JP3101170B2 - 防水型圧接コネクタ - Google Patents

防水型圧接コネクタ

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JP3101170B2 JP07015201A JP1520195A JP3101170B2 JP 3101170 B2 JP3101170 B2 JP 3101170B2 JP 07015201 A JP07015201 A JP 07015201A JP 1520195 A JP1520195 A JP 1520195A JP 3101170 B2 JP3101170 B2 JP 3101170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水型圧接コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防水型のコネクタの例として、図
9に示すものが知られている(実開平4−49480号
公報)。このコネクタは、圧着型の防水コネクタで、前
面を相手コネクタに対する接続側とした端子ホルダ1
と、前壁(図示略)に端子接続孔を有し後面開口2aか
ら端子ホルダ1を収容可能なコネクタケース2と、端子
ホルダ1の前部とコネクタケース2の内面間に装着さ
れ、端子ホルダ1側の端子接続孔への水の侵入を阻止す
る環状のゴムパッキン3とを有し、端子ホルダ1の端子
収容孔4にそれぞれ電線Wを圧着した圧着端子5を挿入
し、同時に、圧着端子5の後部に加締めたゴム栓6を端
子収容孔4の後端に嵌合することで端子収容孔4と電線
Wの隙間をシールした構造のものである。
【0003】また、図10に示すように、ゴム栓6や圧
着端子5の抜けを防止するために、端子ホルダ1の後端
にリヤカバー8を設けたものも知られている(実開昭6
2−147277号公報)。なお、図10において、5
aで示すものは電線の導体圧着する導体加締部、5
bで示すものは電線の絶縁被覆圧着する絶縁体加締
部である。ゴム栓6は、通常その先端が絶縁体加締部5
bで加締られることにより、圧着端子5に固定されてい
る。
【0004】また、電線を端子に圧接する圧接型の防水
コネクタの例としては、図11及び図12に示すものが
知られている(実開平4−49480号公報)。図11
は雄側の構成を示し、図12は雄側と雌側を結合した構
成を断面で示している。雄側は、雄型の圧接端子13が
予めセットされた端子ホルダ11と、端子ホルダ11の
後方に配置されたゴム栓14と、端子ホルダ11を収容
するコネクタケース12とからなる。また、雌側は、図
12に示すように、雌型の圧接端子23が予めセットさ
れた端子ホルダ21と、端子ホルダ21の後方に配置さ
れたゴム栓24と、端子ホルダ21を収容するコネクタ
ケース12とからなる。コネクタケース12は、雄雌兼
用のもので、両端に開口12A、12Bを有すると共
に、途中に仕切壁18を有し、仕切壁18の一方側(右
側)が雄側、他方側(左側)が雌側となっている。
【0005】このコネクタを組み立てるには、ゴム栓1
4、24に列設した電線シール孔15にそれぞれ電線W
を通し、各電線Wの先端を圧接端子13、23の圧接部
13a、23aに結線する。ついで、コネクタケース1
2の両端開口12A、12Bから、それぞれ雌側、雄側
の圧接端子13、23を搭載した端子ホルダ11、21
をコネクタケース12内に挿入して、雄雌圧接端子1
3、23を相互接続し、同時に、各端子ホルダ11、2
1の後側に配したゴム栓14、24をコネクタケース1
2の開口12A、12Bに嵌合することにより、コネク
タケース12の内部を防水している。
【0006】この例では、ゴム栓14、24をコネクタ
ケース12の開口12A、12Bに単に嵌合しているだ
けであるから、ゴム栓14、24が変形したり、抜けた
りしやすい。そこで、図13に示すように、ゴム栓26
に強化用の硬質板27を張り合わせると共に、コネクタ
ケースの後端にリヤカバー29を取付けることで、圧接
端子やゴム栓の外れ防止を図ったものもある。この場
合、硬質板27には電線挿通孔28を設け、リヤカバー
29には電線挿通孔30及びコネクタケースに対するロ
ック部31を設けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9、図1
0に示すようにしたような圧着型のコネクタの場合は、
