JP3099544B2 - 伸線巻取装置 - Google Patents
伸線巻取装置Info
- Publication number
- JP3099544B2 JP3099544B2 JP04236442A JP23644292A JP3099544B2 JP 3099544 B2 JP3099544 B2 JP 3099544B2 JP 04236442 A JP04236442 A JP 04236442A JP 23644292 A JP23644292 A JP 23644292A JP 3099544 B2 JP3099544 B2 JP 3099544B2
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- Japan
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- wire drawing
- wire
- winding
- motor
- pail
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は溶接ワイヤ等の線材を所
要径に伸線してペイルパックに収納させる伸線巻取装置
に関するものである。
要径に伸線してペイルパックに収納させる伸線巻取装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば溶接ワイヤのような線材は伸線機
に通して所要径に伸線し、円筒状のペイルパック中に収
納し出荷される。従来この伸線のための伸線ラインと、
ペイルパック収納のためのペイル巻取ラインとは別々に
設けられていた。
に通して所要径に伸線し、円筒状のペイルパック中に収
納し出荷される。従来この伸線のための伸線ラインと、
ペイルパック収納のためのペイル巻取ラインとは別々に
設けられていた。
【０００３】このため伸線機に通された線材はいったん
ドラムに巻取られ、工場内で該ドラムをペイル巻取ライ
ンに移動させて改らためてペイルパックに収納させるよ
うにしている。
ドラムに巻取られ、工場内で該ドラムをペイル巻取ライ
ンに移動させて改らためてペイルパックに収納させるよ
うにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のように
伸線ラインとペイル巻取ラインとが別々に設けられてい
ると、線継のための手作業を夫々必要とするほか、伸線
ラインからペイル巻取ラインに上記ドラムを移動し設定
しなおさなければならず、さらには線材にドラムの巻ぐ
せが付くためその矯正を必要とするなど所要工程が増加
し作業が煩雑であるという問題がある。
伸線ラインとペイル巻取ラインとが別々に設けられてい
ると、線継のための手作業を夫々必要とするほか、伸線
ラインからペイル巻取ラインに上記ドラムを移動し設定
しなおさなければならず、さらには線材にドラムの巻ぐ
せが付くためその矯正を必要とするなど所要工程が増加
し作業が煩雑であるという問題がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の伸線巻取装置は
上記課題を解決しようとするもので、インバータ制御式
の伸線用モータにより駆動される伸線機と、ダンサーロ
ールと、インバータ制御式の巻取用モータにより駆動さ
れるペイル巻取装置とからなり、線材を伸線機からダン
サーロールを経由してペイル巻取装置の巻取ドラムに巻
き取りペイルパックに収納させるようにすると共に、速
度設定装置の指令信号に従い前記伸線用モータ及び巻取
用モータを駆動させ、前記ダンサーロールの動きを要素
として伸線用モータによる伸線機の駆動速度を修正動作
させるようにしたことを特徴とする。
上記課題を解決しようとするもので、インバータ制御式
の伸線用モータにより駆動される伸線機と、ダンサーロ
ールと、インバータ制御式の巻取用モータにより駆動さ
れるペイル巻取装置とからなり、線材を伸線機からダン
サーロールを経由してペイル巻取装置の巻取ドラムに巻
き取りペイルパックに収納させるようにすると共に、速
度設定装置の指令信号に従い前記伸線用モータ及び巻取
用モータを駆動させ、前記ダンサーロールの動きを要素
として伸線用モータによる伸線機の駆動速度を修正動作
させるようにしたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】インバータ制御式の伸線用モータおよび巻取用
モータの駆動により伸線からペイル巻取に至る一連の伸
線巻取ラインが構築できる。このためドラム移動等の煩
雑な作業を要さず伸線，ペイル巻取作業の省力化が可能
である。
モータの駆動により伸線からペイル巻取に至る一連の伸
線巻取ラインが構築できる。このためドラム移動等の煩
雑な作業を要さず伸線，ペイル巻取作業の省力化が可能
である。
【０００７】
【実施例】次に本発明に係る伸線巻取装置の一実施例を
説明する。図１において、１は直径３．３ｍｍ程にすで
に伸線されている線材２をコイル状に配置してなる給材
部で、該給材部１からガイドロール３，４を経て繰り出
された線材２はさらにガイドロール５，６を介し張力緩
衝用として設けられた可動ロール７に案内される。８は
機内に設けられた複数のテンションロール９に線材２が
巻回されその引張力による伸長で線径を直径１．２ｍｍ
まで細める伸線機、１０は該伸線機８を駆動するインバ
ータ制御式の伸線用モータである。
説明する。図１において、１は直径３．３ｍｍ程にすで
に伸線されている線材２をコイル状に配置してなる給材
部で、該給材部１からガイドロール３，４を経て繰り出
された線材２はさらにガイドロール５，６を介し張力緩
衝用として設けられた可動ロール７に案内される。８は
機内に設けられた複数のテンションロール９に線材２が
巻回されその引張力による伸長で線径を直径１．２ｍｍ
まで細める伸線機、１０は該伸線機８を駆動するインバ
ータ制御式の伸線用モータである。
【０００８】１１は該伸線機８より抽出された線材１２
がガイドロール１３，１４を介して巻回されその張力に
応じて上下動するダンサーロールで、該ダンサーロール
１１の上下動はセンサ１５により電気信号として検出さ
れる。
がガイドロール１３，１４を介して巻回されその張力に
応じて上下動するダンサーロールで、該ダンサーロール
１１の上下動はセンサ１５により電気信号として検出さ
れる。
【０００９】１６は巻取ドラム１７と補助ドラム１８と
ガイド筒１９とからなるペイル巻取装置、２０ａ〜２０
ｃは該巻取ドラム１７の外周に線材１２を圧着させてい
るピンチロール、２１は該巻取ドラム１７を回転駆動さ
せるインバータ制御式の巻取用モータ、２２はそのブレ
ーキ装置である。ガイド筒１９は伝導チエン，歯車等の
伝導機構２０を介して前記巻取用モータ２１に連繋され
ており、該巻取用モータ２１の駆動によりガイド筒１９
も同時に回転し得るように構成されている。
ガイド筒１９とからなるペイル巻取装置、２０ａ〜２０
ｃは該巻取ドラム１７の外周に線材１２を圧着させてい
るピンチロール、２１は該巻取ドラム１７を回転駆動さ
せるインバータ制御式の巻取用モータ、２２はそのブレ
ーキ装置である。ガイド筒１９は伝導チエン，歯車等の
伝導機構２０を介して前記巻取用モータ２１に連繋され
ており、該巻取用モータ２１の駆動によりガイド筒１９
も同時に回転し得るように構成されている。
【００１０】伸線機８から抽出された線材１２はダンサ
ーロール１１を経由して補助ドラム１８，巻取ドラム１
７に巻回され、該巻取ドラム１７から下方に垂下してガ
イド筒１９中に案内され、ペイルパツク３０中に収納さ
れるようにしている。
ーロール１１を経由して補助ドラム１８，巻取ドラム１
７に巻回され、該巻取ドラム１７から下方に垂下してガ
イド筒１９中に案内され、ペイルパツク３０中に収納さ
れるようにしている。
【００１１】図２にこの伸線巻取装置の制御系を示し、
同図中２３は速度設定用可変抵抗器２４とランプ回路
（経時的に回転数を増減させるためのもの）２５とから
なる速度設定装置で、該速度設定装置２３の速度指令信
号は前記伸線用モータ１０のインバータ２６および巻取
用モータ２１のインバータ２７に出力されるようにして
いる。なお２８，２９は該各伸線用モータ１０，巻取用
モータ２１の回転速度をインバータ２６，インバータ２
７にフィードバックするために設けられたパルスゼネレ
ータである。
同図中２３は速度設定用可変抵抗器２４とランプ回路
（経時的に回転数を増減させるためのもの）２５とから
なる速度設定装置で、該速度設定装置２３の速度指令信
号は前記伸線用モータ１０のインバータ２６および巻取
用モータ２１のインバータ２７に出力されるようにして
いる。なお２８，２９は該各伸線用モータ１０，巻取用
モータ２１の回転速度をインバータ２６，インバータ２
７にフィードバックするために設けられたパルスゼネレ
ータである。
【００１２】前記センサ１５はダンサーロール１１の基
準位置に対する上下のずれを検出し、アンプ３１，伝達
装置３２を介在させることによりそのずれの比例要素お
よび積分要素を操作量としてインバータ２７に出力し、
巻取用モータ２１の回転速度を修正動作させるようにし
ている。
準位置に対する上下のずれを検出し、アンプ３１，伝達
装置３２を介在させることによりそのずれの比例要素お
よび積分要素を操作量としてインバータ２７に出力し、
巻取用モータ２１の回転速度を修正動作させるようにし
ている。
【００１３】このように構成された伸線巻取装置では、
給材部１に置かれた線材２が伸線機８を通すことによっ
て所要径に伸線されその線材１２はそのまま直にペイル
巻取装置１６によりペイルパツク３０に収納される。こ
のため従来のようにドラム巻取に伴なう移動或いは継
線，矯正等の手間を要さず省力化が達成される。またダ
ンサーロールの動きにより伸線機の駆動速度が修正動作
されるのでペイル巻取装置を速度設定装置からの指令に
従い定速度で駆動することができ速度変動によりトラブ
ルを起こすおそれもなく高速（１２００ｍｍ／分）でペ
イル巻取ができ、溶接ワイヤ等ではペイルパック内に収
納されることで使用時の引き出しを容易ならしめ得る。
給材部１に置かれた線材２が伸線機８を通すことによっ
て所要径に伸線されその線材１２はそのまま直にペイル
巻取装置１６によりペイルパツク３０に収納される。こ
のため従来のようにドラム巻取に伴なう移動或いは継
線，矯正等の手間を要さず省力化が達成される。またダ
ンサーロールの動きにより伸線機の駆動速度が修正動作
されるのでペイル巻取装置を速度設定装置からの指令に
従い定速度で駆動することができ速度変動によりトラブ
ルを起こすおそれもなく高速（１２００ｍｍ／分）でペ
イル巻取ができ、溶接ワイヤ等ではペイルパック内に収
納されることで使用時の引き出しを容易ならしめ得る。
【００１４】
【発明の効果】このように本発明は、伸線とペイル巻取
とが一連に行なわれるようにしたので煩雑な中間作業か
不用となり省力化および省スペース化が達成される有益
な効果がある。
とが一連に行なわれるようにしたので煩雑な中間作業か
不用となり省力化および省スペース化が達成される有益
な効果がある。
【図１】本発明に係る伸線巻取装置の一実施例の概略を
示した斜視図。
示した斜視図。
【図２】図１の制御系図。
１ 給材部 ２ 線材 ８ 伸線機 １０ 伸線用モータ １１ ダンサーロール １２ 線材 １５ センサ １６ ペイル巻取装置 １７ 巻取ドラム １８ 補助ドラム １９ ガイド筒 ２１ 巻取用モータ ２３ 連度設定装置 ２６，２７ インバータ ３０ ペイルパック
Claims (1)
- 【請求項１】 インバータ制御式の伸線用モータにより
駆動される伸線機と、ダンサーロールと、インバータ制
御式の巻取用モータにより駆動されるペイル巻取装置と
からなり、線材を伸線機からダンサーロールを経由して
ペイル巻取装置の巻取ドラムに巻き取りペイルパックに
収納させるようにすると共に、速度設定装置の指令信号
に従い前記伸線用モータ及び巻取用モータを駆動させ、
前記ダンサーロールの動きを要素として伸線用モータに
よる伸線機の駆動速度を修正動作させるようにしたこと
を特徴とする伸線巻取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04236442A JP3099544B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 伸線巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04236442A JP3099544B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 伸線巻取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0663641A JPH0663641A (ja) | 1994-03-08 |
| JP3099544B2 true JP3099544B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=17000819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04236442A Expired - Lifetime JP3099544B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 伸線巻取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3099544B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100775772B1 (ko) * | 2007-05-23 | 2007-11-12 | 주식회사 부강스틸 | 회전속도제어수단이 겸비된 회전식 강선인발장치 |
| CN106899152A (zh) * | 2017-04-16 | 2017-06-27 | 赵洁 | 一种高槽满率双飞叉转子绕线机 |
| CN114803681B (zh) * | 2022-04-12 | 2023-06-02 | 江南大学 | 一种基于自动送丝的自适应排线设备及方法 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP04236442A patent/JP3099544B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0663641A (ja) | 1994-03-08 |
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Legal Events
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