JP3095111U - 車 両 - Google Patents

車 両

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JP3095111U JP2003000028U JP2003000028U JP3095111U JP 3095111 U JP3095111 U JP 3095111U JP 2003000028 U JP2003000028 U JP 2003000028U JP 2003000028 U JP2003000028 U JP 2003000028U JP 3095111 U JP3095111 U JP 3095111U
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秀人 小崎
和浩 高橋
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有限会社エコムーブ
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】本考案は、車両に関し、特に、回動可能な
屋根板部を有する車両に関する。 【解決手段】車両本体と、フロントガラス部を含む屋根
板部であって、フロントガラス部側が車両本体の前方側
部に回動自在に取り付けられ、上方回動位置の開位置と
下方回動位置の閉位置との間で回動される前記屋根板部
と、車両本体の所定位置に設けられた支持係合部であっ
て、前記屋根板部が前記開位置にあるとき該屋根板部に
係合してこれを該開位置に保持しかつ該屋根板部が前記
閉位置へ移動するときは前記係合を解除する前記支持係
合部と、を具備する車両であって、前記車両本体の両側
には夫々側板部を有し、前記屋根板部が閉位置へ移動し
た状態で、前記屋根板部及び両側側板部が協働して車両
室内を密閉空間とする前記車両。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両に関し、特に、回動可能な屋根板部を有する車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の排気ガス及び騒音による環境問題、車両による交通渋滞問題、並びに車 両の駐車スペース不足の問題を解決するために、「一人乗り電気自動車」が開発 されている。
【0003】 しかし、従来の「一人乗り電気自動車」は、車重が制限されているため、開閉 可能な窓を有する堅牢なドアを設けることができず、駐停車時に室内空間を密閉 することができない。また、従来の「一人乗り電気自動車」は、屋根板部は固定 されており、下方へ回動することができない(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】 アラコ株式会社、“コムス”、[online]、平成13年8月、アラコ 株式会社、[平成14年12月30日検索]、インターネット〈URL: //http:// www.araco.co.jp/everyday/coms/index.html〉
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、従来の「一人乗り電気自動車」は、駐停車時に盗難の危険にさら される問題があった。更に、従来の「一人乗り電気自動車」は、屋根板部を下方 へ回動可能にすることにより保管スペースを更に小さくできる余地がある。
【0006】 また、3輪バイクについても、従来の「一人乗り電気自動車」と同様に、上記 盗難予防の問題及び保管性の問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記問題を解決するための本考案の車両は、車両本体と、フロントガラス部( 5b)を含む屋根板部(5)であって、フロントガラス部(5b)側が車両本体 (60)の前方側部に回動自在に取り付けられ、上方回動位置の開位置と下方回 動位置の閉位置との間で回動される前記屋根板部(5)と、車両本体(60)の 所定位置に設けられた支持係合部(9)であって、前記屋根板部(5)が前記開 位置にあるとき該屋根板部(5)に係合してこれを該開位置に保持しかつ該屋根 板部(5)が前記閉位置へ移動するときは前記係合を解除する前記支持係合部( 9)と、を具備する。
【0008】 好ましくは、前記支持係合部(9)は、前記車両本体(60)に対して回動自 在に設けられ、前記開位置にある前記屋根板部(5)に係合するときは略直立し ておりかつ該屋根板部(5)が前記閉位置へ移動するときは所定の方向へ回動す る。
【0009】 また好ましくは、前記屋根板部(5)には、前記回動の回動支点(4)又はそ の近傍の所定位置(23)において、減衰手段(22)が取り付けられ、該屋根 板部(5)を前記閉位置の方向へ回動させる場合には、該減衰手段(22)は該 屋根板部(5)の該回動操作を減衰させる。
【0010】 また好ましくは、前記屋根板部(5)を前記開位置の方向へ回動させる場合に は、前記減衰手段(22)は該回動操作を支援する。 また好ましくは、前記車両本体(60)の両側には夫々側板部(63)を有し 、前記屋根板部(5)が閉位置へ移動した状態で、前記屋根板部(5)及び両側 側板部(63)が協働して車両室内を密閉空間とする。
