JP3097881U - テーブルタップとこれに用いる塵埃進入防止板 - Google Patents

テーブルタップとこれに用いる塵埃進入防止板 Download PDF

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矢澤 宣志
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Abstract

【課題】この考案は防塵機能付きのテーブルタップに係り、更に詳細に述べれば栓刃挿入口にプラグの栓刃が挿入されていない所謂非使用時に前記栓刃挿入口をケースの内側から塞ぐ状態で復元型の塵埃進入防止板を設けたテーブルタップと塵埃進入防止板に関するものである。
【解決手段】上部ケース1に設けた取り付け孔11,12に嵌合する頂部31側に少なくとも2個の栓刃挿入口34を開口した器状の栓刃案内部材3と、前記栓刃案内部材3の縁部35上に重合し前記栓刃案内部材3と下部ケース2との間に挟着し一対の刃受けばね8を両ケース1.2内で支持する第一の支持駒6と、前記栓刃案内部材3と支持駒6との間に形成した間隙部G内に前記栓刃案内部材3の内面と前記支持駒6の中央部から突出した押し付け片65との間で中央の肉厚部51を挟持した塵埃進入防止板を介在させ前記栓刃挿入口34を栓刃Nの非挿入時内側から塞ぐことでケース内に塵埃の進入を防止するように構成したことを特徴とするテーブルタップ。
【選択図】図1

Description

【考案の属する技術分野】
【0001】
この考案は防塵機能付きのテーブルタップに係り、更に詳細に述べれば栓刃挿入口にプラグの栓刃が挿入されていない所謂非使用時に前記栓刃挿入口をケースの内側から塞ぐ状態復元型の塵埃進入防止板を設けたテーブルタップと塵埃進入防止板に関するものである。
【従来の技術】
【0002】
特に栓刃挿入口が上を向くようにして使用する機会の多いテーブルタップやコンセントでは、前記栓刃挿入口にプラグの栓刃が挿入されていない所謂非使用時に前記栓刃挿入口からケース内部に塵埃が入ったり異物が侵入するのを防ぐために、従来特許文献1に記載されているテーブルタップ本体(ケース)に紐状の接続部を介して前記栓刃挿入口を塞ぐカバーを設けたものや、テーブルタップやコンセントの栓刃挿入口を覆う板状部材の一面に前記栓刃挿入口に挿入可能な栓刃を取り付けた絶縁性の栓刃挿入口封止具が用いられている。
しかしこれらは人手を介して前記栓刃挿入口に取り付けたり前記栓刃挿入口から取り外したりしなければならず使用後に栓刃挿入口に取り付けるのを忘れてしまったら前記栓刃挿入口は開放状態になってしまい塵埃等の侵入を防ぎ得ない。また、前者のものは紐状の接続部が切れてしまえば後者のものと同様にテーブルタップ本体(ケース)とは遊離状態になるので紛失しやすくなる。
【0003】
また、栓刃挿入口からケース内への塵埃等の侵入を防止するために特許文献2に記載されているように、U状折り曲げ部と連続して上方に立ち上がる一方の側板先端部に係止板を設けると共に、他方の側板先端部を略水平に折り曲げて栓刃挿入口を塞ぐ閉塞板を設けた弾性を有する合成樹脂製の一対の防塵カバーを、ケース内に設けた端子収納室の長手方向両側縁部に形成した防塵カバー収納室内に収納し、前記防塵カバーに設けた閉塞板によりプラグ差込口から端子収納室内に塵埃等が侵入するのを防止するものがある。
しかし、この場合ケース内に防塵カバーを収納するための収納室を栓刃挿入口奥の左右に1個づつ設けなければならずこのためにケースの幅方向の寸法を大きくしてしまうと共に、均一厚のシート部材を折り曲げた構成では栓刃挿入口を塞ぐための圧力が大きくないために塵埃の侵入阻止効果があまり期待できない。
【特許文献1】特開2003−31297号公報
