JP3104055B2 - 中空くるみボタンおよびその製法 - Google Patents
中空くるみボタンおよびその製法Info
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- JP3104055B2 JP3104055B2 JP07116432A JP11643295A JP3104055B2 JP 3104055 B2 JP3104055 B2 JP 3104055B2 JP 07116432 A JP07116432 A JP 07116432A JP 11643295 A JP11643295 A JP 11643295A JP 3104055 B2 JP3104055 B2 JP 3104055B2
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- Japan
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- hot melt
- melt adhesive
- front side
- walnut
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空の衣服用くるみボ
タンおよびその製法に関する。
タンおよびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られているこの種のくるみボタン
は、くるみ部材の外周縁部が表・裏側部材の外周縁部に
挟止されるときに同くるみ部材が引っ張られ表側部材の
表側に単に緊張した状態で止着されているものであっ
た。
は、くるみ部材の外周縁部が表・裏側部材の外周縁部に
挟止されるときに同くるみ部材が引っ張られ表側部材の
表側に単に緊張した状態で止着されているものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て述べたくるみボタンは、上記したようにくるみ部材が
引っ張られて緊張した状態となって止着されるために表
面に凹んだ模様(形状)をつくることができなかった。
て述べたくるみボタンは、上記したようにくるみ部材が
引っ張られて緊張した状態となって止着されるために表
面に凹んだ模様(形状)をつくることができなかった。
【0004】本発明は、表面に凹んだ模様(形状)をも
つ新規のくるみボタンおよびその製法を提供することを
目的とする。
つ新規のくるみボタンおよびその製法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】上記目的を達成するた
めに本発明に係る中空くるみボタンは、皿形状の表側部
材1と、皿形状の裏側部材2と、表側部材1の外面に被
覆され且つ外周縁部3が表・裏側部材1、2の外周縁部
4、5によって挟止されたくるみ部材6とにより構成さ
れた中空くるみボタンにおいて、表側部材1の表面に凹
み部7を設けると共にくるみ部材6において同凹み部7
と対応する個所8の内側にフィルム状ホットメルト接着
剤9を配し、このフィルム状ホットメルト接着剤9を以
て上記対応個所8を凹み部7の底面および側面にこれ等
底面、側面に沿う密着状態として接着したものである。
めに本発明に係る中空くるみボタンは、皿形状の表側部
材1と、皿形状の裏側部材2と、表側部材1の外面に被
覆され且つ外周縁部3が表・裏側部材1、2の外周縁部
4、5によって挟止されたくるみ部材6とにより構成さ
れた中空くるみボタンにおいて、表側部材1の表面に凹
み部7を設けると共にくるみ部材6において同凹み部7
と対応する個所8の内側にフィルム状ホットメルト接着
剤9を配し、このフィルム状ホットメルト接着剤9を以
て上記対応個所8を凹み部7の底面および側面にこれ等
底面、側面に沿う密着状態として接着したものである。
【0006】また、上記目的を達成するために本発明に
係る中空くるみボタンの製法は、皿形状の表側部材1と
皿形状の裏側部材2とくるみ部材6とを得る工程、表側
部材1の表面に凹み部7を得る工程、表側部材1の表側
にくるみ部材6を配し且つくるみ部材6において完成時
に同凹み部7と対応する個所8の内側にフィルム状ホッ
トメルト接着剤9を配する工程、上記対応個所8を凹み
部7に押し込んでフィルム状ホットメルト接着剤9を凹
み部7の底面および側面に沿う密着の状態となすと共に
この密着状態においてフィルム状ホットメルト接着剤9
を一旦加熱溶融したのちに固化することによってくるみ
部材6を凹み部7の底面および側面に接着させる工程、
この接着後にくるみ部材6の外周縁部3を表・裏側部材
1、2の外周縁部4、5によって挟止する工程をなすよ
うにしたものである。
係る中空くるみボタンの製法は、皿形状の表側部材1と
皿形状の裏側部材2とくるみ部材6とを得る工程、表側
部材1の表面に凹み部7を得る工程、表側部材1の表側
にくるみ部材6を配し且つくるみ部材6において完成時
に同凹み部7と対応する個所8の内側にフィルム状ホッ
トメルト接着剤9を配する工程、上記対応個所8を凹み
部7に押し込んでフィルム状ホットメルト接着剤9を凹
み部7の底面および側面に沿う密着の状態となすと共に
この密着状態においてフィルム状ホットメルト接着剤9
を一旦加熱溶融したのちに固化することによってくるみ
部材6を凹み部7の底面および側面に接着させる工程、
この接着後にくるみ部材6の外周縁部3を表・裏側部材
1、2の外周縁部4、5によって挟止する工程をなすよ
うにしたものである。
【0007】
【作用】請求項1に係る中空くるみボタンは、表側部材
1の表面に凹み部7を設けると共にくるみ部材6におい
て同凹み部7と対応する個所8の内側にホットメルト接
着剤9を予めフィルム状として配し、このフィルム状ホ
ットメルト接着剤9を以て上記対応個所8を凹み部7の
底面および側面にこれ等底面、側面に沿う密着状態とし
て接着したので、表側部材1の表面には凹んだ模様(形
状)が形成される。
1の表面に凹み部7を設けると共にくるみ部材6におい
て同凹み部7と対応する個所8の内側にホットメルト接
着剤9を予めフィルム状として配し、このフィルム状ホ
ットメルト接着剤9を以て上記対応個所8を凹み部7の
底面および側面にこれ等底面、側面に沿う密着状態とし
て接着したので、表側部材1の表面には凹んだ模様(形
状)が形成される。
【0008】 請求項2に係る中空くるみボタンの製法
は、皿形状の表側部材1と皿形状の裏側部材2とくるみ
部材6とを得る工程、表側部材1の表面に凹み部7を得
る工程、表側部材1の表側にくるみ部材6を配し且つく
るみ部材6において完成時に同凹み部7と対応する個所
8の内側にフィルム状ホットメルト接着剤9を配する工
程、上記対応個所8を凹み部7に押し込んでフィルム状
ホットメルト接着剤9を凹み部7の底面および側面に沿
う密着の状態となすと共にこの密着状態においてフィル
ム状ホットメルト接着剤9を一旦加熱溶融したのちに固
化することによってくるみ部材6を凹み部7の底面およ
び側面に接着させる工程、この接着後にくるみ部材6の
外周縁部3を表・裏側部材1、2の外周縁部4、5によ
って挟止する工程をなすようにしたので、表側部材1の
表面に凹んだ模様(形状)の形成が可能になる。
は、皿形状の表側部材1と皿形状の裏側部材2とくるみ
部材6とを得る工程、表側部材1の表面に凹み部7を得
る工程、表側部材1の表側にくるみ部材6を配し且つく
るみ部材6において完成時に同凹み部7と対応する個所
8の内側にフィルム状ホットメルト接着剤9を配する工
程、上記対応個所8を凹み部7に押し込んでフィルム状
ホットメルト接着剤9を凹み部7の底面および側面に沿
う密着の状態となすと共にこの密着状態においてフィル
ム状ホットメルト接着剤9を一旦加熱溶融したのちに固
化することによってくるみ部材6を凹み部7の底面およ
び側面に接着させる工程、この接着後にくるみ部材6の
外周縁部3を表・裏側部材1、2の外周縁部4、5によ
って挟止する工程をなすようにしたので、表側部材1の
表面に凹んだ模様(形状)の形成が可能になる。
【0009】
【発明の効果】本発明によるときには表面に凹んだ模様
(形状)をもつ中空くるみボタンを簡単且つ確実に実施
提供できる。
(形状)をもつ中空くるみボタンを簡単且つ確実に実施
提供できる。
【0010】
【実施例】図1および図2に示す第1実施例は、金属板
にプレス加工を施して表面に凹み部7をもつ皿形状の表
側部材1と脚取付孔12をもつ皿形状の裏側部材2とを
構成し、脚取付孔12に衣服への取付用脚部材13を装
着すると共にこれとは別個に、布材を以てくるみ部材6
を構成し、このくるみ部材6の裏面において完成時に上
記凹み部7と対応する個所8にフィルム状ホットメルト
接着剤9を設け、次いで、このくるみ部材6を表側部材
1の外側に配してフィルム状接着剤9を同表側部材1の
表面、凹み部7の底面および周側面に特定の型(図示せ
ず)を用いて密着状態とし、この密着状態において加熱
してフィルム状接着剤9を一旦溶融したのちに固化する
ことによりくるみ部材6を裏側部材2の表面、凹み部7
の底面および周側面に接着し、よって表側部材1の表面
に凹んだ模様(形状)を設け、次いで、この表側部材1
の下に上記裏側部材2を配し、これ等表側部材1、裏側
部材2の外周縁部4、5の間にくるみ部材6の外周縁部
3を挟み入れた状態として両部材1、2を嵌着して完成
品を得るようにしたものである。
にプレス加工を施して表面に凹み部7をもつ皿形状の表
側部材1と脚取付孔12をもつ皿形状の裏側部材2とを
構成し、脚取付孔12に衣服への取付用脚部材13を装
着すると共にこれとは別個に、布材を以てくるみ部材6
を構成し、このくるみ部材6の裏面において完成時に上
記凹み部7と対応する個所8にフィルム状ホットメルト
接着剤9を設け、次いで、このくるみ部材6を表側部材
1の外側に配してフィルム状接着剤9を同表側部材1の
表面、凹み部7の底面および周側面に特定の型(図示せ
