数のつめと、夫々の該つめに固着されてつめを上記側壁
付近においてあご状頭部の第1及び第2の孔内に回転自
在に設置する複数の柱部材と、上記空間内に上記あご状
頭部に対して回転自在に配置されかつ間隔をあけた掴み
面を有して上記つめに係合可能な複数の歯を有したつめ
車挿入部材と、上記つめを上記歯に対して付勢して作動
的に係合させるバネ付勢手段とを備え、咳付勢手段は上
記側壁に沿って配置された薄いシート状の弓形部材と該
弓形部材から部分的に抜曲げた複数のバネ部材とからな
り、以って上記つめを回転させて上記歯に係合させたラ
チェットスパナである。
本発明の上記及び他の目的、特長、利益は添付図面を参
照して以下の詳細な説明を読めば容易に理解されるであ
ろう。
〔実施例〕
以下図面について本発明の詳細な説明する。先ず第1図
及び第2図において、本発明のラチェットスパナは−f
jn l aが開放されて内部に空間1cが区画形成さ
れた略連続状の側壁1bを有した弓形のあご状頭部1を
備える。あご状頭部1は、金属または合成樹脂材質で作
った二つの成型半割殻11a、Ilbからなるハンドル
11と一体に形成されている。上記の半割殻11aとl
lbはハンドル11の夫々の凹所12a、12b内に設
けたリベ・7ト13によって互に連結される。また半割
殻11a。
11bは第1図及び第2図の左側に延びてあご状頭部1
の上壁1dと下壁1eを構成している。
あご状頭部1の内部には弓形のつめ車挿入部材2が設け
られており、また該つめ車挿入部材2はボルト頭又はナ
ンド及び均等物に係合するための平行なあご内側面21
を備える。第1図及び第2図に示すようにつめ車挿入部
材2の一部は空間lc内に位置し、かつ側壁1b、上壁
1d、下壁1eによって囲われている。第3図に示すよ
うに、つめ車挿入部材2の上下面には180”よりも太
き。
い円弧に亘って上下部突起22a及び22bが延出して
いる。突起22a、22b間のつめ車挿入部材2の外側
面には複数の歯23が形成されている。又っめ車挿入部
材2の上下面24にローレット又はその他の掴み部を形
成し、使用者が該上下面24を掴んであご状頭部1に対
して所定の位置に回転し易くすることが望ましい。
本発明の一実施例によれば6個(この数に限定されるも
のではないが)のっめ3が設けられていて、夫々のつめ
3は背中合わせに円筒状の柱部材を存し、夫々の柱部材
によって、あご状頭部1の周りに円周方向に沿って間隔
をあけて半割前11a。
11bに形成した孔14に回転状に設けられた垂直tq
軸32を形成する。このように形成されたので、つめ3
を回動して歯23に噛合させることができる。上記のつ
め3及びつめ車挿入部材2はプラスチック、セラミック
或は他の荒けずりの材質から作ることができる。
つめ3を付勢して歯23に噛合させるために、側壁1b
とつめ3との間に薄いシート状の弓形部材4を設ける。
弓形部材4を所定の箇所で抜曲げてU形の板バネ41が
形成されている。各仮バネ41は夫々のつめ3に法線方
向に押圧状に接触し、これによって各つめ3を付勢して
歯23に噛合させる。弓形部材4は二つの働らきをする
。即ちっめ3を付勢して歯23に噛合させると共にあご
状頭部1の領域において半割前11a及びllbのため
の強化部を構成して高いねじり作用力を伝達することが
できる。歯23が自縛型なのでつめ3を動かせて歯23
に噛合させるにはつめ3に掻く僅かな力をかけるだけで
十分である。又このような構造にすると各つめを付勢す
るために夫々のつめに別々のコイルバネを設ける等の必
要がない。
第1図から判るように本発明にかかる組立体を使用する
時には、従来技術では30°又は40’であるのに対し
つめを10’回動しただけで次の錠止をすることができ
る。例をあげて説明すると時計方向の戻し回動中に1o
°の角度に亘って移動するだけでつめ316を歯218
と219の間に錠止することができる。このことはラチ
ェットスパナの角度的移動が極端に制限されている締付
場所で作業をする場合に大変重要である6従って本発明
のラチェットスパナは従来の開放型スパナが使用不可能
な場所にも使用することができる。上記は歯23間の角
度をつめ3間の角度と異ならしめることによって効果的
に達成されるが、詳細については後述する。
完全に閉じたあご状頭部1を似定した第9図に示す特殊
な場合においては12個の歯と9個のつめによって構成
された12個の力伝達点がある。
錠止を更新するための角度範囲Wは次式によって求めら
れる。
IXZ2 ここで歯及びつめが36o゛の角度範囲に亘って設けら
れているとし、Zlは全歯数、Z2は全っめ数とする。
MqはZl及びZ2の最大公約数である。この例におい
て歯の全敗は12で、つめの全数は9なのでqの値は3
である。従ってこれらの値を代入すると錠止を更新する
ための角度範囲は10°に等しい。従って錠止更新の角
度範囲が極めて小さく、しかも歯数はさほど多(ならな
い。
本発明の作動は従来のラチェットスパナの作動と異なっ
ている。特に本発明では舅につめ3を歯23に対して付
勢するだけであって、該歯23はつめ車挿入部材2の回
転中につめ3を移動させ、その結果つめ3は歯23間の
間隙に直ちに入込んで錠止を行なう。このためにはつめ
3の質量及び枢軸32の摩擦に基づいた例えば1ニユー
トンの端数程度の僅少のバネ力を必要とするだけである
従って必要なバネ力は小さくて、歯間の間隙内につめ3
を保持するために個々のコイルバネを使用した従来技術
のようにつめ車挿入部材2の回転がさまたげられること
がない。このため弓形部材4は帯状の板金から適宜形成
され、かつ弓形部材4の半径は側壁内面の半径より適宜
大きく形成されている。従って弓形部材4は軽いがた付
かない程度の圧力で側壁1bに係合される。弓形部材4
の材質は鋼、青銅、プラスチック等にすることができる
ナンド、ボルト頭等からラチェットスパナを抜出すには
、例えばナツトのネジ部の上方まで軸線方向に移動して
ラチェットスパナとナツトとの係合を外し、ラチェット
スパナ全体を取除き得るような角度範囲まで内装つめ車
部材2を回転する。
ラチェットスパナの直径よりも小さい直径を有するボル
トのネジ部上方で行なうので除去は容易である。
第6図に示すように本発明の変形態様によれば、つめ車
種・入部材2′と補助挿入体5とを使用してあご内側面
21′間の距離を変化させて異なったナツト、ボルト頭
等に係合させることができる。
図を明確にするために第6図にはつめ車種入部材2′の
歯は示さない。このためラチェットスパナは2種以上の
内幅で使用することができる。第6図の実施例において
、あご内側面21′には垂直状の凹所25が形成され、
又U形の挿入体5の脚部の外側面に突起52が形成され
ている。この突起は挿入体5を外方に抜曲げて形成した
もので挿入体5をあご内側面21′に保持するために凹
所25に嵌合される。第6図において垂直方向の移動を
制限するためにU形の挿入体5には上下の外方に突出し
た翼部53が形成されている。これらの翼部53はつめ
車種入部材2′の上面の上に及び下面の下に係合する。
第7図に示す別の実施例において、U形挿入体5′の脚
部には掛止部材51が形成されていて、該掛止部材はつ
め車種入部材2′の弓形突起22′に係合するようにな
っている。
従って第6図及び第7図の両実施例において、挿入体2
又は2′は対応する凹所25 (第6図)に噛合う突起
52或は弓状突起22′ (第7図)に噛合う締付部材
51によって弾発的に噛合わせて係合ささることができ
る。このためハンドル11に凹所(図示せず)を設けて
異なったスパナ幅寸法を有する複数の挿入体5又は5′
を収容して直ぐの役に立つようにすることができる。
本発明の別の見地によれば、ハンドル11を強化しかつ
ラチェットスパナを乱暴に取υ級、っても半割殻11a
とllbが横方向にずれぬように安全に結合するために
、ハンドル11に偏平につぶした管6を嵌合することが
望ましい(第2図及び第8図)。
このように本発明によれば、つめがあご状頭部に回転状
に設けられ、かつ該つめが弓形のシート状部材から抜は
出すことにより得た最小のバネ圧によって歯に付勢され
た開放端部を有するほっそりしたラチェットスパナを提
供することができる。
本発明のラチェットスパナの関係寸法の一例をあげると
、あご状頭部1の外側寸法と幅との比率は2.37:1
で、これに対し従来の六角スパナの上記の比率は2.2
8:1である。従って本発明にかかるラチェットスパナ
は従来のスパナと同様の小サナ場所内で使用することが
できる。
本発明の別の利点を第9図について説明する。
このリング形をした公知のラチェ・ノドスパナは例えば
