JP3097368B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP3097368B2
JP3097368B2 JP04356830A JP35683092A JP3097368B2 JP 3097368 B2 JP3097368 B2 JP 3097368B2 JP 04356830 A JP04356830 A JP 04356830A JP 35683092 A JP35683092 A JP 35683092A JP 3097368 B2 JP3097368 B2 JP 3097368B2
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直司 内田
三浦  正夫
恒雄 海老澤
龍典 高橋
勇 大島
勝典 久保山
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/12Automatic release mechanisms with or without manual release
    • H01H71/46Automatic release mechanisms with or without manual release having means for operating auxiliary contacts additional to the main contacts

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器などの回路遮断器に関し、詳しくはこれらの回路
遮断器に内装される警報スイッチ、補助スイッチ、不足
電圧引外し装置、電圧引外し装置などの付属品の取り付
け構成に関する。
【0002】
【従来の技術】上記付属品のうち、補助スイッチは回路
遮断器のON、OFF状態を電気的に表示するものであ
り、警報スイッチは回路遮断器のトリップ状態を電気的
に表示するものである。また、不足電圧引外し装置は回
路電圧が規定値以下に低下した場合に回路遮断器をトリ
ップさせる装置であり、電圧引外し装置は回路遮断器を
遠方から電気的にトリップさせる装置である。
【0003】配線用遮断器や漏電遮断器はケースとカバ
ーとからなる絶縁物の容器内に開閉機構が収納された構
造となっているが、上記付属品は従来は一般に製造段階
で仕様に応じて絶縁容器内に組み込まれ、使用者はそれ
を仕様の異なるものに交換したり、別の付属品を追加し
たりすることができなかった。
【0004】そのため、付属品を絶縁容器内に組み込む
のではなく、カバーに設けた凹部に予めユニット化した
付属品を外部から着脱自在に装着するようにして、使用
段階で付属品の交換や追加ができるようにした回路遮断
器が開発されるようになってきた(特開昭54−124
270号、特開昭64−52360号、特開平2−14
4819号などの公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
種の回路遮断器においては、個々の付属品がいずれもカ
バーに直接装着される構成となっているため、装着可能
な付属品がカバー凹部の形状によって限定され、その種
類による組み合わせや仕様の選択の自由度が小さくなら
ざるを得ないという問題があった。
【0006】例えば、補助スイッチや警報スイッチに使
用されるマイクロスイッチはメーカー、接点構成、定格
などによって形状や大きさが異なり、ユニット化した場
合にも統一した形状、大きさにすることが困難である
が、それらに応じて凹部形状が異なるカバーを種々用意
することは不経済であり、またカバーには短絡遮断時に
大きな内圧が作用することから凹部形状の複雑化には制
約があり、使用者の要望を十分に満たすことができなか
った。
【0007】そこで、この発明は、付属品の交換や追加
が自由にできるだけではなく、その外に上記従来構成に
はなかった種々の利点が得られる回路遮断器を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、付属品をカバー凹部に直接装着するの
ではなく絶縁物のベースを別途設け、このベースにカセ
ット化した付属品を着脱自在に搭載し、更にベースをカ
バーの凹部に着脱自在に装着するものである。その場
合、上記ベースを複数の付属品に共通に設け、このベー
スに多数の付属品を搭載できるようにすれば一層効果的
である。
【0009】
【作用】カバーと付属品との間にベースを介在させたこ
とにより付属品がカバー凹部の形状、寸法によって制約
されることがなくなり、ベースの交換によって種々の付
属品が使用できるようになる。したがって、カバー凹部
の形状も単純化でき強度の低下も免れられる。特に、共
通のベースに複数の付属品を搭載してユニット化する構
成とすれば、多数の付属品を回路遮断器に対してまとめ
て着脱でき、またベース単体で付属品の組み替えや配線
処理ができるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図に基づいて3極配線用遮断器におけ
るこの発明の実施例について説明する。まず、図1は回
路遮断器の平面図で図の左側が電源側、右側が負荷側で
ある。この回路遮断器のカバー1には後述する凹部を用
いて、2個の補助スイッチ3、2個の警報スイッチ4及
び1個の引外し装置(不足電圧引外し装置又は電圧引外
し装置)5が装着されている。これらの付属品は中央相
(S相)に位置する開閉機構6(図にはラッチ7と、こ
れを支持するラッチピン8のみを示してある)の側方
(R相側)に配設されている。
【0011】図1では付属品を覆う補助カバーを除いた
状態を示したが、図2にカバー1に補助カバー9を取り
付けた状態を示し、図3にその側面図を示す。図3にお
いて2はケースである。補助カバー9は図4((A)は
平面図、(B)は側面図)に示す形状で、一端に形成さ
れた左右一対の突軸9aを介してカバー1に開閉自在に
支持され、他端に形成された爪9bとカバー1の穴1a
(図1)との係合により固定される。突軸9aは腕部9
cの弾性変形によりカバー1の軸受穴に嵌め込まれる。
なお、突軸9aは外側に突出させるようにしてもよい。
【0012】図5は図1の付属品装着部を拡大して示し
た図、図6は図5のA−A線に沿う断面図、図7は同じ
くB−B線に沿う断面図、図8は同じくC−C線に沿う
断面図である。これらの図において、補助スイッチ3、
警報スイッチ4及び引外し装置5はカセット化されてモ
ールド成形品のベース10に着脱自在に搭載され、更に
ベース10はカバー1の凹部に着脱自在に装着されてい
る。それでは、各部の構成について以下に詳細に説明す
る。
【0013】図11は補助スイッチ3を単体で示した縦
断面図である。補助スイッチ3はマイクロスイッチ11
がモールド樹脂のケース12に保持されてカセット化さ
れたもので、ケース12にピン13を介して取り付けら
れたアクチュエータ14を介して操作される。アクチュ
エータ14は図示状態でケース11との間に挿入された
バックスプリング15により反時計方向の力を受け、上
端部14aでマイクロスイッチ11の図示しない押ボタ
ンを押圧している。このアクチュエータ14は後述する
ように回路遮断器のON動作により時計方向に回動させ
られて押ボタンを開放し、それに伴ってマイクロスイッ
チ11の接点が切り換わる。16はリード線で、ケース
11の上面でまとめられ、整列した状態で紙面に直角な
方向に引き出される。
【0014】図12は警報スイッチ4を単体で示した縦
断面図である。警報スイッチ4の構成、動作はアクチュ
エータ17の形状が異なる以外は補助スイッチ3と全く
同じで、アクチュエータ17を除く部品は共用されてい
る。後述するように、回路遮断器がトリップ動作をする
と、アクチュエータ17は図示状態から時計方向に回動
させられ、上端部17aで押圧していた押ボタンを開放
する。それに伴ってマイクロスイッチ11の接点が切り
換わる。
【0015】図13は引外し装置5を単体で示した側面
図である。引外し装置5は舟形のユニットベース18上
に構成部品が組み付けられてカセット化されている。こ
こで、19はコ字形のヨーク、20はその内側の中心に
結合された固定鉄心、21はこれを囲んで配置された電
磁コイル、22は電磁コイル21の内側の図示しない非
磁性シリンダに案内されて固定鉄心20に対して前後移
動する可動鉄心、23は電磁コイル21に隣接して可動
鉄心22の外側に配置された永久磁石で、ヨーク19は
ねじ24によりユニットベース18に固定されている。
なお、ユニットベース18の底部には、後述するリセッ
トレバーを導入するための窓18aがあけられている。
【0016】続けて、25はヨーク19、固定鉄心2
0、可動鉄心22の中心を貫通し、可動鉄心22とは一
体に結合された押し棒、26はユニットベース18と可
動鉄心22との間に挿入された圧縮コイルばねからなる
リセットスプリング、27はばね受け28を介して押し
棒25の左端に力を及ぼすようにユニットベース18に
取り付けられた圧縮コイルばねからなる引外しスプリン
グ、29は引外しスプリング27のばね力を加減する調
整ねじ、30は電磁コイル21に励磁電流を供給する直
流電源ユニットである。直流電源ユニット30は定電圧
の整流回路からなり、電磁コイル21との間で極性を正
逆に切り換えられるコネクタを内蔵している。
【0017】ところで、図13の引外し装置5は不足電
圧引外し装置と電圧引外し装置の両方に兼用できるもの
である。不足電圧引外し装置として用いるときは、直流
電源ユニット30の入力側を適宜の変成器あるいは分圧
器を介して主回路に接続し、出力側は磁束の向きが永久
磁石23と一致する極性で電磁コイル21に接続する。
これにより、可動鉄心22は電磁コイル21と永久磁石
23との両方の磁束で図示の通り固定鉄心20に吸引さ
れ、引外しスプリング27は押し棒25を介して圧縮さ
れて蓄勢する。この状態で主回路電圧が規定値以下に低
下すると、電磁コイル21の磁束が減って全体として吸
引力が不足し、可動鉄心22は引外しスプリング27の
ばね力で固定鉄心20から引き離され、バックスプリン
グ26に抗して図の右方向に駆動される。その結果、図
示しないトリップクロスバーが押し棒25の右端で叩か
れ回路遮断器が開極する。
【0018】一方、引外し装置5を電圧引外し装置とし
て用いるときは、直流電源ユニット30の入力側を操作
回路に接続し、出力側は磁束が永久磁石23と逆向きに
なるように電磁コイル21に接続する。また、調整ねじ
29を緩めて引外しスプリング27のばね力を低下さ
せ、永久磁石23の単独の磁束で可動鉄心22の吸引を
可能にする。これにより、電磁コイル21が無励磁の下
では可動鉄心22は永久磁石23の磁束で固定鉄心20
に吸引され、引外しスプリング27を蓄勢させる。この
状態で、引外し操作電圧を電磁コイル21に印加する
と、その磁束で永久磁石23の磁束が打ち消されて可動
鉄心22の吸着が解かれ、上述の場合と同様に回路遮断
器の開極が行われる。
【0019】図14はベース10の平面図、図15はそ
の側面図である。図において、31は補助スイッチ3が
嵌合する凹所で、底部にアクチュエータ14を導出する
窓32があけられている。また、33は警報スイッチ4
が嵌合する凹所で、底部にアクチュエータ17を導出す
る窓34があけられている。凹所31及び32の各々に
は後述するように補助スイッチ3及び警報スイッチ4を
把持する前後一対のフック35が立ち上げ形成されてい
る。
【0020】36は引外し装置5が嵌合する凹所で、底
部の一端には押し棒25を導出する窓37があけられ、
また他端には後述する二股状のリセットレバーを導入す
る左右一対の窓38があけられている。凹所36の前後
部には、引外し装置5におけるユニットベース18の一
対のフック39(図6)を後述するように係合させるた
めの角穴40及び41があけられている。また、凹所3
1及び33の前後部には、後述するようにベース10を
カバー1に固定するための一対のフック42が形成され
ている。
【0021】更に、ベース10の左側壁10aには上面
から側面に沿って断面平角状の溝43、44及び45が
それぞれ2条、2条及び1条形成されている。後述する
ように、これらの溝43、44及び45には警報スイッ
チ4、補助スイッチ3及び引外し装置5のリード線がそ
れぞれ整列して収納される。また、ベース10の側面に
は、後述するように上記リード線を押さえる蓋板が挿入
されるあり溝46が形成されている。ベース10の底部
の円弧状の溝47は、警報スイッチ4の操作などを行う
後述する操作軸をカバー1との間で押さえるためのもの
である。
【0022】図16はベース10に補助スイッチ3、警
報スイッチ4及び引外し装置5を組み込んでユニット化
した付属品(以下、付属品ユニットという)の平面図、
図17はそのA−A線に沿う断面図である。前後2個ず
つの警報スイッチ4及び補助スイッチ3はフック35を
前後に弾性変形させながら凹所33及び31(図14)
にそれぞれ嵌め込まれ、復元したフック35により上面
を把持されて固定されている。また、それぞれのアクチ
ュエータ17及び13は窓34及び32からベース10
の前方及び下方に向けてそれぞれ導出されている。これ
らのスイッチ3,4はフック35を弾性変形させて逃が
すことにより簡単に取り外せる。
【0023】引外し装置5はベース10の凹所36(図
14)に嵌め込まれ、その際、内側に弾性変形しながら
角穴40及び41に挿入されたフック39がベース10
の裏面で角穴40及び41の縁部に係合して固定されて
いる。押し棒25は窓37(図14)からベース10の
後方に向けて導出されている。この引外し装置5もフッ
ク39を弾性変形させてベース10から逃がすことによ
り簡単に取り外せる。警報スイッチ4、補助スイッチ3
及び引外し装置5のリード線はベース10の溝43、4
4及び45にそれぞれ整列して収納され、突条48aを
介してあり溝46に圧入された左右2つ割りの蓋板48
で押さえられている。
【0024】図18及び図19に、付属品ユニットを装
着するカバー1の凹部49を示す。ここで、図18は補
助カバー9を取り除いた状態の絶縁物容器の要部平面
図、図19はそのA−A線に沿う断面図である。図にお
いて、凹部49は隔壁50によりカバー1のR相側に区
画され、その内部形状はベース10の外形に適合するよ
うに成形されている。凹部49の側面にはベース10の
側壁10a(図14)を臨ませる開口部49aが切り欠
き形成されている。隔壁50にはベース10の窓32、
34及び37に合わせて窓51、52及び53があけら
れ、また溝47と対をなす溝54が形成されている。カ
バー1の凹部49の前後にはベース10のフック42を
係合させるための角穴55及び56があけられている。
なお、図19の57はR相の固定接触子、57は可動接
触子、59は可動接触子58を保持して開閉運動をする
絶縁物のホルダである。
【0025】カバー1にベース10に搭載された付属品
を装着するには、凹部49にベース10を上方から嵌め
込む。その際、フック42を内側に弾性変形させながら
角穴55及び56に挿入する。このフック42はベース
10が凹部49内に収まると復元して図6に示すように
カバー1に係合し、ベース10はカバー1に固定され
る。その後、腕部9cを押し広げて突軸9aをカバー1
の軸受穴60(図5)に嵌め込み、補助カバー9を取り
付ける。
【0026】ところで、図6及び図7において、61は
警報スイッチ4を作動させるとともに、引外し装置5を
リセットする操作軸、また62は操作軸61とラッチピ
ン8との間に介在する相間駒である。図20にこの部分
の拡大斜視図を示す。図7に示すように、ラッチ7はセ
レーション加工されたラッチピン8の中央部に一体的に
結合され、ラッチピン8は両端の小径部8a(図ではR
相側端部のみを示す)でサイドプレート63に回動自在
に支持されている。また、図20に示すように、小径部
8aの先端には板状の連結片8bが一体形成されてい
る。
【0027】相間駒62はモールド樹脂からなる棒状体
で、一端から連結片8aと嵌合するスリット穴64が軸
方向に設けられ、かつその外周に円板状のバリヤ62a
が一体形成されている。また、他端には操作軸61を嵌
合させるU字状の溝65が形成されている。この相間駒
62はケース2への開閉機構6の組み込みに先立って、
ラッチピン8に差し込まれる。これにより、相間駒62
はラッチピン8と一体的に回動するようになる。
【0028】一方、ケース2及びカバー1の相間隔壁2
a及び1aには図7に示すように、それぞれ相間駒62
を逃げる凹部及びバリヤ62aを収容する溝がそれぞれ
半円状に設けられている。そこで、ラッチピン8に連結
された相間駒62は、ケース2への開閉機構6の組み込
みに際して上記凹部及び溝に挿入され、その後、カバー
1がケース2に被着されることにより、相間隔壁1a及
び2aによりラッチピン8から抜け出ないように保持さ
れる。
【0029】図21は操作軸61を示し、(A)は左側
面図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。図に
示すように、操作軸61は相間駒62の溝64に嵌合す
る軸径を有する円筒軸61aの一端に引外し装置5をリ
セットする左右一対のリセットレバー61bが二股状に
一体形成され、他端に左右2個の警報スイッチ4をそれ
ぞれ作動させる操作レバー61cが一体形成された構造
となっている。
【0030】この操作軸61はベース10のカバー1へ
の装着に先立って、リセットレバー61bが形成された
側の端部が相間駒62の溝64に嵌め込まれ、反対側の
端部が凹部49内の溝54(図19)に嵌め込まれてに
支承される。これにより、リセットレバー61bが回り
止めとなって操作軸61は相間駒62に、つまりラッチ
ピン8に一体的に連結され、次いでその上方に付属品ユ
ニットが装着されることにより、ベース10の溝47
(図15)で押さえられて図6に示すように回動自在に
保持される。なお、詳細には、軸61aの相間駒62へ
の嵌め込み側は、図21(C)に示すように両側面の肉
が削られて断面楕円形状に形成され、溝64との挿脱が
容易となっている。
【0031】よく知られるように、ラッチ7は回路遮断
器のON状態及びOFF状態では図示しないラッチ受け
に係止されて固定された状態にある。そして、回路遮断
器のON状態で図示しない過電流引外し装置や引外し装
置5が動作して引外し機構が叩かれ上記係止が解かれる
と、予め蓄勢された図示しない開閉スプリングの力でラ
ッチピン8と一体に回動させられ、図示しないトグルリ
ンクに対する開閉スプリングのばね作用を反転させてホ
ルダ59を回動させ、それに保持された可動接触子58
を図6に示すように開離させる(トリップ動作)。
【0032】ラッチ7の上記係止状態において、操作レ
バー61cは警報スイッチ4のアクチュエータ17に対
して、図6に示すような関係位置にある。そこで、回路
遮断器が上に述べたトリップ動作をして、操作軸61が
ラッチピン8と一緒に図の反時計方向に回動すると、操
作レバー61cはアクチュエータ17の下端部17bに
作用してこれを時計方向に回動させる。これにより、警
報スイッチ4はリード線16を介してトリップ信号を外
部に送出する。
【0033】これに対して、操作軸61のリセットレバ
ー61bは付属品ユニットがカバー1に装着された際
に、ベース10の窓38(図14)及びユニットベース
18の窓18aを通して引外し装置5内に挿入され、こ
のリセットレバー61bは押し棒25を挟んでばね受け
28と図8の関係位置で対面する。いま、引外し装置5
が動作して、すでに述べたように可動鉄心22が固定鉄
心20から開放されると、押し棒25は図9に示すよう
に突出して対向するトリップクロスバー67を叩き、こ
れを図の反時計方向に回動させる。これにより、ラッチ
受けによるラッチ7の係止が解かれ回路遮断器が開極す
る。
【0034】回路遮断器の上記トリップ動作の過程で、
操作軸61はラッチピン8に駆動されて反時計方向に回
動し、これと一体のリセットレバー61bは引外しスプ
リング27の伸長方向と逆方向に進行してばね受け28
に当接する。図9はその瞬間を示している。そして、操
作軸61が更に回動するとリセットレバー61bはばね
受け28を介して引外しスプリング27を押し返し、ト
リップ動作の終端では図10の状態まで圧縮する。その
ため、可動鉄心22はリセットスプリング26の力を受
