JPH05202642A - テント類用防虫具 - Google Patents

テント類用防虫具

Info

Publication number
JPH05202642A
JPH05202642A JP32812791A JP32812791A JPH05202642A JP H05202642 A JPH05202642 A JP H05202642A JP 32812791 A JP32812791 A JP 32812791A JP 32812791 A JP32812791 A JP 32812791A JP H05202642 A JPH05202642 A JP H05202642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tents
tent
insect repellent
insect
awning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32812791A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kimura
正彦 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOUHEI SHOJI KK
Original Assignee
TOUHEI SHOJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOUHEI SHOJI KK filed Critical TOUHEI SHOJI KK
Priority to JP32812791A priority Critical patent/JPH05202642A/ja
Publication of JPH05202642A publication Critical patent/JPH05202642A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tents Or Canopies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 取り付けが至極簡単であると共に開口部の形
状や大きさには全く影響を受けない上、品種を至極少な
くできるテント類用防虫具を提供する。 【構成】 タープ又はテントなどのテント類と別体に形
成され、且つこのテント類を着脱自在に覆うように構成
したテント類用防虫具であって、テント類用防虫具1
が、テント類の天幕を覆う天幕覆い部2と天幕覆い部の
縁部に連設された垂れ幕部3からなり、垂れ幕部3はそ
の全体或いは一部がネット類で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タープ又はテントなど
のテント類と別体に形成され、且つこのテント類を着脱
自在に覆ったり、タープの下方の空間を着脱自在に覆う
ことによって当該テント類内に蚊や蝿等の虫が侵入しな
いようにしたテント類用防虫具に関する。
【0002】
【従来の技術】テントは、大別すると、キャンプテント
等に代表されるレジャーテント、店舗の軒先などに見ら
れる軒出しテント、エアードームなどの建築構造物の1
種である大型テントの3種類に分類されるが、これらの
うち、休日の大型化に伴いレジャー産業の発展、特に、
レジャーテントの売上が大幅に伸長している。
【0003】 このレジャーテントのうち、例えば図
5に示す、吊り下げ式テント100が軽量で、携帯性が
良く、しかも一人で簡単に組み立てることができるう
え、更衣室、釣り、トイレ或いはバードウォッチング等
の多用途に利用できるなどの理由により、大量に生産、
販売されている。
【0004】この吊り下げ式テント100は支柱101
と該支柱101に吊り下げられたテント幕体102から
なり、該テント幕体102は天幕103とこの天幕10
3の四周縁部に連設された垂れ幕104からなり、該垂
れ幕104にはその一面、この場合、間口に相当する箇
所に、左右両開き式の出入り口105が形成されてい
る。
【0005】 レジャーテントの他例としては、図6
に示すように、テント幕体102を支柱101で支持し
て形成したテント本体100aとこのテント本体100
aの側方に、その出入り口106を覆うように、連設さ
れた付設テント100bからなるものが提案されてい
る。
【0006】この場合、この付設テント100bは支柱
101の上端部に一枚の天幕107を張って形成されて
おり、この付設テント100bは簡単なパーティー、リ
ビングスペース或いは料理や食事のためのダイニングス
ペース等として多用途目的に利用されている。
【0007】ところで、上記の及びに示すレジャー
テントはキャンプ場、山岳地域或いは湖岸・河川敷周辺
や海岸地域・周辺で使用されるものであり、これらの地
域には蚊や蝿等の虫が多く、しかもこの種、レジャーテ
ントには窓108、換気口109又は出入り口106等
の開口部が形成されているが、これでは、人の出入りの
際、或いは風圧によって開口部が開いたときなどに、そ
の開口部から蚊や蝿等の虫が入って、明かりの周辺に群
がったり、人が蚊に刺される等の種々の問題が生じる。
【0008】そこで、最近では、テントの開口部とは別
個に形成された任意形状の防虫ネットを、テント幕体と
は別体に準備された固定具により上記テント幕体の外面
から貼付固定されるように構成された自由着脱可能防虫
ネットが提案されている(実開昭60ー46761号公
報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このものは、テントの
開口部をその形状に対応させて形成した防虫ネットで覆
うことにより蚊や蝿等の虫の侵入を防止したものである
が、テントの開口部は、その目的や用途、また仮に同一
のメーカー、同一の大きさのもの(例えば同じ5人用)
でも、デザインに変化を与えるため、開口部の形状や大
きさは大きく異なるのであり、まして異なるメーカーの
テントまで考慮すると膨大な種類の防虫ネットを製造す
る必要が有る。
【0010】又、このようなレジャーテントは時好の変
