JP3100377B1 - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP3100377B1
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田中  誠
重喜 谷川
幸雄 中島
正文 山上
晃造 平位
勝之 田中
治子 西島
教之 手嶋
寿一 小嶋
京子 小西
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財団法人 滋賀県産業支援プラザ
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C9/00Stools for specified purposes
    • A47C9/02Office stools not provided for in main groups A47C1/00, A47C3/00 or A47C7/00; Workshop stools
    • A47C9/025Stools for standing or leaning against, e.g. in a semi-standing or half-seated position

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Special Chairs (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】着座姿勢で利用できる状態と起立姿勢で利用で
きる状態とを簡単な構成及び操作を通じて切り換え可能
とし、且つ、そのための構成が同時に椅子へのアクセス
位置を無理なく増やせる構成となるようにする。 【解決手段】座2と、この座2の上方にあって前後何れ
の側へも所定角度αだけ傾倒した位置に保持され得るよ
うに取り付けた凭れ部3とを備え、座2の前後何れの縁
部2aを使用縁とするときにも、その凭れ部3を、反使
用縁側に傾倒させることによって座2に着座した際の腰
当てとして、また使用縁側に傾倒させることによって直
接に腰掛けとして、それぞれ利用し得るように構成する
こととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、福祉施設等におい
て特に好適に利用可能な椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】作業用椅子や運転席用椅子のなかには、
着座姿勢のみならず、起立姿勢においても体重を預けら
れるようにしたものが考えられている。このものは、通
常は背を支持する位置にある背もたれを、背支桿を前方
に回転させてストッパーにより固定し、その位置で背支
桿をテレスコープ状に引き延ばすことによって、起立し
た身体の尻を支持する位置に配置することができるよう
に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高齢者は加
齢に伴って長時間起立姿勢でいるのが次第に苦痛にな
る。このため、上記のように着座姿勢のみならず起立姿
勢においても荷重を預けられる椅子を福祉目的で使用す
ることは一つの有効な手段となり得る。しかしながら、
高齢者に上記のような背支桿の固定操作や引き伸ばし操
作を強いるのは酷である。また、高齢者は椅子への依存
度が高く、例えばキッチン等で自炊しているような場合
には、即ぐに椅子にアクセスできることが望ましい。し
かしながら、上記の椅子は使用方向が一方向に限られて
いるため、立っている位置によっては着座するために反
対側へ回り込まなければならない場合があり、極めて不
便である。椅子の使用方向を前後反転させたいときに
も、同様の理由で椅子全体を動かさなければならないと
いう不便さが伴う。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、着座姿勢で利用できる状態と起立姿
勢で利用できる状態とを簡単な操作を通じて切り換え可
能とし、しかも、そのための構成が同時に椅子へのアク
セス位置を無理なく増やせる構成となるように工夫する
こととしている。
【0005】なお、ここで言う起立姿勢とは、着座姿勢
よりは起立した姿勢という意味に解される。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の椅子は、座
と、この座の上方にあって前後何れの側へも所定角度傾
倒した位置に保持され得るように取り付けた表面が円周
面である凭れ部とを具備してなり、座の前後何れの側を
使用縁とするときにも、その凭れ部を、反使用縁側に傾
倒させることによって座に着座した際の腰当てとして、
また使用縁側に傾倒させることによって止まり木的に腰
掛けることのできる腰掛けとして、それぞれ利用し得る
ように構成してなることを特徴とする。或いは、座と、
この座の上方にあって前後何れの側へも所定角度傾倒し
た位置に保持され得るように取り付けた凭れ部とを具備
してなり、座の前後何れの側を使用縁とするときにも、
その凭れ部を、反使用縁側に傾倒させることによって座
に着座した際の腰当てとして、また使用縁側に傾倒させ
ることによって止まり木的に腰掛けることのできる腰掛
けとして、それぞれ利用し得るように構成してなるもの
であって、腰掛けとして利用する際に、利用者が太腿と
尻の間の関節を引っ掛けるようにして腰掛けることがで
きるものであることを特徴とする。
【0007】このように構成すれば、凭れ部は座の上方
に位置するため、使用縁側に傾倒させた凭れ部上に腰掛
けたときの姿勢は、座に着座したときの姿勢よりは高位
置となる。このため、この椅子は、着座姿勢と、それよ
りは起立した起立姿勢との双方において体重を預けるこ
とができるものとなる。しかも、凭れ部は傾倒操作のみ
で所定位置に保持させることができるため、操作性も極
めて良好なものにすることができる。その上、前後何れ
の側を使用縁とするときにも、このような利用形態が可
能であるため、椅子へのアクセスポイントが増え、使用
方向が前後に反転しても椅子全体を反転させる必要性を
無くすことができる。
【0008】凭れ部の保持力を無理なく有効に高めるた
めには、座と、この座の上方にあって前後何れの側へも
所定角度傾倒した位置に保持され得るように取り付けた
凭れ部とを具備してなり、座の前後何れの側を使用縁と
するときにも、その凭れ部を、反使用縁側に傾倒させる
ことによって座に着座した際の腰当てとして、また使用
縁側に傾倒させることによって直接に腰掛けとして、そ
れぞれ利用し得るようにした上で、凭れ部が、一対のリ
ンク部の先端部間に設けられ、それらリンク部が基端部
側を座若しくは座を支持する脚に回転可能に取り付けら
れていると共に、一対のリンク部の基端部間が連結部に
よって連結され、この連結部が座の下方に前後揺動可能
に配置されており、この連結部が揺動端において座若し
くは座を支持する脚に当接した位置を凭れ部が保持され
る位置としていることが好ましい。
【0009】また、他の好ましい態様としては、座と、
この座の上方にあって前後何れの側へも所定角度傾倒し
た位置に保持され得るように取り付けた凭れ部とを具備
してなり、座の前後何れの側を使用縁とするときにも、
その凭れ部を、反使用縁側に傾倒させることによって座
に着座した際の腰当てとして、また使用縁側に傾倒させ
ることによって直接に腰掛けとして、それぞれ利用し得
るようにしたものであって、凭れ部が、リンク部の先端
部に設けられ、そのリンク部が基端部側を座若しくは座
を支持する脚に回転可能に取り付けられていると共に、
回転中心を挟んで凭れ部の反対側にあるリンク部の基端
部がロックされるようにしているものが挙げられる。
【0010】本発明の好ましい態様としては、凭れ部
を、座を支持する前後の脚部の上端近傍部間に回転可能
に取り付けているものが挙げられる。使用感を良好にす
るための形態としては、凭れ部の表面が円周面をなして
いるものが挙げられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この椅子は、例えば高齢者等が居住する福祉
施設のキッチン等に適用されるもので、図1〜図4に示
すように、脚1と、この脚1に支持させた座2と、この
座2に取り付けた凭れ部3とから構成されている。
【0012】脚1は、断面長円形状をなす脚パイプを逆
U字状に折り曲げ成形してなる一対の脚要素11と、こ
れらの脚要素11の上端近傍部間を連結する位置に対を
なして掛け渡された角パイプ状をなす第1の架材12
と、前記脚要素11の下端近傍部間を連結する位置に対
をなして掛け渡された第2の架材13とを備えたもの
で、前記第1の架材12は座受としての役割を兼ね、前
記第2の架材13は足置きとしての役割を兼ねている。
なお、各脚要素11は、そのU字をなす前後の脚部11
a、11aの上端近傍部間を連結板14によって連結さ
れ、また下端近傍部間を補強用の線材15によって連結
されている。
【0013】一方、座2は、左右の脚要素11の内法間
に配設される巾寸法と、第1の架材12の前後離間距離
よりも大なる前後寸法とを備えた平面視ほぼ矩形状のも
ので、平板状をなす下面21が左右の脚要素11間に位
置する前記第1の架材12上に載置されて適宜箇所をそ
の第1の架材12に固定されている。この座2の上面に
は着座に適したクッション性が付与されており、床から
その上面までの高さ寸法h1はほぼ600mmに設定さ
れている。
【0014】凭れ部3は、芯材である支軸31と、この
支軸31の周囲を覆うクッション材32とを備えたロー
ラ状のもので、前記支軸31の両端をそれぞれリンク部
たるリンクメンバ33の先端部33aにピン31aを用
いて回転し得ないように取り付けるとともに、それらリ
ンクメンバ33の中央よりも基端部33b側をピン33
xを用いて前記連結板14の前後方向中央部の側壁に回
転可能に取り付けている。また、前記両リンクメンバ3
3の基端部33b間はパイプ状の連結部34によって連
結されており、この連結部34が座2の下方に前後揺動
可能に配置されている。この連結部34は、前記連結板
14の下縁に前後2箇所で当接し、連結部34はこの前
後2箇所の間で揺動して凭れ部3の座2の上方における
回転を許容するものであるが、揺動端においてはリンク
メンバ33のそれ以上の傾倒を禁止し、この位置で凭れ
部3を座2の上方にあって前後何れの側へも同一角度だ
け傾倒した位置に保持し得るようにしてある。この実施
例でその角度αは55°前後に設定されており、このと
きの凭れ部3の上端の床からの高さ寸法h2はほぼ71
0mmに設定されている。なお、前記クッション材32
は、例えばウレタンの周囲に張り地を巻き付けたもの
で、ウレタンと支軸31の間、或いはウレタンと張り地
の間は、相対的に位置ずれしないように取り付けられて
いる。また、この実施例において、凭れ部3の直径φは
80mm程度に設定されている。
【0015】そして、例えば図4における左側の縁部2
aを使用縁とするときは、凭れ部3を図5〜図7に示す
ように反使用縁側に傾倒させることによって利用者が座
2に着座した際にその凭れ部3を腰当てとして利用する
ことができ、また凭れ部3を図8に示すように使用縁側
に傾倒させることによって利用者が太股と尻の間の関節
をウレタンの内部にある支軸31に引っ掛けるようにし
てその凭れ部3に止まり木的に腰掛けて利用することが
できるようにしている。同様にして、図4における右側
の縁部2aを使用縁とするときにも、図7や図8の状態
を左右反転させた状態で全く同様に使用することができ
るものである。
【0016】以上のようにして、本実施例の椅子は、座
2の前後の縁部2aの何れを使用縁とするときにも、凭
れ部3を、反使用縁側に傾倒させることによって座2に
着座した際の腰当てとして利用し、また使用縁側に傾倒
させることによって直接に腰掛けとして利用し得るよう
にしたものである。そして、凭れ部3は座2の上方に位
置しており、使用縁側に傾倒させた凭れ部3上に腰掛け
たときの姿勢は、座2に着座したときよりも起立に近い
姿勢となるため、この椅子は、着座姿勢と、それよりは
起立した起立姿勢との何れにおいても体重を預けて使用
することが可能となるものである。しかも、凭れ部3を
操作する際にも、この凭れ部3を所定位置に停止するま
で傾倒させればよく、固定用のストッパを操作したり、
或いは所定位置への引出し操作等が一切不要となるた
め、操作性も極めて良好にすることができる。その上、
前後何れの側を使用縁としても上記のような利用形態が
可能であるため、椅子へのアクセスポイントが増え、使
用方向が前後に反転しても椅子全体を動かす必要性を全
く無くすことができる。このため、この椅子は高齢者が
キッチン等で自炊するようなケースに適用して極めて有
用なものとなり得る。
【0017】特に、凭れ部3を、座2の前後方向中央部
を支点にして何れの側へも同一角度αだけ傾倒し得るよ
うに取り付けているため、前後何れの側においても全く
同一条件で椅子を利用することができ、使用感を統一し
たものにすることができる。具体的な構造として、凭れ
部3を、一対のリンクメンバ33の先端部33a間に設
け、それらリンクメンバ33の基端部33b側を脚1の
連結板14に回転可能に取り付けているため、極めて簡
素な構成とすることができる。
【0018】この場合、一対のリンクメンバ33の基端
部33b間を連結部34によって連結し、この連結部3
4を座2の下方に前後揺動可能に配置しており、この連
結部34が揺動端において脚1の連結板14の下縁に当
接した位置を凭れ部3が保持される位置としているた
め、格別なロック機構等が一切不要であり、また荷重が
掛かる程ロック状態はより確実なものになるため、構造
がシンプルで操作も極めて良好となるだけでなく、使用
状態の安定度も格段に高めることができる。
【0019】また、凭れ部3を、表面が円周面をなすロ
ーラ状のものにしているため、上記のように何れの縁部
2aを使用縁とする場合にも等価な使用状態が得られ、
且つ、腰当てとしても腰掛けとしても良好な使用感を得
ることができる。更に、この凭れ部3を、軸心回りに回
転し得ないように取り付けているため、腰掛けとしての
使用中に不慮に空転して危険な状態となるようなことが
なく、一層安定した使用状態を確保することができる。
【0020】さらにまた、この凭れ部3は、芯材たる支
軸31と、この支軸31の周囲を覆うクッション材32
とを具備してなるものであり、前記支軸31を一対のリ
ンクメンバ33の先端部33a間に掛け渡して構成して
いるため、簡単な構成で適正な支持強度と良好な使用感
とを有効に両立させることができる。なお、各部の具体
的な構成は、図示実施例のものに限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。例えば、上記実施例における各部の数値は平均的
な高齢者の体格に適合するような一設定例に過ぎず、目
的・用途に応じて種々の設定ができるのは言うまでもな
い。また、リンクメンバを伸縮可能として、凭れ部の配
設位置を高さ方向に調節できるようにすることもでき
る。勿論、この場合にもその調節は初期調節であって、
使用者に都度その調節を強いるようなものではない。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載される効果を奏する。すなわち、本
発明の椅子は、凭れ部の表面を円周面にしておき、座の
前後何れの縁部を使用縁とするときにも、凭れ部を、反
使用縁側に傾倒させることによって座に着座した際の腰
当てとして利用し、また使用縁側に傾倒させることによ
って止まり木的に腰掛けとして利用し得るようにして、
着座姿勢と、それよりは起立した起立姿勢との何れにお
いても体重を凭れ部に預けて使用できるようにしたもの
である。このため、単に着座姿勢でのみ利用可能な椅子
に比べて無理なくその機能を高めることができる。しか
も、凭れ部を反転操作するだけで該凭れ部が反対方向へ
傾倒した位置に保持されるため、操作が極めて簡易で使
用者に極力負担の掛からないものとすることができる。
その上、前後何れの側を使用縁としても上記のような利
用形態が可能であるため、自身がわざわざ動いたり或い
は椅子を動かしたりせずとも利用できる機会が増え、高
齢者等に極力不要な動きを強いらないものにすることが
できる。このような効果は、凭れ部が、腰掛けとして利
用する際に、利用者が太腿と尻の間の関節を引っ掛ける
ようにして腰掛けることができるものである場合にも同
様である。
【0022】具体的に、凭れ部を、一対のリンクメンバ
の先端部間に設け、それらリンクメンバの基端部側を脚
に回転可能に取り付けて構成するとともに、一対のリン
クメンバの基端部間を連結部によって連結し、この連結
部を座の下方に前後揺動可能に配置して、連結部が揺動
端において脚に当接した位置を凭れ部の保持位置とすれ
ば、凭れ部の回転構造を極めて簡素に実現することがで
きる上に、格別なロック機構等も一切不要にすることが
でき、構造を一層簡素にするとともに、操作もより一層
容易なものにすることができる。
【0023】また、他の態様として、座と、この座の上
方にあって前後何れの側へも所定角度傾倒した位置に保
持され得るように取り付けた凭れ部とを具備してなり、
座の前後何れの側を使用縁とするときにも、その凭れ部
を、反使用縁側に傾倒させることによって座に着座した
際の腰当てとして、また使用縁側に傾倒させることによ
って直接に腰掛けとして、それぞれ利用し得るようにし
たものであって、凭れ部が、リンク部の先端部に設けら
れ、そのリンク部が基端部側を座若しくは座を支持する
脚に回転可能に取り付けられていると共に、回転中心を
挟んで凭れ部の反対側にあるリンク部の基端部がロック
されるようにしているものも効果的である。
【0024】特に、凭れ部を、座を支持する前後の脚部
の上端近傍部間に回転可能に取り付けているものが好適
である。
【0025】また、凭れ部の表面を円筒面とすれば、上
記のように何れの縁部を使用縁としても等価な使用状態
を担保したいときに有用であり、且つ、腰当て、腰掛け
双方の使用感を両立させる上でも有効なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を一使用状態において示す斜
視図。
【図2】同正面図。
【図3】同平面図。
【図4】同右側面図。
【図5】同実施例を他の使用状態において示す図。
【図6】同斜視図。
【図7】同実施例の椅子を着座して使用する際の状態を
示す図。
【図8】同実施例の椅子を腰掛けて使用する際の状態を
示す図。
【符号の説明】
1…脚 2…座 3…凭れ部 31…芯材(支軸) 32…クッション材 33…リンク部(リンクメンバ) 34…連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平位 晃造 滋賀県近江八幡市八木町32−8番地 (72)発明者 田中 勝之 滋賀県彦根市開出今町1700 A304 (72)発明者 西島 治子 大阪府堺市新金岡町2丁3−9−305 (72)発明者 手嶋 教之 滋賀県大津市別保1−8−20−706 (72)発明者 小嶋 寿一 滋賀県大津市清風町29−2 (72)発明者 小西 京子 滋賀県大津市衣川2丁目2−22 (56)参考文献 実開 平1−131358(JP,U) 実開 平2−96941(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/00 - 16/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座と、この座の上方にあって前後何れの側
    へも所定角度傾倒した位置に保持され得るように取り付
    けた表面が円周面である凭れ部とを具備してなり、座の
    前後何れの側を使用縁とするときにも、その凭れ部を、
    反使用縁側に傾倒させることによって座に着座した際の
    腰当てとして、また使用縁側に傾倒させることによって
    止まり木的に腰掛けることのできる腰掛けとして、それ
    ぞれ利用し得るように構成してなることを特徴とする椅
    子。
  2. 【請求項2】座と、この座の上方にあって前後何れの側
    へも所定角度傾倒した位置に保持され得るように取り付
    けた凭れ部とを具備してなり、座の前後何れの側を使用
    縁とするときにも、その凭れ部を、反使用縁側に傾倒さ
    せることによって座に着座した際の腰当てとして、また
    使用縁側に傾倒させることによって止まり木的に腰掛け
    ることのできる腰掛けとして、それぞれ利用し得るよう
    構成してなるものであって、腰掛けとして利用する際に、利用者が太腿と尻の間の関
    節を引っ掛けるようにして腰掛けることができるもので
    ある ことを特徴とする椅子。
  3. 【請求項3】座と、この座の上方にあって前後何れの側
    へも所定角度傾倒した位置に保持され得るように取り付
    けた凭れ部とを具備してなり、座の前後何れの側を使用
    縁とするときにも、その凭れ部を、反使用縁側に傾倒さ
    せることによって座に着座した際の腰当てとして、また
    使用縁側に傾倒させることによって直接に腰掛けとし
    て、それぞれ利用し得るようにしたものであって、凭れ部が、一対のリンク部の先端部間に設けられ、それ
    らリンク部が基端部側を座若しくは座を支持する脚に回
    転可能に取り付けられていると共に、一対のリンク部の
    基端部間が連結部によって連結され、この連結部が座の
    下方に前後揺動可能に配置されており、この連結部が揺
    動端において座若しくは座を支持する脚に当接した位置
    を凭れ部が保持される位置としている ことを特徴とする
    椅子。
  4. 【請求項4】座と、この座の上方にあって前後何れの側
    へも所定角度傾倒した位置に保持され得るように取り付
    けた凭れ部とを具備してなり、座の前後何れの側を使用
    縁とするときにも、その凭れ部を、反使用縁側に傾倒さ
    せることによって座に着座した際の腰当てとして、また
    使用縁側に傾倒させることによって直接に腰掛けとし
    て、それぞれ利用し得るようにしたものであって、凭れ部が、リンク部の先端部に設けられ、そのリンク部
    が基端部側を座若しくは座を支持する脚に回転可能に取
    り付けられていると共に、回転中心を挟んで凭れ部の反
    対側にあるリンク部の基端部がロックされるようにして
    いる ことを特徴とする椅子。
  5. 【請求項5】凭れ部を、座を支持する前後の脚部の上端
    近傍部間に回転可能に取り付けていることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載の椅子。
  6. 【請求項6】凭れ部の表面が円周面であることを特徴と
    する請求項2、3、4又は5記載の椅子。
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