JP3095311U - 付箋紙収納容器及び当該容器に収納された付箋紙 - Google Patents

付箋紙収納容器及び当該容器に収納された付箋紙

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JP3095311U JP2003000195U JP2003000195U JP3095311U JP 3095311 U JP3095311 U JP 3095311U JP 2003000195 U JP2003000195 U JP 2003000195U JP 2003000195 U JP2003000195 U JP 2003000195U JP 3095311 U JP3095311 U JP 3095311U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方形の付箋紙の裏面に、その一の辺に平行な
細い帯状に接着剤が塗られ、その付箋紙の対面する辺が
交互に接着された付箋紙積層体を収納し、付箋紙を1枚
毎に取り出すポップアップタイプの付箋紙収納容器にお
いて、付箋紙積層体をその底面の略全面にわたり、均等
な力で天板に向けて付勢する手段を有する付箋紙収納容
器を得る。 【解決手段】付箋紙の積層体11を収納する付箋紙収納
容器において、当該収納容器の天板12に、積層体の接
着剤の帯びと平行に、かつ、幅方向に延びる略長方形の
開口部13が設けられ、収納容器の底板15と、積層体
の底面16との間に、2つ折りにした合成樹脂板2を介
装した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は付箋紙収納容器に関するものであり、更に詳しくは積層状に設けられ た付箋紙を収納した状態で1枚ずつ取り出すことができるポップアップタイプの 付箋紙収納容器に関するものである。また、この収納容器に収納された付箋紙に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、メモ用紙あるいは各種のインデックス用紙として付箋紙が用いられてい る。この付箋紙は、裏面に非転移性の感圧接着剤層が設けられているとともに、 当該接着剤層を利用して多数枚を積層状にした状態で市販されている。そして、 この付箋紙積層体を収納し、容器の天板に設けられた隙間から1枚ずつ付箋紙を 取り出すことのできるポップアップタイプの付箋紙収納容器が知られている。 収納容器には、付箋紙1枚ごとの取り出しがスムーズに行えるように、積層体 を容器の天板に向かって押付ける手段(以下付勢手段という)が採用されている 。
【0003】 例えば、従来の付箋紙収納容器は容器の底面と付箋紙積層体の間につるまき状 圧縮バネを入れ、積層体を容器の天板に付勢している。(例えば、特許文献1参 照。)。また、容器の側壁から容器内に延びる紙製の延長片を備え、さらに延長 片に屈曲部を備え、この延長片に積層体を載せ、紙が折り曲げられる前の元の状 態に復帰しようとする弾性力を使って、積層体を容器の天板に付勢しているもの もある(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】 さらに図4に示す収納容器が市販されている。 図4は従来例の収納容器の一部切り欠き斜視図である。図中30は収納容器、 13は収納容器の天板に設けられた開口部、31は受板である。受板31は、そ の一の辺32で軸支されている。このため、受板31は辺32を軸にして枢動可 能となっている。収納容器30の底板と受板31の間に介装された、つるまき状 圧縮バネ33が受板31の自由辺近傍を裏面から上方に付勢している。受板31 の表面は付箋紙の積層体11の底面16に接していて、積層体11を容器30の 天板方向に付勢している。
【0005】
【特許文献1】 実開昭62−6282号公報 (第2図)
【特許文献2】 特許2687913号公報
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
付箋紙の取り出しに適する付勢力の大きさには一定の範囲がある。 また、収納容器中で付箋紙積層体を天板に押付ける力(付勢力)の作用点が中 心を外れると、付箋紙の1枚ごとの取り出しがスムーズに行えない。例えば、積 層体の底面の中心を外れた位置にバネを置く、あるいは、容器に収納された付箋 紙を使用中にバネの位置がずれる場合である。使用初期であって積層体が厚い場 合には、付勢力が一点に集中していても積層体の剛性により付勢力が分散される が、積層体が順次1枚ずつ取り出され付箋紙の枚数が少なくなると、付箋紙積層 体の剛性が小さくなり、積層体の底面に受ける上向の力を積層体で均等に分散さ せることが困難になる。この付勢力が積層体底面に偏在すると、極端な場合には 、収納容器中で積層体が傾き、スムーズな取り出しと次の取り出しのためのポッ プアップが出来ない。