化や需要者の好みによって常に変化しているので、これ
に対応するすべく、防虫ネットを生産、販売する必要が
有るが、このレジャーテントの変化に対応させて防虫ネ
ットを製造することは極めて困難である。
【0011】このように、多種多様の防虫ネットを生産
するには、多くの設備や人員を要し、又レジャーテント
のデザインが変化する毎に、防虫ネットの大きさや形状
等を正確に把握し、防虫ネットを製造しなければなら
ず、大変煩わしいものであり、更に、防虫ネットが多品
種にわたって一品種の数量が限られていると共に時好の
変化等によって、防虫ネットの大きさ等が直ちに変化す
るから量産化を図る上で非常に大きな支障をきたすので
あった。
【0012】しかも防虫ネットが多品種にわたると、製
品や中間製品も多種類になるから、中間製品及び製品の
生産管理、品質管理、或いは在庫管理等が非常に繁雑で
多くの人員を要し、このため製品コストが高くなるので
あり、又需要者が防虫ネットを購入する際に、自己のレ
ジャーテントに適合するのはどの防虫ネットか迷った
り、或いは間違った防虫ネットを購入してしまったり、
どこの開口部にどの防虫ネットを取り付けたら良いかの
判断が困難になるなどの課題がある。
【0013】更に、この防虫ネットはテントの開口部を
外側から覆うように構成されているが、テント幕体は布
やシートで形成されており、風圧によって、幕体が波打
ったり或いは内外に振動し、このためテントの開口部周
辺のテント幕体と防虫ネットとの間に隙間が生じ、この
隙間からの蚊や蝿等の虫の侵入を確実に防ぐことができ
ないのである。
【0014】ところで、 キャンプ場等において、図
7に示すように、雨露を防ぐために、支柱101を地上
に立設し、この支柱101の上端部に一枚の天幕107
を張った、所謂タープ110が、焚火やバーベキューパ
ーティー或いは料理や食事のためのダイニングスペース
として多用されているが、このようなタープ110の解
放部120或いは上述の付設テント100bの解放部1
20には、従来の防虫ネットでは取り付けることができ
ないのである。
【0015】本発明は、上記技術的課題に鑑み完成され
たものであって、タープ又はテントなどのテント類と別
体に形成され、且つ必要な時期(主として夏期)には、
テント類に被せて着脱自在に覆ったり、或いはタープに
おける天幕によって形成された下方の空間を着脱自在に
覆うように構成し、一方、不要時(主として冬期)には
取り付ける必要がなく、このようにテント類に被せた
り、タープの下方の空間を覆うように構成して用いるか
ら、取り付けが至極簡単であると共に開口部の形状や大
きさには全く影響を受けない上、幕体を支持する支柱間
に形成された解放部も簡単に覆うことができるのであ
り、しかもテント類に被せたり、タープの下方の空間を
覆うように構成して用いるからテント類より多少大きく
ても使用できるので品種を至極少なくできるテント類用
防虫具を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のテント類用防虫
具は、上記目的を達成するために、タープ又はテントな
どのテント類と別体に形成され、且つこのテント類を着
脱自在に覆うように構成したテント類用防虫具であっ
て、該テント類用防虫具が、テント類の天幕を覆う天幕
覆い部と該天幕覆い部の縁部に連設された垂れ幕部から
なり、該垂れ幕部はその全体或いは一部がネット類で形
成されていることを特徴とするものである。
【0017】以下、本発明を詳細に説明する。本発明が
適用されるテント類は特に限定されるものではなく、営
業用の軒出しテント等にも適用可能であるが、主として
レジャー用のタープ又はテントなどのテント類に好適に
適用される。
【0018】このテント類は防水性の幕体とこれを支持
する支柱の組み合わせによって形成されている。
【0019】そして、この発明のテント類用防虫具は、
上記テント類と別体に形成され、且つこのテント類を着
脱自在に覆うように構成した点に最も大きな特徴を有す
る。
【0020】このテント類用防虫具は、テント類の天幕
を覆う天幕覆い部と該天幕覆い部の縁部に連設された垂
れ幕部からなり、該垂れ幕部はその全体或いは一部がネ
ット類で形成されている。
【0021】このテント類の天幕を覆う、天幕覆い部は
その形状が限定されるものではなく、具体的には、例え
ば屋根形、山形或いはフラットなもの等、種々のものが
挙げられるが、テント類の天幕に沿うように形成されて
いるものがテント類の外方から見たときの外観が良好と
なるので好ましい。
【0022】又、この天幕覆い部は、無孔のシート状の
ものの他、テント類の天幕に換気口を設けている場合に
は、テント類内部の換気を良くするためにネット類で形
成されているものが望ましい。
【0023】この天幕覆い部の縁部には垂れ幕部が連設
されているが、この垂れ幕部はその全体或いは一部がネ
ット類で形成されている。
【0024】即ち、垂れ幕部を形成するに当たり、テン
ト類内部に蚊や蝿等の虫が入る箇所は、人の出入り口、
換気口或いは窓等の開口部がある箇所、特に人の出入り
口であり、この開口部が有る箇所のみをネット類で覆え
ば良いのであるが、同じ大きさでも、テント類の種類が
異なると、この開口部の位置や大きさが異なるから垂れ
幕全体がネット類で形成されているものが多様性が有る
ので有益である。
【0025】このネット類としてはネット或いは微細孔
を設けたシートが挙げられるが、このネットやシートの
孔径は蚊や蝿等の虫が入らない大きさに設計される。
【0026】具体的には、例えばネットの場合、通常、
大体仕上がり後2.54cm間に経18本、緯15本に
なるように織られている。
【0027】また、本発明で用いられるネットとしては
特に限定されるものではないが、具体的には、例えば天
然繊維又は人造繊維で形成されているもの、更にこの天
然繊維又は人造繊維を組み合わせて形成したもの等が挙
げられる。
【0028】上記天然繊維としては植物繊維又は動物繊
維が挙げられるが、このれらの具体例としては、例えば
木綿、カポック、マニラ麻、サイザル麻、絹、羊毛、モ
ヘア、カシミヤ、ラクダまたはアルパカなどが挙げられ
る。
【0029】又、人造繊維としては再生繊維、半合成繊
維又は合成繊維が挙げられるが、このうち、再生繊維と
しては、例えばビスコースレーヨン又は銅アンモニアレ
ーヨン等が挙げられるのであり、又、半合成繊維として
は、例えばアセテートが挙げられるのであり、更に、合
成繊維としては、例えばポリアミド系合成繊維、ポリエ
ステル系合成繊維、ポリビニルアルコール系合成繊維、
ポリ塩化ビニル系合成繊維、ポリ塩化ビニリデン系合成
繊維、アクリル系合成繊維、モダクリル系合成繊維、ポ
リオレフィン系合成繊維、フルオロカーボン系合成繊維
又はポリウレタン系合成繊維等が挙げられる。
【0030】又、本発明に用いられるネット類には、合
成樹脂製のシートに微細孔を形成したものも挙げられる
が、合成樹脂製のシートに微細孔を形成するに当たり、
その微細孔の形成方法は特に限定されるものではない
が、パンチングにより微細孔を形成したり或いは針穿孔
により微細孔を形成しても良いのである。
【0031】この合成樹脂としては熱硬化性樹脂或いは
熱可塑性樹脂のいずれも用いることができ特に限定され
るものではないが、特に、加工性、コスト又は生産性等
の観点より、熱可塑性樹脂が望ましい。
【0032】上記熱可塑性樹脂としてはシート状に形成
されるものであれば特に限定されるものではなく、具体
的には、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニルーポリ
塩化ビニリデン系樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リカーボネート又はポリスチレン等が望ましい。
【0033】本発明のテント類用防虫具は、テント類に
被せて用いるものであるが、安全性等の観点より、難燃
性の素材で形成されているか、或いは難燃加工されてい
るものが、有益である。
【0034】この難燃性の素材としては以下に述べる難
燃性の繊維が挙げられる。 繊維素材の耐熱性を高め、熱分解による可燃性ガス
の発生を抑えたものであり、具体的には、例えば芳香族
ポリアミド系繊維、フェノール系繊維又はビニリデンが
挙げられる。
【0035】 繊維中にハロゲン原子を導入して、熱
分解によって生成するハロゲン(塩素、フッ素、臭素な
ど)の働きで燃焼の連鎖を抑えるものであり、具体的に
は、例えばアクリル系繊維、ポリクラール系繊維或いは
ポリ塩化ビニル系繊維等が挙げられる。
【0036】 繊維内部または表面に炭化促進触媒(リ
ンなど)を添加し、接炎時にすばやく脱水を起こさせ、
可燃性ガスの発生を抑えるものであり、具体的には、例
えばポリノジック、アクリル又はポリエステルなどの難
燃タイプの繊維が挙げられる。
【0037】又、本発明において、テント類用防虫具の
難燃加工とは、当該防虫具に火炎を接触して着火したの
ち、火炎を遠ざけたときに自ら炎をあげて燃え続けたり
(自燃性)、余じんが残って伝播し続けることのないよう
にする加工で、通常、難燃剤で処理することをいう。
【0038】本発明で用いられる難燃剤には繊維或いは
合成樹脂に用いて難燃性を示すものであれば特に限定さ
れるものではないが、具体的には、以下に述べる無機化
合物と有機化合物が挙げられるが、繊維或いは合成樹脂
との親和性、風合い、耐久性及び美観等の観点より、有
機化合物の方が望ましい。
【0039】上記無機系難燃剤としては繊維或いは合成
樹脂に用いて難燃性を示すものであれば特に限定される
ものではないが、具体的には、例えば三酸化二アンチモ
ン等の金属酸化物、りん酸アンモニウム塩、塩化アンモ
ニウム塩、硫酸アンモニウム塩などのアンモニウム塩、
又は塩化チタン、塩化アンチモン、塩化ビスマスなどの
金属塩化合物或いはけい酸ナトリウム、ほう酸ナトリウ
ム、タンブステン酸ナトリウムなどのアルカリ金属塩更
に無機の炭酸塩等が挙げられる。
【0040】上記有機系難燃剤としては繊維或いは合成
樹脂に用いて難燃性を示すものであれば特に限定される
ものではないが、具体的には、例えばりん酸メラミン、
りん酸グアニジル尿素、ポリりん酸カルバメート、トリ
ス−(2,3−ジプロモピル)ホスファート、含リン窒素
化合物、リン酸グアニジン、ポリりん酸エステル、ポリ
ホスホリルアミドなどのりん系難燃剤、又は含ハロゲン
アシッドホスフェート、含ハロゲン酸エステル、含塩素
ポリホスホネートなどのりん・ハロゲン系難燃剤、或い
はテトラキスヒドロキシメチルホスホニウムクロリド
(THPC)、トリスアジリジニルホスフィニアキシドな
どのセルロース系難燃剤、ハロゲン化無水フタル酸、無
水ヘット酸、パークロルベンタシクロデカン、クロラニ
ール、塩素化パラフィン、テトラグロモビスフェノール
Aなどのハロゲン系難燃剤、更にスルファミン酸グアニ
ジン、炭酸グアニジン等の炭酸塩、チオ尿素チメロール
化物などの硫黄系難燃剤等が挙げられる。
【0041】本発明のテント類用防虫具において、難燃
加工とは、上述の繊維を上述の難燃剤の溶液に浸漬し、
乾燥後、必要により熱処理を行ったり、スプレーによっ
て難燃処理を行うことをいう。
【0042】本発明のテント類用防虫具においてはその
比抵抗が1×1011Ωcm以下の素材で形成されている
ものが、以下に述べる理由より、望ましい。
【0043】即ち、疎水性合成繊維は摩擦により静電気
を蓄積し、紡織工程や実用時に障害をきたすことがあ
り、しかもこのような繊維を用いてテント類用防虫具を
製造した場合、このテント類用防虫具が、移送中或いは
使用中更に取扱中に帯電し、テント類に取り付ける際に
まつわりついて取扱性が悪くなったり、塵埃を吸着して
汚れ易くなったり、放電による感電ショック等の種々の
弊害を生じるので、静電気を除去するのが望ましい。
【0044】この静電気はテント類用防虫具の電気絶縁
抵抗と深く関係しており、この帯電を防止するにはテン
ト類用防虫具を形成するための素材がその比抵抗が1×
1011Ωcm以下、特に1×1010Ωcm以下で有るこ
とを要する。
【0045】テント類用防虫具の比抵抗を1×1011Ω
cm以下にするには、次の方法を採用すれば良い。
【0046】 制電性繊維を用いてテント類用防虫具
を製造するものである。この制電性繊維は、制電性ポリ
マー(ポリアルキレングリコール系重合体、N−アルキ
ルポリアミドなど)を混合紡糸したもので、電気比抵抗
は108〜1010Ωcmである。
【0047】又、繊維の中に炭素繊維などの導電性繊維
を加えたコンジュゲート繊維で、電気比抵抗は103
105Ωcm程度である。金属繊維、金属メッキ繊維な
ども導電繊維として用いられるものであり、しかもこれ
らは物質自体の導電性により電気抵抗を下げるものであ
るから、電気抵抗は空気の湿度に影響されない利点を有
する。
【0048】 繊維を帯電防止加工し、この帯電防止
加工した繊維を用いてテント類用防虫具を製造するもの
である。
【0049】この帯電防止加工剤としては、種々のタイ
プの界面活性剤やアクリル酸、ポリアミド、ポリビニル
アミン誘導体その他のポリマーなどが挙げられる。しか
し、最近では耐久性の面から帯電防止剤を紡糸時に添加
することによって原糸そのものの中に含ませることもな
される。この帯電防止剤は繊維中にすじ状に分散するの
が効果的である。
【0050】繊維に親水性を付与することによって帯電
防止を図る方法には、繊維構造の改変、親水性化合物の
グラフト重合、繊維形態の多孔質化、或いは異形化など
があるが、後加工による親水性付与も行なわれており、
マレイン酸系共重合物、ポリエチレンオキサイド、N−
メトキシメチルナイロンなどによる加工を行えば良い。
【0051】この場合、耐久性帯電防止剤としては、ア
クリル酸誘導体、ポリアミド誘導体、ポリビニルアミン
誘導体、カチオン樹脂などがあり、カチオン系高分子化
合物が主体となっている。
【0052】本発明のテント類用防虫具においては、防
水・撥水加工されているものが、耐久性が良好になる
上、繊維中への水の浸透を防ぎ、乾き易いので有益であ
る。
【0053】この防水・撥水加工には、テント類用防虫
具の表面を油脂類、ワックス、ゴム、セルロースエステ
ル、ビニル樹脂、ウレタン樹脂などで覆えば良いが、こ
の場合、防水加工で、通気性が低下する。従って、テン
ト類用防虫具の通気性を確保するには、その素材である
繊維に撥水性を与える目的で、当該繊維に疎水性化合物
を沈着させるか、繊維分子に疎水性基をもつ化合物を化
学的に結合させ、この防水・撥水加工した繊維でテント
類用防虫具を製造すれば良いのである。
【0054】繊維に沈着して用いる疎水性化合物として
は、酢酸アルミニウム、ギ酸アルミニウム、ジルコニウ
ム化合物などが挙げられるのであり、また、繊維と化学
結合するタイプのものとしては長鎖脂肪族のピリジニウ
ム塩、塩化物、エチレンイミン化合物、イソシアネート
その他が用いられる他、ケイ素樹脂、例えば、メチルヒ
ドロポリシロキサンを織物上で熱処理、網状化するシリ
コン加工も撥水加工として有用である。
【0055】本発明のテント類用防虫具は、テント類に
着脱自在に被せて用いるものであり、従って、必ずしも
テント類に取り付けるための取り付け具を要するもので
はないが、テント類に着脱自在に取り付けるための固定
具が設けられていると、風がきつい場合などの天候の悪
条件下でも強固に固定されるので有益である。この固定
具としては、紐体、スナップ、クリップ或いはフック等
が挙げられる。
【0056】上述のテント類用防虫具は、要するに、テ
ント類の形状に関係無く、当該テント類に被せて用いる
点に最も大きな特徴を有し、このようにテント類の形状
に関係無く、当該テント類に被せて用いるものであれ
ば、総て技術的範囲に入り、しかも天幕覆い部と垂れ幕
部が一体に形成されている場合、或いは両者がそれぞれ
別体で形成されている場合のいずれでも良く、このいず
れも本発明の技術的範囲に入ることは言うまでもない。
【0057】又、本発明のテント類用防虫具がタープに
用いるものである場合、このテント類用防虫具を、上述
のように被せて用いるのに代えて、タープにおける天幕
によって形成された下方の空間を着脱自在に覆うように
構成しても良いのである。
【0058】即ち、本発明においては、テント類がター
プであり、このタープと別体に形成され、且つタープに
おける天幕によって形成された下方の空間を着脱自在に
覆うように構成したものも有益である。
【0059】このように構成することにより、天幕で覆
われたタープの下方の空間内に蚊や蝿等の虫が入るのを
防止できるので、焚火やバーベキューパーティー或いは
料理や食事のためのダイニングスペース更に活動計画立
案用のスペース、会合や談合等の会場等として有効に利
用できるのである。
【0060】本発明のテント類用防虫具にはテント類の
大きさに応じて当該テント類に適合するように拡大、縮
小できる調節部を設けるのが、このテント類用防虫具を
テント類に適用したときの外観が良好になるので望まし
い。
【0061】この場合、この調節部は段階的に拡大、縮
小できるように構成しても良いのである。
【0062】このように構成するには、係止具と係合具
を設け、係止具に係合具を嵌めることによって幕体が重
なり合うようにしても良い。
【0063】具体的には、例えば紐体、面ファスナー、
ファスナー、スナップ、クリップ或いはフック等を用い
て幕体が重なり合うようにしたり(縮小)、或いは幕体
が展開(拡大)するように構成すれば良いのである。
【0064】本発明のテント類用防虫具にはタープに着
脱自在に取り付けるための固定具が設けられているもの
が、有益である。
【0065】即ち、このテント類用防虫具は、専用の吊
り下げ手段、例えば支柱等によって吊り下げてもよい
が、タープに取り付けられるように構成するのが、部品
点数を減らすことができるので経済的である。
【0066】この固定具としては、紐体、スナップ、ク
リップ或いはフック等が挙げられる。
【0067】
【作用】本発明のテント類用防虫具は、上記構成を有
し、タープ又はテントなどのテント類と別体に形成さ
れ、且つ必要な時期(主として夏期)にはテント類に被
せて着脱自在に覆い、一方、不要時(主として冬期)に
は取り付ける必要がなく、又、テント類に被せて用いる
から取り付けが至極簡単であると共に開口部の形状や大
きさには全く影響を受けない上、天幕体を支持する支柱
間に形成された解放部も簡単に覆うことができる作用を
有するのである。
【0068】又、このテント類用防虫具は、テント類に
被せて用いるものであるからテント類より多少大きくて
も使用できるのであり、このため多品種のテント類に用
いることができるので、当該防虫具の品種を至極少なく
できるのであり、従って、中間製品及び製品の生産管
理、品質管理、或いは在庫管理等が非常に簡単になし得
る上、設備や作業人員を減らすことができるのであり、
しかも需要者が防虫ネットを購入する際に、自己のレジ
ャーテントに適合するものを選択し易くなる作用を有す
るのである。
【0069】更に、このテント類用防虫具は、テント類
に被せて用いるものであるから、レジャーテントのデザ
インが変化しても使用できるのであり、しかも風圧によ
って、天幕体が波打っても、テント類全体の外方が幕体
で覆われているので蚊や蝿等の虫の侵入を確実に防ぐこ
とができる作用を有するのである。
【0070】ところで、本発明においては、テント類用
防虫具がタープで有る場合、このテント類用防虫具を、
上述のように被せて用いるのに代えて、タープにおける
天幕によって形成された下方の空間を着脱自在に覆うよ
うに構成しても良いのである。
【0071】即ち、本発明においては、テント類がター
プであり、このタープと別体に形成され、且つタープに
おける天幕によって形成された下方の空間を着脱自在に
覆うように構成することにより、天幕で覆われたタープ
の下方の空間内に蚊や蝿等の虫が入るのを防止できる作
用を有するのである。
【0072】本発明のテント類用防虫具にはテント類の
大きさに応じて当該テント類に適合するように拡大、縮
小できる調節部を設けるのが、このテント類用防虫具を
テント類に一層適合し易くできる作用を有するのであ
る。
【0073】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0074】以下、まず本発明を従来の吊り下げ式テン
トに適用した場合の実施例について詳述する。図1は、
本発明のテント類用防虫具1を従来の吊り下げ式テント
100(二点鎖線で示す。)に適用した場合を示す斜視
図である。
【0075】このテント類用防虫具1は、図1に示すよ
うに、吊り下げ式テント100と別体に形成され、且つ
この吊り下げ式テント100を着脱自在に覆うように構
成されている。
【0076】即ち、このテント類用防虫具1は、吊り下
げ式テント100における山形の天幕103を覆う天幕
覆い部2と該天幕覆い部2の縁部2aに連設された垂れ
幕部3からなり、この実施例では、同一の形状のもので
あれば、出入り口106等の開口部の位置が異なっても
利用できるようにするために、つまり多様性をもたすた
めに、この天幕覆い部2及び垂れ幕部3はその全体がネ
ットで形成されており、このテント100の出入り口1
06に対応する箇所には捲り開き式の出入り口4が形成
され、この出入り口4は、図示しない面ファスナー或い
はファスナーによって開閉できるように構成されてい
る。
【0077】本発明においては、この実施例に代えて、
天幕覆い部2をネットではなく、防水シートで形成して
も良く、又、垂れ幕部3はその一部、つまりテント10
0の出入り口106に対応する箇所のみをネットで形成
しても良いのである。
【0078】又、上記天幕覆い部2は、吊り下げ式テン
ト100における山形の天幕103に沿うように、山形
に形成されている。
【0079】上記ネットは孔径が、蚊や蝿等の虫が入ら
ない大きさに設計されるが、これはテントの用いられる
時期、用途或いは地域等によって任意に決定される。
【0080】この実施例では、ポリエステルフィラメン
ト(太さ250デニール、帝人(株)製 ダイヤメッシ
ュ 、防炎・帯電防止加工有)を用いて織られたニットで
形成されている
【0081】本発明においては、ネットを用いるのに代
えて、微細孔を設けたシートを用いても良いが、このシ
ートの孔径は蚊や蝿等の虫が入らない大きさに設計され
る。
【0082】本発明においては、このように合成樹脂製
のシートに微細孔を形成したものも用いられるが、合成
樹脂製のシートに微細孔を形成するに当たり、その微細
孔の形成方法は特に限定されるものではないが、パンチ
ングにより微細孔を形成したり或いは針穿孔により微細
孔を形成しても良いのである。
【0083】本発明に用いられる合成樹脂としては熱硬
化性樹脂或いは熱可塑性樹脂のいずれも用いることがで
き特に限定されるものではないが、特に、加工性、コス
ト又は生産性等の観点より、熱可塑性樹脂が望ましく、
このうち、難燃性の素材で、しかも加工性が良好であ
り、コストが安価である上、生産性が良好であるなどの
観点より、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニルーポリ塩化
ビニリデン系樹脂が望ましい。
【0084】図2は、本発明のテント類用防虫具1が、
テント本体100aの側方における付設テント100b
(二点鎖線で示す。)に、好適に用いられる他の実施例
を示す斜視図である。
【0085】図2において、このテント類用防虫具1
は、付設テント100bと別体に形成され、且つこの付
設テント100bを着脱自在に覆うように構成されてい
る。
【0086】即ち、このテント類用防虫具1は、付設テ
ント100bにおけるフラットな天幕103を覆う天幕
覆い部2と該天幕覆い部2の縁部2aに連設された垂れ
幕部3からなり、この場合、天幕覆い部2は防水性シー
トで形成されており、又、垂れ幕部3はその全体がネッ
トで形成されていると共にその一面に捲り開き式の出入
り口4が形成され、この出入り口4は、図示しない面フ
ァスナー或いはファスナーによって開閉できるように構
成されている。
【0087】この実施例では、天幕覆い部2の防水性シ
ートがポリ塩化ビニルで形成され、且つ垂れ幕部3は、
上記実施例の場合と同様のポリエステル系繊維素材が用
いられている。
【0088】図3及び図4は、本発明のテント類用防虫
具1が、タープ110(二点鎖線で示す。)に用いられ
る場合を示す、更に他の実施例を示す斜視図である。
【0089】図3及び図4において、このテント類用防
虫具1は、タープ110と別体に形成され、且つこのタ
ープ110を着脱自在に覆うように構成されている。
【0090】即ち、このテント類用防虫具1は、タープ
110における屋根形の天幕103を覆う天幕覆い部2
と該天幕覆い部2の縁部2aに連設された垂れ幕部3か
らなり、この場合、天幕覆い部2は、タープ110の天
幕103に沿うように、屋根形に形成されていると共に
防水性シートで形成されており、一方、垂れ幕部3はそ
の全体がネットで形成されている。
【0091】この場合、図3に示すように、出入り口4
を設けることなく、垂れ幕部3の裾を捲り上げてタープ
110内に入るようにしても良く、或いはこれに代え
て、図4に示すように、垂れ幕部3の一面に捲り開き式
の出入り口4を形成し、この出入り口4には、図示しな
い面ファスナー或いはファスナーによって開閉できるよ
うに構成しても良いのである
【0092】この実施例では、天幕覆い部2の防水性シ
ートがポリ塩化ビニルで形成され、且つ垂れ幕部3は、
上記実施例の場合と同様のポリエステル系繊維素材が用
いられている。
【0093】ところで、本発明において、天幕覆い部2
は、無孔のシート状のものの他、テント類の天幕103
に換気口を設けている場合には、テント類内部の換気を
良くするためにネット類で形成されたものが望ましい。
【0094】又、本発明のテント類用防虫具1において
は、防水・撥水加工されているものが、耐久性が良好に
なる上、繊維中への水の浸透を防ぎ、乾き易いので有益
である。
【0095】この防水・撥水加工には、テント類用防虫
具1の表面を油脂類、ワックス、ゴム、セルロースエス
テル、ビニル樹脂、ウレタン樹脂などで覆えば良いが、
この場合、防水加工で、通気性が低下する。従って、テ
ント類用防虫具1の通気性を確保するには、その素材で
ある繊維に撥水性を与える目的で、当該繊維に疎水性化
合物を沈着させるか、繊維分子に疎水性基をもつ化合物
を化学的に結合させ、この防水・撥水加工した繊維でテ
ント類用防虫具1を製造すれば良いのである。
【0096】更に、本発明のテント類用防虫具1は、テ
ント類に着脱自在に被せて用いるものであり、従って、
必ずしもテント類に取り付けるための取り付け具を要す
るものではないが、テント類に着脱自在に取り付けるた
めの固定具(図示せず。)が設けられていると、風がき
つい場合などの激しい条件下でも強固に固定されるので
有益である。この固定具としては、紐体、クリップ或い
はフック等が挙げられる。
【0097】上述のテント類用防虫具1は、要するに、
テント類の形状に関係無く、当該テント類に被せて用い
る点に最も大きな特徴を有し、このようにテント類の形
状に関係無く、当該テント類に被せて用いるものであれ
ば、総て技術的範囲に入り、しかも天幕覆い部2と垂れ
幕部3が一体に形成されている場合、或いは両者がそれ
ぞれ別体で形成されている場合のいずれでも良く、この
いずれも本発明の技術的範囲に入ることは言うまでもな
い。
【0098】ところで、本発明のテント類用防虫具1が
タープ110に用いるものである場合、図示しないが、
このテント類用防虫具1を、上述のように被せて用いる
のに代えて、タープ110における天幕103によって
形成された下方の空間Sを着脱自在に覆うように構成し
ても良いのである。
【0099】即ち、本発明においては、テント類がター
プ110であり、このタープ110と別体に形成され、
且つタープ110における天幕103によって形成され
た下方の空間Sを着脱自在に覆うように構成したものも
有益である。
【0100】このように構成することにより、天幕10
3で覆われたタープ110の下方の空間S内に蚊や蝿等
の虫が入るのを防止できるので、焚火やバーベキューパ
ーティー或いは料理や食事のためのダイニングスペース
更に活動計画立案用のスペース、会合や談合等の会場等
として有効に利用できるのである。
【0101】又、本発明のテント類用防虫具1にはテン
ト類の大きさに応じて当該テント類に適合するように拡
大、縮小できる調節部を設けるのが、このテント類用防
虫具1をテント類に適用したときの外観が良好になるの
で望ましい。この場合、この調節部は段階的に拡大、縮
小できるように構成しても良いのである。
【0102】このように構成するには、係止具と係合具
を設け、係止具に係合具を嵌めることによって幕体が重
なり合うようにしても良い。
【0103】具体的には、例えば紐体、面ファスナー、
ファスナー、スナップ、クリップ或いはフック等を用い
て幕体が重なり合うようにしたり(縮小)、或いは幕体
が展開(拡大)するように構成すれば良いのである。
【0104】本発明のテント類用防虫具1にはタープ1
10に着脱自在に取り付けるための固定具が設けられて
いるものが、有益である。
【0105】即ち、このテント類用防虫具1は、専用の
吊り下げ手段、例えば支柱等によって吊り下げてもよい
が、タープ110に取り付けられるように構成するの
が、部品点数を減らすことができるので経済的である。
【0106】この固定具としては、紐体、スナップ、ク
リップ或いはフック等が挙げられる。
【0107】
【発明の効果】本発明のテント類用防虫具は、上記構成
を有し、タープ又はテントなどのテント類と別体に形成
されており、テント類に被せて用いられるから取り付け
が至極簡単であると共に開口部の形状や大きさには全く
影響を受けない上、天幕体を支持する支柱間に形成され
た解放部も簡単に覆うことができ、この結果、蚊や蝿等
の虫の侵入を確実に防止できる効果を有するのである。
【0108】又、このテント類用防虫具は、テント類に
被せて用いるものであるからテント類より多少大きくて
も使用できるのであり、このため多品種のテント類に用
いることができるので、当該防虫具の品種を至極少なく
できるのであり、従って、当該防虫具の中間製品及び製
品の生産管理、品質管理、或いは在庫管理等が非常に簡
単になし得る上、設備や作業人員を減らすことができる
のであり、しかも需要者が防虫ネットを購入する際に、
自己のレジャーテントに適合するものを選択し易くなっ
てトラブルの発生を防止できる効果を有するのである。
【0109】更に、このテント類用防虫具は、テント類
に被せて用いるものであるから、レジャーテントのデザ
インが変化しても使用できるのであり、しかも風圧によ
って、天幕体が波打っても、テント類全体の外方が幕体
で覆われているので蚊や蝿等の虫の侵入を確実に防ぐこ
とができるので安心して使用できる効果を有するのであ
る。
【0110】又、本発明のテント類用防虫具がタープで
有る場合、このテント類用防虫具を、上述のように被せ
て用いるのに代えて、タープにおける天幕によって形成
された下方の空間を着脱自在に覆うように構成しても良
いのである。
【0111】即ち、本発明においては、テント類がター
プであり、このタープと別体に形成され、且つタープに
おける天幕によって形成された下方の空間を着脱自在に
覆うように構成したものも有益である。
【0112】このように構成することにより、天幕で覆
われたタープの下方の空間内に蚊や蝿等の虫が入るのを
防止できるので、焚火やバーベキューパーティー或いは
料理や食事のためのダイニングスペース更に活動計画立
案用のスペース、会合や談合等の会場等として有効に利
用できる効果を有するのである。
【0113】本発明のテント類用防虫具にはテント類の
大きさに応じて当該テント類に適合するように拡大、縮
小できる調節部を設けるのが、このテント類用防虫具を
テント類に適用したときの外観が良好になる効果を有す
るのである。
【0114】本発明のテント類用防虫具にはタープに着
脱自在に取り付けるための固定具が設けられているもの
が、有益である。
【0115】即ち、このテント類用防虫具は、専用の吊
り下げ手段、例えば支柱等によって吊り下げてもよい
が、タープに取り付けられるように構成するのが部品点
数を減らすことができるので経済的である。
【0116】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を吊り下げテントに適用した場合
の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図2は本発明を付設テントに適用した場合の一
実施例を示す斜視図である。
【図3】図3は本発明をタープに適用した場合の一実施
例を示す斜視図である。
【図4】図4はその他の実施例を示す斜視図である。
【図5】図5は市販されている吊り下げテントを示す斜
視図である。
【図6】図6は市販されている他のテントを示す斜視図
である。
【図7】図7は市販されているタープを示す斜視図であ
る。
【0117】
【符号の説明】 1 テント類用防虫具 2 天幕覆い部 3 垂れ幕部 4 出入り口 100 吊り下げテント 100a テント本体 100b 付設テント 101 支柱 102 テント幕体 103 天幕 104 垂れ幕 105 出入り口 106 出入り口 107 天幕 108 窓 109 換気口 110 タープ 120 解放部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タープ又はテントなどのテント類と別体
    に形成され、且つこのテント類を着脱自在に覆うように
    構成したテント類用防虫具であって、該テント類用防虫
    具が、テント類の天幕を覆う天幕覆い部と該天幕覆い部
    の縁部に連設された垂れ幕部からなり、該垂れ幕部はそ
    の全体或いは一部がネット類で形成されていることを特
    徴とするテント類用防虫具。
  2. 【請求項2】 垂れ幕部全体がネット類で形成されてい
    る請求項1に記載のテント類用防虫具。
  3. 【請求項3】 ネット類がネット或いは微細孔を設けた
    シートである請求項1または2に記載のテント類用防虫
    具。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のテ
    ント類用防虫具が難燃性の素材で形成されているか、或
    いは難燃加工がされているテント類用防虫具。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のテ
    ント類用防虫具が比抵抗1×1011Ωcm以下の素材で
    形成されているテント類用防虫具。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のテント類用防虫具が帯
    電防止加工されているテント類用防虫具。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のテ
    ント類用防虫具が防水・撥水加工されているテント類用
    防虫具。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のテ
    ント類用防虫具にはテント類に着脱自在に取り付けるた
    めの固定具が設けられているテント類用防虫具。
  9. 【請求項9】 テント類がタープであり、このタープと
    別体に形成され、且つタープにおける天幕によって形成
    された下方の空間を着脱自在に覆うように構成している
    請求項1ないし8のいずれかに記載のテント類用防虫
    具。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    テント類用防虫具にはテント類の大きさに応じて当該テ
    ント類に適合するように拡大、縮小できる調節部を設け
    ているテント類用防虫具。
  11. 【請求項11】 調節部が段階的に拡大、縮小できるよ
    うに構成している請求項10に記載のテント類用防虫
    具。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし11のいずれかに記載
    のテント類用防虫具にはタープに着脱自在に取り付ける
    ための固定具が設けられているテント類用防虫具。
