JP3094939B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の製造方
法に関し、詳しくは、素子の表面が被覆材で被覆された
構造を有する電子部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】基板表
面に薄膜コイルパターン(導体パターン)を配設してな
るチップ型コイル部品は、例えば、図5に示すように、
複数の薄膜コイルパターン51が配設され、かつ、その
表面が、絶縁・保護膜(被覆材)52により被覆された
ユニット基板53を所定の位置でカットして、個々の素
子54を切り出す工程を経て製造されている。
【0003】なお、上記絶縁・保護膜52としては、表
面の平滑性、絶縁性、耐熱性、及びチップの小型化にと
もなう微細加工への適性などの見地から、例えばポリイ
ミドなどの樹脂系の材料が用いられている。
【0004】また、上記ユニット基板53を所定の位置
でカットして、個々の素子54を切り出す方法として、
スクライバーを用いてブレイクする方法が知られている
が、この方法は、劈開作用を利用した切り出し方法であ
り、絶縁・保護膜52がスクライブラインを覆っている
とカットすることができないため、絶縁・保護膜の周囲
にカットしろ55(図5)を設けるようにしている。
【0005】なお、スクライブブレイクの加工精度を考
慮すると、絶縁・保護膜52の周囲に設けるべきカット
しろ55の幅は少なくとも100μm程度は必要であ
り、個々の素子54の周辺部から50μm程度内側の領
域に絶縁・保護膜52を設けることが必要になる。
【0006】また、薄膜コイルパターン(導体パター
ン)51は、絶縁・保護膜52の形成精度を考慮してさ
らにその30〜50μm程度内側に形成することが必要
になる。
【0007】ところで、小型化を要求されるチップ型の
電子部品、特に基板表面に薄膜コイルパターンなどの導
体パターンが配設されたチップ型コイル部品などにおい
ては、性能を維持、向上させるため、導体パターンを形
成することが可能な面積をいかに広く確保することがで
きるかが重要になる。しかし、上記のようにスクライブ
ブレイク工法によりユニット基板をカットする場合に
は、上述のようなスクライブブレイクの加工精度や絶縁
・保護膜の形成精度などの理由から、導体パターンを形
成することが可能な面積を確保することが困難になり、
小型化への要求に十分に応えることができないという問
題点がある。
【0008】また、ユニット基板を所定の位置でカット
して、個々の素子を切り出す他の方法として、ダイシン
グブレードを用いてカットするダイシング工法が広く用
いられている。このダイシング工法は、加工精度に優れ
ているばかりでなく、絶縁・保護膜も同時にカットする
ことができるため、カットしろが不要で、図6に示すよ
うに、ユニット基板53の全面に絶縁・保護膜52を形
成することができる。したがって、スクライブブレーク
工法などに比べてよりチップ外周部まで導体パターン5
1を形成することが可能で、素子形成に使用可能な面積
を広くとることができるという利点がある。
【0009】ところで、従来のダイシング工法では、直
交するカットラインA及びB(図6)に沿ってユニット
基板53をカットするが、その場合、例えば、先ずカッ
トラインAに沿って一次カットし、その後スティック状
になったユニット基板53aをカットラインBに沿って
二次カットすることにより個々の素子54を切り出すよ
うにする場合がある。
【0010】そして、その場合、二次カットの際に、常
に基板端(一次カットによりスティック状となったユニ
ット基板53aの端部)にダイシングブレードが当接す
ることになる。このとき、図7に示すように、スティッ
ク状のユニット基板53aの端部において、まず絶縁・
保護膜52がダイシングブレード57に接触して切削さ
れることになるが、絶縁保護膜52が基板構成材料に比
べて柔軟で伸びがあること、及び、ユニット基板53a
の端部では微小な欠けが生じやすいことから、基板端に
おいて、絶縁・保護膜52の伸びや逃げにより、絶縁・
保護膜52のかす56が発生し、個々の素子54(図
6)に残存したりする。
【0011】このように、絶縁・保護膜のかすが残存し
た製品は、外観不良となったり、完成品実装後のセット
品の不具合を招いたりするという問題点がある。本発明
は、上記問題点を解決するものであり、絶縁・保護膜な
どの被覆材のかすが残ったりすることなく、ユニット基
板表面の素子形成に使用可能な面積を広くとることが可
能で、所望の性能を備えた電子部品を効率よく製造する
ことが可能な電子部品の製造方法を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明(請求項1)の電子部品の製造方法は、表面
が被覆材により被覆されたユニット基板(親基板)を、
ダイシング工法により、交差する複数のカットラインに
沿ってカットすることにより、ユニット基板から複数の
電子部品素子を切り出す工程を含む電子部品の製造方法
において、前記ユニット基板の表面の、少なくとも前記
カットラインの交差部分には前記被覆材を配設せず、前
記ユニット基板の表面を露出させた状態で、前記カット
ラインに沿ってダイシングブレードを進入させ、前記交
差部分においては、前記被覆材により覆われていない、
ユニット基板の露出部分をカットした後、引き続いて前
記被覆材と前記ユニット基板同時にカットすること
を特徴としている。
【0013】また、請求項2の電子部品の製造方法は、
交差しているカットラインのうちの、一方向側のカット
ラインに沿って前記ユニット基板をカットして、前記ユ
ニット基板を複数のスティック状のユニット基板に分割
した後、前記スティック状のユニット基板の前記カット
ラインの交差部分から、一方向側のカットラインに沿っ
てダイシングブレードを進入させ、前記被覆材により覆
われていない、ユニット基板の露出部分をカットした
後、引き続いて前記被覆材と前記ユニット基板とを同時
にカットすることを特徴としている。
【0014】カットラインの交差部分に被覆材を配設せ
ず、ユニット基板の表面を露出させた状態でカットする
ことにより、例えば、図1に示すように、先ずカットラ
インAに沿って一次カットし、その後スティック状にな
ったユニット基板3aをカットラインBに沿って二次カ
ットする場合に、ダイシングブレード6が当たるスティ
ック状のユニット基板3aの端部(交差部分5)が被覆
材(絶縁・保護膜)2により覆われていないため、被覆
材2がダイシングブレード6に引っ張られることがな
く、図2(a)に示すように、スティック状のユニット基
板3aの被覆材2により覆われていない部分(露出部分
5a)をカットした後に、引き続いて図2(b)に示すよ
うに、被覆材2とスティック状のユニット基板3aが同
時にカット(切削)されることになる。したがって、被
覆材2だけが引っ張られて伸びることにより被覆材かす
が生じ、残存するようなことがなく、ユニット基板を確
実にカットして、個々の素子を確実に切り出すことが可
能になる。
【0015】なお、本発明においては、カットライン
A,Bの交差部分5のみではなく、先にカットされるカ
ットラインAの端部においてもユニット基板の表面を露
出させるように構成することも可能である。なお、本発
明において、ダイシング工法とは、回転するブレード
(ダイシングブレード)を当接させることにより、ユニ
ット基板を切削しつつ徐々にカットしてゆく方法を意味
する概念であり、ダイシングブレードの種類などに特別
の制約はない。
【0016】また、本発明(請求項3)の電子部品の製
造方法は、前記ユニット基板の表面に導体パターンが配
設されているとともに、前記ユニット基板の前記導体パ
ターンの配設された表面が前記被覆材により被覆されて
いることを特徴としている。
【0017】本発明を、表面に導体パターン(例えば、
コイルパターン)が配設され、かつ、導体パターンの配
設された表面が被覆材(例えば、絶縁・保護膜)により
被覆されたユニット基板をカットする工程を必要とする
電子部品(例えば、表面にコイルパターンが配設された
チップ型コイル部品)の製造に適用した場合、ユニット
基板表面の素子形成に使用可能な面積を広くとることが
可能になり、所望の性能を備えた電子部品を効率よく製
造することができるようになる。なお、本発明は、基板
の内部に電極が配設された電子部品にも適用することが
できることはいうまでもない。
【0018】また、本発明(請求項4)の電子部品の製
造方法は、前記被覆材が樹脂系の絶縁膜又は保護膜であ
ることを特徴としている。
【0019】被覆材としてはガラス系などの無機系の材
料が用いられる場合もあるが、樹脂系の被覆材が用いら
れることが多い。樹脂系の被覆材は、ユニット基板の構
成材料に比べて柔軟性、変形性の大きく、ユニット基板
のカット工程で被覆材かすが発生しやすい。しかし、本
発明を適用することにより、樹脂系の被覆材のかすが発
生することを効率よく防止することが可能になる。
【0020】また、本発明(請求項5)の電子部品の製
造方法は、前記カットラインの交差部分の前記ユニット
基板の露出部分をカット位置を定めるためのカットマー
カとすることを特徴としている。
【0021】ユニット基板の露出部分をカット位置を定
めるためのカットマーカとして利用するようにした場
合、別途位置決めマーカを配設する工程が不要になり、
コストの増大を招くことなく、効率よくユニット基板を
所定の位置で確実にカットすることが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
てその特徴とするところをさらに詳しく説明する。な
お、この実施の形態では、図3に示すように、セラミッ
ク基板13の表面に薄膜コイルパターン(導体パター
ン)1が配設され、かつ、薄膜コイルパターン1の配設
されたセラミック基板13の表面が絶縁・保護膜(被覆
材)2により被覆された構造を有するチップ型コイル部
品を製造する場合を例にとって説明する。
【0023】(1)まず、図1に示すように、セラミック
基板(ユニット基板)3に、複数の薄膜コイルパターン
1を形成した後、薄膜コイルパターン1を保護するため
の絶縁・保護膜2をユニット基板の薄膜コイルパターン
1が形成された面に形成する。但し、この絶縁・保護膜
2は、カットラインA及びBの交差部分5には形成され
ておらず、交差部分5ではユニット基板3が露出してい
る。
【0024】なお、ユニット基板3の交差部分5の、ユ
ニット基板3が露出した部分(露出部分)5aは、直交
するカットラインA,Bが水平及び垂直になるような位
置関係で見た場合に正方形を45゜傾けた菱形の形状を
有しており、かつ、露出部分5aのカットラインA又は
Bと直交する方向の幅Wが、ユニット基板3をダイシン
グブレード6(図2)によりカットする場合の幅(切削
幅)W1より大きくなるように形成されている。このよ
うに、露出部分5aの幅Wを切削幅W1より大きくする
ことにより、カット時に、ダイシングブレードが基板端
で絶縁・保護膜2と当接してこれを引っ張り、絶縁・保
護膜のかすを発生させることを確実に防止できるように
なる。
【0025】なお、この絶縁・保護膜2を形成するにあ
たっては、例えば、感光性ポリイミド樹脂を用い、これ
にフォトリソグラフィーの手法を適用することにより、
容易にカットラインA及びBの交差部分5を除いてユニ
ット基板2の全面に絶縁・保護膜2を確実に形成するこ
とができる。なお、絶縁・保護膜2を形成する方法は、
フォトリソグラフィーに限られるものではなく、スクリ
ーン印刷などの他の方法を用いることも可能である。な
お、絶縁・保護膜2の構成材料は、ポリイミド樹脂に限
られるものではなく、必要な絶縁性、耐候性などを備え
た種々の材料を用いることが可能である。
【0026】(2)次いで、上記のようにして、薄膜コイ
ルパターン1及び絶縁・保護膜2が形成されたユニット
基板3をダイシング工法を用いてカットラインAに沿っ
てカットしてスティック状に分割する。それから、ステ
ィック状に分割されたユニット基板3aをカットライン
Bに沿ってカットする。なお、この実施形態の方法で
は、上記ユニット基板3の露出部分5aがカット位置を
決めるための位置決め用のマーカ(カットマーカ)とし
て機能するように構成されている。
【0027】この実施形態の場合のように、カットライ
ンA,Bの交差部分5以外の部分が被覆材により覆われ
たユニット基板を、先ずカットラインAに沿って一次カ
ットし、スティック状になったユニット基板3aをカッ
トラインBに沿って二次カットする場合、ダイシングブ
レード6が当たる基板端(すなわち露出部分5a)が絶
縁・保護膜2により覆われていないため、スティック状
のユニット基板3aの端部で絶縁・保護膜2がダイシン
グブレード6に引っ張られることがなく、図2(a)に
示すように、スティック状のユニット基板3aの絶縁・
保護膜2により覆われていない部分(露出部分5a)を
カットした後に、引き続いて、図2(b)に示すように、
絶縁・保護膜2とスティック状のユニット基板3aがカ
ット(切削)されるため、絶縁・保護膜2だけが引っ張
られることがなく、スティック状のユニット基板3aと
ともに確実にカット(切削)される。したがって、被覆
材かすを残存させることなく、個々の素子4を確実に切
り出すことが可能になる。
【0028】なお、図4は、ユニット基板3の露出部分
5aのパターンの他の例を示す図である。図4に示すよ
うに、露出部分5aは、例えば、正方形や長方形などの
方形(図4(a))、円形(図4(b))、四隅を切り欠い
た方形(図4(c))、中心部に絶縁・保護膜2を残した
四角形環状(図4(d))などの種々の形状とすることが
可能であり、さらに他の形状とすることも可能である。
【0029】なお、上記実施形態では、チップ型コイル
部品を製造する場合を例にとって説明したが、本発明
は、チップ型コイル部品に限らず、表面に絶縁・保護膜
などの被覆材を配設した種々の電子部品に適用すること
が可能である。
【0030】また、上記実施形態では、ユニット基板の
一方の面にのみ絶縁・保護膜が形成されている場合につ
いて説明したが、両面に絶縁・保護膜が形成されている
場合にも、本発明を適用することが可能である。
【0031】本発明は、さらにその他の点においても上
記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範
囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能で
ある。
【0032】
【発明の効果】上述のように、本発明(請求項1)の電
子部品の製造方法は、カットラインの交差部分に被覆材
を配設せず、ユニット基板の表面を露出させた状態でカ
ットするようにしており、また、請求項2の電子部品の
製造方法は、交差しているカットラインのうちの、一方
向側のカットラインに沿って前記ユニット基板をカット
して、前記ユニット基板を複数のスティック状のユニッ
ト基板に分割した後、前記スティック状のユニット基板
の前記カットラインの交差部分から、一方向側のカット
ラインに沿ってダイシングブレードを進入させ、前記被
覆材により覆われていない、ユニット基板の露出部分を
カットした後、引き続いて前記被覆材と前記ユニット基
板とを同時にカットするようにしているので、基板端で
被覆材が引っ張られて伸びることを防止し、被覆材の伸
びや逃げによる被覆材かすの発生を防止して、ユニット
基板から個々の素子を確実に切り出すことが可能にな
る。
【0033】また、本発明(請求項3)を、表面に導体
パターン(例えば、コイルパターン)が配設され、か
つ、導体パターンの配設された表面が被覆材(例えば、
絶縁・保護膜)により被覆されたユニット基板をカット
する工程を必要とする電子部品(例えば、表面にコイル
パターンが配設されたチップ型コイル部品)の製造に適
用した場合、ユニット基板表面の素子形成に使用可能な
面積を広くとることが可能になり、所望の性能を備えた
電子部品を効率よく製造することができるようになる。
【0034】また、被覆材としてはガラス系などの無機
系の材料が用いられる場合もあるが、ユニット基板の構
成材料に比べて柔軟性、変形性の大きい樹脂系の被覆材
が用いられることが多く、そのような場合には、ユニッ
ト基板のカット工程で被覆材かすが発生しやすい。しか
し、そのよう場合にも、請求項4のように本発明を適用
することにより、樹脂系の被覆材のかすが発生すること
を効率よく防止することができる。
【0035】また、請求項5のように、ユニット基板の
露出部分をカット位置を定めるためのカットマーカとし
て利用するようにした場合、別途位置決めマーカを配設
する工程を不要にして、効率よくユニット基板を所定の
位置で確実にカットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電子部品の製造方
法において形成されたユニット基板を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態にかかる電子部品の製造方
法の一工程でユニット基板をカットしている状態を示す
図であり、(a)はダイシングブレードがユニット基板の
端部に当たっている状態を示す図、(b)はユニット基板
と絶縁・保護膜が同時にカット(切削)されている状態
を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる方法により製造さ
れる電子部品の概略構成を示す斜視図である。
【図4】(a)〜(d)は、本発明のユニット基板の露出部
分のパターンの他の例を示す図である。
【図5】従来の電子部品の製造方法において形成された
ユニット基板を示す図である。
【図6】従来の他の電子部品の製造方法において形成さ
れたユニット基板を示す図である。
【図7】従来の電子部品の製造方法の一工程においてユ
ニット基板を切断している状態を示す図である。
【符号の説明】
1 薄膜コイルパターン(導体パターン) 2 絶縁・保護膜(被覆材) 3 ユニット基板(セラミック基板) 3a スティック状のユニット基板 4 個々の素子 5 交差部分 5a 露出部分 6 ダイシングブレード A カットライン B カットライン W 露出部分の幅 W1 ダイシングブレードによりカットする
場合の切削幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 3/00 H05K 3/00 J (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/00,41/04 H01G 4/12,4/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が被覆材により被覆されたユニット基
    板(親基板)を、ダイシング工法により、交差する複数
    のカットラインに沿ってカットすることにより、ユニッ
    ト基板から複数の電子部品素子を切り出す工程を含む電
    子部品の製造方法において、 前記ユニット基板の表面の、少なくとも前記カットライ
    ンの交差部分には前記被覆材を配設せず、前記ユニット
    基板の表面を露出させた状態で、前記カットラインに沿
    ってダイシングブレードを進入させ、前記交差部分にお
    いては、前記被覆材により覆われていない、ユニット基
    板の露出部分をカットした後、引き続いて前記被覆材と
    前記ユニット基板同時にカットすることを特徴とす
    る電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】交差しているカットラインのうちの、一方
    向側のカットラインに沿って前記ユニット基板をカット
    して、前記ユニット基板を複数のスティック状のユニッ
    ト基板に分割した後、 前記スティック状のユニット基板の前記カットラインの
    交差部分から、一方向側のカットラインに沿ってダイシ
    ングブレードを進入させ、前記被覆材により覆われてい
    ない、ユニット基板の露出部分をカットした後、引き続
    いて前記被覆材と前記ユニット基板とを同時にカットす
    ることを特徴とする請求項1記載の電子部品の製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記ユニット基板の表面に導体パターンが
    配設されているとともに、前記ユニット基板の前記導体
    パターンの配設された表面が前記被覆材により被覆され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品
    の製造方法。
  4. 【請求項4】前記被覆材が樹脂系の絶縁膜又は保護膜で
    あることを特徴とする請求項1,2又は記載の電子部
    品の製造方法。
  5. 【請求項5】前記カットラインの交差部分の前記ユニッ
    ト基板の露出部分をカット位置を定めるためのカットマ
    ーカとすることを特徴とする請求項1,2,3又は4
    載の電子部品の製造方法。
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