JP2006298309A - 洗車機 - Google Patents
洗車機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006298309A JP2006298309A JP2005126597A JP2005126597A JP2006298309A JP 2006298309 A JP2006298309 A JP 2006298309A JP 2005126597 A JP2005126597 A JP 2005126597A JP 2005126597 A JP2005126597 A JP 2005126597A JP 2006298309 A JP2006298309 A JP 2006298309A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car wash
- water
- brush
- vehicle
- detergent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】 洗車機において、車体表面をブラッシング処理する回転ブラシに付着する水垢除去剤などの液剤を、効率よく、的確に落すことができるようにした。
【解決手段】
泡状水垢除去剤を用いてトップブラシ6およびサイドブラシ7で車両表面のブラッシング処理を行った後に、それらのブラシ6,7に水を掛けてそこに付着した泡状水垢除去剤を流し落す動作を行う時に、回転ブラシ6,7の低速回転と、それらの高速回転とを交互に繰り返し、低速回転で回転ブラシ6,7に水を付着させ、高速回転でその水を切るようにした。
【選択図】 図10
【解決手段】
泡状水垢除去剤を用いてトップブラシ6およびサイドブラシ7で車両表面のブラッシング処理を行った後に、それらのブラシ6,7に水を掛けてそこに付着した泡状水垢除去剤を流し落す動作を行う時に、回転ブラシ6,7の低速回転と、それらの高速回転とを交互に繰り返し、低速回転で回転ブラシ6,7に水を付着させ、高速回転でその水を切るようにした。
【選択図】 図10
Description
本発明は、液剤を用いて回転ブラシにより被洗浄車両の車体表面のブラッシング処理を行なった後に、前記回転ブラッシングに付着した液剤を該回転ブラシに水を掛けて流し落す動作を行う洗車機に関する。
従来、上記洗車機において、回転ブラシに付着した洗剤などの液剤が、洗車の品質を低下させるのを防止するために、回転ブラシに水を掛けて、前記液剤を流し落す液剤落とし動作を行なうようにしたものは公知である(後記特許文献1,2参照)。
特開昭60−150876号公報
特開昭64−52560号公報
しかしながら、前記特許文献1,2に示される洗車機では、単に回転ブラシに向けて水を噴射させるだけなので、回転ブラシに付着した液剤を、充分に流し落すのに手間取り、特に、図27に示すような起毛布帛から洗浄体が作られた回転ブラシのときは、ブラッシングに用いられた液剤が、起毛布帛の立毛部に入り込んで、容易に流し落すことができないために、液剤落し動作の時間が一層長くかかり、延いては洗車時間が長くなるという問題がある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、前記液剤落し動作の時間を大幅に短縮することを目的とする。
上記目的達成のため、請求項1記載の発明は、被洗浄車両に対して洗車機本体を走行させることにより、該車両の車体表面を回転ブラシによりブラッシング処理するようにした洗車機において、
洗車機本体の走行時に液剤を用いて回転ブラシで車体表面のブラッシング処理を行った後に、前記洗車機本体の走行を停止させて、前記回転ブラシに付着した液剤を、該回転ブラシに水を掛けて流し落す液剤落とし動作を行う時に、前記回転ブラシの低速回転と、その高速回転とを交互に繰り返し、前記低速回転時に、前記回転ブラシに水を付着させ、前記高速回転時に、その付着した水を切るようにしたことを特徴としている。
洗車機本体の走行時に液剤を用いて回転ブラシで車体表面のブラッシング処理を行った後に、前記洗車機本体の走行を停止させて、前記回転ブラシに付着した液剤を、該回転ブラシに水を掛けて流し落す液剤落とし動作を行う時に、前記回転ブラシの低速回転と、その高速回転とを交互に繰り返し、前記低速回転時に、前記回転ブラシに水を付着させ、前記高速回転時に、その付着した水を切るようにしたことを特徴としている。
また、上記目的達成のため、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記液剤は、泡状洗剤であることを特徴としている。
さらに、上記目的達成のため、請求項3記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記液剤は、泡状水垢除去剤であることを特徴としている。
請求項各項記載の発明によれば、回転ブラシの洗浄体に付着した液剤の、液剤落し動作の時間を短縮でき、延いては洗車時間を短縮できる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて、以下に具体的に説明する。
図1は、本発明洗車機の側面図、図2は、図1の2−2線に沿う断面図、図3は、図2の3−3に沿う拡大断面図、図4は、図2の4−4線に沿う拡大断面図、図5は、洗車機の洗車配管回路図、図6〜14は、水垢除去洗車の工程図、図15は、ブラシ濯ぎ水噴射装置の水噴射に対するブラシの回転速度変化を示す図、図16〜22は、泡洗剤洗車の工程図、図23〜26は、艶出し洗車の工程図、図27は起毛布帛の断面図である。
以下の説明において、洗車機本体1の往行方向の前方側(図1右側)を「前」、その後方側(図1左側)を「後」とする。
図1,2において、洗車機本体1は門型のフレーム2を有し、走行モータ51,51で駆動される左右一対の駆動輪3,3と従動輪4,4とにより左右一対の走行レール5,5上を往復走行する。
フレーム2には、通常のように、トップブラシ6と、左右一対のサイドブラシ7,7と、トップノズル8と、左右一対のサイドノズル9,9と、洗剤噴射装置11と、水噴射装置12と、前部水垢除去剤散布装置13と、泡状液剤散布装置14と、散水装置15と、艶出し剤噴射装置52と、ブラシ濯ぎ水噴射装置53とが設けられている。
