JP3100414U - ディスク体および情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスク体を構成する基材の構造を複雑にすることなく、ディスク体の両面での温度差を小さくし得るディスク体を提供する。
【解決手段】カートリッジに装着された状態で使用可能に構成され、基材2における一面2aに情報記録領域が形成されると共に基材2における他面2bの表面に複数の凸パターン3が印刷によって放射状に形成されている。この場合、0.05ミリメートル以上0.2ミリメートル以下の範囲内の高さで凸パターン3を形成するのが好ましい。
【選択図】図1

Description

 本考案は、コンパクトディスク(CD)、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)等のディスク体であって、一面のみに情報記録領域が形成されると共にカートリッジに装着された状態で使用されるディスク体、およびこのディスク体とこのディスク体が装着されるカートリッジとを備えている情報記録媒体に関するものである。
 この種のディスク体では、特開平5−189952号公報に開示されているように、ディスク駆動装置に装着された際に、半導体レーザ等の熱源の影響に起因して、ディスク体の下面(情報記録領域が形成された面)の温度が上昇するためにディスク体の上下面において温度差が生じる。したがって、この種のディスク体には、反りが発生し易いという問題点がある。この問題点について、同公報に開示されているディスク駆動装置では、半導体レーザ等の熱源に対応させて、ディスク駆動装置におけるディスク体の上面側に設置したヒータを発熱させることにより、ディスク体の上下面での温度差を小さくしている。
 しかしながら、このディスク駆動装置には、ヒータの設置に起因して、その価格が上昇するという問題点がある。加えて、既存のディスク駆動装置の全数を回収して改造することが実質的に困難であるために、このディスク駆動装置の構成は、有効な解決策とは成り得ない。そこで、特開平6−309701号公報に開示されているように、ディスク体の構造自体によってその上下面での温度差を小さくする技術が開発されている。具体的には、このディスク体(ディスク21)は、同公報中の図1,8に示すように、データエリア(情報記録領域)よりも内周側の部位に貫通孔25を適宜数形成して構成されている。このディスク体によれば、発熱したシークモータ11によって熱せられた空気は裏面のみならず、貫通孔25を通ってディスク21の表面側にも流れるため、ディスク体の上下面での温度差を小さくすることが可能となっている。
特開平5−189952号公報(第2−3ページ、第1図) 特開平6−309701号公報(第3ページ、第1および第8図)
 ところが、この特開平6−309701号公報に開示されたディスク体(ディスク21)には、以下の問題点が存在する。すなわち、このディスク体では、それ自体に貫通孔25を複数形成する必要がある。このため、貫通孔25を形成する抜き打ち加工を容易に行えるように、例えばディスク体を構成する基材における貫通孔25を形成すべき部位を予め薄肉に形成するなど、基材の構造を複雑にせざるを得ない。その結果、基材に歪みや応力が残存するという問題点や、樹脂成形時にひけが発生し易くなるという問題点が存在する。加えて、貫通孔25が形成された中央部分の強度が低下するという問題点も存在する。
 本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ディスク体を構成する基材の構造を複雑にすることなく、ディスク体の両面での温度差を小さくし得るディスク体を提供することを主目的とする。また、カートリッジに装着されたディスク体の両面での温度差を小さくし得る情報記録媒体を提供することを他の主目的とする。
 上記目的を達成すべく本考案に係るディスク体は、カートリッジに装着された状態で使用可能に構成され、基材における一面に情報記録領域が形成されると共に当該基材における他面の表面に複数の凸パターンが印刷によって放射状に形成されている。
 この場合、0.05ミリメートル以上0.2ミリメートル以下の範囲内の高さで前記凸パターンを形成するのが好ましい。
 また、金属粉を含む印刷材料で前記凸パターンを形成するのが好ましい。
 また、本考案に係る情報記録媒体は、上記のディスク体と、当該ディスク体が装着されるカートリッジとを備えている。
 本考案に係るディスク体および情報記録媒体によれば、情報記録領域が形成された一面の裏面としての他面の表面に複数の凸パターンが印刷によって放射状に形成されているため、基材の回転時において、この凸パターンが基材の他面上方の空気を巻き込んで基材の外側に吹き飛ばすことにより、より強い風が他面側において引き起こされる。したがって、基材の一面と他面との間を行き来する空気の流れを増大させることができる。このため、モータやピックアップ等の熱源によって熱せられた空気がカートリッジ内に進入したとしても、熱せられた空気を基材の一面側のみならず他面側にも短時間で平均的に行き渡らせることができる結果、ディスク体の両面での温度差を十分に小さい状態に維持することができる。したがって、両面での温度差に起因するディスク体の反りを十分に小さくすることができる。また、印刷によって凸パターンを形成することにより、貫通孔を形成するなどのディスク体を構成する基材の構造を特に複雑化する必要がないため、基材に歪みや応力が残存したり、樹脂成形時にひけが発生したりするといった問題の発生を防止することができる。
 また、本考案に係るディスク体および情報記録媒体によれば、その高さを0.05ミリメートル以上0.2ミリメートル以下の範囲内となるように凸パターンを形成することにより、凸パターンを印刷で形成しつつ、ディスク体の両面での温度差を反りが発生しない程度の温度差に維持し得る強さの風を基材の他面側において引き起こすことができる。
 さらに、本考案に係るディスク体および情報記録媒体によれば、金属粉を含む印刷材料で凹凸パターンを形成したことにより、凹凸パターンの剛性が向上するため、ひいてはディスク体の剛性を向上させることができる。
 以下、本考案に係るディスク体および情報記録媒体の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
 まず、図1を参照してディスク体1の構成について説明する。
 図1に示すように、ディスク体1は、一例として、射出成形によってグルーブを同時形成した直径120mm、厚み1.1mmのポリカーボネート製ディスクを基材2として用い、その一面2a(同図中における裏面)には、例えば、反射層、記録層、および光透過層等を順次積層することによって情報記録領域(図示せず)が形成されている。一方、基材2における他面2b(同図中における表面)には、凸パターン3が印刷(スクリーン印刷)によって放射状に複数形成されている。一例として、各凸パターン3は、内周側から外周側に向かうに従って半径方向に対してディスク体1の回転方向(同図中において符号Aで示す方向)とは逆方向に徐々にずれていく連続曲線状(例えば弧状)に形成されている。また、各凸パターン3は、同図に示すように、基材2の中心に形成されている装着孔4の近傍(ディスク体1の内周側)に設けられたリング状のチャッキングエリア5を除いて、基材2の他面2bにおける内周側から外縁に達するように形成されている。この場合、各凸パターン3は、その高さが0.05ミリメートル以上0.2ミリメートル以下の範囲内の高さに規定されている。
 次いで、図2を参照して情報記録媒体11の構成について説明する。
 情報記録媒体11は、上述したディスク体1、およびディスク体1を収納するカートリッジ12を備えている。カートリッジ12は、扁平な箱体に形成されると共に、同図中の下面側には、ディスク駆動装置のターンテーブルが挿入される駆動孔12a、およびピックアップからのレーザービームをディスク体1の一面2a(具体的には、一面2aに形成された情報記録領域)に照射するための開口部12bが形成されている。また、カートリッジ12内には、駆動孔12aおよび開口部12bを開閉するシャッタ(図示せず)が配設されている。また、ディスク体1の他面2bに対向する内面の中央部分には、円板状のクランプ部材13が回動自在に配設されている。
 続いて、この情報記録媒体11の凸パターン3によるディスク体1の両面での温度差の低減動作について説明する。
 ディスク駆動装置に情報記録媒体11が装着された際には、ディスク駆動装置のシャッタ駆動機構が作動してカートリッジ12のシャッタを開放する。これにより、駆動孔12aおよび開口部12bが開口させられる。続いて、図3に示すように、ターンテーブル21が駆動孔12a内に進入してディスク体1をカートリッジ12の下面から若干持ち上げると共に、クランプ部材13がターンテーブル21に吸着されてディスク体1をターンテーブル21との間で挟持する。一方、ディスク体1に対して情報を記録または再生する際には、ディスク駆動装置は、モータ22を作動させてディスク体1をその軸線Bを中心として回転させると共に、ディスク体1の一面2aに形成された情報記録領域に対してピックアップ23から開口部12bを介してレーザービームを照射する。この際に、カートリッジ12内では、ディスク体1の回転によって風が引き起こされるため、通常、ディスク体1の一面2a側と他面2b側との間を行き来する空気の流れがある程度発生する。一方、このカートリッジ12内では、ディスク体1の回転時において、他面2bに形成されている放射状の凸パターン3が他面2b上方の空気を巻き込んでディスク体1の外側に吹き飛ばすことにより、より強い風が他面2b側において引き起こされる。したがって、ディスク体1(基材2)の一面2aと他面2bとの間を行き来する空気の流れが増大する。このため、開口している駆動孔12aおよび開口部12bからモータ22やピックアップ23等の熱源によって熱せられた空気がカートリッジ12内に進入したとしても、熱せられた空気がディスク体1の一面2aのみならず他面2b側にも短時間に平均的に行き渡る。したがって、ディスク体1の両面での温度差が十分に小さい状態に維持されるため、両面での温度差に起因するディスク体1の反りが十分に低減される。
 このように、このディスク体1および情報記録媒体11では、基材2における他面2bの表面に印刷によって凸パターン3が複数放射状に形成されているため、ディスク体1の一面2a側と他面2b側とを行き来する空気の流れを増大させることができる。このため、開口している駆動孔12aおよび開口部12bからモータ22やピックアップ23等の熱源によって熱せられた空気がカートリッジ12内に進入しても、熱せられた空気をディスク体1の一面2aのみならず他面2b側にも短時間で平均的に行き渡らせることができる結果、ディスク体1の両面での温度差を十分に小さい状態に維持することができる。したがって、両面での温度差に起因するディスク体1の反りを十分に小さくすることができる。また、印刷によって凸パターン3を形成することにより、貫通孔を形成するなどのディスク体1を構成する基材2の構造を特に複雑化する必要がないため、基材2に歪みや応力が残存したり、樹脂成形時にひけが発生したりするといった問題の発生を防止することができる。
 また、凸パターン3の高さを0.05ミリメートル以上0.2ミリメートル以下の範囲内に規定したことにより、凸パターン3を印刷で形成しつつ、ディスク体1の両面での温度差を反りが発生しない程度の温度差に維持し得る強さの風を基材2の他面2b側において引き起こすことができる。
 なお、本考案は、上記の構成に限定されない。例えば、内周側から外周側に向かうに従って半径方向に対してディスク体1の回転方向(同図中において符号Aで示す方向)とは逆方向側に徐々にずれていく曲線状(例えば弧状)に各凸パターン3を形成した構成例について上記したが、図4に示すディスク体31のように、逆に内周側から外周側に向かうに従って半径方向に対してディスク体31の回転方向(同図中において符号Aで示す方向)側に徐々にずれていく曲線状(例えば弧状)に各凸パターン33を形成する構成を採用することもできる。また、図5に示すディスク体41のように、各凸パターン43を直線状に形成する構成を採用することもできる。この場合、各凸パターン43は、同図に示すように、半径方向に沿って形成することもできるし、図示はしないが、半径方向に対してディスク体の回転方向とは逆方向に外周側が傾く直線状に形成してもよいし、半径方向に対してディスク体の回転方向側に外周側が傾く直線状に形成してもよい。また、金属粉(例えば、アルミニウム粉末やSUS粉末)を含む印刷材料で上記した各凸パターン3,33,43を形成する構成を採用することもできる。この構成によれば、含有させた金属粉によって各凸パターン3,33,43の剛性を向上させることができ、ひいては各ディスク体1,31,41全体としての剛性を向上させることができる。
 また、凸パターンの形状と高さを変えて、ディスク体の反り変化量を測定した。この測定に際しては、基材2の一面2aに情報記録領域を形成した原板を複数枚作製して、このうちの3枚の原板における基材2の他面2bに、図1に示すディスク体1と同一の平面形状の凸パターン3を高さを変えて作製した。具体的には、0.05ミリメートル、0.1ミリメートル、0.2ミリメートルというように、その高さを変えて複数印刷形成して、実施例1としてのサンプル1〜3を作製した。また、残りの原板のうちの3枚の原板における基材2の他面2bに、図4に示すディスク体31と同一の平面形状の凸パターン33を、0.05ミリメートル、0.1ミリメートル、0.2ミリメートルというように、その高さを変えて複数印刷形成して、実施例2としてのサンプル4〜6を作製した。以下、同様にして、残りの原板のうちの3枚の原板における基材2の他面2bに、図5に示すディスク体41と同一の平面形状の凸パターン43を、0.05ミリメートル、0.1ミリメートル、0.2ミリメートルというように、その高さを変えて複数印刷形成して、実施例3としてのサンプル7〜9を作製した。また、残りの原板のうちの3枚の原板における基材2の他面2bに、図6に示すディスク体51と同一の平面形状(円形状)の凸パターン53を、0.05ミリメートル、0.1ミリメートル、0.2ミリメートルというように、その高さを変えて複数印刷形成して、比較例1としてのサンプル10〜12を作製した。また、残りの原板のうちの3枚の原板における基材2の他面2bに、図7に示すディスク体61と同一の平面形状(リング状)の凸パターン63を、0.05ミリメートル、0.1ミリメートル、0.2ミリメートルというように、その高さを変えて複数同心状に印刷形成して、比較例2としてのサンプル13〜15を作製した。さらに、残りの原板のうちの3枚の原板における基材2の他面2bに、ベタパターンを、0.05ミリメートル、0.1ミリメートル、0.2ミリメートルというように、その厚みを変えて印刷形成して、比較例3としてのサンプル16〜18を作製した。
 次いで、作製した各実施例1,2,3および各比較例1,2,3に対応する各サンプル1〜18をカートリッジ12に装着した状態で、温度25℃、湿度45%の環境下において各部材がこの温度になるまで一定時間放置した後、温度55℃、湿度10%に設定された環境内に持ち込んだ際の各サンプルにおけるディスク体の反り角を反り角測定器(キーエンス社製:LA−2000)を用いて測定した。ここで、反り角とは、ディスク体の軸線と直交する仮想平面を基準として、この仮想平面とディスク体との成す角度(鋭角側の角度)をいう。この場合、ディスク体の軸線から外周側に58ミリメートル離間した位置におけるディスク体とこの仮想平面との成す反り角を、ディスク体を回転させながら複数のポイントで測定して、そのうちの最大値を最終的な反り変化量とした。その測定結果を図8に示す。なお、括弧内はサンプル番号を示す。また、測定した反り変化量が0度以上0.2度未満のときは、反り変化量が極めて小さいレベルであるため、良好を意味する○印を付し、反り変化量が0.2度以上0.4度未満のときは、反り変化量が許容できるレベルに収まっているため、やや良好を意味する△印を付し、反り変化量が0.4度以上のときは、反り変化量が許容できるレベルを超えているため、不良を意味する×印を付した。
 図8に示す測定結果によれば、実施例1,2,3(図1,4,5に示すディスク体1,31,41のように凸パターン3,33,43を印刷形成した各サンプル1〜9)では、凸パターンを、0.05ミリメートル、0.1ミリメートルおよび0.2ミリメートルのうちのいずれの高さに形成したとしても、ディスク体の反り変化量を0.4度未満に抑制できることが確認された。また、凸パターンを高さ0.2ミリメートルに形成したときは、すべての実施例1,2,3における反り変化量が0度以上0.2度未満の範囲内に収まっているが、凸パターンを高さ0.1ミリメートルに低下させて形成したときは、実施例3における反り変化量が増加して0.2度以上0.4度未満の範囲内になり、さらに凸パターンを高さ0.05ミリメートルに低下させて形成したときは、すべての実施例1,2,3における反り変化量が0.2度以上0.4度未満の範囲内になる。このことから、凸パターンの高さが低くなればなる程、反り変化量が増加する傾向となることが確認され、少なくとも凸パターンを0.05ミリメートル以上の高さで形成することにより、反り変化量を許容できるレベルに収められることが確認される。逆に、凸パターンの高さが高くなればなる程、反り変化量が小さくなる傾向となることが確認されるが、各種の印刷技術のなかでも、印刷された印刷材料の厚みを厚くできるのが特徴であるスクリーン印刷で印刷したとしても、0.2ミリメートル程度の厚みが限界であると考えられる。したがって、0.05ミリメートル以上0.2ミリメートル以下の範囲内の高さで凸パターン3,33,43を形成すべきであることが理解される。
 一方、比較例1,2(図6,7に示すディスク体51,61のように凸パターン53,63を印刷形成した各サンプル10〜15)では、0.2ミリメートルの厚みでディスク体61のように凸パターン63を形成したときにのみ、測定した反り変化量が0.2度以上0.4度未満の範囲内に収まるものの、他のすべてのサンプルにおいて、測定した反り変化量が0.4度以上となることが確認される。したがって、ディスク体の反り変化量を0.4度未満にするためには、凸パターンをディスク体の内周側から外縁に亘って放射状に複数形成することが重要な要件であることが確認される。また、凸パターンを全く形成しない比較例3では、ベタパターンの厚みを0.05ミリメートル、0.1ミリメートルおよび0.2ミリメートルのいずれに形成したとしても、ディスク体の反り変化量が0.4度以上となる。したがって、単に印刷の厚みを増加させただけでは、反り変化量を小さくできないことが確認される。
ディスク体1の平面図である。 ディスク体1をカートリッジ12に装着した情報記録媒体11の内部構造を示す断面図である。 ディスク駆動装置に装着した状態における情報記録媒体11の内部構造を示す断面図である。 ディスク体31の平面図である。 ディスク体41の平面図である。 ディスク体51の平面図である。 ディスク体61の平面図である。 実施例1〜3および比較例1〜3の反り変化量を測定した結果を示す測定結果図である。
符号の説明
   1,31,41,51,61 ディスク体
   2 基材
  2a 一面
  2b 他面
   3,33,43,53,63 凸パターン

Claims (4)

  1.  カートリッジに装着された状態で使用可能に構成され、基材における一面に情報記録領域が形成されると共に当該基材における他面の表面に複数の凸パターンが印刷によって放射状に形成されているディスク体。
  2.  前記凸パターンは、0.05ミリメートル以上0.2ミリメートル以下の範囲内の高さで形成されている請求項1記載のディスク体。
  3.  前記凸パターンは、金属粉を含む印刷材料で形成されている請求項1または2記載のディスク体。
  4.  請求項1から3のいずれかに記載のディスク体と、当該ディスク体が装着されるカートリッジとを備えている情報記録媒体。
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