【0007】 特許文献1は、この付勢力の偏在に関してはなんら言及はない。しかし、断面 が広い面積のつるまきバネが図示されていて、つるまき状圧縮バネと積層体との 接触線を大きな円状にしている。このような、断面積が広く、かつ、好ましい付 勢力を有するバネは、特別に作らざるを得ず、作成費用が必要になる。
【0008】 図4に示した従来例は、一箇所の圧縮バネの復元力を受板で広範囲に広げて、 積層体に伝達し、付勢力偏在を防止している。しかし、可動受板機構は部品点数 が多くなり、組み立てに手数が必要となる。また、片持ち状態の可動受板は、付 箋紙積層体を線で支持することになる。そこで、付箋紙がより大型になると、特 に横長の付箋紙になると、積層体の両端部分は、受板の付勢力伝達線から距離が 離れ、均等な上方付勢力の伝達に支障が生じる。
【0009】 さらに、特許文献2記載の収納容器は、付箋紙容器の対面する2つの側壁から 延長片を内側に張り出し、この上に積層体を載せて、いわゆる両持ち状態にして 、付勢力の偏在を防いでいる。この収納容器は、紙の折り曲げから生じる復帰力 を利用するものであり、容器の組み立てには時間がかかる。また、紙の復元力は 限られており、付箋紙が少なくなると付勢力が不足する。そこで、底面に切込み で設けられた押上片を折り曲げて、延長辺の上方付勢力をバックアップする必要 があり、使い勝手が悪いという問題点もある。
【0010】 そこで、本考案の課題は、部品点数を少なくし、簡単な構造で、付箋紙積層体 を略均等に天板に向けて付勢する手段を有する付箋紙収納容器を得ることにある 。また、本考案の課題は、付箋紙積層体の底面の広範囲にわたり、付勢力を付与 可能な付勢手段を有する付箋紙収納容器を得ることにある。 さらに、本考案の課題は、適度な付勢力を有する簡単な構造の付勢手段を備え た付箋紙収納容器を得ることにある。本考案の他の課題は、当初の1枚から最後 の1枚にいたるまでスムーズな取り出しが可能なポップアップタイプの付箋紙を 得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、方形の付箋紙が付箋紙の辺に沿って付された接着剤の細い 帯によって相互に接着された、付箋紙の積層体であり、かつ、当該付箋紙の接着 は、当該積層体中で連続して積層される付箋紙について、交互に対面する辺に沿 って接着されたものである、付箋紙の当該積層体(11)を収納するとともに、 最上位の付箋紙を次なる付箋紙から剥離しつつ順次取り出し可能としたポップア ップタイプの付箋紙収納容器において、当該収納容器の天板に、当該積層体の当 該接着剤の帯と平行に、かつ、幅方向に延びる略長方形の開口部(13)が設け られ、当該収納容器の底板と当該積層体の底面との間に、2つ折りにした合成樹 脂板(2)を介装したことを特徴とする付箋紙収納容器である。
【0012】 請求項2の考案は、請求項1記載の付箋紙収納容器において、当該合成樹脂板 が、厚さ220μm以上330μm以下のポリエチレンテレフタレート板である ことを特徴とする。 請求項3の考案は、請求項1乃至2いずれか記載の付箋紙収納容器において、 当該合成樹脂板は、室温下に、方形の板を、当該方形の対面する辺の略中間部分 を結ぶ線で折り曲げたことを特徴とする。 請求項4の考案は、請求項1乃至3いずれか記載の付箋紙収納容器において、 当該天板の略長方形の開口部の間隔であって、付箋紙積層体の接着剤の帯方向と 直交する方向の間隔は、10mm以上20mm以下であることを特徴とする。
【0013】 請求項5の考案は、請求項1乃至4いずれか記載の付箋紙収納容器において、 当該合成樹脂板の面積は、当該積層体を構成する付箋紙の面積の50%以上25 0%以下であることを特徴とする。 請求項6の考案は、請求項1乃至5いずれか記載の付箋紙収納容器において、 当該収納容器が、坪量300g/m以上の紙器用板紙からなることを特徴とす る。
【0014】 請求項7の考案は、請求項1乃至6いずれか記載の収納容器に付箋紙の当該積 層体が収納されたものであって、当該収納容器の内面の厚さから当該付箋紙積層 体の厚さを引いた値が、10mm以上20mm以下である収納容器に収納された 付箋紙である。
【0015】
【作用】
本考案にかかる収納容器は、付箋紙の積層体を天板に押付ける付勢手段として 、合成樹脂製の板を二つに折り曲げたものを採用する。図2にこの折り曲げた合 成樹脂板を示す。図示の状態では、合成樹脂板2には重力を除き力が作用してい ないので、合成樹脂板2の断面は略L字状になっている。図3は合成樹脂板2を 上下に狭い空間に置いた場合の断面図である。合成樹脂板2の折り曲げ線21の 近傍は、上下からの力を受け、折り曲げ線21を挟む角度が小さくなる。よって 、折り曲げ線を挟む角度がより大きい元の状態(図2の状態)に復帰しようとす る弾性力が働く。すなわち、合成樹脂板は、板バネのよう、上下面に対して押し 上げ・押し下げの力を発揮する。
【0016】 同時に、合成樹脂板の柔軟性から板がたわむため、折り曲げ線から一定距離離 れた部分22は略平行面を作る。特に折り曲げ線21から離れた位置では、たわ みに起因して、元の平面に復帰しようとする弾性力が強くなる。 よって、合成樹脂板2はその広い範囲にわたり、上下方向に向かう弾性力を発 揮できる。
【0017】 収納容器の底板と付箋紙積層体の底面の間に、この合成樹脂板2を介装すると 、付箋紙積層体はその底面の広い範囲に、かつ、略均等な上向の力を受け、容器 天板の内面に付勢される。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下に実施例により、本考案にかかる付箋紙収納容器及び当該容器に収納され た付箋紙をさらに説明する。この考案の実施例に記載されている部材や部分の寸 法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この 考案の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎな い。
【0019】 図1は本考案にかかる収納容器の一部切り欠き斜視図である。図中1は収納容 器である。容器1の天板12には開口部13が設けられている。11は付箋紙の 積層体である。容器1の底板15と積層体11の底面16の間には、2つに折り 曲げた合成樹脂板2が挟まれている。 収納容器1は、紙、合成樹脂、木など任意の素材で作ることができる。加工の 容易性から紙で作ることが好ましい。紙で作る場合には、マニラボール、白ボー ル、黄板紙、チップボール、色板紙などの紙器用板紙を使用することができる。 また、外観上からこれらに塗工、上貼りなどをしたものがより好ましい。
【0020】 紙器用板紙を使用する場合には、合成樹脂板2の付勢力(復元力)に耐える強 さが必要となる。この強度は付箋紙の大きさ、すなわち収納容器底板15の面積 、積層体の厚さ、合成樹脂板2の大きさなどにより異なるが、一般に、坪量30 0g/m以上の紙を使用することによって必要な強度が得られる。 容器1は、直方体、または、天板が底板よりも小さく断面台形の略直方体など にすることができる。直方体の側面はその一面を開閉可能な構造(例えば、天板 の延長片で側面を構成し、その先端を内部に折り込む構造)としたり、又は側面 を糊付けなどにより密閉したりすることができる。開閉可能な構造にすると付箋 紙積層体を詰め替えることが可能になり、また、廃棄時に紙製容器と合成樹脂板 を分別するのに便利である。
【0021】 合成樹脂板2の材質はポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを使 用することができ、ポリエステルとりわけポリエチレンテレフタレート(以下P ETという)が特に好ましい。 合成樹脂板の厚さは、使用する材料、折り曲げ部の長さ、付箋紙の大きさとの 関連で異なるが、PET板の場合には、一般に220μm以上330μm以下の 厚さが好ましい。
【0022】 合成樹脂板2の大きさと形状は、通常は収納する付箋紙の略2倍の大きさの、 方形である。ここで、方形とは長方形と正方形を含む。この合成樹脂板2の大き さは大きくしたり、小さくしたりすることも出来る。面積値で述べると、一般に 付箋紙の面積の50%〜250%にすることが好ましい。 合成樹脂板の折り曲げ位置は、通常は長方形の対面する長辺の中間を結ぶ線で ある。つまり、対象に折り曲げる。しかし、非対象に折り曲げることもできる。 非対象に折り曲げた場合には、積層体底面16と接する面積が、底板15と接す る面積よりも大きくなるような上下方向に向けて合成樹脂板を容器1に収納する ほうが好ましい。理由は、付勢力が積層体11の底面の広範囲に働くことになり 、積層体を均等に押し上げることができるからである。
【0023】 合成樹脂板を折り曲げた状態で、その平面が、収納容器底板15よりも小さく なる場合には、合成樹脂板を底板に固定する手段を付加することが好ましい。例 えば、合成樹脂板2の一部を底板15に接着したり、底板15に切込みを作り、 ここに合成樹脂板の一部を挟みこんだりすることにより固定することができる。 合成樹脂板2の最も好ましい大きさと折り曲げ位置は、付箋紙を2つ平行に並 べた大きさとし、折り曲げ後に2枚重ね状態で、付箋紙の大きさ形状となるよう に、その中央線で折り曲げるものである。このような合成樹脂板は、その付勢力 が積層体底面の広範囲に及び、また、通常、合成樹脂板を底板に固定する手段が 不要になる。 折り曲げ加工は、室温下で行ってもよく、また、加熱下で行っても良い。加工 の容易性、復元力などから室温下で行うことが好ましい。
【0024】 天板の開口部13は、付箋紙積層体の帯状接着剤の長手方向と略平行に、長手 に空けられる。開口部13の、付箋紙積層体の接着剤の帯方向に垂直な方向の間 隔は10mm以上20mm以下にすることが好ましい。開口部の先端は天板12 と平面であっても、また、舌片または傾斜壁を設け内側に向かって天板より上方 に向かう傾斜をつけてもよい。このような傾斜をつければ、付箋紙の取り出しが よりスムーズに行われる。また、開口部13の、付箋紙積層体の接着剤の帯び方 向の間隔は、付箋紙の当該辺の長さより長ければよい。
【0025】 付箋紙は、方形すなわち、正方形または長方形の形状である。また、方形で角 部分を丸くした形状でもよい。付箋紙は方形の単票用紙の裏面に、非転移性の感 圧接着剤が、付箋紙の辺に沿って細い帯状に塗られている。この接着剤の帯が、 当該積層中で積重ねられる付箋紙について、対面する辺の側に交互に積重ねられ る。これを多数枚連続して積層体にしたものである。従って、付箋紙積層体の最 上位の付箋紙を引き上げると、付箋紙はジグザグに連なる態様となる。また、積 層体の最下面は付箋紙、剥離紙、厚紙、合成樹脂フィルムなど任意のシートにす ることができる。 非転移性の感圧接着剤の一例はアクリレート系の接着剤である。
【0026】 付箋紙の例は、ノート、伝票、ラベル、個所印用紙、伝言用紙、注意書き用紙 などである。また、その大きさは、通常、75mm×75mm、75mm×50 mm、75mm×25mmなどである。通常は長さ75mmの辺に直角な辺に平 行に接着剤が帯状に塗られる。 積層体は、通常、付箋紙50枚が積重ねられる。この場合に積層体の厚さは8 mm〜10mmとなる。
【0027】 一方、収納容器1の厚さは、一般に20mm〜30mmである。 よって、合成樹脂板2が介装される空間の高さ、すなわち、収納容器1の内面 の厚さから積層体11の厚さ(付箋紙が使用される前の厚さである)を引いた値 は、一般に10mm以上20mm以下である。このようにすると、合成樹脂板が 介装される空間の当初の厚さが略10mm〜20mm、付箋紙が順次取り出され 、積層体が薄くなった場合に合成樹脂板が占める空間の厚さが略20mm〜30 mmとなる。この厚さ範囲内で合成樹脂板2は、適度な付勢力を発揮することが できる。よって付箋紙の取り出しは、当初の1枚から最後の1枚までスムーズに 行うことができる。
【0028】 積層体11は、その付箋紙の接着剤層の長手方向を開口部13の長手方向に合 わせて、収納容器1に収納される。合成樹脂板は、通常、折り曲げ線21を開口 部13の長手方向と直角方向にして収納容器1内に介装される。しかし、この方 向に特に制限はなく、折り曲げ線21を開口部13の長手方向と平行方向にして 収納容器1内に介装しても差し支えない。 積層体11は、また、その最上位の付箋紙の非接着端を開口部13から出した 状態で収納容器1に収納される。
【0029】 付箋紙を引き出す場合には、最上位の付箋紙のリード端17を掴んで上方に引 き出す。すると、当該付箋紙の表面が天板12の内面に接しつつ次第に引き出さ れ、同時に接着剤により連がった二枚目の付箋紙が開口部13から引き出される 。最上位の付箋紙が全体に表出して二枚目のリード端が引き出された状態では、 当該二枚目の付箋紙の表面は、天板12の内面に接する状態となり、合成樹脂板 2に由来する上方への力を受けているので、ここに一定の摩擦力が生じる。従っ て、最上位の付箋紙をさらに上方に引き上げると、付箋紙同士の接着力が、当該 摩擦力よりも小さいために、二枚目のリード端を開口部13の外に残して、一枚 目の付箋紙のみが取り出される。
【0030】 通常、1の収納容器には1の付箋紙積層体が収納される。しかし、1の収納容 器に2以上の付箋紙積層体を収納することもできる。例えば、色違いの75mm ×25mmの長方形付箋紙をその長辺を平行に並べて、1の収納容器に収納する ことができる。この場合には、収納容器中に、合成樹脂板2を1枚だけ入れ、2 の積層体の付勢手段として使用することができる。あるいは、積層体の個数分の 合成樹脂板2を介装して付勢手段とすることもできる。2以上の合成樹脂板を介 装する場合には、容器の底板に区切り板を設置し、合成樹脂板の移動を制限する 、あるいは、合成樹脂板の固定手段を設けることが好ましい。
【0031】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、部品点数が少なく、簡易な構造で、付箋紙積層体を 天板に付勢可能な収納容器が得られる。そして、その付勢力は積層体底面の広範 囲に作用する。さらに、その付勢力は広範囲にわたって略均等である。よって、 ポップアップがスムーズに行われる収納容器が得られる。
【0032】 請求項2の考案によれば、付勢力の大きさがより好ましいために、付箋紙の取 り出しがよりスムーズな収納容器が得られる。請求項3の考案によれば、より簡 易に作成できる収納容器が得られる。 請求項4の考案によれば、付箋紙の1枚毎の取り出しがよりスムーズに行われ る収納容器を得ることができる。請求項5の考案によれば、付勢力の大きさがよ り好ましいために、付箋紙の取り出しがよりスムーズな収納容器が得られる。請 求項6の考案によれば、より、作成が容易な収納容器が得られる。
【0033】 請求項7の考案によれば、部品点数が少なく、簡易な構造ながら、当初の1枚 から最後の1枚にいたるまでスムーズな取り出しが可能なポップアップタイプの 付箋紙を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本考案にかかる収納容器の一部切り欠
き斜視図である。
【図2】 図2は折り曲げた合成樹脂板の斜視図であ
る。
【図3】 図3は上下に狭い空間に置いた合成樹脂板の
断面図である。
【図4】 図4は従来例の収納容器の一部切り欠き斜視
図である。
【符号の説明】
1 収納容器 2 合成樹脂板 11 付箋紙積層体 12 天板 13 開口部 15 底板 16 付箋紙積層体の底面

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形の付箋紙が付箋紙の辺に沿って付さ
    れた接着剤の細い帯によって相互に接着された、付箋紙
    の積層体であり、かつ、当該付箋紙の接着は、当該積層
    体中で連続して積層される付箋紙について、交互に対面
    する辺に沿って接着されたものである、付箋紙の当該積
    層体(11)を収納するとともに、最上位の付箋紙を次
    なる付箋紙から剥離しつつ順次取り出し可能としたポッ
    プアップタイプの付箋紙収納容器において、 当該収納容器の天板に、当該積層体の当該接着剤の帯と
    平行に、かつ、幅方向に延びる略長方形の開口部(1
    3)が設けられ、当該収納容器の底板と当該積層体の底
    面との間に、2つ折りにした合成樹脂板(2)を介装し
    たことを特徴とする付箋紙収納容器。
  2. 【請求項2】 当該合成樹脂板が、厚さ220μm以上
    330μm以下のポリエチレンテレフタレート板である
    ことを特徴とする請求項1記載の付箋紙収納容器。
  3. 【請求項3】 当該合成樹脂板は、室温下に、方形の板
    を、当該方形の対面する辺の略中間部分を結ぶ線で折り
    曲げたことを特徴とする請求項1乃至2いずれか記載の
    付箋紙収納容器。
  4. 【請求項4】 当該天板の略長方形の開口部の間隔であ
    って、付箋紙積層体の接着剤の帯方向と直交する方向の
    間隔は、10mm以上20mm以下であることを特徴と
    する請求項1乃至3いずれか記載の付箋紙収納容器。
  5. 【請求項5】 当該合成樹脂板の面積は、当該積層体を
    構成する付箋紙の面積の50%以上250%以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の付箋紙
    収納容器。
  6. 【請求項6】 当該収納容器が、坪量300g/m
    上の紙器用板紙からなることを特徴とする請求項1乃至
    5いずれか記載の付箋紙収納容器。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6いずれか記載の収納容器
    に付箋紙の当該積層体が収納されたものであって、当該
    収納容器の内面の厚さから当該付箋紙積層体の厚さを引
    いた値が、10mm以上20mm以下である収納容器に
    収納された付箋紙。
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