【特許文献2】特開平9―245879号公報
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
前述したように従来の技術である前者の栓刃挿入口を外側から塞ぐと言う構成では、栓刃挿入口封止具の紛失や被せ忘れが生じ、また後者の栓刃挿入口を内側から塞ぐと言う構成では、ケースの大型化や栓刃挿入口を内側から塞ぐための構成に機構的な問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題は、上部ケースに設けた取り付け孔に嵌着した頂部側にすくなくとも2個の栓刃挿入口が開口する器状の栓刃案内部材と、前記栓刃案内部材の縁部上に重合し前記栓刃案内部材と下部ケースとの間で挟着した一対の刃受けばねを両ケース内で支持する第一の支持駒と、前記栓刃案内部材と支持駒との間に形成した間隙部内に前記栓刃案内部材の内面と前記支持駒の中央部から突出した押し付け片との間で中央の肉厚部を挟持した塵埃進入防止板を介在させると共に、上部および下部ケースの電源コード取り付け側とは反対側の端板に設けた二つの切り欠けで形成した取り付け孔に嵌着した頂部側に少なくとも2個の栓刃挿入口を有する器状の栓刃案内部材と、前記栓刃案内部材の縁部と当接し前記栓刃案内部材と前記上部および下部ケースの双方内に突設させたねじ止め用のボスとの間で挟着し一対の刃受けばねを両ケース内で支持する第二の支持駒と、前記栓刃案内部材と支持駒との間に形成した間隙部内に前記栓刃案内部材の内面と前記支持駒の中央部から若干突出した押し付け片との間で中央肉厚部を挟持した塵埃進入防止板を介在させ前記栓刃挿入口を栓刃の非挿入時内側から塞ぐことでケース内に塵埃の進入を防止するように構成すると共に、塵埃進入防止板を器状の栓刃案内部材の凹所内に挿着し得る幅でかつ並行に開けた少なくとも2個の栓刃挿入口を塞ぐに十分な長さの矩形体で、一面は略平坦で他面にはその中央部に前記2個の栓刃挿入口間隔より若干幅狭の肉厚部を形成し、この肉厚部から前記矩形体の端縁までの肉薄部で前記肉厚部から前記端縁より一寸手前までの間それらの両端から漸次肉薄になる逆梯形状の溝を設け前記他面側に湾曲した構成とすることで解決できる。
【考案の実施の形態】
【実施例】
【0006】
この考案のテーブルタップは、図1に示すように上部ケース1、下部ケース2、第一および第二の栓刃案内部材3,4、塵埃進入防止板5、第一および第二の支持駒6,7、刃受けばね8およびコードユニット9とで構成する。
合成樹脂材料を射出成型した船形状の上部ケース1は、図1および図2に示すように、頂部に2個の取り付け孔11,12を所定の間隔を設けて開口し、一方の端部は端縁に向かって絞られて細り端縁より若干内側に溝13を設けたコード導出口14が、他方の端板15には前記取り付け孔11,12を横に半分にした形状の切り欠16がそれぞれ開口し、また内部に下部ケース2側のボスと対向する位置にねじ穴を有するボス17,18と一対の位置決め突起19を立設した構成である。
【0007】
同様に合成樹脂材料を射出成型した船形状の下部ケース2は、図1および図3に示すように一方の端部は端縁に向かって絞られて細り端縁より若干内側に溝21設けたコード導出口22が、他方の端板23に前記取り付け孔11,12を横に半分にした形状の切り欠24がそれぞれ開口し、また内部には両ケースを固定するための止めねじ10が挿通する通孔の開いたボス25,26と位置決め用の一対の桟27と突起28を設けた構成である。
【0008】
