JP3096568B2 - 無線式注文管理システム - Google Patents

無線式注文管理システム

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JP3096568B2
JP3096568B2 JP14966894A JP14966894A JP3096568B2 JP 3096568 B2 JP3096568 B2 JP 3096568B2 JP 14966894 A JP14966894 A JP 14966894A JP 14966894 A JP14966894 A JP 14966894A JP 3096568 B2 JP3096568 B2 JP 3096568B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファミリーレストラ
ン,ファーストフード店等の飲食店等で利用される無線
式注文管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファミリーレストラン向けの無線
式注文管理システムの概要図を図14に示す。このシス
テムは、金銭取引を行う電子式キャッシュレジスタ(E
CR)1、注文伝票を印字発行するためのカスタマープ
リンタ(CP)2、調理指示票を印字発行するためのキ
ッチンプリンタ(KP)3、無線基地局4等を備え、こ
れらを有線伝送路5で接続してなるホスト装置6と、こ
のホスト装置6と無線通信が可能な複数台のハンディ端
末7a,7b,…,7nとで構成される。
【0003】そして、電子式キャッシュレジスタ1は会
計場所に設置されており、カスタマープリンタ2はウェ
イターやウェイトレスと呼ばれる接客担当者の待機場所
等に設置されており、キッチンプリンタ3は厨房に設置
されており、無線基地局4は客席の天井等に設置されて
いる。一方、各ハンディ端末7a,7b,…7nはそれ
ぞれ接客担当者が携帯している。
【0004】しかして、接客担当者は客席にて客からメ
ニュー商品のオーダを受けると、ハンディ端末7a〜7
nに設けられたキーボードを操作してオーダ内容を登録
する。そうすると、この登録されたオーダ内容に相当す
る注文情報がハンディ端末7a〜7nから無線基地局4
へ無線伝送され、さらに電子式キャッシュレジスタ1,
カスタマープリンタ2及びキッチンプリンタ3へ有線伝
送される。
【0005】これにより、カスタマープリンタ2におい
ては、受信した注文情報に基いて所定の書式で注文伝票
が印字発行される。また、キッチンプリンタ3において
は、受信した注文情報に基いて所定の書式で調理指示票
が印字発行される。
【0006】その結果、厨房内の調理担当者は調理指示
票に従いメニュー商品の調理を行う。また、接客担当者
は注文伝票に従い調理品の配膳を行い、客が注文した全
商品の配膳を完了した後、注文伝票を客に渡す。客は、
飲食後、注文伝票をもって会計場所まで赴き、会計担当
者に注文伝票を渡す。会計担当者は注文伝票に印字され
ている客識別情報を電子式キャッシュレジスタ1に設け
られたキーボードから入力する。そうすると、その客の
注文情報に基いて合計金額が表示されるので、会計担当
者は客から代金の支払いを求める。
【0007】ところで、従来のこの種の無線式注文管理
システムにおいては、食材の不足等の理由によって品切
れとなったメニュー商品が発生した場合に、接客担当者
が客から誤って注文を取らないように、オーダ内容登録
操作時に品切れのメニュー商品が指定されても登録を無
効とするようになっていた。
【0008】すなわち、厨房にて品切れとなったメニュ
ー商品が発生すると、厨房内の担当者はキッチンプリン
タ3に設けられたキーボードを操作して品切れとなった
メニュー商品を指定する品切れ情報を入力する。そうす
ると、この品切れ情報は有線伝送によって無線基地局4
へ送信される。
【0009】品切れ情報を受信した無線基地局4におい
ては、その受信した品切れ情報を記憶部にて記憶する。
そして、ハンディ端末7a〜7nの1つから回線接続要
求を受信する毎に、そのハンディ端末に対して品切れ情
