JP3104216U - 網戸 - Google Patents

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節夫 滝沢
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Abstract

【課題】花粉の侵入を防止することができる上、夏場など、風通しが要求される場合には、通風機能を簡単に向上させることが可能な網戸を提供すること。
【解決手段】繊度20dtexの、ポリエチレンテレフタレートからなるモノフィラメント(丸断面)を経糸及び緯糸に配し、レピア織機を用いて、メッシュ数170(本/2.54cm)(経、緯とも同密度)の平織物を製織し、ネットとした。メッシュ数が20(本/2.54cm)のポリプロピレン製ネットとを網戸に着脱自在に貼り付け、メッシュ数170(本/2.54cm)のネットが室外側に、メッシュ数が20(本/2.54cm)のポリプロピレン製ネットが室内側に配置された網戸を得た。
【選択図】図1

Description

本考案は、花粉の侵入を防止することができる上、夏場など、風通しが要求される場合には、通風機能を簡単に向上させることが可能な網戸に関するものである。
従来より、網戸はマンション等で広く用いられている。網戸は窓やドア等に配設され、窓やドアを開いた状態で網戸を閉じることによって、風通しを得ながら、蚊などの虫や塵が室内に侵入を防止するという役目を果たすものである。
そして、これまで用いられていた網戸用ネットとしては、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂を用いて、繊度が400〜600dtex程度の高繊度のモノフィラメントを形成し、これを経緯糸として配して、メッシュ数14〜22(本/2.54cm)と比較的低メッシュで織成したものがよく知られている(例えば、特開2002−54375号公報、特開2002−227563号公報など)。
一方、上記のような低メッシュで織成した網戸用ネットは、小さな虫、ダスト、花粉などの侵入を防ぐことができないという欠点を有しており、この問題を解決するため、例えば実用新案登録第3093012号には、そのメッシュ数が250〜400(本/2.54cm)の織物からなる網戸用ネットが開示されている。
しかしながら、上記の網戸用ネットは、通風機能に劣るため、夏場など、花粉などに対する濾過機能よりも風通しが要求される場合には、改めて低メッシュのネットに張り替えなければならないという問題があった。
特開2002−54375号公報 特開2002−227563号公報 実用新案登録第3093012号公報
本考案は、上記従来技術の有する問題を解消するためになされたものであり、本考案の目的は、花粉の侵入を防止することができる上、夏場など、風通しが要求される場合には、通風機能を向上させることが可能な網戸を提供することにある。
本考案者は上記目的を達成するために鋭意検討した結果、高密度及び低密度のネットを併用し、これを着脱自在に貼着させて網戸とするとき、所望の網戸が得られることを究明し、本考案を完成するに至った。
かくして、本考案によれば、互いにメッシュ数を異にする複数のネットが貼着されてなる網戸であって、該ネットが着脱自在に貼着されていることを特徴とする網戸が提供される。
本考案によれば、花粉の侵入を防止することができる上、夏場など、風通しが要求される場合には、通風機能を簡単に向上させることが可能な網戸が得られるので、花粉症患者の住戸などに使用すれば優れた効果を奏する。
以下に本考案を詳細に説明する。まず、本考案の網戸は、互いにメッシュ数を異にする複数のネットが着脱自在に貼着されていることが肝要である。ここで、着脱自在に貼着されているとは、複数のネットが、一対のファスナー要素、一対のマグネット又は紐、テープ、突起などを介した一対の嵌合手段などにより、網戸に一体化しつつ配設され、必要に応じて、複数のネットのうちの一部又は全部が着脱可能とされている状態を言う。
