JP5083012B2 - 防水コネクタ - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、防水機能の信頼性向上を図ることを目的とする。
シールを、一括ゴム栓の外周面ではなく、一括ゴム栓の前端面と収容部の奥端面において行っているので、収容部が一括ゴム栓の外周からの弾性的な押圧力によって外面側へ変形することを回避できる。したがって、収容部の外面側への変形に起因してシール性能が低下する虞はない。
ガイドリブが隣り合うシール孔の間に介在するように配置されているので、一括ゴム栓がシール孔の位置を変位させるように弾性変形するのを防止できる。これにより、キャビティに対するシール孔の位置ずれを防止できる。
シール壁によって一括ゴム栓の移動が規制されるので、一括ゴム栓が位置ずれすることに起因して収容部の内壁面に過度の押圧力が付与される虞はない。
収容部の内面を伝ってキャビティ内に至る経路には、弾性密着部と補助シール部とが存在するので、この経路に沿った浸水を確実に防止できる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明する。本実施形態の防水コネクタAは、1つのハウジング10と、複数の端子金具20と、1つの一括ゴム栓30と、1つのホルダ40とを備えて構成されている。
ハウジング10は、合成樹脂製であり、その内部には前後方向に貫通する複数のキャビティ11が上下左右に整列して形成されている。ハウジング10の後端部(図1及び図2における右側の端部)には、その後端面における外周縁から後方へ角筒状(壁状)に延出する収容部12が形成され、その内部は収容空間13となっている。この収容空間13の奥端面14(ハウジング10の後端面)には、キャビティ11の後端が開口されている。
本実施形態の防水コネクタAを組み付ける際には、まず、一括ゴム栓30を後方から収容空間13内に組み付ける。このとき、ガイド溝35をガイドリブ18に嵌合させることにより、一括ゴム栓30が、上下左右方向においてハウジング10に対して位置決めされるとともに、ハウジング10に対して斜め姿勢になることが規制され、こじりを生じることなく、円滑に取り付けられる。一括ゴム栓30が組み付けられると、各シール孔31の前面側の開口が、夫々、対応する各キャビティ11の後面側の開口部に対して同心状に整合する。
また、ガイドリブ18とガイド溝35が、隣り合うシール孔31の間に介在するように配されているので、一括ゴム栓30がシール孔31の位置を変位させるように弾性変形するのを防止できる。これにより、キャビティ11に対するシール孔31の位置ずれを防止できる。
次に、本発明を具体化した実施形態2を図6及び図7を参照して説明する。本実施形態2の防水コネクタBは、一括ゴム栓60の前端面33と収容部12の奥端面14に設けられるシール構造を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、端子金具がタブを有しない雌形の端子金具である場合について説明したが、本発明は、前端にタブを有する雄形の端子金具にも適用できる。
(2)上記実施形態1では、ホルダを一括ゴム栓に対して押圧力を付与しない仮係止位置に保持するようにしたが、本発明によれば、収容部に対するホルダの取付け位置を1カ所のみとし、この取付け位置にホルダが取り付けられた状態で、ホルダが一括ゴム栓を前方に押圧する構成としてもよい。
(3)上記実施形態1では、ガイドリブとガイド溝を三対設けたが、本発明によれば、ガイドリブとガイド溝の数は、三対より少なくてもよく、三対より多くてもよい。
(4)上記実施形態2ではシール壁の内周面と外周面の両方をシール面として機能させたが、本発明によれば、シール壁の内周面と外周面のうちいずれか一方の周面のみをシール面として機能させてもよい。
(5)上記実施形態2では一括ゴム栓の外周に補助シール部を形成したが、本発明によれば、一括ゴム栓の外周に補助シール部を形成しない形態としてもよい。
10…ハウジング
11…キャビティ
12…収容部
14…収容部の奥端面
15…シール面
16…仮係止部
17…本係止部
18…ガイドリブ
20…端子金具
23…電線
30…一括ゴム栓
31…シール孔
33…一括ゴム栓の前端面
34…弾性密着部
35…ガイド溝
36…補助シール部
40…ホルダ
B…防水コネクタ
50…ハウジング
51…シール壁
52…シール面
60…一括ゴム栓
61…シール溝
62…弾性密着部
63…補助シール部
Claims (4)
- 内部に複数のキャビティが形成され、後端部に後方へ延出する筒状の収容部が形成された形態の合成樹脂製のハウジングと、
前記複数のキャビティと対応して貫通するように複数のシール孔が形成され、前記収容部内に取り付けられる一括ゴム栓と、
後方から前記シール孔を通過して前記キャビティ内に挿入される複数の端子金具とを有し、
前記端子金具が前記キャビティに挿入された状態では、前記端子金具の後端に接続された電線が前記シール孔を貫通し、前記シール孔の内周が前記電線の外周に対して液密状に密着するようになっているコネクタにおいて、
前記一括ゴム栓における前記収容部の奥端面と対向する前端面には、前記複数のシール孔の開口領域を包囲する形態の弾性密着部が、前記一括ゴム栓の前端面から突出するように形成され、
前記収容部の奥端面の一部が、前記複数のキャビティの開口領域を包囲する形態であって、前記弾性密着部が弾性的に密着するシール面となっており、
前記前記収容部には、前記一括ゴム栓を前記収容部の奥端面に向けて押圧するホルダが取り付けられ、
前記一括ゴム栓の後端面には、前記複数のシール孔の形成領域を包囲する形態であって、前記ホルダの前端面に対して弾性的に密着可能な補助シール部が形成され、
前記収容部には、前記ホルダを前記一括ゴム栓に対して前方への押圧力を付与する本係止位置に保持する本係止部と、前記ホルダを前記一括ゴム栓に対して押圧力を付与しない仮係止位置に保持する仮係止部とが形成され、
前記収容部の内壁には、前記収容部に対する前記一括ゴム栓の取付け方向に沿ったガイドリブが形成され、
前記一括ゴム栓の外周には、前記ガイドリブに嵌合するガイド溝が、前記一括ゴム栓の外周面に開口するようにスリット状に切欠した形態で形成されていることを特徴とする防水コネクタ。 - 前記ガイドリブと前記ガイド溝が、隣り合う前記シール孔の間に介在するように配されていることを特徴とする請求項1記載の防水コネクタ。
- 前記収容部の奥端面には、前記複数のキャビティの開口領域を包囲する形態のシール壁が形成され、
前記シール壁の内周面と外周面のうち少なくとも一方の周面が前記シール面となっており、
前記一括ゴム栓の前端面には、前記複数のシール孔の開口領域を包囲する形態であって、前記シール壁が嵌入されるシール溝が形成され、
前記シール溝の内面には、前記弾性密着部が前記シール面に対して密着可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の防水コネクタ。 - 前記一括ゴム栓の外周に、前記収容部の内壁面に対して弾性的に密着可能な補助シール部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の防水コネクタ。
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