JP2019154655A - 椅子 - Google Patents

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Satoshi Shiina
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Abstract

【課題】椅子に座った際の姿勢安定性に優れ、椅子から立ち上がるのが容易な椅子の提供を目的とする。【解決手段】座部と背もたれとを備えた椅子であって、前記座部の座面の後部側上端部と前記背もたれの下端部との隙間の間隔が5〜85mmの範囲に設定してあることを特徴とする。【選択図】 図8

Description

本発明は、高齢者,障害者,病人等が使用するのに適した椅子に関し、特に浴室でシャワーをするのに好適な椅子に係る。
高齢者等が浴室にてシャワーをするのに使用される椅子が、これまでもいろいろ提案されている。
例えば、特許文献1には、洗浄し易いように椅子の背もたれのクッション部材を容易に着脱可能にしたものを開示する。
特許文献2には、シャワーで洗い易いように座に前方開放部と後方開放部とを形成したシャワー椅子を開示する。
しかし、これらはシャワーをする際に使用するものであっても、使用者の姿勢安定性や立ち上がり易さ等を考慮したものではない。
特開2003−47535号公報 特開平9−56523号公報
本発明は、椅子に座った際の姿勢安定性に優れ、椅子から立ち上がるのが容易な椅子の提供を目的とする。
本発明に係る椅子は、座部と背もたれとを備えた椅子であって、前記座部の座面の後部側上端部と前記背もたれの下端部との隙間の間隔が5〜85mmの範囲に設定してあることを特徴とする。
ここで、座部の座面から前記背もたれの上端部までの高さが220〜350mmの範囲に設定してあるのが好ましい。
本発明において、座面の後部側上端部とは、人が座る座部の背もたれ側を後部側と表現し、その後部側の座面の上端部をいう。
この上端部と背もたれの下端部に設けた隙間の間隔を5〜85mmの範囲に設定したのは、次の理由による。
本発明に係る椅子に座った状態を図8に模式的に示し、図9は従来の椅子を示す。
従来の椅子は、座部の座面と背もたれの下端部との間の隙間の寸法Dは、150mm前後であり、市販されているシャワー椅子を調査したところ、125〜200mmであった。
これでは、使用者が椅子に座った状態で骨盤を背もたれにて支えることができず、姿勢が不安定になる恐れが高い。
これに対して本発明に係る椅子は、図8に示すように座部の座面の後部側上端部と背もたれの下端部との間の隙間の距離(寸法)Dを5〜85mmの範囲にしたことにより、人が座った際に背もたれが骨盤を支えるので、座った状態を安定させるとともに、骨盤を立たせるように背もたれが支持しているので、立ち上がる際にその反力にて骨盤を押し上げることになり、立ち上がりやすくなる。
この場合に、Dの寸法を5〜85mmの範囲に設定したのは、シャワー椅子として使用した場合に、シャワーを用いて洗浄し易いことを考慮したものであり、好ましくはD:25〜75mmの範囲である。
本発明において、背もたれの高さを図8に示した座面から背もたれの上端部までの高さHにて、H:220〜350mmの範囲にするのが椅子に座った姿勢を安定し易い。
好ましくは、H:240〜330mmの範囲である。
また、座った状態の背を支えるのに背部の湾曲に沿って、上下方向の中央部がやや凸部となる湾曲形状で、左右幅方向は中央部が凹んだ凹面形状であってもよい。
本発明において、座部は座面の後部側が上方に向けて湾曲部を形成してあり、前記湾曲部の高さが10〜70mmの範囲に設定してあるのが好ましい。
これは、図8に示すように座面の後方側をせり上がるように湾曲面に形成することで、お尻の部分を包み込むように支えるので、座った状態の姿勢が安定する。
この湾曲部の高さTは10〜70mmの範囲がよく、好ましくはT:15〜50mmの範囲である。
本発明に係る椅子は、背もたれにて骨盤を立ち上げるように支えるので、シャワーをする際に姿勢が安定し、立ち上がる際には背もたれが骨盤を押し出すように作用するので、立ち上がるのが容易になる。
本発明に係る椅子の構造例を示す。 (a)は本発明に係る椅子の正面図、(b)はその側面図を示す。 本発明に係る椅子の平面図を示す。 (a)は図3のA−A線断面図、(b)はB−B線断面図を示す。 (a)は座部と背もたれの位置関係を示し、(b)はC−C線断面図を示す。 本発明に係る背もたれの正面図を示す。 本発明に係る座部の平面図を示す。 本発明に係る椅子に使用者が座った状態を示す。 従来の椅子の構造例を示す。 感圧センサーを用いて測定した使用者が椅子に座った状態の押圧分布を示し、(a)は本発明に係る椅子、(b)は従来の椅子である。
本発明に係る椅子の構造を以下図に基づいて説明するが、本発明は座部と背もたれの位置関係に特徴があり、他の構成要素は適宜、設計変更できる。
本発明に係る椅子の外観斜視図を図1、正面図を図2(a)、側面図を図2(b)に示し、平面図を図3(a)に示す。
図3(b)は、折りたたんだ状態を示す。
本実施例は、第1のパイプ材1を用いて、正面視略コ字形状に折り曲げて背もたれ部1aを形成し、その先に側面視で略L字状、水平方向に折り曲げることで、座部20の取付部1bを形成し、さらにその先を下方に折り曲げて前脚部1cを一体的に形成してある。
前脚部1cの先端には、滑り止めのキャップ1dを取り付けてある。
これに対して、第2のパイプ材2を側面視で略L字状に折り曲げ、その上部側を連結金具3にて前記第1のパイプ材1の座部の取付部1bに回動可能に連結してある。
これにより、後脚部2aが形成され、その先にキャップ2bを取り付けてある。
第1のパイプ材1の背もたれ部1aの両側の側部には、取付金具4を用いて軸着部4aを介して回動可能に肘掛け部5を取り付けてある。
これにより、図3(b)に示すように、折りたたみ可能になっている。
図4に示すように、第1のパイプ材1の背もたれ部1aの上部に、硬質樹脂材からなる背もたれベース部材11をボルト等にて取り付けてある。
これに対して、軟質樹脂からなる背もたれ10の裏面側に設けたボス部10dを背もたれベース部材の取付孔11aに押し込むことで、この背もたれ10が固定されている。
座部20の構造は、次のようになっている。
第1のパイプ材1の座部の裏面部に対応して、このパイプ材の両側をつないだシャフト状の回動軸1fと、支持部1eを形成してある。
硬質樹脂からなる座ベース部材21の前後方向の中央部より後部側を回動軸1fに枢着部21bを介して回動可能に連結し、座ベース部材21の前後方向中央部より前部側を保持部21aを介して支持部1eに着脱自在になっている。
この座ベース部材21には、図4(a)に示すように取付孔21cを有し、軟質樹脂からなる座部20の裏面に設けたボス部20dを押し込むことで取り付けてある。
座部20と座ベース部材21には、貫通孔20c,21dを設けてある。
次に、背もたれ10と座部20との位置関係及びその形状例について説明する。
図5(a)は、背もたれ10と座部20のみを取り出した正面図を示し、図5(b)はC−C線断面図を示す。
座部20は、座面20aとこの座面の裏面側にボス部20dを有し、シャワーをしやすいように貫通孔20cを有する。
座面の後部側に上方に向けた湾曲部20bを形成してある。
これに対して背もたれ10は、背もたれ面10aと背もたれベース部材に取り付けるためのボス部10dを有する。
背もたれ面10aは、図3,図4(b)に示すように左右方向に湾曲した凹形状になっているとともに、上下方向には背骨の曲がりに沿うように、この上下方向の中央部が突出した凸形状になっている。
座面と背もたれとの位置関係を図5(b)にて説明すると、座面20aの後部側上端部20eと背もたれ10の下端部との間の隙間の距離寸法Dを5〜85mmに設定し、好ましくは25〜75mmの範囲に設定する。
本実施例は、D:52〜54mmに設定してある。
座面20aの湾曲部20bのせり上がり高さ(湾曲部の高さ)T:10〜70mmの範囲、好ましくはT:15〜50mmの範囲に設定する。
本実施例は、T:24〜28mmに設定してある。
背もたれ10の座面20aからの高さH寸法は、H:220〜350mmの範囲に設定し、好ましくはH:240〜330mmの範囲である。
本実施例は、H:288〜311mmに設定してある。
本発明においては、図6に示すように背もたれ10の下端側を従来より下側に伸ばし、上下寸法cを従来より大きくしたものであり、c:180〜300mmの範囲がよい。
背もたれ10の下側を伸ばす際に、両側部の外形をそのまま延ばしてもよいが、本実施例では背もたれの下部側は骨盤を支えるものであることから、左右方向の最大寸法aに対してそれより小さいb寸法とした。
寸法a:300〜380mmの範囲が好ましく、本実施例はa:320〜370mmとした。
寸法b:150〜240mmの範囲が好ましく、本実施例はb:190〜220mmとした。
座面20aの平面図を図7に示す。
従来の楕円形状の座面に対して、後部側の湾曲部20bを後方及び上方にせり出した形状にした。
このせり出し部の寸法fは、本実施130〜190mmの範囲とした。
なお、座面の幅寸法d及び奥行き寸法eは、椅子の大きさにもより、本実施例はd:400〜440mm、e:300〜330mmとした。
椅子の背もたれ面及び座面に感圧センサーを敷いて、その押圧分布を本発明品図10(a)と、従来品図10(b)に示すように比較した。
本発明品は図8にて、D:50mm,H:290mm,T:26mmに対して、従来品は図9においてD:150mm,H:250mmである。
図10にて圧力分布を比較すると、背もたれの下部側に矢印で示したように、従来品図10(b)にない押圧部が現れ、座面の後部側にも矢印で示すように、従来品図10(b)よりも後方側に突出した押圧部が現れているのが明らかになった。
このことから、本発明に係る椅子は、背もたれにて骨盤の部位,座部にて、お尻の後部位を支えているので座った状態ではその姿勢が安定し、背もたれにて骨盤を押し上げるので、立ち上がりやすいといえる。
1c 前脚部
2a 後脚部
10 背もたれ
20 座部

Claims (3)

  1. 座部と背もたれとを備えた椅子であって、
    前記座部の座面の後部側上端部と前記背もたれの下端部との隙間の間隔が5〜85mmの範囲に設定してあることを特徴とする椅子。
  2. 前記座部の座面から前記背もたれの上端部までの高さが220〜350mmの範囲に設定してあることを特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 前記座部は座面の後部側が上方に向けて湾曲部を形成してあり、前記湾曲部の高さが10〜70mmの範囲に設定してあることを特徴とする請求項1又は2記載の椅子。
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