ネジ切りダイスSを回転するのに使用される。
ハンドルに接続した頭部75が第9図の左側に平面図で
示され、又第9図の右側には半分に切られた断面図が示
されている。内部の回転チャック即ちつめ車種入部材7
3、被加工物、加工工具等はハンドル74の運動に基づ
いた時計方向の回転運動をする。
リング状のカバー板76及び77が頭部75の上下面に
設けられかつチャック73の肩部を支持しているので、
チャック73は軸線方向に固定され回転運動をするだけ
である。
頭部75を時計方向と反対方向に回動すると、ラチェッ
トつめI〜■がチャック73によって押戻されるので錠
止歯61〜72と協同したチャック73の周りを自由に
回転する。
第9図に示す位置においてラチェットつめI。
■及び■はチャックと係合している。
ラチェットスパナを時計方向に回転時に錠止効果が得ら
れるまで反時計方向に極く小さな角度だけ回転できるよ
うにするためにはチャックの錠止歯の割出比率即ち間隔
比率をラチェットつめの割出比率と異ならしめる。従っ
て錠止機構を破壊しないで比較的大きなトルクが伝達で
きるように考慮せねばならない。この目的のために例え
ば120°片寄らせた後に錠止場所が繰返えされるよう
なある回転対括が設けられる。
さてリング状のチャックは何の場所にでも使えるもので
はない。例えば2本の管をそのようなラチェットスパナ
を使用して一つの連結ナツトで連結することはできない
。上記は一方の管に沿ってリング状のチャックを滑らせ
て連結ナツトまで移動させ、しかも管の連結終了後にリ
ング状チャンクを両パイプから抜き去ることができぬた
めである。
従って第10図に示す実施例は、本発明によって極めて
小さい回転角で作動できるあご型ラチェットスパナをy
Jllつたものである。
従ってこの実施例は3:4.4:5・・・10:11等
のいずれか又はそれらの倍数の副尺比に等しい間隔比率
を目指したものである。このことについては精しく後述
する。
第10図は頭部41及びチャック42があご状構造なの
で第9図の錠止i!61〜72及びつめI〜■のうちで
切り取った部分は示さない。即ち錠止歯61〜65及び
69〜72とつめ■〜N及び■、■が残されている。又
カバー板のあご切取部に対応する場所が切取られている
スパナを逆方向に、即ち作用方向を逆にするように構成
することができる。しかしこのような装置を一旦工具又
はボルトから取ツ(さないで時計方向にラチェットで動
かす作業に使用するには次の段階がとられる。
重なりあった二つの新規の装置が用いられる。
一つは右勝手の回転に他は左勝手の回転をする。
ピンを担持したつめに溝付回転リングが協同し、回転リ
ングの回転運動によってつめをその取付位置に向けて押
圧して該回転リングの逆回転中にチャックを自由に回転
せしめ再び錠止する。つめの座が装置の外方から扱うこ
とができるようにこれらの二つの装置のピンをカバー板
の溝を通して延すことができる。
錠止歯の摺動側面をさらに鋭くして、例えば錠止歯の摺
動側面を図示位置のつめ■に直ちに係合させて装置の捩
り応力をさらに増大することができる。続いて錠止歯は
付勢されなくなって頭部41の内側円上の切頭端部で支
持する。このようにチャックに作用する力の一部はあご
状頭部41に伝達されるのでチャックの安定性は比較的
低い。
第11図はナツトを備えた管30の一部を示す。
最初にラチェットスパナは第2図に示す半径方向の位置
(チャック42のあご及び頭部41のあごが同一方向に
開放されている)又は第14図に示す位置において管3
0の端部上に保たれる。次に第13図に示す位置に向け
てチャック42を回転させ、ラチェットスパナをナツト
31に押し下げる。
第12図は閉鎖位置を示す。ナツト31を充分に回転す
ると次の二つの場合が考えられる。即ち第1の場合は第
11図と同一の方向にあごを開放した後ナツト31から
ラチェットスパナを半径方向に抛取る。第2の場合は第
12 、13図に示すように二つのあごが整合していな
い場合である。この時には第14図に示す位置からチャ
ックがナツト31から外れるまでラチェ・ントスパナを
軸線方向に移動させる。チャック42を第11図の位置
まで回転させた後ラチェットスパナを半径方向に抜取る
第15〜17図は挿入部材の別の実施例を示す。
第15図はチャック42の側面の一つに沿って並設され
た型打部品Sを示す。このために側面に近接したチャッ
クの上下面にはU形の型打部品Sの突起pに係合するカ
ップ状凹穴が形成されている。この型打部品又は厚さを
異にする複数の型打部品を矢印で示すように凹所nに着
脱自在に収容される。
第17図に示す型打部品eは挿入部分として平行な二つ
の側面0と柱状のピンfとを備える。ピンrは型打部品
eをチャック41に保持する役目をする。
スパナの両端に頭部を設けると好都合である。
挿入部品と錠止機構とは以下に述べるように選択するこ
とが好ましい。
第9図に示すように歯とつめとの係合61/I。
65/IV 、 69/■に引続いて歯とつめとの係合
62/II 、 66/VI 、 70/■が行なわれ
る。このことを第18図及び第19図について詳細に説
明する。
ラチェット回転中の係合点を連続状に示すと、つめ1〜
■の経路は水平状であり、61〜72に接触する由の側
面の経路は斜線状であり、漸進角度の経路は垂直状であ
る。
このようにある特定の実施例のプロ・ツク図は三つの連
続した係合点が三つの規則正しい相似線群であり、各群
は互にとって代れるものである。このことは別の説明に
おいて重要である。
各群の係合点の数をかぞえてみると、係合点の数は9や
12でなく36であることが判る。即ちハンドル手動の
経路は40°又は30°を必要とせず10°であること
を意味する。
第18図のダイヤグラムは極く僅かな移動経路も、極く
僅かな角度的経路に亘って駆動する電気機械的工具を使
用した場合と同様に、少数の歯(従って安定した歯)に
よって生ずることができる。このことを達成するために
つめをI〜■に保って歯を61〜70にする。
第18図と同様に第19図は連続した係合点が中断され
た群の形状で互に直列状に結ばれ、かつ互に歯とつめと
の係合61/ I 、 62/■、63/III。
64/■・・・で交わり、次いで61/U 、  63
 /IV・・・で交わり続いて61/III 、62/
rv 、63/v・・・で交わる。
−回転中の係合点の数は約90で、従ってハンドルを僅
か4°だけ回転すればよい。
計算式は次の通りである。
360・ q Zl・Z2 即ち度で示した操作経路Wは360Xqを接触点(歯)
の数Z1とつめの数Z2との積で割ったものである。
ここでqは前述した二つの値の最大手約数で、第1の実
施例(歯の数−12、つめの数−9)について求めると
その(直は3となる。
第2の実施例について回転角を計算すると次のようにな
る。
第10図の実施例においてはスパナの頭部41とつめ車
装入部材42が馬蹄形状に形成されているので歯の一部
とつめの一部が欠除されている。
このスパナの作動用に歯61 、62 、65 、69
 、70 。
71 、72とつめ1.II、IIl、rVとが残され
ている。
カバー板はこれに対応して切欠かれているが、それにも
拘らず該カバー板はつめ車装入部材42がスパナの頭部
41内に回転運動できるようにつめ車装入部材を保持し
ている。
第18図において、黒点は線v、■、■及び66゜67
 、68に沿った係合はないが、伝達力とスパナの頭部
内におけるつめ車装入部材の回転が保持されていること
を示している。
添付図面を参照して好ましい実施例を説明したが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、請求の
範囲に述べた発明の精神から外れることなく、当業技術
者によって種々変形し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかるラチェットスパナの部
分破断上面図、第2図は第1図の2−2線に沿って示し
たラチェ・ノドスパナの縦断図、第3図は第1図のラチ
ェ・7トスパナのつめ車装入部材の斜視図、第4図は第
1図のラチェットスパナのつめの斜視図、第5図は第1
図のラチェットスパナのバネ付勢部材の斜視図、第6図
は第1図のラチェットスパナのつめ車装入部材の変形例
を示す斜視図、第7図は第1図のラチェットスパナのつ
め車装入部材の別の変形例を示す斜視図、第8図は第1
図のラチェットスパナのハンドル強化組立体の斜視図、
第9図は発明の部分を構成しないラチェットスパナの断
面図で本発明の詳細な説明するために掲げたものであり
、第10図は本発明の別の実施例を示す断面図、第11
