JP2577767B2

JP2577767B2 - ディスペンサ

Info

Publication number: JP2577767B2
Application number: JP63065976A
Authority: JP
Inventors: チャールズウインドースキーデビツド
Original assignee: Minnesota Mining and Manufacturing Co
Current assignee: 3M Co
Priority date: 1987-03-23
Filing date: 1988-03-22
Publication date: 1997-02-05
Anticipated expiration: 2012-02-05
Also published as: CA1312051C; DE3809618C2; DE3809618A1; FR2612901A1; JPS6464897A; US4796781A; FR2612901B1

Description

【発明の詳細な説明】イ．技術分野本発明は枚葉紙即ちシートをメモ用紙の積重ね即ちス
タツクから一葉ずつ分配するための分配装置即ちデイス
ペンサに係り、そしてその一局面において、再装填可能
の机上メモ用紙デイスペンサに係る。

ロ．背景技術本発明はスタツクの各シートがその一縁に沿つて塗着
された容易に剥離され得る再貼付可能の接着剤の細い帯
によつて、複数の順続するシートの交互に反対位置の縁
に沿つて、次隣のシートに接着されているメモ用紙のシ
ートを分配するのに用いられる再装填可能のデイスペン
サの改良に関する。

シートのためのそのようなデイスペンサの一つが米国
特許第4416392号（本願の譲受人に譲渡）に開示されて
おり、この特許において、シートのスタツクはスロツト
を通じて分配するための箱のなかに配置され、該スロツ
トは前記箱の頂に位置されそして接着剤を帯の状態に塗
布されたシートの対向縁に平行して中心に配置されてい
る。代替的に前記特許に開示されるシートのスタツクの
ための一デイスペンサにおいて、着脱自在のカバーを支
持するためのベースが設けられ、該カバーの内側にシー
トのスタツクが配置されている。カバーはその頂壁に開
口を設けられそしてシートのスタツクはばねによつて頂
壁に対して押圧される。前記頂壁は分配開口において終
端する２個の傾斜部分によつて形成される。このデイス
ペンサはスタツクからシートを分配するため４個の基本
部分を有し、そして前記開口におけるデイスペンサ内の
急な縁によつて、分配されたシートは前記開口の縁に沿
う分配運動間に応力を加えられた状態にされ、従つてシ
ートが分配された後、カールされた状態が残る。

第２の米国特許第4653666号（本願の譲受人に譲渡）
にはシートのスタツクのためのデイスペンサのもう一つ
の実施例が開示される。このデイスペンサはシートのス
タツクの周囲に適合する箱部材を有しそして接着剤を塗
着された縁に対し横方向の中心配置された開口を有す
る。前記箱内のばね部材がシートのスタツクを前記開口
に向かつて押圧する。前記箱の頂壁から前記開口内へ可
撓ポリマー製フラツプが延びており、該フラツプは分配
開口間に孤形の壁を画成し、シートは分配されるとき前
記壁に沿つて引き出される。この構造は、かようにし
て、分配されたシートに生じ得るカールの発生を防止す
る。従つて該シートは、分配されそしてそれを受ける他
の紙上に再配置された以後、平らに横たわり、従つて偶
然によつては剥離されない。前記シートは、分配された
後、それを貼付された面からカールさせて剥がすような
応力を加えられないことにおいて有利である。しかしこ
のデイスペンサは、前述のように、多数の部品から成
り、そしてそれは再装填可能でない箱から形成されるか
ら、若干の利点を欠いている。さらに、このデイスペン
サの軽量性は、片手で箱からシートが取り出され得ない
から、それを机上デイスペンサとして便利なものにしな
い。

ハ．発明の概要本発明は、再装填可能である前述タイプの枚葉紙即ち
シートのためのデイスペンサを提供し、該デイスペンサ
からのシート片手取り出しを可能にし、僅少の部品から
成り、机上での使用のために極めて魅力的にされ得、そ
して分配されたシートにカールを残さない。