けて再び固定鉄心20に接触する。したがって、その時
点で回路電圧が規定値まで回復し(不足電圧引外しの場
合)、あるいは操作電圧が無電圧となっていれば(電圧
引外しの場合)、引外し装置5はリセットされる。
【0035】上にも述べた通り、図10はラッチ7が係
止を解かれて終端まで回動したトリップ完了状態を示し
ているが、引外し装置5を搭載した付属品ユニットの装
着は図示トリップ完了状態で行う。この状態ではリセッ
トレバー61bは図示の通り直立状態にあり、上方から
挿入されるベース10及びユニットベース18のそれぞ
れの窓38及び18aから引外し装置5内に容易に進入
できる。そして、引外し装置5が不足電圧引外し装置で
あり、その装着時に引外しスプリング27が伸長状態に
あったとすると、この引外しスプリング27はばね受け
28がリセットレバー61bの先端曲面部に当接するこ
とによって図10のリセット状態にまで押し込まれる。
【0036】ここで、図10のトリップ状態から回路遮
断器本体をリセットするには、図示しない操作ハンドル
を手動又は電動によってリセット位置まで倒し、ラッチ
7を図の時計方向に回動させてこれをラッチ受けに再び
係合させる。ところが、その時点で可動鉄心22が吸着
されていないとラッチ7のリセット運動に伴ってリセッ
トレバー61bがばね受け28から離れるため、それに
つれて押し棒25が再び突出し、トリップクロスバー6
7を回動させてラッチ7の上記係合を妨げる。
【0037】すなわち、引外し装置5が定常状態(不足
電圧引外しの場合は規定回路電圧の加電圧、また電圧引
外しの場合は操作電圧の無電圧状態)でなければラッチ
7の係止、つまり回路遮断器本体のリセットができない
ことになる。これはラッチピン8に連結された操作軸6
1で引外し装置5のリセットを行う本構成の大きな利点
である。従来、トリップ時に開離運動をした可動接触子
で引外し装置のリセットレバーを駆動するものが知られ
ている。このような構成の回路遮断器においては、引外
し装置が上記定常状態になくても可動接触子が開離位置
にあれば引外しスプリングが拘束され、したがって回路
遮断器本体のリセットが可能である。
【0038】そのため、その状態から直ちに回路遮断器
のON操作が可能になるが、これには次のような問題が
ある。すなわち、ON操作により可動接触子が開離位置
からON位置に向かって移動すると、この移動に伴って
引外しスプリングの拘束が徐々に解かれるため、可動接
触子がある点まで移動すると引外し装置が作動して回路
遮断器をトリップ動作させる。その結果、ON操作の過
程で可動接触子が急速に開離方向に反転し、開閉機構に
大きな衝撃を与えてこれを破損する危険を生じる。
【0039】また、可動接触子の開離運動でリセットレ
バーを作動させると、トリップ時に引外し装置のリセッ
ト機構に大きな衝撃を与え、やはりこれを破損する危険
がある。これに対して、本構成は緩慢な手動あるいは電
動による回路遮断器本体のリセット操作に伴って引外し
装置5をリセットするため、そのような衝撃は生じな
い。
【0040】図6において、補助スイッチ3のアクチュ
エータ14は、下端部14bがホルダ59の上部に形成
された操作突起59aに対面している。そこで、図示状
態から可動接触子58が閉成すると、ホルダ59は図の
反時計方向に回動し、操作突起59aでアクチュエータ
14を時計方向に回動させてマイクロスイッチ11の図
示しない押ボタンを開放させる。また、図示の通り可動
接触子58が開離すると、アクチュエータ14はバック
スプリング15の作用で図示状態に復帰し、押ボタンを
押してマイクロスイッチ11の接点を切り換える。これ
により、補助スイッチ3から開閉信号がリード線16を
介して外部に送出される。
【0041】図22は図5〜図7に示した回路遮断器
(例えば、400Aフレーム)よりも大型の回路遮断器
(例えば、800Aフレーム)の場合のおける図7に相
当する断面図である。図22においては図7にける場合
よりも相間距離が大きいが、カバー1に装着される付属
品ユニットや操作軸61は同一で、相間駒62を相間距
離の大きい分だけ長さが大きく、かつ軸径が大きいもの
に交換するだけで対応している。
【0042】図23は図16における蓋板48に代え
て、ベース10に端子台68を取り付けた状態の平面
図、図24はその側面図、図25はそのような付属装置
を装着した回路遮断器の平面図、図26はその側面図で
ある。端子台68の本体側面には蓋板48と同形状の突
起68aが設けられており、端子台68はこの突起68
aを介してベース10のあり溝46(図14)に挿入さ
れる。溝43〜45内のリード線は端子台本体の裏面側
に導かれ、端子ねじ69がねじ込まれた図示しない端子
金具に接続される。このように、蓋板48と端子台68
とを使い分けて、回路遮断器をリード線引出し形(図
1)とするか端子台付形(図25)とするかを選択でき
る。
【0043】図27はベース10の裏面にU字形のクリ
ップ70を設け、これに操作軸61を把持させるように
した付属品ユニットの側面図、図28はその正面図であ
る。クリップ70は図28に示すように操作軸61を押
さえる溝47(図17)の両側にベース10と一体に形
成され、操作軸61を弾性的に把持する。操作軸61は
付属品ユニットの装着に先立って、すでに述べたように
相間駒62を介してラッチピン8に連結しておくのであ
るが、この操作軸61を紛失したり、連結を忘れたりす
る可能性がある。そこで、そのようなことが懸念される
場合には、クリップ70に操作軸61を常時ベース10
に把持させておくことにより、そうさ軸61は付属品ユ
ニットの装着によって自動的にカバー1内に挿入され、
紛失や連結忘れがなくなる。
【0044】以上の通り、図示実施例においては、カセ
ット化した複数の付属品、すなわち2個の補助スイッチ
3、2個の警報スイッチ4、1個の引外し装置5を共通
のベース10に着脱自在に搭載してユニット化し、この
付属品ユニットを回路遮断器のカバー1に着脱自在に装
着している。したがって、ベース10を取り替えれば上
記付属品3,4,5と異なる形状,大きさの付属品も同
一のカバー1に装着できる。
【0045】また、複数の付属品をまとめて着脱でき、
更にカバー1から取り外した状態で付属品の組み替えや
追加ができる。図示実施例ではベース10に最多まで付
属品を搭載した例を示したが、必ずしも全部の凹所3
1,33,36に付属品を装着する必要はなく、仕様に
応じて増減すればよい。更に、ベース10を用いること
により、各付属品の配線を付属品ユニット単独で処理す
ることができ、特に端子台付の場合に配線作業が簡単と
なる。
【0046】更にまた、図示実施例においては、引外し
装置5をラッチピン8に連結した操作軸61でリセット
するようにしたので、引外し装置5が定常状態になけれ
ば回路遮断器本体のリセットが行われず、したがってそ
れに続くON操作も不能となるので、可動接触子の開離
動作で引外し装置をリセットする場合のように、ON操
作の過程で可動接触子が急激に反転して開閉機構を破損
する危険がなく、また引外し装置のリセット機構に衝撃
力を与えてこれを破損する危険もない。
【0047】その場合、図示実施例の通り、引外し装置
5に隣接させて警報スイッチ4を配置すれば、同じ操作
軸61で同時に警報スイッチ4を操作することができ、
構成が簡潔となる。そして、警報スイッチ4の後方に補
助スイッチ3を配置し、可動接触子58のホルダ59で
これを操作させる構成とすることにより、付属品の全体
のレイアウトが極めて合理的なものとなる。
【0048】上記レイアウトはベース10を使用せず、
付属品をカバー1に直接装着したような構成でもその利
点を享受できる。図29にそのような構成における回路
遮断器のカバーの平面図、図30にこのカバーに付属品
を装着した状態における図29のA−A線に沿う断面
図、図31に同じくB−B線に沿う断面図、図32に同
じくC−C線に沿う断面図を示す。また、ベース10を
用いる場合にも、このベース10をケース2に装着する
こともできる。そのような構成を図33に示す。この場
合には操作軸61の警報スイッチ4側の端部は図33に
示すようにケース2に支承させる。
【0049】ところで、付属品がケースの内部に組み込
まれた回路遮断器では、付属品はカバーにより外部から
隔絶されているため、回路遮断器が例えば盤内に設置さ
れた状態で使用者が付属品を着脱することはできない。
これに対して、上述実施例に示したように、付属品がベ
ースを介してカバー凹部に着脱自在に装着される回路遮
断器においては、盤内に設置されたような状態でも付属
品の着脱ができるという利点がある一方、回路遮断器の
状態によっては付属品の着脱に伴って以下に述べるよう
な不都合が生じることが考えられる。
【0050】まず、回路遮断器のON状態(通電状態)
で付属品を着脱することは、いかなる場合でも危険であ
る。また、回路遮断器のOFF状態でも、付属品の着脱
作業中に引外し機構の一部に触れて回路遮断器をトリッ
プさせてしまうと、反転した開閉機構で指を損傷する可
能性がある。特に、不足電圧引外し装置は無電圧ではリ
セット状態を保てないので、装着と同時に回路遮断器を
トリップさせることになり危険である。更に、回路遮断
器のON状態あるいはOFF状態を問わず、警報スイッ
チや補助スイッチを取り外してそのままにしておくと、
この回路遮断器が使用中にたまたまトリップした際にも
必要な信号が得られず、制御動作に支障をきたすことに
なる。
【0051】そこで、このような不都合を回避するに
は、回路遮断器がトリップ状態になければ付属品の着脱
ができないようにしておくとよい。すなわち、回路遮断
器がON状態及びOFF状態では付属品を搭載したベー
スをカバーに装着し、またカバーから取り外すことがで
きないようにし、更にカバーに装着したベースに付属品
を装着し、またカバーに装着したベースから付属品を取
り外すことができないようにする。つまり、トリップ状
態では回路遮断器は当然OFFしているので安全であ
り、また引外し機構に接触してもトリップ動作が発生せ
ず、更に警報スイッチや補助スイッチを取り外しても支
障がない。
【0052】図34〜図38はこのような構成を施した
実施例を示すものである。ここで、図34は相間駒の図
20に相当する斜視図、図35は操作軸の図21に相当
する左右側面図及び正面図、図36は回路遮断器のO
N、OFF状態における引外し装置部分を示す図8に相
当する断面図、図37は回路遮断器のON、OFF状態
における警報スイッチ及び補助スイッチ部分を示す図6
に相当する断面図、図38は回路遮断器のトリップ状態
における図36に対応する図である。
【0053】まず、図34において、この実施例では相
間駒62の溝65の一側に、溝65に嵌め込まれる操作
軸61のリセットレバー61bと対向して干渉片62b
が一体形成されている。相間駒62のその他の構成は図
20におけるものと同じである。この相間駒62の干渉
片62bは、ベース10の窓38及びユニットベース1
8の窓18aを通して引外し装置5内に導入され、ベー
ス10及びユニットベース18に対して図36に示すよ
うな位置関係を占める。
【0054】次に、図35において、この実施例では操
作軸61に、操作レバー61cと重なるように干渉凸部
61dが一体形成されている。操作軸61のその他の構
成は図21におけるものと同じである。この操作軸61
の干渉凸部61dは、図37に示すように警報スイッチ
4におけるアクチュエータ17の下端部17bの上方に
位置してこれと対面する。
【0055】また、図37において、カバー1には新た
にインターロックレバー71が設けられている。略S字
状を呈するインターロックレバー71はカバー隔壁50
にピン72により回動自在に支持され、隔壁50との間
に装着された捩じりばね73により図の時計方向に付勢
されている。このインターロックレバー71は図の左端
71aが常時操作軸61の操作レバー61cに当接して
図示位置にロックされ、右端71bは補助スイッチ3に
おけるアクチュエータ14の下端部14bに対向してい
る。アクチュエータ14の下端部14bは、図示の通
り、この場合は特にかぎ形に形成されている。
【0056】ここで、図36において、引外し装置5な
どを搭載したベース10をカバー1から取り外し、又は
図示のように装着しようとすると、図から分かる通り窓
38に臨むベース10の縁部10aが干渉片62bに当
たって着脱できない。これに対して、図38のトリップ
状態では、干渉片62bが直立状態にあるため縁部10
aに当たらず、ベース10の着脱が可能である。
【0057】更に、図36において、カバー1に装着さ
れた状態のベース10から引外し装置5を取り外し、又
は図示のように装着しようとすると、窓18aに臨むユ
ニットベース18の縁部18bが干渉片62bに当たっ
て着脱できない。これに対して、図38のトリップ状態
では、干渉片62bが直立状態にあるため縁部18bに
当たらず、引外し装置5の着脱が可能である。
【0058】一方、図37において、ベース10から警
報スイッチ4を取り外そうとすると、アクチュエータ1
7の下端部17bが操作軸61の干渉凸部61dに当た
り、取り外せない。また、ベース10に図示の通り装着
しようとすると、アクチュエータ17は下端部17bが
干渉凸部61dに当たり、図の時計方向に回動して逃げ
ようとするが、上端部17aが警報スイッチ4のケース
12の壁に当たった段階で逃げられなくなり、結局装着
できない。
【0059】同様に、ベース10から補助スイッチ3を
取り外そうとすると、アクチュエータ14の下端部14
bがインターロックレバー71の右端71bに当たり、
インターロックレバー71は反時計方向に回動して逃げ
ようとするが、左端71aがカバー隔壁50に当たるた
め取り外せない。また、補助スイッチ3を図示の通り装
着しようとすると、操作軸61の操作レバー61cでロ
ックされたインターロックレバー71の右端71bにア
クチュエータ14の下端部14bが当たって装着できな
い。
【0060】これに対して、図37に干渉凸部61dの
位置を鎖線で示したトリップ状態では、干渉凸部61d
がアクチュエータ17に当たらなくなるため、警報スイ
ッチ4は着脱が可能になる。また、トリップ状態では操
作レバー61cがインターロックレバー71の左端71
aから逃げるため、これから開放されたインターロック
レバー71は捩じりばね73の力により図に鎖線で示す
位置まで時計方向に回動する。これにより、アクチュエ
ータ14の下端部14bはインターロックレバー71の
右端71bに当たらなくなり、補助スイッチ4は着脱が
可能となる。上述構成によれば、付属品は回路遮断器が
トリップ状態になければ着脱できなくなり、付属品の着
脱操作上の安全性が確保される。
【0061】図39及び図40は引外し装置5をベース
10に対してより緊密に装着できる実施例を示すもの
で、図39は引外し装置5の単体の側面図、図40はこ
れをベース10に装着した状態の縦断面図である。すな
わち、この実施例では、引外し装置5のフック39は図
39の自由状態では図40の装着状態におけるよりも外
側に開くように(図39でのフック39の図示開き角を
α1 ,α2 、同じく装着状態でのそれをβ1 ,β2 とす
ると、α1>β1 ,α2 >β2 となるように)、つまり
フック39は装着状態では強制的に撓ませられた状態に
あるように構成されている。したがって、図40の装着
状態において、引外し装置5は弾性変形したフック39
の復元力によりベース10に対して前後方向(図の左右
方向)の遊びが除去されることは勿論、図の左側のフッ
ク39の復元力の上下方向の成分によりベース10の底
部に押し付けられて浮き上がりが防止される。
【0062】図40の状態から引外し装置5を取り外す
には、図の左側のフック39を矢印P方向に指で押して
外し、そのまま右側のフック39を支点に全体を矢印Q
方向に回転させて持ち上げる。逆に装着するには、右側
のフック39を角穴41の縁部にまず引掛け、次いで左
側のフック39を矢印P方向に指で押しながら角穴40
に挿入する。フック39の内側にはストッパ片39aが
一体形成されており、上述着脱時におけるフック39の
内側への過大な変形を阻止してその破損を防止してい
る。フックを弾性変形させたままの状態で装着する上記
構成は、ベース10をカバー1に装着する場合にも応用
可能である。
【0063】ところで、回路遮断器は電流遮断時にアー
クガスの発生により内圧が上昇するので、短絡電流など
の大電流遮断時の内圧上昇に対しては、カバー1やケー
ス2の強度について充分な配慮が必要である。電流遮断
時の内圧はカバー凹部49の底部の窓51〜53(図1
8)を介して補助カバー9にも作用し、これをカバー1
から持ち上げようとする。その際、突軸9aや腕部9c
(図4)などの支点部分は応力が集中しやすくウイーク
ポイントとなる。したがって、この部分には十分な肉厚
が必要であるが、突軸9aの直径や腕部9cの板圧をあ
まり大きくすると可撓性が失われ、カバー1への嵌め込
みが困難になる。そのような場合、補助カバー9の閉状
態でカバー1に食い込んでその固定を補強する突部を設
けることにより、支点部分周辺の肉圧を増やすことなく
補助カバー9の強度を高めることができる。以下、その
ような実施例を図41及び図42により説明する。
【0064】図41は補助カバー9をカバー1から分離
させた状態を模式的に示す回路遮断器の斜視図、図42
はそのA−A線に沿う要部拡大断面図である。図41に
おいて、補助カバー9は一端の突軸9aがカバー1の上
面に一体形成された取付部1bの軸受穴60に嵌め込ま
れて開閉自在に取り付けられるが、補助カバー9の下面
には腕部9cの付け根付近から突軸9a側にくちばし状
に伸びる突部9dが一体形成されている。一方、カバー
1の取付部1bは、両端面に軸受穴60があけられた頭
部の前面が軸受穴60と同心の半円弧面に形成されてい
る。補助カバー6を本体カバー2に装着するには、腕部
9cを外側に弾性変形させながら、突軸9aを軸受穴6
0にスナップフィット式に嵌め込む。この場合、他端は
ねじ74によりカバー1に締め付ける。
【0065】ここで、補助カバー9の突部9dの内側面
は取付部1bの頭部前面に沿う円弧面に形成されてお
り、補助カバー9の開閉の際には突部9dは取付部1b
の頭部と摺動接触するようになっている。そして、図4
2に示すように、補助カバー9の閉状態で突部9dは取
付部1bの頭部の下側に食い込み、補助カバー9の右端
支点部分の上方向の動きは突部9dを介して取付部1b
でロックされる。このような構成によれば、補助カバー
9が下面に矢印で示すように内圧を受けた際、支点部分
をカバー1から浮き上がらせようとする力は突部9dを
介して取付部1bで受け止められ、突軸9aにはほとん
ど作用しない。したがって、突軸9aは補助カバー9の
開閉機能のみを果たせばよく、突軸9a及びこれを保持
する腕部9cが内圧の影響で損傷する危険がなくなると
ともに腕部9cを弾性変形しやすいように薄く構成で
き、補助カバー9のカバー1への装着も容易となる。な
お、上記実施例では突部9dは補助カバー9と一体形成
したが、別部品として補助カバー本体に接着やねじ止め
で固定してもよい。
【0066】最後に図43〜図47により、ベース10
上での補助スイッチ3及び警報スイッチ4の位置決めを
正確にして、これらの動作特性を安定させる実施例につ
いて説明する。ここで、図43はカバー1に装着された
付属品ユニットの平面図、図44はそのA−A線に沿う
断面図、図45(A)は補助スイッチ3を図43の矢印
P方向から見た拡大側面図、図45(B)は同じく矢印
Q方向から見た拡大側面図、図46は図44のR部拡大
図、図47は図8のS部拡大図である。すでに述べたよ
うに、補助スイッチ3のアクチュエータ14は可動接触
子58の閉成時にホルダ59の操作突起59aで押さ
れ、図の時計方向に回動してマイクロスイッチ11(図
11)の接点を切り換えるが、その際、補助スイッチ3
は操作突起59aからアクチュエータ14を介して図4
4に矢印Fで示すような力を受ける。
【0067】また、警報スイッチ4のアクチュエータ1
7はトリップ動作時に操作レバー61cで押され、図の
時計方向に回動してマイクロスイッチ11(図12)の
接点を切り換えるが、その際、警報スイッチ4は操作レ
バー61cからアクチュエータ17を介して図44に矢
印Gで示すような力を受ける。一方、補助スイッチ3及
び警報スイッチ4はベース10の凹所31及び33(図
14)に嵌め込みにより装着されるが、これらの間の嵌
合があまりに窮屈であると着脱の作業性が悪くなるので
ある程度の隙間が必要である。しかし、この隙間のため
に以下に述べるような不都合が生じることが懸念され
る。
【0068】すなわち、上記隙間があると補助スイッチ
3はホルダ5から受ける力Fの分力F1 のためにこの隙
間分だけベース10内で図44の左方向に片寄せられ、
その分、操作突起59aとの間の位置関係が変化して動
作点が不安定となる。また、補助スイッチ3を把持する
フック35の掛り量は着脱を容易にするためにはあまり
大きくは取れないが、補助スイッチ3が一方に寄ると他
方のフック35の掛り量がますます小さくなり、力Fの
分力F2 により補助スイッチ3がフック35を押し退け
てベース10から抜け出す恐れがある。また、警報スイ
ッチ4についても、力Gの分力G1 により図44の右方
向への片寄りが生じて動作点がばらつくとともに、更に
分力G2 によりベース10から抜け出す。
【0069】そこで、このような懸念を解消するために
は、補助スイッチ3及び警報スイッチ4のケース12の
一方の面に図45(A)に示すように突条12aを設
け、他方の面に図45(B)に示すように突条12aと
嵌合する条溝12bを設けるとともに(図45では補助
スイッチ3を示しているが、警報スイッチ4も同様とす
る)、図43に示すようにベース10の側壁10aに条
溝12bと同一形状の条溝10bを設ける。そして、ベ
ース10に装着する際には、側壁10a側の補助スイッ
チ3及び警報スイッチ4はその突条12aを条溝10b
に挿入し、また引外し装置5側の補助スイッチ3及び警
報スイッチ4はその突条12aを側壁10a側の補助ス
イッチ3及び警報スイッチ4の条溝12bに挿入する。
なお、挿入を容易にするために、突条12aの先端部及
び条溝12b,10bの入口部は図示のように面取りさ
れている。
【0070】このような構成によれば、側壁10a側の
補助スイッチ3及び警報スイッチ4はその突条12aを
介してベース10にロックされ、また引外し装置5側の
補助スイッチ3及び警報スイッチ4はその突条12aを
介して側壁10a側の補助スイッチ3及び警報スイッチ
4にロックされるので、これらの補助スイッチ3及び警
報スイッチ4はベース10との間に隙間があっても図4
4の左右方向にずれることがない。したがって、位置関
係の変化による動作点のばらつきは確実に防止される。
また同時に、フック35の一方の掛り量が減ることによ
る抜け出しも防止されるが、図46に示すようにケース
12とフック35との互いの掛り面を斜面にしておけ
ば、ケース12からの押し上げ力が作用したときのフッ
ク35の外側への逃げがこの斜面で阻止され、抜け出し
が一層確実に防止される。この掛り面の斜面は図47に
示すように、ユニットベース18のフック39とベース
10との掛り面にも有効である。
【0071】
【発明の効果】この発明によれば、付属品をベースに搭
載して回路遮断器のカバーに装着する構成とすることに
より、カバー凹部の形状を複雑にすることなく種々の形
状、大きさの付属品を自在に装着することができる。ま
た、複数の付属品をまとめて装着でき、かつそれらの組
み替えや追加、配線処理などを付属品ユニット単独で行
えるので、狭い盤内でそれらの作業を付属品個々に行う
場合に比べて作業工数が節減でき安全性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す回路遮断器の補助カバ
ーを取り除いた状態の平面図である。
【図2】図1の回路遮断器に補助カバーを取り付けた状
態の平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】(A)は図2における補助カバーの平面図、
(B)はその正面図である。
【図5】図1の要部拡大図である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図8】図5のC−C線に沿う断面図である。
【図9】回路遮断器のトリップ動作の過程における図8
の引外し装置の状態を示す図である。
【図10】回路遮断器のトリップ動作完了時点における
図8の引外し装置の状態を示す図である。
【図11】図5における補助スイッチの縦断面図であ
る。
【図12】図5における警報スイッチの縦断面図であ
る。
【図13】図5における引外し装置の縦断面図である。
【図14】図5におけるベースの平面図である。
【図15】図14の側面図である。
【図16】図14のベースに図11の補助スイッチ、図
12の警報スイッチ及び図13の引外し装置を搭載した
付属品ユニットの平面図である。
【図17】図16のA−A線に沿う断面図である。
【図18】図5におけるカバー凹部を示す平面図であ
る。
【図19】図18のA−A線に沿う断面図である。
【図20】図7における要部の拡大斜視図である。
【図21】(A)は図7における操作軸の左側面図、
(B)はその正面図、(C)はその右側面図である。
【図22】大型の回路遮断器における構成を示す図7に
相当する図である。
【図23】図14のベースに端子台を取り付けた状態の
平面図である。
【図24】図23の側面図である。
【図25】図23の端子台を備えた回路遮断器の平面図
である。
【図26】図25の側面図である。
【図27】ベースに操作軸を把持させた付属品ユニット
の縦断面図である。
【図28】図27の正面図である。
【図29】カバーに付属品を直接装着した回路遮断器の
平面図である。
【図30】図29のA−A線に沿う断面図である。
【図31】図29のB−B線に沿う断面図である。
【図32】図29のC−C線に沿う断面図である。
【図33】付属品ユニットをケースに装着した構成を示
す図7に相当する断面図である。
【図34】回路遮断器がトリップ状態になければ付属品
の着脱ができないようにした構成の相間駒の斜視図であ
る。
【図35】(A)は回路遮断器がトリップ状態になけれ
ば付属品の着脱ができないようにした構成の操作軸の左
側面図、(B)はその正面図、(C)はその右側面図で
ある。
【図36】回路遮断器がトリップ状態になければ付属品
の着脱ができないようにした構成の引外し装置部分を示
す断面図である。
【図37】回路遮断器がトリップ状態になければ付属品
の着脱ができないようにした構成の警報スイッチ及び補
助スイッチ部分を示す断面図である。
【図38】回路遮断器のトリップ状態における図36に
対応する図である。
【図39】ベースにより緊密に装着できるように構成し
た引外し装置の側面図である。
【図40】図39の引外し装置をベースに装着した状態
の縦断面図である。
【図41】閉状態で補助カバーの一部をカバーに食い込
ませる構成を示す回路遮断器の斜視図である。
【図42】図41のA−A線に沿う一部拡大断面図であ
る。
