JPH09277913A - 洗車装置 - Google Patents

洗車装置

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JPH09277913A
JPH09277913A JP11966296A JP11966296A JPH09277913A JP H09277913 A JPH09277913 A JP H09277913A JP 11966296 A JP11966296 A JP 11966296A JP 11966296 A JP11966296 A JP 11966296A JP H09277913 A JPH09277913 A JP H09277913A
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JP
Japan
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vehicle body
water
pack agent
spraying
car wash
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Application number
JP11966296A
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English (en)
Inventor
Kimifumi Miyao
公文 宮尾
Tetsuji Iida
哲司 飯田
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MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗車にパック剤を応用することにより、洗車
傷を生じることなく車体の微粒子による汚れまで効果的
に除去できる洗車装置が得る。 【構成】 親水性のポリマーまたは高分子を主成分とし
界面活性成分を含有する液体パック剤の水溶解液を散布
し、この後所定期間放置して車体に付着した前記パック
剤をゲル状に被膜化させ、この後高圧スプレーまたはブ
ラシを作用させて車体面の汚れをゲル状被膜と共に除去
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の車体を洗浄
する洗車装置に関し、特に車体にブラシ等を作用させる
ことなく効果の高い洗浄を可能にした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より知られる洗車装置には、車体に
ブラシ等の固体物を作用させて洗浄を促進させるもの、
および車体に高圧スプレー等の液体のみを作用させて洗
浄するものが知られている。車体に固体物を作用させる
ものでは、高い洗浄効果を発揮する一方で、固体物が車
体に付着した砂や泥を車体面に押し付けるように作用す
るため、車体面に擦ったような洗車傷を残す点が指摘さ
れている。また、液体のみを作用させる場合には、前記
洗車傷を生じる危険は低いものの、砂や泥等の比較的粒
子の大きな汚れは落とせても、車体面を覆う微粒子の汚
れまで取り除くことができないことが知られている。
【0003】また、従来よりビン等の容器や人体の皮膚
の洗浄にポリマーや高分子を成分としたパック剤を用い
ることが知られている。すなわち、パック剤を被洗浄面
に塗布し大気中に放置すると固化してゲル状の被膜を形
成するので、これを洗浄面より剥離させると、洗浄面の
汚れが被膜側に付着して洗浄面の汚れが除去されるとい
うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の課
題とするところは、洗車にパック剤を応用することによ
り、洗車傷を生じることなく車体の微粒子による汚れま
で効果的に除去できる洗車装置が得られないか、という
点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、車体に向け
て洗浄水を高圧スプレーする手段と、親水性のポリマー
または高分子を主成分とし界面活性成分を含有する液体
パック剤を貯える手段と、前記パック剤を洗浄水に溶解
させる手段と、車体に向けて前記パック剤の水溶解液を
散布する手段と、前記パック剤の水溶解液を散布し、こ
の後所定期間放置して車体に付着した前記パック剤をゲ
ル状に被膜化させ、この後高圧スプレーを作用させて車
体面の汚れをゲル状被膜と共に除去するようシーケンス
制御する手段とを備えて、上記課題の解決をはかったも
のである。
【0006】また、車体に向けて洗浄水を高圧スプレー
する手段と、車体に空気を吹き付けるブロー手段と、親
水性のポリマーまたは高分子を主成分とし界面活性成分
を含有する液体パック剤を貯える手段と、前記パック剤
を洗浄水に溶解させる手段と、車体に向けて前記パック
剤の水溶解液を散布する手段と、前記パック剤の水溶解
液を散布し、この後車体に空気を吹き付けて前記パック
剤をゲル状に被膜化させ、この後高圧スプレーを作用さ
せて車体面の汚れをゲル状被膜と共に除去するようシー
ケンス制御する手段とを備えて、上記課題の解決をはか
ったものである。
【0007】ここで、前記制御手段は、前記パック剤の
水溶解液を散布を散布する工程に先立って車体に高圧ス