【0011】 また好ましくは、前記両側側板部(63)のうち少なくとも一方の側板部(6 3)は、開閉可能なドア部(50)を含む。 また好ましくは、前記車両は、4輪電気自動車(1)である。
【0012】 また好ましくは、前記車両本体(60)はハンドルユニット(30)を有し、 前記屋根板部(5)が前記閉位置へ移動するときに、該ハンドルユニット(30 )は、そのハンドル(31)側の部分が該屋根板部(5)と干渉するのを避ける 方向へ回動することを許容する。
【0013】 また好ましくは、前記車両本体(60)に対して枢着(37)された前記ハン ドルユニット(30)は、該ハンドルユニット(30)に対して回動自在(39 )に取り付けられた回動係合部(38)を具備し、該回動係合部(38)が該車 両本体(60;3d)に対して係合することにより、該ハンドルユニット(30 )は、該車両本体(60;3)に対して保持され、該回動係合部(38)の該車 両本体(60;3)に対する前記係合が解除されることにより、該ハンドルユニ ット(30)の前記回動を許容する。
【0014】 また好ましくは、前記車両は、3輪バイク(1A)である。 また好ましくは、前記車両本体(60A)の前記両側側板部(63A)のうち 少なくとも一方は、開閉可能なドア部(50A)を含み、該車両本体(60A) は、その両側において、該側板部(63A)又は該ドア部(50A)が、開状態 及び閉状態を画成することが可能な開口部(66A)を有し、乗員(80)が前 記車両(1A)に乗車する場合には、該乗員(80)は、その両脚部(80a) を該開状態の該開口部(66A)から突出して、該両脚部(80a)を走行路面 に対して接触させることが可能であり、該乗員(80)が該車両(1A)に乗車 しない場合には、該開口部(66A)は該閉状態を画成することが可能である。
【0015】 また好ましくは、前記ドア部(50A)は、前記車両本体(60A)に対して 水平方向回動自在に取り付けられた上板部(51A)と該上板部(51A)に対 して所定の折り畳み位置から所定の伸長位置までま回動自在(53A)に取り付 けられた下板部(52A)とを具備し、前記上板部(51A)には、その車両室 内側側部の所定位置において、第一及び第二の高さ位置間で上下方向に摺動可能 な摺動係合部材(55A)が取り付けられ、該摺動係合部材(55A;55Aa 、55Ab、55Ac)は、前記第一の高さ位置にあるときに、前記折り畳み位 置にある前記下板部(52A)に係合してこれを該折り畳み位置に保持し、該摺 動係合部材(55A;55Aa)が前記第二の高さ位置にあるときに、前記伸長 位置にある前記下板部(52A)に係合してこれを該伸長位置に保持し、前記下 板部(52A)が前記折り畳み位置に保持されたときに、前記開口部(66A) の前記開状態を画成し、該下板部(52A)が前記伸長位置に保持されたときに 、前記開口部(66A)の前記閉状態を画成する。
【0016】 また好ましくは、前記屋根板部(5,5A)が前記閉位置にある場合は、該屋 根板部(5,5A)は前記車両本体(60、60A)に対して施錠可能である。
【0017】
【考案の実施の形態】
本考案の車両の1実施例を図1乃至図10を使用して説明する。 図1中、車両1は、本考案の車両の1実施例を示し、大略、車両本体、ハンド ル31,4つの車輪71、バッテリー(図示せず)、モーター(図示せず)、フ ロントガラス部5bを含むとともに両側下端5aを有する屋根板部5、及びリア フレーム9からなる。なお、車両1は、バッテリー(図示せず)から供給された 電気によりモーター(図示せず)が駆動することにより推進する。
【0018】 車両本体は、大略、シャシ2(図1参照),前板部61,後板部62,上端部 50aを有するドア50が夫々設けられた両側一対の側板部63、及び底板部6 4からなる。
【0019】 ここで、屋根板部5は、フロントガラス部5a側が、車両本体の前方側部に回 動自在に取り付けられ、図1中、A−A’方向へ回動することを許容する。ここ で、屋根板部5は、図1に示す如く、前板部61に対して略隙間なく当接するよ う配置される。
【0020】 図1中、屋根板部5は、上方回動位置の開位置に保持されている。 図2中、車両1は、屋根板部5が、下方回動位置の閉位置に保持されている。 以下、その詳細について説明する。
【0021】 図3中、フロントフレーム3は、略Y字形板状部材であり、脚部3a、短腕部 3b、及び長腕部3cからなる。一対のフロントフレーム3は夫々、その脚部3 aが、シャシ2の前方両側部に対して固着され、車両本体60を構成する。また 、一対の長腕部3cには夫々、突起部3d(図10参照)が設けられる。
【0022】 シャフト4(図5参照)は、両側一対のフロントフレーム3の短腕部3b間に 介装される。 屋根板部5は、図3及び図5に示す如く、両側下端5aを有する略く字形板状 部材であって、フロントガラス部5bを含む。
【0023】 屋根板部5は、図9に示す如く、その裏面において、所定距離離間した互いに 対向する一対のリブ5cを有し、一対のリブ5c間に回動軸5dが介装される。 屋根板部5は、図3及び図5に示す如く、そのフロントガラス部5b側におい て、シャフト4に対して回動自在に取り付けられる。
【0024】 図3中、リアフレーム支持部材6は、棒状部材であって、一対のリアフレーム 支持部材6の一端が夫々、シャシ2の後方両側部に対して固着され、車両本体6 0を構成する。
【0025】 図3及び図6中、回動軸支持板7は、略矩形板状部材である。一対の回動軸支 持板7は、その下方において固定ボルト8(図6参照)により両側リアフレーム 支持部材6夫々に対して固着される。なお、一対の回動軸支持板7は略平行に配 置される。
【0026】 リアフレーム9は、図5及び図8に示す如く、一対の垂直部9b及びその垂直 部9bを連結する水平部9cからなる略U字形部材であり、その両端近傍におい て、貫通孔9a(図6参照)が設けられている。
【0027】 リアフレーム9は、図6に示す如く、一対の回動軸支持板7の上方とリアフレ ーム9の貫通孔9aとを貫通した枢軸ボルト10により、回動軸支持板7に対し て枢着される。
【0028】 図3中、バネ支持部材11は、棒状部材であって、一対のバネ支持部材11の 一端が夫々、シャシ2の後方両側部に対して固着される。 図3中、支持部材13は、棒状部材であって、一対の支持部材13の一端が夫 々、シャシ2の後方両側部に対して固着される。
【0029】 図6及び図7中、略F字形の係合部材14は、柱状部14aの一方端部及び略 中間部に夫々一対の枝状部14b、14cが設けられ、一対の枝状部14b、1 4cにより略コ字形係合部14b、14cを画成する。更に、係合部材14の中 間枝状部14cの反対側に伸びる枝状部14dは、支持部材13に対して枢着さ れる。
【0030】 バネ12は、図7に示す如く、バネ支持部材11とF形係合部材14の柱状部 14aの枝状部14cより図中右側部との間に圧縮状態で介装され、これにより 、係合部材14は、バネ12により図6中矢印D’方向へ回動付勢される。
【0031】 図3、図8及び図9中、断面略F字形の係合部材15は、平板15aの一方端 部及び略中間部に夫々一対の突条部15b、15cが設けられ、一対の突条部1 5b、15cにより断面略コ字形係合部15b、15cを画成する。更に、係合 部材15の中間突条部15cは、屋根板部5の回動軸5dに対して枢着される。
【0032】 図9中、バネ16は、平板15aの突条部15cより図中左上面部と屋根板部 5との間に介装され、図9中矢印E方向へ係合部材15を回動付勢する。 図3中、ショックアブソーバ22は、伸縮自在の棒状部材であって、圧縮方向 の外力に抗して引張方向へ力を及ぼすよう作用する。
【0033】 ショックアブソーバ22は、図3及び図5に示す如く、その一端をフロントフ レーム3の長腕部3cに取り付けられた回動軸21に対して枢着され、その他端 を屋根板部5に取り付けられた回動軸23に対して枢着される。なお、ショック アブソーバ22は、例えば、回動軸4に巻かれたコイルバネであって、その両端 を夫々、フロントフレーム3及び屋根板部5に対して取り付けられてもよい。
【0034】 図3中、ハンドルユニット30は、ハンドル31、シャフト33、コラムカバ ー32、及びメーターパネル36を具備する。 ハンドル31は、シャフト33及び35,及びユニバーサルジョイント34を 介して、前輪車軸60に接続されて、図3中C−C’方向へ回動することを許容 する。なお、シャフト33は、コラムカバー32により被われる。
【0035】 メーターパネル36は、速度計等が設けられた所定の立体形状部材である。ま た、メーターパネル36には、図10に示す如く、その両側部において、回動軸 39が設けられる。
【0036】 シャフト33は、メーターパネル36に内設された軸受け(図示せず)に遊嵌 し、その軸受け(図示せず)により支持される。これにより、ハンドル31は、 その軸受け、すなわちメーターパネル36に対して固定される。
【0037】 図10中、回動軸37は、一対のフロントフレーム3の長腕部3cに対して取 り付けられる。メーターパネル36は、回動軸37に対して枢着され、これによ り、ハンドルユニット30が、図3及び図10に示す如く、C−C’方向に回動 することを許容する。
【0038】 係合部材38は、略コ字形部材であり、水平部38a及び互いに対向する一対 の垂直部38bからなる。一対の垂直部38bは夫々、図10に示す如く、切欠 き38cを有する。係合部材38は、その一対の垂直部38bの内側において、 メーターパネル36の回動軸39に対してF−F’方向へ回動自在に取り付けら れる。
【0039】 図4中、車両1は、図3中の車両1において、ハンドルユニット30はC方向 へ回動し、リアフレーム9はB方向へ回動し、屋根板部5はA方向へ回動して閉 位置に配置されている。なお、図4中、図3中の部材と同一の部材については、 適宜その符号を省略する。
【0040】 勿論、車両1は、両側板部63を有さなくともよい。 また、車両1は、両側一対の側板部63のうち一方のみが、ドア50を有して もよい。
【0041】 更に、車両1は、屋根板部5が閉位置に配置された場合に、両側板部63の略 全長に亘って、屋根板部5の両側部及び両側板部63の内側部が略隙間なく当接 することにより、上記室内空間を密閉してもよい。
【0042】 更に、車両1は、バネ支持部材11、バネ12、支持部材13及び係合部材1 4を有さずともよい。また、車両1は、ショックアブソーバ22を有さずともよ い。
【0043】 更に、シャフト33は、メーターパネル36に内設された軸受け(図示せず) により支持されるのではなく、車両本体に対してC−C’方向に回動可能なよう に支持されてもよい。この場合は、ハンドル31は、シャフト33及びコラムカ バー32と一体となってC−C’方向に回動する。
【0044】 図11中、車両1Aは、本考案に係る車両の他の実施例を示し、大略、車両本 体、シート65A、ハンドル(図示せず),3つの車輪71A、エンジン(図示 せず)、フロントガラス部5Abを含むとともに両側下端5Aaを有する略ヘの 字形の屋根板部5A、及びリアフレーム9Aからなる3輪スクーターである。こ こで、車両本体は、一の実施例の車両1と同様に、大略、シャシ(図示せず)、 前板部61A,後板部62A,上端50Aaを有するドア50Aが設けられた両 側一対の側板部63A、及び底板部64Aからなる。
【0045】 車両1Aは、一の実施例の車両1と同様に、略Y字形のフロントフレーム(図 示せず)を有し、屋根板部5は、そのフロントガラス部5b側がフロントフレー ムに対して図11中G−G’方向へ回動自在に取り付けられる。
【0046】 図11中、屋根板部5Aは、上方回動位置の開位置に配置されている。 車両1Aは、一の実施例の車両1と同様に、車両本体に対して図11中H−H ’方向へ回動自在に取り付けられた略コ字形のリアフレーム9Aを有する。
【0047】 車両1Aは、一の実施例の車両1と同様に、屋根板部5Aに対して所定軸を中 心にして図11中I−I’方向へ回動自在に取り付けられた断面略コ字形係合部 を有する係合部材15Aを具備する。係合部材15Aは、一の実施例の車両1と 同様に、その所定部分が、バネ(図示せず)によって、図11中I方向へ付勢さ れる。
【0048】 車両1Aは、一の実施例の車両1と同様に、その両端をフロントフレーム(図 示せず)及び屋根板部5Aに対して回動自在に取り付けられたショックアブソー バ22Aを有する。
【0049】 図12中、車両1は、一の実施例の車両1と同様に、屋根板部5が、下方回動 位置の閉位置に配置され、両側一対のドア50Aの上端50Aaの略全長に亘っ て、屋根板部5Aの両側下端5Aa及び一対のドア50Aの上端50Aaが隙間 なく当接する。これにより、前板部61A,後板部62A,側板部63A、及び 底板部64Aにより囲繞された室内空間は、屋根板部5Aにより密閉される。
【0050】 図13中、ドア50Aは、上板部51A及び下板部52Aを有する。 ドア50Aの上板部51Aは、開閉可能なように、車両本体に対して回動自在 に取り付けられる。
【0051】 ドア50Aの上板部51A及び下板部52Aは夫々、図13に示す如く、2つ の蝶番53Aを使用して、図13中J−J’方向へ回動自在に互いに連結される 。なお、2つの蝶番53Aは、ネジ54Aを使用して、上板部51A及び下板部 52A夫々に対して取り付けられる。ここで、後述する如く、ドア50Aの下板 部52Aが図13中J方向へ回動し上板部51Aに対して折り畳まれることによ り、上板部51Aの下端51Ab、側板部63A,及び底板部64Aにより、開 口部66Aが画成される。
【0052】 ドア50Aの上板部51Aには、図13に示す如く、その室内側側部において 摺動溝51Aaが設けられる。 摺動支持部材55Aは、図13に示す如く、断面鉤形の板状部材であって、垂 直長板部55Aa、水平板部55Ab、垂直短板部55Ac、及び横断面略台形 の係合部55Adを有する。ここで、摺動支持部材55Aの係合部55Adは、 図13に示す如く、上板部51Aの摺動溝51Aaに係合して取り付けられ、こ れにより、摺動支持部材55Aは図13中K−K’方向へ摺動可能である。また 、係合部55Adの横断面は、図13に示す如く、略台形であるため、係合部5 5Adが上板部51Aの摺動溝51Aaから容易に脱落することはない。
【0053】 勿論、車両1Aは、両側一対の側板部63Aのうち一方のみが、ドア50Aを 有してもよい。この場合は、開閉可能な開口部66Aは、ドア50Aが設けられ ていない他方の側板部63Aの所定位置に設けられる。
【0054】 また、車両1Aは、屋根板部5Aが下方回動位置の閉位置に配置された場合に 、両側板部63Aの略全長に亘って、屋根板部5Aの両側部及び両側板部63A の内側部が略隙間なく当接することにより、上記室内空間を密閉してもよい。
【0055】 更に、車両1Aは、リアフレーム9Aが略直立位置に配置される場合に、その 両垂直部9Abを支持係合するための係合部材を更に有してもよい。また、車両 1Aは、ショックアブソーバ22Aを有さずともよい。
【0056】 勿論、本考案の車両は、例えば電気自動車以外の他の4輪自動車にも適用でき ることはいうまでもない。 次に、本考案の車両1の作用及び使用方法について説明する。
【0057】 先ず、乗員が車両1を降車し、車両1を駐停車して保管する際の本考案の車両 1の作用及び使用方法について説明する。 図10中、係合部材38の水平部38aがF’方向へ回動されると、係合部材 38の切欠き38c及びフロントフレーム3の突起部3dの係合が解除される。
【0058】 そうすると、ハンドルユニット30のフロントフレーム3に対する固定が解除 され、ハンドルユニット30のハンドル31側部はC方向へ所定角度回動する。 この際、ハンドルユニット30は、図4に示す如く、車両本体に設けられた所定 の保持部材(図示せず)により所定の収納位置に保持される。
【0059】 ハンドルユニット30の上記回動により、屋根板部5が閉位置へ移動するとき に、ハンドルユニット30は屋根板部5と干渉することはない。 図7中、係合部材14の枝状部14bが設けられた一方端とは反対側の他方端 を、バネ12の付勢力に抗して、D方向へ移動させる。
【0060】 そうすると、図7に示す如く、リアフレーム9の垂直部9b及び係合部材14 の係合が解除され、リアフレーム9の略直立位置保持状態が解除されて、リアフ レーム9は、図7中B方向へ回動することを許容する。
【0061】 図9中、係合部材15の突条部15bが設けられた一方端とは反対側の他方端 を、バネ16の付勢力に抗して、E方向へ移動させる。 そうすると、図9に示す如く、リアフレーム9の水平部9c及び係合部材15 の係合が解除され、リアフレーム9の略直立位置保持状態が解除されて、リアフ レーム9は、図9中B方向へ回動することを許容する。
【0062】 以上のとおり、リアフレーム9の略直立位置保持状態が解除されてB方向へ所 定角度回動すると、リアフレーム9は、図4に示す如く、ハンドル31に当接し て所定の収納位置に保持される。なお、リアフレーム9は、車両本体に設けられ た所定の保持部材(図示せず)により保持されてもよい。
【0063】 リアフレーム9の水平部9c及び屋根板部5に設けられた係合部材15の係合 が解除されて、リアフレーム9による支持が解除された屋根板部5は、その自重 により又は外力が作用することにより、A方向へ回動する。ここで、屋根板部5 をA方向へ回動させる場合には、ショックアブソーバ22は屋根板部5のその回 動操作を減衰させるよう作用する。
【0064】 屋根板部5は、図2に示す如く、A方向へ所定角度回動して後板部62に対し て略隙間なく当接することにより、下方回動位置の閉位置に保持される。なお、 屋根板部5は、車両本体に設けられた所定の保持部材(図示せず)により保持さ れてもよい。
【0065】 屋根板部5が閉位置に配置されると、図2に示す如く、両側一対のドア50の 上端50aの略全長に亘って、屋根板部5の両側下端5a及び一対のドア50の 上端50aが略隙間なく当接し、これにより、車両1の前板部61,後板部62 ,側板部63、及び底板部64により囲繞された室内空間は、屋根板部5により 密閉される。ここで、屋根板部5は、後板部62等の車両本体に対して施錠可能 である。
【0066】 続いて、乗員が車両1に乗車すべく、車両1の上記保管状態から車両1の使用 状態へ移行させる際の本考案の車両1の作用及び使用方法について説明する。 閉位置に保持されている屋根板部5を、図4に示す如く、A’方向へ所定角度 回動する。この際、ショックアブソーバ22はその回動操作を支援するよう作用 する。
【0067】 図7に示す如く、係合部材14の枝状部14bが設けられた一方端とは反対側 の他方端を、バネ12の付勢力に抗して、D方向へ移動させた後、リアフレーム 9をB’方向へ所定の略直立位置まで回動させ、その後、係合部材14の他方端 を、バネ12の付勢力によりD’方向へ移動させることにより、リアフレーム9 の垂直部9b及び係合部材14を係合させる。なお、係合部材14の枝状部14 cの先端部は横断面略半円形であるため、リアフレーム9の垂直部9b及び係合 部材14は滑らかに係合状態へ移行することが可能である。
【0068】 係合部材14は、図6に示す如く、前記一方側部をバネ12によりD’方向へ 付勢されているため、リアフレーム9の略直立位置保持状態は解除されない。 図9に示す如く、係合部材15の平板15bが設けられた一方端とは反対側の 他方端を、バネ12の付勢力に抗して、E方向へ移動させた後、リアフレーム9 をB’方向へ所定の略直立位置まで回動させ、係合部材15の他方端を、バネ1 6の付勢力によりE’方向へ移動させることにより、リアフレーム9の水平部9 c及び係合部材15を係合させる。
【0069】 係合部材15は、図9に示す如く、その平板15aの上面をバネ16によりE 方向へ付勢されているため、係合部材15及びリアフレーム9の係合は解除され ない。
【0070】 したがって、図1及び図3に示す如く、屋根板部5は、リアフレーム9と係合 することにより、リアフレーム9により上方回動位置の開位置に保持される。 なお、車両1は係合部材14を有さず、屋根板部5は、係合部材15のみより 開位置に保持されてもよい。
【0071】 図10中、ハンドルユニット30をC’方向へ所定角度回動した後、係合部材 38の水平部38aをF方向へ回動して、係合部材38の切欠き38c及びフロ ントフレーム3の突起部3dを係合させる。
【0072】 したがって、ハンドルユニット30は、回動軸37、回動軸39及び係合部材 38を介して、フロントフレーム3に対して固定され、ハンドルユニット30は C方向へ回動することができない。これにより、乗員は、ハンドル31を安全に 操舵することが可能になる。
【0073】 次に、本考案の車両1Aの作用及び使用方法について説明する。 先ず、乗員が車両1Aを降車して車両1Aを駐停車して保管する際の本考案の 車両1Aの作用及び使用方法について説明するが、概ね、一の実施例の車両1と 同様である。
【0074】 摺動支持部材55Aを図14中K方向へ第一の高さ位置から所定の遊び位置ま で摺動して、摺動支持部材55Aの鉤形部分及びドア50Aの下板部52Aの係 合を解除させた後、ドア50Aの下板部52Aを図14中J’方向へ所定角度回 動して、図13に示す如く、下板部52Aを伸長する。
【0075】 その後、今度は、摺動支持部材55Aを図13中K’方向へ第二の高さ位置ま で摺動させる。そうすると、図13に示す如く、摺動支持部材55Aの水平板部 55Abは、下板部52Aの車両室内側に係合して下板部52Aを保持する。こ れにより、図11に示す如く、車両1Aの両側部において、開口部66Aの閉状 態が画成される。
【0076】 図11中、車両1と同様に、リアフレーム9Aの水平部9Ac及び係合部材1 5Aの係合を解除する。 そうすると、リアフレーム9Aの略直立位置保持状態が解除されて、リアフレ ーム9Aが図11中H方向へ回動することが許容され、図12に示す如く、シー ト65Aに当接して所定の収納位置に支持される。なお、リアフレーム9Aは、 車両本体に設けられた所定の保持部材(図示せず)により保持されてもよい。
【0077】 リアフレーム9Aによる支持が解除された屋根板部5Aは、図12に示す如く 、G方向へ回動して、後板部62Aに対して略隙間なく当接し、下方回動位置の 閉位置に保持される。ここで、屋根板部5AをG方向へ回動させる場合には、シ ョックアブソーバ22Aは屋根板部5Aのその回動操作を減衰させるよう作用す る。なお、屋根板部5Aは、車両本体に設けられた所定の保持部材(図示せず) により保持されてもよい。
【0078】 屋根板部5Aが閉位置に配置されると、図12に示す如く、両側一対のドア5 0Aの上端50Aaの略全長に亘って、屋根板部5Aの両側下端5Aa及び一対 のドア50Aの上端50Aaが略隙間なく当接し、これにより、車両1Aの前板 部61A,後板部62A,側板部63A、及び底板部64Aにより囲繞された室 内空間は、屋根板部5Aにより密閉される。
【0079】 ここで、車両1Aの上記室内空間が屋根板部5Aにより密閉された後は、室外 から摺動支持部材55Aを図13中K方向へ摺動することができないため、ドア 50Aの下板部52Aを図13中J方向へ回動して、上記密閉状態を解除するこ とはできない。
【0080】 なお、屋根板部5Aは、後板部62A等の車両本体に対して施錠可能である。 続いて、乗員が車両1Aに乗車すべく、車両1Aの上記保管状態から車両1A の使用状態へ移行させる際の本考案の車両1Aの作用及び使用方法について説明 するが、概ね、一の実施例の車両1と同様である。
【0081】 閉位置に保持されている屋根板部5Aを、図12中G’方向へ所定の上方回動 位置の開位置まで所定角度回動する。この際、ショックアブソーバ22は、屋根 板部5AのG’方向への回動操作を支援するよう作用する。
【0082】 屋根板部5Aの上記回動後、リアフレーム9Aの水平部9Ac及び係合部材1 5Aを係合させる。そうすると、屋根板部5Aは、リアフレーム9Aにより上方 回動位置の開位置に保持される。
【0083】 摺動支持部材55Aを図13中K方向へ第二の高さ位置から所定の遊び位置ま で摺動させた後、図14に示す如く、ドア50Aの下板部52AをJ方向へ所定 角度回動させて、上板部51Aに対して折り畳む。
【0084】 その後、今度は、摺動支持部材55Aを図14中K’方向へ所定の遊び位置か ら第一の高さ位置まで摺動させ、摺動支持部材55Aの鉤形部分とドア50Aの 下板部52Aとを係合させて、下板部52Aを保持する。
【0085】 これにより、車両1Aの両側部において、ドア50Aの上板部51Aの下端5 1Ab、側板部63A,及び底板部64Aにより、開口部66Aの開状態が画成 される。
【0086】 そうすると、乗員80は、車両1Aの停車時に、その両脚部80aを開口部6 6Aから突出し、走行路面に対してその両脚部を付けることが可能である。これ により、乗員80は、車両1Aの停車時に、車両1Aの安定を図ることが可能で ある。
【0087】
【本考案の効果】
本考案の車両によれば、上方回動位置の開位置と下方回動位置の閉位置との間 で回動される屋根板部と、前記屋根板部が前記開位置にあるとき該屋根板部に係 合してこれを該開位置に保持しかつ該屋根板部が前記閉位置へ移動するときは前 記係合を解除する支持係合部と、を具備するため、次の利点を有する。
【0088】 1.車両の駐停車時の保管スペースを小さくできる。 2.前記支持係合部は、前記車両本体に対して回動自在に設けられ、前記開位 置にある前記屋根板部に係合するときは略直立しておりかつ該屋根板部が前記閉 位置へ移動するときは所定の方向へ回動するため、車両の駐停車時の保管スペー スを更に小さくできる。
【0089】 3.前記屋根板部には、前記屋根板部を前記閉位置の方向へ回動させる場合に は、該屋根板部の該回動操作を減衰させる減衰手段が取り付けられているため、 該回動操作が容易であるとともに、該操作時の安全性が確保できる。
【0090】 4.前記屋根板部を前記開位置の方向へ回動させる場合には、前記減衰手段は 該回動操作を支援するため、該回動操作が容易である。 5.前記車両本体の両側には夫々側板部を有し、前記屋根板部が閉位置へ移動 した状態で、前記屋根板部及び両側側板部が協働して車両室内を密閉空間とする ため、前記車両の保管時に、盗難予防効果がある。
【0091】 6.前記両側側板部のうち少なくとも一方の側板部は開閉可能なドア部を含む ため、乗員は、前記車両に容易に乗降車できる。 7.前記車両は4輪電気自動車であるため、特に、従来の4輪電気自動車が有 する保管性及び盗難予防の問題を解決し得る。
【0092】 8.そのハンドル側の部分が該屋根板部と干渉するのを避ける方向へ回動する ハンドルユニットを前記車両本体が有するため、屋根板部が閉位置にある場合に ハンドルユニットが屋根板部に干渉することはない。
【0093】 9.前記車両が3輪バイクである場合に、前記車両本体は、その両側において 、該側板部又は該ドア部が、開状態及び閉状態を画成することが可能な開口部を 有するため、乗員が前記車両に乗車する場合には、該開口部を開いて乗員の両脚 部を突出し走行路面に対してその両脚部を付けて、前記車両の安定を図ることが 可能であり、乗員が前記車両に乗車しない場合には、前記開口部を閉じて、盗難 予防を図ることが可能である。
【0094】 10.前記ドア部は、所定の上板部と所定の下板部とを具備し、前記上板部に は、所定の係合部材が取り付けられているため、簡単な構造により、前記開口部 の開状態及び閉状態を画成し得る。
【0095】 11.前記屋根板部が前記閉位置にある場合は、該屋根板部は前記車両本体に 対して施錠可能であるため、盗難予防を更に図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両の一実施例を説明するための車両
の斜視図であって、屋根板部が開位置にある場合の図で
ある。
【図2】図1中の車両の、屋根板部が閉位置にある斜視
図である。
【図3】図1中の車両の、大略、前板部,後板部,側板
部、底板部、バッテリー、及びモーターが省略された側
面図であって、屋根板部が開位置にある図である。
【図4】図3中の車両の、屋根板部が閉位置にある斜視
図である。
【図5】図3中のフロントフレーム、屋根板部、及びリ
アフレームを示す斜視図である。
【図6】図3中のリアフレーム支持部材、リアフレー
ム、及び係合部材を示す斜視図である。
【図7】図6中のリアフレームの横断面図である。
【図8】図3中の屋根板部、係合部材、及びリアフレー
ムを示す斜視図である。
【図9】図8中の屋根板部の縦断面図である。
【図10】図3中のハンドルユニットの斜視図である。
【図11】本考案の車両の他の実施例を説明するための
車両の斜視図であって、屋根板部が開位置にある場合の
図である。
【図12】図11中の車両の、屋根板部が閉位置にある
斜視図である。
【図13】図11中の車両のドアの室内側側部を示す斜
視図である。
【図14】図13中のドアの下板部が折り畳み位置にあ
る場合を示す斜視図である。
【図15】図11中の車両のドアの下板部が折り畳み位
置にある場合を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…車両 2…シャシ 3…フロントフレーム 5…屋根板部 9…リアフレーム 14,15…係合部材 22…ショックアブソーバ 30…ハンドルユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B62K 5/06 B62K 5/06

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体と、 フロントガラス部(5b)を含む屋根板部(5)であっ
    て、フロントガラス部(5b)側が車両本体(60)の
    前方側部に回動自在に取り付けられ、上方回動位置の開
    位置と下方回動位置の閉位置との間で回動される前記屋
    根板部(5)と、 車両本体(60)の所定位置に設けられた支持係合部
    (9)であって、前記屋根板部(5)が前記開位置にあ
    るとき該屋根板部(5)に係合してこれを該開位置に保
    持しかつ該屋根板部(5)が前記閉位置へ移動するとき
    は前記係合を解除する前記支持係合部(9)と、を具備
    する、 ことを特徴とする車両。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両において、 前記支持係合部(9)は、前記車両本体(60)に対し
    て回動自在に設けられ、前記開位置にある前記屋根板部
    (5)に係合するときは略直立しておりかつ該屋根板部
    (5)が前記閉位置へ移動するときは所定の方向へ回動
    する前記車両。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車両において、 前記屋根板部(5)には、前記回動の回動支点(4)又
    はその近傍の所定位置(23)において、減衰手段(2
    2)が取り付けられ、該屋根板部(5)を前記閉位置の
    方向へ回動させる場合には、該減衰手段(22)は該屋
    根板部(5)の該回動操作を減衰させる前記車両。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両において、 前記屋根板部(5)を前記開位置の方向へ回動させる場
    合には、前記減衰手段(22)は該回動操作を支援する
    前記車両。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか1項に記載の車
    両において、 前記車両本体(60)の両側には夫々側板部(63)を
    有し、前記屋根板部(5)が閉位置へ移動した状態で、
    前記屋根板部(5)及び両側側板部(63)が協働して
    車両室内を密閉空間とする前記車両。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両において、 前記両側側板部(63)のうち少なくとも一方の側板部
    (63)は、開閉可能なドア部(50)を含む前記車
    両。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか1項に記載の車
    両において、 4輪電気自動車(1)である前記車両。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車両において、 前記車両本体(60)はハンドルユニット(30)を有
    し、前記屋根板部(5)が前記閉位置へ移動するとき
    に、該ハンドルユニット(30)は、そのハンドル(3
    1)側の部分が該屋根板部(5)と干渉するのを避ける
    方向へ回動することを許容する前記車両。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の車両において、 前記車両本体(60)に対して枢着(37)された前記
    ハンドルユニット(30)は、該ハンドルユニット(3
    0)に対して回動自在(39)に取り付けられた回動係
    合部(38)を具備し、該回動係合部(38)が該車両
    本体(60;3d)に対して係合することにより、該ハ
    ンドルユニット(30)は、該車両本体(60;3)に
    対して保持され、該回動係合部(38)の該車両本体
    (60;3)に対する前記係合が解除されることによ
    り、該ハンドルユニット(30)の前記回動を許容する
    前記車両。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至5の何れか1項に記載の
    車両において、 3輪バイク(1A)である前記車両。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の車両において、 前記車両本体(60A)の前記両側側板部(63A)の
    うち少なくとも一方は、開閉可能なドア部(50A)を
    含み、該車両本体(60A)は、その両側において、該
    側板部(63A)又は該ドア部(50A)が、開状態及
    び閉状態を画成することが可能な開口部(66A)を有
    し、乗員(80)が前記車両(1A)に乗車する場合に
    は、該乗員(80)は、その両脚部(80a)を該開状
    態の該開口部(66A)から突出して、該両脚部(80
    a)を走行路面に対して接触させることが可能であり、
    該乗員(80)が該車両(1A)に乗車しない場合に
    は、該開口部(66A)は該閉状態を画成することが可
    能な前記車両。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の車両において、 前記ドア部(50A)は、前記車両本体(60A)に対
    して水平方向回動自在に取り付けられた上板部(51
    A)と該上板部(51A)に対して所定の折り畳み位置
    から所定の伸長位置まで回動自在(53A)に取り付け
    られた下板部(52A)とを具備し、 前記上板部(51A)には、その車両室内側側部の所定
    位置において、第一及び第二の高さ位置間で上下方向に
    摺動可能な摺動係合部材(55A)が取り付けられ、該
    摺動係合部材(55A;55Aa、55Ab、55A
    c)は、前記第一の高さ位置にあるときに、前記折り畳
    み位置にある前記下板部(52A)に係合してこれを該
    折り畳み位置に保持し、該摺動係合部材(55A;55
    Aa)が前記第二の高さ位置にあるときに、前記伸長位
    置にある前記下板部(52A)に係合してこれを該伸長
    位置に保持し、 前記下板部(52A)が前記折り畳み位置に保持された
    ときに、前記開口部(66A)の前記開状態を画成し、
    該下板部(52A)が前記伸長位置に保持されたとき
    に、前記開口部(66A)の前記閉状態を画成する前記
    車両。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12の何れか1項に記載
    の車両において、 前記屋根板部(5,5A)が前記閉位置にある場合は、
    該屋根板部(5,5A)は前記車両本体(60、60
    A)に対して施錠可能である前記車両。
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