本発明は、各シートがその一縁に沿つて一面上に接着
剤の細い帯を塗着されたスタツクに配置され、複数のシ
ートがスタツクの交互に反対位置の縁において相隣する
シートの接着剤の帯によつて積重ねられているメモ用紙
のシートのためのデイスペンサに向けられる。このデイ
スペンサはボデー及びベースを有する。該ベースはメモ
用紙のスタツクのための支持面であつて該スタツクの底
のシートを支持する区域を有しそしてシートのスタツク
の運動を制限するように形成されているものを設けられ
る。前記ボデーはシートのスタツクの頂に静止するよう
にされ、そして分配動作がボデーを持ち上げる、また
は、それをシートのスタツクに対して傾斜させる傾向を
生じないように十分な重さを有する。ボデーはスタツク
の頂上のシートと係合する面を形成されそしてスタツク
の頂と係合する面及びボデーの頂の分配口と連絡する孤
形の壁部材を有する。前記ベースまたはボデーは、ボデ
ーまたはベースの隣接面に対して離された関係に位置さ
れたシートのスタツクと接触する面を有し、それによ
り、そのような部材とスタツクの最後のシートとの間の
接触を確実にする。

前記ボデー及びベースは、スタツクが分配されたとき
これら２個の部材を互いに嵌接させるのに役立つ相互整
合された複数の突起及び対応する複数凹所を有すること
が好ましい。

以下本発明は添付図面を参照しつつさらに詳細に説明
される。

ニ．細部の説明第１図から第５図を参照すると、複数の枚葉紙即ちシ
ート11を積重ねて成るスタツク９のためのデイスペンサ
10が示されており、該スタツク９において、各シート11
は片面上にその一縁に沿つて接着剤を細い帯の形に塗着
されている。これらシート11は、互いに隣接するシート
11の接着剤の帯をスタツク９の交互の反対端縁において
塗着されて該スタツク９に配置されている。前記デイス
ペンサ10はボデー12及びベース14を有する。第１図の実
施例において、前記ボデー12は重くされ、または、真鍮
のごとき金属から形成され、そして前記シート11の分配
間にそれに加えられる力に対して反対作用するのに十分
な重さを有し、従つてボデー12は分配動作の間に前記ス
タツク９の頂に対して変位または傾斜されない。ボデー
12は前記スタツク９の頂と係合するその底面の部分即ち
面16から延びる孤形の壁部材15を設けられているから、
分配のための力は多少減じられる。壁部材15は前記シー
ト11のスタツク９にその反対両縁と隣接して係合するよ
うに位置された面16から、前記ボデー12の頂面の中央に
配置された全体として17を以て示される分配口まで延び
ている。分配口17は対向する縁18によつて画成されてい
る。

前記ボデー12の底は、シート11のスタツク９の頂を底
壁即ち面16に達する深さまで受けるように引つ込められ
ておりそして少なくとも２個、しかし図面においては４
個、の凹所20,21,22,23を設けられる。これら凹所は、
のちに説明されるように、ボデー12とベース14とを嵌接
結合させるためベース14上の突出部を受容する凹所のま
わりに形成されている。

第２図及び第３図において見られるように、前記ベー
ス14は前記ボデー12の外周縁に対応する外周縁を有する
形状にされておりそしてその中心部分にプラツトホーム
即ち台25を有する。該台25はシート11のスタツク９を支
持する。この台25もベース14の形状に対応する外周縁を
有するが、シート11のスタツク９を支持するため概ね矩
形の上支持面26を有する。前記上支持面26の外周縁に沿
つて突出部28,29,30,31が位置される。前記突出部28−3
1は前記上支持面26を画成し、そしてボデー12の凹所20,
21,22,23内に受容されるように前記上支持面より高く突
出している。さらに、前記突出部28−31は、スタツク９
が上支持面26に対するその運動を制限されるようにスタ
ツク９を上支持面26上に収容するのに役立つ。上支持面
26はボデー12及びベース14の他部分が互いに接触するの
に先立つて前記面16に当接する。

次に第６図、第７図、第８図及び第９図の実施例を参
照すると、形状が異なりそして矩形の凹所がボデーでは
なくベースに画成されていることと、ボデーに在る複数
の突起がベースに在る協働する凹所内に突入することが
注目される。

第６図は上面33と下面34とを備えたボデー32を有する
デイスペンサを図示する。概ね中央に位置される分配口
35が前記上面33に配置されそして矩形の壁部材36と連絡
している。これら壁部材36は前記下面34の一部分である
矩形の面40と連絡している。面40はボデー32の下面34よ
り低く突出するプラットホーム即ち台41上に位置する。
さらに、前記下面34から複数の突起43,44,45,46が突出
しており、これら突起は、シート11のスタツク９が前記
面40に対して運動するのを制止するように該面40の外縁
に隣接して配置されている。前記ベース50は底面51及び
上面52を有し、該上面52はシート11のスタツク９を受け
るように形づくられた概ね矩形にされた凹所54を有す
る。面55までの該凹所54の深さは、下面34から面40まで
の前記台41の高さ越えておらず、従つてスタツク９の最
後のシート11は、面40と凹所54の底壁即ち面55との間に
接触が生じる前に、下面34が上面52と接触する前に、そ
して突起43−46の延ばされた端が凹所56−59の底に当接
する前に、凹所54から取り出され得る。前記一連の凹所
56,57,58,59は凹所54の外縁に隣接して配列され、そし
てボデー32をベース50に嵌接結合させるため前記一連の
突起43,44,45,46と協働するように形づくられている。

以上の実施例のおのおのにおいて、ボデーは好ましく
は、分配口を通じてシート11を引張つてそれをスタツク
９における次隣のシート11の表面から剥離するための力
を越えるように約452.0−670.0g（16−24オンス）の重
さを有するように形成される。第６図の実施例におい
て、もしスタツク９の高さが限定されるならば突起43,4
4,45,46は、ベース50に対するボデーの運動を制限する
ように、常時凹所56,57,58,59に対して係合され得る。
ベースに対する前記突起の係合またはボデーと接触する
ベース内における突起は、あらゆる運動に対する抵抗を
増し、従つてボデーの重量が減らされ得る。しかし前述
範囲内の重さを付与されたボデーは、それによつてデイ
スペンサを机上において一層安定させ、従つてデイスペ
ンサ全体がメモ用紙のシート11に対する分配動作によつ
て動かされないから好適である。さらに、ボデーの重さ
は壁部材15,36摩擦係数及び紙の重さ並びに仕上げのご
とき要因からも生じる。ボデー及びベースは同一材料か
ら形成され得、または、魅力的デイスペンサを提供する
ため異なる材料、例えば真鍮とクルミ材、プラスチツク
と木材、木材と加重のための金属突起43−46など、から
形成され得る。さらにまた、ボデーの厚さもシート11の
自由端をそれが容易に掴まれてデイスペンサから引き出
される位置まで上方へ突出させるのに助けとなる。

以上のごとく本発明をその好適実施例に関連して説明
したが、本発明の精神または範囲から逸脱することなし
にさらに変更が加えられ得ることは理解されるであろ
う。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のデイスペンサの上面図、第２図は第１
図のデイスペンサの一部断面による側面図、第３図は第
２図のデイスペンサの部分横断面図、第４図はベースの
上面図、第５図はボデーの下面図、第６図は本発明のデ
イスペンサの別の一実施例の斜視図、第７図は第６図の
デイスペンサの長手方向縦断面図、第８図は第６図のデ
イスペンサのボデーの下面図、そして第９図は第６図の
デイスペンサのベースの上面図である。図面上、９……スタツク、10……デイスペンサ、 11……シート、12,32……ボデー、 14,50……ベース、15,36……壁部材、 17,35……分配口、25,41……台、 28,29,30,31……突出部、 20,21,22,23……凹所、 43,44,45,46……突起、 56,57,58,59……凹所。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】底面と頂面とを有するスタック（９）状に
配置されたメモ用紙のシート（11）であって、各シート
（11）の一つの面には一つの縁に沿って接着剤の細い帯
が塗布され、複数のシートの前記接着剤の細い帯が交互
に反対側に配置されて隣接しているシートに接着されて
スタック状になったメモ用紙シート用デイスペンサであ
って、底面と、前記シートのスタック（９）の底面を支持する
ようになった頂面とを有するベース（14、50）と、頂面と底面とを有したボデー（12、33）であって、該ボ
デー（12、33）の頂面中央を横切って延在する細い分配
口（17、35）から前記ボデー（12、33）の底面へ放射状
に広がる孤形の璧部分（15、36）によって画定された貫
通溝を有し、前記シートのスタック（９）の最上のシー
ト（11）の一端が前記貫通溝から前記ボデー（12、33）
の頂面上に飛び出して、前記ボデー（12、33）の底面が
前記シートのスタック（９）の前記頂面上に支持される
ようになっており、前記シートのスタック（９）が前記
ベースと前記ボデーとの間に配置された時、前記貫通溝
を通って前記スタックからシートを引き出すために及ぼ
される力に打ち勝つに十分な重さを有しているボデー
（12、33）とを有しているスタック状になったメモ用紙
シート用デイスペンサ。