ず)を用いて密着状態とし、この密着状態において加熱
してフィルム状接着剤9を一旦溶融したのちに固化する
ことによりくるみ部材6を裏側部材2の表面、凹み部7
の底面および周側面に接着し、よって表側部材1の表面
に凹んだ模様(形状)を設け、次いで、この表側部材1
の下に上記裏側部材2を配し、これ等表側部材1、裏側
部材2の外周縁部4、5の間にくるみ部材6の外周縁部
3を挟み入れた状態として両部材1、2を嵌着して完成
品を得るようにしたものである。
【0011】 図3および図4に示す第2実施例は、取付
用脚部材13の代わりに糸通し穴14を設けたものであ
る。
用脚部材13の代わりに糸通し穴14を設けたものであ
る。
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】同じく分解断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図4】図3A−A線に沿う断面図である。
1 表側部材 2 裏側部材 3 外周縁部 4 外周縁部 5 外周縁部 6 くるみ部材 7 凹み部 8 対応個所 9 ホットメルト接着剤 12 脚取付孔 13 取付用脚部材 14 糸通し穴
Claims (2)
- 【請求項1】 皿形状の表側部材1と、皿形状の裏側部
材2と、表側部材1の外面に被覆され且つ外周縁部3が
表・裏側部材1、2の外周縁部4、5によって挟止され
たくるみ部材6とにより構成された中空くるみボタンに
おいて、表側部材1の表面に凹み部7を設けると共にく
るみ部材6において同凹み部7と対応する個所8の内側
にフィルム状ホットメルト接着剤9を配し、このフィル
ム状ホットメルト接着剤9を以て上記対応個所8を凹み
部7の底面および側面にこれ等底面、側面に沿う密着状
態として接着したことを特徴とするくるみボタン。 - 【請求項2】 皿形状の表側部材1と皿形状の裏側部材
2とくるみ部材6とを得る工程、表側部材1の表面に凹
み部7を得る工程、表側部材1の表側にくるみ部材6を
配し且つくるみ部材6において完成時に同凹み部7と対
応する個所8の内側にフィルム状ホットメルト接着剤9
を配する工程、上記対応個所8を凹み部7に押し込んで
フィルム状ホットメルト接着剤9を凹み部7の底面およ
び側面に沿う密着の状態となすと共にこの密着状態にお
いてフィルム状ホットメルト接着剤9を一旦加熱溶融し
たのちに固化することによってくるみ部材6を凹み部7
の底面および側面に接着させる工程、この接着後にくる
み部材6の外周縁部3を表・裏側部材1、2の外周縁部
4、5によって挟止する工程をなすことを特徴とする中
空くるみボタンの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07116432A JP3104055B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 中空くるみボタンおよびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07116432A JP3104055B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 中空くるみボタンおよびその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08280415A JPH08280415A (ja) | 1996-10-29 |
JP3104055B2 true JP3104055B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=14686964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07116432A Expired - Fee Related JP3104055B2 (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 中空くるみボタンおよびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104055B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006000155A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Wako:Kk | くるみボタン及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP07116432A patent/JP3104055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08280415A (ja) | 1996-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |