JP3094787U - 装身具 - Google Patents

装身具

Info

Publication number
JP3094787U
JP3094787U JP2002008070U JP2002008070U JP3094787U JP 3094787 U JP3094787 U JP 3094787U JP 2002008070 U JP2002008070 U JP 2002008070U JP 2002008070 U JP2002008070 U JP 2002008070U JP 3094787 U JP3094787 U JP 3094787U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
stick
slit
closed
aroma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002008070U
Other languages
English (en)
Inventor
典之 高橋
Original Assignee
典之 高橋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 典之 高橋 filed Critical 典之 高橋
Priority to JP2002008070U priority Critical patent/JP3094787U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3094787U publication Critical patent/JP3094787U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デザイン性を損なうことなく、芳香成分の発
散と遮断を切り替える。 【解決手段】 タイピン10は、内部に芳香源であるカ
ートリッジ30が着脱可能に取り付けられたスティック
12と、そのケース40から構成されている。前記ステ
ィック12には、ケース40の内側に設けられた突起4
2をガイドし、ケース40との嵌合と、嵌合状態での回
転をスムーズに行うためのガイドスリット18が形成さ
れている。更に、ケース40の閉口側端部40Bには、
矢印F2方向への回転によって開閉可能な通気孔44が
形成されている。すなわち、通気孔44が第1のスリッ
ト18A上に位置する時には開状態となり、カートリッ
ジ30から発散した芳香成分が外部に発散される。逆
に、通気孔44を第1のスリット18Aとずれた位置に
回転させると、芳香成分の発散が遮断され、閉状態とな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、香水などの芳香を放つ装身具に関し、特に、芳香の発散とその遮断 の切り替えに好適な装身具に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来より、香水を身につけたり、匂い袋をかばんやタンスに入れて衣服などに 香りを移したりして、芳香そのものが楽しまれている。ところが、香りを身体や 衣服などに直接つけてしまうと、状況や好みなどに応じて即座に匂いを消したり 変えたりすることができない。このため、芳香性を有するアクセサリや装飾品を 身に付けたり持ち歩いたりすることで、香りを楽しむ方法もとられ始めており、 種々の構造のものが提案されている。
【0003】 例えば、特許文献1には、装飾のための取付部を有するカプセル,該カプセル に密嵌させるキャップ,前記カプセル内に取替え可能に納める芳香材を備えると ともに、カプセル又はキャップのいずれかに芳香の通気孔を設けた装飾具が記載 されている。また、特許文献2には、芳香源を収納した状態で嵌合または螺合す ることができる容器に、芳香孔と吊着部材,吊持部材を設けた芳香機能付きスト ラップが記載されている。これらは、いずれも容器内部に着脱可能(ないし交換 可能)に芳香材や芳香源を収納する構造となっており、状況や好みに応じて香り を変えることが可能となっている。
【0004】
【特許文献1】 特開2000−139529号公報(第1図)
【特許文献2】 特開2000−102412号公報(第1−3図)
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、上述した背景技術では、容器内部に収納した芳香材や芳香源からの 芳香を発散するために、いずれも容器に通気孔ないし芳香孔が形成されているが 、これらの芳香発散用の孔を塞ぐ手段が備わっていないため、身に付けている間 には、常に香りを発散することとなる。しかしながら、例えば食事や飲酒を楽し むような場合、あるいは、香りを好まない人と会う場合など、芳香の発散を遮断 したい場合もある。このような点からは、芳香の発散を止める手立てが必要であ る。
