JP2005063542A - 光ディスク媒体、ターンテーブル及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク媒体、ターンテーブル及び光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスク媒体の中心部分にも絵や文字の表示やデータを記録できるようにする。【解決手段】光ディスク媒体1のセンターホールを無くし、光ディスク媒体1の外周からディスクの中心部を含む占有面積内に絵や文字等を描画・印刷した絵・文字層6を形成し、光ディスク媒体1の外周からディスク中心の半径0.5mm以内までの広範囲のエリア内にデータ記録層7を形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、データを光方式や光磁気方式によって記録及び/又は再生する光ディスク媒体と、その光ディスク媒体を回転駆動するターンテーブル及びそのターンテーブルをスピンドルモータで光ディスク媒体を回転駆動しながら、光ピックアップによって光ディスク媒体のデータを記録/又は再生する光ディスク装置に関するものである。
従来周知のように、データを光方式や光磁気方式によって記録及び/又は再生する光ディスクや光磁気ディスク等の光ディスク媒体は、ディスク基板の片面又は両面に光ピットや磁性膜等のデータ記録層を形成し、そのデータ記録層の上層には透明な保護層がコーティングされている。
そして、この光ディスク媒体は、一般的には、センターホールによってターンテーブル上のセンターリング用凸部の外周に挿入してチャッキングさせて回転駆動し、光ビームや光磁気によってデータ記録層にデータを記録及び/又は再生するようになされている。
そして、従来のこの種光ディスク媒体には、ディスク基板に金属基板を用いたもの(例えば特許文献1)。ディスク基板にセンターホールを形成する代りに、ディスク基板の中心部の下面に取り付けた金属のハブのセンターホールをターンテーブルの中心のスピンドルに挿入してチャッキングさせて回転駆動するもの(例えば特許文献2)が知られている。また、円環状(ドーナツ板形)の印刷ラベルを上下2枚の片面光ディスクのセンターホールの外側部分で、データ記録エリアの内側部分の間に上下から貼り合せたもの(例えば特許文献3)等もある。
特開平11−345412号公報 特開平07−225972号公報 特開平08−297867号公報
解決しようとする問題点は、光ディスク媒体の絵や文字等を表示するエリアやデータの記録エリアが、光ディスク媒体のセンターホールの外側部分とデータ記録エリアの内側部分との間の狭いエリアに限られていた点である。
本発明は、ディスクの中心部分にも絵や文字の表示やデータを記録することができるようにするために、センターホールを無くし、ディスクの外周からディスクの中心部の半径0.5mm以内までの広範囲のエリア内に絵や文字等を描画・印刷した絵・文字層やデータ記録層を形成することを最も主要な特徴とする。
本発明の光ディスク媒体とターンテーブルは、光ディスク媒体にセンターホールが無く、ディスクの外周からディスクの中心部の半径0.5mm以内までの広範囲のエリア内に絵や文字等を描画・印刷した絵・文字層やデータ記録層を形成することができるので、絵・文字層の面積拡大による宣伝効果や美観の向上、データ記録層の面積拡大による大容量ディスクの実現を図ることができるという利点がある。
センターホールが無い光ディスク媒体をターンテーブル上に高精度にセンターリングするという目的を、ターンテーブルのディスク載置面の外周に形成した位置決め用リブによって実現した。
初めに、図1によって、本発明の光ディスク装置の主要部の概要を説明する。
本発明の光ディスク媒体1は、CDやDVDに代表されるような光ビームによってデータの再生(読み取り)を行うものである。しかし、MO等の光磁気方式によってデータの記録及び/又は再生(読み取り)を行うものを否定するものではない。そして、この光ディスク媒体1の詳細は後述するが、光ディスク媒体1のディスク基板には磁性体で構成された金属基板が使用されている。なお、一般的な光ディスク媒体のディスク基板はPC(ポリカーボネート)である。
次に、スピンドルモータ2のモータ軸2aの先端にはターンテーブル3が圧入、接着、ビス止め等にて固着されていて、このターンテーブル3の詳細も後述するが、このターンテーブル3は磁性体で構成されている。
そして、このターンテーブル3には厚み方向にN極、S極が着磁されていて、その磁力MFによって光ディスク媒体1がターンテーブル3のディスク載置面3a上に吸着(固定)されるように構成されている。
そして、この光ディスク媒体1はスピンドルモータ2によってターンテーブル3と一体に回転され、この光ディスク媒体1の片面又は両面に同心円形状に記録されたデータ(信号)が光ピックアップ4から照射される光ビームであるレーザービームLBによって読み取るられる(再生)。
この際、本発明の光ディスク媒体1は、一般的な光ディスク媒体と異なり、詳細を後述するように、センターホールが形成されておらず、光ディスク媒体1の外周から中心に至るまでの広範囲に亘ってデータが記録されているので、この光ピックアップ4はその光ディスク媒体1の半径方向(矢印Aa、b方向)に外周から中心までの広範囲に亘ってアクセスしながらデータを読み取る。
その際、光ディスク媒体1の下面側全体にターンテーブル3が存在しているので、この光ピックアップ4は光ディスク媒体1のターンテーブル3とは反対側である上方からデータの読み取ることになる。
次に、図2〜図6によって、本発明の光ディスク媒体1の詳細について説明する。なお、図3はデータが片面のみに記録された光ディスク媒体1の詳細を説明する断面図であり、図4はデータが両面に記録された光ディスク媒体1の詳細を説明する断面図である。
そこで、この光ディスク媒体1のディスク基板は、薄い金属の円盤等の磁性を有する材料で構成された金属基板5で構成されている。この金属基板5には、例えば、厚みが0.5mm以下のSUS430(磁性を有するステンレス材料)を適用することができる。
そして、その金属基板5の片面や両面には、絵や文字が描画・印刷された絵・文字層6が形成されている。更に、絵・文字層6の上にはUVレジン(紫外線硬化樹脂)層からなるデータ記録層7が形成されている。なお、このデータ記録層7にはピットと称される深さ50〜130nm程度の凹凸形状によってデータ7aが同心円状に形成されている。なお、図3及び図4にはデータ7aである凹凸形状を模式的に強調して示しているが、実際には、そのデータ7aの形状は目で識別することが殆んどできないような小さなものであり、一見して平坦に視えるものである。また、ピットはCDやDVD等のROMディスクに使用されているものと同様のものであり、光ディスクでは一般的な信号記録情報である。
そして、データ記録層7を成形する際には、初めに、絵・文字層6上にUVレジン層を塗布した後、透明スタンパー(ピットを形成するための押型)をそのUVレジン層上に押し当てる。次に、この状態で、UVレジン層に上からUV(紫外線)を照射して、UVレジン層を硬化することにより、ピット、即ち、データ記録層7が形成される。この時のデータ記録層(=UVレジン層)7の厚みTは20μm以上である。
また、この光ディスク媒体1では、データ記録層7の上(ピット面上)からスパッタ法により光透過可能な反射膜8が形成されている。この反射膜8の材質として、アルミニウム、アルミニウム合金、銀、銀合金、ケイ素等を挙げることができる。
この反射膜8は厚みが10〜20nm程度の薄膜であり、データ記録層7のピット形状を維持しつつ、前述した光ピックアップ4から照射されるレーザービームLBの反射膜として機能する。
そして、この反射膜8は薄膜であるが故に、反射率が10〜30%程度の光一部透過性を有する膜となっている。
そのために、金属基板5の表面に形成された絵・文字層6の絵や文字を反射膜8を通して視ることができるものである。
そして、この反射膜8の上には透明なUVレジン材料等からなる保護層であるカバーコート9が形成されている。このカバーコート9は、例えばスピンコート法によって薄膜状に形成され、UV照射によって硬化して形成するものである。
光ピックアップ4は光ディスク媒体1のカバーコート9側から対物レンズ4aによってレーザービームLBを照射する。カバーコート9を透過したレーザービームLBは、反射膜8により反射されて光ピックアップ4に戻る。データ記録層7のピットによる反射光量の変化により、記録されている信号を読み取ることができる。これはCDやDVDと同じ原理である。
なお、図4に示すように、両面に信号が記録されている光ディスク媒体1は、図3に示されている片面ディスクを作った後に、前述のデータ記録層7の形成以降の工程を、再度裏面にも施すことで作成できる。
本発明の光ディスク媒体1は、ディスク基板を磁性のある金属基板5に形成しているため、光ディスク媒体1自体が磁石に吸引される特徴を持っている。従来の光ディスク媒体は、例えばMD(ミニディスク)ではハブと呼ばれるマグネット吸着用の金属片をディスクに貼り付けて使用したり、CDやDVDではディスククランパー等のディスク固定用の機構が必要であった。しかし、本発明により、マグネット吸着用のハブやディスククランパー等が不要となり、光ディスク媒体1を単独でターンテーブル3の磁力MFでディスク載置面3aに吸着することができる。
即ち、図1に示すように、磁性体で形成されているターンテーブル3のディスク載置面3a相当位置にN極、S極が上下方向に向くような着磁を施して、このターンテーブル3を磁石に構成する。すると、光ディスク媒体1の金属基板5がその磁石の磁力MFによってターンテーブル3側へ吸引されるので、この光ディスク媒体1をターンテーブル3のディスク載置面7a上に水平(平行)に吸着することができる。
その際、光ディスク媒体1の金属基板5全体がターンテーブル3のディスク載置面7a上に平行に吸着されるので、光ディスク媒体1の反りが矯正されて、その光ディスク媒体1全体の平面度が著しく向上する。
従って、光ピックアップ4によってレーザービームLBをデータ記録層7に照射し、その反射光を読み取る際に、フォーカスエラーの発生を小さくすることができ、データの読み取りを常に高精度に行うことができる。
また、一般的なCDやDVDのようにPC(ポリカーボネート)でディスク基板を作っている従来の光ディスク媒体と比べて、ディスク基板に金属基板5を使用しているので、光ディスク媒体1全体の剛性が上がる。このことは、同等のディスク剛性で比べれば、光ディスク媒体1全体の厚みを薄くできるという利点を生む。
光ピックアップ4で信号再生を行う際、反射膜8で反射した光のみを読み取りたい。しかし、反射膜8は一部透過性のある反射膜であるので、透過した光が絵・文字層6で不要な反射光を発生させてしまう。
そのため、本発明では、UVレジン層(データ記録層7)の厚みT(=絵・文字層6と反射膜8間の距離)を厚くすることで、不要な反射光を低減させている(図5参照)。反射膜8上で焦点を結んでいたレーザービームLBは、UVレジン層(データ記録層7)を厚くすればする程、透過光は絵・文字層6上では拡散され、大きな光径で投影される。そのため、絵・文字層6で反射された不要な反射光Lb2が、反射膜8で反射される必要な反射光Lb1内に漏れ込む量を少なくすることができて、データの読み取り精度を著しく向上することができる。
実際にDVD等で使われている2層記録ディスクを例に挙げてみると、反射膜の1層目と2層目の間の間隔が20μmで再生が可能となっている。最低限20μmの間隔を開けていれば、別の層からの不要な反射光が存在しても、システムとして成り立つ実績がある。反射膜8を一部透過性のある反射膜とすることと、絵・文字層6の不要な反射光Lb2が問題とならないレベルまでUVレジン層(データ記録層7)を厚くすること(20μm以上)により、ディスクの信号記録面側にも絵や文字の印刷を入れることが可能となった。従来の技術では、信号記録面の裏面には印刷が可能であったが、信号記録面側に印刷を入れるのは不可能であった。
また、本発明の光ディスク媒体1の他の特徴として、ディスク表面が保護層であるカバーコート9によって覆われていることから、ディスク表面に形状的な凹凸が無く、ディスク表面を平滑面に形成できること。図2のディスク全体図に示すように、センターホール(ディスク中心の穴)が無いことを挙げることができる。
従来の光ディスク媒体では、スピンドルモータにディスクを固定する際、センターリングを行うためのセンターホールが不可欠であった。
しかし、本発明の光ディスク媒体1では、後述するように、スピンドルモータ2のターンテーブル3構造により、センターホールが無くても光ディスク媒体1のセンターリングが可能となった。そして、センターホールを無くしたことによって、データ記録層7をディスク中心部1bまで大きく拡大することができ、結果として記録容量を増やすことができる。
即ち、図6の(A)は、CDやDVD等のセンターホールが開口されている一般的な光ディスク媒体101を示したものであり、ディスク中心にセンターホール102が開口されているために、ディスク外周部103からディスク内周部にかけて形成されるデータ記録エリア107の内周側の直径を小さくすることができず、記録容量の拡大には限界がある。
しかし、本発明の光ディスク媒体1は、図6の(B)に示すように、ディスク中心にセンターホールが開口されていないので、データ記録層7をディスク外周部1aからディスク中心部1bの直径0.5mm程度までディスク中心側へ大幅に拡大することができ、記録容量を大幅に増大することができる。
また、従来の光ディスク装置では、一般的に、ターンテーブル3によって回転される光ディスク媒体1のデータ記録面を下向きにし、その光ディスク媒体1の下側から光ピックアップによってデータの読み取りを行っているために、データ記録エリア102の内側の直径を小さくしようとすると、光ピックアップがスピンドルモータと干渉することになり、やはり、記録容量の拡大には限界がある。
しかし、本発明の光ディスク装置は、図1で説明したように、スピンドルモータ2と光ピックアップ4を光ディスク媒体1を挟んで互いに反対側に配置することで、光ピックアップ4をディスク内周へアクセスしても、光ピックアップ4とスピンドルモータ2が干渉することがない。従って、光ディスク媒体1のセンターホールが無いことと、光ピックアップ4をスピンドルモータ2に何等干渉させることなく、光ディスク媒体1の中心部1bまでアクセスさせることができることによっても、データ記録層7を拡大して、記録容量の拡大を図ることができる。
また、図7の(A)は、CDやDVD等のセンターホールが開口されている一般的な光ディスク媒体101を示したものであり、絵や文字等を描画・印刷によって形成する絵・文字層106がディスク中心に開口されるセンターホール102によって大幅に制限されてしまい、センターホール102部分を含むディスク占有面積全体を有効利用して、絵や文字等を大きく、効果的に表示することができない。
しかし、本発明の光ディスク媒体1は、図7の(B)に示すように、センターホールが無いことから、光ディスク媒体1の中心部分1bを含む全占有面積内に絵・文字層6を広範囲に形成することができる。従って、絵や文字等の表示がセンターホールによって何等制限されることがなく、絵や文字等を大きく、効果的に表示することができ、光ディスク媒体の美観や商品価値等を大幅に向上することができる。
次に、図8及び図9によって、本発明のターンテーブル3について説明する。
本発明のターンテーブル3は、磁石(ボンド磁石や燒結磁石等)により一体成形されており、それ自体がN極とS極が上下方向に着磁された磁力MFを持っている。他の特徴としては、ターンテーブル3の外径が光ディスク媒体1の外径よりも大きく、かつ、ディスク載置面3aの外周には光ディスク媒体1をセンターリングするための円筒状のリブ10が同心状に一体成形されている。図1に示したように、光ディスク媒体1はその外径がリブ10の内径に合うように位置決めされ、ディスク載置面3a上に磁力MFによって吸着される。光ディスク媒体1の外径とリブ10の内径は、各々の部品公差を考慮して100μm程度の隙間を持って設計されている。
このセンターリング方法でも、±100μm以内のセンターリング精度を得ることが可能であり、従来のセンターホールによるセンターリング方法と同等の精度でセンターリングすることが可能である。またこのリブ10は光ディスク媒体1が回転中に円周方向に飛び出さないためのストッパーとしての役割も果たしている。この方法により、センターホールの無い光ディスク媒体1でも、ターンテーブル3に従来と同等の精度で高精度のセンターリングすることができる。
また、図8及び図9に示すように、本発明のターンテーブル3は、リブ10の内周面10aと上面10bとの角部に面取り11が施してあり、光ディスク媒体1をリブ10の内側に挿入して、ディスク載置面3a上に吸着(装着)させる際に、面取り11によって光ディスク媒体1の外周を案内して、リブ10の内側へスムーズに誘導することができる。従って、ターンテーブル3のディスク載置面3a上への光ディスク媒体1の装着操作をスムーズに行える。
なお、リブ10の高さは、光ディスク媒体1の厚み以下になっている。光ディスク媒体1をターンテーブル3に着脱する時に、操作性を良くするため、光ピックアップ4はディスク最外周よりも更に外側に移動する。その時、リブ10の高さがディスク厚みより高いと、光ピックアップ4の対物レンズ4a等の光ディスク媒体1に近接する部分がターンテーブル3の半径方向へ移動する際に、リブ10に引っかかる可能性があるためである。リブ10の高さが光ディスク媒体1の厚みよりも低ければ、引っかかる可能性が無くなる。
更に、ターンテーブル3の外周部分には1個又は複数個の切欠き部14が形成されている。これは光ディスク媒体1をターンテーブル3に着脱する際、光ディスク媒体1をつかむ指が入る部分である。この切欠き部14が無いと、ターンテーブル3のリブ10が邪魔して、光ディスク媒体1を取り外す際、特に困難である。
本発明では光ディスク媒体1は内周から外周まで広い面で、ターンテーブル3に磁力MFで吸着される方式をとっている。この方法では、仮に光ディスク媒体1に反りがあったとしても、磁力MFの吸着力により、剛性の高いディスク載置面3a側に強制的に倣ってしまう。このことは、ディスク載置面3aの平面度を良くしておけば、反りが大きい光ディスク媒体1でも実際の使用時には光ディスク媒体1の平面度が良い状態に矯正されることになる。従って、光ディスク媒体1の規格で決められている面振れや平面度の仕様よりも、ディスク載置面3aの平面度を良くすることで、実際の使用時には、光ディスク媒体1の反りを減らす効果がある。換言すれば、光ディスク媒体1の反りにかかわる規格を緩めることが可能となる。
更に、図8〜図10に示すように、本発明のターンテーブル3では、ディスク載置面3aの外周部分に高さ方向の逃げである環状の凹み12が形成されている。この凹み12は光ディスク媒体1の外周端から1〜2mm以内の範囲で、ディスクの厚みが50μm以下程度厚くなってしまう部分ができてしまうため、その逃げ用の凹み12である。
つまり、図10に示すように、光ディスク媒体1は前述したように、カバーコート9をスピンコート法により形成している。スピンコート法は遠心力を使って膜を形成するが、どうしても光ディスク媒体1の最外周部だけは、表面張力の関係でUVレジンが溜まってしまい、膜が厚くなる盛り上り部15が形成されてしまう性質がある。この逃げ用の凹み12が無ければ、光ディスク媒体1をターンテーブル3のディスク載置面3aに吸着させた時に、盛り上り部15がディスク載置面3a上に乗り上ってしまい(干渉すること)、光ディスク媒体1の反りが却って大きくなってしまう可能性がある。
図11は、本発明の実施例2を示したものであって、光ディスク媒体1の金属基板5に着磁した磁力MFによって、この光ディスク媒体1を鉄材等の磁性体で形成されたターンテーブル3のディスク載置面3a上に吸着させるように構成したものである。
図12は、本発明の実施例3を示したものであって、ターンテーブル3のディスク載置面3aに埋設した複数個の磁石18の磁力MFによって光ディスク媒体1をターンテーブル3のディスク載置面3a上に吸着させるように構成したものである。この場合には、ターンテーブル3はプラスチック等の非磁生体で形成することが可能である。
図13は、本発明の実施例4を示したものであって、光ディスク媒体1の上下面のうちの少なくとも一方であって、片面ディスクの場合は下面側(データ記録層7の反対側の面)で、両面ディスクの場合は上下両面で、その光ディスク媒体1の外周部分及び/又は内周部分に環状リブ1c、1dを形成したものである。
このような環状リブ1c、1dを光ディスク媒体1に形成しておけば、光ディスク媒体1を机上等へ不用意に載置するようなことがあってもカバーコート9や絵・文字層6等が傷つくことを未然に防止することができる。
図14は、本発明の実施例5を示したものであって、ターンテーブル3のディスク載置面2aの外周部分と内周部分に環状リブ3b、3cを形成して、光ディスク媒体1をこれら内外周の環状リブ3b、3c上に水平に載置させるようにいたものである。このように、ターンテーブル3のディスク載置面3aは全面が1つの平面でなくても良い。
本発明は、上記した実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の有効な変更が可能である。
本発明の光ディスク媒体は、光方式によってデータを記録及び/又は再生する光ディスクに限定されることなく、光磁気方式によってデータの記録及び/又は再生を行う光磁気ディスクにも適用可能である。
本発明の光ディスク装置の要部を示した一部切欠き側面図である。 本発明の光ディスク媒体全体を示した平面図及び側面図である。 本発明の光ディスク媒体を片面ディスクに適用した場合の要部を拡大して示した断面図である。 本発明の光ディスク媒体を両面ディスクに適用した場合の要部を拡大して示した断面図である。 本発明の光ディスク媒体のデータ記録層の厚みを大きくすることにより、絵・文字層による不要な反射光が必要な反射光内に入らないようにすることを説明する要部の拡大断面図である。 本発明の光ディスク媒体と、センターホールを有する一般的な光ディスクとの記録容量の違いを説明する平面図である。 本発明の光ディスク媒体と、センターホールを有する一般的な光ディスクとの絵や文字等の表示面積の違いを説明する平面図である。 本発明のターンテーブルを説明する平面図である。 図8の一部切欠き側面図である。 本発明の光ディスク媒体の外周部分の盛り上り部と、その盛り上り部に対するターンテーブルの逃げ用凹みを説明する要部の拡大断面図である。 本発明の第1の変形例を説明する断面図である。 本発明の第2の変形例を説明する断面図である。 本発明の第3の変形例を説明する断面図である。 本発明の第4の変形例を説明する断面図である。
符号の説明
1 光ディスク媒体
2 スピンドルモータ
2a モータ軸
3 ターンテーブル
3a ディスク載置面
4 光ピックアップ
6 絵・文字層
7 データ記録層
10 位置決め用リブ
11 面取り
12 凹み
14 切欠き

Claims (12)

  1. センターホールが無く、ディスクの外周からディスク中心の半径0.5mm以内までの広範囲のエリア内に絵や文字等を描画・印刷した絵・文字層が形成されている
    ことを特徴とする光ディスク媒体。
  2. センターホールが無く、ディスクの外周からディスク中心の半径0.5mm以内までの広範囲のエリア内にデータ記録層が形成されている
    ことを特徴とする光ディスク媒体。
  3. センターホールが無く、ディスクの外周からディスクの中心の半径0.5mm以内までの広範囲のエリア内にデータ記録層が形成され、
    該データ記録層を透過して視ることができる絵や文字等が描画・印刷された印刷層であって、ディスクの外周からディスクの中心の半径0.5mm以内までの広範囲のエリア内に該印刷層が形成されている
    ことを特徴とする光ディスク媒体。
  4. 少なくとも外周部分を除くディスク全体の厚みが均一に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つの請求項に記載の光ディスク媒体。
  5. 少なくとも前記絵・文字層が存在する側の表面に光透過可能な保護層が形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つの請求項に記載の光ディスク媒体。
  6. 外周部分又は内周部分の何れか1箇所の上面又は下面或いは上下両面に環状のリブが形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1つの請求項に記載の光ディスク媒体。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1つの請求項に記載の光ディスク媒体がディスク載置面上に装着されるターンテーブルにおいて、
    該ディスク載置面の外周にディスク位置決め用リブが形成されている
    ことを特徴とするターンテーブル。
  8. 前記ディスク位置決め用リブの内周面と上部水平面とのコーナーに面取りが施されている
    ことを特徴とする請求項7に記載のターンテーブル。
  9. 前記ディスク位置決め用リブの高さが前記光ディスク媒体の厚み以下に形成されている
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のターンテーブル。
  10. 前記ターンテーブルの外周には前記光ディスク媒体の外周の一部をつまんで脱着するための切欠きが形成されている
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8又は請求項9に記載のターンテーブル。
  11. 請求項1〜6の何れか1つの請求項に記載の光ディスク媒体が請求項7〜請求項10の何れか1つの請求項に記載のたターンテーブルに装着され、該ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモータと、該ターンテーブルで回転駆動される前記光ディスク媒体にデータを記録及び/又は再生する光ピックアップとを備えた
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 前記光ピックアップは前記光ディスク媒体の外周から中心までの広範囲に亘ってデータの記録及び/又は再生する
    ことを特徴とする請求項12に記載の光ディスク装置。
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JP2005063573A (ja) * 2003-08-14 2005-03-10 Sony Corp 光ディスク媒体の製造方法

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