JP3096228B2 - 洗車装置 - Google Patents

洗車装置

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JP3096228B2
JP3096228B2 JP07168268A JP16826895A JP3096228B2 JP 3096228 B2 JP3096228 B2 JP 3096228B2 JP 07168268 A JP07168268 A JP 07168268A JP 16826895 A JP16826895 A JP 16826895A JP 3096228 B2 JP3096228 B2 JP 3096228B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗車装置本体もしく
は自動車の走行に伴い、自動車に水,洗剤等を噴射する
と共に回転ブラシを接触させて車体面の洗浄をはかる洗
車装置に関し、特に回転ブラシの毛材を布にしたブラシ
(以下、布ブラシという)を採用した装置の性能向上を
はかったものである。
【0002】
【従来の技術】従来より布ブラシを使用した装置として
は、例えば実公昭50−30233号公報等において既
に知られている。しかし、従来より知られる布ブラシに
は、布本来の吸水性,含水性に対し永続的な防水加工を
施したものは認められない。すなわち、ブラシに限らず
布地に撥水剤を散布するなどして防水処理することは広
く知られているが、このような防水処理は永続的なもの
ではなく、特に洗車用ブラシのように継続して比較的強
い物理力を受けるような使用環境下では数回の使用でそ
の防水効果が消滅してしまい、全く実用的ではないた
め、布ブラシに防水処理を施こそうとする試みが真剣に
実施されることはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の布ブラシは、素
材となる布が洗車時に噴射される水,洗剤等を吸収して
しまい次のような不具合を生じていた。
【0004】a.ブラシの布材が吸水して重量が増加
し、車体面に回転接触して強い衝撃力を与えることにな
り、車体とブラシとの間に砂,泥等が介在して生じる洗
車傷が発生し易い。
【0005】b.ブラシの布材が吸水するに伴い布材の
繊維のすき間が拡大し、泥等の汚れが付着し易くなり、
しかも一旦繊維間に取り込まれた汚れは容易に落ちない
ため、ブラシの汚損の進行が早く且つ付着した汚れが車
体面に作用して洗車傷の原因になる。
【0006】c.寒冷地においては吸水した布材が凍結
して使用不能となってしまい、これを防止するために
は、洗車装置を屋内設置して保温したりボイラ等の解凍
設備を設けるなど、高コストの装備が必要になる。
【0007】d.ブラシの布材は、洗車に伴って散布さ
れる洗剤やワックスまでも吸収し、布材において洗剤と
ワックスとが混合されてしまい、洗剤の界面活性成分と
ワックスの油脂分とが結びついてしまい、ワックスがけ
に際してはワックスを充分に車体に作用させることがで
きなかった。また、洗剤の界面活性成分とワックスの油
脂分とがゲル状となってブラシの布目内に留まり、ブラ
シの汚損を促進させることにもなる。
【0008】従って、この発明の第1の課題とするとこ
ろは、布ブラシに永続性のある防水加工を施し且つブラ
シをクリーニングする機能を持たせ、ブラシの汚損を防
止できる洗車装置を提供することにある。
【0009】また、この発明の第2の課題とするところ
は、布ブラシに永続性のある防水加工を施し且つブラシ
の水きりを行う機能を持たせ、高価な装備を必要とする
ことなくブラシの凍結を防止できる洗車装置を提供する
ことにある。
【0010】更に、この発明の第3の課題とするところ
は、布ブラシに永続性のある防水加工を施して回転ブラ
シが洗剤を噴射してのブラッシング洗浄とワックスを噴
射してのワックスがけとに兼用されても、効果の高いワ
ックスがけができる洗車装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、洗車装置本
体もしくは自動車の走行に伴い、自動車に水,洗剤等を
噴射すると共に回転ブラシを接触させて車体面の洗浄を
はかる洗車装置において、前記回転ブラシは、起毛処理
して柔軟性とクッション性を高めた布に樹脂コーティン
グによる防水加工が施された吸水の少ない毛材を採用し
ており、この回転ブラシに向けて水を噴射し洗車動作時
より高速でブラシを回転させるブラシクリーニング動作
を実行可能としたことを特徴として、上記第1の課題の
解決をはかったものである。
【0012】また、この発明は、洗車装置本体もしくは
自動車の走行に伴い、自動車に水,洗剤等を噴射すると
共に回転ブラシを接触させて車体面の洗浄をはかる洗車
装置において、前記回転ブラシは、起毛処理して柔軟性
とクッション性を高めた布に樹脂コーティングによる防
水加工が施された吸水の少ない毛材を採用しており、こ
の回転ブラシを洗車動作時より高速で空回転させる水切
り動作を適宜実行可能としたことを特徴として、上記第
2の課題の解決をはかったものである。
【0013】更に、この発明は、上記ブラシクリーニン
グ動作を実行可能とした上で、前記回転ブラシは、洗剤
を噴射してのブラッシング洗浄およびワックスを噴射し
てのワックスがけに兼用されるものであり、前記ブラッ
シング洗浄とワックスがけとの間に前記ブラシクリーニ
ング動作を実行することを特徴として、上記第3の課題
の解決をはかったものである。なお、上記各解決手段に
おいて、前記回転ブラシに施される防水加工は、樹脂を
含むコーティング剤を布に塗布してから加熱処理するこ
とで、布の繊維および布目に樹脂被膜を形成させる樹脂
ダイレクトコーティングによるものであることが望まし
い。
【0014】
【作用】上記構成により、布ブラシの素材となる布は、
樹脂コーティングによる防水加工が施され、洗車時に噴
射される水,洗剤等を吸収する量がきわめて少なくな
る。このため、吸水によるブラシ布材の重量増加が少な
く、車体面に回転接触しても過大な衝撃力が加わらない
ので、洗車傷の発生が防止される。また、ブラシの布材
がほとんど吸水しないから、吸水に伴う布材の繊維のす
き間への汚れの付着がなくブラシが汚損されにくくな
り、これに伴い付着した汚れが車体面に作用しての洗車
傷も防止される。更に、布材の吸水が少ないため水切
り,乾燥が容易で、またブラシが凍結したとしても解凍
が容易となり、特別に高コストの装備を必要とせずに寒
冷地での使用が可能になる。
【0015】なお、上記防水加工としては樹脂ダイレク
トコーティングによることが好ましく、樹脂ダイレクト
コーティングとは、オルガノポリシロキサン等の撥水成
分にポリイソシアネート化合物等の繊維への定着作用を
持つ成分を混合してなるコーティング剤を、布素材に塗
布し浸透させた後に加熱処理して付加,重合ないし架橋
反応させることを指し、オルガノポリシロキサン等の撥
水成分がイソシアネート基のような定着成分と結びつけ
られて布繊維を強固に被い永続的な撥水効果が得られる
ものである。
【0016】また、洗車により布ブラシに汚れが付着し
ても、布自体がほとんど吸水しないから汚れが繊維のす
き間へ入り込むようなことがなく、布ブラシに向けて水
を噴射し洗車動作時より高速でブラシを回転させるブラ
シクリーニング動作を実行可能とすることにより、付着
した汚れをほぼ完全に洗い流すことができる。
【0017】更に、ブラシの布材がほとんど吸水しない
ので、回転ブラシを洗車動作時より高速で空回転させる
水切り動作を適宜実行可能にすることにより、洗車によ
りブラシに付着した水を空回転により容易に飛散させ乾
燥をはかることができる。
【0018】しかも、布ブラシには永続性のある防水加
工が施され、洗車に伴い洗剤やワックスが散布されても
これを吸収することがないので、ブラシにおいて洗剤と
ワックスとが混合し付着したワックス剤の効果を低下さ
せることがなく、またブラシが洗剤とワックスとの混合