【図43】補助スイッチ及び警報スイッチのベース上で
の位置決め精度を高めるための構成を示す付属品ユニッ
トの平面図である。
【図44】図43のA−A線に沿う断面図である。
【図45】(A)は図43における補助スイッチの矢印
P方向から見た側面図、(B)は同じく矢印Q方向から
見た側面図である。
【図46】図44のR部の拡大図である。
【図47】図8のS部の拡大図である。
【符号の説明】
1 カバー 2 ケース 3 補助スイッチ 4 警報スイッチ 5 引外し装置 6 開閉機構 7 ラッチ 8 ラッチピン 9 補助カバー 10 ベース 11 マイクロスイッチ 12 カセットケース 14 アクチュエータ 16 リード線 17 アクチュエータ 18 ユニットベース 19 ヨーク 20 固定鉄心 21 可動鉄心 22 電磁コイル 23 永久磁石 25 押し棒 27 引外しスプリング 30 直流電源ユニット 48 蓋板 49 カバー凹部 50 隔壁 57 固定接触子 58 可動接触子 59 ホルダ 61 操作軸 61b リセットレバー 61c 操作レバー 61d 干渉凸部 62 相間駒 62b 干渉片 68 端子台 71 インターロックレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−354101 (32)優先日 平成4年12月15日(1992.12.15) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 海老澤 恒雄 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 高橋 龍典 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 大島 勇 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 久保山 勝典 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 新井 正起 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−68524(JP,A) 特開 平3−49127(JP,A) 特開 昭54−124270(JP,A) 特開 昭64−52360(JP,A) 特開 平2−144819(JP,A) 実開 昭61−48547(JP,U) 実開 平1−177854(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 73/06 H01H 71/02

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースとカバーとからなる絶縁物の容器内
    に開閉機構が収納され、隔壁により前記容器の内部から
    区画された前記ケースの凹部に付属品が着脱自在に装着
    される回路遮断器において、 絶縁物のベースにカセット化した付属品を着脱自在に搭
    載し、更にこのベースをカバーの凹部に着脱自在に装着
    したことを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】共通のベースに複数の付属品を搭載したこ
    とを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】カバー側壁の開口部に臨ませたベース側壁
    に溝を設け、この溝に付属品のリード線を収納するとと
    もに、前記ベースに挿脱自在に取り付けた蓋体で前記リ
    ード線を押さえたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の回路遮断器。
  4. 【請求項4】蓋体の代わりに端子台を挿脱自在に取り付
    けたことを特徴とする請求項3記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】開閉機構の側方に警報スイッチを配設し、
    この警報スイッチを前記開閉機構のラッチと一体に回動
    するラッチピンに同軸に連結した操作軸で操作するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  6. 【請求項6】開閉機構の側方に引外し装置と警報スイッ
    チとを隣接させて配設し、前記開閉機構のラッチと一体
    に回動するラッチピンに同軸に連結した操作軸で前記引
    外し装置をリセットし、かつ前記警報スイッチを操作す
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載の回路遮断
    器。
  7. 【請求項7】補助スイッチを警報スイッチの後方に配設
    し、この補助スイッチを可動接触子を支持するホルダで
    操作するようにしたことを特徴とする請求項6記載の回
    路遮断器。
  8. 【請求項8】ラッチピンの軸端に軸方向に沿ってU溝を
    有する相間駒を装着し、前記U溝に一端を嵌め込んで操
    作軸を前記ラッチピンに連結するとともに、前記操作軸
    の他端をカバー又はケースの溝に支承させ、かつ前記操
    作軸をベースの溝で押さえるようにしたことを特徴とす
    る請求項5〜請求項7のいずれかに記載の回路遮断器。
  9. 【請求項9】操作軸をベースに把持させたことを特徴と
    する請求項8記載の回路遮断器。
  10. 【請求項10】ON状態及びOFF状態では付属品を搭
    載したベースをカバーに装着し、またカバーから取り外
    すことができないように構成したことを特徴とする請求
    項1〜請求項9のいずれかに記載の回路遮断器。
  11. 【請求項11】ON状態及びOFF状態ではカバーに装
    着したベースに付属品を装着し、またカバーに装着した
    ベースから付属品を取り外すことができないように構成
    したことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか
    に記載の回路遮断器。
  12. 【請求項12】ケースとカバーとからなる絶縁物の容器
    内に開閉機構が収納され、隔壁により前記容器の内部か
    ら区画された前記ケースの凹部に付属品が着脱自在に装
    着される回路遮断器において、開閉機構の側方に引外し
    装置と警報スイッチとを隣接させて配設し、前記開閉機
    構のラッチと一体に回動するラッチピンに同軸に連結し
    た操作軸で前記引外し装置をリセットし、かつ前記警報
    スイッチを操作するようにしたことを特徴とする回路遮
    断器。
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