JP3096166B2 - 連続溶融金属めっきラインのめっき装置 - Google Patents

連続溶融金属めっきラインのめっき装置

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JP3096166B2
JP3096166B2 JP04231760A JP23176092A JP3096166B2 JP 3096166 B2 JP3096166 B2 JP 3096166B2 JP 04231760 A JP04231760 A JP 04231760A JP 23176092 A JP23176092 A JP 23176092A JP 3096166 B2 JP3096166 B2 JP 3096166B2
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roll
strip
plating
sink
line
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正文 清水
孝哉 河合
正之 岡野
秀樹 中村
保宣 可児
義孝 中山
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Hitachi Ltd
Kobe Steel Ltd
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Hitachi Ltd
Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストリップと称される
金属帯板を連続的にめっきするめっき装置に関し、より
詳細には、連続溶融金属めっき用のめっき槽内に連続的
に通板した際にストリップに生じる板反りを矯正する能
力が優れているめっき装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ストリップを連続的に溶融金属めっきす
るめっきラインで、ガスワイピングノズルを用いてめっ
き付着量を制御する場合、溶融金属浴から立ち上がって
くるストリップには、それまでに通過する各種ロールに
よって塑性変形を受けて、ガスワイピングノズル部で反
りが生じているためストリップの幅方向のめっき付着量
が不均一となり、品質上問題となるものである。又、ス
トリップにガスワイピングノズルを近付けるには限度が
あるために、ライン速度を下げないと所定の付着量にな
らない。従って、この幅方向のめっき付着量を均一に
し、又、ガスワイピングノズルを近付けてライン速度を
上げるためには、ガスワイピングノズルでの反りを矯正
することが必要不可欠である。
【0003】ガスワイピング部でストリップを平坦に矯
正する装置としての先行技術は、特公昭61-33059号公報
に開示されており、図2にその構造が概要示される。即
ち、シンクロール2通過後のストリップ8の両面に溶融
金属浴であるめっき浴1中で当接する一対のサポートロ
ール3,4のうち、シンクロール2と同じ表面に接する
方の表サポートロール4が反対側の裏面に接する方の裏
サポートロール3よりも上方にあり、且つ、裏サポート
ロール3の下方にシンクロール2を通ったストリップ8
の表面に接する補助ロール6を設けて、3本のロール
3,4,6の各直径d1, d2, d3が、d1>d2>d3の不等式
を満足する如く構成したものであって、裏サポートロー
ル3をストリップ8側に押し込むことによって、ストリ
ップ8の反りを矯正するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した先行技術
では、補助ロール6がめっき浴1の浴面よりも深くなり
駆動化することができないため、ロールが回転不良を生
じストリップ8に疵が付くという問題がある。又、3本
のロール径が異なるために、ロールの予備本数が多くな
りメンテナンス上の問題もある。
【0005】本発明はかかる事情に着目してなされたも
のであって、その目的は、同一又はほぼ同じ径の一対の
サポートロールを用いてなる簡易な構成で、ロール配列
を適正なものとすることにより、製品の品質を安定維持
しながら、ストリップの反りを確実に矯正することが可
能なめっき装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る連続溶融金属めっきラインのめっき装置
は下記の如き構成としている
【0007】即ち、本発明に係る連続溶融金属めっきラ
インのめっき装置は、溶融金属浴、ガスワイピングノズ
ル及びトップロールが下方から上方に向け配置される連
続溶融金属めっきラインにおいて、シンクロールと2本
のサポートロールとが溶融金属浴中に配置され、シンク
ロール通過後のストリップの両面に接する2本のサポー
トロールのうち、シンクロールと同じ表面に接する方の
表サポートロールは、反対の裏面に接する方の裏サポー
トロールに対して上方に位置し、且つ、ストリップと接
する面がガスワイピングノズルとトップロールとで形成
されるパスライン上に存するよう位置しており、一方、
裏サポートロールはストリップに対する押込み量の調整
可能に設けられており、更に、シンクロールが前記パス
ラインよりも裏サポートロール側に軸平行を保ち突出し
て設けられている連続溶融金属めっきラインのめっき装
置であって、前記2本のサポートロールが同径もしくは
略同径であり、両サポートロール間のパスライン方向距
離がサポートロール直径の0.3 〜 0.8倍の範囲内であ
り、前記シンクロールのストリップ巻き出し部の前記パ
スラインに対する突出量が、サポートロール直径とシン
クロール直径との比の20〜 170倍の範囲内であることを
特徴とする連続溶融金属めっきラインのめっき装置であ
る。
【0008】
【作用】本発明はめっき装置の構成を以上のようにし、
裏サポートロールでのストリップ巻付け角度を適正にし
て腰折れを未然に防止でき、又、シンクロールをパスラ
インよりも適当に突出することによって、裏サポートロ
ールの押し込み量を大きくすることなく、確実な反り矯
正の実現が可能である。
【0009】更に、一対のサポートロールを上下に配列
することで反りの矯正を行わせる構成であるから浴面か
ら浅い位置に配置でき、従って、裏サポートロールの押
し込み量を調整する機構の主体を浴外に配設することが
可能で、確実な調整機能を発揮し得る。
【0010】又、両サポートロールのライン方向距離D1
は、サポートロールの径d1に対して0.3 〜 0.8倍が適当
で、0.3 d1未満になると裏サポートロールの押し込み量
に対する反りの変化量の感受性が高く調整が困難とな
る。一方、 0.8d1超になるとサポートロールに駆動側か
ら伝わる振動が大きくなり、ストリップにチャタマーク
が発生するおそれがある。
【0011】又、シンクロールのパスラインに対する突
出量D2はサポートロール直径(d1)とシンクロール直径d4
との比に対して20〜 170倍が適正であって、20倍未満で
は反り矯正能力が低下し、 170倍超では裏サポートロー
ルへのストリップの巻付け角度が大きくなってストリッ
プに腰折れが発生するという問題が生じる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面に沿って説明する。図
1は、本発明の実施例に係る略示構造図である。ストリ
ップ8は溶融金属浴1の上部に設けられた突出通路内7
を通って斜め下に走行し浴中に下部に配設されるシンク
ロール2の周面に表面側がほぼ半周巻付いた後、巻出さ
れて浴中を垂直に上方に走行し、先ず、裏面が裏サポー
トロール3に接し、次いで、表面が表サポートロール4
に接した後、浴から出てガスワイピングノズル5の中央
走行線を通り抜けて、めっき付着量が制御された後、上
方に設けられるトップロール10に接して約90°方向転換
し水平方向に繰り出される。
【0013】裏サポートロール3は腕曲するアーム11の
先端に回転自在に軸支されており、このアーム11をその
基端に連結してなるモータ9によって、先端がパスライ
ンLに対して接離し得る略々水平方向に移動可能となし
ており、従って、裏サポートロール3をストリップ8に
対する押し込み量の調整可能に前後移動させるようにな
っている。尚、パスラインLは、ガスワイピングノズル
5とトップロール10とを結ぶ線及びその延長線がこれに
該当する。又、前記アーム11に関連させてリニアセンサ
を設けることによって押し込み量の再現性に対応させる
構成とすることは好ましい態様である。
【0014】ところで、両サポートロール3,4の直径
d1が 250mm、シンクロール2の直径d4が 610mmのロール
を用いた溶融亜鉛めっきラインで、ストリップ8の板厚
0.8mm、板幅1219mmで狙い付着量片面 70g/cm2の製品を
通板したときに、両サポートロール3,4間のパスライ
ンL方向距離D1及びシンクロール2のストリップ巻き出
し部がパスラインLに対する突出量D2を種々変化させた
場合の幅方向付着量の状況を実測したところ、下記表1
の結果が得られた。
【0015】
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、従来
の反り矯正方式に比してストリップの幅方向の付着量の
不均一性が凡そ半分に減少すると共に、ガスワイピング
ノズルをストリップに近付けることが可能となり、又、
裏サポートロール押し付け量調整が容易且つ正確に行
え、従って、所定の同一目付に比較し20%程度のライン
速度の増加が可能となり、製品の品質向上並びに生産性
を高める点で優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るめっき装置及びめっき状
況の概要を示す図である。
【図2】従来のめっき装置の概要を示す図である。
【符号の説明】
1--溶融金属浴 2--シンクロール
3--裏サポートロール 4--表サポートロール 5--ガスワイピングノズル
6--補助ロール 7--突出通路 8--ストリップ
9--モータ 10--トップロール 11--アーム
L--パスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 正之 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社 神戸製鋼所 加古川製鉄所内 (72)発明者 中村 秀樹 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社 神戸製鋼所 加古川製鉄所内 (72)発明者 可児 保宣 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所 日立工場内 (72)発明者 中山 義孝 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 平2−200759(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属浴、ガスワイピングノズル及び
    トップロールが下方から上方に向け配置される連続溶融
    金属めっきラインにおいて、シンクロールと2本のサポ
    ートロールとが溶融金属浴中に配置され、シンクロール
    通過後のストリップの両面に接する2本のサポートロー
    ルのうち、シンクロールと同じ表面に接する方の表サポ
    ートロールは、反対の裏面に接する方の裏サポートロー
    ルに対して上方に位置し、且つ、ストリップと接する面
    がガスワイピングノズルとトップロールとで形成される
    パスライン上に存するよう位置しており、一方、裏サポ
    ートロールはストリップに対する押込み量の調整可能に
    設けられており、更に、シンクロールが前記パスライン
    よりも裏サポートロール側に軸平行を保ち突出して設け
    られている連続溶融金属めっきラインのめっき装置であ
    って、前記2本のサポートロールが同径もしくは略同径
    であり、両サポートロール間のパスライン方向距離がサ
    ポートロール直径の 0.3〜 0.8倍の範囲内であり、前記
    シンクロールのストリップ巻き出し部の前記パスライン
    に対する突出量が、サポートロール直径とシンクロール
    直径との比の20〜 170倍の範囲内であることを特徴とす
    る連続溶融金属めっきラインのめっき装置。
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