JPH0529577B2 - - Google Patents

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JPH0529577B2
JPH0529577B2 JP20997487A JP20997487A JPH0529577B2 JP H0529577 B2 JPH0529577 B2 JP H0529577B2 JP 20997487 A JP20997487 A JP 20997487A JP 20997487 A JP20997487 A JP 20997487A JP H0529577 B2 JPH0529577 B2 JP H0529577B2
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wax
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polishing
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Takeuchi Tekko KK
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、自動車の車体面に対する艷出しに最
適な自動車の艷出し方法に関する。
(2) 従来の技術 上記自動車の艷出し方法として、例えば自動車
を跨いでその前後方向に往復走行し得る門型走行
枠の走行時に、自動車の車体面をブラシング洗浄
する工程と、そのブラシング洗浄後の車体面をポ
リシングするポリシング工程とを、該走行枠に設
けた共通のブラシを用いて順次に行い、前記ポリ
シング工程では、門型走行枠に設けた水性ワツク
ス塗布装置により噴射された水性ワツクスを前記
回転ブラシにより車体面に擦り付けるようにした
方法は従来公知である。
(3) 発明が解決しようとする課題 上記従来方法では、上記ブラシング洗浄工程と
ポリシング工程で回転ブラシが共用されるにも拘
わらず、そのポリシング工程の終了した後でも回
転ブラシは特に洗浄されておらず、即ち、そのポ
リシング工程で回転ブラシに付着した水性ワツク
スが該ブラシにそのまま残されても、次回の艷出
し方法の実施に何も支障がないものと信じられて
きた。
ところが上記ポリシング工程で回転ブラシに付
着した水性ワツクスを該ブラシに残したまま、次
回の艷出し方法を実施しようとすると、その実施
の際のブラシング洗浄工程での洗浄効果が少なか
らず低下して、引き続くポリシング工程では十分
な艷出し効果が期待できなくなるという問題のあ
ることが本発明者の研究により判明し、その洗浄
効果低下の理由は、次の二点にあるものと考えら
れる。即ち、 上記ポリシング工程で回転ブラシに付いた水
性ワツクスは、次回の艷出し方法が実施される
までの間の門型走行枠の停止待機中における水
分蒸発によつて徐々に濃縮されて該ブラシに強
固に付着するようになるが、この濃縮ワツクス
はそれ自身に汚れを取込み易い(従つて汚れ易
い)ため、次回のブラシング洗浄工程では該ワ
ツクス自身に多量の汚れを取込んだ状態で車体
面に擦り付けられることとなり、この汚れたワ
ツクスが車体面に付着することで車体面が汚
れ、ブラシング洗浄効果を低下させる。
また、その次回のブラシング洗浄工程で上記
のようにして車体面に付着したワツクスが、車
体面とそこに元々付いていた汚れとの結びつき
を一層強固にするため、車体面の汚れが除去さ
れにくくなつてブラシング洗浄効果を一層低下
させる。
また斯かる問題を解決するために、回転ブラシ
に付着した水性ワツクスを手作業で取除く場合に
は、それだけ余分な手間と労力を要する。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、上記問
題をすべて解決し得る、自動車の艷出し方法を提
供することを目的とする。
B 発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明は、自動車を跨
いでその前後方向に往復走行し得る門型走行枠の
走行時に、自動車の車体面をブラシング洗浄する
工程と、そのブラシング洗浄後の車体面をポリシ
ングするポリシング工程とを、該走行枠に設けた
共通の回転ブラシを用いて順次に行い、前記ポリ
シング工程では、前記門型走行枠に設けた水性ワ
ツクス塗布装置により噴射された水性ワツクスを
前記回転ブラシにより車体面に擦り付けるように
した、自動車の艷出し方法において、前記ポリシ
ング工程で回転ブラシが車体面から離れた後、該
回転ブラシに付着した前記水性ワツクスを洗い流
すべく該回転ブラシに対し洗浄水を噴射すること
を特徴とする。
尚、本発明において「ポリシング工程で回転ブ
ラシが車体面から離れた後」とは、本発明の目的
及び作用効果からして遅くとも、当該ポリシング
工程を含む、艷出し方法実施のための一連の工程
が完了してから後は含まないものとされる。
(2) 作用 上記構成によれば、ポリシング工程で回転ブラ
シに付いた水性ワツクスを、次回の艷出し方法の
実施前に早目に且つ十分に洗い流しておくことが
できるから、そのブラシに付いたワツクスが水分
蒸発に伴い濃縮されてブラシに強固に付着してし
まうのを未然に防止することができる。従つて、
次回のブラシング洗浄工程で上記濃縮ワツクスが
汚れを取り込んだ状態で車体面に擦り付けられて
車体面を汚したり或いは車体面の汚れを除去しに
くくするといつた不都合の発生を未然に回避する
ことができるため、その次回のブラシング洗浄工
程で洗浄効果が低下する虞れはない。
また回転ブラシの残留水性ワツクスを洗浄水の
単なる噴射により洗い流すことができるから、そ
のワツクスの除去作業が簡単である。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説
明する。
ここで本発明の説明に先立つて本発明が適用さ
れる洗車装置を第1,2図を参照して説明する
と、第1図において、地上に敷設される走行レー
ル2には門型走行枠1がそこに軸支される走行輪
3を介して前後方向に走行可能に載設される。こ
の門型走行枠1には、上面回転ブラシ4及び左右
一対の側面回転ブラシ5,5が支持される。
前記上面回転ブラシ4は、門型走行枠1に横架
される横軸6に揺動腕7を介して前後揺動自在に
支持され、揺動腕7に設けた原動機8によりその
揺動腕7内の伝動機構を介して回転駆動され、自
動車の車体上面に接触して該面をブラシング洗浄
することができる。前記横軸6にはスプロケツト
9が固着され、またその横軸6の後方(第1図左
方)において門型走行枠1には、他のスプロケツ
ト11及び作動アーム12を固着した中間軸10
が自由に回転できるように支持され、前記両スプ
ロケツト9,11間には無端チエン13が懸回さ
れる。前記作動アーム12には、下端を門型走行
枠1に揺動可能に軸支14したエアシリンダ15
の上端が枢軸16を介して回動可能に連結されて
おり、従つて第1図実線位置にあるエアシリンダ
15を所定量伸長作動させると、揺動腕7を横軸
6回りに時計方向に所定角度揺動させて、前記上
面回転ブラシ4を第1図鎖線に示す上方格納位置
Xに保持することができる。またエアシリンダ1
5が不作動状態、即ちフリーな状態にあるときに
は、上面回転ブラシ4は揺動腕7を介して横軸6
回りに門型走行枠1の前後に自由に揺動すること
ができる。尚、第1図中Yは上面回転ブラシ4の
前方への揺動限を示す。
前記門型走行枠1の後部には、前記左右一対の
側面ブラシ5,5が吊設されるものであつて、す
なわち門型走行枠1上部に横架した案内レール1
7に左右一対の移動枠18,18が摺動できるよ
うに係合され、それら移動枠18,18には左右
一対の側面回転ブラシ5,5を吊下した垂直軸1
9,19が装着されており、各移動枠18と垂直
軸19とは案内レール17の支持軸20を支点と
して門型走行枠1の走行方向に前後揺動すること
ができる。各移動枠18には原動機21が支持さ
れ、この原動機21によつて側面回転ブラシ5を
回転させることができる。左右一対の側面回転ブ
ラシ5,5は案内レール17に沿つて開閉するよ
うに移動できるよう制御され、車両の車体前面、
左右両側面及び後面をブラシング洗浄することが
できる。而して前記上面及び一対の側面回転ブラ
シ4及び5,5の支持及び作動機構は従来公知の
ものが使用されるものであつて詳細な説明を省略
する。
門型走行枠1の前部には乾燥装置Dが装備され
ており、すなわち門型走行枠1の両側には、その
内方に向けて開口する左右一対の側面送風ノズル
22,22が設けられるとともに、その上面に同
じく内方に向けて開口する上面送風ノズル23が
昇降可能に設けられ、これらの側面及び上面送風
ノズル22,22及び23は門型走行枠1の両側
上部に装設した送風機24に連通される。而して
この乾燥装置Dもまた従来公知の構造のものであ
るので、その詳細な説明を省略する。
門型走行枠1の、前記側面回転ブラシ5,5よ
りも後方には、アニオン系活性剤を添加した下処
理剤を泡状にして自動車の車体面に塗布し得る下
処理剤塗布装置W1が設けられる。次にこの下処
理剤塗布装置W1の構造を、主に第2図を参照し
て説明すると、門型走行枠1の後面に連設される
支持枠25には、門型の下処理剤噴射管26が門
型走行枠1を横切つて配設されており、この下処
理剤噴射管26には門型走行枠1の内方に噴口を
向けた複数個のノズル27が間隔をあけて設けら
れる。下処理剤噴射管26の途中には泡状下処理
剤供給管28が接続され、この供給管28は第1
エゼクタ29、電磁弁30、減圧弁31を介して
エア供給管32に接続されており、このエア供給
管32はエアタンクAに接続される。前記第1エ
ゼクタ29には、第2エゼクタ33、電磁弁3
4、清水供給管35を介して水ポンプPが接続さ
れる。また第2エゼクタ33には下処理剤供給管
36を介して下処理剤タンクT1が接続される。
従つて水ポンプPの駆動後、電磁弁34を開け
ば、圧力水は電磁弁34を介して第2エゼクタ3
3に至り、ここでエゼクタ効果によつて下処理剤
タンクT1内の下処理剤が供給管36を経て吸引
されるので、その下処理剤と圧力水が混合されて
第1エゼクタ29に至る。そこでさらに電磁弁3
0を開くとエアタンクA内の高圧空気は減圧弁3
1、電磁弁30を介して第1エゼクタ29に至る
ので、その第1エゼクタ29では下処理剤及び清
水の混合液と高圧空気とが混合されて泡状の下処
理剤を生成し、その下処理剤が泡状のまま下処理
剤噴射管26に供給されて複数のノズル27より
噴射される。
また前記支持枠25には、前記下処理剤塗布装
置W1の前側に隣接してリンス装置Rが設けられ
る。このリンス装置Rは、前記下処理剤噴射管2
6と略平行に配設された略門型の清水噴射管37
と、その噴射管37に設けられて門型走行枠1の
内方に噴口を設けた複数個のノズル38とより構
成され、前記清水噴射管37の途中には電磁弁3
9を介して前記水ポンプPが接続され、前記電磁
弁39の開弁によつてノズル38より清水を噴射
することができる。
また前記門型走行枠1には、カチオン系活性剤
を有する水性ワツクスを車体面に塗布し得る水性
ワツクス塗布装置W2と、洗剤を車体面に塗布し
得る洗剤塗布装置Cが設けられる。水性ワツクス
塗布装置W2は、上面回転ブラシ4と乾燥装置D
との中間において走行枠1の上部に上部水性ワツ
クス噴射管40が門型走行枠1を横切つて配設さ
れ、また上面回転ブラシ4と一対の側面回転ブラ
シ5,5との中間において走行枠1の左右両内側
面に左右一対の側部水性ワツクス噴射管41,4
1が配設されており、側部水性ワツクス噴射管4
1,41は上部水性ワツクス噴射管40の両端部
にそれぞれ連通される。前記上部水性ワツクス噴
射管40には、上面回転ブラシ4が第1図実線で
示す作動位置付近にある時、これに水性ワツクス
を直接噴射塗布できるように噴口を後方下向きに
向けた複数個のノズル42が設けられる。また前
記側部水性ワツクス噴射管41,41には、門型
走行枠1の内方に且つ水平真横に噴口が向けられ
た複数個のノズル43と、側面回転ブラシ5,5
に向けて水平且つ後方内向きに噴口が向けられた
複数個のノズル44が設けられる。上部水性ワツ
クス噴射管40の途中は、水性ワツクス供給管4
5、第3エゼクタ46及び電磁弁47を介して水
ポンプPに接続される。前記第3エゼクタ46に
は、水性ワツクスタンクT2が電磁弁48を介し
て接続される。したがつて水ポンプPの駆動後、
両電磁弁47,48を開弁すれば、圧力水がエゼ
クタ46に至り、ここでエゼクタ効果により吸引
された水性ワツクスタンクT2内の水性ワツクス
と該圧力水とが混合され、その混合液が複数個の
ノズル42,43,44より噴射される。また電
磁弁47を開弁し、電磁弁48を閉弁とすれば、
ノズル42,43,44より清水を噴射すること
ができる。
洗剤塗布装置Cは、上部水性ワツクス噴射管4
0の後部に隣接して門型走行枠1に設けられる上
部洗剤噴射管49と、側部水性ワツクス噴射管4
1,41の後部に隣接して同枠1に設けられる側
部洗剤噴射管50,50とより構成されており、
側部洗剤噴射管50,50は上部洗剤噴射管49
の両端部にそれぞれ連通される。前記上部洗剤噴
射管49には、上面回転ブラシ4が第1図実線で
示す作動位置付近にある時、これに洗剤を直接噴
射塗布できるように真下に噴口を向けた複数個の
ノズル51が設けられる。また前記側部洗剤噴射
管50,50には、噴口を内方の側面回転ブラシ
5,5に向けられた複数個のノズル52が設けら
れる。上部洗剤噴射管49の途中は、洗剤供給管
53、第4エゼクタ54、電磁弁55を介して水
ポンプPに接続される。前記第4エゼクタ54に
は、洗剤タンクT3が電磁弁56を介して接続さ
れる。したがつて水ポンプPの駆動後、両電磁弁
55,56を開弁すれば、圧力水が第4エゼクタ
54に至り、ここでエゼクタ効果により吸引され
た洗剤タンクT3内の洗剤と該圧力水とが混合さ
れ、その混合液が複数個のノズル51,52より
噴射される。また電磁弁55を開弁し、電磁弁5
6を閉弁すればノズル51,52より清水を噴射
することができる。
前記各回転ブラシ4,5の作動系統、洗剤塗布
装置C、下処理剤塗布装置W1、水性ワツクス塗
布装置W2、リンス装置R及び乾燥装置Dの作動、
並びに走行枠1の走行作動は、走行枠1に設けた
制御装置57にて制御される。
次に前記構成の洗車装置を用いて行われる前記
実施例の作用を第3a,b図〜第8a,b図を参
照して説明する。
〔ブラシング洗浄工程〕
先ず自動車Vを走行レール2,2間の所定位置
に停車させる。門型走行枠1は第3a,b図左端
位置において上面送風ノズル23を上昇位置に保
持したまま、上面回転ブラシ4が前述のようにし
て第1図鎖線の格納位置Xより第1図実線の作動
位置まで下方に降ろされる。しかる後、上面回転
ブラシ4及び左右一対の側面回転ブラシ5,5を
正転(第3a,b図矢印r1方向)させると共に上
部及び側部洗剤噴射管49,50,50より洗剤
を、また清水噴射管37より清水をそれぞれ噴射
しながら、門型走行枠を第3図右方向に往行させ
ると、上面回転ブラシ4は横軸6回りに揺動して
自動車Vの車体上面をブラシング洗浄し、一方、
左右一対の側面回転ブラシ5,5は案内レール1
7に沿つて開閉制御されて、自動車の前面、左右
両側面及び後面を順次ブラシング洗浄する。そし
てそれらブラシング洗浄により車体表面に残る洗
剤や汚れは、清水噴射管37から噴射される清水
により洗い流される。而してかかるブラシング洗
浄は従来周知であるが、特にこの実施例において
左右一対の側面回転ブラシ5,5は車体前面をブ
ラシング後、即ち車体の左右両側面及び後面をブ
ラシングするときに逆転(第3b図矢印r2方向)
状態となる。
かくして走行枠1が第3図鎖線に示すように右
端位置に達したところでその走行を停止させると
同時に洗剤と清水の噴射を停止させ、車体のブラ
シング洗浄工程が終了する。
〔第1ポリシング工程〕 次に第4a,b図実線に示すように門型走行枠
1が右端位置にある状態で、今度は前記上面及び
各側面回転ブラシ4,5,5をそれぞれ逆転(第
4a,b図矢印r2方向)させると共に下処理剤塗
布装置W1の下処理剤噴射管26より泡状下処理
剤を噴出させながら、門型走行枠1を第4図左方
向に復行させると、その泡状下処理剤が車体面上
に塗布され、その車体面上を各回転ブラシ4,
5,5によつて前述のブラシング洗浄の場合と逆
の順序でポリシングする、即ち泡状下処理剤を車
体表面に擦り付けることができる。尚、かかるポ
リシング工程において一対の側面回転ブラシ5,
5は車体後面をポリシング後、即ち車体両側面及
び前面をポリシングするときに正転(第4b図矢
印r1方向)状態となる。
而してこの工程で噴射された下処理剤は泡状を
なしているので、車体表面に塗布された後すぐに
流れ落ちるようなことはなく、比較的少量の下処
理剤でも車体面に均等に塗布することができる。
かくして第4a,b図鎖線に示すように門型走
行枠1が左端位置に達したところでその走行を停
止させると同時に泡状下処理剤の噴射を停止さ
せ、車体の第1ポリシング工程を終了する。
〔回転ブラシへの水性ワツクス塗布工程〕
次に第5a,b図に示すように門型走行枠1を
左端位置において停止させたまま、上面及び各側
面回転ブラシ4,5,5を正転(第5a,b図矢
印r1方向)させると共に水性ワツクス塗布装置
W2の上部及び側部水性ワツクス噴射管40,4
1,41より水性ワツクスを噴射させて、その水
性ワツクスを上面及び各側面回転ブラシ4,5,
5に直接噴射塗布する。かかる塗布工程は、その
塗布された水性ワツクス中のカチオン系活性剤
と、各回転ブラシ4,5,5に第1ポリシング工
程で附着した下処理剤中のアニオン系活性剤とが
反応して不溶性水性ワツクス成分が十分に生成す
るまでの時間、例えば5秒間程度継続される。
〔第2ポリシング及びリンス工程〕 上記水性ワツクス塗布工程が終了すると、水性
ワツクス塗布装置W2を引続き作動状態に保持し
たままリンス装置Rの清水噴射管37より清水を
噴射させ、且つ走行枠1を第6a,b図右方向に
往行させる。この往行によれば、水性ワツクスの
塗布された車体面が上面及び各側面回転ブラシ
4,5,5により先刻のブラシング洗浄の場合と
同じ順序で再度ポリシングされると共に、リンス
装置Rから噴射される清水により車体面上の余剰
ワツクスが流し落される。尚、かかる第2ポリシ
ング工程において一対の側面回転ブラシ5,5は
車体の前面をポリシング後、即ち車体両側面及び
後面をポリシングするときに逆転(第6b図矢印
r2方向)状態となる。
而して上記第2ポリシング工程では、前工程す
なわち回転ブラシへの水性ワツクス塗布工程で回
転ブラシ4,5,5中に十分に生成保持された不
溶性水性ワツクス成分や、該第2ポリシング工程
で塗布された水性ワツクスと第1ポリシング工程
で車体面上に付着した下処理剤との接触反応によ
り生成した不溶性水性ワツクス成分が、回転ブラ
シ4,5,5のポリシング作用によつて車体面各
部に擦り付けられ、そこに厚いワツクス被膜を形
成することができる。
かくして門型走行枠1が第6a,b図鎖線に示
すように右端位置に達したところで門型走行枠1
の走行を停止させると同時に電磁弁48を閉弁し
て水性ワツクスの噴射を停止させ、第2ポリシン
グ及びリンス工程を終了する。
〔回転ブラシ洗浄工程〕
上記第2ポリシング及びリンス工程が終了する
と、第7a,b図に示すように門型走行枠1を右
端位置において停止させたまま、上面及び各側面
回転ブラシ4,5,5を引き続き逆転(第7a,
b図矢印r2方向)させ、さらに前記電磁弁39,
47を続けて開弁してリンス装置R及び水性ワツ
クス塗布装置W2の各噴射管37,40,41よ
り清水のみを回転ブラシ4,5,5に噴射すると
共に、電磁弁56を閉弁し、電磁弁55を開弁し
て洗剤塗布装置Cの噴射管49,50からも清水
を回転ブラシ4,5,5に噴射する。而して噴射
される清水により回転ブラシ4,5,5から該ブ
ラシに付着した水性ワツクス成分を直ちに洗い流
すことができる。ところで、回転ブラシ4,5,
5の洗浄の際、上記のすべての装置R,C,W2
の噴射管37,49,50,40,41から清水
を噴射する代わりに、洗剤塗布装置Cの電磁弁5
6を開弁して該装置Cの噴射管49,50からは
洗剤を、リンス装置R及び水性ワツクス塗布装置
W2の噴射管37,40,41からは清水を噴射
するか、或いは洗剤塗布装置Cの電磁弁55,5
6のみを開弁し、リンス装置R及び水性ワツクス
塗布装置W2の電磁弁39,47,48をすべて
閉弁して前記洗剤塗布装置Cの噴射管49,50
から洗剤だけを噴射するようにしてもよい。尚、
前記洗剤としては、ノニオン、アニオン等の活性
剤を含むものを使用してもよい。
回転ブラシ4,5,5に対する、清水或いは洗
剤の噴射を約10秒間程継続した後で全ての電磁弁
を閉弁して清水或いは洗剤の噴射を停止させ、続
いて回転ブラシ4,5,5の回転を停止させる。
その後上面回転ブラシ4を前述のようにして上方
格納位置Xに跳ね上げ、さらに左右一対の側面回
転ブラシ5,5を外方に開放し、回転ブラシの洗
浄工程を終了する。
〔乾燥工程〕
最後に第8a,b図において右端位置にある門
型走行枠1を再び復行させ、上面送風ノズル23
を適宜位置まで下降した後、送風機24を駆動し
て一対の側面ノズル22,22及び上面送風ノズ
ル23から一斉に乾燥空気を噴出させると、リン
ス後の車体面の全面に乾燥空気が吹き付けられ、
これにより車体面上の水滴を吹き飛ばすことがで
きる。門型走行枠1が左端位置に達したら、門型
走行枠1の走行を停止し、送風機24の駆動を停
止して車体の乾燥工程を終了する。
以上により車体の洗浄、泡状下処理剤によるポ
リシング、水性ワツクスによるポリシングとリン
ス、回転ブラシの洗浄及び車体の乾燥の全工程を
終了する。
ところで回転ブラシ洗浄工程時に各噴射管から
噴射される清水或いは洗剤により、回転ブラシ
4,5,5に付着した水性ワツクス成分を直ちに
洗い流すことができるので、第2ポリシング工程
で回転ブラシ4,5,5に付着した水性ワツクス
を、次回の艷出し方法の実施前に早目に且つ十分
に洗い流しておくことができ、そのため、そのブ
ラシ4,5,5に付いたワツクスが水分蒸発に伴
い濃縮されて回転ブラシ4,5,5に強固に付着
してしまうのを未然に防止することができるた
め、次回のブラシング洗浄工程で上記濃縮ワツク
スが汚れを取り込んだ状態で車体面に擦り付けら
れて車体面を汚したり或いは車体面の汚れを除去
しにくくするといつた不都合の発生を未然に回避
することができる。従つてブラシング洗浄工程と
ポリシング工程とで回転ブラシ4,5,5を共用
しているにも拘わらず、その次回のブラシング洗
浄工程で洗浄効果が落ちる虞れはなくなり、常に
良好な艷出し効果を期待することができる。
しかも回転ブラシ4,5,5に水性ワツクス成
分が濃縮されて強固に付着する前に、該水性ワツ
クス成分を洗浄水の単なる噴射により洗い流すこ
とができるので、水性ワツクス成分の除去作業を
簡単迅速に行うことができる。
尚、前記実施例において、〔第1ポリシング工
程〕を、車体面に清水のみを噴射する〔水洗浄工
程〕に置換えてもよい。而して上記〔水洗浄工
程〕は、ブラシング洗浄工程終了後、第9a,b
図実線に示すように門型走行枠1が右端位置にあ
る状態で各回転ブラシ4,5,5を停止させ、上
面回転ブラシ4を上方格納位置Xに跳ね上げ、左
右一対の側面回転ブラシ5,5を外方に開放し、
続いて門型走行枠1を左方向に復行させると同時
にリンス装置Rの清水噴射管37から清水を噴射
させることにより行なわれ、これにより車体面を
清水の水圧により洗浄して、ブラシング工程終了
後なお車体面に残留する洗剤や汚れ等を強力に洗
い流すことができる。門型走行枠1が左端位置に
達すると該走行枠1の走行を停止させ、清水の噴
射を停止し、上面回転ブラシ4を上方格納位置X
から降ろし、左右の側面回転ブラシ5,5を閉じ
て上記〔水洗浄工程〕を終了する。
また特に水垢除去剤を車体面に塗布すると共
に、その車体面を回転ブラシを用いて車体面の水
垢及び劣化ワツクスを除去する機能を有し、その
除去工程をポリシング工程前に実施し得るように
した装置において本発明を適用する場合には、先
のポリシング工程で回転ブラシに付着した水性ワ
ツクス成分をも上記水垢等の除去工程で回転ブラ
シより除去することができるから、その除去工程
を実施した後は、ポリシング工程の終了した都度
回転ブラシに対する洗浄水の噴射工程をいちいち
行う必要はなく、所定台数(例えば20台)の自動
車に対するポリシング工程を行う間は回転ブラシ
に対する上記洗浄水噴射工程を行わないように制
御してもよい。
尚また、前記実施例では、ポリシング工程後に
回転ブラシに対し洗浄水を噴射する間に回転ブラ
シを回転させるようにしたが、本発明では回転ブ
ラシを停止させたまま洗浄水を噴射してその噴射
力だけでブラシの残留水性ワツクス分を洗い流す
ようにしてもよい。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、自動車の車体面
をブラシング洗浄する工程と、そのブラシング洗
浄後の車体面をポリシングするポリシング工程と
を共通の回転ブラシを用いて順次に行い、前記ポ
リシング工程では、水性ワツクス塗布装置により
噴射された水性ワツクスを前記回転ブラシにより
車体面に擦り付けるようにした、自動車の艷出し
方法において、前記ポリシング工程で回転ブラシ
が車体面から離れた後、該回転ブラシに付着した
前記水性ワツクスを洗い流すべく該回転ブラシに
対し洗浄水を噴射するようにしたので、ポリシン
グ工程で回転ブラシに付いた水性ワツクスを、次
回の艷出し方法の実施前に早目に且つ十分に洗い
流しておくことができ、従つて、そのブラシに付
いたワツクスが水分蒸発に伴い濃縮されてブラシ
に強固に付着してしまうのを未然に防止すること
ができるため、次回のブラシング洗浄工程で上記
濃縮ワツクスが汚れを取り込んだ状態で車体面に
擦り付けられて車体面を汚したり或いは車体面の
汚れを除去しにくくするといつた不都合の発生を
未然に回避することができ、以上の結果、ブラシ
ング洗浄工程とポリシング工程とで回転ブラシを
共用するにも拘わらず、その次回のブラシング洗
浄工程で洗浄効果が落ちる虞れはなくなり、常に
良好な艷出し効果を期待することができる。
また回転ブラシの残留水性ワツクスを、洗浄水
の単なる噴射により洗い流すことができるから、
そのワツクス除去作業を手作業で行う場合に比べ
作業能率を大幅に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に使用される洗車装置の縦
断側面図、第2図は同洗車装置に設けられる下処
理剤塗布装置、リンス装置、洗剤塗布装置及び水
性ワツクス塗布装置の配管系統を示す斜視図、第
3a〜9a図は同洗車装置の作動状態を示すため
の、簡略化した側面図、第3b〜9b図は同じく
作動状態を示すための、簡略化した平面図であ
る。 V…自動車、W2…水性ワツクス塗布装置、1
…門型走行枠、4…上面回転ブラシ、5…側面回
転ブラシ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車Vを跨いでその前後方向に往復走行し
    得る門型走行枠1の走行時に、自動車Vの車体面
    をブラシング洗浄する工程と、そのブラシング洗
    浄後の車体面をポリシングするポリシング工程と
    を、該走行枠1に設けた共通の回転ブラシ4,5
    を用いて順次に行い、前記ポリシング工程では、
    前記門型走行枠1に設けた水性ワツクス塗布装置
    W2により噴射された水性ワツクスを前記回転ブ
    ラシ4,5により車体面に擦り付けるようにし
    た、自動車の艷出し方法において、前記ポリシン
    グ工程で回転ブラシ4,5が車体面から離れた
    後、該回転ブラシ4,5に付着した前記水性ワツ
    クスを洗い流すべく該回転ブラシ4,5に対し洗
    浄水を噴射することを特徴とする、自動車の艷出
    し方法。 2 前記洗浄水は清水であることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項記載の自動車の艷出し方
    法。 3 前記洗浄水はノニオンまたはアニオン系活性
    剤を含むことを特徴とする、特許請求の範囲第1
    又は第2項記載の自動車の艷出し方法。
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