JP3097045U - 装飾リボン - Google Patents

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濱中 貞宏
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ハマナカ株式会社
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Abstract

【課題】ポリオレフィン系線条体を装飾リボンの側縁部または織成糸の一部に配設して用いることにより、耐水性,復元性が良好で、かつ布用鋏等で容易に好みの長さに切断可能であると共に、変形自在で、かつ折り曲げ時、この状態を保持せしめて手芸,クラフト,アクセサリー等に適した装飾リボンを提供する。
【解決手段】装飾リボン1の側縁部2又は長さ方向に沿う織成糸の一部に耐水性,復元性を有する可撓性ポリオレフィン系線条体3を1本又は複数本引き揃えて配設し、不定方向に変形自在に折り曲げ可能であり、かつ折れ曲がった状態のままその形態を保持できるようにした。
また、低融点合成樹脂よりなる熱接着糸を上記ポリオレフィン系線条体と併用し、加熱融着により同線条体の滑動を阻止した。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は装飾リボンにかかり、詳しくは手芸,クラフトやラッピング,ブーケ花束の結び等の装飾、ならびにネックレス,頭飾品のアクセサリー等に用いて好適な装飾リボンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装飾リボンは、一般に細幅織機(リボン織機)で織成されて用いられている。
ところが、この装飾リボンは夫々の用途に応じて使用されるとき、装飾用として自在に結び、または折り曲げ変形することはできるにしても、その変形状態を保持することができないという難点を有していた。
【0003】
そこで、一部において加工性と形態保持を目的として従来、リボンの両側にワイヤーからなる芯材を内装してリボンを自在に折曲変形することができ、しかもその形態を保持できるようにしたものが試みられている。(例えば特許文献1参照)
【0004】
〔特許文献1〕実公昭59−22147号公報
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のごとくワイヤ内装のリボンでは、現在の環境保護等で問題になっているゴミの分別において、リボンを形成する繊維と、内装されたワイヤ(金属)を分別するのは困難である。
また、ワイヤが内装されているため、一般的に家庭鋏として使用されている布用鋏では各人の好みの長さに切断することは困難で、ニッパー,ペンチ等、専用の鋏を必要とする。
【0006】
しかも、ワイヤは金属の特性として水に対して弱く、洗濯が困難であると共に、内装されている芯材がワイヤであることから、変形自在に折り曲げることができるにしても、一度、強く折り曲げてしまうと完全に元の直線状態に復元することは不可能であるなどの種々の問題を有していた。
【0007】
本考案は上述のごとき各問題に対処し、改善を図るべく、特に近時、形状保持芯材として知られてきたポリオレフィン系線条体、例えばポリエチレンを主成分とする特殊な芯材に着目し、これを使用することにより、耐水性,可撓性,復元性があり、一度折り曲げても元の状態に容易に復元すると共に、鋏等で容易に切断可能で、生活ゴミとして廃棄でき、しかも変形自在に折り曲げ、一定の形態を保つことができる装飾リボンを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記目的に適合し、その効用を達成する本考案の特徴は、細幅織物の側縁部に耐水性,復元性を有する可撓性ポリオレフィン系線条体を内装し、またはミシン,ラッセル等の後加工で縫い付けることによって不定方向に変形自在に折り曲げが可能であり、かつ折れ曲がった状態のまま形態保持が可能である装飾リボンにある。
【0009】
また、請求項2には、細幅織物の長さ方向に沿って上記可撓性ポリオレフィン系線条体を織成糸として1本または複数本織り込んだ構成であり、これによっても前記装飾リボンと同様の効果を得ることができる。
【0010】
請求項3は上記各装飾リボンにおいて内装または縫い付けあるいは織り込んだ可撓性ポリオレフィン系線条体が滑動しないよう低融点合成樹脂からなる熱接着糸を引き揃え併用したものであり、加熱により熱接着糸が溶融して可撓性ポリオレフィン系線条体の滑動を阻止する。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、さらに上記本考案にかかる装飾リボンの具体的態様について添付図面を参照し、詳述する。
【0012】
図1及び図2は細幅織機,リボン織機で織成された本考案装飾リボン1の1例であり、既知の手段により所要の長さに織成され、その両側縁部2には本考案の特徴を形成するポリオレフィン系線条体3、例えばポリエチレンを主成分とする線条体が配設されている。
勿論、両側縁部に限らず、一方の側縁部のみにポリオレフィン系線条体3を配設してもよい。
【0013】
装飾リボンの両側縁部2への可撓性ポリオレフィン系線条体3の配設は、図示の如く装飾リボン1の両側縁部2に折り返し袋部を作り、この袋部に内挿させてもよく、また両側縁部2に直接、織り込んでもよく、あるいはミシン,ラッセル等の後加工で縫い付けてもよい。
また、図示していないが、両側縁部のみでなく、細幅織物を織成するときの織成糸の一部として1本又は複数本用いてもよい。
【0014】
上記リボン1は綿,絹等の天然繊維又はアクリル,エステル,ナイロン等の合成繊維等、任意の繊維によって所要の長さ、即ち、必要な長尺又は短尺に織成されており、必要に応じて適宜、赤,ピンクその他、任意の色彩に着色されている。
なお、装飾リボンの長さ,太さ,幅,色彩等は用途に応じて随時、選定される。
【0015】
一方、リボン1に配設されるポリオレフィン系線条体3は、通常、ポリエチレンを主成分とする線条体で、円形,矩形状,連糸状など、種々の断面形状が使用可能であり、可撓性を有して変形資材で、かつ変形した時、その形態を保持する形態保持性を有しており、しかも復元性もあり、一度きつく変形してもほぼ元の状態に容易に復元する。
この線条体3は1本に限らず、適宜複数本引き揃え又は織成時に適宜、間隔をおいて使用することも可能であり、ポリオレフィン系であることから耐水性を有している。
【0016】
上記の如くポリオレフィン系線条体3を配設した装飾リボンは、一般の装飾リボンと同様に使用することができる外、容易に各人の好みに切断することができ、しかも変形自在で、かつ一定の形態を保つことができる特性を有していて、手芸,クラフトやラッピング,結び等の装飾、またネックレス,頭飾品等のアクセサリーに用いて頗る有用である。
【0017】
ところで、上記可撓性ポリオレフィン系線条体は、装飾リボンの両側縁部又は織物織成部分に内挿した場合、平滑性を有するため、往々にして滑動が起こる。
そのため、特に図示していないが、低融点合成樹脂よりなる熱接着糸を可撓性ポリオレフィン系線条体に引き揃え用いることにより、加熱によって融着し、使用時における折り曲げ加工などの操作を容易にすることができる。
【0018】
併用される熱接着性糸は、融点100〜130℃、通常、110〜120℃という低融点の物性と熱接着性を有する糸であり、良好な接着性を有して融点を超える温度に加熱することにより融着して接着すると共に、接着後もソフトな風合いを保持し、しかも装飾リボンを構成する繊維が抜け落ちにくくなり、リボンを構成する織成糸の組織のずれを阻止する。
【0019】
この低融点熱接着糸としては通常、低融点ナイロンが用いられる。
勿論、低融点ナイロンに限ることなく、低融点ポリエステル等の使用も可能である。
この熱接着性糸をポリプロピレン系線条体と引き揃え併用するには、細幅織機等で織成するとき、同時供給するか、ミシン,ラッセル等の後加工で縫い付けるに際し、同時に引き揃え供給することによって得られ、供給にあたっては糸の太さに応じて1本又は1本に限らず複数本同時に供給することも好適である。
【0020】
【考案の効果】
本考案装飾リボンは以上のような構成からなり、特にリボン側縁部又は織成部に可撓性ポリオレフィン系線条体を配設していることから、不定方向に制約無く変形自在に折り曲げ可能であると共に、折れ曲がった形態をその状態のまま保持することができ、しかも復元性を有してほぼ元の状態に復元可能であるので、手芸,クラフトや各種の装飾品等に容易に人為操作で形成し、幅広く実用に供することができる効用を有している。
【0021】
また、配設される上記線条体はポリオレフィン系であるため、耐水性を有して洗濯が可能であると共に、ワイヤと異なり布用鋏で容易に各自の好みの長さに切断することができる外、外部の素材によっては切断面を熱処理により固定することも可能である。
更に、ポリオレフィン系線条体は炭素と水素からなるため、焼却炉で燃やした場合も有毒ガスは発生せず、従って生活ゴミとして廃棄することができる利点がある。
しかも上記ポリプロピレン系線条体に併用して低融点熱接着性糸を用いるときは、加熱融着により熱接着性糸は可撓性ポリオレフィン系線条体あるいはリボンを構成する細幅織地に融着し、組織ずれや線条体の滑動を阻止し、しかも接着後もソフトな風合を保持し、京結びを始め、手芸,クラフト等に対する使用性を良好ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装飾リボンの1例を示す部分概要図である。
【図2】図1におけるA−A線断面拡大一部省略概要図である。
【符号の説明】
1 装飾リボン
2 リボン側縁部
3 ポリオレフィン線条体

Claims (5)

  1. 細幅織物の側縁部に長さ方向に沿って耐水性,復元性を有する可撓性ポリオレフィン系線条体を内装し、またはミシン,ラッセル等の後加工で縫い付けることによって不定方向に変形自在に折り曲げが可能であり、かつ折れ曲がった状態のまま形態保持が可能であることを特徴とする装飾リボン。
  2. 細幅織物に長さ方向に沿って耐水性,復元性を有する可撓性ポリオレフィン系線条体を織り込み、不定方向に変形自在に折り曲げが可能であり、かつ折れ曲がった状態のまま形態保持が可能であることを特徴とする装飾リボン。
  3. 可撓性ポリオレフィン系線条体に低融点合成樹脂からなる熱接着糸を1本または複数本引き揃えて併用し、加熱融着により可撓性ポリオレフィン系線条体の滑動を阻止するようにした請求項1または2記載の装飾リボン。
  4. 可撓性ポリオレフィン系線条体がポリエチレンを主成分とする線条体である請求項1,2または3記載の装飾リボン。
  5. 低融点合成樹脂からなる熱接着糸が低融点ナイロンである請求項3記載の装飾リボン。
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