JP3096110U - 犬糞の始末具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 従来の犬糞始末具の本体は長手把手部とそ
の先端にとりつけられる収容袋を装着せしめる環状枠は
一対の半円弧状枠にて一連一体に形成した構成から成っ
ているので、環状枠に装着された収容袋のみを長手把手
部から上下動調整することができなかった。 【解決手段】 犬糞容器を挟持具の挟持片部へビスにて
遊嵌して、該挟持片部を犬糞容器へ押圧密着することに
よって固定できるようにした。 【効果】 本考案は、挟持具の挟持片部を犬糞容器の両
側壁へ押圧、密着させることにとり、犬の排糞中犬糞容
器が妄りに搖動しないようにして排糞を確実且容易に捕
捉できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は犬糞の始末具に関し、詳しくは犬の散歩時、犬の排糞の前兆行動のあ ったときに利用するもので、犬の排糞姿勢の位置の高さに自由に合わせて地面へ 落下途中にて排糞を捕捉できるようにしたことを特徴とする犬糞の始末具に関す るものである。 【０００２】 【従来の技術】 従来、犬の散歩時、犬の排糞の前兆行動のための余裕ある時間を利用して、落 下途中にて排糞を捕捉する犬糞の始末具があることは知られている。 【０００３】 即ち、特開２００２−１３６２３９公報のように、本体を長手把手部とその 先端に収容袋着用環状枠をもって構成する始末具にあって、把手部は一対の把手 材を帯状ブリッジにて繋ぎ、折り重ね自在に、一方環状枠は先端を自由端とした 一対の半円弧状枠材を、前記一対の把手材の先端にそれぞれ一連一体に形成した 構成からなり、各自由端を突き合せて組立てられた環状枠部には犬糞収容袋が、 その上縁開口部の全周に設けた環状筒状部の一部に設けたスリットより各枠材の 自由端を挿入して装着されている犬糞の始末具がある。 【０００４】 【考案が解決しようとする課題】 ところが、この従来発明に係る犬糞の始末具の本体は長手把手部とその先端に とりつけられる収容袋を装着せしめる環状枠は一対の半円弧状枠にて一連一体に 形成した構成から成っているので、環状枠に装着された収容袋のみを長手把手部 から上下動調整することができなかった。 【０００５】 つまり、犬の排糞時の姿勢に合わせて環状枠の収容袋の位置のみを長手把手部 にて上下移動して調整することができなかった。したがって、犬の排糞時の高さ に合わせて長手把手部を把持する手を上下動させ排糞を捕捉しなければならない 不便さを余儀なくされた。 【０００６】 【課題を解決するための手段】 本考案は上記課題を解決するためになされたものであって、その要旨とすると ころは、犬糞容器の上方両側壁に設けた孔と挟持具の挟持片部に設けた孔とを合 致させたのち、犬糞容器の内側より上記孔へビスを挿通し、該ビスにナットを螺 入螺締して犬糞容器の両側壁と挟持片部との間に夫々遊びを設け、さらに上記ビ スへスプリングワッシャー並びにナットを嵌入固止して、犬の排糞時に犬糞容器 の両側壁へ挟持片部を手にて押圧密着させることによって、犬糞容器が妄りに搖 動しないようにして排糞を確実且容易に捕捉できるようにしたことを特徴とする 犬糞の始末具に関するものである。 【０００７】 【考案の実施の形態】 本考案の犬糞の始末具の実施例を別紙図面を参照しながら詳細に説明する。 【０００８】 （実施例１） 図１に於いて、１はプラスチック、金属などの素材から成る犬糞を収容する犬 糞容器で、該犬糞容器１の左右両側の上方中央部に孔２が夫々設けられている。 ３は長手形状の挟持具で、この挟持具３の挟持片部６、６先端に孔４が夫々設け られている。 【０００９】 そこで、ビス５を犬糞容器１の内側から孔２、２へ通挿する。次いで挟持具３ の挟持片部６、６の孔４、４を上記ビス５、５へ嵌入する。そしてさらにビス５ へナット７を螺入して固定する。このとき犬糞容器１の側壁８、８と挟持片部６ 、６との間に僅かな隙間が形成され、犬糞容器１はビス５を支点として挟持具３ へ回動自由に枢支されている。所謂図２のように挟持具３を垂直状態にした場合 、犬糞容器１は首振り自在に構成されている。 【００１０】 さらにビス５へスプリングワッシャー１０を挿嵌したのち、ナット１１を螺入 螺締して挟持具３が犬糞容器１より離脱しないように強固に固着されている。 【００１１】 犬糞容器１中へビニール袋９を収容する。この際、該ビニール袋９の上縁開口 部の全周を犬糞容器１の上部全周に設けた凹部へ被覆したのち、輪ゴム（図示せ ず）にてビニール袋９が上記凹部から離脱しないように構成されている。そして 犬を連れての散歩時、犬が排糞の姿勢をとった際に図３のように犬糞容器１の開 口部をを当てたのち挟持具１の挟持片部６、６を押圧して犬糞容器１の側壁８、 ８へ密着させる（図４ａ、ｂ）。すると犬糞容器１が固止されて妄りに搖動しな い安定した状態が保たれる。犬の排糞の捕捉が終了したならば、押圧していた手 を放せば、挟持片部６、６の反発力によって犬糞容器１はビス５に遊嵌された元 の状態に戻る。しかるのち、図５ａの状態から図５ｂのようにして犬糞容器１か らビニール袋９を取り出しする。 【００１２】 【考案の効果】 本考案は犬糞容器の上方両側壁のビスに挟持具の挟持片部を挿入してナットに て遊嵌したから、犬の散歩時に排糞の気配を察知した際、速やかに犬糞容器を犬 の尻の下に当てることができる。 【００１３】 本考案は排糞中挟持具の挟持片部を犬糞容器の両側壁へ手にて押圧、密着する ことによって、排糞中犬糞容器が妄りに搖動することがない。したがって、排糞 の捕捉を確実且容易に行うことができる。 【００１４】 本考案はナットとナットとの間にスプリングワッシャーを介在したから、ナッ トが弛緩することがなくなり、ひいては挟持具の挟持片部が犬糞容器１から離脱 することがない。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案の犬糞始末具の斜視図である。 【図２】本考案の犬糞始末具を手にて持ち運ぶ状態を示
す参考説明図である。 【図３】本考案の犬糞容器へ排糞する状態を示す参考説
明図である。 【図４】ａ 本考案の要部の横断面図である。 ｂ 本考案の挟持片部を押圧密着した状態を示す要部の
横断面図である。 【図５】ａ 本考案の犬糞容器へビニール袋を収容した
状態を示す説明図である。 ｂ 本考案の犬糞容器からビニール袋を取出す状態を示
す説明図である。 【符号の説明】 １ 犬糞容器 ２ 孔 ３ 挟持具 ４ 孔 ５ ビス ６ 挟持片部 ７ ナット ８ 側壁 ９ ビニール袋 10 スプリングワッシャー 11 ナット

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 犬糞容器の上方両側壁に設けた孔と挟持
   具の挟持片部に設けた孔とを合致させたのち、犬糞容器
   の内側より上記孔へビスを挿通し、該ビスにナットを螺
   入螺締して犬糞容器の両側壁と挟持片部との間に夫々遊
   びを設け、さらに上記ビスへスプリングワッシャー並び
   にナットを嵌入固止して、犬の排糞時に犬糞容器の両側
   壁へ挟持片部を手にて押圧密着させることによって、犬
   糞容器が妄りに搖動しないようにして排糞を確実且容易
   に捕捉できるようにしたことを特徴とする犬糞の始末
   具。