報を送信済みか否かを判断し、未送信の場合に限り上記
品切れ情報を該当ハンディ端末に無線伝送する。
【0010】一方、品切れ情報を受信したハンディ端末
においては、その受信した品切れ情報を記憶部にて記憶
する。そして、キーボードが操作されて客が注文したメ
ニュー商品が指定される毎に、そのメニュー商品が品切
れか否かを品切れ情報に基いてチェックし、品切れの場
合には登録無効を表示する。このような構成により、品
切れとなったメニュー商品を誤って受付けてしまうこと
を防止していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各ハン
ディ端末7a〜7nは登録された注文情報を送信する際
に無線基地局4に対して回線接続要求を行い、無線基地
局4との回線が接続された1台のハンディ端末のみが注
文情報を伝送できる構成である。すなわち、注文情報の
伝送と品切れ情報の伝送とが同一の無線チャンネルを使
用して行われており、1台のハンディ端末が注文情報の
送信のために回線接続要求を行ってから実際に注文情報
を送信し終えるまでに要する時間が長かった。そして、
この間は、他のハンディ端末はホスト装置と無線通信を
行うことができなかった。
【0012】このため、店の繁忙時には、ほぼ同時に多
くのハンディ端末にて注文情報が登録されることがある
が、このとき各ハンディ端末に未送信の品切れ情報が無
線基地局4にて記憶管理されているとすると、各ハンデ
ィ端末からの注文情報が無線基地局4に全て伝送される
までに要する時間が長時間化し、厨房での受注が遅れて
しまう問題があった。
【0013】厨房での受注が遅れると、当然に客の注文
を受付けてから配膳を完了するまでに要する時間が長時
間化する。このことは、ファミリーレストランやファー
ストフード店では客放れの原因となり得る上、客の回転
率も悪くなるので売上げも低下する。
【0014】そこで本発明は、1台のハンディ端末が注
文情報の送信のために回線接続要求を行ってから実際に
注文情報を送信し終えるまでに要する無線占有時間を常
に短くすることができ、たとえ多くのハンディ端末にて
ほぼ同時に注文情報が登録されても厨房での受注遅れを
防止できる無線式注文管理システムを提供しようとする
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数台のハン
ディ端末にてそれぞれ登録された注文情報を無線通信に
よってホスト装置へ伝送して記憶管理し、かつホスト装
置にて登録された品切れ情報を無線通信によって各ハン
ディ端末へ伝送して注文情報の登録を制御する無線式注
文管理システムにおいて、ホスト装置は、第1の無線チ
ャンネルを使用する第1の無線基地局と第1の無線チャ
ンネルとは混信しない第2の無線チャンネルを使用する
第2の無線基地局とを備えるとともに、第1の無線基地
局で各ハンディ端末から送信される注文情報を待機し注
文情報を受信すると応答する注文情報受信手段と、品切
れ情報が登録されると第2の無線基地局から第2の無線
チャンネルを使用して各ハンディ端末にその品切れ情報
を繰返し送信する品切れ情報送信手段とを備え、各ハン
ディ端末は、注文情報が登録されると第1の無線チャン
ネルを使用してホスト装置にその注文情報を送信する注
文情報送信手段と、注文情報の送信処理中でないとき定
期的に無線チャンネルを第1の無線チャンネルから第2
の無線チャンネルに切換えてホスト装置から送信される
品切れ情報を受信する品切れ情報受信手段とをそれぞれ
備えたものである。
【0016】
【作用】このような手段を講じた本発明の無線式注文管
理システムであれば、各ハンディ端末にて注文情報が登
録されると、そのハンディ端末からホスト装置に第1の
無線チャンネルを使用して注文情報が無線送信され、ホ
スト装置にて受信されて記憶管理される。一方、ホスト
装置にて品切れ情報が登録されると、ホスト装置から各
ハンディ端末に第2の無線チャンネルを使用して品切れ
情報が無線送信され、各ハンディ端末にて受信されて注
文情報の登録が制御される。
【0017】ここで、注文情報の伝送に使用される第1
の無線チャンネルと品切れ情報の伝送に使用される第2
の無線チャンネルとは互いに混信しないように選択され
ているので、注文情報の伝送と品切れ情報の伝送とは相
関することなく適宜行われる。
【0018】
【実施例】以下、本発明をレストラン向けの無線式注文
管理システムに適用した一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0019】図1は本実施例システムの概要図であり、
このシステムは、金銭取引を行う電子式キャッシュレジ
スタ(ECR)10、注文伝票を印字発行するためのカ
スタマープリンタ(CP)20、調理指示票を印字発行
するためのキッチンプリンタ(KP)30、第1の無線
基地局40及び第2の無線基地局80等を備え、これら
を有線伝送路50で接続してなるホスト装置60と、こ
のホスト装置60と無線通信が可能な複数台のハンディ
端末70a,70b,…,70nとで構成される。
【0020】そして、電子式キャッシュレジスタ10は
会計場所に設置されており、カスタマープリンタ20は
ウェイターやウェイトレスと呼ばれる接客担当者の待機
場所等に設置されており、キッチンプリンタ30は厨房
に設置されており、第1の無線基地局40及び第2の無
線基地局80は客席の天井等に設置されている。一方、
各ハンディ端末70a,70b,…70nはそれぞれ接
客担当者が携帯している。
【0021】また、この実施例システムでは、無線通信
に使用する無線チャンネルを、第1の無線基地局40と
各ハンディ端末70a〜70nとの間ではチャンネルch
1に設定し、第2の無線基地局80と各ハンディ端末7
0a〜70nとの間では前記チャンネルch1とは混信し
ないチャンネルch2に設定している。
【0022】因みに、この実施例システムにおける無線
通信仕様は、種別を特定小電力無線と定義し、周波数帯
を400MHz帯と定義し、通信方式を単信と定義し、
チャンネルアクセス方式をCSMA方式と定義し、デー
タ通信速度を4800bpsと定義する。
【0023】図2は前記電子式キャッシュレジスタ10
の要部構成を示すブロック図であって、この電子式キャ
ッシュレジスタ10は、制御部本体を構成するCPU
(中央処理装置)11、このCPU11の制御プログラ
ム等が格納されたROM(リード・オンリ・メモリ)1
2、注文情報等を記憶するためのRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)13、ホスト装置60を構成する他の
機器との間で有線伝送路50を介して行われるデータの
送受信を制御する通信インタフェース14、キーボー
ド,レシート/ジャーナルプリンタ,表示器,ドロワ等
のキャッシュレジスタ用周辺機器15aが接続される周
辺機器インタフェース15等で構成される。
【0024】この電子式キャッシュレジスタ10は図1
4に示した従来システムにおける電子式キャッシュレジ
スタ1と構成及び作用を同等としており、RAM13に
記憶された注文情報に基づいて合計金額の出力,釣銭の
演算,レシートの発行等を行う。
【0025】図3はカスタマープリンタ20の要部構成
を示すブロック図であって、このカスタマープリンタ2
0は、制御部本体を構成するCPU21、このCPU2
1の制御プログラム等が格納されたROM22、注文情
報等を記憶するためのRAM23、ホスト装置60を構
成する他の機器との間で有線伝送路50を介して行われ
るデータの送受信を制御する通信インタフェース24、
プリンタ25aが接続されるプリンタインタフェース2
5等で構成される。
【0026】このカスタマープリンタ20も図14に示
した従来システムにおけるカスタマープリンタ2と構成
及び作用を同等としており、RAM23に記憶された注
文情報に基づいてプリンタ25aより所定の書式で注文
伝票を印字発行する。
【0027】図3はキッチンプリンタ30の要部構成を
示すブロック図であって、このキッチンプリンタ30
は、制御部本体を構成するCPU31、このCPU31
の制御プログラム等が格納されたROM32、注文情報
を記憶するためのメモリエリア等が形成されたRAM3
3、ホスト装置60を構成する他の機器との間で有線伝
送路50を介して行われるデータの送受信を制御する通
信インタフェース34、プリンタ35aが接続されるプ
リンタインタフェース35、表示装置36aが接続され
る表示装置インタフェース36、キーボード37aが接
続されるキーボードインタフェース37等で構成され
る。
【0028】このキッチンプリンタ30も図14に示し
た従来システムにおけるキッチンプリンタ3と構成及び
作用をほぼ同等としており、RAM33に記憶された注
文情報に基づいてプリンタ35aより所定の書式で調理
指示票を印字発行する。
【0029】また、キーボード37aには品切れとなっ
たメニュー商品の商品コード等を品切れ情報として入力
するためのキー等が配設されており、このキーボード3
7aを介して入力された品切れ情報の内容を表示装置3
6aに表示するとともに、通信インタフェース34を介
して第2の無線基地局80へ送信する。
【0030】図5は第1の無線基地局40の要部構成を
示すブロック図であって、この無線基地局40は、制御
部本体を構成するCPU41、このCPU41の制御プ
ログラム等が格納されたROM42、各ハンディ端末7
0a〜70nから受信した注文情報を一時格納するため
の注文情報記憶部43aを有するRAM43、ホスト装
置60を構成する他の機器との間で有線伝送路50を介
して行われるデータの送受信を制御する通信インタフェ
ース44、無線制御部45aが接続される無線通信イン
タフェース45等で構成される。
【0031】前記無線制御部45aは、無線チャンネル
を設定する無線チャンネル設定部46aの他、無線送信
部46b、変調部46c、復調部46d、無線受信部4
6e等からなり、空中線47を介して無線で行われるデ
ータの送受信を制御する。
【0032】しかして、この第1の無線基地局40にお
けるCPU41は、初期設定として無線制御部45aの
無線チャンネル設定部46aに前述したチャンネルch1
の無線チャンネルを設定する。その後は、図9の流れ図
に示す処理を繰り返し実行することによって、各ハンデ
ィ端末70a〜70nから無線送信される注文情報を受
信処理するようにプログラム構成されている。
【0033】すなわち、CPU41は空中線47及び無
線制御部45aを介して各ハンディ端末70a〜70n
のいずれか1つから回線接続要求信号(以下、ENQ信
号と略称する)を受信するのを待機し、ENQ信号を受
信すると、そのENQ信号発信元のハンディ端末に対し
て正常受信を応答するACK応答信号を無線制御部45
a及び空中線47を介して無線送信する。
【0034】次いで、所定時間内に該当ハンディ端末か
ら無線送信された注文情報を空中線47及び無線制御部
45aを介して受信すると、該当ハンディ端末に対して
ACK応答信号を無線制御部45a及び空中線47を介
して無線送信するとともに、受信した注文情報をRAM
43の注文情報記憶部43aに一時記憶する。その後、
上記注文情報記憶部43aに記憶した注文情報を通信イ
ンタフェース44及び有線伝送路50を介して電子式キ
ャッシュレジスタ10,カスタマープリンタ20及びキ
ッチンプリンタ30にそれぞれ転送したならば、再びE
NQ信号の受信待機に戻る。なお、ENQ信号受信に対
するACK応答信号を送信後、所定時間内に注文情報を
受信できなかった場合には、再びENQ信号の受信待機
に戻る。
【0035】ここに、ホスト装置60における注文情報
受信手段は、第1の無線基地局40によって構成され
る。
【0036】図6は第2の無線基地局80の要部構成を
示すブロック図であって、この無線基地局80は、制御
部本体を構成するCPU81、このCPU81の制御プ
ログラム等が格納されたROM82、キッチンプリンタ
30を介して登録された品切れ情報を一時格納するため
の品切れ情報記憶部83aを有するRAM83、ホスト
装置60を構成する他の機器との間で有線伝送路50を
介して行われるデータの送受信を制御する通信インタフ
ェース84、無線制御部85aが接続される無線通信イ
ンタフェース85等で構成される。
【0037】前記無線制御部85aは、無線チャンネル
を設定する無線チャンネル設定部86aの他、無線送信
部86b及び変調部86c等からなり、空中線87を介
して無線で行われるデータの送信を制御する。
【0038】しかして、この第2の無線基地局80にお
けるCPU81は、初期設定として無線制御部85aの
無線チャンネル設定部86aに前述したチャンネルch2
の無線チャンネルを設定する。その後は、通信インタフ
ェース84を介してキッチンプリンタ30から送信され
た品切れ情報を受信する毎に、その品切れ情報をRAM
83の品切れ情報記憶部84に格納する。また、図示し
ない割込タイマ回路から所定時間間隔で周期的に発生さ
れる割込信号に応動して図10の流れ図に示す割込処理
を実行するようにプログラム構成されている。
【0039】すなわち、CPU81はこの割込処理を開
始すると、先ず、RAM83の品切れ情報記憶部84に
品切れ情報が格納されているか否かを判断する。そし
て、格納されていない場合には、今回の割込処理を終了
する。
【0040】これに対し、品切れ情報が格納されている
場合には、その品切れ情報を読出し、無線制御部85a
及び空中線87を介して各ハンディ端末70a〜70n
に一斉送信したならば、今回の割込処理を終了する。こ
の場合において、品切れ情報には全ハンディ端末70a
〜70nが同時に受信することができる送信先アドレス
が付加されて無線送信される。
【0041】ここに、ホスト装置60における品切れ情
報送信手段は、第2の無線基地局80によって構成され
る。
【0042】図7は各ハンディ端末70a〜70nの要
部構成を示すブロック図であって、このハンディ端末7
0a〜70nは、制御部本体を構成するCPU71、こ
のCPU71の制御プログラム等が格納されたROM7
2、図8に示すようにオーダ記憶部73a,品切れ情報
記憶部73b,オーダフラグFのフラグエリア73c等
の各種メモリエリアが形成されたRAM73、キーボー
ド74aが接続されるキーボードインタフェース74、
表示装置75aが接続される表示装置インタフェース7
5、無線制御部76aが接続される無線通信インタフェ
ース76等で構成される。
【0043】前記キーボード74aは、各種メニュー商
品をそれぞれ類別するためのメニューコードを入力する
ためのメニューキーの他、接客担当者番号,食卓番号,
客の人数等の各種データを入力するためのキー及びこれ
らのキー操作によって登録された注文情報の送信を指示
するための送信キー等が配設されたものである。
【0044】前記表示装置75aは、メニューキーの操
作により入力されたメニューコードに対応するメニュー
商品名等を表示するもので、キー入力内容の確認等に用
いられる。
【0045】前記無線制御部76aは、無線チャンネル
を設定する無線チャンネル設定部77aの他、無線送信
部77b、変調部77c、復調部77d、無線受信部7
7e等からなり、空中線78を介して無線で行われるデ
ータの送受信を制御する。
【0046】しかして、各ハンディ端末70a〜70n
におけるCPU71は、図示しない割込タイマ回路から
所定時間間隔で周期的に発生される割込信号に応動して
図11の流れ図に示す割込処理を実行するようにプログ
ラム構成されている。
【0047】すなわち、CPU71はこの割込処理を開
始すると、先ず、RAM73のフラグエリア73cにオ
ーダフラグFがセットされているか否かを判断する。そ
して、オーダフラグFがセットされている場合には、当
該ハンディ端末はホスト装置60に注文情報を無線送信
中なので、今回の割込処理を終了する。
【0048】これに対し、オーダフラグFがリセットさ
れている場合には、当該ハンディ端末は注文情報を送信
中でないので、無線制御部76aの無線チャンネル設定
部77aに前記第2の無線基地局80と通信可能なチャ
ンネルch2の無線チャンネルを設定する。
【0049】次に、前記第2の無線基地局80から各ハ
ンディ端末70a〜70nに一斉送信される品切れ情報
を受信したか否かを判断する。そして、上記品切れ情報
を受信できなかった場合には、前記無線チャンネル設定
部77aに設定される無線チャンネルを前記第1の無線
基地局40と通信可能なチャンネルch1の無線チャンネ
ルに変更した後、今回の割込処理を終了する。
【0050】一方、無線チャンネルをチャンネルch2に
設定した結果、前記第2の無線基地局80から無線送信
された品切れ情報を空中線78及び無線制御部76aを
介して受信したならば、その受信した品切れ情報を品切
れ情報記憶部73bに追加登録する。その後、前記無線
チャンネル設定部77aに設定される無線チャンネルを
前記第1の無線基地局40と通信可能なチャンネルch1
の無線チャンネルに変更したならば、今回の割込処理を
終了する。
【0051】ここに、ハンディ端末70a〜70nにお
ける品切れ情報受信手段は、CPU71,上記割込処理
のプログラムを格納したROM72及び無線制御部76
aによって構成される。
【0052】また、前記CPU71は、キーボード74
aの所定キー操作によって接客担当者番号,食卓番号,
客の人数,客が注文したメニュー商品のメニューコード
及び注文個数等の注文情報が登録され、続いて送信キー
が操作入力されて該注文情報の無線送信が指示される
と、図12の流れ図に示す処理を実行するようにプログ
ラム構成されている。
【0053】すなわち、CPU71は、先ず該CPU7
1が内蔵しているリトライカウンタRTCを“0”に初
期設定した後、ホスト装置60と他のハンディ端末との
間でチャンネルch1を使用した無線通信が行われている
か否かを無線制御部76aを介して調べる。
【0054】ここで、無線通信中の場合には前記リトラ
イカウンタRTCを「+1」カウントアップした後、再
びチャンネルch1を使用した無線通信が行われているか
否かを調べる。こうして、所定回数n繰返しチェックし
ても無線通信状態が回避できない場合には、表示装置7
5aに通信エラーである旨を表示させたならば、今回の
送信キー入力処理を終了する。
【0055】これに対し、チャンネルch1を使用した無
線通信が行われていない場合には、RAM73のフラグ
エリア73cにオーダフラグFをセットして、注文情報
の送信中であることを宣言する。次いで、無線制御部7
6a及び空中線78を介してホスト装置60にENQ信
号を送信する。このとき、無線チャンネル設定部77a
にはチャンネルch1が設定されている。
【0056】これに応じて、ホスト装置60から正常受
信を示すACK応答信号を空中線78及び無線制御部7
6aを介して受信したならば、RAM73のオーダ記憶
部73aに格納されている注文情報を無線制御部76a
及び空中線78を介してホスト装置60に送信する。
【0057】これに応じて、ホスト装置60から正常受
信を示すACK応答信号を空中線78及び無線制御部7
6aを介して受信したならば、前記フラグエリア73c
のオーダフラグFをリセットするとともに前記オーダ記
憶部73aをクリアした後、今回の送信キー入力処理を
終了する。
【0058】なお、ENQ信号あるいは注文情報をホス
ト装置60に無線送信した後、該ホスト装置60からの
ACK応答信号を受信できなかった場合には、通信エラ
ーが発生したので、前記フラグエリア73cのオーダフ
ラグFをリセットするとともに、表示装置75aに通信
エラーである旨を表示させたならば、今回の送信キー入
力処理を終了する。
【0059】ここに、ハンディ端末70a〜70nにお
ける注文情報送信手段は、CPU71,上記送信キー入
力処理のプログラムを格納したROM72及び無線制御
部76aによって構成される。
【0060】このように構成された本実施例において
は、ホスト装置60における第1の無線基地局40には
無線チャンネルとしてチャンネルch1が予め設定されて
おり、第2の無線基地局40には上記チャンネルch1と
は混信しないチャンネルch2が予め設定されている。
【0061】一方、各ハンディ端末70a〜70nに
は、無線チャンネルとして通常はチャンネルch1が設定
されており、このチャンネルch1を使用して注文情報が
無線送信される。また、注文情報送信の合間を見計らっ
て一時的にチャンネルch2に変更され、ホスト装置60
から無線送信される品切れ情報を受信可能となる。
【0062】従って、各ハンディ端末70a〜70nに
て注文情報が登録され、送信キーが操作入力されると、
各ハンディ端末70a〜70nからは順次注文情報がチ
ャンネルch1を使用して無線送信される。そして、これ
らの注文情報はホスト装置60の第1の無線基地局40
によって順次受信され、電子式キャッシュレジスタ1
0,カスタマープリンタ20及びキッチンプリンタ30
にそれぞれ転送される。
【0063】これにより、各ハンディ端末70a〜70
nからの注文情報が電子式キャッシュレジスタ10にて
記憶管理されて、該当する客の代金精算業務等に利用さ
れる。また、カスタマープリンタ20からは各注文情報
に基づいてそれぞれ注文伝票が印字発行され、キッチン
プリンタ30からは調理指示票がそれぞれ印字発行され
る。
【0064】一方、ホスト装置60のキッチンプリンタ
30を介して品切れ情報が登録されると、この品切れ情
報は第2の無線基地局80に与えられる。そして、この
第2の無線基地局80から全ハンディ端末70a〜70
nに対してチャンネルch2を使用して一斉送信される。
この品切れ情報の一斉送信は所定時間間隔で繰り返し行
われる。
【0065】各ハンディ端末70a〜70nにおいて
は、注文情報の送信処理中でないとき、定期的に無線受
信チャンネルがチャンネルch1からチャンネルch2に切
り換えられる。これにより、ホスト装置60の第2の無
線基地局80から繰り返し送信される品切れ情報は、全
ハンディ端末70a〜70nにて適宜受信され、品切れ
情報記憶部73bに格納されて、注文を受けた商品のメ
ニューコードの入力の際に品切れか否かの判断として用
いられる。
【0066】今、キッチンプリンタ30にて品切れ商品
の登録が行われて、図13の時点T0にて第2の無線基
地局80から品切れ情報Sがチャンネルch2を使用して
無線送信されたとする。このとき、5台のハンディ端末
HT1,HT2,HT3,HT4,HT5が注文情報の
非送信中であるとき、この品切れ情報Sは全ハンディ端
末HT1,HT2,HT3,HT4,HT5にてほぼ同
時に受信される。
【0067】続いて、図13の時点T1にて上記5台の
ハンディ端末HT1,HT2,HT3,HT4,HT5
にてほぼ同時に送信キーが操作入力されたとすると、各
ハンディ端末HT1,HT2,HT3,HT4,HT5
から順次注文情報がチャンネルch1を使用して無線送信
される。なお、図13において、信号EはENQ信号で
あり、信号Oは注文情報であり、信号AはACK応答信
号である。
【0068】この場合において、本実施例では、図13
の(a)に示すように、時点T2にて5台分の注文情報
を送信し終える。これに対し、図14に示すようなシス
テム構成の従来例においては、同一条件の場合、同図
(b)に示すように、時点T2よりほぼ2倍の時間を経
過した時間T2′にて5台分の注文情報を送信し終え
る。
【0069】このように、本実施例によれば、ホスト装
置60に注文情報受信用の第1の無線基地局40と、品
切れ情報送信用の第2の無線基地局80とを設け、各ハ
ンディ端末70a〜70nからホスト装置60への注文
情報の送信にはチャンネルch1を使用し、ホスト装置6
0から各ハンディ端末70a〜70nへの品切れ情報の
送信にはチャンネルch1と混信しないチャンネルch2を
使用するようにしたので、ホスト装置60にて登録され
た品切れ情報を各ハンディ端末70a〜70nに対して
注文情報の送信の合間を見計らって送信することができ
る。
【0070】その結果、1台のハンディ端末からの注文
情報の伝送に関わる無線占有時間は、注文情報を先立ち
ハンディ端末から送信されるENQ信号に応じてホスト
装置から品切れ情報を送信していた従来に比べて大幅に
短縮できるので、ほぼ同時に多くのハンディ端末にて注
文情報が登録されたとしても各ハンディ端末からの注文
情報がホスト装置60に全て伝送されるまでに要する時
間を大幅に短縮でき、厨房での受注遅れを防止できる。
【0071】また、品切れ情報は全ハンディ端末70a
〜70nがほぼ同時に受信可能な形式で第2の無線基地
局80から一斉送信されるので、任意のハンディ端末が