導体加締部5aと絶縁体加締部5b(図10参照)で電
線Wを確実に圧着しているので、電線Wの抜け防止力が
大きいが、図11、図12に示したような圧接型のコネ
クタの場合は、電線Wを圧接端子13、23に圧接して
いるだけであるから、大きな引っ張り力が作用した際、
電線Wが抜けやすいという問題がある。そこで、圧接型
のコネクタの場合も、圧着型のコネクタのように電線加
締部を設ければよいが、そうした場合、端子側に余計な
加工を施す必要がある。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、圧接端子に
特別な加工を施すことなく、電線を抜け難くすることが
でき、また、電線圧接部に引っ張り力によるショックが
できるだけ伝わらないようにすることができる防水型圧
接コネクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、後面
に開口を有したコネクタケースと、該コネクタケース内
に収容された圧接端子と、該圧接端子の後方に配置され
前記コネクタケースの開口を塞ぐゴム栓と、該ゴム栓の
後方に配置され前記コネクタケースに固定されることで
前記ゴム栓の抜けを阻止するリヤカバーとを備え、前記
圧接端子に圧接した電線を、前記ゴム栓に形成した電線
シール孔、並びに前記リヤカバーの開口を通して外部に
引き出した防水型圧接コネクタにおいて、前記ゴム栓の
電線シール孔の位置を、前記圧接端子に対する電線の圧
接部及び前記リヤカバーの開口の縁による電線の支持部
から電線の長手方向と直交する方向にずらすことによ
り、前記圧接部と前記支持部の間の前記電線を屈曲さ
、且つ、前記ゴム栓の電線シール孔のずらし方向と反
対側の該電線シール孔の周縁部に硬質の補強部材を埋設
たことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の防水型
圧接コネクタであって、前記ゴム栓と前記リヤカバーと
の間に該ゴム栓の移動を許す空間を形成したことを特徴
とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】 請求項の発明では、ゴム栓の電線シール孔の
ずらし方向と反対側に補強部材を埋設しているので、電
線が真っ直ぐに伸びようとして、電線シール孔のずらし
方向と反対側の周縁部に孔を広げる力が作用した際、そ
の力が補強部材によって受け止められる。従って、電線
の抜け防止力が高まると共に、電線シール孔の広がりが
抑制される。この際、電線シール孔のずらし方向側の周
縁部は、補強部材がないので自由に変形し、補強部材の
ある側が僅かに変形しても、それに追従して変形するこ
とにより、電線シール孔の広がりが抑制される。従っ
て、電線との間の隙間が拡大するおそれがなく、電線の
引っ張り力が作用した場合にも、高いシール性が確保さ
れる
【0017】請求項の発明は、ゴム栓の変形が補強部
材によって抑制されることで、電線に引っ張り力が作用
した際、ゴム栓が僅かだが、ゴム栓とリヤカバーとの間
に形成した空間側に傾いたり移動したりし、それにより
引っ張り力によるショックが吸収され、圧接部に衝撃が
伝わらなくなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0019】図1は実施例の防水型圧接コネクタの分解
斜視図、図2は同コネクタの組立状態の要部断面図であ
る。この圧接コネクタは、端子ホルダ40と、端子ホル
ダ40にセットされた圧接端子45と、端子ホルダ40
を収容するコネクタケース50と、コネクタケース50
の後面開口50Aを塞ぐゴム栓60と、ゴム栓60の後
方に配置され、コネクタケース50にロックされること
でゴム栓60や端子ホルダ40の抜けを阻止するリヤカ
バー70とからなる。端子ホルダ40、コネクタケース
50、リヤカバー70は、いずれも樹脂の一体成形品か
らなる。
【0020】端子ホルダ40は、上面に横一列に並んだ
4つの端子収容溝42を有し、各端子収容溝42内に
は、雌型の圧接端子45が収容固定されている。雌型の
圧接端子45は、図6に示すように電線圧接部46と相
手端子接続部47を有し、電線圧接部46を前向きにし
て、端子ホルダ40に収容されている。
【0021】コネクタケース50は後面開口50Aを有
した断面長円形の筒状のもので、後部に、リヤカバー7