尚、上記複数のネットとしては、例えばそのメッシュ数が150〜250(本/2.54cm)の織物からなるネットと、メッシュ数が15〜25(本/2.54cm)のネットなどが例示される。
ここで、そのメッシュ数が150〜250(本/2.54cm)の織物からなるネットとは、繊維形成性熱可塑性ポリマーからなり、その繊度が5〜30dtex程度のモノフィラメントを経糸及び緯糸に配して織製することにより得られるネットなどが具体的に例示され、繊維形成性熱可塑性ポリマーの具体例としては、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩ビなど従来公知のものが例示される。
なかでも、ポリエステルが最も好ましく例示され、繊維形成性熱可塑性ポリマーとしてポリエステルを採用することにより、網戸用ネットを染色することが可能になり、網戸用ネットの色が自由に表現でき、プリント柄の使用も可能になる。さらには、汚れた際の洗浄も容易となり、長時間使用しても、金属サビが発生する恐れもない。
かかるポリエステルとしては、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートであるポリエチレンテレフタレート系ポリエステル、又は主たる繰り返し単位がブチレンテレフタレートであるポリブチレンテレフタレート系ポリエステルが好ましく例示される。
上記繊維形成性熱可塑性ポリマーには、本考案の目的を損なわない範囲内で必要に応じて、微細孔形成剤、カチオン可染剤、着色防止剤、熱安定剤、難燃剤、蛍光増白剤、艶消し剤、着色剤、帯電防止剤、吸湿剤、抗菌剤、無機微粒子、マイナスイオン発生剤等を1種又は2種以上を添加してもよい。
上記モノフィラメントの繊維形態は、繊維軸方向に連続したモノフィラメント(長繊維)であれば、特に限定されず、その断面形状(繊維軸と直角方向の断面形状)も特に限定されず、丸、三角、扁平など公知の断面形状が採用でき、中空部を有するものであってもよい。
さらに、前記のモノフィラメントは、常法の紡糸方法により得られるものでよく、強度、伸度の物性は特に限定されない。さらに、モノフィラメントの繊度は、経糸と緯糸とで、同繊度であってもよいし、異繊度であってもよい。
上記織物のメッシュ数が150(本/2.54cm)よりも小さい場合は、経糸と緯糸により形成される空隙が大きくなり過ぎ、網戸用ネットの濾過機能が低下する場合がある。一方、上記織物のメッシュ数が250(本/2.54cm)よりも大きい場合は、製織が困難となるだけでなく、空隙部が小さくなりすぎて通気性が低下する。
なお、本考案でいうメッシュ数とは、経糸(緯糸)の織密度(本/2.54cm)のことであり、経糸の織密度と緯糸の織密度が異なる場合は、大きい方(高密度)の値を用いるものとする。
上記織物の織組織には特に限定はなく、平組織、綾組織、斜文組織等公知の織組織を選定することでき、中でも、目ずれを低減させる上で、平組織が最も好ましい。
かかる織物は、レピア織機など公知の織機を用い、公知の製織条件で製織することができる。
上記の織物は、製織後、無染色で使用してもよいし、必要に応じて、公知の染色加工、起毛加工、バフ加工、エンボス加工、カレンダー加工、プリーツ加工が施されていてもよい。さらには、難燃剤、吸湿吸水剤、マイナスイオン発生剤などの各種機能剤が付着されていてもよい。
また、本考案において、上記の織物からなるネットと併用する、メッシュ数が15〜25(本/2.54cm)のネットとしては、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂、或いは金属からなる、繊度が400〜600dtex程度の高繊度のモノフィラメントを経緯糸として配し、15〜25(本/2.54cm)のメッシュ数で織成したものなどが例示される。
本考案においては、上記複数のネットを、例えば図1に示す如く、メッシュ数が150〜250(本/2.54cm)の織物からなるネットが室外側に、メッシュ数が15〜25(本/2.54cm)のネット(図示せず)が室内側に配置される様、一対のファスナー要素、一対のマグネット又は一対の嵌合手段により着脱可能に貼着される。