合成樹脂材料を射出成型した第一の栓刃案内部材3は、図1および図4に示すように一面側には前記取り付け孔11,12に嵌入し得る形状の俵状の頂部31とこの頂部31から前記ケース1の板厚だけ下方に前記頂面のケースからの表出量を規制する外側に若干張り出すように段部32を設け、他面側は窪み33をもって器状とし、図4および図6に示すように少なくとも2個(アース栓刃用として3個の場合もある)の栓刃挿入口34が全記頂部31から窪み33内に貫通し、矩形の縁部35の各隅部には組立位置を規制するためのノブ36をそれぞれ立設し、長尺側の一方の側面にはボス16を避けると共に位置決め用の抉り溝37と、底面38の中央部に後述する塵埃進入防止板5の取り付け位置を規制するための一対のダボ39を立設した構成である。
【0009】
合成樹脂材料を射出成型した第二の栓刃案内部材4は、図1および図7に示すように一面側には前記取り付け孔11,12に嵌入し得る形状の頂部41とこの頂部から前記ケース1の板厚だけ下方に前記頂部のケースからの表出量を規制する段部42を設け、他面側は窪み43をもって器状とし、図7〜図9に示すように少なくとも2個(アース栓刃用として3個の場合もある)の栓刃挿入口44が全記頂部41から窪み43内に貫通し、矩形の縁部45の各隅部に組立位置を規制するための4本のノブ46を立設し、底面48の中央には後述する塵埃進入防止板5の取り付け位置決め用の一対の桟47とダボ49を設けた構成である。
【0010】
シリコン樹脂等の耐摩耗耐熱性樹脂材料で作られた塵埃進入防止板5は、図10に示すように前記した器状の第一および第二の栓刃案内部材3,4の窪み33,43内に配設し得る幅でかつ並行に開けた少なくとも2個の栓刃挿入口33,43を塞ぐに十分な長さの矩形体で、一面は略平坦で他面にはその中央部に前記2個の栓刃挿入口間隔より若干幅狭の略方形の肉厚部51を形成し、この肉厚部51の中央部には位置決め用の一対のダボ孔52が開けてあり前記肉厚部51から前記矩形体の端縁53,54までの肉薄部55,56には前記肉厚部から前記端縁の一寸手前までの間その両端から漸次肉薄となり中央部分で前記肉薄部55,56の肉厚の略半分程度の肉厚に至る略逆梯形状の溝57を設け、前記端縁部分は一面側から他面側に弧面を呈するように面取りし、一面側に加わった外力で肉薄部55,56が他面側に湾曲した後前記外力が無く成った際復元し易く構成してある。
【0011】
第一の支持支持駒6は、図11〜13に示すように断面が略凹字状をなす二つの凸部61とこれらを連接する底板62内を空洞63とし、前記二つの凸部61の頂面にそれぞれ前記空洞63に開口する栓刃突き抜け口64を、前記凸部61の側面には同様に前記空洞63内に開口し後述する刃受けばね8を挿通する一対のスリット65を設け、前記底板62の裏面で双方の凸部61の中間に位置する箇所にこの支持支持駒6の底板62を第一の栓刃案内部材3の縁部35上に重ね合わせた際に生じる間隙部G内に配設した塵埃進入防止板5を挟持し得る高さの押し付け片66を突出させると共に前記底板62の各隅部にダボ孔67をそれぞれ設けた構成である。
【0012】
第二の支持支持駒7は、図14〜16に示すように断面が略凹字状をなし、内部に空洞71を設け底板72で連接した二つの凸部73の頂面にそれぞれ前記空洞71に開口する栓刃突き抜け口74を、前記凸部73の側面には同様に前記空洞61に開口し刃受けばねを挿通する一対のスリット75を設け、前記底板72の裏面で両凸部73の中間に位置する箇所にこの支持支持駒7の底板72を第二の栓刃案内部材4の縁部45に当接した際に生じる間隙部G内配設した塵埃進入防止板5を挟持し得る第一の支持支持駒6の押し付け片69の高さの約三分の一程度の高さの押し付け片76を突出させると共に前記底板72の各隅部にダボ孔77をそれぞれ設けた構成である。
【0013】
刃受けばね8は、図17に示すように導電性金属材料である銅またはその合金からなるフープ材81をプレス成型により、その長さ方向の略中央部分に前記取り付け孔11,12の開孔位地間隔を設けて前記フープ材81の幅を三等分する箇所に栓刃幅の2倍弱の長さで接触面積を増加させるために2本のクランク状のスリットを設けると共に前記スリットの両端で上下2本の細片82,84をコ字状になるように外側に折り曲げ、前記2本の細片82,84の一面と中央の細片83の他面との間にプラグPの栓刃Nを材料ならびに構造に伴って生じる弾力に抗して差し込める間隙gを設けて栓刃受け端子85,86形成し、フープ材81の一方の端部にはコードを接続するための芯線からめ用の孔87を形成した接続端子88を、他方の端部側は栓刃受け端子86際から外側にやや大きく湾曲させ前記端部に至る手前から前記湾曲方向とは反対方向に小さく湾曲させて接片89を形成した構成である。
【0014】
コードユニット9は、図1および18に示すように平型の被覆コード91の一端には前記コードの芯線92と接続する2本の栓刃93,94を端面から突出させたプラグ95を、他端側には被覆を剥離し芯線92を露出させると共にケース1,2に設けた溝13,21内に嵌合する鍔96を形成した電線保護部97をそれぞれ取り付けたものである。
【0015】
この考案のテーブルタップは、組立に当たり先ず図5および8に示すように第一および第二の栓刃案内部材3,4の窪み33,43内に塵埃侵入防止板5をその平坦な面を底面38,48に向けダボ39,49がダボ孔52に挿入するように配設する。
【0016】
次に、図2に示すように、この第一の栓刃案内部材3を上部ケース1の内側からその頂部31が取り付け孔11,12から外部に表出するように段部32で挿入量が規制を受けるまで挿入し、次に第二の栓刃案内部材4を上部ケース1の内側からその頂部41が端板15の切り欠16から表出し段部42で挿入量が規制を受けるまで挿入する。
【0017】
この後、図15〜18に示すように第一の支持支持駒6の一対のスリット66内に、接続端子88の絡め用の孔87にコードユニット9の芯線92を通して絡めてから半田付けした2本の刃受けばね8を栓刃受け端子85,86が栓刃突き抜け口64の真下に位置するように差し込み、接片89は図21,22に示すように第二の支持駒7の二つのスルット75内にそれぞれ差し込む。
【0018】
図19〜21に示すように、刃受けばね8を取り付けた第一の支持駒6を第一の栓刃案内部材3の縁部35上に、図22,23に示すように、刃受けばね8を取り付けた第二の支持駒7を第二の栓刃案内部材4の縁部45上にそれぞれダボ39がダボ孔66に、ダボ48がダボ孔76に挿入するように重ね合わせる。
【0019】
コードユニット9の鍔96が上下両ケース1,2の溝13,21内に、第一の支持駒6が桟27間に、第二の支持駒7が端板15,23と突起19,28ならびにボス16,24の間にそれぞれ位置するように上部ケース1に下部ケース2を重ねてから、前記ボス23,24の通孔を通してボス15,16のねじ穴に止めねじ10を螺入して固定する。この場合第一の支持駒6の一方はその側面に構成した抉り溝37内にボス16の周面の一部が当接しケース内での位地決めを補助する。
【0020】
このように組み立てた一例である3口のテーブルタップは、取り付け孔11,12および2組の切り欠16,24で端板15,23に形成した前記取り付け孔と同じ形状の取り付け孔の位置に配設した2個の第一の栓刃案内部材3と1個の第二の栓刃案内部材4と共に図24に示すように栓刃挿入口34または44にプラグPの栓刃Nが挿入されていない所謂非使用時には、第一および第二の栓刃案内部材3,4の窪み33または43内に配設した塵埃進入防止板5が栓刃挿入口34,44を下方から塞ぎ、外部から前記栓刃挿入口34,44を通して上下ケース1,2内に塵埃や異物が進入するのを阻止する。
【0021】
また、図25に示すように、栓刃挿入口34または44にプラグPの栓刃Nを挿入すると、栓刃Nの先端が塵埃進入防止板5の肉薄部55,56に当接してこれに下方へ押し下げようとする外力が加わり、素材の持つ弾発力に前記外力が打ち勝った時点で塵埃進入防止板5は最も薄い溝57部分でその上面が栓刃Nの一面に添うように下方に折れ曲がり栓刃Nの挿入を妨げることはない。
前記栓刃Nの先端部分が刃受けばね8の接続端子88を構成する細片82,83の一面と細片84の他面に摺接して電機的に接続する。
【0022】
次に、プラグPの栓刃Nを栓刃挿入口34または44から引き抜くと
先ず前記栓刃Nの刃先が接続端子88を構成する細片82,84の一面と細片83の他面を摺接しつつ外れ、次に塵埃進入防止板5の折れ曲がり部分と栓刃Nの一面との摺接関係が外れると塵埃進入防止板5は肉厚部51と溝57との間の漸次肉薄部分に蓄えられた圧縮力で前の状態に直ちに復元し塵埃進入防止板5が栓刃挿入口34,44を下方から塞ぎ、外部から前記栓刃挿入口34,44を通して上下ケース1,2内に塵埃や異物が進入するのを阻止する。
【考案の効果】
【0023】
この考案は、上部ケース1に設けた取り付け孔11,12に嵌合する頂部31側に少なくとも2個の栓刃挿入口34を開口した器状の第一の栓刃案内部材3と、前記栓刃案内部材3の縁部35上に重合し前記栓刃案内部材3と下部ケース2との間に挟着し一対の刃受けばね8を両ケース1,2内で支持する第一の支持駒6と、前記栓刃案内部材3と前記第一の支持駒6との間に形成した間隙部G内に前記栓刃案内部材3の内面と前記第一の支持駒6の中央部から突出した押し付け片65との間で中央の肉厚部51を挟持した塵埃進入防止板5を介在させたので、ケース上部の前記栓刃挿入口34を栓刃Nの非挿入時内側から塞ぎ塵埃や異物の進入を阻止し、塵埃進入防止板5の構成も単純で組立性が良い等の効果がある。
【0024】
この考案は、上部および下部ケース1,2の電源コード導出口14,22側とは反対側の端板15,23に設けた二つの切り欠16,24で形成した取り付け孔に嵌合した頂部41側に少なくとも2個の栓刃挿入口44が開口した器状の第二の栓刃案内部材4と、前記第二の栓刃案内部材4の縁部45に当接し前記第二の栓刃案内部材4と前記上部および下部ケース1,2の双方内に突設させたねじ止め用のボス17,18と25,26との間に挟着し一対の刃受けばね8を両ケース1,2内で支持する第二の支持駒と7、前記第二の栓刃案内部材4と第二の支持駒7との間に形成した間隙部G内に前記第二の栓刃案内部材4の内面と前記第二の支持駒7の中央部から突出した押し付け片76との間で中央の肉厚部51を挟持した塵埃進入防止板5を介在させ前記栓刃挿入口44を栓刃Nの非挿入時内側から塞ぐようにこうせいしたので、ケース端面の前記栓刃挿入口44を栓刃Nの非挿入時内側から塞ぎ塵埃や異物の進入を阻止し、塵埃進入防止板5の構成も単純で組立性がよい等の効果がある。
【0025】
この考案は、上部ケース1に設けた取り付け孔11,12に嵌合する頂部31側に少なくとも2個の栓刃挿入口34を開口した器状の第一の栓刃案内部材3と、前記栓刃案内部材3の縁部35上に重合し前記栓刃案内部材3と下部ケース2との間に挟着し一対の刃受けばね8を両ケース1,2内で支持する第一の支持駒6と、前記栓刃案内部材3と前記第一の支持駒6との間に形成した間隙部G内に前記栓刃案内部材3の内面と前記第一の支持駒6の中央部から突出した押し付け片66との間で中央の肉厚部51を挟持した塵埃進入防止板5を介在させ前記栓刃挿入口34を栓刃Nの非挿入時内側から塞ぐと共に、上部および下部ケース1,2のコード導出口14,22側とは反対側の端板15,23に設けた二つの切り欠16,24で形成した取り付け孔に嵌合した頂部41側に少なくとも2個の栓刃挿入口44が開口した器状の第二の栓刃案内部材4と、前記第二の栓刃案内部材4の縁部45に当接し前記第二の栓刃案内部材4と前記上部および下部ケース1,2の双方内に突設したねじ止め用のボス17,18と25,26との間に挟着し一対の刃受けばね8を両ケース1,2内で支持する第二の支持駒と7、前記第二の栓刃案内部材4と第二の支持駒7との間に形成した間隙部G内に前記第二の栓刃案内部材4の内面と前記第二の支持駒7の中央部から突出した押し付け片76との間で中央の肉厚部51を挟持した塵埃進入防止板5を介在させたので、ケース上部並びに端面の前記栓刃挿入口34,44を栓刃Nの非挿入時内側から塞ぎ塵埃や異物の進入を阻止し、塵埃進入防止板5の構成も単純で組立性がよい等の効果がある。
【0026】
この考案は、器状の第一および第二の栓刃案内部材3,4の窪み33,43内に挿着し得る幅でかつ並行に開けた少なくとも2個の栓刃挿入口34,44を塞ぐに十分な長さの矩形体で、一面は略平坦で他面にはその中央部に前記2個の栓刃挿入口34,44の間隔より若干幅狭の肉厚部51を形成し、この肉厚部51の中央に第一および第二の栓刃案内部材3,4に立設したダボ39,49が挿入して位置決めを行うダボ孔52を開け、前記肉厚部51から前記矩形体の端縁53,54までの肉薄部55,56で前記肉厚部51から前記端縁53,54より一寸手前までの間を肉薄にする溝57を設けた塵埃進入防止板5を用いるため、前記他面側に湾曲し易く、復元力が大きく組立性が良いと言う効果がある。
【0027】
この考案の塵埃進入防止板5は、器状の第一および第二の栓刃案内部材3,4の窪み33,43内に挿着し得る幅でかつ並行に開けた少なくとも2個の栓刃挿入口34,44を塞ぐに十分な長さの矩形体で、一面は略平坦で他面にはその中央部に前記2個の栓刃挿入口34,44の間隔より若干幅狭の肉厚部51を形成し、この肉厚部51の中央に第一および第二の栓刃案内部材3,4に立設したダボ39,49が挿入して位置決めを行うダボ孔52を開け、前記肉厚部51から前記矩形体の端縁53,54での肉薄部55,56で前記肉厚部51から前記端縁53,54より一寸手前までの間それらの両端から漸次肉薄になる逆梯形状の溝57を設けた塵埃進入防止板5を用いるため、他面側に湾曲した後の復元性が良く、単純な板状なので組立性が良いと言う効果がある。
【0028】
この考案の、第一および第二の支持駒6,7は、断面が略凹字状をなす二つの凸部61,71とこれらを連接する底板62,72内を空洞63,73とし、前記二つの凸部61,71の頂面にそれぞれ前記空洞63,73に開口する栓刃突き抜け口64,74を、前記凸部61,71の側面には同様に前記空洞63,73内に開口し後述する刃受けばね8を挿通する一対のスリット65,75を設け、前記底板62,72の裏面で双方の凸部61,71の中間に位置する箇所にこの支持支持駒6,7の底板62,72を第一の栓刃案内部材3,4の縁部35,45上に重ね合わせた際に生じる間隙部G内に配設した塵埃進入防止板5を挟持し得る高さの押し付け片66,76を突出させると共に前記底板62,72の各隅部にダボ孔67,77を設けた構成としたので、塵埃進入防止板5の組み込みに当たり作業性が良い等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のテーブルタップの分解斜視図。
【図2】上部ケースの斜視図。
【図3】下部ケースの斜視図。
【図4】第一の栓刃案内部材の斜視図。
【図5】内部に塵埃進入防止板を取り付けた状態の第一の栓刃案内部材の裏側から見た斜視斜視図。
【図6】図5のA−A断線での断面図。
【図7】第二の栓刃案内部材の斜視図。
【図8】内部に塵埃進入防止板を取り付けた状態の第二の栓刃案内部材を裏側から見た斜視斜視図。