〜14図は本発明のラチェットスパナの各種使用段階を
示す図、第15〜17図はつめ歯挿入部材の別の実施例
を示す斜視図、第18図及び第19図は第1図にかかる
つめの連続した係合点を示すダイヤグラムである。 1・・・あご状頭部、   lb・・・側壁、1c・・
・空間、     1d・・・上壁、1e・・・下壁、 2.2’、2”・・・つめ車種入部材、3・・・つめ、
     4・・・バネ付勢手段、5.5′・・・挿入
体、 6・・・つぶした管、11・・・ハンドル、  
11a、11b・・・半割殻、21′・・・掴み面、 
  22′・・・弓状突起、23・・・歯、     
25・・・凹所、41・・・仮バネ、    51・・
・掛止め部材、52・・・突起。 以下余白 −間口と〉≦鯛囮H−ロヨ≧〉ドpFq−図面の浄書(
内容に変更なし) 、φ L− 一ヨ畦〉ト(相−一≧〉町印M−− 手 ′f、v  補 正 占(方式) 昭和62年6月と日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第59092号 2、 発明の名称 ラチェット スパナ 3、  )tli正をする者 事件との関係    特許出願人 氏名 ベーター ボルタ− 4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号静光
虎ノ門ビル 電話504−07215、 浦正命令の日
付 6、補正の対象 (1)明細書 (2)図面(第19図) 7、 補正の内容 +11  明細書の浄書(内容に変更なし)(2)図面
の浄書(内容に変更なし) 8、 添付書類の目録

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハンドル(11)と、内部に空間(1c)を区画形
    成する側壁(1b)と上壁(1d)と下壁(1e)と上
    記上壁に形成された複数の第1の孔と上記下壁に上記第
    1の孔に対して整合状に形成された複数の第2の孔とを
    有して上記ハンドルに連結された弓形のあご状頭部(1
    )と、複数のつめ(3)と、夫々の該つめに固着されて
    つめを上記側壁付近においてあご状頭部の第1及び第2
    の孔内に回転自在に設置する複数の柱部材と、上記空間
    (1c)内に上記あご状頭部(1)に対して回転自在に
    配設されかつ間隔をあけた掴み面を有して上記つめ(3
    )に係合可能な複数の歯(23)を有したつめ車挿入部
    材(2)と、上記つめを上記歯に対して付勢して作動的
    に係合させるバネ付勢手段(4)とを備えてなるラチエ
    ットスパナ。 2、上記上壁と下壁とが二つの半割殻(11a、11b
    )を形成すると共にこれらの半割殻によって上記ハンド
    ル(11)を形成した特許請求の範囲第1項記載のラチ
    エットスパナ。 3、上記ハンドルの上記半割殻間に押つぶした管(6)
    を設けて両者間の側方移動を防止した特許請求の範囲第
    2項記載のラチエットスパナ。 4、上記つめ車挿入体の掴み面間に少なくとも一つの挿
    入体(5、5′)を着脱可能に設けて上記空間(1c)
    の寸法を変更した特許請求の範囲第1項記載のラチエッ
    トスパナ。 5、両掴み面(21′)に凹所(25)を設け、各凹所
    内に着脱自在に嵌合する突起(52)を挿入体(5)に
    設けて上記挿入体を上記つめ車挿入体(2′)に着脱自
    在に錠止する特許請求の範囲第4項記載のラチエットス
    パナ。 6、上記つめ車挿入部材(2″)が上下に弓状突起(2
    2′)を有し、挿入体(5′)が上記上下の弓状突起に
    該挿入体を着脱自在に掛止める掛止め部材(51)を有
    した特許請求の範囲第4項記載のラチエットスパナ。 7、ハンドルと、該ハンドルに連結されかつ内部に空間
    を区画形成した側壁を有する弓形のあご状頭部と、上記
    側壁付近においてあご状頭部に回転自在に設けられた複
    数のつめと、上記空間においてあご状頭部に対して回転
    自在に配設されかつ間隔をあけた掴み面を有して上記つ
    めに係合可能な複数の歯を有するつめ車挿入部材と、上
    記つめを上記歯に対して付勢して作動的に係合させるバ
    ネ付勢手段(4)とを備え、該付勢手段は上記側壁(1
    b)に沿って配置された薄いシート状の弓形部材と該弓
    形部材から抜曲げた複数のバネ部材とからなり、以って
    上記つめ(3)を回転させて上記歯(23)に係合させ
    たラチエットスパナ。 8、上記バネ部材が上記弓形部材から部分的に抜曲げた
    板バネ(41)である特許請求の範囲第7項記載のラチ
    エットスパナ。 9、ハンドルと、内部に空間を区画形成する側壁と上壁
    と下壁と上記上壁に形成された複数の第1の孔と上記下
    壁に上記第1の孔に対して整合状に形成された第2の孔
    とを有して上記ハンドルに連結された弓形のあご状頭部
    と、複数のつめと、夫々の該つめに固着されてつめを上
    記側壁付近においてあご状頭部の第1及び第2の孔内に
    回転自在に設置する複数の柱部材と、上記空間内に上記
    あご状頭部に対して回転自在に配置されかつ間隔をあけ
    た掴み面を有して上記つめに係合可能な複数の歯を有し
    たつめ車挿入部材と、上記つめを上記歯に対して付勢し
    て作動的に係合させるバネ付勢手段(4)とを備え、該
    付勢手段は上記側壁に沿って配置された薄いシート状の
    弓形部材と該弓形部材から部分的に抜曲げた複数のバネ
    部材とからなり、以って上記つめ(3)を回転させて上
    記歯(23)に係合させたラチエットスパナ。 10、上記弓形部材から部分的に抜曲げた板バネ(41
    )である特許請求の範囲第9項記載のラチエットスパナ
    。 11、上記上壁と下壁とが二つの半割殻(11a、11
    b)を形成すると共にこれらの半割殻によって上記ハン
    ドル(11)を形成した特許請求の範囲第9項記載のラ
    チエットスパナ。 12、上記ハンドルの上記半割殻間に押しつぶした管(
    6)を設けて両者間の側方移動を防止した特許請求の範
    囲第11項記載のラチエットスパナ。 13、上記つめ車挿入体の掴み面間に少なくとも一つの
    挿入体(5、5′)を着脱可能に設けて上記空間(1c
    )の寸法を変更した特許請求の範囲第9項記載のラチエ
    ットスパナ。 14、両掴み面(21′)に凹所(25)を設け、各凹
    所内に着脱自在に嵌合する突起(52)を挿入体(5)
    に設けて上記挿入体を上記つめ車挿入体(2′)に着脱
    自在に錠止する特許請求の範囲第13項記載のラチエッ
    トスパナ。 15、上記つめ車挿入体(2″)が上下に弓状突起(2
    2′)を有し、挿入体(5′)が上記上下の弓状突起に
    該挿入体を着脱自在に掛止める掛止め部材(51)を有
    した特許請求の範囲第13項記載のラチエットスパナ。 16、ハンドルと、上記ハンドルに連結されかつその内
    部に空間を区画形成する側壁を有した弓形のあご状頭部
    と、上記側壁付近において上記あご状頭部内に回動可能
    に設置された複のつめと、上記空間内に上記あご状頭部
    に対して回転自在に配設されかつ間隔をあけた掴み面を
    有して上記つめに係合可能な複数の歯を有したつめ車挿
    入部材とを備えたラチエットスパナにおいて、上記つめ
    (3)及び歯(23)を円周方向に沿って夫々均等間隔
    に配分すると共に歯の間隔比率とつめの間隔比率を互に
    異ならしめ、両間隔比率間の比率を副尺比3:4、4:
    5、5:6又はそれらの倍数の比率に従って定めたこと
    を特徴とするラチエットスパナ。 17、つめ( I 〜IV)の間隔比率が360°/9以上
    である特許請求の範囲第16項記載のラチエットスパナ
    。 18、歯(61〜65と69〜72)の間隔比率が36
    0°/12以上である特許請求の範囲第16項記載のラ
    チエットスパナ。 19、あご状頭部がハンドルの両端に設けられた特許請
    求の範囲第16項記載のラチエットスパナ。
JP5909287A 1986-03-15 1987-03-16 ラチエツトスパナ Pending JPS62277271A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3609118.9 1986-03-15
DE3609118 1986-03-15
DE3610508.2 1986-03-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62277271A true JPS62277271A (ja) 1987-12-02

Family

ID=6296700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5909287A Pending JPS62277271A (ja) 1986-03-15 1987-03-16 ラチエツトスパナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62277271A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083679A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Matatakitoyo Tool Co Ltd トルク工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083679A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Matatakitoyo Tool Co Ltd トルク工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4926720A (en) Rachet spanner with open mouth
US7299720B1 (en) Reversible ratchet wrench
US5725107A (en) Locking holder for interchangeable bit member
US6948605B1 (en) Ratcheting mechanism
AU2005242115B2 (en) Ratchet Extraction Wrench
DE10163349C2 (de) Ratschenschrauber
US5697266A (en) Line fitting orientation guide for a fitting manipulating tool including a split socket and combination thereof
GB2485947A (en) Bias assembly for ratchet tools
US5855284A (en) Locking holder for interchangeable bit members
US20160297054A1 (en) Open end ratchet wrench
US20080011128A1 (en) Socket and fastener driving assembly using same
US4813308A (en) Tool adapter and method of using same
EP1892060A2 (en) Strap wrench
US20070017322A1 (en) Oil drain plug wrench
WO1983004208A1 (en) Ratchet wrench
US20040089106A1 (en) Compact high-torque ratchet wrench
JPS62277271A (ja) ラチエツトスパナ
US20230294255A1 (en) Ratcheting tool
US6318215B1 (en) Opened-end ratchet wrench
CA1302744C (en) Ratchet key chuck tool
US5456143A (en) Open end ratchet wrench
US6073520A (en) Wrench for removing damaged stud bolts
JPH0735026B2 (ja) ラチエツトスパナ
US5850767A (en) Ratchet reversing mechanism
US3270595A (en) Offset drive attachment with reversing means