JP3102687U - チャイルドシートのベルト構造 - Google Patents

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【課題】 車の衝突時に子供の頭を十分に保護することのできるチャイルドシートのベルト構造を提供する。
【解決手段】 ベルト構造は、その後端部が1対の肩ベルト10a,10bに連結され、その前端部が座面の下を通って座部の前方端にまで導かれる前方引出しベルト20と、座席本体の座部の前方端において前方引出しベルト20に係合してこの前方引出しベルト20の前後方向の動きを禁止するロック手段32,33,34と、股ベルト1の下端部に取り付けられた連結部材3とを備える。連結部材3は、座席本体に固定されることなくフリーな状態で配置され、かつ、前方引出しベルト20を前後方向に移動可能に通過させる開口3bを有している。
【選択図】 図1

Description

この考案は、チャイルドシートに関し、特に着座した子供の身体を拘束する身体拘束ベルトの構造に関するものである。
一般的に、チャイルドシートは、着座した子供の身体を拘束するための身体拘束ベルトを備えている。身体拘束ベルトは、その下端部が座席の座部に固定された股ベルトと、その後端部が背もたれ部の背面に固定されその前端部が股ベルトの上端部にバックルを介して着脱可能に連結される1対の肩ベルトとを有する。
バックルは、1対の肩ベルトに取り付けられた差込金具と、股ベルトの上端に取り付けられた受け入れ金具とからなる。典型的には、各肩ベルトは、差込金具を通過して連続して延びている。この連続延長部分は、着座した子供の両腰部分を拘束する腰ベルトとして機能する。
チャイルドシートに着座した子供の身体を身体拘束ベルトによって拘束することにより、たとえ車が衝突事故を起こした場合でも子供に対するダメージを最小限に抑える。一般的に、股ベルトおよび腰ベルトは子供の身体を比較的しっかりと拘束するが、肩ベルトは着座した子供の前後方向の動きをある程度許容する。そのため、次のような問題が起こり得る。
チャイルドシートを車の座席上で前向きに取り付けている場合に、車が前方衝突事故を起こしたとする。この場合、子供のお尻および腰部は股ベルトおよび腰ベルトによって比較的にしっかりと拘束されるので、前方へ移動しない。一方、肩ベルトは比較的緩やかに締められているので、前方衝突時、子供の頭および肩が前方に移動する。特に子供の頭は重いので、前方への移動が顕著である。その結果、車の衝突直後には子供の身体は「く」の字状に屈曲する。その後、反動(リバウンド)で子供の頭が後方に移動し、後頭部がチャイルドシートの背もたれ部にぶつかる。
子供の頭を十分に保護するためには、衝突時における頭の急激な前後の動きを小さくし、かつ、リバウンドによる頭に対する衝撃力を極力小さくしたい。
この考案の目的は、車の衝突時に子供の頭を十分に保護することのできるチャイルドシートのベルト構造を提供することである。
この考案は、股ベルトと、この股ベルトの上端部に連結される1対の肩ベルトとを備えたチャイルドシートのベルト構造を前提とし、次のことを特徴とする。
ベルト構造は、その後端部が1対の肩ベルトの後端部に連結され、その前端部が座面の下を通って座部の前方端にまで導かれる前方引出しベルトと、座席本体の座部の前方端において前方引出しベルトに係合してこの前方引出しベルトの前後方向の動きを禁止するロック手段と、股ベルトの下端部に取り付けられた連結部材とを備える。連結部材は、座席本体に固定されることなくフリーな状態で配置され、かつ、前方引出しベルトの途中位置に連結されている。
チャイルドシートが車の座席上で前向きに取り付けられている状態で前方衝突事故を起こしたとする。子供は慣性力により前方へ移動しようとするが、お尻および腰部分が股ベルトおよび腰ベルトにより拘束されて前方への動きを止められる。この際、腰ベルトには前方に向かう子供の体重が加わるので、腰ベルトの下端部に取り付けられている連結部材が上方に移動し、前方引出しベルトの途中位置を上方に持ち上げる。前方引出しベルトの後端部は1対の肩ベルトの後端部に連結されているので、前方引出しベルトの途中位置が前方に引き上げられることにより、1対の肩ベルトは後方に向かって引っ張られる。その結果、着座した子供の肩を後方の位置で保持することになるので、衝突時に子供の頭および肩が前方に向かって大きく移動するのを抑制することができる。
一つの実施形態では、連結部材は、前方引出しベルトを前後方向に移動可能に通過させる開口を有している、
好ましくは、チャイルドシートは、前方引出しベルトの移動を案内する案内手段を備える。この案内手段は、上記連結部材の前方および後方の位置で座席本体に固定して設けられ、前方引き出しベルトの上方への移動を禁止しながら前後方向の移動を許容するように案内する。
一つの実施形態では、ロック手段は、前方引出しベルトの動きを禁止するロック位置と、引出しベルトの前後方向への動きを許容するロック解除位置との間を変位可能なロック部材と、このロック部材の動きを操作する操作部材とを含む。
図1および図2は、この発明の一実施形態であるチャイルドシートのベルト構造を示している。
チャイルドシートのベルト構造は、股ベルト1と、1対の肩ベルト10a,10bと、1対の腰ベルト11a,11bと、前方引出しベルト20とを備える。
股ベルト1は、その上端部にバックルの一方要素である受入れ金具2を有している。また、図示するように股ベルト1の下端部には、上方開口3aおよび下方開口3bを有する連結部材3が取り付けられている。股ベルト1は連結部材3の上方開口3aを通過するように連結されている。連結部材3は、チャイルドシートの座席本体に固定されることなくフリーな状態で配置されている。