【図9】図8のB−B断線での断面図。
【図10】塵埃進入防止板の斜視図。
【図11】第一の支持駒の底面図。
【図12】同じく側面図。
【図13】図11のC−C断線での断面図。
【図14】第二の支持駒の底面図。
【図15】同じく側面図。
【図16】図14のD−D断線での断面。
【図17】刃受けばねの斜視図。
【図18】コードウニットの斜視図。
【図19】第一の支持駒に刃受けばねを取り付けた状態を示す斜視図。
【図20】第一の支持駒に刃受けばねを取り付けた状態を示す底面図。
【図21】図20のE−E断線における断面図。
【図22】第一の支持駒に刃受けばねを取り付けた状態を示す側面図。
【図23】図22のF−F断線における断面図。
【図24】栓刃案内部材の栓刃挿入口にプラグの栓刃が挿入されていな場合の塵埃進入防止板の状態を示す断面図。
【図25】栓刃案内部材の栓刃挿入口にプラグの栓刃が挿入された場合の塵埃進入防止板の状態を示す断面図。
【符号の説明】
1:上部ケース
2:下部ケース
3,4:第一および第二の栓刃案内部材
5:塵埃進入防止板
6,7:第一および第二の支持駒
8:刃受けばね
9:コードユニット
14:コード導出口
15:端板
16:切り欠
17,18:ボス
22:コード導出口
23:端板
24:切り欠
25,26:ボス
33:窪み
34:栓刃挿入口
35:縁部
39:ダボ
41:頂部
42:段部
43:窪み
44:栓刃挿入口
45:縁部
49:ダボ
51:肉厚部
52:ダボ孔
53,54:端縁
55,56:肉薄部
57:溝
61:凸部
62;底板
63:空洞
64:栓刃突き抜け口
65:スリット
66:押し付け片
67:ダボ孔
71:凸部
72:底板
73:空洞
74:栓刃突き抜け口
75:スリット
76:押し付け片
77:ダボ孔
G:間隙

Claims (6)

  1. 上部ケース1に設けた取り付け孔11,12に嵌合する頂部31側に少なくとも2個の栓刃挿入口34を開口した器状の第一の栓刃案内部材3と、前記栓刃案内部材3の縁部35上に重合し前記栓刃案内部材3と下部ケース2との間に挟着し一対の刃受けばね8を両ケース1,2内で支持する第一の支持駒6と、前記栓刃案内部材3と前記第一の支持駒6との間に形成した間隙部G内に前記栓刃案内部材3の内面と前記第一の支持駒6の中央部から突出した押し付け片65との間で中央の肉厚部51を挟持した塵埃進入防止板5を介在させ前記栓刃挿入口34を栓刃Nの非挿入時内側から塞ぐことでケース1,2内に塵埃の進入を防止するように構成したことを特徴とするテーブルタップ。
  2. 上部および下部ケース1,2の電源コード導出口14,22側とは反対側の端板15,23に設けた二つの切り欠16,24で形成した取り付け孔に嵌合した頂部41側に少なくとも2個の栓刃挿入口44が開口した器状の第二の栓刃案内部材4と、前記第二の栓刃案内部材4の縁部45に当接し前記第二の栓刃案内部材4と前記上部および下部ケース1,2の双方内に突設させたねじ止め用のボス17,18と25,26との間に挟着し一対の刃受けばね8を両ケース1,2内で支持する第二の支持駒と7、前記第二の栓刃案内部材4と第二の支持駒7との間に形成した間隙部G内に前記第二の栓刃案内部材4の内面と前記第二の支持駒7の中央部から突出した押し付け片76との間で中央の肉厚部51を挟持した塵埃進入防止板5を介在させ前記栓刃挿入口44を栓刃Nの非挿入時内側から塞ぐことでケース1,2内に塵埃の進入を防止するように構成したことを特徴とするテーブルタップ。
  3. 上部ケース1に設けた取り付け孔11,12に嵌合する頂部31側に少なくとも2個の栓刃挿入口34を開口した器状の第一の栓刃案内部材3と、前記栓刃案内部材3の縁部35上に重合し前記栓刃案内部材3と下部ケース2との間に挟着し一対の刃受けばね8を両ケース1,2内で支持する第一の支持駒6と、前記栓刃案内部材3と前記第一の支持駒6との間に形成した間隙部G内に前記栓刃案内部材3の内面と前記第一の支持駒6の中央部から突出した押し付け片66との間で中央の肉厚部51を挟持した塵埃進入防止板5を介在させ前記栓刃挿入口34を栓刃Nの非挿入時内側から塞ぐと共に、上部および下部ケース1,2のコード導出口14,22側とは反対側の端板15,23に設けた二つの切り欠16,24で形成した取り付け孔に嵌合した頂部41側に少なくとも2個の栓刃挿入口44が開口した器状の第二の栓刃案内部材4と、前記第二の栓刃案内部材4の縁部45に当接し前記第二の栓刃案内部材4と前記上部および下部ケース1,2の双方内に突設させたねじ止め用のボス17,18と25,26との間に挟着し一対の刃受けばね8を両ケース1,2内で支持する第二の支持駒と7、前記第二の栓刃案内部材4と第二の支持駒7との間に形成した間隙部G内に前記第二の栓刃案内部材4の内面と前記第二の支持駒7の中央部から突出した押し付け片76との間で中央の肉厚部51を挟持した塵埃進入防止板5を介在させ前記栓刃挿入口44を栓刃Nの非挿入時内側から塞ぐことでケース内に塵埃の進入を防止するように構成したことを特徴とするテーブルタップ。
  4. 塵埃進入防止板5は、器状の第一および第二の栓刃案内部材3,4の窪み33,43内に挿着し得る幅でかつ並行に開けた少なくとも2個の栓刃挿入口34,44を塞ぐに十分な長さの矩形体で、一面は略平坦で他面にはその中央部に前記2個の栓刃挿入口34,44の間隔より若干幅狭の肉厚部51を形成し、この肉厚部51の中央に第一および第二の栓刃案内部材3,4に立設したダボ39,49が挿入して位置決めを行うダボ孔52を開け、前記肉厚部51から前記矩形体の端縁53,54までの肉薄部55,56で前記肉厚部51から前記端縁53,54より一寸手前までの間を肉薄にする溝57を設け前記他面側に湾曲し易くした構成であることを特徴とする請求項1,2および3記載のテーブルタップ。
  5. 器状の第一および第二の栓刃案内部材3,4の窪み33,43内に挿着し得る幅でかつ並行に開けた少なくとも2個の栓刃挿入口34,44を塞ぐに十分な長さの矩形体で、一面は略平坦で他面にはその中央部に前記2個の栓刃挿入口34,44の間隔より若干幅狭の肉厚部51を形成し、この肉厚部51の中央に第一および第二の栓刃案内部材3,4に立設したダボ39,49が挿入して位置決めを行うダボ孔52を開け、前記肉厚部51から前記矩形体の端縁53,54での肉薄部55,56で前記肉厚部51から前記端縁53,54より一寸手前までの間それらの両端から漸次肉薄になる逆梯形状の溝57を設け前記他面側に湾曲した後の復元性を良くした構成であることを特徴とする塵埃進入防止板。
  6. 第一および第二の支持駒6,7は、断面が略凹字状をなす二つの凸部61,71とこれらを連接する底板62,72内を空洞63,73とし、前記二つの凸部61,71の頂面にそれぞれ前記空洞63,73に開口する栓刃突き抜け口64,74を、前記凸部61,71の側面には同様に前記空洞63,73内に開口し後述する刃受けばね8を挿通する一対のスリット65,75を設け、前記底板62,72の裏面で双方の凸部61,71の中間に位置する箇所にこの支持支持駒6,7の底板62,72を第一の栓刃案内部材3,4の縁部35,45上に重ね合わせた際に生じる間隙部G内に配設した塵埃進入防止板5を挟持し得る高さの押し付け片66,76を突出させると共に前記底板62,72の各隅部にダボ孔67,77を設けた構成であることを特徴とする請求項1,2および3記載のテーブルタップ。
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