プレーを作用させる予洗浄工程を与えるよう制御するこ
とが望ましい。なお、洗車装置は、前記スプレー手段お
よび散布手段として可搬式のスプレー銃を備えた、いわ
ゆるスプレー洗車装置でも良いし、門型に形成された洗
車機本体に前記スプレー手段および散布手段を備え、前
記制御手段は洗車機本体と自動車との間の相対移動に伴
い前記シーケンス制御を与える、いわゆる自動洗車装置
でも良い。
【0008】更に、車体をブラッシングするブラシ手段
と、車体に散水する手段と、親水性のポリマーまたは高
分子を主成分とし界面活性成分を含有する液体パック剤
を貯える手段と、前記パック剤を洗浄水に溶解させる手
段と、車体に向けて前記パック剤の水溶解液を散布する
手段と、前記パック剤の水溶解液を散布し、この後所定
期間放置して前記パック剤をゲル状に被膜化させ、この
後車体面に対し散水しながらブラッシングして車体面の
汚れをゲル状被膜と共に除去するようシーケンス制御す
る手段とを備えて、課題の解決をはかるようにしても良
い。
【0009】また、車体をブラッシングするブラシ手段
と、車体に散水する手段と、車体に空気を吹き付けるブ
ロー手段と、親水性のポリマーまたは高分子を主成分と
し界面活性成分を含有する液体パック剤を貯える手段
と、前記パック剤を洗浄水に溶解させる手段と、車体に
向けて前記パック剤の水溶解液を散布する手段と、前記
パック剤の水溶解液を散布し、この後車体に空気を吹き
付けて前記パック剤をゲル状に被膜化させ、この後車体
面に対し散水しながらブラッシングして車体面の汚れを
ゲル状被膜と共に除去するようシーケンス制御する手段
とを備えて、課題を解決することもできる。
【0010】ここで、車体に向けて洗浄水を高圧スプレ
ーする手段を備え、前記制御手段は、前記パック剤の水
溶解液を散布を散布する工程に先立って車体に高圧スプ
レーを作用させる予洗浄工程を与えるよう制御すること
が望ましい。また、これにより、前記ブラシ手段および
散水手段として可搬式のブラシ洗浄具を、また前記散布
手段として可搬式のスプレー銃を備えて、いわゆるスプ
レー洗車装置とすることができ、門型に形成された洗車
機本体に前記ブラシ手段,散水手段,ブロー手段および
散布手段を備え、前記制御手段は洗車機本体と自動車と
の間の相対移動に伴い前記シーケンス制御を与えるよう
にして、いわゆる自動洗車装置を得ることもできる。
【0011】なお、前記パック剤は、吸水性ポリマーま
たは水溶性の高分子等を液状に安定化させたパック液に
界面活性成分を含有させたもので、これを水に溶解させ
て車体面に乗せ大気中に放置すると、ゲル状に被膜化す
るものである。ここに含有される界面活性剤は、主に車
体塗装面への付着性を良好なものとし、また汚れの粒子
とパック剤との親和性を向上させる機能をはたしてい
る。
【0012】
【発明の作用効果】これにより、車体にパック剤の水溶
解液を散布して所定時間放置するから、パック剤は車体
面の汚れを包込むようにして被膜化し、ここへ高圧スプ
レーを作用させるので、車体面の汚れは被膜と共にはげ
落ちることとなり、従来高圧スプレーだけでは落とせな
かった微粒子の汚れも除去可能になる。しかも、ブラシ
等の固体物を車体に作用させる必要がないから、洗車傷
を残す恐れがなく安全に洗車できる。
【0013】また、車体にパック剤の水溶解液を散布し
た後にブロー手段で空気を吹き付けるようにすれば、散
布後放置する場合に比べてゲル状被膜を素早く形成させ
ることができ、洗車に要する時間を大幅に短縮させるこ
とができる。
【0014】更に、車体にパック剤の水溶解液を散布す
る前に高圧スプレーで車体を予洗浄しておけば、高圧ス
プレーにより砂,泥等の比較的大粒の汚れが除去される
から、最も作用させたい微粒子の汚れに直接パック剤を
作用させることができ、より効果的な汚れ落としが可能
になる。
【0015】なお、パック剤により形成されたゲル状被
膜は高圧スプレーでなくブラッシングにより除去させる
こともできる。この場合、車体とブラシ手段との間に被
膜が介在してクッションの役目を果たすと共に、汚れの
粒子も被膜に包まれて車体面に直接押し付けられること
が少ないから、従来のブラシを車体に直接作用させる場
合に比べて洗車傷の発生を著しく減少させることができ
る。なお、ここで、車体にパック剤の水溶解液を散布す
る前に高圧スプレーで車体を予洗浄しておけば、ブラシ
を使用したとしても洗車傷の発生をほとんど解消するこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、その実施例について図面を基に説明す
る。図1は本発明をスプレー洗浄装置に応用した例を示
している。1は洗車装置本体で、水源2から給水を受け
洗浄水を貯える水タンク3,液体洗剤を貯える洗剤タン
ク4,液体パック剤を貯えるパック剤タンク5,および
高圧ポンプ6を備えている。7は高圧ポンプ6の吐出側
に接続するホースで、本体1より延出され先端に可搬式
のスプレー銃8を設けている。
【0017】9は送水管路で、水タンク3に貯える洗浄
水を電磁弁10およびポンプ6を介してホース7へ送
る。11は洗剤管路で、洗剤タンク4の液体洗剤を電磁
弁12を介して混合器13へ送り、混合器13では送水
管路9内の洗浄水で液体洗剤を20〜50倍程度に希釈
する。14はポンプ6より吐出される洗浄水の一部をポ
ンプ6吸込側へ帰還させる帰還管路で、電磁弁15を開
くことにより通水され、ホース7へ送る洗浄水の圧力を
半減させることができる。16はパック剤管路で、パッ
ク剤タンク5のパック剤を電磁弁17を介して混合器1
8へ送り、混合器18では帰還管路14を流れる洗浄水
でパック剤を2〜10倍程度に希釈する。19,20は
洗剤管路11およびパック剤管路16にそれぞれ設けら
れる流量調節弁である。
【0018】21はマイクロコンピュータを有する制御
部で、操作パネル22における操作入力に応じて洗車プ
ログラムを実行し、リレーボード23を介して高圧ポン
プ6および電磁弁10,12,15,17等をシーケン
ス制御するものである。そのシーケンス制御例を以下図
2を用いて説明する。
【0019】図2(a)〜(c)はシーケンス制御のプログ
ラムをタイムチャートで表したもので、複数のシーケン
ス(a)〜(c)が予め設定されており、操作パネル22に
おいていずれかを選択して実行させることができる。
【0020】操作パネル22においてシーケンス(a)を
選択しスタートキー(図示しない)を押して開始入力す
れば、図2(a)のシーケンスが実行される。まず(a1)高
圧ポンプ6を駆動すると共に電磁弁10,15,17を
開いて、所定時間Tpの間、スプレー銃8より低圧でパ
ック剤の水溶解液を散布する。ここで作業者はスプレー
銃8を操作して車体に満遍なくパック剤を散布する。(a
2)パック剤散布が終了すると一定時間Tiだけポンプ6
が休止され、車体に散布されたパック剤を被膜化させ
る。この休止時間中、作業者はタイヤ回りや車体下部の
汚れ落としをすれば良い。一定時間Tiが経過すると操
作パネル22より音声出力され報知されるので、ここで
作業者が再度開始入力すれば次のステップ(a3)へ移行す
ることができる。開始入力があれば、(a3)高圧ポンプ6
を駆動すると共に電磁弁10を開いて、所定時間Tkの
間、スプレー銃8より高圧の洗浄水をスプレーする。作
業者はスプレー銃8を操作して、休止時間中に形成され
た被膜を高圧スプレーで除去すれば良い。
【0021】一方、操作パネル22でシーケンス(b)を
選択し開始入力すれば、図2(b)のシーケンスが実行さ
れる。まず(b1)高圧ポンプ6を駆動すると共に電磁弁1
0を開いて、所定時間Tyの間、スプレー銃8より高圧
の洗浄水をスプレーする。作業者はここでスプレー銃8
を操作して主に車体サイドパネル等の汚れのはげしい部
分の予洗浄を行う。以後上記ステップ(a1)〜(a3)と全く
同様にパック剤散布(b2),休止(b3),高圧スプレー(b4)
と実行される。このシーケンス(b)は、車体に泥汚れが
目立つような自動車の洗浄に好適である。
【0022】また、操作パネル22でシーケンス(c)を
選択し開始入力すれば、図2(c)のシーケンスが実行さ
れる。まず(c1)高圧ポンプ6を駆動すると共に電磁弁1
0,12を開いて、所定時間Tsの間、スプレー銃8よ
り高圧の洗剤水をスプレーする。作業者はここでスプレ
ー銃8を操作して主に車体サイドパネル等の汚れのはげ
しい部分に洗剤を作用させて予洗浄を行う。(c2)所定時
間Tsが経過すると電磁弁12が閉じられ、所定時間T
yの間、水のみが高圧スプレーされるので、ステップ(c
1)で車体に付着した洗剤を汚れと共にきれいに洗い流せ
ば良い。以後やはり上記ステップ(a1)〜(a3)と全く同様
にパック剤散布(c3)〜休止(c4)〜高圧スプレー(c5)と順
次実行される。このシーケンス(c)は、長い間洗車され
ず油汚れや水垢といったこびりついた汚れが予想される
自動車の洗浄に好適である。
【0023】この実施例は以上のように構成され、従来
より知られるスプレー洗浄装置に大きな構造的改造を加
えることなく安価に実施できる。なお、この実施例では
1本のスプレー銃8を高圧スプレー手段とパック剤の散
布手段とに兼用しているが、スプレー銃8の他にパック
剤の散布専用のノズルを設けるようにしても良い。ま
た、上記いずれのシーケンスにおいてもパック剤を被膜
化させる休止時間Tiを設けており、この時間はパック
剤の成分によっても異なるが5分前後の時間が必要にな
る。この時間を短縮したいならば、ハンディタイプのブ
ロワー装置を付加して、パック剤散布後にこのブロワー
装置で車体に空気をブローし、被膜化を促進させるよう
にしても良い。
【0024】図3は他の実施例の構成説明図で、図3
(a)は正面説明図,図3(b)は側面説明図である。31
は洗車装置本体で、門型に形成されレール32・32上
を自動車を跨ぐように往復走行するもので、上面スプレ
ーノズル33,側面スプレーノズル34・34,上面ブ
ロワノズル35,側面ブロワノズル36・36,洗剤タ
ンク37,ワックスタンク38,パック剤タンク39を
備えている。40は給水装置で、洗車装置本体31へ洗
浄水を送出するものである。なお、上面スプレーノズル
33および上面ブロワノズル35は昇降操作され、また
側面スプレーノズル34・34および側面ブロワノズル
36・36は開閉操作されて、それぞれ車体の形状をな
ぞるように作用するが、その具体構成は公知であるので
ここでは説明を省略する。
【0025】図4は図3の実施例の管路構成を示す説明
図である。給水装置40には、水源41より給水を受け
洗浄水を貯える水タンク40’と、この水タンク40’
の洗浄水を本体31へ送水するポンプ42とを備えてい
る。給水装置40より送られる洗浄水は本体31内で高
圧管路43と低圧管路44とに分岐される。高圧管路4
3は電磁弁45および高圧ポンプ46を介してスプレー
ノズル33,34・34へ接続し、低圧管路44は電磁
弁47を介してスプレーノズル33,34・34へ接続
する。
【0026】48は洗剤管路で、洗剤タンク37の洗剤
を電磁弁49を介して混合器50へ送り洗浄水に混入さ
せる。51はワックス管路で、ワックスタンク38のワ
ックス液を電磁弁52を介して混合器53へ送り洗浄水
に混入させる。54はパック剤管路で、パック剤タンク
39のパック剤を液剤ポンプ55,電磁弁56を介して
低圧管路44へ送り洗浄水に混入溶解させる。ここで洗
剤やワックス剤は20倍以上に希釈されるのに対し、パ
ック剤は2〜10倍と比較的高濃度で使用するため液剤
ポンプ55を用いて十分な量のパック剤を給送できるよ
うにしている。
【0027】57はマイクロコンピュータを有する制御
部で、本体31正面に設けられる操作パネル58におけ
る操作入力に応じて洗車プログラムを実行し、リレーボ
ード59を介して、本体31の走行や上記各ノズルの車
体への接近動作をはじめ、ポンプ42,高圧ポンプ4
6,液剤ポンプ55,および電磁弁45,47,49,
52,56等をシーケンス制御するものである。そのシ
ーケンス制御例を以下図5を用いて説明する。
【0028】図5はこの実施例におけるシーケンス制御
のプログラムを本体31の1回の往行および復行毎にチ
ャート化したもので、複数のシーケンス(a)(b)が予め
設定されており、操作パネル58においていずれかを選
択して実行させることができる。
【0029】操作パネル58においてシーケンス(a)を
選択しスタートキー(図示しない)を押して開始入力す
れば、図5(a)のシーケンスが実行される。まず(a1)本
体31が1回目の往行をするに伴い、ポンプ42および
液剤ポンプ55を駆動すると共に電磁弁47,56を開
いて、スプレーノズル33,34・34より車体に向け
てパック剤の水溶解液を散布する。続いて(a2)本体31
が復行するに伴いブロワ(図示しない)を駆動してブロ
ワノズル35,36・36より車体に向けて空気を吹き
付けてステップ(a1)で車体に散布されたパック剤を被膜
化させる。続いて(a3)本体31が2回目の往行をするに
伴い、ポンプ42および高圧ポンプ46を駆動すると共
に電磁弁45を開いて、スプレーノズル33,34・3
4より車体に向けて高圧の洗浄水をスプレーし、ステッ
プ(a2)で車体面に形成されたパック剤の被膜を除去す
る。最後に(a4)本体31の復行に伴い再度ブロワを駆動
しブロワノズル35,36・36より車体に向けて空気
を吹き付けて車体の乾燥をはかる。
【0030】一方、操作パネル58においてシーケンス
(b)を選択し開始入力すれば、図5(b)のシーケンスが
実行される。まず(b1)本体31の1回目の往行に伴い、
ポンプ42および高圧ポンプ46を駆動すると共に電磁
弁45,49を開いて、スプレーノズル33,34・3
4より車体に向けて洗剤水を高圧スプレーする。(b2)続
く復行に伴い、更にポンプ42および高圧ポンプ46を
駆動すると共に電磁弁45を開いて、スプレーノズル3
3,34・34より車体に向けて洗浄水を高圧スプレー
し、ステップ(b1)で車体に残った洗剤分および汚れを洗
い流す。この後(b3)2回目の往行に伴い、ブロワを駆動
しブロワノズル35,36・36より車体に向けて空気
を吹き付けて車体に付着する水滴を除去し、次のステッ
プ(b4)で散布するパック剤の乗りを良くする。(b4)続く
復行に伴い、ポンプ42および液剤ポンプ55を駆動す
ると共に電磁弁47,56を開いて、スプレーノズル3
3,34・34より車体に向けてパック剤の水溶解液を
散布する。この後(b5)3回目の往行に伴いブロワを駆動
してブロワノズル35,36・36より車体に向けて空
気を吹き付けて車体に散布されたパック剤を被膜化させ
る。(b6)続く復行に伴いポンプ42および高圧ポンプ4
6を駆動すると共に電磁弁45を開いて、スプレーノズ
ル33,34・34より車体に向けて高圧の洗浄水をス
プレーし、ステップ(b5)で車体面に形成されたパック剤
の被膜を除去する。この後(b7)ポンプ42だけを駆動状
態とし電磁弁47,52だけを開いてスプレーノズル3
3,34・34より車体に向けてワックス剤を散布す
る。そして最後に(b8)復行に伴い再度ブロワを駆動しブ
ロワノズル35,36・36より車体に向けて空気を吹
き付けて車体の乾燥をはかる。
【0031】この実施例は以上のように門型洗車機に実
施されたもので、回転ブラシを使用することなくブラシ
を使用した場合と差のない洗浄効果得られ、しかもブラ
シの使用時につきまとう洗車傷の発生を解消できる。こ
こで、パック剤を散布した後にブロワノズル35,36
・36から車体に空気を吹き付けて被膜化を促進してい
るので、図1,2の実施例のように途中に休止時間を設
けなくても良く、図5のシーケンスを連続して実行する
ことができる。もちろん、必要に応じてパック剤散布後
に休止時間を設定して被膜化を確実なものとすることも
できる。また、シーケンス(b)においてはパック剤を散
布する前に車体にブローして水滴を除去するので、車体
に散布されたパック剤が流れ落ちたり希釈されたりする
ことがなく、パック剤を確実に車体面に作用させること
ができる。
【0032】図6は更に他の実施例の構成説明図であ
る。61は洗車装置本体で、水源62から給水を受け洗
浄水を貯える水タンク63,液体パック剤を貯えるパッ
ク剤タンク64,および高圧ポンプ65を備えている。
66は高圧ポンプ65の吐出側に接続する第1のホース
で、本体1より延出され先端に可搬式のスプレー銃67
を設けている。68はやはり高圧ポンプ65の吐出側に
接続する第2のホースで、本体61より延出され先端に
可搬式のブラシ洗浄具69を設けている。
【0033】70は送水管路で、水タンク63に貯える
洗浄水を電磁弁71およびポンプ65を介して第1およ
び第2のホース66,68へ送る。72,73は送水管
路70の下流で分岐された管路にそれぞれ設けられる電
磁弁で、ポンプ65の送水を第1または第2のホース6
6,68のいずれかに送るよう交互に開弁される。74
はポンプ65より吐出される洗浄水の一部をポンプ65
吸込側へ帰還させる帰還管路で、電磁弁75を開くこと
により通水され、第1または第2のホースへ送る洗浄水
の圧力を半減させることができる。76はパック剤管路
で、パック剤タンク64のパック剤を電磁弁77を介し
て混合器78へ送り、混合器78では帰還管路74を流
れる洗浄水でパック剤を2〜10倍程度に希釈する。7
9はパック剤管路76に設けられる流量調節弁である。
【0034】80はマイクロコンピュータを有する制御
部で、操作パネル81における操作入力に応じて洗車プ
ログラムを実行し、リレーボード82を介して高圧ポン
プ65および電磁弁71,72,73,75,77等を
シーケンス制御するものである。そのシーケンス制御例
を以下図7を用いて説明する。
【0035】図7(a)(b)はシーケンス制御のプログラ
ムをタイムチャートで表したもので、複数のシーケンス
(a)(b)が予め設定されており、操作パネル81におい
ていずれかを選択して実行させることができる。
【0036】操作パネル81においてシーケンス(a)を
選択しスタートキー(図示しない)を押して開始入力す
れば、図7(a)のシーケンスが実行される。まず(a1)高
圧ポンプ65を駆動すると共に電磁弁71,72,7
5,77を開いて、所定時間Tpの間、スプレー銃67
より低圧でパック剤の水溶解液を散布する。ここで作業
者はスプレー銃67を操作して車体に満遍なくパック剤
を散布する。(a2)パック剤散布が終了すると一定時間T
iだけポンプ65が休止され、車体に散布されたパック
剤を被膜化させる。この休止時間中、作業者はタイヤ回
りや車体下部の汚れ落としをすれば良い。一定時間Ti
が経過すると操作パネル81より音声出力され報知され
るので、ここで作業者が再度開始入力すれば次のステッ
プ(a3)へ移行することができる。開始入力があれば、(a
3)高圧ポンプ65を駆動すると共に電磁弁71,73,
75を開いて、所定時間Tbの間、ブラシ洗浄具69よ
り低圧の洗浄水を放出する。作業者はブラシ洗浄具69
を操作して、休止時間中に形成された被膜をブラシ洗浄
具69の先端に具備されるブラシで擦り落とすようにす
れば良い。所定時間Tbが経過すると一旦ポンプ65が
停止され、操作パネル81よりスプレー銃67に持ち変
えるように促す音声出力があるので、ここで作業者はブ
ラシ洗浄具69をスプレー銃67に持ち変え開始入力す
ることにより次のステップ(a4)に移行することができ
る。開始入力があると、(a4)高圧ポンプ65を駆動する
と共に電磁弁71,72を開いて、所定時間Tkの間、
スプレー銃67より高圧の洗浄水をスプレーする。ここ
で作業者は車体になおも残る被膜を完全に洗い流すこと
ができる。
【0037】一方、操作パネル81でシーケンス(b)を
選択し開始入力すれば、図7(b)のシーケンスが実行さ
れる。まず(b1)高圧ポンプ65を駆動すると共に電磁弁
71,72を開いて、所定時間Tyの間、スプレー銃6
7より高圧の洗浄水をスプレーする。作業者はここでス
プレー銃67を操作して主に車体サイドパネル等の汚れ
のはげしい部分の予洗浄を行う。以後上記ステップ(a1)
〜(a4)と全く同様にパック剤散布(b2),休止(b3),ブラ
シ洗浄(b4),高圧スプレー(b5)と実行される。このシー
ケンス(b)は、車体に泥汚れが目立つような自動車の洗
浄に好適である。
【0038】なお、この実施例ではシーケンス(a)(b)
の他に、洗剤を使用可能として予洗浄に洗剤をスプレー
したり、ワックスを散布可能としてパック剤被膜を落と
した後にワックスがけできるようにするなど、種々のシ
ーケンスが考えられる。また、上記いずれのシーケンス
においてもパック剤を被膜化させる休止時間Tiを設け
ており、この時間はパック剤の成分によっても異なるが
5分前後の時間が必要になる。この時間を短縮したいな
らば、ハンディタイプのブロワー装置を付加して、パッ
ク剤散布後にこのブロワー装置で車体に空気をブロー
し、被膜化を促進させるようにしても良い。
【0039】以上のように、この実施例によればブラシ
を用いてパック剤被膜を落とすので、高圧スプレーで落
とす場合に比べて、スプレーを作用させにくいドアやバ
ンパー等の隙間に入ったパック剤でもブラシの毛が入り
込んで落とすことができ、より確実に洗浄できる。ま
た、ブラシを使っても汚れはパック剤に包囲されてお
り、汚れを直接車体に押しつけることがないから洗車傷
の心配もない。
【0040】図8は他の実施例の構成説明図で、図8
(a)は正面説明図,図8(b)は側面説明図である。91
は洗車装置本体で、門型に形成されレール92・92上
を自動車Aを跨ぐように往復走行するもので、上面スプ
レーノズル93,側面スプレーノズル94・94,上面
ブロワノズル95,側面ブロワノズル96・96,上面
ブラシ97,側面ブラシ98・98,散水ノズル99・
99’,洗剤タンク100,ワックスタンク101,パ
ック剤タンク102を備えている。103は給水装置
で、洗車装置本体91へ洗浄水を送出するものである。
なお、上面スプレーノズル93,上面ブロワノズル95
および上面ブラシ97は昇降操作され、また側面スプレ
ーノズル94・94,側面ブロワノズル96・96およ
び側面ブラシ98・98は開閉操作されて、それぞれ車
体の形状をなぞるように作用するが、その具体構成は公
知であるのでここでは説明を省略する。
【0041】図9は図8の実施例の管路構成を示す説明
図である。給水装置103には、水源104より給水を
受け洗浄水を貯える水タンク103’と、この水タンク
103’の洗浄水を本体91へ送水するポンプ105と
を備えている。給水装置103より送られる洗浄水は本
体91内で高圧管路106,第1低圧管路107および
第2低圧管路108に分岐される。高圧管路106は電
磁弁109および高圧ポンプ110を介してスプレーノ
ズル93,94・94へ接続し、第1低圧管路107は
電磁弁111を介してスプレーノズル93,94・94
へ接続する。第2低圧管路は電磁弁112を介して散水
ノズル99・99へ接続する。
【0042】113は洗剤管路で、洗剤タンク100の
洗剤を電磁弁114を介して混合器115へ送り洗浄水
に混入させる。116はワックス管路で、ワックスタン
ク101のワックス液を電磁弁117を介して混合器1
18へ送り洗浄水に混入させる。119はパック剤管路
で、パック剤タンク102のパック剤を電磁弁120を
介して混合器121へ送り洗浄水に混入溶解させる。各
混合器において、洗剤やワックス剤は20倍以上に希釈
され、パック剤は2〜10倍に希釈される。
【0043】122はマイクロコンピュータを有する制
御部で、本体91正面に設けられる操作パネル123に
おける操作入力に応じて洗車プログラムを実行し、リレ
ーボード124を介して、本体91の走行や上記各ノズ
ルの車体への接近動作をはじめ、ポンプ105,高圧ポ
ンプ110,および電磁弁109,111,112,1
14,116,117等をシーケンス制御するものであ
る。そのシーケンス制御例を以下図10を用いて説明す
る。
【0044】図10はこの実施例におけるシーケンス制
御のプログラムを本体91の1回の往行および復行毎に
チャート化したもので、複数のシーケンス(a)(b)が予
め設定されており、操作パネル123においていずれか
を選択して実行させることができる。
【0045】操作パネル123においてシーケンス(a)
を選択しスタートキー(図示しない)を押して開始入力
すれば、図10(a)のシーケンスが実行される。まず(a
1)本体91が1回目の往行をするに伴い、ポンプ105
を駆動すると共に電磁弁111,120を開いて、スプ
レーノズル93,94・94より車体に向けてパック剤
の水溶解液を散布する。続いて(a2)本体91が復行する
に伴いブロワ(図示しない)を駆動してブロワノズル9
5,96・96より車体に向けて空気を吹き付けてステ
ップ(a1)で車体に散布されたパック剤を被膜化させる。
続いて(a3)本体91が2回目の往行をするに伴い、ポン
プ105および高圧ポンプ110を駆動すると共に電磁
弁109,112を開いて、スプレーノズル93,94
・94より車体に向けて高圧の洗浄水をスプレーし、ま
た散水ノズル99より放水しながら各ブラシ97,98
・98を駆動して、ステップ(a2)で車体面に形成された
パック剤の被膜を車体から除去する。最後に(a4)本体9
1の復行に伴い再度ブロワを駆動しブロワノズル95,
96・96より車体に向けて空気を吹き付けて車体の乾
燥をはかる。
【0046】一方、操作パネル123においてシーケン
ス(b)を選択し開始入力すれば、図10(b)のシーケン
スが実行される。まず(b1)本体91の1回目の往行に伴
い、ポンプ105および高圧ポンプ110を駆動すると
共に電磁弁109を開いて、スプレーノズル93,94
・94より車体に向けて洗浄水を高圧スプレーし、車体
面の砂や泥を洗い流す。(b2)続く復行に伴い、ブロワを
駆動しブロワノズル95,96・96より車体に向けて
空気を吹き付けて車体に付着する水滴を除去し、次のス
テップ(b3)で散布するパック剤の乗りを良くする。(b3)
続く2回目の往行に伴い、ポンプ105を駆動すると共
に電磁弁111,120を開いて、スプレーノズル9
3,94・94より車体に向けてパック剤の水溶解液を
散布する。(b4)続く復行に伴いブロワを駆動してブロワ
ノズル95,96・96より車体に向けて空気を吹き付
けて車体に散布されたパック剤を被膜化させる。(b5)続
く3回目の往行に伴い、ポンプ105および高圧ポンプ
110を駆動すると共に電磁弁109を開いて、スプレ
ーノズル93,94・94より車体に向けて高圧の洗浄
水をスプレーし、ステップ(b4)で車体面に形成されたパ
ック剤の被膜を除去する。(b6)続く復行に伴い、ポンプ
105を駆動し電磁弁111,112,114を開い
て、スプレーノズル93,94・94より洗剤水を、散
水ノズル99より洗浄水を放出させ、各ブラシ97,9
8・98を駆動して水垢等のこびりついた汚れを洗い流
す。(b7)続く4回目の往行に伴い、ポンプ105を駆動
し電磁弁111,112,117を開いて、スプレーノ
ズル93,94・94より洗浄水を、散水ノズル99よ
りワックス水を放出させ、各ブラシ97,98・98を
駆動して車体のワックスがけを行う。(b8)続く復行に伴
い、ブロワを駆動しブロワノズル95,96・96より
車体に向けて空気を吹き付けて車体の乾燥をはかる。
【0047】この実施例は以上のように門型洗車機に実
施されたもので、回転ブラシを使用してパック剤被膜を
除去するようにしたもので、ブラシによる車体への直接
的な摩擦力で確実に被膜を取り除くことができる。な
お、ブラシを作用させるのは被膜除去の工程以降であ
り、この被膜除去工程では車体の汚れがパック剤に包み
込まれた状態にあり、従来のようにブラシで直接汚れを
車体に押しつけることがないので、洗車傷の発生を著し
く抑制することができる。特に上記シーケンス(b)のよ
うに高圧スプレーにより車体の汚れを落としておいてか
らブラシを作用させるようにすれば、洗車傷の発生を最
小限のものとすることができる。また、パック剤を散布
した後にブロワノズル95,96・96から車体に空気
を吹き付けて被膜化を促進しているので、途中に長い休
止時間を設けなくても良くシーケンスを中断することな
く連続して洗車動作することができる。もちろん、必要
に応じてパック剤散布後に休止時間を設定して被膜化を
確実なものとすることもできる。また、シーケンス(b)
においてはパック剤を散布する前に車体にブローして水
滴を除去するので、車体に散布されたパック剤が流れ落
ちたり希釈されたりすることがなく、パック剤を確実に
車体面に作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成説明図である。
【図2】第1実施例の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【図3】第2実施例の構成説明図で、(a)は正面説明
図、(b)は側面説明図である。
【図4】第2実施例の管路構成の説明図である。
【図5】第2実施例の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【図6】第3実施例の構成説明図である。
【図7】第3実施例の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【図8】第4実施例の構成説明図で、(a)は正面説明
図、(b)は側面説明図である。
【図9】第4実施例の管路構成の説明図である。
【図10】第4実施例の動作を説明するタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 洗車装置本体 3 水タンク 5 パック剤タンク 6 高圧ポンプ 8 スプレー銃 9 送水管路 16 パック剤管路 17 電磁弁 18 混合器 21 制御部 31 洗車装置本体 33,34・34 スプレーノズル 35,36・36 ブロワノズル 39 パック剤タンク 40 給水装置 42 ポンプ 43 高圧管路 44 低圧管路 46 高圧ポンプ 54 パック剤管路 55 液剤ポンプ 57 制御部 61 洗車装置本体 63 水タンク 64 パック剤タンク 65 高圧ポンプ 67 スプレー銃 69 ブラシ洗浄具 70 送水管路 76 パック剤管路 77 電磁弁 78 混合器 80 制御部 91 洗車装置本体 93,94・94 スプレーノズル 95,96・96 ブロワノズル 97,98・98 ブラシ 99 散水ノズル 102 パック剤管路 103 給水装置 105 ポンプ 106 高圧管路 107 第1の低圧管路 108 第2の低圧管路 110 高圧ポンプ 119 パック剤管路 120 電磁弁 121 混合器 122 制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に向けて洗浄水を高圧スプレーする
    手段と、親水性のポリマーまたは高分子を主成分とし界
    面活性成分を含有する液体パック剤を貯える手段と、前
    記パック剤を洗浄水に溶解させる手段と、車体に向けて
    前記パック剤の水溶解液を散布する手段と、前記パック
    剤の水溶解液を散布し、この後所定期間放置して車体に
    付着した前記パック剤をゲル状に被膜化させ、この後高
    圧スプレーを作用させて車体面の汚れをゲル状被膜と共
    に除去するようシーケンス制御する手段とを備えたこと
    を特徴とする洗車装置。
  2. 【請求項2】 車体に向けて洗浄水を高圧スプレーする
    手段と、車体に空気を吹き付けるブロー手段と、親水性
    のポリマーまたは高分子を主成分とし界面活性成分を含
    有する液体パック剤を貯える手段と、前記パック剤を洗
    浄水に溶解させる手段と、車体に向けて前記パック剤の
    水溶解液を散布する手段と、前記パック剤の水溶解液を
    散布し、この後車体に空気を吹き付けて前記パック剤を
    ゲル状に被膜化させ、この後高圧スプレーを作用させて
    車体面の汚れをゲル状被膜と共に除去するようシーケン
    ス制御する手段とを備えたことを特徴とする洗車装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の洗車装置におい
    て、前記制御手段は、前記パック剤の水溶解液を散布を
    散布する工程に先立って車体に高圧スプレーを作用させ
    る予洗浄工程を与えるよう制御することを特徴とする洗
    車装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の洗車装置にお
    いて、前記スプレー手段および散布手段として可搬式の
    スプレー銃を備えたことを特徴とする洗車装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の洗車装置におい
    て、門型に形成された洗車機本体に前記スプレー手段お
    よび散布手段を備え、前記制御手段は洗車機本体と自動
    車との間の相対移動に伴い前記シーケンス制御を与える
    ことを特徴とする洗車装置。
  6. 【請求項6】 車体をブラッシングするブラシ手段と、
    車体に散水する手段と、親水性のポリマーまたは高分子
    を主成分とし界面活性成分を含有する液体パック剤を貯
    える手段と、前記パック剤を洗浄水に溶解させる手段
    と、車体に向けて前記パック剤の水溶解液を散布する手
    段と、前記パック剤の水溶解液を散布し、この後所定期
    間放置して前記パック剤をゲル状に被膜化させ、この後
    車体面に対し散水しながらブラッシングして車体面の汚
    れをゲル状被膜と共に除去するようシーケンス制御する
    手段とを備えたことを特徴とする洗車装置。
  7. 【請求項7】 車体をブラッシングするブラシ手段と、
    車体に散水する手段と、車体に空気を吹き付けるブロー
    手段と、親水性のポリマーまたは高分子を主成分とし界
    面活性成分を含有する液体パック剤を貯える手段と、前
    記パック剤を洗浄水に溶解させる手段と、車体に向けて
    前記パック剤の水溶解液を散布する手段と、前記パック
    剤の水溶解液を散布し、この後車体に空気を吹き付けて
    前記パック剤をゲル状に被膜化させ、この後車体面に対
    し散水しながらブラッシングして車体面の汚れをゲル状
    被膜と共に除去するようシーケンス制御する手段とを備
    えたことを特徴とする洗車装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の洗車装置におい
    て、車体に向けて洗浄水を高圧スプレーする手段を備
    え、前記制御手段は、前記パック剤の水溶解液を散布を
    散布する工程に先立って車体に高圧スプレーを作用させ
    る予洗浄工程を与えるよう制御することを特徴とする洗
    車装置。
  9. 【請求項9】 請求項6または7記載の洗車装置におい
    て、前記ブラシ手段および散水手段として可搬式のブラ
    シ洗浄具を、また前記散布手段として可搬式のスプレー
    銃を備えたことを特徴とする洗車装置。
  10. 【請求項10】 請求項6または7記載の洗車装置にお
    いて、門型に形成された洗車機本体に前記ブラシ手段,
    散水手段,ブロー手段および散布手段を備え、前記制御
    手段は洗車機本体と自動車との間の相対移動に伴い前記
    シーケンス制御を与えることを特徴とする洗車装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6763860B2 (en) 2001-07-10 2004-07-20 Ecolab, Inc. Flow-based chemical dispense system
US7292914B2 (en) 2001-07-10 2007-11-06 Ecolab Inc. Remote access to chemical dispense system
CN100411923C (zh) * 2003-11-24 2008-08-20 刘祥军 免擦拭洗车机
CN104085376A (zh) * 2014-07-17 2014-10-08 王智 安全型洗车机自动开、停装置及其构成的洗车系统
WO2015144449A1 (de) * 2014-03-26 2015-10-01 Washtec Holding Gmbh Fahrzeugwaschanlage und verfahren zur reinigung von fahrzeugen und reinigungsmittel
CN105216761A (zh) * 2015-10-08 2016-01-06 苏州普仕达清洗设备有限公司 一种洗车场用免擦拭清洗机

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