JP3098671B2 - 注文管理装置 - Google Patents

注文管理装置

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JP3098671B2
JP3098671B2 JP8625394A JP8625394A JP3098671B2 JP 3098671 B2 JP3098671 B2 JP 3098671B2 JP 8625394 A JP8625394 A JP 8625394A JP 8625394 A JP8625394 A JP 8625394A JP 3098671 B2 JP3098671 B2 JP 3098671B2
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも商品データ
入力装置とキッチンプリンタと送信制御手段とを組合わ
せた注文管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レストランなどの飲食店で顧客の
注文を正確かつ迅速に調理人に伝達するために利用され
ている注文管理装置であるレストランシステムは、店員
が個々に携帯する多数のハンディターミナルと、厨房に
設置した所定数のキッチンプリンタと、キッチンプリン
タの一種としてドリンクカウンタに設置した所定数のカ
スタマチェックプリンタと、会計処理部に設置した一個
の電子キャッシュレジスタとを通信自在に設けたもので
ある。
【0003】このような注文管理装置の一従来例を図
に基づいて以下に説明する。まず、ここで例示する注文
管理装置であるレストランシステム1は、店員(図示せ
ず)が個々に携帯する多数のハンディターミナル2と、
レストランの天井裏(図示せず)に設置された一個の無
線通信装置3と、レストランの会計処理部(図示せず)
に設置された一個の電子キャッシュレジスタ4と、キッ
チンプリンタの一種としてレストランのドリンクカウン
タ(図示せず)に設置された複数個のカスタマチェック
プリンタ5と、レストランの洋食厨房や和食厨房やドリ
ンクカウンタ(何れも図示せず)の複数の位置に分散さ
れて設置された複数個のキッチンプリンタ6とを組合わ
せたものである。
【0004】そして、このレストランシステム1では、
前記ハンディターミナル2と前記無線通信装置3とは各
種データを無線通信するようになっており、前記無線通
信装置3と前記電子キャッシュレジスタ4と前記カスタ
マチェックプリンタ5と前記キッチンプリンタ6とは各
種データをLAN(Local Area Network)7で有線通信す
る。
【0005】前記ハンディターミナル2は、その外面に
キーボード8とディスプレイ9とを具備しており、各種
データを固定的に予め記憶したROM(Read Only Memor
y)、各種データを更新自在に一時記憶するRAM(Rando
m Access Memory)、各種のデータ処理を実行するCPU
(Central Processing Unit)、各種データを無線送信す
る無線通信装置(何れも図示せず)の回路部品を具備し
ている。少なくとも商品データやコメントデータ等の各
種データが、前記RAMやROMに設定された商品ファ
イルに予め格納されている。
【0006】なお、ここで云う商品データとは、例え
ば、“本日の定食”や“ステーキ”などのように商品の
種別を示すデータであり、コメントデータとは、“本日
の定食”の商品データに付属する“和風”“洋風”や、
“ステーキ”の商品データに付属する“レア”“ミディ
アム”“ウェルダン”などのように、一般的に販売価格
は変更することなく商品データの内容を細分化するデー
タである。
【0007】前記キッチンプリンタ6は、ROMやRA
MやCPUや有線通信装置の回路部品を具備しており、
各種データに基づいて注文伝票を印字するサーマルヘッ
ドで構成されている(何れも図示せず)。
【0008】さらに、前記無線通信装置3は、やはりR
OMやRAMやCPUの回路部品を具備しており、ここ
ではROMやRAMに注文データを選択的に伝送する前
記キッチンプリンタ6が商品データ毎に予め設定されて
おり、この設定データに従って注文データを送信する前
記キッチンプリンタ6を選定する。
【0009】このような構成において、このレストラン
システム1では、顧客が要望した注文の商品データやコ
メントデータ等を店員がハンディターミナル2にキーボ
ード8から入力操作すると、この入力データに従ってR
AMやROMから商品データやコメントデータを選択的
に読出して注文データを生成し、この注文データを無線
通信装置3に無線送信する。すると、このようにしてハ
ンディターミナル2から注文データを無線受信した無線
通信装置3は、その注文データをLAN7で電子キャッ
シュレジスタ4と一個のカスタマチェックプリンタ5と
一個のキッチンプリンタ6とに有線送信する。
【0010】この時、このようなレストランプリンタ1
では、無線通信装置3が商品データに対応して注文デー
タ送信するプリンタ5,6を選択し、“ステーキ”の注
文データは洋食厨房のキッチンプリンタ6のみに送信さ
れ、“本日の定食”の注文データは和食厨房のキッチン
プリンタ6のみに送信され、カスタマチェックプリンタ
5には全てのデータが送信される。
【0011】このようにして送信された注文データに基
づいて和食厨房と洋食厨房とのキッチンプリンタ6が注
文伝票を各々発行すると共にカスタマチェックプリンタ
5が顧客伝票を発行し、洋食厨房や和食厨房では注文伝
票の印字内容に従って注文の調理を各々開始し、ドリン
クカウンタでは店員が顧客伝票を飲物などと共に顧客の
座席に搬送することになる。顧客は顧客伝票で自身の注
文内容を確認することになり、食事の終了後には顧客伝
票を会計に持参して電子キャッシュレジスタ4で会計処
理を行なうことになる。
【0012】なお、このレストランシステム1では、ハ
ンディターミナル2から無線通信装置3にデータ伝送を
無線で行なうが、この他にも商品データ等を入力したハ
ンディターミナル2を店員がドリンクカウンタのジャッ
ク(図示せず)に装着すると、このジャックから各プリ
ンタ5,6等に各種データが有線で送信される注文管理
装置(図示せず)も実用化されている。また、このレス
トランシステム1では、カスタマチェックプリンタ5と
キッチンプリンタ6とは実際には同一構造となってお
り、ここでは動作モードの設定条件のみが相違している
ので、これは相互に代用や共用が可能である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなレストラ
ンシステム1では、ハンディターミナル2が送信する注
文データの商品データに対応して注文伝票を発行するキ
ッチンプリンタ6を選定し、厨房での調理作業の能率向
上に寄与することができる。
【0014】しかし、上述のように商品データのみで注
文伝票を発行するキッチンプリンタ6を選定すると、実
際には要望する厨房に注文伝票を発行することが困難で
あることが判明した。つまり、商品データが“本日の定
食”などの場合、この注文伝票を発行するキッチンプリ
ンタ6を設定する必要があるので、“本日の定食”の注
文伝票を和食厨房のキッチンプリンタ6で発行するよう
に設定することになる。しかし、この“本日の定食”に
“和風”と“洋風”とがあるような場合には、“洋風”
の“本日の定食”を和食厨房のキッチンプリンタ6で発
行することは適切でない。
【0015】
【課題を解決するための手段】商品データ入力装置と、
この商品データ入力装置から商品データを受信する送信
制御手段と、この送信制御手段に接続され各厨房に分散
して個々に設置された複数のキッチンプリンタとを具備
し、前記商品データ入力装置は、商品毎に名称データ、
単価データ、出力先データからなる多数の商品データを
予め記憶した商品記憶手段と、商品に関する複数のコメ
ントデータを予め記憶したコメント記憶手段と、前記商
品記憶手段に記憶された商品データの一つを指定する商
品指定手段と、前記コメント記憶手段に記憶されたコメ
ントデータの一つを指定するコメント指定手段と、前記
商品指定手段で指定された商品データを注文データとし
て前記コメント指定手段で指定されたコメントデータを
付加して外部に送信する第一の送信手段とを具備し、前
記送信制御手段は、前記商品データ入力装置から送信さ
れた注文データとコメントデータとを受信する第一の受
信手段と、この第一の受信手段が受信した注文データに
基づいて商品データ毎に印字データを生成するデータ生
成手段と、前記第一の受信手段が受信した前記商品デー
タの出力先データに基づいて前記キッチンプリンタの一
つを商品データ毎に選定するプリンタ選定手段と、この
プリンタ選定手段で選定された前記キッチンプリンタに
前記データ生成手段で生成された印字データを送信する
第二の送信手段とを具備し、前記キッチンプリンタは、
前記送信制御手段から送信された印字データを受信する
第二の受信手段と、この第二の受信手段が受信した印字
データに基づいて注文された商品データと注文個数とを
商品データ毎に印字用紙に印字して注文伝票を商品デー
タ毎に発行する伝票発行手段とを具備した注文管理装置
において、前記コメント記憶手段に記憶されたコメント
データに各々対応して印字データの送信先である前記キ
ッチンプリンタを指定する出力先データを記憶したコメ
ント分類手段を設け、前記コメント指定手段で指定され
たコメントデータの出力先データに対応した前記キッチ
ンプリンタに印字データの送信先を商品データ毎に変更
する送信先変更手段を設けた。
【0016】
【作用】注文データの注文伝票を発行するキッチンプリ
ンタをコメント分類手段の記憶データによりコメントデ
ータに対応して選定することで、注文伝票を最適なキッ
チンプリンタで発行する。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図7に基づい
て以下に説明する。なお、本実施例で例示する注文管理
装置であるレストランシステム10に関し、一従来例と
して前述したレストランシステム1と同一の部分は、同
一の名称と符号とを利用して詳細な説明は省略する。
【0018】まず、本実施例の注文管理装置であるレス
トランシステム10では、図1に例示するように、店員
(図示せず)が個々に携帯する多数の商品データ入力装
置であるハンディターミナル11と、会計処理部(図示
せず)に設置された送信制御手段である一個のステーシ
ョン12と、ここではドリンクカウンタ(図示せず)に
設置された複数個のカスタマチェックプリンタ5と、洋
食厨房と和食厨房とドリンクカウンタ(何れも図示せ
ず)とに個々に設置された複数個のキッチンプリンタ6
と、バックヤード(図示せず)に設置された一個のファ
イルプロセッサ13と、バックヤードに設置された一個
のモデムユニット14とを組合わせた構造となってい
る。このレストランシステム10では、前記ステーショ
ン12と各プリンタ5,6と前記ファイルプロセッサ1
3と前記モデムユニット14とはLAN7を介して接続
されており、前記モデムユニット14にはISDN(Int
egrated Services Digital Network)15を介して店外
のホストコンピュータ16が接続されている。
【0019】このレストランシステム10の前記ステー
ション12は、図1及び図2に例示するように、ここで
は電子キャッシュレジスタを兼用しており、各種のデー
タ処理を実行するCPU17、OS(Operating System)
等の商品データを固定的に予め記憶したROM18、商
品データを更新自在に一時記憶するRAM19、動作モ
ードを切替操作するモードスイッチ20、商品データが
入力されるキーボード21、各種データを表示するディ
スプレイ22、各種データを印字出力するR/J(Recei
pt/Journal)プリンタ23、現金(図示せず)を出入自
在に格納するドロワ24、各種データを無線通信する第
一の受信手段である無線通信装置25、各種データを有
線通信する有線通信装置26等をバス27を介して接続
した構造となっている。そこで、このステーション12
は、前記有線通信装置26でLAN7に接続されてお
り、前記無線通信装置25で各ハンディターミナル11
と無線通信するものである。
【0020】このステーション12では、図3に例示す
るように、多数の商品データが予め設定された商品分類
手段である商品テーブル28と、複数のコメントデータ
が予め設定されたコメント分類手段であるコメントテー
ブル29とが、前記RAM19の設定領域に更新自在に
登録されており、上述のようなテーブル28,29から
選出した各種データを一時記憶する登録テーブル(図示
せず)が、前記RAM19の作業領域に構成されてい
る。
【0021】このステーション12の商品テーブル28
が商品毎に予め記憶した商品データには、商品コードや
名称データや単価データなどの一般的なデータの他、こ
こでは出力先データが設定されており、この出力先デー
タは、和食厨房や洋食厨房に分散して設置された複数個
のキッチンプリンタ6を個々に指定するプリンタコード
で構成されている。同様に、このステーション12のコ
メントテーブル29がコメント毎に予め記憶したコメン
トデータには、コメントコードや名称データや商品コー
ドなどの一般的なデータの他、ここでは出力先データが
設定されており、この出力先データは、和食厨房や洋食
厨房に分散して設置された複数個のキッチンプリンタ6
を個々に指定するプリンタコードで構成されている。そ
して、このステーション12では、前記RAM19のコ
メントテーブル29に設定されたコメントデータは、出
力先の変更が必要な商品データに対応して出力先データ
が所定のプリンタコードで設定されている。
【0022】また、このレストランシステム10の前記
ハンディターミナル11は、図1及び図4に例示するよ
うに、各種のデータ処理を実行するCPU30、各種デ
ータを固定的に予め記憶したROM31、各種データを
更新自在に一時記憶するデータ記憶手段であるRAM3
2、商品データが入力されるデータ入力手段であるキー
ボード33、各種データを無線通信する第一の送信手段
である無線通信装置34、各種データを表示するディス
プレイ35等をバス36を介して接続した構造となって
いる。
【0023】このようなハンディターミナル11では、
図5に例示するように、自身のIDコードの格納領域3
7と、多数の商品データが予め設定された商品記憶手段
である商品テーブル38と、多数のコメントコードが予
め設定されたコメント記憶手段であるコメントテーブル
39とが、前記RAM32の設定領域に更新自在に登録
されており、上述のようなテーブル38,39から選出
した各種データを格納領域37のIDコードと共に一時
記憶する登録テーブル(図示せず)が、前記RAM32
の作業領域に構成されている。
【0024】このハンディターミナル11では、図6の
フローチャートでステップS1〜S3として後述するよ
うに、商品指定手段が前記キーボード33の入力データ
に従って前記商品テーブル38に記憶された商品データ
の一つを指定し、ステップS2,S5,S6として後述
するように、コメント指定手段が前記キーボード33の
入力データに従って前記コメントテーブル39に記憶さ
れたコメントデータの一つを指定すると、ステップS8
として後述するように、指定された商品データを注文デ
ータとしてコメントデータを付加して前記無線通信装置
34が前記ステーション12に送信する。
【0025】前記ハンディターミナル11が無線送信し
た注文データやコメントデータを無線受信して前記キッ
チンプリンタ6に印字データを有線送信する前記ステー
ション12は、図7でステップT2〜T4として後述す
るように、受信した注文データに基づいてプリンタ選定
手段が前記キッチンプリンタ6の一つを選定すると、ス
テップT5として後述するように、注文データに基づい
てデータ生成手段が生成した印字データを選定された前
記キッチンプリンタ6に送信する。この時、このステー
ション12では、ステップT2として後述するように、
データ検出手段がコメントデータを包含した注文データ
を検出すると、この検出された注文データの注文伝票を
発行する前記キッチンプリンタ6は、ステップT4とし
て後述するように、前記コメントテーブル29に設定さ
れたコメントデータに対応して送信先変更手段が変更す
る。
【0026】前記キッチンプリンタ6は、送信された印
字データを有線通信装置(図示せず)等の第二の受信手
段で受信すると、この印字データに基づいて伝票発行手
段が注文された商品データと注文個数とを印字用紙に印
字して注文伝票を発行する。
【0027】つぎに、このレストランシステム10で
は、接客した店員が商品データやコメントデータ等をハ
ンディターミナル11から入力して注文データを無線送
信すると、これをステーション12の無線通信装置25
が無線受信してLAN7から一個のカスタマチェックプ
リンタ5と一個のキッチンプリンタ6とに有線送信す
る。すると、この送信された各種データに基づいてキッ
チンプリンタ6が注文伝票を発行し、カスタマチェック
プリンタ5が注文伝票の一種に相当する顧客伝票を発行
するので、厨房では注文伝票の印字内容を視認して調理
を開始し、ドリンクカウンタでは顧客伝票を店員が顧客
の座席に搬送することになる。
【0028】この時、このステーション12では、ハン
ディターミナル11から注文データ等を無線受信してキ
ッチンプリンタ6に有線送信するステーション12が、
所定のキッチンプリンタ6に振分けて注文データを送信
することで、厨房の調理作業を迅速に開始できるように
している。
【0029】一方、顧客は座席に搬送された顧客伝票で
自身の注文内容を確認し、食事の終了後には顧客伝票を
会計に持参してステーション12で会計処理を行うこと
になる。この時、このステーション12は、ハンディタ
ーミナル11から受信した各種データをRAM19で一
時記憶しているので、顧客が持ち寄った顧客伝票のシリ
アルナンバーを店員がキーボード21から入力すると、
このシリアルナンバーで所定の記憶データが検索されて
ディスプレイ22の表示やR/Jプリンタ23の印字で
出力され、その会計処理を迅速に完了することができ
る。
【0030】そこで、このようなレストランシステム1
0において、ハンディターミナル11が注文データを生
成してステーション12に無線送信するデータ処理を、
図6に例示するフローチャートに基づいて以下に詳述す
る。
【0031】まず、このハンディターミナル1は、キー
ボード33による商品データの入力の有無を判断し(ス
テップS1)、これを検知するとテーブル38,39を
参照して対応するコメントデータの有無を判断する(ス
テップS2)。コメントデータが付加されない商品デー
タの場合には、この商品データで注文データを生成し
(ステップS3)、登録数カウンタをカウントアップす
る(ステップS4)。また、コメントデータが付加され
る商品データの場合には、キーボード33による商品デ
ータの入力の有無を判断し(ステップS5)、これを検
知すると商品データとコメントデータとで注文データを
生成してからステップS4に移行する(ステップS
6)。そして、この状態でキーボード33による完了の
入力を検知するまでステップS1に繰返し復帰し(ステ
ップS7)、この完了の入力を検知すると生成した注文
データをステーション12に無線送信する(ステップS
8)。
【0032】そこで、上述のようにしてハンディターミ
ナル11から無線受信する注文データを各プリンタ5,
6に有線送信するステーション12のデータ処理を、図
7に例示するフローチャートに基づいて以下に詳述す
る。
【0033】まず、このステーション12は、ハンディ
ターミナル11から無線通信装置25で無線受信した注
文データから商品データを順次読出し(ステップT
1)、この商品データに付加されたコメントデータの有
無をRAM19のテーブル28,29に基づいて判断す
る(ステップT2)。コメントデータが包含されない注
文データは、その商品データの出力先データに対応して
送信するキッチンプリンタ6を設定し(ステップT
3)、コメントデータが包含された注文データは、その
コメントデータの出力先データに対応して送信するキッ
チンプリンタ6を設定し(ステップT4)、このように
して設定されたキッチンプリンタ6に注文データを送信
する(ステップT5)。
【0034】このようにすることで、このレストランシ
ステム10では、和食厨房と洋食厨房とに分散して設置
したキッチンプリンタ6が、和食と洋食との注文伝票を
選択的に発行するので、これらの厨房では不用な注文伝
票を受取ることなく必要な注文伝票のみを受取って調理
作業を迅速に行うことができる。しかも、このレストラ
ンシステム10では、例えば、商品データが“本日の定
食”でコメントデータに“和風”と“洋風”とがあるよ
うな場合には、この注文伝票を発行するキッチンプリン
タ6はコメントデータに対応して選定されるので、注文
伝票を最適なキッチンプリンタ6で発行することができ
る。
【0035】なお、本実施例のレストランシステム10
では、ハンディターミナル11が送信する注文データを
キッチンプリンタ6に選択的に送信する送信制御手段を
ステーション12で設け、このステーション12にコメ
ント分類手段やデータ検出手段や送信先変更手段を設け
ることを例示したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、上述のような各種手段をハンデ
ィターミナルやキッチンプリンタに一体化することや、
個々に独立した装置として設けるようなことも可能であ
る。
【0036】また、本実施例のレストランシステム10
では、コメントデータを商品データに付加した場合に
は、商品データの出力先データは参照することなくコメ
ントデータの出力先データでキッチンプリンタ6を選定
することを例示したが、例えば、商品データが“和風ス
テーキ”と“洋風ステーキ”でコメントデータが“レ
ア”“ミディアム”“ウェルダン”のような場合には、
キッチンプリンタ6の選定をコメントデータでするより
も商品データでする方が望ましいことになる。このよう
な特定の商品データに関してのみ、コメントデータが付
加されてもコメントデータの出力先データは参照するこ
となく商品データの出力先データでキッチンプリンタ6
を選定するようなことも可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述のように、商品データ入力
装置と、この商品データ入力装置から商品データを受信
する送信制御手段と、この送信制御手段に接続され各厨
房に分散して個々に設置された複数のキッチンプリンタ
とを具備し、前記商品データ入力装置は、商品毎に名称
データ、単価データ、出力先データからなる多数の商品
データを予め記憶した商品記憶手段と、商品に関する複
数のコメントデータを予め記憶したコメント記憶手段
と、前記商品記憶手段に記憶された商品データの一つを
指定する商品指定手段と、前記コメント記憶手段に記憶
されたコメントデータの一つを指定するコメント指定手
段と、前記商品指定手段で指定された商品データを注文
データとして前記コメント指定手段で指定されたコメン
トデータを付加して外部に送信する第一の送信手段とを
具備し、前記送信制御手段は、前記商品データ入力装置
から送信された注文データとコメントデータとを受信す
る第一の受信手段と、この第一の受信手段が受信した注
文データに基づいて商品データ毎に印字データを生成す
るデータ生成手段と、前記第一の受信手段が受信した前
商品データの出力先データに基づいて前記キッチンプ
リンタの一つを商品データ毎に選定するプリンタ選定手
段と、このプリンタ選定手段で選定された前記キッチン
プリンタに前記データ生成手段で生成された印字データ
を送信する第二の送信手段とを具備し、前記キッチンプ
リンタは、前記送信制御手段から送信された印字データ
を受信する第二の受信手段と、この第二の受信手段が受
信した印字データに基づいて注文された商品データと注
文個数とを商品データ毎に印字用紙に印字して注文伝票
商品データ毎に発行する伝票発行手段とを具備した注
文管理装置において、前記コメント記憶手段に記憶され
たコメントデータに各々対応して印字データの送信先
ある前記キッチンプリンタを指定する出力先データを
憶したコメント分類手段を設け、前記コメント指定手段
で指定されたコメントデータの出力先データに対応した
前記キッチンプリンタに印字データの送信先を商品デー
タ毎に変更する送信先変更手段を設けたことにより、コ
メントデータを包含した注文データをデータ検出手段が
検出すると、この注文データの注文伝票を発行するキッ
チンプリンタはコメント分類手段の設定データにより送
信先変更手段がコメントデータに対応して選定するの
で、注文伝票を最適なキッチンプリンタで発行すること
ができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注文管理装置の一実施例であるレスト
ランシステムの全体構造を例示する模式図である。
【図2】ステーションのハードウェアを例示するブロッ
ク図である。
【図3】ステーションのRAMの各種データの記憶構造
を例示する模式図である。
【図4】ハンディターミナルのハードウェアを例示する
ブロック図である。
【図5】ハンディターミナルのRAMの各種データの記
憶構造を例示する模式図である。
【図6】ハンディターミナルのデータ処理を例示するフ
ローチャートである。
【図7】ステーションのデータ処理を例示するフローチ
ャートである。
【図8】注文管理装置の一従来例であるレストランシス
テムの全体構造を例示する模式図である。
【符号の説明】
6 キッチンプリンタ 10 注文管理装置 11 商品データ入力装置 12 送信制御手段 25 第一の受信手段 28 商品分類手段 29 コメント分類手段 38 商品記憶手段 39 コメント記憶手段 34 第一の送信手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品データ入力装置と、この商品データ
    入力装置から商品データを受信する送信制御手段と、こ
    の送信制御手段に接続され各厨房に分散して個々に設置
    された複数のキッチンプリンタとを具備し、 前記商品データ入力装置は、商品毎に名称データ、単価
    データ、出力先データからなる多数の商品データを予め
    記憶した商品記憶手段と、商品に関する複数のコメント
    データを予め記憶したコメント記憶手段と、前記商品記
    憶手段に記憶された商品データの一つを指定する商品指
    定手段と、前記コメント記憶手段に記憶されたコメント
    データの一つを指定するコメント指定手段と、前記商品
    指定手段で指定された商品データを注文データとして前
    記コメント指定手段で指定されたコメントデータを付加
    して外部に送信する第一の送信手段とを具備し、 前記送信制御手段は、前記商品データ入力装置から送信
    された注文データとコメントデータとを受信する第一の
    受信手段と、この第一の受信手段が受信した注文データ
    に基づいて商品データ毎に印字データを生成するデータ
    生成手段と、前記第一の受信手段が受信した前記商品デ
    ータの出力先データに基づいて前記キッチンプリンタの
    一つを商品データ毎に選定するプリンタ選定手段と、こ
    のプリンタ選定手段で選定された前記キッチンプリンタ
    に前記データ生成手段で生成された印字データを送信す
    る第二の送信手段とを具備し、 前記キッチンプリンタは、前記送信制御手段から送信さ
    れた印字データを受信する第二の受信手段と、この第二
    の受信手段が受信した印字データに基づいて注文された
    商品データと注文個数とを商品データ毎に印字用紙に印
    字して注文伝票を商品データ毎に発行する伝票発行手段
    とを具備した注文管理装置において、 前記コメント記憶手段に記憶されたコメントデータに各
    々対応して印字データの送信先である前記キッチンプリ
    ンタを指定する出力先データを記憶したコメント分類手
    段を設け、前記コメント指定手段で指定されたコメント
    データの出力先データに対応した前記キッチンプリンタ
    に印字データの送信先を商品データ毎に変更する送信先
    変更手段を設けたことを特徴とする注文管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US11453099B2 (en) 2015-05-29 2022-09-27 Applied Materials, Inc. Retaining ring having inner surfaces with features
US11682561B2 (en) 2014-04-22 2023-06-20 Applied Materials, Inc. Retaining ring having inner surfaces with facets

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