JP3100799B2 - 光学ファインダのスミア表示装置 - Google Patents

光学ファインダのスミア表示装置

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JP3100799B2 JP05143022A JP14302293A JP3100799B2 JP 3100799 B2 JP3100799 B2 JP 3100799B2 JP 05143022 A JP05143022 A JP 05143022A JP 14302293 A JP14302293 A JP 14302293A JP 3100799 B2 JP3100799 B2 JP 3100799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高輝度被写体を撮影し
た場合に発生する固体撮像素子カメラのスミアを光学式
ファインダ内でも確認できるようにした疑似的スミア表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子すなわちCCD撮像素子を
用いたカメラで発生するスミアとは、高輝度被写体の再
生像の上下に現れる光のにじみ現象である。上記スミア
の低減化は、主にレンズ系で絞りを調節(絞り込む)し
たり、CCD表面のマスキングによる余分な光のカット
や、CCDの垂直転送部と水平転送部の間に電荷の蓄積
部を作るFIT(フレ−ムインタライントランスファ)
方式等を採用することによって行ってきた。この結果、
高輝度であっても比較的輝度の低い被写体については、
気にならない程度にスミアを低減化できるようになった
が、輝度が相当高い場合にはスミアは少なからず残存し
ていた。また、レンズ,CCDに対策を施しているの
で、コストが高くつき、大きいスペ−スが必要となって
いた。さらには、カメラの小形化に有利な1/3インチ
タイプのCCDについては、FIT方式が無いので、高
価格なIT(インタライントランスファ)方式の1/3
CCDを使わざるをえなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビデオカメ
ラを含む電子カメラは、光学ファインダ方式を多く採用
している。そのため、この光学ファインダを採用した電
子カメラでは撮影時にスミアが発生したにもかかわら
ず、撮影者はそれを確認することは出来ないという欠点
があった。電子式ファインダを用いれば、スミアを撮影
時に確認できるが、部品数が多くなるとともに価格も上
昇するという欠点があった。本発明の目的は、光学式フ
ァインダを採用する電子カメラにおいて、撮影に際しス
ミアが発生した場合には光学ファインダ内でそれを確認
することができるスミア表示装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるスミア表示装置は、固体撮像素子を用い
た電子カメラの光学式ファインダにおいて、前記ファイ
ンダの光路中に、前記固体撮像素子のスミア特性と一致
する疑似スミアを発生する疑似スミア発生手段を設けて
ある。
【0005】
【作用】上記構成によれば、光学式ファインダで撮影時
点でのスミアの発生を知ることができ、部品点数が多く
高価な電子式ファインダを用いなくても良い。これによ
って、構図上でスミアを発生しないような対策をとるこ
とができ、小形CCDであるIT方式の1/3CCDを
用いても使用上の問題を生じない。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1は本発明による光学ファインダのスミア
表示装置の実施例を示す概略図である。図示しない被写
体からの光は、主レンズ1を通り、ハ−フミラ−3によ
って分岐させられる。ハ−フミラ−3を通過した主光線
は、合焦レンズ2を介してCCD7の上に結像される。
【0007】一方、ハ−フミラ−3で反射した分岐光
は、レンズ10を通り、さらにミラ−4で全反射し主光
線と平行になる方向に導かれる。ミラ−4の後方の光路
にはさらにレンズ5と8が設けられており、それらの間
に疑似スミア発生手段であるクロスフィルタ6が挿入さ
れている。クロスフィルタ6が挿入されている位置はフ
ァインダ系の結像位置である。このクロスフィルタ6は
CCD7のスミア特性と一致する疑似スミアの特性を持
つものである。フィルタ面には格子状の線が刻まれてお
り、街灯や輝く水面など輝度の強い被写体を写すと十字
に光条が現れるものである(この他に多数本の光条が現
れたり、さらに十文字から一直線まであらゆる角度の光
条を自由に表現することができるフィルタを用いても良
い)。
【0008】ミラ−4で反射した光はレンズ5,クロス
フィルタ6,レンズ8を通り、さらにファインダガラス
板9を介して撮影者の目に到達する。被写体が所定の輝
度以上であると、クロスフィルタ6で十字の光条が現れ
るが、所定以下の輝度ではクロスフィルタ6は何らの作
用も生じない。図2は、スミアが発生した場合、撮影の
構図を変えることによりスミアが発生しないようにする
ための撮影動作を説明するための図である。図2(a)
に示すように高輝度の街灯12の近くに人物11が立
ち、ファインダ13の視野内に街灯12も含まれると、
クロスフィルタ6によってファインダ内には疑似スミア
14が発生する(図2(b))。これにより撮影者は、
撮影対象にスミアの発生源が含まれていることを知るこ
とができる。
【0009】そこで、図2(a’)に示すように人物1
1を街灯のないところに移動させることにより、スミア
の発生のない人物画像を撮影することができる。図2
(b’)に示すようにファインダ13の視野内にはスミ
アは発生せず、図2(c)に示すようにスミアのない画
像をモニタ15に再生することができる。以上の実施例
はTTLファインダの例について説明したが、外部ファ
インダでも同様に構成することができる。また、実施例
ではクロスフィルタをファインダ内に固設した場合を説
明したが、必要に応じクロスフィルタを出し入れできる
ようにして、通常はファインダ系から退避させておきス
ミアの発生が予想される場合だけファインダ系に入れる
ように構成することもできる。
【0010】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によるスミ
ア表示装置は、光学ファインダ系に固体撮像素子のスミ
ア特性と一致する疑似スミアを発生する疑似スミア発生
手段を設け、撮影時のスミア発生を表示できるように構
成されている。したがって、従来はスミアの発生を撮影
段階で確認するためには電子ファインダ方式を採用しな
ければならなかったが、本発明によれば、電子ファイン
ダに比較し部品点数が少なくて低価格の光学ファインダ
でも、撮影時のスミア発生を確認できるようになった。
このため小形CCDであるIT方式の1/3CCDを問
題なく用いることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学ファインダのスミア表示装置
の実施例を示す概略図である。
【図2】光学ファインダ内でスミアが表示されている状
態およびスミアが発生しない方法を説明するための図で
ある。
【図3】ファインダ視野内にスミアが表示されていない
従来のファインダ表示を説明するための図である。
【符号の説明】
1…主レンズ 2…合焦レンズ 3…ハ−フミラ− 4…ミラ− 5,8,10…レンズ 6…クロスフィルタ 7…CCD撮像素子 9…ファインダガラス板 11…人物 12…街灯 13…ファインダ 14…疑似スミア 15…モニタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子を用いた電子カメラの光学
    式ファインダにおいて、 前記ファインダの光路中に、前記固体撮像素子のスミア
    特性と一致する疑似スミアを発生する疑似スミア発生手
    段を設けたことを特徴とする光学ファインダのスミア表
    示装置。
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