ここで、一対のファスナー要素或いは一対のマグネットとは、例えば、特開2003−74270号公報、或いは特開2003−64971号公報等に記載の着脱手段を言い、これらの方法の一つ又は二つ以上の手段が任意に採用できる。
また、ネットを着脱自在に貼着することが可能な一対の嵌合手段の例としては、例えば図2に示す如く、網戸本体上に設けた溝3に、ネット4を挟み込むと同時に、該溝3に紐状物5を嵌合させて固定する手段、或いは、図3に示す如く、網戸本体上に設けた溝3に、ネット4の端部に固定させた突起6を嵌合させて固定する手段などが好ましく例示される。
上記のネットは、製織後、無染色で使用してもよいし、必要に応じて、常法の染色加工、起毛加工、バフ加工、エンボス加工、カレンダー加工、プリーツ加工が施されていてもよい。さらには、難燃剤、吸湿吸水剤、マイナスイオン発生剤などの各種機能剤が付加されていてもよい。
[実施例1]
繊度20dtexの、ポリエチレンテレフタレートからなるモノフィラメント(丸断面)を経糸及び緯糸に配し、レピア織機を用いて、メッシュ数170(本/2.54cm)(経、緯とも同密度)の平織物を製織し、ネットとした。
上記ネットと、メッシュ数が20(本/2.54cm)のポリプロピレン製ネットとを、図3に示す方法を用いて網戸に着脱自在に貼り付け、メッシュ数170(本/2.54cm)のネットが室外側に、メッシュ数が20(本/2.54cm)のポリプロピレン製ネットが室内側に配置された網戸を得た。
かかる網戸を、窓に1週間設置し、ネット上の、任意の30cm四方の部分に残っていたダストを顕微鏡で観察したところ、花粉が34個、砂粒が10個、糸くずが3個観察された。
また、該網戸のネットのうち、メッシュ数170(本/2.54cm)のネットを取り外したところ、取り外しに要する時間は1分であり、取り外した後の通気性は500cm/cm/secであった。
[比較例1]
比較のため、実施例1で使用した、メッシュ数が170(本/2.54cm)のネットのみが取り付けられた網戸を、窓に1週間設置(実施例1と同時に実施)し、ネット上の、任意の30cm四方の部分に残っていたダストを顕微鏡で観察したところ、花粉が30個、砂粒が15個、糸くずが3個観察された。
但し、該ネットの通気性は360cm/cm/と低く、実施例1と同程度の通気性を得るため、メッシュ数170(本/2.54cm)のネットを、メッシュ数が20(本/2.54cm)のネットに取り替えたところ、取替えに要する時間は15分であった。
本考案によれば、花粉の侵入を防止することができる上、夏場など、風通しが要求される場合には、通風機能を簡単に向上させることが可能な網戸が得られるので、花粉症患者の住戸などに使用すれば優れた効果を奏する。
本考案の網戸の一実施態様を示す模式図。 ネットを着脱自在に貼着するための一対の嵌合手段の一例を示す模式図。 ネットを着脱自在に貼着するための嵌合手段の他の例を示す模式図。
符号の説明
1 網戸
2 高メッシュ数のネット
3 溝
4 ネット
5 紐状物
6 突起

Claims (5)

  1. 互いにメッシュ数を異にする複数のネットが貼着されてなる網戸であって、該ネットが着脱自在に貼着されていることを特徴とする網戸。
  2. メッシュ数が150〜250(本/2.54cm)の織物からなるネットと、メッシュ数が15〜25(本/2.54cm)のネットとが貼着されている請求項1記載の網戸。
  3. 着脱手段が、一対のファスナー要素、一対のマグネット又は一対の嵌合手段である請求項1又は2記載の網戸。
  4. 嵌合手段が、溝と該溝に係合可能な突起からなる嵌合手段である請求項1、2又は3記載の網戸。
  5. 嵌合手段が、溝と該溝に係合する紐状物からなる嵌合手段である請求項1、2又は3記載の網戸。
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