JP32812791A 1991-11-15 1991-11-15 テント類用防虫具 Pending JPH05202642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32812791A JPH05202642A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 テント類用防虫具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32812791A JPH05202642A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 テント類用防虫具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05202642A true JPH05202642A (ja) 1993-08-10

Family

ID=18206792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32812791A Pending JPH05202642A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 テント類用防虫具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05202642A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014211215A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 ダイワボウホールディングス株式会社 車両用防炎断熱材及びその製造方法
CN110206380A (zh) * 2019-06-26 2019-09-06 兰州有色冶金设计研究院有限公司 组合式减风天幕及减风方法
JP2021021247A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 株式会社ロゴスコーポレーション テント
US11135952B2 (en) * 2017-07-14 2021-10-05 4Knines, LLC Cover adaptable to foldable vehicle seats
WO2022113870A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02 東洋紡株式会社 焚火用風防
WO2022113869A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02 東洋紡株式会社 焚火用風防

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014211215A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 ダイワボウホールディングス株式会社 車両用防炎断熱材及びその製造方法
US11135952B2 (en) * 2017-07-14 2021-10-05 4Knines, LLC Cover adaptable to foldable vehicle seats
US11535132B2 (en) 2017-07-14 2022-12-27 4Knines, LLC Cover adaptable to foldable vehicle seats
CN110206380A (zh) * 2019-06-26 2019-09-06 兰州有色冶金设计研究院有限公司 组合式减风天幕及减风方法
JP2021021247A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 株式会社ロゴスコーポレーション テント
WO2022113870A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02 東洋紡株式会社 焚火用風防
WO2022113869A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02 東洋紡株式会社 焚火用風防
JP2022086411A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 東洋紡株式会社 焚火用風防
JP2022086259A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 東洋紡株式会社 焚火用風防

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6941961B1 (en) Outdoor enclosure with scent-dampening liner
JP3281480B2 (ja) 空気フィルターアセンブリ
JP2003184349A (ja) エアテント
JP2013212238A (ja) 減臭メッシュシート
JPH05202642A (ja) テント類用防虫具
US20080216456A1 (en) Filter apparatus and method
US20080072947A1 (en) Self-Erecting Structure
JPH05202641A (ja) 自動車用防虫具
JP6566777B2 (ja) ロッジ型テント
JP6171155B2 (ja) メッシュシェード
JP3099709U (ja) 濾過機能に優れた網戸
CN109983196A (zh) 防虫网组件
MX2012009470A (es) Metodo y aparato que combaten el sindrome del edificio enfermo.
JP7127029B2 (ja) 編物
JP3213536U (ja) テント
JP3012737U (ja) ベランダカバー
JP2530559Y2 (ja) 簡易建築物
JPH0552136U (ja) テント
KR102074204B1 (ko) 실내 공간의 통기구에 구비되는 diy용 통기성 필터
JPH09788A (ja) 天日乾燥用カバー
CN216341341U (zh) 一种具有防潮功能的帐篷
CN216277210U (zh) 一种自我修复帐篷
CN201771252U (zh) 帐篷装置
CN212815857U (zh) 窗帘挂钩及用于悬挂窗帘的部件和窗帘
JP3123189U (ja) 物干し用虫除けネット