物によって汚損されることもない。この結果、布ブラシ
を洗剤使用のブラッシング洗浄とワックスがけとに兼用
しても、効果の高い洗車が可能になる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を基に
説明する。図1は実施例たる洗車装置の主に正面外観を
示す説明図、図2は同実施例装置の各部の構成配置を示
す側面説明図である。ここでは、門型に形成されレール
2,2上を往復走行する洗車機本体1が、レール2,2
間に停車された自動車Aを跨ぐように走行して同車体を
洗浄する、いわゆる門型洗車機を例示している。なお、
この他にも洗車機本体が固定設置され、洗車機に対し自
動車をコンベア等で搬送させて洗車をはかるタイプの洗
車装置も知られており、このタイプの装置にも同様に実
施可能である。
【0020】洗車機本体1は、自動車Aの上面形状に沿
って上昇/下降が可能なよう構成された上面回転ブラシ
3と、自動車Aの側面形状に沿って開閉移動可能な一対
の側面回転ブラシ4,4と、自動車Aもしくは回転ブラ
シ3,4,4に対し水や各種液剤を噴射するノズル5,
6,7,8とを備え、本体1の走行に伴い、自動車Aに
適宜ノズルから水,洗剤等を噴射しながら回転ブラシ
3,4,4を接触させて車体面の洗浄をはかる。9は洗
車機本体1の前面に備えられる操作パネルである。な
お、前記回転ブラシやノズルの他に、洗車後の車体の乾
燥をはかる公知のブロワ装置等を備えるが、ここでは説
明を省略する。
【0021】ノズル5は、本体1の最も前寄り(図2に
おいて左側が前)に位置し自動車Aに向けて専ら水を噴
射させる。ノズル6は、回転ブラシ3,4,4のそれぞ
れ直前に位置し自動車Aおよびブラシ3,4,4に向け
て主に洗剤やワックスを噴射させる。ノズル7は、回転
ブラシ3,4,4それぞれの後寄りに位置しブラシ3,
4,4に向けて主に水を噴射させる。ノズル8は、本体
1の最も後方に位置し自動車Aに向けて起泡洗剤や水を
噴射させる。
【0022】回転ブラシ3,4,4はいずれも、後述す
る樹脂ダイレクトコーティングによる防水加工が施さた
布10を毛材としている。布10の素材は、トリコット
と呼ばれる織布であり、従来よりブラシの毛材として知
られる不織布に比べ、形状保持性が高く耐久性に優れる
といったブラシの素材としてより好ましい性質がある。
この素材となる布地には、片面にピン付きローラーで毛
羽立てた起毛処理が施されており、布の柔軟性を向上さ
せると共に起毛によるクッション性が加味され、車体に
対する当たりがきわめてソフトになる。
【0023】そして、この布地の起毛されていない非起
毛面より樹脂ダイレクトコーティングが施されている。
樹脂ダイレクトコーティングは、詳しくは後述するが、
布地を構成する繊維に直接コーティングを施すもので、
起毛面へコーティングすると起毛した繊維が周りの繊維
と接着されたりして、折角の起毛によるクッション性等
の利点が損なわれるので、非起毛面へコーティングを施
すこととし、布地の永続的な防水加工と起毛による利点
とを両立できるようにしている。
【0024】この実施例で使用する布地には、図3に示
すように、非起毛面から起毛面の起毛繊維基部まで浸透
するよう樹脂ダイレクトコーティングが施されている。
これにより、布地自体はコーティングにより永続的な撥
水効果を発揮する一方で、起毛繊維は繊維本来の親水性
を保ち車体面に付着し散水により膨潤した汚れを効果的
に除去することができる。
【0025】毛材とする布10は、図4に示すように所
定の幅Wにカットされた長尺な布地に所定寸法L毎に切
り込み11が入れられており、この各切り込み11の先
端部には、切り込みの拡張を防止するためのストップホ
ール11hが穿孔されている。この切り込み11の間毎
に切り込み側の縁を山折り(図4における点線部)と谷
折り(図4における一点鎖線部)とを交互に繰り返して
折り重ね、それぞれ扇状とした上で折り重ねた部分を図
5のようにブラシの芯材となるパイプ12にリベット止
めされている。
【0026】なお、布10は片面のみが起毛されてお
り、上述の通り起毛面の方が洗車に好ましい性質を有す
る。このため、布の起毛面が常に車体に接触するよう、
布地の切り込みが入れられていない側、すなわち毛先と
なる側の所定幅Dだけ、図6のように、起毛面が表にな
るよう裏側へ折り返され縁部が縫い止められている。こ
れにより、車体へ接触する毛先の部分には、表裏共に起
毛面が表れて効果の高い洗浄ができる。
【0027】布10は、パイプ12を一周する間に90
度おきに4ヵ所でリベット止めされており、またリベッ
ト止め個所は所定寸法づつ上下にずらしてパイプ12に
対し螺旋状に配され、この結果、連続した長尺の布地が
パイプ12に対して螺旋状に巻き付けられ、図7のよう
に完成される。このように、布10を螺旋状にすること
により、ブラシが回転すると、布10のブラシ外周を形
成する端縁が車体に対し連続した軌跡を描いて接するこ
とになり、洗い残しのないブラッシングが可能になる。
【0028】樹脂ダイレクトコーティングは、樹脂と必
要な添加剤を溶剤に混合溶解させて適宜の粘度に調整し
たコーティング剤を布に塗布した後乾燥し更に加熱処理
することで、布を構成する繊維内および布目に樹脂被膜
を形成させる防水下降である。この樹脂ダイレクトコー
ティングのコーティング剤としては、アクリル系樹脂や
ウレタン系樹脂のコーティング剤を用いることもできる
が、水酸基または水素基を有する反応性オルガノポリシ
ロキサンと、オルガノポリシロキサンの反応触媒と、ポ
リイソシアネート化合物と、有機溶剤とを混合したもの
が好ましい。
【0029】上記好ましいコーティング剤を更に説明す
ると、この実施例では、水酸基または水素基を有する反
応性オルガノポリシロキサン100重量部と、オルガノ
ポリシロキサンの反応触媒0.1〜10重量部と、ポリ
イソシアネート化合物0.1〜40重量部と、適宜の量
の有機溶剤とを混合し、粘度を1000〜100000
Cpに調整したコーティング剤による樹脂ダイレクトコ
ーティングを施すことが好ましい。このようにコーティ
ング剤を用いると、コーティング剤の塗布、乾燥後、更
に熱処理することで、反応性オルガノポリシロキサンと
ポリイソシアネート化合物との間で付加、重合ないし架
橋反応を完結させて、形成される樹脂被膜を一層強固な
ものとすることができる。
【0030】前記反応性オルガノポリシロキサンとして
は、例えば(株)トウペ製の「TBS−25ER」を用
いることができる。この製品は、水酸基を有する反応性
液状オルガノシリコーンポリマと、反応性水素基を有す
る液状オルガノシリコーンポリマとをトリクレンに溶解
した固形分を15%含有する繊維用防水加工剤である。
この反応性オルガノポリシロキサンの反応触媒として
は、同社製の「Cat・TM」を用いることができる
が、一般的には亜鉛,鉛,ジルコニウム,錫等の有機酸
や有機金属化合物の有機酸塩を使用することができる。
なお、同社製の「Cat・TD」を混合すれば、コーテ
ィング剤と布表面との接着性を向上させることができ
る。
【0031】ポリイソシアネート化合物としては、ジフ
ェニールメタンジイソシアネート、例えば日本ポリウレ
タン工業(株)製の「ミリオネートHT」を使用する
が、その他にもトリレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート等を使用することができる。な
お、必要に応じて、これらのポリイソシアネート化合物
を組み合わせて使用しても良く、ポリイソシアネート化
合物中のイソシアネート基の一部をポリオールにより封
鎖して使用しても良い。
【0032】有機溶剤は、布表面への塗布作業を容易に
すると共に、布目への浸透性を補助するためのものであ
り、例えばトリクロロエチレン、パークロルエチレン、
1,1,1−トリクロロエタン、トルエン、キシレン、
ミネラルスピリット等を用いることができる。
【0033】好ましいコーティング剤の組成比は上述し
た範囲であることが望ましく、特に、ポリイソシアネー
ト化合物を過剰に配合すると樹脂被膜の防水性が低下す
るので、ポリイソシアネート化合物はコーティング剤の
全量に対して1:3〜1:15の重量比で混合すること
が望ましい。また、この好ましいコーティング剤は、ア
クリル樹脂系やウレタン樹脂系などのコーティング剤と
組み合わせて使用することもできる。
【0034】樹脂ダイレクトコーティングによる防水加
工は、図8に示すフローに基づいて行うことができる。
まず、上記コーティング剤を有機溶剤によって、100
0〜100000Cpの範囲の粘度に調整する(St
1)。粘度は、使用する布の材質や塗布装置の性能等に
応じて適宜調整する。次に、上記所定の形状寸法に裁断
した布の非起毛面上に(St2)、ナイフコータやロー
ルコータ等の塗布装置を使用して、上記粘度調整したコ
ーティング剤を直接塗布する(St3)。塗布量は、コ
ーティング剤の種類や布の種類によって相違するが、ウ
ェット状態で130〜350g/m2程度である。
【0035】そして、コーティング剤を塗布した布を6
0〜100℃の温度下で30秒間〜5分間程度放置し
て、有機溶剤を蒸発させて樹脂被膜を乾燥させる(St
4)。この乾燥工程完了後、樹脂被膜で覆われた布を、
120〜180℃の温度下で10秒間〜5分間程度加熱
処理を行い、反応性オルガノポリシロキサンとポリイソ
シアネート化合物との間に付加,重合ないし架橋反応を
完結させることにより、防水加工が完了する(St
5)。
【0036】このように、好ましいコーティング剤によ
ると、コーティング剤を布の繊維および布目に充分に浸
透させたて樹脂被膜を形成できるだけでなく、その後に
付加、重合ないし架橋反応を行わせるので樹脂被膜が布
目に強固に付着する。また、付加、重合ないし架橋反応
により防水成分である反応性オルガノポリシロキサンが
ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基と結び付
けられるので、従来より知られる布地に撥水剤を散布す
るだけの防水処理に比較して、防水性をはるかに長期間
維持することができる。また、この防水加工は、布に浸
透し布目や繊維自体にコーティングが施されるから、繊
維の強度や布目の形状維持力を向上させることができ、
布の耐久性や形状保持性を大幅に改善させることができ
る。なお、コーティング剤に抗菌剤を添加しておくと、
カビの発生をより確実に防止することができる。
【0037】以上のようにして構成された回転ブラシ
3,4,4について、主に樹脂ダイレクトコーティング
による防水加工の性能を確認するため、樹脂ダイレクト
コーティングによる防水加工を施した回転ブラシと、防
水加工を施さない同じ素材を使った回転ブラシとの比較
実験を行った。比較実験は、実際に同じ条件で洗車に使
用したときの含水量,土砂等の付着量,凍結状態,形状
保持状態及び汚れ状態の各項目について行った。
【0038】比較実験において、含水量は、洗車直後の
回転ブラシの重量から洗車前の回転ブラシの重量を差し
引いて求めた。土砂等の付着量は、洗車後に10cm2
当たりに残留する砂粒等の数をルーペで観察測定した。
凍結状態は、−4℃の温度下にあける布10の凍結の有
無を外観観察した。形状保持状態は、洗車回数50回後
の形状保持状況を外観観察した。汚れ状態は、洗車回数
50回後の汚れ程度を外観観察した。その結果を表1に
示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1から明らかなように、実施例における
防水加工を施した回転ブラシは、含水量,土砂等の付着
量,凍結状態,形状保持状態及び汚れ状態の全ての項目
について、防水加工を施さない回転ブラシよりも優れた
結果を得ることができた。また、実施例における防水加
工を施した回転ブラシについては、洗浄回数5回,10
回,20回,30回,40回,50回の洗車後に含水量
を求めたが、表2に示すように、含水量は増大せず変わ
らぬ防水効果を発揮し続けていることが分かった。
【0041】
【表2】
【0042】図9は上記実施例装置の制御系を示すブロ
ック図である。13は洗車機本体1に内蔵される制御ボ
ードで、マイクロコンピュータを含み、操作ボード9か
らの操作入力に応じて駆動ボード14へ信号出力し、プ
ログラムされた所定の洗車動作を与える。駆動ボード1
4は、制御ボード13からの信号に応じて各部の通電操
作を行い、本体1の往行(前進)/復行(後退)/停
止、上面回転ブラシ3の低速回転/高速回転/停止/上
昇/下降、側面回転ブラシ4,4の低速回転/高速回転
/停止/開/閉、各ノズル5,6,7,8からの噴射開
始/停止/液剤切換といった操作を行う。上記のように
回転ブラシ3,4,4は、低速回転と高速回転とで切換
駆動が可能であり、通常の洗車時には低速回転でブラッ
シング洗浄を行い、後述するブラシクリーニング動作お
よび水切り動作に際して高速回転されるものである。
【0043】操作ボード9には、従来より公知の洗車コ
ースの選択キーや、車種や突起物の有無等を入力する指
定キーなどが備えられる他(なお、これら公知のキーは
図示しない)、ブラシクリーニング動作を与えるクリー
ニングキー15と、ブラシの水切り動作を与える水切り
キー16とが設けられている。
【0044】クリーニングキー15が押されると、各回
転ブラシ3,4,4が高速回転で駆動されノズル6,7
から水が噴射されて所定時間のブラシクリーニング動作
が実行される。回転ブラシ3,4,4はまず一定時間だ
け一定方向へ高速で正転し、続く一定時間だけ逆方向へ
高速で逆転する。この間、ノズル6,7からの水の噴射
は継続され、ブラシに付着した汚れはブラシに向けて噴
射された水と共に洗い流される。最後にノズル6,7か
らの水の噴射を止め、回転ブラシだけを高速で正転させ
て水切りを行い、1分〜3分程度で一連のブラシクリー
ニング動作を終了する。
【0045】水切りキー16が押されると、各回転ブラ
シ3,4,4が高速回転で駆動される。ここではノズル
からの水噴射等は一切行われず、ブラシは空回転される
だけである。まず回転ブラシ3,4,4は一定時間だけ
一定方向へ高速で空転し、続く一定時間だけ逆方向へ高
速で空転して動作を終了する。所要時間は30秒〜2分
程度である。ブラシの毛材となる布10自体は防水加工
により水を殆ど吸収しないため、この空回転により起毛
面に付着した水滴が素早く飛散されブラシの乾燥がはか
られる。
【0046】上記したブラシクリーニング動作および水
切り動作は、一連の洗車動作に含めて実施することもで
きる。以下、洗車と同時に行われるブラシクリーニング
動作および水切り動作について、図10のタイムチャー
トを基に説明する。ここでは、洗車機本体1が2往復走
行して車体の洗浄,ワックスがけ,乾燥をはかる動作を
する場合を例として説明する。
【0047】まず、洗車機本体1の1回目の往行に伴
い、ノズル5,7,8から水を噴射し、ノズル6からは
洗剤を噴射すると共に、回転ブラシ3,4,4を低速回
転させて、車体をブラッシング洗浄する第1の洗浄工程
を行う。ここでは、車体に付着している砂,泥といった
洗車傷の原因となり易い汚れを、比較的多量の水を使用
して素早く洗い流すことに主眼がおかれている。回転ブ
ラシ3,4,4に対しノズル7から常に水が噴射され、
車体からの汚れがブラシの布10に付着しないように配
慮されている。
【0048】続く洗車機本体1の1回目の復行に伴い、
ノズル8から起泡させた洗剤を車体に散布すると共に、
回転ブラシ3,4,4を低速回転させて、車体を再度ブ
ラッシング洗浄する第2の洗浄工程を行う。ここでは、
起泡させて車体への付着性を高めた洗剤をブラシで車体
に満遍なく作用させることにより、油汚れ等の水だけで
は落ちにくい汚れを落とすことに主眼がおかれている。
最後にノズル5から水が噴射されて車体に残った洗剤を
汚れと共に洗い流す。
【0049】この第1復行による第2の洗浄工程の終了
後に、本体1の走行を一時停止してブラシクリーニング
動作を実行する。各回転ブラシ3,4,4が高速回転で
駆動されノズル6,7,8から水が噴射される。ここで
は、ブラシに付着した洗剤分を洗い流すことが主眼とさ
れ、10〜30秒程度で作業を終了する。ノズル8から
水を噴射させるのは、ノズル8内に残る起泡洗剤を洗い
流し、残留洗剤によりノズル8に目詰りが生ずるのを防
止することが目的の一つとなっている。
【0050】続く洗車機本体1の2回目の往行に伴い、
ノズル6からワックスを噴射させると共に、回転ブラシ
3,4,4を低速回転させて、ワックス工程を行う。ワ
ックスをブラシおよびブラッシングされる直前の車体面
に散布し、このワックスをブラシで車体に擦り込むよう
にしてムラのない均一なワックス仕上げを可能にしてい
る。最後にノズル8から水が噴射されて車体に残った余
剰のワックス分を洗い流す。
【0051】このワックス工程の終了後に、水切り動作
を実行する。各回転ブラシ3,4,4が高速回転で駆動
され空回転されるもので、ブラシに付着する水,ワック
スを簡単に振り落とすことを目的とし、ここでは5〜1
0秒程度の短時間で完了され、本体1が往行から復行に
切り換えられる間を狙って実行され、水切り作業のため
に特に本体1の走行を停止する必要はない。この後、洗
車機本体は2回目の復行に伴い、図示しないブロワ装置
が駆動されて車体の乾燥がはかられ、一連の洗車動作を
終了する。
【0052】この実施例は、以上のように動作し、必要
に応じてブラシクリーニング動作を実行し回転ブラシ
3,4,4を清浄な状態に保つことができる。特に、ブ
ラシの布10は上記防水加工により吸水することがな
く、吸水により繊維が膨潤して繊維のすき間が拡大し、
ここに汚れが入り込むといったことがない。このため、
布10に汚れが付着したとしても起毛された繊維部に水
を仲介として付着するだけのことが多く、ブラシクリー
ニング動作により容易に付着した汚れを除去することが
できる。また、布10が防水加工されていることによ
り、上記水切り動作を実行すれば、ブラシに付着した水
分を容易に飛散,除去させることができ、寒冷地で使用
してもブラシが凍結して全くの使用不能になってしまう
ということがない。
【0053】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されるもの
で、回転ブラシは、樹脂コーティングによる防水加工が
施された布を毛材としており、洗車時に噴射される水,
洗剤等を吸収する量がきわめて少なくなり、吸水による
ブラシ布材の重量増加が少なく、車体面に回転接触して
も過大な衝撃力が加わらないので、洗車傷の発生が防止
される。また、ブラシの布材がほとんど吸水しないか
ら、吸水に伴う布材の繊維のすき間への汚れの付着がな
くブラシが汚損されにくくなり、これに伴い付着した汚
れが車体面に作用しての洗車傷も防止される。しかも、
回転ブラシの毛材として使用される布は、起毛処理され
て柔軟性とクッション性を高めてあるので、車体への当
たりがきわめてソフトになり、この点からも洗車傷の解
消に寄与できる。更に、布材の吸水が少ないため水切
り,乾燥が容易で、またブラシが凍結したとしても解凍
が容易となり、特別に高コストの装備を必要とせずに寒
冷地での使用が可能になる。
【0054】また、洗車により布ブラシに汚れが付着し
ても、布自体がほとんど吸水しないから汚れが繊維のす
き間へ入り込むようなことがない上、布ブラシに向けて
水を噴射しながら洗車動作時より高速でブラシを回転さ
せるブラシクリーニング動作を実行することにより、付
着した汚れを素早く洗い流し常にきれいなブラシで効果
の高い洗車を維持することができる。
【0055】更に、ブラシの布材がほとんど吸水しない
ので、回転ブラシを洗車動作時より高速で空回転させる
水切り動作を適宜実行することにより、ブラシに付着し
た水を高速の空回転により迅速に飛散させ乾燥をはかる
ことができ、短時間の水切り動作により寒冷地でもブラ
シが凍結する心配がない。
【0056】しかも、回転ブラシには永続性のある防水
加工が施され、洗車に伴い洗剤やワックスが散布されて
もこれを吸収することがないので、ブラシにおいて洗剤
とワックスとが混合し付着したワックス剤の効果を低下
させることがなく、またブラシが洗剤とワックスとの混
合物によって汚損されることもない。この結果、布ブラ
シを洗剤使用のブラッシング洗浄とワックスがけとに兼
用しても、効果の高いワックス洗車が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の主に正面外観を示す説明図である。
【図2】実施例の各部の構成配置を示す側面説明図であ
る。
【図3】実施例で使用するブラシ毛材の拡大断面説明図
である。
【図4】実施例で使用するブラシ毛材としての布地の展
開説明図である。
【図5】実施例で使用するブラシ毛材の取付け部の外観
説明図である。
【図6】図4のX−X部の拡大断面図である。
【図7】実施例で使用する回転ブラシの外観説明図であ
る。
【図8】実施例に採用された防水加工の工程を示すフロ
ーチャート図である。
【図9】実施例の制御系を示すブロック図である。
【図10】実施例の洗車動作例を示すタイムチャート図
である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 2,2 レール 3 上面回転ブラシ 4,4 側面回転ブラシ 5,6,7,8 ノズル 9 操作パネル 10 回転ブラシ3,4,4の毛材としての布 11 布10の切り込み 12 回転ブラシ3,4,4の芯材としてのパイプ 13 制御ボード 14 駆動ボード 15 クリーニングキー 16 水切りキー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 3/00 - 3/06 A46B 7/10 B08B 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗車装置本体もしくは自動車の走行に伴
    い、自動車に水,洗剤等を噴射すると共に回転ブラシを
    接触させて車体面の洗浄をはかる洗車装置において、 前記回転ブラシは、起毛処理して柔軟性とクッション性
    を高めた布に樹脂コーティングによる防水加工が施され
    た吸水の少ない毛材を採用しており、この回転ブラシに
    向けて水を噴射し洗車動作時より高速でブラシを回転さ
    せるブラシクリーニング動作を実行可能としたことを特
    徴とする洗車装置。
  2. 【請求項2】 洗車装置本体もしくは自動車の走行に伴
    い、自動車に水,洗剤等を噴射すると共に回転ブラシを
    接触させて車体面の洗浄をはかる洗車装置において、 前記回転ブラシは、起毛処理して柔軟性とクッション性
    を高めた布に樹脂コーティングによる防水加工が施され
    た吸水の少ない毛材を採用しており、この回転ブラシを
    洗車動作時より高速で空回転させる水切り動作を適宜実
    行可能としたことを特徴とする洗車装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の洗車装置において、前記
    回転ブラシは、洗剤を噴射してのブラッシング洗浄およ
    びワックスを噴射してのワックスがけに兼用されるもの
    であり、前記ブラッシング洗浄とワックスがけとの間に
    前記ブラシクリーニング動作を実行することを特徴とし
    た洗車装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の洗車装置におい
    て、前記回転ブラシに施される防水加工は、樹脂を含む
    コーティング剤を布に塗布してから加熱処理すること
    で、布の繊維および布目に樹脂被膜を形成させる樹脂ダ
    イレクトコーティングによることを特徴とした洗車装
    置。
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