JP3104274B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP3104274B2 JP03069632A JP6963291A JP3104274B2 JP 3104274 B2 JP3104274 B2 JP 3104274B2 JP 03069632 A JP03069632 A JP 03069632A JP 6963291 A JP6963291 A JP 6963291A JP 3104274 B2 JP3104274 B2 JP 3104274B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置およびその製
造方法に関し、特に半導体装置における溝型の微細な素
子分離領域とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溝型の素子分離領域の構造および
製造方法について、図4を参照して説明する。まず、図
4(a)に示すように、例えばp型のシリコン基板40
1の表面に、フォトレジスト膜403をマスクにした反
応性イオンエッチングにより、幅W’の溝404を形成
する。次に、図4(b)に示すように、全面に絶縁膜4
06aを堆積し、溝404をこれにより埋設する。絶縁
膜406aの膜厚は、W’/2以上である。続いて、図
4(c)に示すように、エッチバックを行ない、溝40
4内部にのみ表面が平坦化された絶縁膜406bを残
す。これにより、溝型の素子分離領域が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような方法は、
フォトレジスト膜の最小解像寸法より幅の狭い溝の形成
には採用できない。現状での光露光でのフォトレジスト
膜の最小解像寸法は、0.5μm程度である。従って、
W’は0.5μmより狭くできない。
【0004】さらに、MOS型の半導体装置のようにチ
ャネルストッパーが必要な場合、サブミクロン程度の幅
の溝の半導体表面に均一な拡散層を形成することは困難
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
一導電型の半導体表面に設けられた所定幅の溝型の素子
分離領域において、溝を充填する絶縁膜と少なくともこ
の溝の側面全面における半導体基板との間には、所定膜
厚を有する一導電型の半導体エピタキシャル層が介在す
る。
【0006】本発明の半導体装置の製造方法は、0<W
≦フォトレジスト膜の最小解像寸法≦W+2αを満たす
溝分離幅Wを有する半導体装置の製造方法において、一
導電型の半導体基板表面に幅Wの溝型の素子分離領域を
形成するに際に、まず幅W+2αの溝を形成し、次に幅
W+2αの溝表面に膜厚αの一導電型の半導体エピタキ
シャル層を成長させる。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例に係わる製造方法に沿
って本実施例を説明するための工程順の断面図である。
【0008】まず、図1(a)に示すように、p型シリ
コン基板101上に絶縁膜102を形成し、フォトレジ
スト膜103をマスクにして絶縁膜102,p型シリコ
ン基板101を順次エッチングし、幅W+2αの溝10
4aを形成する。ここで、Wは最終的な溝の幅であり、
フォトレジスト膜の最小解像寸法より狭い幅,すなわち
0μm<W≦0.5μmである。ただし、W+2α≧
0.5μmである。
【0009】次に、図1(b)に示すように、フォトレ
ジスト膜103を除去した後、シリコンのエピタキシャ
ル成長を行なう。このとき、シリコンエピタキシャル層
105は、溝104aの表面のみに成長する。シリコン
エピタキシャル層105の膜厚をαとすることにより、
幅Wの溝104bが形成される。例えば、溝104aの
幅W+2αをフォトレジスト膜の最小解像寸法である
0.5μmとし、シリコンエピタキシャル層105の膜
厚αを100nmとするならば、幅0.3μmの溝10
4bが形成される。続いて、溝104bを完全に埋込む
ように例えばBPSG膜を堆積し、必要に応じて熱処理
を加え、絶縁膜106aを形成する。絶縁膜106aの
膜厚はW/2以上である。
【0010】次に、図1(c)に示すように、絶縁膜1
06b,102を反応性イオンエッチングによりエッチ
バックし、溝104b内部のみに表面が平坦化された絶
縁膜106bを残し、本実施例に係わる素子分離領域の
形成が完了する。なお、絶縁膜106aの堆積の前に絶
縁膜102を除去しておいてもよい。
【0011】本実施例では、チャネルストッパーに関し
て言及しなかったが、必要に応じてシリコンエピタキシ
ャル層105の成長時にp型の不純物を添加すればよ
い。
【0012】図2は本発明の第2の実施例に係わる製造
方法に沿って本実施例を説明するための工程順の断面図
である。本実施例における溝204a,204bの幅,
およびシリコンエピタキシャル層205a,205bの
膜厚は、第1の実施例における溝104a,104bの
幅,およびシリコンエピタキシャル層105の膜厚と同
じであるまず、図2(a)に示すように、p型シリコン
基板201表面にフォトレジスト膜203を形成し、フ
ォトレジスト膜203をマスクにしたエッチングにより
溝204aを形成し、フォトレジスト膜203をマスク
にしたイオン注入により溝204aの底部表面にp型拡
散層207を形成する。
【0013】次に、図2(b)に示すように、フォトレ
ジスト膜203を除去した後、全面にp型のシリコンエ
ピタキシャル層205aを形成する。このとき同時に、
溝204bが形成される。続いて、図2(c)に示すよ
うに、シリコンエピタキシャル層205aをエッチバッ
クすることにより、溝204bの側壁にのみp型のシリ
コンエピタキシャル層205bが残留形成される。この
段階で、チャネルストッパーの形成は完了する。
【0014】次に、図2(d)に示すように、全面に絶
縁膜206aを堆積し、溝204bをこれで充填する。
続いて、図2(e)に示すように、エッチバックにより
溝204b内部にのみ絶縁膜206bを残し、本実施例
による素子分離領域の形成が完了する。
【0015】図3は本発明の第3の実施例に係わる製造
方法に沿って本実施例を説明するための工程順の断面図
である。本実施例はp型シリコン基板301表面に深さ
dのnウェル308が形成されている場合の素子分離領
域に関するものである。本実施例では、溝の深さ方向に
関して言及する。
【0016】まず、図3(a)に示すように、p型シリ
コン基板301表面に深さdのnウェル308を形成
し、nウェル308上に絶縁膜302を形成する。その
後、絶縁膜302上にフォトレジスト膜303を形成
し、これをマスクにたエッチングにより深さd+β,幅
W+2αの溝304aを形成する。ただし、α<βであ
る。
【0017】次に、図3(b)に示すように、フォトレ
ジスト膜303を除去した後、p型のシリコンのエピタ
キシャル成長を行なう。このとき、シリコンエピタキシ
ャル層305は、溝304aの表面のみに成長する。シ
リコンエピタキシャル層305の膜厚をαとすることに
より、幅W,深さd−α+βの溝104bが形成され
る。深さd+βの溝304aを形成しておくことによ
り、p型のシリコンのエピタキシャル層305はnウェ
ル308を貫通し、これがチャネルストッパーとして機
能することになる。続いて、溝304bを完全に埋込む
ように例えばBPSG膜を堆積し、必要に応じて熱処理
を加え、絶縁膜306aを形成する。
【0018】次に、図3(c)に示すように、絶縁膜3
06b,302を反応性イオンエッチングによりエッチ
バックし、溝304b内部のみに絶縁膜306bを残
し、本実施例に係わる素子分離領域の形成が完了する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、フォトレ
ジスト膜の最小解像寸法よりも幅の狭い溝より幅の広い
溝を形成しておき、この溝の表面に半導体エピタキシャ
ル層を形成することにより、フォトレジスト膜の最小解
像寸法よりも幅の狭い溝型の素子分離領域が、得られ
る。さらに、チャネルストッパーが必要な場合には、半
導体エピタキシャル層の成長に際してこれに必要な不純
物をドープすることにより均質なチャネルストッパーを
容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための断面図
である。
【図2】本発明の第2の実施例を説明するための断面図
である。
【図3】本発明の第3の実施例を説明するための断面図
である。
【図4】従来の半導体装置における溝型の素子分離領域
およびその製造方法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
101,201,301,401 p型シリコン基板 102,106,206,302,306,406
絶縁膜 103,203,303,403 フォトレジスト膜 104,204,304,404 溝 105,205,305 シリコンエピタキシャル層 207 p型拡散層 308 nウェル

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体表面に設けられた溝
    と、少なくとも 前記溝の側面全面に設けられた一導電型の半
    導体エピタキシャル層と、 前記半導体エピタキシャル層を介して前記溝内部に埋設
    された絶縁膜と、 を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体エピタキシャル層が前記溝側
    面にのみ設けられ、前記溝の底部における前記半導体表
    面に一導電型の拡散層を有することを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体表面に設けられた逆導電型の
    半導体層と、 前記半導体エピタキシャル層を介して前記半導体層を貫
    通して設けられた前記絶縁膜と、 を有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体エピタキシャル層が前記溝側
    面にのみ設けられ、前記溝の底部における前記半導体表
    面に一導電型の拡散層を有することを特徴とする請求項
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 0<W≦フォトレジスト膜の最小解像寸
    法≦W+2αを満たす溝分離幅Wを有する半導体装置の
    製造方法において、 一導電型の半導体基板表面に、幅がW+2αの溝を形成
    する工程と、 前記溝表面に膜厚がαの一導電型のエピタキシャル層
    形成する工程と、 前記半導体エピタキシャル層を介して前記溝内部に絶縁
    膜を埋込む工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 一導電型の半導体基板表面に、幅がW+
    2αの溝を形成し、前記溝の底部における前記半導体表
    面に一導電型の拡散層を形成する工程と、 前記溝表面に膜厚がαの半導体エピタキシャル層を形成
    し、異方性エッチングによるエッチバックにより前記溝
    の底部における半導体エピタキシャル層を除去する工程
    と、 を有することを特徴とする請求項記載の半導体装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 一導電型の半導体基板表面に設けられた
    膜厚dの逆導電型の半導体層の表面に、深さがd+αよ
    り深い溝を設ける工程を有することを特徴とする請求項
    記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 一導電型の半導体基板表面に設けられた
    膜厚dの逆導電型の半導体層の表面に、深さがd+αよ
    り深い溝を設ける工程を有することを特徴とする請求項
    記載の半導体装置の製造方法。
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