トップブラシ6は、被洗浄車両Vの上面を洗浄できるようになっており、このトップブラシ6の洗浄体は、起毛布帛(図27参照)から作られている。
サイドブラシ7,7は、トップブラシ6よりも後部に設けられており、被洗浄車両Vの側面を洗浄できるようになっており、これらのブラシ7,7の洗浄体は、起毛布帛(図27参照)から作られている。また、トップブラシ6およびサイドブラシ7,7を回転駆動する回転モータの回転速度は、インバータにより制御されるようになっている。
また、トップノズル8は、トップブラシ6よりも前部に設けられており、被洗浄車両Vの上面を乾燥できるようになっており、サイドノズル9,9は、トップノズル8よりも前部に設けられており、被洗浄車両Vの側面を乾燥できるようになっている。
洗剤噴射装置11は、門型に形成されており(図5参照)、略水平方向に延びる上部噴射配管16Aと、略鉛直方向に延びる一対の側部噴射配管16B,16Bとを備え、これらの噴射配管16A,16B,16Bにそれぞれ複数のノズル17…が取り付けられている。上部噴射配管16Aはトップブラシ6とトップノズル8との間に設けられており、一対の側部噴射配管16B,16Bはトップブラシ6とサイドブラシ7,7との間にそれぞれ設けられている。
水噴射装置12も門型に形成されていて(図5参照)、一対のサイドブラシ7,7よりも後部に設けられており、噴射配管18と、この噴射配管18に取り付けた複数のノズル19とで構成されている。
前部水垢除去剤散布装置13は、洗剤噴射装置11の上部噴射配管16Aとトップノズル8との間に設けられており、略水平に延びる配管13Aの両端に2つのノズル20,20を取り付けて構成されている(図5参照)。
泡状液剤散布装置14は、水噴射管12よりも後部に設けられており、門型の配管14Aに4つのノズル21…を取り付けて構成されている。
散水装置15は、前部水垢除去剤散布装置13とトップノズル8との間に設けられており、図2に示すように、門型フレーム2の上部に略水平に設けた散水管22を有しており、この散水管22には、図3,4に示すように、その軸方向に等間隔をあけて複数の吐出口23が設けられている。
艶出し剤噴射装置52は、散水装置15とトップノズル8との間に設けられており、門型の配管52Aに4つのノズル54…を取り付けて構成されている。
ブラシ濯ぎ水噴射装置53は、略水平な上部噴射配管55Aと、略鉛直な一対の側部噴射配管55B,55Bとで門型に門型に形成されており、これらの噴射配管55A,55B,55Bには、複数のノズル56が設けられている。噴射配管55A,55B,55Bは、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7との間に設けられている。
次に、図5を参照して、洗剤噴射装置11、水噴射装置12、前部水垢除去剤散布装置13、泡状液剤散布装置14、散水装置15、艶出し剤噴射装置52および濯ぎ水噴射装置の配管回路について説明する。
洗剤噴射装置11の噴射配管16A,16B,16Bは、液剤混合器57、電磁弁25を介して給水配管27に接続されている。給水配管27は、水槽28内の給水ポンプ29に接続されている。液剤混合器57には、液剤ポンプ58を介して液剤タンク59が接続されており、この液剤タンク59には、洗剤が貯められている。
水噴射装置12の噴射配管18は、電磁弁26を介して給水配管27に接続されている。
前部水垢除去剤散布装置13の配管13Aのノズル20は、気液混合器30、液剤混合器31、電磁弁32を介して給水配管27に接続されている。気液混合器30には、電磁弁33を介して給気配管34が接続されており、給気配管34はエア源35に接続されている。液剤混合器31には、液剤ポンプ36を介して液剤タンク37が接続されており、液剤タンク37には、水垢除去剤が貯められている。
泡状液剤散布装置14の配管14Aのノズル21は、気液混合器38、液剤混合器39、電磁弁40を介して給水配管27に接続されている。気液混合器38には、電磁弁41を介して給気配管34が接続されている。液剤混合器39には、液剤ポンプ42を介して液剤タンク37が接続されている。また、液剤混合器39には、液剤ポンプ64を介して液剤タンク65が接続されており、液剤タンク65には、発泡性洗剤が貯められている。
散水装置15の散水管22は、電磁弁43を介して給水配管27に接続されている。
配管52Aのノズル54は、液剤混合器60、電磁弁61を介して給水配管27に接続されている。液剤混合器60には、液剤ポンプ62を介して液剤タンク63が接続されており、液剤タンク63には、艶出し剤が貯められている。
ブラシ濯ぎ水噴射装置53の噴射配管55A,55B,55Bは、電磁弁64を介して給水配管27に接続されている。
而して、給水ポンプ29を稼働させ、電磁弁25を開弁し、液剤ポンプ58を稼働するば、電磁弁25を介して送られてきた水と、液剤ポンプ58から送られてきた洗剤とが液剤混合器57で混合され、ノズル17から噴射される。このノズル17から噴射した水は扇状に広がる。そして、略水平な上部噴射配管16Aに設けたノズル17から噴射した洗剤は、車体上面とトップブラシ6に散布される。一方、略鉛直な側部噴射管16B,16Bに設けたノズル17から噴射した洗剤は、被洗浄車両Vの車体側面とサイドブラシ7,7に散布される。
なお、電磁弁25を開弁し、液剤ポンプ58を稼働させないときは、ノズル17から水のみを噴射できる。
また、給水ポンプ29を稼働させ、電磁弁26を開弁すれば、ノズル19から水を噴射できる。このノズル19から噴射した水も扇状に広がる。そして、ノズル19から噴射した水は被洗浄車両Vの車体表面に散布される。
また、給水ポンプ29を稼働させ、電磁弁32,33を開弁し、液剤ポンプ36を稼働すれば、電磁弁32を介して送られてきた水と、液剤ポンプ36から送られてきた水垢除去剤とが液剤混合器31で混合される。そして、水と混合した水垢除去剤は気液混合器30へ送られる。気液混合器30では、水と混合した水垢除去剤と電磁弁33から送られてきたエアとが混合されて、水垢除去剤は泡状になる。その泡状になった水垢除去剤はノズル20から噴射される。このノズル20から噴射した泡状水垢除去剤は扇状に広がる。