品切れ情報を速やかに獲得できる効果も奏する。
【0072】なお、前記実施例では第2の無線基地局8
0における無線制御部85aを送信専用としたが、第1
の無線基地局40における無線制御部45aのように送
受信機能を備えたものを用い、品切れ情報を受信したハ
ンディ端末からのACK応答信号を監視し、全ハンディ
端末からのACK応答信号を受けるまで同一品切れ情報
を繰り返し送信するようにしてもよい。
【0073】この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、1
台のハンディ端末が注文情報の送信のために回線接続要
求を行ってから実際に注文情報を送信し終えるまでに要
する無線占有時間を常に短くすることができ、たとえ多
くのハンディ端末にてほぼ同時に注文情報が登録されて
も厨房での受注遅れを防止できる無線式注文管理システ
ムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における無線式注文管理シ
ステムの概要図。
【図2】 同実施例における電子式キャッシュレジスタ
の要部構成を示すブロック図。
【図3】 同実施例におけるカスタマープリンタの要部
構成を示すブロック図。
【図4】 同実施例におけるキッチンプリンタの要部構
成を示すブロック図。
【図5】 同実施例における第1の無線基地局の要部構
成を示すブロック図。
【図6】 同実施例における第2の無線基地局の要部構
成を示すブロック図。
【図7】 同実施例におけるハンディ端末の要部構成を
示すブロック図。
【図8】 図7に示すハンディ端末のRAMに形成され
る主要なメモリエリアを示す図。
【図9】 図5に示す第1の無線基地局のCPUが実行
するメイン処理を示す流れ図。
【図10】図5に示す第2の無線基地局のCPUが実行
するタイマ割込処理を示す流れ図。
【図11】図7に示すハンディ端末のCPUが実行する
タイマ割込処理を示す流れ図。
【図12】図7に示すハンディ端末のCPUが実行する
送信キー入力処理を示す流れ図。
【図13】同実施例における無線伝送状況の一例を従来
例と対比して示すタイムチャート。
【図14】無線式注文管理システムの従来例を示す概要
図。
【符号の説明】
10…電子式キャッシュレジスタ 20…カスタマープリンタ 30…キッチンプリンタ 40…第1の無線基地局 60…ホスト装置 70a〜70n…ハンディ端末 80…第2の無線基地局

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のハンディ端末にてそれぞれ登録
    された注文情報を無線通信によってホスト装置へ伝送し
    て記憶管理し、かつホスト装置にて登録された品切れ情
    報を無線通信によって各ハンディ端末へ伝送して前記注
    文情報の登録を制御する無線式注文管理システムにおい
    て、 前記ホスト装置は、第1の無線チャンネルを使用する第
    1の無線基地局と前記第1の無線チャンネルとは混信し
    ない第2の無線チャンネルを使用する第2の無線基地局
    とを備えるとともに、前記第1の無線基地局で各ハンデ
    ィ端末から送信される注文情報を待機し注文情報を受信
    すると応答する注文情報受信手段と、品切れ情報が登録
    されると前記第2の無線基地局から前記第2の無線チャ
    ンネルを使用して各ハンディ端末にその品切れ情報を繰
    返し送信する品切れ情報送信手段とを具備し、 前記各ハンディ端末は、注文情報が登録されると前記第
    1の無線チャンネルを使用して前記ホスト装置にその注
    文情報を送信する注文情報送信手段と、注文情報の送信
    処理中でないとき定期的に無線チャンネルを前記第1の
    無線チャンネルから前記第2の無線チャンネルに切換え
    て前記ホスト装置から送信される品切れ情報を受信する
    品切れ情報受信手段とをそれぞれ具備したことを特徴と
    する無線式注文管理システム。
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