0の肉厚分だけ外周寸法が小さく形成されたリヤカバー
嵌合部51を有している。また、コネクタケース50
は、内部に、端子ホルダ収容室52を有し、端子ホルダ
収容室52の下部に、端子ホルダ支持段部53を有して
いる。そして、端子ホルダ収容室52の後端がゴム栓嵌
合部54となっている。また、リヤカバー嵌合部51の
外周には、リヤカバー70をロックするためのロック突
起56が設けられている。
【0022】ゴム栓60は、コネクタケース50のゴム
栓嵌合部54の内周面に密着嵌合する大きさの長円形平
板状のもので、圧接端子45に対応させて横一列に配列
された電線シール孔61を有している。この場合の電線
シール孔61の位置は、従来よりも圧接端子45に対し
て相対的に下方にずれている。この位置については後述
する。また、図4、図5にゴム栓60の構成を示すよう
に、ゴム栓60の外周及び電線シール孔61の内周に
は、それぞれコネクタケース50のゴム栓嵌合部54の
内周面及び電線Wの外周面との密着性を良くするための
2条の断面波形の環状リップ62、63が設けられてい
る。
【0023】また、電線シール孔61とゴム栓60の下
側縁60d間には、電線シール孔61を下側縁60d側
に連通する切込み65が入れられ、電線Wをこの切込み
65から電線シール孔61に入れたり、出したりできる
ようになっている。通常、この切込み65は、対向面が
相互に密着することで塞がっている。さらに、ゴム栓6
0の内部には、図2、図5に示すように各電線シール孔
61の上側に位置させて、硬質の樹脂あるいは金属から
なる補強部材67が埋設されている。この補強部材67
は断面矩形で逆U字状に成形されており、全部の電線シ
ール孔61の上側から、両端の電線シール孔61の外側
を包囲するように埋設されている。
【0024】リヤカバー70は、図1に示すように、平
板部71と、コネクタケース50のリヤカバー嵌合部5
1の外周に嵌まる嵌合筒部72とを有し、嵌合筒部72
の上壁部に切欠73を有し、この切欠73により、平板
部71の上端縁が開放されている。また、嵌合筒部72
の側壁部には、コネクタケース50側のロック突起56
に嵌まるロック孔74が設けられ、平板部71には、電
線Wの本数に対応した電線引出溝75が設けられてい
る。電線引出溝75は、平板部71の上端縁から下向き
に形成されており、図2に示すように、円弧状に丸めら
れた溝底部内縁76で、引出した電線Wを支持できるよ
うになっている。
【0025】この圧接コネクタを組み立てる場合は、ま
ず、図1に示すように電線Wをゴム栓60の各電線シー
ル孔61に通すと共に、電線Wの先端を、端子ホルダ4
0に予めセットしてある圧接端子45の電線圧接部46
に圧接する。次に、図2に示すように端子ホルダ40
を、コネクタケース50の後面開口50Aより挿入し、
端子ホルダ40を、端子ホルダ収容室52内の端子ホル
ダ支持段部53上にセットする。同時に、ゴム栓60を
コネクタケース50のゴム栓嵌合部54内に嵌め込み、
ゴム栓60の外周をゴム栓嵌合部54の内周面に密着さ
せ、それによりコネクタケース50の後面開口50Aを
塞ぐ。
【0026】そして、最後に、リヤカバー70の電線引
出溝75に各電線Wを挿入した状態で、リヤカバー70
の嵌合筒部72を、コネクタケース50のリヤカバー嵌
合部51の外周に嵌合させ、リヤカバー嵌合部51のロ
ック突起56に、リヤカバー70のロック孔74を嵌合
させる。これにより、リヤカバー70がコネクタケース
50に固定され、圧接コネクタが完成する。
【0027】次に、この組立状態における圧接端子45
の電線圧接部46と、ゴム栓60の電線シール孔61
と、リヤカバー70の電線引出溝75の位置関係につい
て、図2、図3を参照しながら説明する。
【0028】これらの部位の横方向の位置、つまり図で
示す面と直交する方向の位置は略一致している。一方、
高さ方向の位置については、中央の電線シール孔61の
位置が、その両側の電線圧接部46の位置及び電線引出
溝75の位置より相対的に下側にずれている。ここで
は、ずらし方向をNで示してある。
【0029】いま、圧接端子45に対する電線Wの圧接
部をW1とし、ゴム栓60の電線シール孔61に挿通支
持された電線Wの支持部分をW2とし、リヤカバー70
の電線引出溝75の溝底部内縁76による電線Wの支持
部をW3とすると、W2は、W1及びW3よりも、下側
に寸法D1、D2だけずれており、これによりW1とW
3の間の電線Wが下向きに屈曲させられている。
【0030】また、このように組み立てられた状態にお
いて、ゴム栓60とリヤカバー70の平板部71との間
には、図2に示すように、ゴム栓60の移動を許す空間
Hが確保されている。
【0031】次に作用を説明する。
【0032】電線Wは圧接端子45に対する圧接部W1
と、リヤカバー70による支持部W3との間で屈曲させ
られているので、外部から電線Wに引っ張り力が作用し
た場合、その力は電線Wの屈曲部とリヤカバー70ある
いはゴム栓60の接触点で受け止められる。従って、電
線Wの圧接部W1に力が直接加わらなくなり、電線Wの
抜け防止力が高まる。特に、引っ張り力が大きくなる
程、前記接触点に加わる荷重が増すので、引っ張り力は
全面的に接触点、つまりリヤカバー70とゴム栓60で
受け止められ、電線Wの圧接部W1に伝わらなくなる。
【0033】また、引っ張り力が作用した場合、ゴム栓
60の中の電線W(W2部分)は、真っ直ぐに伸びよう
として上側に移動しようとするが、補強部材67により
規制されて、ゴム栓60の電線シール孔61が広がるこ
とが防止されているので、電線シール孔61は広がら
ず、高いシール性が維持される。この際、電線シール孔
61のずらし方向N側の周縁部は、補強部材67がない
ので自由に変形し、補強部材67のある側が僅かに変形
しても、それに追従して変形することにより、電線シー
ル孔61の広がりを抑制する。従って、電線Wとの間の
隙間が拡大するおそれがなく、高いシール性が確保され
る。また、ゴム栓60に作用する力は補強部材67で確
実に受け止められるので、そのことにより、電線Wの抜
け防止力が大きく高められることになる。
【0034】また、ゴム栓60の変形が補強部材67で
抑制されているので、電線Wに引っ張り力が作用した場
合、ゴム栓60が僅かだが、ゴム栓60とリヤカバー7
0間の空間H側に傾いたり移動したりする。従って、そ
れにより引っ張り力によるショックが吸収され、電線W
の圧接部W2に衝撃が伝わらなくなる。
【0035】このように、本実施例の圧接コネクタによ
れば、ゴム栓60の電線シール孔61の位置をずらし、
且つゴム栓60内に補強部材67を埋設するという簡便
な構成により、高いシール性を維持しながら、電線Wの
抜け防止力を高めることができる。従って、圧接端子4
5に特別な加工(加締部を設ける等の加工)を施す必要
がなく、低コストで簡単に実現できる。
【0036】また、外部から電線Wに引っ張り力が作用
した場合、途中でその力を吸収して圧接部W1に伝わら
ないようにすることができるので、耐ショック性を高め
ることができる。また、補強部材67はゴム栓60自体
に含まれているので、補強部材67を別部材として取り
扱う必要がなく、取り扱いしやすいという利点も得られ
る。さらに、ゴム栓60の電線シール孔61は、全部下
側に統一して位置をずらしているので、電線Wの組付け
がやりやすい上、補強部材67を電線シール孔61の上
側に連続した形で埋め込むことができる。よって、連続
した補強部材61全体による補強効果を得ることがで
き、電線シール孔61の変形を有効に抑制することがで
きる。
【0037】なお、上記実施例では、補強部材67をゴ
ム栓60の内部に埋め込んだ場合を示したが、図7、図
8に示す実施例のように、補強部材67を埋め込まない
タイプのゴム栓60Bを用い、その後側に補強板80を
配置してもよい。
【0038】この補強板80は、外周83がコネクタケ
ース50のゴム栓嵌合部54の内周に嵌まることで、電
線Wの長さ方向と直交する方向に動かないように規制さ
れている。また、電線通し溝81から、電線Wを拘束し
ないように外に引き出している。また、組立状態におい
ては、この補強板80は図8に示すように、リヤカバー
70によって、電線Wの長さ方向に動かないように規制
され、補強板80の前面がゴム栓60Bの後面に当接さ
せられている。
【0039】この実施例の圧接コネクタでは、ゴム栓6
0Bの後面に補強板80が当接させられているので、こ
の補強板80によってゴム栓60Bの変形が抑制され
る。従って、ゴム栓60Bの電線シール孔61のずれが
維持されて、電線の屈曲による抜け防止力が高められ
る。
【0040】また、上記実施例では、圧接端子45、電
線W、電線シール孔61を横一列に設けているが、その