そして、ノズル20から噴射した泡状水垢除去剤は、被洗浄車両Vの車体表面に散布される。
また、給水ポンプ29を稼働させ、電磁弁40,41を開弁し、波剤ポンプ42を稼働すれば、電磁弁40を介して送られてきた水と、液剤ポンプ42から送られてきた水垢除去剤とが液剤混合器39で混合される。そして、水と混合した水垢除去剤は気液混合器38に送られる。気液混合器38では、水と混合した水垢除去剤と電磁弁41から送られてきたエアとが混合されて、水垢除去剤は泡状になる。その泡状になった水垢除去剤はノズル21から噴射される。このノズル21から噴射した泡状水垢除去剤は扇状に広がり、被洗浄車両Vの車体表面に散布される。
なお、液剤ポンプ42に替えて液剤ポンプ64を稼働すれば、泡状洗剤が被洗浄車両Vの車体表面に散布される。
また、給水ポンプ29を稼働させ、電磁弁43を開弁すれば、散水管22の複数の吐出口23…から下向きに水を吐出できる。このとき、水は、図2に示すように、吐出口23…から、霧状にならずに滴状になって直線状に下向きに吐出される。これにより、吐出口23…から吐出した水は、風を受けても飛散することが少なくなる。そして、吐出口23から吐出した水は、被洗浄車両Vの車体表面に散水される。
また、給水ポンプ29を稼働させ、電磁弁61を開弁し、液剤ポンプ62を稼働すれば、電磁弁61を介して送られてきた水と、液剤ポンプ62から送られてきた艶出し剤とが液剤混合器60で混合され、配管52Aのノズル54から噴射した艶出し剤は被洗浄車両Vの車体表面に散布される。
また、給水ポンプ29を稼働させ、電磁弁64を開弁すれば、ノズル56から水を噴射できる。このノズル56から噴射した水は扇状に広がる。そして、上部噴射配管55Aに設けたノズル56から噴射した水は、トップブラシ6に散布される。また側部噴射配管55B,55Bに設けたノズル56から噴射した水は一対のサイドブラシ7,7に散布される。
なお、図中、符号44は、洗車機を制御する制御装置である。
本実施例の洗車機は、洗車コースとして、水垢除去洗車と、泡洗剤洗車と、艶出し洗車とを選択的に実行できるようにされている。
つぎに、この実施例の作用を説明する。
「水垢除去洗車」
水垢除去洗車が選択され、制御装置44に設けた、図示されていないスタートキーが押されると、図6〜14に示す、第1往工程〜第2復工程、ブラシの泡落し動作および第3往工程〜第4復工程が順次に実行される。
水垢除去洗車が選択され、制御装置44に設けた、図示されていないスタートキーが押されると、図6〜14に示す、第1往工程〜第2復工程、ブラシの泡落し動作および第3往工程〜第4復工程が順次に実行される。
(1) 〔第1往工程〕
図6に示すように、洗車機本体1は、走行レール5,5上をその左端から右方向へ第1往行を始める。この第1往行のとき、洗剤噴射装置11から洗剤を噴射し、水噴射装置12から水を噴射しながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、被洗浄車両Vの車体表面をブラッシング洗浄する。
図6に示すように、洗車機本体1は、走行レール5,5上をその左端から右方向へ第1往行を始める。この第1往行のとき、洗剤噴射装置11から洗剤を噴射し、水噴射装置12から水を噴射しながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、被洗浄車両Vの車体表面をブラッシング洗浄する。
洗車機本体1が該被洗浄車両Vの後端を通過すると、洗剤噴射装置11からの洗剤の噴射と、水噴射装置12からの水の噴射とが停止される。
(2) 〔第1復工程〕
次に、図7に示すように、洗車機本体1は、走行レール5,5上をその右端から左方向へ第1復行を始める。この第1復行のとき、泡状液剤散布装置14から被洗浄車両Vの車体表面へ泡状水垢除去剤を散布しながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、泡状水垢除去剤が散布された車体表面のブラッシングが行われる。
次に、図7に示すように、洗車機本体1は、走行レール5,5上をその右端から左方向へ第1復行を始める。この第1復行のとき、泡状液剤散布装置14から被洗浄車両Vの車体表面へ泡状水垢除去剤を散布しながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、泡状水垢除去剤が散布された車体表面のブラッシングが行われる。
洗車機本体1がスタート位置に戻ると、洗車機1は一旦休止する。洗車機本体1が休止に入ったら手作業で手直し水垢除去作業を行う。
(3) 〔第2往工程〕
次に、2〜3分の休止後に、作業者は再度、前記スタートキーを押す。該スタートキーが押されると、図8に示すように、洗車機本体1は、右方向へ第2往行を始める。この第2往行のとき、前部水垢除去剤散布装置13から被洗浄車両Vの車体表面へ泡状水垢除去剤を散布しながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、泡状水垢除去剤が散布された車体表面のブラッシングが行われる。
次に、2〜3分の休止後に、作業者は再度、前記スタートキーを押す。該スタートキーが押されると、図8に示すように、洗車機本体1は、右方向へ第2往行を始める。この第2往行のとき、前部水垢除去剤散布装置13から被洗浄車両Vの車体表面へ泡状水垢除去剤を散布しながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、泡状水垢除去剤が散布された車体表面のブラッシングが行われる。
洗車機本体1が被洗浄車両Vの後端を通過すると、前部水垢除去剤散布装置13からの水垢除去剤の散布が停止される。
なお、前記第1復走行と第2往走行とのブラッシングで、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とに泡状水垢除去剤が付着する。
(4) 〔第2復工程〕
次に、図9に示すように、洗車機1は、左方向へ第2復走行を始める。この第2復走行のとき、洗剤噴射装置11から水のみを噴射し、水噴射装置12から水の噴射を行いながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、被洗浄車両Vの車体表面をブラッシングする。これにより、車体表面上の泡状水垢除去剤を洗剤噴射装置11と水噴射装置12から噴射された水で流し落す。
次に、図9に示すように、洗車機1は、左方向へ第2復走行を始める。この第2復走行のとき、洗剤噴射装置11から水のみを噴射し、水噴射装置12から水の噴射を行いながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、被洗浄車両Vの車体表面をブラッシングする。これにより、車体表面上の泡状水垢除去剤を洗剤噴射装置11と水噴射装置12から噴射された水で流し落す。
トップブラシ6が被洗浄車両Vの前端を通過すると、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7の回転を停止し、洗剤噴射装置11と水噴射装置12とからの水の噴射を停止すると共に、ブラシ濯ぎ水噴射装置53から水を噴射する。
なお、この第2復工程では、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7に付着している泡状水垢除去剤を、落し切ることができない。
洗車機本体1がスタート位置に戻ると、洗車機本体1の走行を停止させる。
(5) 〔ブラシの泡落し動作〕
トップブラシ6および一対のサイドブラシ7,7の泡落し動作は、図10に示すように、洗車機本体1をスタート位置に停止させた状態で行なわれる。そして、この泡落し動作は、トップブラシ6を図10矢印70方向へ、一対のサイドブラシ7,7を図10矢印71方向へ回転する。
トップブラシ6および一対のサイドブラシ7,7の泡落し動作は、図10に示すように、洗車機本体1をスタート位置に停止させた状態で行なわれる。そして、この泡落し動作は、トップブラシ6を図10矢印70方向へ、一対のサイドブラシ7,7を図10矢印71方向へ回転する。
ところで、図15には、ブラシの泡落し動作における、ブラシ濯ぎ水噴射装置53の濯ぎ水の噴射と、トップブラシ6およびサイドブラシ7,7の回転速度との関係が示されている。トップブラシ6およびサイドブラシ7,7の回転に先行してブラシ濯ぎ水噴射装置53から濯ぎ水の噴射が始まる。ブラシ濯ぎ水噴射装置53からの水の噴射をしながらトップブラシ6とサイドブラシ7,7とを所定時間(この実施例では7秒間)だけ低速回転(この実施例では30rpm)させる。次に、トップブラシ6とサイドブラシ7,7とを所定時間(この実施例では3秒間)だけ高速回転(この実施例では120rpm)させる。そして、低速回転と高速回転とを交互に所定複数回行なう(この実施例では5回行なう)。これにより、低速回転で水をトップブラシ6とサイドブラシ7,7に付着させ、この付着した水と、泡状水垢除去剤とを高速回転で振り切り、トップブラシ6とサイドブラシ7,7に付着している泡状水垢除去剤を落す。
トップブラシ6とサイドブラシ7,7の低速回転と高速回転とを所定回数行なうと、トップブラシ6とサイドブラシ7,7の回転および濯ぎ水噴射装置53からの水の噴射を停止させて、ブラシの泡落し動作が終わる。次に、トップブラシ6とサイドブラシ7,7を格納位置に格納する。
なお、前記低速回転のときは、トップブラシ6とサイドブラシ7,7は遠心力で広がらずに、図1、図10に鎖線6a,7a,7aで示すように、垂れ下がった状態で回転する。
(6) 〔第3往工程〕
トップブラシ6とサイドブラシ7,7の泡落し動作が終わると、次に、図11に示すように、洗車機本体1は、右方向へ第3往走行を始める。この第3往走行のとき、散水装置15から散水される水と、水噴射装置12から噴射される水とにより、車体表面上の水泡状水垢除去剤を流し落す。このとき、図2に示すように、散水装置15の散水管22の複数の吐出口23…から吐出されて、車体面上に直線状に滴下した水は、風により飛散することが少ないので、風が吹いていてもボンネットの縁に沿う溝やトランクリッドの縁に沿う溝等の隙間内へ流れ込む水の流量が減少しない。これにより、風が吹いていても該隙間内を流れる水の流量が減少しないので、該隙間内に既に入り込んでいる泡状水垢除去剤を押し流す作用が弱くならない。よって、該隙間内の泡状水垢除去剤が風の影響を受けて残り易くなるのを防止できる。
トップブラシ6とサイドブラシ7,7の泡落し動作が終わると、次に、図11に示すように、洗車機本体1は、右方向へ第3往走行を始める。この第3往走行のとき、散水装置15から散水される水と、水噴射装置12から噴射される水とにより、車体表面上の水泡状水垢除去剤を流し落す。このとき、図2に示すように、散水装置15の散水管22の複数の吐出口23…から吐出されて、車体面上に直線状に滴下した水は、風により飛散することが少ないので、風が吹いていてもボンネットの縁に沿う溝やトランクリッドの縁に沿う溝等の隙間内へ流れ込む水の流量が減少しない。これにより、風が吹いていても該隙間内を流れる水の流量が減少しないので、該隙間内に既に入り込んでいる泡状水垢除去剤を押し流す作用が弱くならない。よって、該隙間内の泡状水垢除去剤が風の影響を受けて残り易くなるのを防止できる。
洗車機本体1が被洗浄車両車両Vの後端を通過すると、散水装置15の水の散水と水噴射装置12の水の噴射が停止される。
(7) 〔第3復工程〕
次に、図12に示すように、洗車機本体1は、左方向へ第3復行を始める。この第3復走行のとき、艶出し剤噴射装置52から被洗浄車両Vの車体表面へ艶出し剤を散布する。
次に、図12に示すように、洗車機本体1は、左方向へ第3復行を始める。この第3復走行のとき、艶出し剤噴射装置52から被洗浄車両Vの車体表面へ艶出し剤を散布する。
(8) 〔第4往工程〕
洗車機本体1がスタート位置に戻ると、次に、図13に示すように、洗車機本体1は、右方向へ第4往走行を始める。この第4往走行のとき、艶出し剤噴射装置52から被洗浄車両Vの車体表面へ艶出し剤を散布する。また、艶出し剤が散布された車体表面に、水噴射装置12から水を噴射する。
洗車機本体1がスタート位置に戻ると、次に、図13に示すように、洗車機本体1は、右方向へ第4往走行を始める。この第4往走行のとき、艶出し剤噴射装置52から被洗浄車両Vの車体表面へ艶出し剤を散布する。また、艶出し剤が散布された車体表面に、水噴射装置12から水を噴射する。
洗車機本体1が被洗浄車両車両Vの後端を通過すると、艶出し剤噴射装置52からの艶出し剤の噴射と、水噴射装置12からの水の噴射が停止される。そして、トップブラシ6とサイドブラシ7,7とを所定時間だけ回転させて、トップブラシ6とサイドブラシ7,7の水切りを行なう。
(9) 〔第4復工程〕
次に、図14に示すように、洗車機本体1は、左方向へ第4復走行を始める。
この第4復走行のとき、トップノズル8と一対のサイドノズル9,9から空気が噴射されて車体表面の乾燥が行なわれる。
次に、図14に示すように、洗車機本体1は、左方向へ第4復走行を始める。
この第4復走行のとき、トップノズル8と一対のサイドノズル9,9から空気が噴射されて車体表面の乾燥が行なわれる。
洗車機本体1がスタート位置に戻ると、トップノズル8とサイドノズル9,9からの空気の噴射と洗車機本体1の走行が停止し、「水垢除去洗車」が終わる。
前記「水垢除去洗車」において、
(5) 〔ブラシ泡落し動作〕のときに、トップブラシ6と、サイドブラシ7,7は、低速回転と高速回転とを交互に所定複数回行なうので、それらのブラシ6,7,7に付着している 水垢除去剤を短時間で落すことができる。
(5) 〔ブラシ泡落し動作〕のときに、トップブラシ6と、サイドブラシ7,7は、低速回転と高速回転とを交互に所定複数回行なうので、それらのブラシ6,7,7に付着している 水垢除去剤を短時間で落すことができる。
また、(7) 〔第3復工程〕および(8) 〔第4往工程〕のときに、トップブラシ6から水垢除去剤が車体表面へ滴下すると、艶出し効果が低下するが、ブラシの泡落し動作を行なうので、トップブラシ6から水垢除去剤が被洗浄車両Vの車体表面へ滴下するのを防止できて、艶出し効果が低下するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。
また、(8) 〔第4往工程〕で行なうトップブラシ6とサイドブラシ7,7の水切りのときに、泡状水垢除去剤がそれらのブラシ6,7,7に付着していると、それらのブラシ6,7,7に付着している泡状水垢除去剤を十分に落し切ることができないが、ブラシの泡落し動作を行なうので、前記水切り後のブラシ6,7,7に水垢除去剤が残るのを防止できる。よって、その後の(9) 〔第4復工程〕のときに、トップブラシ6から水垢除去剤が被洗浄車両Vの車体表面へ滴下すると、乾燥効果が低下するが、ブラシの泡落し動作の後で水切りを行なうことで、トップブラシ6から水垢除去剤が車体表面へ滴下するのを防止できて、乾燥効果が低下するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。また、乾燥後の被洗浄車両Vの車両表面に水垢除去剤が残留するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。
「泡洗剤洗車」
泡洗剤洗車が選択され、制御装置44に設けた、図示されていないスタートキーが押されると、図16〜図22に示す、第1往工程、第1復工程、ブラシの泡落し動作および第2往工程〜第3復工程が順次に実行される。
泡洗剤洗車が選択され、制御装置44に設けた、図示されていないスタートキーが押されると、図16〜図22に示す、第1往工程、第1復工程、ブラシの泡落し動作および第2往工程〜第3復工程が順次に実行される。
(1) 〔第1往工程〕
前記水垢除去洗車の第1往工程と同じである。なお、泡洗剤洗車では図16に示す。
前記水垢除去洗車の第1往工程と同じである。なお、泡洗剤洗車では図16に示す。
(2) 〔第1復工程〕
次に、図17に示すように、洗車機本体1は、走行レール5,5上をその右端から左方向へ第1復行を始める。この第1復行のとき、泡状液剤散布装置14から被洗浄車両Vの車体表面へ泡状洗剤を散布しながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、泡状洗剤が散布された車体表面のブラッシングが行われる。
次に、図17に示すように、洗車機本体1は、走行レール5,5上をその右端から左方向へ第1復行を始める。この第1復行のとき、泡状液剤散布装置14から被洗浄車両Vの車体表面へ泡状洗剤を散布しながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、泡状洗剤が散布された車体表面のブラッシングが行われる。
洗車機本体1がスタート位置に戻ると、洗車機1は一旦休止する。洗車機本体1が休止に入ったら手作業で手直し洗車作業を行う。
(3) 〔ブラシの泡落し動作〕
次に、2〜3分の休止後に、作業者は再度、前記スタートキーを押す。該スタートキーが押されると、ブラシの泡落し動作が実行される。このブラシの泡落し動作は、前記水垢除去洗車のブラシの泡落し動作と同じである。
次に、2〜3分の休止後に、作業者は再度、前記スタートキーを押す。該スタートキーが押されると、ブラシの泡落し動作が実行される。このブラシの泡落し動作は、前記水垢除去洗車のブラシの泡落し動作と同じである。
なお、泡洗剤洗車では、図18に示す。また、一回目のブラシの低速回転が始まると同時に、ブラシ濯ぎ水噴射装置53からの水の噴射が始まる。
(4) 〔第2往工程〕
ブラシの泡落し動作が終わると、図19に示すように、洗車機本体1は、右方向へ第2往走行を始める。この第2往走行のとき、散水装置15から散水し、水噴射装置12から水を噴射しながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、被洗浄車両Vの車体表面をブラッシングする。
ブラシの泡落し動作が終わると、図19に示すように、洗車機本体1は、右方向へ第2往走行を始める。この第2往走行のとき、散水装置15から散水し、水噴射装置12から水を噴射しながら、トップブラシ6と一対のサイドブラシ7,7とを回転させて、被洗浄車両Vの車体表面をブラッシングする。
洗車機本体1が被洗浄車両Vの後端を通過すると、散水装置15からの散水が停止される。
(5) 〔第2復工程〕
次に、図20に示すように、洗車機本体1は、左方向へ第2復走行を始める。この第2復走行のとき、水噴射装置12から水を噴射し、更に洗剤噴射装置11から水のみを噴射しながら、トップブラシ6とサイドブラシ7,7とを回転させて、被洗浄車両Vの車体表面をブラッシングする。また、艶出し剤噴射装置52から艶出し剤を散布する。すなわち、水噴射装置12から噴射された水で車体表面を濯ぎ、次いで該車体表面をトップブラシ6とサイドブラシ7,7でブラッシングし、次いで、該車体表面を洗剤噴射装置11から噴射された水で濯ぎ、次いで該車体表面に艶出し剤噴射装置52から噴射された艶出し剤が散布される。
次に、図20に示すように、洗車機本体1は、左方向へ第2復走行を始める。この第2復走行のとき、水噴射装置12から水を噴射し、更に洗剤噴射装置11から水のみを噴射しながら、トップブラシ6とサイドブラシ7,7とを回転させて、被洗浄車両Vの車体表面をブラッシングする。また、艶出し剤噴射装置52から艶出し剤を散布する。すなわち、水噴射装置12から噴射された水で車体表面を濯ぎ、次いで該車体表面をトップブラシ6とサイドブラシ7,7でブラッシングし、次いで、該車体表面を洗剤噴射装置11から噴射された水で濯ぎ、次いで該車体表面に艶出し剤噴射装置52から噴射された艶出し剤が散布される。
洗車機本体1がスタート位置に戻ると、洗剤噴射装置11からの水の噴射を停止する。また、トップブラシ6ちおサイドブラシ7,7との回転を停止させ、トップブラシ6とサイドブラシ7,7を格納位置に格納する。
(6) 〔第3往工程〕
次に、図21に示すように、洗車機本体1は、右方向へ第3往走行を始める。この第3往走行のとき、艶出し剤噴射装置52から被洗浄車両Vの車体表面へ艶出し剤を散布する。また、艶出し剤が散布された車体表面に水噴射装置12から水を噴射する。
次に、図21に示すように、洗車機本体1は、右方向へ第3往走行を始める。この第3往走行のとき、艶出し剤噴射装置52から被洗浄車両Vの車体表面へ艶出し剤を散布する。また、艶出し剤が散布された車体表面に水噴射装置12から水を噴射する。
洗車機本体1が被洗浄車両Vの後端を通過すると、艶出し剤噴射装置52からの艶出し剤の噴射と水噴射装置12の水の噴射が停止される。そして、トップブラシ6とサイドブラシ7,7とを所定時間だけ回転させて、トップブラシ6とサイドブラシ7,7との水切りを行なう。
(7) 〔第3復工程〕
次に、図22に示すように、洗車機本体1は、左方向へ第3復行を始める。この第3復走行のとき、トップノズル8と一対のサイドノズル9,9から空気が噴射されて、車体表面の乾燥が行なわれる。
次に、図22に示すように、洗車機本体1は、左方向へ第3復行を始める。この第3復走行のとき、トップノズル8と一対のサイドノズル9,9から空気が噴射されて、車体表面の乾燥が行なわれる。
洗車機本体1がスタート位置に戻ると、トップノズル8とサイドノズル9,9からの空気の噴射と洗車機本体1の走行が停止し、「泡洗剤洗車」が終わる。
前記「泡洗剤洗車」において、
泡洗剤洗車の(5) 〔第2復工程〕のときに、洗剤噴射装置11から噴射された水で濯いだ後に、発泡性洗剤が車体表面に残っていると(トップブラシ6とサイドブラシ7,7に泡状洗剤が残っていると、それらのブラシ6,7,7から車体表面に移った泡状洗剤を洗剤噴射装置11から噴射された水で濯ぎ落すことができずに車体表面に発泡洗剤が残る)艶出し効果が低下するが、ブラシの泡落し動作を行なうので、水で濯いだ後に、発泡性洗剤が車体表面に残るのを防止できて、艶出し効果が低下するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。
泡洗剤洗車の(5) 〔第2復工程〕のときに、洗剤噴射装置11から噴射された水で濯いだ後に、発泡性洗剤が車体表面に残っていると(トップブラシ6とサイドブラシ7,7に泡状洗剤が残っていると、それらのブラシ6,7,7から車体表面に移った泡状洗剤を洗剤噴射装置11から噴射された水で濯ぎ落すことができずに車体表面に発泡洗剤が残る)艶出し効果が低下するが、ブラシの泡落し動作を行なうので、水で濯いだ後に、発泡性洗剤が車体表面に残るのを防止できて、艶出し効果が低下するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。
また、泡洗剤洗車の(6) 〔第3往工程〕で行なう、トップブラシ6とサイドブラシ7,7の水切りのときに、泡状洗剤がそれらのブラシ6,7,7に付着していると、それらのブラシ6,7,7に付着している泡状洗剤を十分に落し切ることができないが、ブラシの泡落し動作を行なうので、前記水切り後のブラシ6,7,7に泡状洗剤が残るのを防止できる。よって、その後の(7) 〔第3復工程〕のときに、トップブラシ6から発泡性洗剤が被洗浄車両Vの車体表面へ滴下すると、乾燥効果が低下するが、ブラシの泡落し動作の後で水切りを行なうことで、トップブラシ6から発泡性洗剤が被洗浄車両Vの車体表面へ滴下するのを防止できて、乾燥効果が低下するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。また、乾燥後の被洗浄車両Vの車体表面に発泡性洗剤が残留するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。
「艶出し洗車」
艶出し洗車が選択され、制御装置44に設けた、図示されていないスタートキーが押されると、図23〜図26に示す、第1往工程〜第2復工程が順次に実行される。
艶出し洗車が選択され、制御装置44に設けた、図示されていないスタートキーが押されると、図23〜図26に示す、第1往工程〜第2復工程が順次に実行される。
(1) 〔第1往工程〕
前記水垢除去洗車の第1往工程と同じである。なお、この艶出し洗車では、図23に示す。
前記水垢除去洗車の第1往工程と同じである。なお、この艶出し洗車では、図23に示す。
(2) 〔第1復工程〕
前記泡洗剤洗車の第2復工程と同じである。なお、この艶出し洗車では、図24に示す。
前記泡洗剤洗車の第2復工程と同じである。なお、この艶出し洗車では、図24に示す。
(3) 〔第2往工程〕
前記泡洗剤洗車の第3復工程と同じである。なお、この艶出し洗車では、図25に示す。
前記泡洗剤洗車の第3復工程と同じである。なお、この艶出し洗車では、図25に示す。
(4) 〔第2往工程〕
前記泡洗剤洗車の第3復工程と同じである。なお、この艶出し洗車では、図26に示す。
前記泡洗剤洗車の第3復工程と同じである。なお、この艶出し洗車では、図26に示す。
なお、泡洗剤洗車の…「泡洗剤洗車が終わる。」を、この艶出し洗車では、…「艶出し洗車が終わる。」と読み替える。
而して、前述した水垢除去洗車のときに、ブラシの泡落し動作を行なわないで、引き続いて艶出し洗車を行なうと、この艶出し洗車の(2) 〔第1復工程〕において、ブラッシングされた車体表面へ洗剤噴射装置11から水を噴射して、該車体表面を濯いでも、前記水垢除去洗車でトップブラシ6およびサイドブラシ7,7に付着した水垢除去剤が、該濯いだ後の車体表面に残り、艶出し効果が低下するが、前記水垢除去洗車のときに、ブラシの泡落し動作を行なうので、水垢除去剤が該濯いだ後の車体表面に残るのを防止できて、艶出し効果が低下するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止することができる。
また、前述した泡洗剤洗車のときに、ブラシの泡落し動作を行なわないで、引き続いて艶出し洗車を行なうと、この艶出し洗車の(2) 〔第1復工程〕において、ブラッシングされた車体表面へ洗剤噴射装置11から水を噴射して、該車体表面を濯いでも、前記泡洗剤洗車でトップブラシ6およびサイドブラシ7,7に付着した発泡性洗剤が該濯いだ後の車体表面に残り、艶出し効果が低下するが、前記泡洗剤洗車のときに、ブラシの泡落し動作を行なうので、発泡性洗剤が該濯いだ後の車体表面に残るのを防止できて、艶出し効果が低下するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。
また、前述した水垢除去洗車のときに、ブラシの泡落し動作を行なわないで、引き続いて艶出し洗車を行なうと、この艶出し洗車の(3) 〔第2往工程〕において、トップブラシ6およびサイドブラシ7,7の水切りを行なってもそれらのブラシ6,7,7に付着している泡状水垢除去剤を十分に落し切ることができない(ブラシ6,7,7に、水垢除去洗車で使用した泡状水垢除去剤が残っていると、艶出し洗車の(1) 〔第1往工程〕と(2) 〔第1復工程〕では、ブラシ6,7,7に付着している泡状水垢除去剤を濯ぎ落すことができずに、ブラシ6,7,7に残る)が、水垢除去洗車の中でブラシの泡落し動作を行なうので、前記水切り後のブラシ6,7,7に泡状水垢除去剤が残るのを防止できる。よって、その後の艶出し洗車の(4) 〔第2復工程〕のときに、トップブラシ6から水垢除去剤が被洗浄車両Vの車体表面へ滴下すると、乾燥効果が低下するが、水垢除去洗車の中でブラシの泡落し動作を行なうことで、トップブラシ6から水垢除去剤が被洗浄車両Vの車体表面へ滴下するのを防止できて、乾燥効果が低下するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。また、乾燥後の被洗浄車両Vの車体表面に水垢除去剤が残留するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。
また、前述した泡洗剤洗車のときに、ブラシの泡落し動作を行なわないで、引き続いて艶出し洗車を行なうと、この艶出し洗車の(3) 〔第2往工程〕において、トップブラシ6およびサイドブラシ7,7の水切りを行なっても、それらのブラシ6,7,7に付着している泡状洗剤を十分に落し切ることができない(ブラシ6,7,7に、泡洗剤洗車で使用した泡状洗剤が残っていると、艶出し洗車の(1) 〔第1往工程〕と(2) 〔第1復工程〕では、ブラシ6,7,7に付着している泡状洗剤を濯ぎ落すことができずにブラシ6,7,7に残る)が、前記泡洗剤洗車の中で、ブラシの泡落し動作を行なうので、前記水切り後のブラシ6,7,7に泡状洗剤が残るのを防止できる。よって、その後の艶出し洗車の(4) 〔第2復工程〕のときに、トップブラシ6から発泡性洗剤が被洗浄車両Vの車体表面へ滴下すると、乾燥効果が低下するが、泡洗剤洗車の中でブラシの泡落し動作を行なうことで、トップブラシ6から発泡性洗剤が被洗浄車両Vの車体表面へ滴下するのを防止できて、乾燥効果が低下するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。また、乾燥後の被洗浄車両Vの車体表面に水垢除去剤が残留するのを防止できる。すなわち、洗車の品質が低下するのを防止できる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、液剤として発泡性水垢除去剤、発泡性洗剤を用いているが、これらに代えて、発泡性がない水垢除去剤、洗剤を用いたものにも実施でき、さらに水性ワックス(特開平1−52560号公報に記載)、艶出し剤、撥水剤、その他の洗車に必要な液剤を用いたものにも実施することができる。
1・・・・・・・・・洗車機本体
6・・・・・・・・・回転ブラシ(トップブラシ)
7・・・・・・・・・回転ブラシ(サイドブラシ)
V・・・・・・・・・被洗浄車両
6・・・・・・・・・回転ブラシ(トップブラシ)
7・・・・・・・・・回転ブラシ(サイドブラシ)
V・・・・・・・・・被洗浄車両
Claims (3)
- 被洗浄車両に対して洗車機本体を走行させ、該車両の車体表面を回転ブラシによりブラッシング処理するようにした洗車機において、
洗車機本体の走行時に液剤を用いて回転ブラシで車体表面のブラッシング処理を行った後に、前記洗車機本体の走行を停止させて、前記回転ブラシに付着した液剤を、該回転ブラシに水を掛けて流し落す液剤落し動作を行い、その液剤落し動作は、前記回転ブラシの低速回転と、該回転ブラシの高速回転とを交互に繰り返し、前記低速回転時に、前記回転ブラシに水を付着させ、前記高速回転時に、その付着した水を切るようにしたことを特徴とする、洗車機。 - 前記液剤は、泡状洗剤であることを特徴とする、前記請求項1記載の洗車機。
- 前記液剤は、泡状水垢除去剤であることを特徴とする、前記請求項1記載の洗車機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005126597A JP2006298309A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 洗車機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005126597A JP2006298309A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 洗車機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006298309A true JP2006298309A (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=37466874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005126597A Pending JP2006298309A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 洗車機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006298309A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207269A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Daifuku Co Ltd | 洗車機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08332927A (ja) * | 1995-06-09 | 1996-12-17 | Mk Seiko Co Ltd | 洗車装置 |
JPH09142266A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-03 | Mk Seiko Co Ltd | 洗車機における洗浄ブラシの洗浄方法および同方法を用いた洗車機 |
JPH09277916A (ja) * | 1996-04-11 | 1997-10-28 | Daifuku Co Ltd | 洗車機の運転方法 |
-
2005
- 2005-04-25 JP JP2005126597A patent/JP2006298309A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08332927A (ja) * | 1995-06-09 | 1996-12-17 | Mk Seiko Co Ltd | 洗車装置 |
JPH09142266A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-03 | Mk Seiko Co Ltd | 洗車機における洗浄ブラシの洗浄方法および同方法を用いた洗車機 |
JPH09277916A (ja) * | 1996-04-11 | 1997-10-28 | Daifuku Co Ltd | 洗車機の運転方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207269A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Daifuku Co Ltd | 洗車機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006298309A (ja) | 洗車機 | |
JPS58221749A (ja) | 洗車方法 | |
JP2617405B2 (ja) | 洗車方法 | |
JP2009051435A (ja) | 洗車方法および洗車機 | |
JPS584657B2 (ja) | 車輌の艶出し方法 | |
JPH021699B2 (ja) | ||
JPH09277913A (ja) | 洗車装置 | |
JPS60150876A (ja) | 門形洗車機におけるワツクス掛け方法 | |
JPS61157456A (ja) | 洗車機による車両の水垢除去方法 | |
JPH0436899B2 (ja) | ||
JPH0529577B2 (ja) | ||
JP2006264449A (ja) | 洗車機 | |
JPH0525702B2 (ja) | ||
JPH0470177B2 (ja) | ||
JP2562070B2 (ja) | 車両の艶出し方法、下処理剤、水性ワックス、洗車機 | |
JP2547682B2 (ja) | 洗車機による車両の水垢除去方法 | |
JP2753747B2 (ja) | 車両の艶出し方法およびその方法に使用する下処理剤 | |
KR930004784B1 (ko) | 차량의 광내기방법 및 그 장치 | |
JPH0585316A (ja) | 車両のワツクス掛け方法 | |
JPS61261152A (ja) | 車輛洗浄装置 | |
JPS63212155A (ja) | 洗車機による車両の水垢除去方法 | |
JPS63212156A (ja) | 車両の老化ワツクス及び水垢除去装置 | |
JPH0342358A (ja) | 洗車方法 | |
JPH02193745A (ja) | 門形洗車機における洗車方法 | |
JPH052540B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20080403 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110112 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20110803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |