JP3096882U - 透水性舗装と線状ヒーターを組合わせた融雪舗装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】積雪地に於ける、施工のし易さ、管理・運転の簡易さ、融雪効果の良さ等を有する、融雪舗装道路を提供する。
【解決手段】舗装体自体を透水性舗装構造にし、同時に「排水性を妨げない」為に加熱システムの平面投影とを組み合わせた。効率良く排水が行われるから、加熱システムから発生した熱は水の温度上昇に使われる事が無く、熱は有効に融雪に利用される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、降雪地帯での、積雪を、舗装内に埋設した熱線により、加熱・融雪する、融雪道路の構造体の成形に関する物である。
【0002】
【従来の技術】
従来、降雪地帯では、降り積もった雪を除去する方法として、除雪又は積雪上面に塩化カルシュウム剤、炭粉等の散布を行って融雪を促していた。
近年になり、積雪のある路面上に常時水を流しての融雪や、道路舗装下部に温水パイプや発熱体シート等を埋設しての融雪も行われる様になってきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、除雪にしても、塩化カルシュウム剤、炭粉融雪剤の運搬、散布にしても、その作業の過酷さに問題が有った。特に降雪直後の散布は、労力的に重労働であり危険でもある。且つ、融雪剤散布では、融雪後にも融雪剤が残り、美観上、環境上の問題があった。
又、流水融雪システムは、大量の水を消費し、又、散布ノズルのメンテナンスに十分に配慮する必要があった。
温水パイプ、発熱体シート等は有効であり、上記のような欠点を伴わない方法ではあるが、埋設施工時に充分に気を付けないと、配管切断やシート破断などの事故を起こし、期待された効果を充分に発揮できない事がある。
そして、全の方法に共通していえる点は、排水への配慮が充分でない点である。如何に有効な方法で融雪が行えたとしても、解けた雪、即ち、水が道路舗装面に存在していては、交通の支障になるばかりではなく、災害をも引き起こしかねないのである。舗装表面に余分な構造物を増設する事無く、水を滞水させずに、如何に、より早く排水出来るかが問題になってくる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、「舗装路面上余分な構造物を敷設する事無く、効率良く融雪し、融雪で発生した水をより速やかに排水を行う事」を達成するために、舗装体自体を透水性舗装構造にし、同時に「排水性を妨げない」為に加熱システムの平面投影面積を最小に出来る高強度の加熱ワイヤーシステムとを組み合わせた。
効率良く排水が行われるから、加熱システムから発生した熱は水の温度上昇に使われる事が無く、熱は有効に融雪に利用される。
【0005】
【考案の実施の形態】
透水性舗装構造を作成する為に、舗装骨材として、粒径が数ミリから10数ミリの石材を使用する。この骨材と骨材重量の4〜6%W程度の液体樹脂(エポキシ樹脂等)及び硬化剤とを混練後、敷き均し、此れを舗装面とする事で透水性の舗装面が完成する。
この下部に、透水の妨げをしない平面投影面積の少ない4mm径の発熱体であるテフロンヒーターを敷設しておく。
【0006】
【実施例】
道路基盤に付いては、通常の舗装同様な下部基盤として、完成予定舗装幅に砕石を20−30cm厚さに敷き、転圧を行い、その上面を平坦にしておく。
あまり強度を必要としない舗装(下部舗装が不要)では、直にその上面に、テフロンヒーター(径4mmのワイヤー形状)を、舗装幅内を適宜な間隔を持って蛇行させる。一般的には、道路進行方向の蛇行間隔は、15〜30センチ程度が良い。
より強度を必要とする舗装では、下部舗装として、道路基盤層上に30ミリ厚程度のモルタルを打設し、その上部にワイヤーメッシュ(□150ミリ程度)を配して、その上面に、テフロンヒーターを配し、更にその上部に30ミリ厚程度のモルタルを横断方向に屋根勾配をつけて打設する。この場合には透水性ではなく排水性舗装となる。
【0007】
上記の作業が終わったら、透水性の上部舗装を行う。
上部透水性舗装の骨材は、粒径が数ミリから10数ミリの石材で厚さ30ミリ厚程度の舗装を行う。
バインダーは、エポキシ樹脂と硬化剤を用いる(ウレタン等でも可能)。
骨材の必要容量を計算し、その重量を計測する。エポキシ樹脂は骨材の5.5%Wを骨材と一緒にミキサーに投入し、よく混練する。更に硬化剤を投入攪拌し、上記で準備された状態の上部に敷き均し、コテ又はローラー等で上面を平滑化する。
この様な構成での構造体では、舗装表面の水は、直ちに上部舗装から下部方向へ通過し、下部基盤へと排水される。
不透水の下部舗装がある場合には上部透水舗装内部を通り、側方へと排水され、その後、下部基盤へと排水される。
【0008】
【考案の効果】
この様な手法と組み合わせによって構成された融雪道路では、舗装面に積雪が生じた時に、ヒーターの電源を入れ通電すると、ヒーターが過熱し、それに接している周囲の骨材が暖まり、熱伝導と同時に、暖かい空気が透水性舗装の骨材の空隙を上昇し、融雪を始める。雪は融解されたて水となり、骨材の空隙を流下し、下部基盤に吸収され、排水される事になる。
これら一連の効果により、舗装表面の積雪が遂次融雪し、且つ、溶けた雪、即ち水は、舗装表面に滞水する事無く、速やかに排水される。
この「融雪−排水サイクル」は透水面に妨げるものがなく、広さが広ければ広いほど高能率で作用できる。
又、排水状態が悪い場合には、「ヒーターから発せられた熱」が、滞水した水の温度上昇に使われて、融雪効率が低下することになる。
この考案の組合せは、排水効率が良いので、高能率な融雪効果が得られる方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による高強度舗装の実施の断面例である。
【図2】実施例の一部切欠断面拡大俯瞰図である。
【符号の説明】
1.  上部透水舗装
1−1.樹脂
1−2.骨材
2.  下部舗装
2−1.テフロンヒーター
2−2.ワイヤーメッシュ
2−3.モルタル(高強度舗装時のみ、必要である)
3.  舗装基盤
3−1.砕石
4.  現地盤

Claims (1)

  1. 舗装体が透水性構造を有し、それに近接する線状の加熱ヒーターを備え、融雪と同時に透水性構造により速やかに排水が行える
    構造体。
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