各肩ベルト10a,10と各腰ベルト11a,11bとは連続したベルトによって形成されており、各肩ベルト10a,10と各腰ベルト11a,11bとの境界位置にバックルの他方要素である差込金具12a,12bが取り付けられている。各差込金具12a,12bは、股ベルト1の上端に取り付けられている受入れ金具2に着脱可能に接続される。受入れ金具2に設けられている操作ボタン2aを押すと、受入れ金具2と差込金具12a,12bとの係合状態が解除される。
各腰ベルト11a,11bの基端は、座席に固定されている腰ベルト用アンカー金具13a,13bに連結されている。
前方引出しベルト20は座席の座面の下を前後方向に延びており、その後端部がジョイント金具21を介して1対の肩ベルト10a,10bに連結され、その前端部が座部の前方端にまで導かれている。また、図面から明らかなように、前方引出しベルト20は、フリーな状態で配置されている連結部材3の下部開口3bを通過している。
前方引出しベルト20を挿通させている連結金具3の前方および後方の位置に、前方引出しベルト20の動きを案内する案内手段が座部に固定して設けられている。具体的には、連結金具3の前方には、U字状の固定プレート30が固定されている。固定プレート30はシャフト31を保持しており、前方引出しベルト20は固定プレート30とシャフト31との間を通過する。連結金具3の後方には、案内ロッド35(図2)が固定して設けられている。これらの案内手段は、前方引出しベルト20の上方への移動を禁止しながら前後方向への移動を許容するように案内する。
チャイルドシートの座部の前方端には、前方引出しベルト20に係合してこの前方引出しベルト20の前後方向の動きを禁止するロック手段が設けられている。図示した実施形態では、ロック手段は、座部に固定された前端固定プレート32と、ロック部材34と、操作レバー33とを備える。
前方引出しベルト20は、前端固定プレート32とロック部材34との間を通過する。ロック部材34は、前方引出しベルト20の動きを禁止するロック位置と、前方引出しベルト20の前後方向への動きを許容するロック解除位置との間を変位可能である。操作レバー33は、ロック部材34の動きを操作する。
チャイルドシートに着座した子供の身体を拘束する場合には、1対の肩ベルト10a,10に取り付けられている差込金具12a,12bを股ベルト1の上端に取り付けられている受入れ金具2に差し込んで固定する。子供の身体の大きさに応じて、前方引出しベルト20の前後方向位置を調節する。例えば、子供の身体が小さい場合には、操作レバー33を操作してロック部材34によるロックを解除し、前方引出しベルト20の前方端を前方に向かって引き出す。この前方引出しベルト20の前方への引き出しに応じて、1対の肩ベルト10a,10bが後方へ引き寄せられるので、股ベルト1の上端部も後方に向かって移動する。
なお、図示した実施形態では、肩ベルト10a,10bおよび股ベルト1の位置調節を、前方引出しベルト20の前後方向位置を変更することにより行なったが、そのような位置調節、あるいは肩ベルトの長さ調節を別の場所で行なってもよい。例えば、肩ベルトに長さ調節金具を取り付けるようにしてもよい。この場合には、座部の前方端のロック手段は、前方引出しベルト20を通過不能に完全に固定するものであってもよい。
図2を参照して、車が前方衝突事故を起こした場合のベルト構造の動作を説明する。前方衝突時、子供の身体は慣性力により前方に向かって移動しようとする。この力は股ベルト1に作用する。股ベルト1の下端に取り付けられている連結部材3は座席に固定されることなくフリーな状態になっているので、股ベルト1は子供の体重を受けて前方上方に移動しようとする。すなわち、股ベルト1は連結部材3とともに図中矢印Aで示す方向に移動する。
この際、上方に移動する連結部材3は、前方引出しベルト20の途中位置を上方に持ち上げる。そのため、前方引出しベルト20の後端は図中矢印Bで示す方向に前方に移動する。それに応じて、前方引出しベルト20に連結されている1対の肩ベルト10a,10bは、図中矢印Cで示すように後方に引っ張られることになるので、衝突時に子供の肩を後方の位置に保持するように作用する。
こうして、図示した実施形態によれば、衝突時に子供の頭および肩が前方に向かって大きく移動するのを抑制することができる。
以上、図面を参照してこの考案の一実施形態を説明したが、この実施形態は本考案を例示したものに過ぎない。したがって、この考案と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、図示した実施形態に対して種々の修正や変形を加えることが可能である。
例えば、図示した実施形態では、前方引出しベルトの前後方向の動きを禁止するロック手段は、ロック状態を解除し得るように構成されていたが、そのようなロック解除ができないものであっても良い。言い換えれば、ロック手段は、前方引出しベルトの前方端を完全に固定するものであってもよい。
また、図示した実施形態では、股ベルトの下端に取り付けられた連結部材は、前方引出しベルトを通過させる開口を有していたが、変形例として、連結部材が前方引出しベルトの途中位置に直接接続されるものであってもよい。
この考案は、身体拘束ベルトを備えたチャイルドシートに有利に利用され得る。
この考案の一実施形態であるチャイルドシートのベルト構造を示す斜視図である。 図1に示したベルト構造を図解的に示す側面図である。
符号の説明
1 股ベルト、2 受入れ金具、2a 操作ボタン、3 連結部材、3a 上部開口、3b 下部開口、10a,10b 肩ベルト、11a,11b 腰ベルト、12a,12b 差込金具、13a,13b 腰ベルト用アンカー金具、20 前方引出しベルト、21 ジョイント金具、30 固定プレート、31 シャフト、32 前端固定プレート、33 操作レバー、34 ロック部材、35 案内ロッド。

Claims (4)

  1. 股ベルトと、前記股ベルトの上端部に連結される1対の肩ベルトとを備えたチャイルドシートのベルト構造において、
    その後端部が前記1対の肩ベルトの後端部に連結され、その前端部が座面の下を通って座部の前方端にまで導かれる前方引出しベルトと、
    座席本体の座部の前方端において前記前方引出しベルトに係合してこの前方引出しベルトの前後方向の動きを禁止するロック手段と、
    前記股ベルトの下端部に取り付けられた連結部材とを備え、
    前記連結部材は、座席本体に固定されることなくフリーな状態で配置され、かつ、前記前方引出しベルトの途中位置に連結されていることを特徴とする、チャイルドシートのベルト構造。
  2. 前記連結部材は、前記前方引出しベルトを前後方向に移動可能に通過させる開口を有している、請求項1に記載のチャイルドシートのベルト構造。
  3. 前記連結部材の前方および後方の位置で座席本体に固定して設けられ、前記前方引き出しベルトの上方への移動を禁止しながら前後方向の移動を許容するように案内する案内手段を備える、請求項1または2に記載のチャイルドシートのベルト構造。
  4. 前記ロック手段は、前記前方引出しベルトの動きを禁止するロック位置と、前方引出しベルトの前後方向への動きを許容するロック解除位置との間を変位可能なロック部材と、このロック部材の動きを操作する操作部材とを含む、請求項1〜3のいずれかに記載のチャイルドシートのベルト構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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