【0006】 この考案は、以上の点に着目したもので、状況に応じて香りの発散とその遮断 をすみやかに切り替えることができるとともに、デザイン性にも優れた芳香性の 装身具を提供することを、その目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、内部に芳香源を備えた第1のケースと、 この第1のケースの芳香源から発散した芳香成分の通気孔が形成された第2のケ ースを備えており、前記第1のケースと前記第2のケースを気密に嵌合した状態 で、第1のケースに対して第2のケースを相対的にスライドさせることによって 前記通気孔の開閉を行うことを特徴とする。
【0008】 他の考案は、一端が開口し、他端が閉口するとともに、該閉口端側に鍔構造を 有する中空のスティック,該スティックの中空部に軸方向に沿って設けられてお り、芳香成分を発散するとともに、一端が前記スティックの閉口端に取り付けら れた芳香源,前記スティックの開口端から軸方向に形成された第1のスリットと 、該第1のスリットの他端から周方向に形成された第2のスリットからなるガイ ド手段,開口した一端が、前記スティックの鍔構造と当接するとともに、前記ス ティックの外周面を気密に覆うケース,該ケースの開口側の内面に設けられてお り、前記ガイド手段の各スリット内でスライド可能な突部,前記ケースに形成さ れており、前記ガイド手段を通過した芳香成分をケース外部に発散するための通 気孔,前記ケースまたは前記スティックの閉口端側に設けられた装身用の取付具 ,を備えるとともに、前記ケースの開口端をスティックの鍔構造に当接した状態 で、前記第2のスリット内での前記突部のスライドにより、前記ガイド手段に対 する通気孔の位置を調整し、該通気孔の開閉を可能としたことを特徴とする。
【0009】 主要な形態の一つでは、前記ガイド手段に、前記ケースの開口端をスティック の鍔構造に当接した状態を維持するための凸形状を設けたことを特徴とする。他 の形態は、前記スティックの閉口端が、着脱可能なキャップによって閉口し、該 キャップに前記芳香源の一端が取り付けられるとともに、前記スティックの閉口 端側の側面に、軸方向に沿って形成された少なくとも一つの溝部,前記キャップ の側面内側に形成されており、前記スティック側面に形成された溝部内で軸方向 へのスライドが可能な凸部,を備えたことを特徴とする。
【0010】 更に他の形態は、前記芳香源が、前記スティックの閉口端から着脱可能である ことを特徴とする。更に他の形態は、前記芳香源が、芳香成分を含む液体を吸収 する吸収体を内部に充填した細管であることを特徴とする。本考案の前記及び他 の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本考案の一実施 形態の構造を示す分解斜視図であり、図2は、本形態の使用状態を示す図である 。これらの図に示すように、本実施形態は、本考案をネクタイピンに適用したも のである。
【0012】 図1(A)に示すように、本実施形態のネクタイピン(以下「タイピン」)1 0は、芳香を放つカートリッジ30を内部に備えたスティック12と、そのケー ス40から構成されている。スティック12は、中空の略円筒形状であって、そ の筒部14の一端は開口15となっており、他端は、図1(B)に示すように、 軸方向に形成された複数の溝16Aと凸部16Bからなる着脱部16となってい る。該着脱部16側の端部は、着脱可能なキャップ22によって閉口している。 キャップ22の側面内側には、前記溝16A内でスライド可能な凸部24が、軸 方向に沿って形成されている。該凸部24が前記溝16Aに嵌っている状態では 、キャップ22は筒部14に対して軸方向へのスライドのみが可能となっており 、着脱部16の凸部16Bと係り合うため、周方向への回転は抑制される。すな わち、キャップ22を回すと、スティック12全体が、図1(A)に矢印F2で 示す周方向へ回転するようになる。
【0013】 前記キャップ22の外径は、前記筒部14の外径よりも若干大きく、かつ、ケ ース40の外径と略同一に設定されており、ケース40に嵌め合わせた時にその 表面と面一となる。前記キャップ22の縁部22Aは、ケース40の開口側端部 40Aと当接し、それを受ける鍔構造としての役割を果たしている。このような 筒部14とキャップ22は、別個に形成したものをキャップ22の内側の凸部2 4が着脱部16の溝16Aに一致するように嵌め合わせることにより、着脱可能 に取り付けられる。
【0014】 更に、前記筒部14には、後述するケース40の内側に設けられた突起42を ガイドするための略L字ないし略T字形状のガイドスリット18が形成されてい る。ガイドスリット18は、図1(A)に示すように、筒部14の一端の開口1 5からキャップ22側に向かって軸方向に形成された第1のスリット18Aと、 該第1のスリット18Aの他端側に連続して周方向に形成された第2のスリット 18Bによって構成されている。これらスリット18A及び18Bは、突起42 が、該スリット内でスライド可能な幅に設定されている。
【0015】 ここで、前記第2のスリット18Bは、該第2のスリット18B内に突起42 が納まったときに、スティック12が完全にケース40に収納された状態となる ような位置に形成されている。更に、第1のスリット18Aが第2のスリット1 8Bと接する位置には、第2のスリット18B内に納まった突起42が、容易に 第1のスリット18A側に滑り込まないように(すなわち、スティック12をケ ース40に収納した状態を維持できるように)、第1のスリット18Aの幅を突 起42の径よりも若干狭くするための係止部20が形成されている。このため、 突起42を、第1のスリット18Aと第2のスリット18B間で移動させる場合 には、若干力を加える必要が生じるため、いったん第2のスリット18B内に押 し込んだ突起42が、容易に第1のスリット18側に滑り込むことがない。
【0016】 図1(C)に示すように、前記キャップ22の内側には、スティック12の中 空部に軸方向に沿ってカートリッジ30を取り付けるための取付部26が設けら れている。該取付部26は略円筒形状となっており、その内側の受部28にカー トリッジ30の一端を差し込んで着脱可能に取り付けることが可能となっている 。カートリッジ30は、細管32と、その内側に充填された海綿状の吸水材34 により構成されており、該吸水材34に香水や液状の芳香剤などを含浸させるこ とにより、受部28側と反対の開口から芳香を発散することができる。
【0017】 なお、カートリッジ30が着脱可能となっているため、吸水材34に含ませた 香水ないし芳香剤の芳香成分が発散しなくなった場合でも、容易に対応すること が可能である。すなわち、カートリッジ30をキャップ22ごとスティック12 から取り外して、その先端を香水などに浸し、再度、香水などを浸透させるよう にしてもよいし、キャップ22から取り外してスペアのカートリッジ30と交換 するようにしてもよい。また、このとき、他の香りのカートリッジ30と交換す ることにより、気軽に異なる香りを楽しむことも可能である。
【0018】 次に、ケース40は、一方の端部40Aが開口し、他方の端部40Bが閉口し た略円筒形状に形成されており、その内側は、開口側端部40Aがスティック1 2のキャップ縁部22Aに当接した状態で、スティック12の表面を気密に覆う 形状,サイズに設定されている。また、該ケース40の開口側端部40Aの内側 には、前記スティック12のガイドスリット18内をスライドする突起42が設 けられている。スティック12をケース40に収納する場合には、前記突起42 を、スティック12の開口15側から、第1のスリット18A内に納まるように 位置合わせをして、第1のスリット18Aに沿って図1に矢印F1aで示す軸方 向にスライドさせる。そして、突起42が係止部20に接したら、若干力を加え て、押し込み、突起42を第2のスリット18B内に納める。この状態では、ケ ース40(ないしスティック12)は、同図に矢印F2で示す周方向への回転の みが可能となっており、ケース40とスティック12が気密に嵌合した状態が維 持できる。
【0019】 このように、突起42を第2のスリット18B内に収納した状態で、キャップ 22を、ケース40から引き抜くようにすると、ケース40の突起42が、第2 のスリット18Bに引っ掛かるため、筒部14は上下にスライドすることができ ず、キャップ22のみがカートリッジ30とともに、図1(B)に示すようにケ ース40から引き抜かれる。
【0020】 更に、ケース40の閉口側端部40Bの近傍には、芳香発散用の通気孔44が 、軸方向に並んで3ヶ所設けられている。スティック12又はケース40の回転 により、前記通気孔44を、スティック12の第1のスリット18A上に位置さ せると、カートリッジ30の端部から発散した芳香が、ガイドスリット18を介 して、ケース40の通気孔44より外部に発散する。また、通気孔44とガイド スリット18の位置がずれるようにケース40を回転させると、ケース40とス ティック12が気密に嵌合しており、通気孔44以外に芳香の発散口がないため 、外部への芳香の発散が遮断される。このようなケース40の開口側端部40A には、ネクタイなどに留めるためのクリップ46が、バネ機構48を介して設け られている。
【0021】 上述したスティック12及びケース40としては、公知の各種の材質のものを 利用することができるが、本形態のように装飾性が重要である場合には、貴金属 やそのメッキを施した他の金属などを利用すると、高級感を演出することができ 好都合である。また、カートリッジ30の細管32としても各種の材質のものが 利用可能であるが、交換時の取扱いによる破損などを防ぐためには、ガラスなど の硬質の材質よりも、適度な柔軟性を備えたプラスチックなどが好ましい。内部 に充填する吸水材34も、綿や合成繊維のほか、芳香成分を混合したゲル状のも のなど、各種のものを利用することができる。なお、本考案でいう芳香とは特定 の成分に限定したものではなく、天然香料や合成香料を含み、芳香を発散するよ うに調製したものであればどのようなものであってもよい。また、市販の香水や アロマテラピー用のオイルなどを利用するようにしてもよい。
【0022】 次に、本実施形態の作用を説明する。まず、キャップ22の内側の受部28に 、カートリッジ30の一端を差し込んで取り付ける。そして、キャップ22の内 側側面の凸部24と筒部14の溝16Aを嵌め合わせ、スティック12を組み立 てる。次に、ケース40の突起42を、スティック12の開口15側から第1の スリット18Aに嵌めて、図の矢印F1aに示す方向に沿ってスライドさせる。 突起42が係止部20にあたる位置までスライドさせたら、若干力を加えて係止 部20を通過させて、突起42を第2のスリット18B内に押し込み、スティッ ク12をケース40内に完全に収納する。この時点では、ケース40の通気孔4 4と、スティック12のガイドスリット18の位置がずれているため、カートリ ッジ30から発散した芳香が外部に漏れることはない。ここで、図に矢印F2で 示す方向にケース40(ないしスティック12)を回転させて、通気孔44が、 第1のスリット18A上に位置するように調整すると、カートリッジ30から発 散した芳香は、第1のスリット18A及び通気孔44を介して、外部に発散する 。そして、図2(A)に示すように、使用者50は、ケース40のクリップ46 により、タイピン10をネクタイ52に装着する。
【0023】 使用中、必要に応じて芳香の発散を遮断したい時には、図2(B)に示すよう に、ケース40を押さえてキャップ22を矢印F2方向に回転させ、通気孔44 と第1のスリット18Aの位置がずれるようにする。これにより、芳香成分の通 路が塞がれるため外部への芳香の発散が遮断される。また、長く使用していてカ ートリッジ30からの芳香成分の発散がなくなった時には、図2(A)又は(B )に示す状態(ケース40の突起42が第2のスリット18B内にある状態)で 、キャップ22を、図1(B)に矢印で示す方向に引くと、突起42が筒部14 の第2のスリット18Bの縁に係り合うため、カートリッジ30ごとキャップ2 2のみが引き抜かれる。そして、図1(D)に示すように、カートリッジ30の 先端を、香水ビン36などに浸して、内部の吸水材34に香水や芳香剤を浸透さ せるか,あるいは、カートリッジ30自体をキャップ22から取り外して新しい ものに交換し、再度、キャップ22の受部28に取り付ける。異なる香りにした い時にも、あらかじめ用意してある他の香りのカートリッジ30に交換する。芳 香成分の補充ないしカートリッジ30の交換後は、キャップ22の凸部24と筒 部14の溝16Aの位置が合うように、キャップ22を筒部14に装着する。
【0024】 このように、本実施形態によれば、内部に芳香源であるカートリッジ30を備 えたスティック12と、これに気密に嵌合するとともに芳香成分の通気孔44を 備えたケース40によりタイピン10を構成し、スティック12又はケース40 の回転により前記通気孔44の開閉を可能としたので、状況に応じて速やかに芳 香の発散とその遮断を切り替えることができる。また、ケース40とスティック 12を取り外すことなく通気孔44の開閉を行うことができるため、通気孔44 の位置を除いては外観形状が一定で、デザイン性にも優れている。更に、キャッ プ22とともにカートリッジ30を着脱可能な構成とすることとしたので、芳香 成分の補充や交換を容易に行うことができる。
【0025】 本考案には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変するこ とが可能である。例えば、次のようなものも含まれる。 (1)前記形態で示した材質は一例であり、金,銀,プラチナなどの貴金属, その他の金属や合金のほか、プラスチックや木材など各種の公知の材質を利用し てもよい。サイズ,色彩,模様についても、同様に必要に応じて適宜変更してよ く、例えば、スティック12のキャップ22やケース40に、宝石などを嵌め込 むようにしてもよい。
【0026】 (2)キャップ22,通気孔44,クリップ46の形状も適宜変更可能である 。例えば、前記形態で示したキャップ22も一例であり、ケース40の開口側端 部40Aを受ける鍔構造と別個に構成してもよいし、その径もケース40の外径 よりも大きいものであってもよい。
【0027】 (3)また、前記形態では、ケース40を略円筒形状としたが、内側がスティ ック12と気密にスライド可能な構成であればよく、表面を断面多角形状に仕上 げてもよい。例えば、全体を四角柱とした場合は、90度回転させることで通気 孔の開閉を行うようにする。また、前記実施形態では、通気孔の位置を除いては 使用状態によって外観形状が変化しないようにしたが、通気孔の開閉に応じて外 観形状や模様,色彩などが積極的に変化するようにしてもよい。
【0028】 (4)更に、前記形態では、キャップ22を筒部14から着脱可能な構成とし たが、キャップ22と筒部14を一体に構成し、カートリッジ30のみをキャッ プ22から着脱可能な構成としてもよい。この場合、ケース40に収納されたス ティック12を、まず、突起42が第1のスリット18Aに対応する位置まで回 転させ、次いで、矢印F1bに示す方向にケースを押して(あるいはF1a方向 にスティック12を引いて)ケース40からスティック12を引き抜く。そして 、キャップ22からカートリッジ30を取り外し、芳香成分の補充やカートリッ ジ30の交換を行うようにすればよい。