列を上下に複数段設けてもよい。また、各列の圧接端子
の配列個数を適当に変えてもよい。
【0041】また、上記実施例では、ゴム栓60、60
Bの電線シール孔61のずらし方向を,全部下側に向け
て統一したが、電線シール孔61のずらし方向は、電線
Wの長さ方向と直交する方向であれば、どの方向に設定
してもよいし、ばらばらに設定してもよい。
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【発明の効果】 以上説明したように、 請求項の発明に
よれば、電線に引っ張り力が作用した場合に力を受ける
ゴム栓の電線シール孔周縁部に補強部材を埋設したの
で、ゴム栓の変形を抑制することができ、電線の抜け防
止力を高めることができると共に、高いシール性を維持
することができる。また、ゴム栓自体に補強部材を埋設
しているので、補強部材を別部材とする場合に比べ、取
り扱い性に優れている。
【0046】請求項の発明によれば、ゴム栓とリヤカ
バーとの間に空間を形成したので、ゴム栓に電線の引っ
張り力が作用した際、ゴム栓がこの空間側に傾斜したり
移動したりすることにより、引っ張り力によるショック
を吸収することができる。従って、補強部材の埋設によ
ってゴム栓が弾性変形し難くなっているが、その弾性変
形に頼らずに、ゴム栓全体の傾斜や移動によって、電線
の引っ張り力によるショックを十分に吸収することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の組立状態の要部断面図であ
る。
【図3】図2の状態において電線のみを拡大して示す図
である。
【図4】本発明の一実施例に用いるゴム栓の斜視図であ
る。
【図5】図4のV−V矢視断面図である。
【図6】本発明の一実施例に用いる圧接端子の斜視図で
ある。
【図7】本発明の他の実施例の要部分解斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例の要部断面図である。
【図9】従来の圧着型防水コネクタの分解斜視図であ
る。
【図10】従来の他の圧着型防水コネクタの断面図であ
る。
【図11】従来の圧接型防水コネクタの分解斜視図であ
る。
【図12】図11に示すコネクタの使用状態の断面図で
ある。
【図13】従来の他の圧接型防水コネクタに用いる防止
栓とリヤカバーを示す斜視図である。
【符号の説明】
50A 後面開口 50 コネクタケース 45 圧接端子 60 ゴム栓 60B ゴム栓 61 電線シール孔 67 補強部材 70 リヤカバー 75 電線引出溝(開口) 76 溝底部内縁(縁) 80 補強板 W 電線 W1 電線の圧接部 W3 電線の支持部 N ずらし方向 H 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/52 - 13/58 H01R 4/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後面に開口を有したコネクタケースと、
    該コネクタケース内に収容された圧接端子と、該圧接端
    子の後方に配置され前記コネクタケースの開口を塞ぐゴ
    ム栓と、該ゴム栓の後方に配置され前記コネクタケース
    に固定されることで前記ゴム栓の抜けを阻止するリヤカ
    バーとを備え、前記圧接端子に圧接した電線を、前記ゴ
    ム栓に形成した電線シール孔、並びに前記リヤカバーの
    開口を通して外部に引き出した防水型圧接コネクタにお
    いて、 前記ゴム栓の電線シール孔の位置を、前記圧接端子に対
    する電線の圧接部及び前記リヤカバーの開口の縁による
    電線の支持部から電線の長手方向と直交する方向にず
    らすことにより、前記圧接部と前記支持部の間の前記
    線を屈曲させ、且つ、前記ゴム栓の電線シール孔のずら
    し方向と反対側の該電線シール孔の周縁部に硬質の補強
    部材を埋設したことを特徴とする防水型圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防水型圧接コネクタであ
    って、前記ゴム栓と前記リヤカバーとの間に該ゴム栓の
    移動を許す空間を形成したことを特徴とする防水型圧接
    コネクタ。
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