【0029】 (5)前記形態で示したカートリッジ30も一例であり、同様の効果を奏する ように適宜設計変更可能である。例えば、前記形態では、細管32内部に吸水材 34を充填し、該吸水材34に香水や液状の芳香剤を含浸させることとしたが、 微細孔を有する細管内部に香り玉などを充填するようにしてもよいし、芳香成分 を混入した材料を練り固めてスティック状にしたものであってもよい。
【0030】 (6)前記形態では、本考案をネクタイピンに適用したが、他の装身具,例え ば、ペンダント,ブローチ,イヤリング,ブレスレット,帯止め,ヘアアクセサ リなどの装身具に適用してもよいし、キーホルダや携帯電話用のストラップなど 各種の装飾品としても適用可能である。また、前記タイピン10を、使用者50 の胸ポケットに装着して使用するようにしてもよいし、そのままバッグなどに入 れて香りを楽しむようにしてもよい。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、内部に芳香源を備えた第1のケースと 、この第1のケースの芳香源から発散した芳香成分の通気孔が形成された第2の ケースを備えており、前記第1のケースと前記第2のケースを気密に嵌合した状 態で、第1のケースに対して第2のケースを相対的にスライドさせることによっ て前記通気孔の開閉を行うこととした。このため、状況に応じて速やかに芳香の 発散と遮断を切り替えることができるとともに、デザイン性にも優れているとい う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態のネクタイピンの構造を示
す分解斜視図である。
【図2】前記形態の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
10…ネクタイピン(タイピン) 12…スティック 14…筒部 15…開口 16…着脱部 16A…溝 16B…凸部 18…ガイドスリット 18A…第1のスリット 18B…第2のスリット 20…係止部 22…キャップ 22A…縁部 24…凸部 26…取付部 28…受部 30…カートリッジ 32…細管 34…吸水材 36…香水ビン 40…ケース 40A,40B…端部 42…突起 44…通気孔 46…クリップ 48…バネ機構 50…使用者 52…ネクタイ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に芳香源を備えた第1のケースと、
    この第1のケースの芳香源から発散した芳香成分の通気
    孔が形成された第2のケースを備えており、前記第1の
    ケースと前記第2のケースを気密に嵌合した状態で、第
    1のケースに対して第2のケースを相対的にスライドさ
    せることによって前記通気孔の開閉を行うことを特徴と
    する装身具。
  2. 【請求項2】 一端が開口し、他端が閉口するととも
    に、該閉口端側に鍔構造を有する中空のスティック,該
    スティックの中空部に軸方向に沿って設けられており、
    芳香成分を発散するとともに、一端が前記スティックの
    閉口端に取り付けられた芳香源,前記スティックの開口
    端から軸方向に形成された第1のスリットと、該第1の
    スリットの他端から周方向に形成された第2のスリット
    からなるガイド手段,開口した一端が、前記スティック
    の鍔構造と当接するとともに、前記スティックの外周面
    を気密に覆うケース,該ケースの開口側の内面に設けら
    れており、前記ガイド手段の各スリット内でスライド可
    能な凸部,前記ケースに形成されており、前記ガイド手
    段を通過した芳香成分をケース外部に発散するための通
    気孔,前記ケースまたは前記スティックの閉口端側に設
    けられた装身用の取付具,を備えるとともに、前記ケー
    スの開口端をスティックの鍔構造に当接した状態で、前
    記第2のスリット内での前記凸部のスライドにより、前
    記ガイド手段に対する通気孔の位置を調整し、該通気孔
    の開閉を可能としたことを特徴とする装身具。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段に、前記ケースの開口端
    をスティックの鍔構造に当接した状態を維持するための
    凸形状を設けたことを特徴とする請求項2記載の装身
    具。
  4. 【請求項4】 前記スティックの閉口端が、着脱可能な
    キャップによって閉口し、該キャップに前記芳香源の一
    端が取り付けられるとともに、前記スティックの閉口端
    側の側面に、軸方向に沿って形成された少なくとも一つ
    の溝部,前記キャップの側面内側に形成されており、前
    記スティック側面に形成された溝部内で軸方向へのスラ
    イドが可能な凸部,を備えたことを特徴とする請求項2
    又は3記載の装身具。
  5. 【請求項5】 前記芳香源が、前記スティックの閉口端
    から着脱可能であることを特徴とする請求項2〜4のい
    ずれかに記載の装身具。
  6. 【請求項6】 前記芳香源が、芳香成分を含む液体を吸
    収する吸収体を内部に充填した細管であることを特徴と
    する請求項2〜5のいずれかに記載の装身具。
JP2002008070U 2002-12-19 2002-12-19 装身具 Expired - Fee Related JP3094787U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002008070U JP3094787U (ja) 2002-12-19 2002-12-19 装身具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002008070U JP3094787U (ja) 2002-12-19 2002-12-19 装身具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3094787U true JP3094787U (ja) 2003-07-04

Family

ID=43248744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002008070U Expired - Fee Related JP3094787U (ja) 2002-12-19 2002-12-19 装身具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3094787U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014132984A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Kazuhiro Kawasaki 香りケース
JP2015091287A (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 和博 川崎 香りケース
JP2017039426A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 アルパイン株式会社 芳香システム
WO2018042497A1 (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 Re・Leaf株式会社 香り発生装置およびカートリッジ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014132984A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Kazuhiro Kawasaki 香りケース
JP2015091287A (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 和博 川崎 香りケース
JP2017039426A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 アルパイン株式会社 芳香システム
WO2018042497A1 (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 Re・Leaf株式会社 香り発生装置およびカートリッジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3270525A (en) Perfume dispensing jewelry with frangible portion
US20060169794A1 (en) Perfume dispenser
JP3094787U (ja) 装身具
US6662596B2 (en) Fragrance diffuser
KR101459561B1 (ko) 향기를 발산시키는 힐링펜
JP2010274009A (ja) 耳飾り
JP3094229U (ja) 装飾具
JPH1118807A (ja) アロマオイル入り装身具
JP2011098042A (ja) アクセサリー用留め具及びそれを用いたアクセサリー
JP2000139529A (ja) 身廻り装飾具
JP3116544U (ja) 芳香性装飾具
KR19990038052U (ko) 귀걸이
JP2001008720A (ja) 身廻り装飾具
KR200359069Y1 (ko) 장신구용 향기 조절장치
JPH0847409A (ja) 装飾品
JP2001238942A (ja) 身廻品の芳香装置
KR200490794Y1 (ko) 안정적으로 향을 발산하는 악세사리로 사용 가능하게 하는 장식구.
JP2000050925A (ja)
JP2003265208A (ja) 臭い成分発散器
KR200310407Y1 (ko) 방향제를 갖는 장식품
JP3120073U (ja) 香料入りペンダント
KR200164323Y1 (ko) 향기나는장식핀
JP3074827U (ja) 芳香性装身具
JP3073270U (ja) 芳香アクセサリー具
JP3030880U (ja) 耳用装飾品

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees