JP2010274009A - 耳飾り - Google Patents
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Abstract
【課題】香料の発散量を任意に調整可能であると共に液状の香料が付着せずに容易に香料の交換が可能な耳飾りを提供すること。
【解決手段】耳たぶに取り付け可能な取付部と、該取付部に揺動自在に吊り下げされた装飾部4と、を備えた耳飾りであって、装飾部4が、液状の香料を内部に収納すると共に気化した香料を外部に発散可能なカートリッジ部6と、カートリッジ部6を交換可能に収納すると共にカートリッジ部6からの香料を外部に発散する外側発散孔7aが形成された外側容器7と、香料を外側発散孔7aから外部に発散する量を任意に調整可能な発散調整機構8と、を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】耳たぶに取り付け可能な取付部と、該取付部に揺動自在に吊り下げされた装飾部4と、を備えた耳飾りであって、装飾部4が、液状の香料を内部に収納すると共に気化した香料を外部に発散可能なカートリッジ部6と、カートリッジ部6を交換可能に収納すると共にカートリッジ部6からの香料を外部に発散する外側発散孔7aが形成された外側容器7と、香料を外側発散孔7aから外部に発散する量を任意に調整可能な発散調整機構8と、を備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、装飾機能だけでなく、香水等の香りも楽しむことができるピアスやイヤリング等の耳飾りに関する。
一般に、耳たぶに装着する装飾具としてピアスやイヤリング等の様々な耳飾りが市販及び開発されている。従来、この耳飾りとして、香水等の香りを放散させることができるピアスやイヤリングが提案されている。
例えば、特許文献1には、外装部材の内部に芳香剤をしみ込ませるための含浸部材を、該外装部材の外部に一部が露見するように組み込み、外装部材にイヤリングの耳たぶへの装着部材を差し込んで取り付けるための弾性取付部を設けたイヤリングの芳香具が提案されている。
また、特許文献2には、カプセルに吸水性物質を入れ、これに香りの出口兼、香水の注入穴を開けたもので、ピアス軸の固定部分に軟質合成樹脂を使用したアクセサリーが提案されている。
また、特許文献2には、カプセルに吸水性物質を入れ、これに香りの出口兼、香水の注入穴を開けたもので、ピアス軸の固定部分に軟質合成樹脂を使用したアクセサリーが提案されている。
さらに、特許文献3には、本体に収納した多孔質セラミックスに液体香料を含浸させ、本体に設けた通気孔を通して香りを徐放するアクセサリーが提案されている。
また、特許文献4には、香料を収納する機能を有すると共に、収納した香料を気化させ、香料ガスとして周囲の雰囲気に放出する機能を有するイヤリングが提案されている。
また、特許文献5には、耳の止め口にイヤリング本体をつけ、その中に固形香水を入れたイヤリングが提案されている。
また、特許文献4には、香料を収納する機能を有すると共に、収納した香料を気化させ、香料ガスとして周囲の雰囲気に放出する機能を有するイヤリングが提案されている。
また、特許文献5には、耳の止め口にイヤリング本体をつけ、その中に固形香水を入れたイヤリングが提案されている。
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、上記従来の香りを発散可能なピアスやイヤリング等の耳飾りでは、いずれも香水等の香料やこれを含浸させた材料等を一旦組み込んでしまうと、その香料の発散量を任意に調整することができないという不都合があった。例えば、装着者が状況に応じて香料の発散量を極力抑えたい場合にも多くの香料が発散してしまったり、香料が少なくなってきて発散量が低下した際に発散量を極力増やすことが困難であった。また、非装着時に香料を組み込んだ状態で耳飾りをしばらく収納ケース等に入れたままにした場合も、香料が不必要に発散してしまうため、早期に香料が無くなってしまうなどの問題があった。このため、香りの強弱だけでなく、香りの保持時間も任意にコントロールすることが困難であった。さらに、入れている香料が無くなった場合や別の香りの香料に変更する場合に、従来では、香料を直接補充するか、香料が含浸された材料を入れ替える等の作業が必要になるが、作業時に液状の香料が直接、指等に付着してしまう不都合があった。
すなわち、上記従来の香りを発散可能なピアスやイヤリング等の耳飾りでは、いずれも香水等の香料やこれを含浸させた材料等を一旦組み込んでしまうと、その香料の発散量を任意に調整することができないという不都合があった。例えば、装着者が状況に応じて香料の発散量を極力抑えたい場合にも多くの香料が発散してしまったり、香料が少なくなってきて発散量が低下した際に発散量を極力増やすことが困難であった。また、非装着時に香料を組み込んだ状態で耳飾りをしばらく収納ケース等に入れたままにした場合も、香料が不必要に発散してしまうため、早期に香料が無くなってしまうなどの問題があった。このため、香りの強弱だけでなく、香りの保持時間も任意にコントロールすることが困難であった。さらに、入れている香料が無くなった場合や別の香りの香料に変更する場合に、従来では、香料を直接補充するか、香料が含浸された材料を入れ替える等の作業が必要になるが、作業時に液状の香料が直接、指等に付着してしまう不都合があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、香料の発散量を任意に調整可能であると共に液状の香料が付着せずに容易に香料の交換が可能な耳飾りを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の耳飾りは、耳たぶに取り付け可能な取付部と、該取付部に揺動自在に吊り下げされた装飾部と、を備えた耳飾りであって、前記装飾部が、液状の香料を内部に収納すると共に気化した香料を外部に発散可能なカートリッジ部と、該カートリッジ部を交換可能に収納すると共に前記カートリッジ部からの前記香料を外部に発散する外側発散孔が形成された外側容器と、前記香料を前記外側発散孔から外部に発散する量を任意に調整可能な発散調整機構と、を備えていることを特徴とする。
この耳飾りでは、香料を外側発散孔から外部に発散する量を任意に調整可能な発散調整機構を備えているので、装着者が任意に香りの強弱及び保持時間をコントロールすることができる。また、この耳飾りでは、液状の香料を内部に収納するカートリッジ部が外側容器内に交換可能に収納されているので、外側容器内のカートリッジ部を取り出す際など、液状の香料はカートリッジ部内にあるため指等に直接付着せず、新品又は別の香料のカートリッジ部に容易に交換することができる。したがって、その時々の好みに応じて容易にカートリッジ部を取り換えることも可能になり、一日に何度も異なる香りに変更したり、左右の耳で異なる香りの香料に変更して互いに香りの強弱を変えること等、多様な使用方法が可能になる。また、カートリッジ部が外側容器に収納されて露出部分が少ないので、埃や塵等が侵入及び付着し難く、カートリッジ部内の香料や香料を保持する材料が汚れたり変質することを抑制することができる。
また、本発明の耳飾りは、前記発散調整機構が、前記外側発散孔の開口面積を調整可能な開口調整機構であることを特徴とする。
すなわち、この耳飾りでは、発散調整機構が、外側発散孔の開口面積を調整可能な開口調整機構であるので、外側発散孔の開口面積に応じて香料が外部へ発散する量を容易に調整することができる。
すなわち、この耳飾りでは、発散調整機構が、外側発散孔の開口面積を調整可能な開口調整機構であるので、外側発散孔の開口面積に応じて香料が外部へ発散する量を容易に調整することができる。
また、本発明の耳飾りは、前記カートリッジ部が、前記香料が外側に発散可能な内側発散孔を外周面に有する円筒状とされ、前記外側容器が、前記カートリッジ部が挿入可能で該カートリッジ部の外周面に摺動状態に回動可能な円筒状とされていると共に前記内側発散孔と同じ高さ位置に前記外側発散孔が形成され、前記発散調整機構が、前記カートリッジ部に対して前記外側容器を軸回りに相対的に回動させた際に前記内側発散孔と前記外側発散孔とが連通した開口部の面積を調整可能とされていることを特徴とする。
すなわち、この耳飾りでは、発散調整機構が、カートリッジ部に対して外側容器を軸回りに相対的に回動させた際に内側発散孔と外側発散孔とが連通した開口部の面積を調整可能とされているので、カートリッジ部に対して外側容器を回動させる簡単な操作だけで、香料が外部へ発散する量を容易に調整することができる。
すなわち、この耳飾りでは、発散調整機構が、カートリッジ部に対して外側容器を軸回りに相対的に回動させた際に内側発散孔と外側発散孔とが連通した開口部の面積を調整可能とされているので、カートリッジ部に対して外側容器を回動させる簡単な操作だけで、香料が外部へ発散する量を容易に調整することができる。
さらに、本発明の耳飾りは、前記カートリッジ部内に、前記液状の香料を含浸させた香料含浸材料が挿入されており、前記カートリッジ部及び前記外側容器が、いずれも複数の前記内側発散孔又は前記外側発散孔を有するメッシュ状材料で外周面が形成されていることを特徴とする。
すなわち、この耳飾りでは、カートリッジ部及び外側容器が、いずれも複数の内側発散孔又は外側発散孔を有するメッシュ状材料で外周面が形成されているので、カートリッジ部に対して外側容器を回動させるとメッシュ状材料で形成された多数の内側発散孔と外側発散孔との連通した開口部の面積が同時に変わり、香料含浸材料から気化した香料の外部への発散量を広い範囲で調整することができる。
また、2つのメッシュパイプ状であるカートリッジ部と外側容器とにより、高いデザイン性も有することができる。さらに、このカートリッジ部は、内部に収納される香料含浸材料の形状を保持する機能を有している。
すなわち、この耳飾りでは、カートリッジ部及び外側容器が、いずれも複数の内側発散孔又は外側発散孔を有するメッシュ状材料で外周面が形成されているので、カートリッジ部に対して外側容器を回動させるとメッシュ状材料で形成された多数の内側発散孔と外側発散孔との連通した開口部の面積が同時に変わり、香料含浸材料から気化した香料の外部への発散量を広い範囲で調整することができる。
また、2つのメッシュパイプ状であるカートリッジ部と外側容器とにより、高いデザイン性も有することができる。さらに、このカートリッジ部は、内部に収納される香料含浸材料の形状を保持する機能を有している。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る耳飾りによれば、液状の香料を内部に収納するカートリッジ部が外側容器内に交換可能に収納されていると共に香料を外側発散孔から外部に発散する量を任意に調整可能な発散調整機構を備えているので、任意に香りの強弱及び保持時間をコントロールすることができると共に、液状の香料が指等に直接付着することを防いで容易にカートリッジ部を交換することができる。したがって、その時々の好みに応じて香りの強弱や香り自体を任意に変更することが容易なピアスやイヤリング等の耳飾りが実現可能になる。
すなわち、本発明に係る耳飾りによれば、液状の香料を内部に収納するカートリッジ部が外側容器内に交換可能に収納されていると共に香料を外側発散孔から外部に発散する量を任意に調整可能な発散調整機構を備えているので、任意に香りの強弱及び保持時間をコントロールすることができると共に、液状の香料が指等に直接付着することを防いで容易にカートリッジ部を交換することができる。したがって、その時々の好みに応じて香りの強弱や香り自体を任意に変更することが容易なピアスやイヤリング等の耳飾りが実現可能になる。
以下、本発明に係る耳飾りの第1実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
本実施形態の耳飾り1は、図1から図3に示すように、耳たぶに取り付け可能な取付部2と、該取付部2にチェーン部3を介して揺動自在に吊り下げされた装飾部4と、を備えたピアス又はイヤリングの耳飾りであって、装飾部4が、液状の香料を含浸させた香料含浸材料5を内部に収納すると共に気化した香料を外部に発散可能なカートリッジ部6と、該カートリッジ部6を交換可能に収納すると共にカートリッジ部6からの香料を外部に発散する外側発散孔7aが形成された外側容器7と、香料を外側発散孔7aから外部に発散する量を任意に調整可能な発散調整機構8と、を備えている。
本実施形態の耳飾り1は、図1から図3に示すように、耳たぶに取り付け可能な取付部2と、該取付部2にチェーン部3を介して揺動自在に吊り下げされた装飾部4と、を備えたピアス又はイヤリングの耳飾りであって、装飾部4が、液状の香料を含浸させた香料含浸材料5を内部に収納すると共に気化した香料を外部に発散可能なカートリッジ部6と、該カートリッジ部6を交換可能に収納すると共にカートリッジ部6からの香料を外部に発散する外側発散孔7aが形成された外側容器7と、香料を外側発散孔7aから外部に発散する量を任意に調整可能な発散調整機構8と、を備えている。
ピアスの場合における取付部2は、耳たぶに形成した孔に差し込まれるピン及びキャッチ部であり、装飾部4はピンに接続される。また、イヤリングの場合における取付部2は、耳たぶを挟持するネジ式やクリップ式の留め具である。これらピアス用又はイヤリング用の取付部2は、既存のものが採用可能である。なお、図1では、イヤリング用の取付部2を簡易的に図示している。
上記香料含浸材料5は、不織布や円柱状に形成された多孔質材料であって、液状の香水や芳香剤等である香料が含浸されたものである。例えば、多孔質材料としては、砂金、アルミ等を完全に溶かさないままプレス等を行い、ポーラスな材質を作製したものや、多孔質セラミックス等が採用可能である。
上記カートリッジ部6は、香料が外側に発散可能な内側発散孔6aを外周面に多数有するメッシュ状材料で構成された円筒状とされている。なお、このカートリッジ部6は、内部に収納される香料含浸材料5の形状を保持する機能を有している。
上記カートリッジ部6は、香料が外側に発散可能な内側発散孔6aを外周面に多数有するメッシュ状材料で構成された円筒状とされている。なお、このカートリッジ部6は、内部に収納される香料含浸材料5の形状を保持する機能を有している。
なお、カートリッジ部6の上部には、外側容器7に挿入した際に外側容器7の上部から突出可能な摘み部9が着脱可能に取り付けられている。この摘み部9は、香料含浸材料5が挿入された状態でカートリッジ部6の上部開口部を閉塞するように、ネジ式又は圧入式で取り付けられる。なお、上記チェーン部3の先端は、この摘み部9に接続されている。
上記外側容器7は、カートリッジ部6が挿入可能で該カートリッジ部6の外周面に摺動状態に回動可能なメッシュ状材料で構成された有底円筒状とされていると共に内側発散孔6aと同じ高さ位置に多数の外側発散孔7aが形成されている。
この外側容器7は、内部にカートリッジ部6が挿入された状態で上記摘み部9が回動可能に圧入されて上部開口部が閉塞されている。
これらカートリッジ部6及び外側容器7を構成するメッシュ状材料は、金属線材又は金属棒材を網状に編み込んだものや樹脂材料を網状に成形したもの等が採用可能である。
この外側容器7は、内部にカートリッジ部6が挿入された状態で上記摘み部9が回動可能に圧入されて上部開口部が閉塞されている。
これらカートリッジ部6及び外側容器7を構成するメッシュ状材料は、金属線材又は金属棒材を網状に編み込んだものや樹脂材料を網状に成形したもの等が採用可能である。
カートリッジ部6を交換する場合、摘み部9を掴んで回転又は引っ張ることで、外側容器7からカートリッジ部6を引き抜き、新たなカートリッジ部6を再び摘み部9を持って外側容器7に挿入し、摘み部9を外側容器7に固定すると共に外側容器7の上部開口部を閉塞することとで交換可能である。
上記発散調整機構8は、外側発散孔7aの開口面積を調整可能な開口調整機構であって、カートリッジ部6に対して外側容器7を軸回りに相対的に回動させた際に内側発散孔6aと外側発散孔7aとが連通した開口部の面積を調整可能とされている。
上記発散調整機構8は、外側発散孔7aの開口面積を調整可能な開口調整機構であって、カートリッジ部6に対して外側容器7を軸回りに相対的に回動させた際に内側発散孔6aと外側発散孔7aとが連通した開口部の面積を調整可能とされている。
次に、本実施形態の耳飾り1による香料の発散量の調整方法について、図4を参照して説明する。
まず、香料含浸材料5から気化した香料を発散させたくない場合、外側容器7に対してカートリッジ部6を摘み部9を掴んで回動させ、図4の(a)に示すように、外側発散孔7aと内側発散孔6aとが重ならないようにする。この場合、外側発散孔7aがカートリッジ部6のメッシュ状材料によって完全に閉塞されるため、カートリッジ部6から気化した香料が外側容器7の外部に放散されない。
また、香料含浸材料5から気化した香料を少し発散させたい場合、外側容器7に対してカートリッジ部6を、摘み部9を掴んで回動させ、図4の(b)に示すように、外側発散孔7aと内側発散孔6aとが一部重なるようにする。この場合、外側発散孔7aがカートリッジ部6のメッシュ状材料によって一部が閉塞されるが、一部は内側発散孔6aに連通して開口するため、カートリッジ部6から気化した香料が開口部を介して外側容器7の外部に放散する。
なお、香料含浸材料5から気化した香料の発散量を最大に設定したい場合は、外側容器7に対してカートリッジ部6を、摘み部9を掴んで回動させ、外側発散孔7aと内側発散孔6aとが完全に重なるようにすることで、外側発散孔7aと内側発散孔6aとが連通した開口部の面積を最大にすればよい。
このように本実施形態の耳飾り1では、香料を外側発散孔7aから外部に発散する量を任意に調整可能な発散調整機構8を備えているので、装着者が任意に香りの強弱及び保持時間をコントロールすることができる。また、この耳飾り1では、液状の香料を内部に収納するカートリッジ部6が外側容器7内に交換可能に収納されているので、外側容器7内のカートリッジ部6を取り出す際など、液状の香料はカートリッジ部6内にあるため指等に直接付着せず、新品又は別の香料のカートリッジ部6に容易に交換することができる。
したがって、その時々の好みに応じて容易にカートリッジ部6を取り換えることも可能になり、一日に何度も異なる香りに変更したり、左右の耳で異なる香りの香料に変更して互いに香りの強弱を変えること等、多様な使用方法が可能になる。また、カートリッジ部6が外側容器7に収納されて露出部分が少ないので、埃や塵等が侵入及び付着し難く、カートリッジ部6内の香料や香料を保持する材料(香料含浸材料5等)が汚れたり変質することを抑制することができる。
なお、装飾部4は、取付部2から揺動自在に吊り下げられているので、装飾部4が良く振れることでカートリッジ部6内の香料が発散しやすいと共に、耳たぶに直接取り付けていないことから、皮膚と相性の悪い材料であっても皮膚に炎症等を起こさず、材料の選択自由度が高くなる。また、耳の後ろに取り付ける場合に比べてデザインの自由度が高い。特に、香料を入っているカートリッジ部6が外側容器7に収納されているため、カートリッジ部6のデザインは汎用的にして、外側容器7のデザインは様々なものを採用することも可能になる。例えば、カートリッジ部6は共通したものを使用し、外側発散孔7aの形状や配置等を変えた外側容器7に適宜変更することで、様々な外観を有する耳飾りが可能になる。
また、発散調整機構8が、外側発散孔7aの開口面積を調整可能な開口調整機構であるので、外側発散孔7aの開口面積に応じて香料が外部へ発散する量を容易に調整することができる。特に、発散調整機構8が、カートリッジ部6に対して外側容器7を軸回りに相対的に回動させた際に内側発散孔6aと外側発散孔7aとが連通した開口部の面積を調整可能とされているので、カートリッジ部6に対して外側容器7を回動させる簡単な操作だけで、香料が外部へ発散する量を容易に調整することができる。
さらに、カートリッジ部6及び外側容器7が、いずれも多数の内側発散孔6a又は外側発散孔7aを有するメッシュ状材料で外周面が形成されているので、カートリッジ部6に対して外側容器7を回動させるとメッシュ状材料で形成された多数の内側発散孔6aと外側発散孔7aとの連通した開口部の面積が同時に変わり、香料含浸材料5から気化した香料の外部への発散量を広い範囲で調整することができる。
また、2つのメッシュパイプ状であるカートリッジ部6と外側容器7とにより、高いデザイン性も有することができる。
また、2つのメッシュパイプ状であるカートリッジ部6と外側容器7とにより、高いデザイン性も有することができる。
次に、本発明に係る耳飾りの第2から第4実施形態について、図5から図9を参照して以下に説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、カートリッジ部6及び外側容器7が、いずれも多数の内側発散孔6a又は外側発散孔7aを有するメッシュ状材料で外周面が形成されているのに対し、第2実施形態の耳飾りは、図5及び図6に示すように、カートリッジ部26及び外側容器27が、いずれも円形状の内側発散孔26a又は外側発散孔7aを外周面に複数有する円筒板で形成されている点である。
すなわち、第2実施形態の耳飾りでは、カートリッジ部26を外側容器27に挿入した状態で、互いに対応する内側発散孔26aと外側発散孔27aとが同じ高さに設定されている。この第2実施形態の耳飾りで香料の発散量を調整するには、まず、香料含浸材料5から気化した香料を発散させたくない場合、外側容器27に対してカートリッジ部26を摘み部9を掴んで回動させ、図6の(a)に示すように、円形状の外側発散孔27aと内側発散孔26aとが重ならないようにする。この場合、外側発散孔27aがカートリッジ部26の外周面によって完全に閉塞されるため、カートリッジ部26から気化した香料が外側容器27の外部に放散されない。
また、香料含浸材料5から気化した香料を少し発散させたい場合、外側容器27に対してカートリッジ部26を摘み部9を掴んで回動させ、図6の(b)に示すように、円形状の外側発散孔27aと内側発散孔26aとが一部重なるようにする。この場合、外側発散孔27aがカートリッジ部26の外周面によって一部が閉塞されるが、一部は内側発散孔26aに連通して半開状態で開口するため、カートリッジ部26から気化した香料が開口部を介して外側容器27の外部に放散する。
このように、第2実施形態の耳飾りでも、第1実施形態と同様にカートリッジ部26と外側容器27との相対的な回転によって、香料の発散量を調整することができる。
このように、第2実施形態の耳飾りでも、第1実施形態と同様にカートリッジ部26と外側容器27との相対的な回転によって、香料の発散量を調整することができる。
次に、第3実施形態と第2実施形態との異なる点は、第2実施形態では、外側発散孔27aと内側発散孔26aとが円形状であるのに対し、第3実施形態の耳飾りでは、図7に示すように、外側発散孔37aと内側発散孔36aとが縦長の楕円形状とされて、第2実施形態よりも少ない数で形成されている点である。
この第3実施形態の耳飾りのように、外側発散孔37a及び内側発散孔36aの形状、配置又は数を任意に設定することが可能であり、その形状、配置又は数に応じて香料の発散量の調整範囲をコントロールできると共に多様な外観上のデザインを得ることができる。
この第3実施形態の耳飾りのように、外側発散孔37a及び内側発散孔36aの形状、配置又は数を任意に設定することが可能であり、その形状、配置又は数に応じて香料の発散量の調整範囲をコントロールできると共に多様な外観上のデザインを得ることができる。
次に、第4実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、外側容器7がメッシュ状材料で形成されているのに対し、第4実施形態の耳飾り41は、図8に示すように、発散調整機構48として、外側容器47に対して軸回りに回動可能な回転リング部材42が設けられ、外側容器47に形成された第1の側孔47aと回転リング部材42に形成された第2の側孔42aとで外側発散孔が形成される点である。
この第4実施形態の耳飾り41では、外側容器47が、下端部に雌ねじ部47bが形成され上部が閉塞された円筒状の上部容器47Aと、上端部に雌ねじ部47bに螺着可能な雄ねじ部47cが形成された有底円筒状の下部容器47Bと、で構成されている。したがって、上部容器47Aと下部容器47Bとは着脱可能に螺着されており、上部容器47A又は下部容器47Bを回転させて外すことで、内部に収納されたカートリッジ部6を容易に交換することができる。
上記下部容器47Bには、回転リング部材42が回動可能に嵌め込まれる段差部47dが外周に沿って形成され、該段差部47d内に第1の側孔47aが形成されている。
上記下部容器47Bには、回転リング部材42が回動可能に嵌め込まれる段差部47dが外周に沿って形成され、該段差部47d内に第1の側孔47aが形成されている。
この第4実施形態の耳飾り41による香料の発散量の調整方法について、図9を参照して説明する。
まず、香料含浸材料5から気化した香料を発散させたくない場合、外側容器47に対して回転リング部材42を回動させ、図9の(a)に示すように、第1の側孔47aと第2の側孔42aとが重ならないようにする。この場合、第1の側孔47aが下部容器47Bの段差部47dによって完全に閉塞されるため、カートリッジ部6から気化した香料が外側容器47の外部に放散されない。
また、香料含浸材料5から気化した香料を少し発散させたい場合、外側容器47に対して回転リング部材42を回動させ、図9の(b)に示すように、第1の側孔47aと第2の側孔42aとが一部重なるようにする。この場合、第1の側孔47aが下部容器47Bの段差部47dによって一部が閉塞されるが、一部は第2の側孔42aに連通して半開状態で開口するため、カートリッジ部6から気化した香料が開口部を介して外側容器47の外部に放散する。このように第1の側孔47aと第2の側孔42aとの連通孔である開口部が外側発散孔として機能する。
なお、香料含浸材料5から気化した香料の発散量を最大に設定したい場合は、外側容器47に対して回転リング部材42を回動させ、第1の側孔47aと第2の側孔42aとが完全に重なるようにすることで、第1の側孔47aと第2の側孔42aとが連通した開口部、すなわち外側発散孔の面積を最大にすればよい。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
1,41…耳飾り、2…取付部、4…装飾部、6,26,37…カートリッジ部、7a…外側発散孔、5…香料含浸材料、6a…内側発散孔、7,27,37,47…外側容器、8,48…発散調整機構、42a…第2の側孔、47a…第1の側孔
Claims (4)
- 耳たぶに取り付け可能な取付部と、該取付部に揺動自在に吊り下げされた装飾部と、を備えた耳飾りであって、
前記装飾部が、液状の香料を内部に収納すると共に気化した香料を外部に発散可能なカートリッジ部と、
該カートリッジ部を交換可能に収納すると共に前記カートリッジ部からの前記香料を外部に発散する外側発散孔が形成された外側容器と、
前記香料を前記外側発散孔から外部に発散する量を任意に調整可能な発散調整機構と、を備えていることを特徴とする耳飾り。 - 請求項1に記載の耳飾りにおいて、
前記発散調整機構が、前記外側発散孔の開口面積を調整可能な開口調整機構であることを特徴とする耳飾り。 - 請求項1又は2に記載の耳飾りにおいて、
前記カートリッジ部が、前記香料が外側に発散可能な内側発散孔を外周面に有する円筒状とされ、
前記外側容器が、前記カートリッジ部が挿入可能で該カートリッジ部の外周面に摺動状態に回動可能な円筒状とされていると共に前記内側発散孔と同じ高さ位置に前記外側発散孔が形成され、
前記発散調整機構が、前記カートリッジ部に対して前記外側容器を軸回りに相対的に回動させた際に前記内側発散孔と前記外側発散孔とが連通した開口部の面積を調整可能とされていることを特徴とする耳飾り。 - 請求項3に記載の耳飾りにおいて、
前記カートリッジ部内に、前記液状の香料を含浸させた香料含浸材料が挿入されており、
前記カートリッジ部及び前記外側容器が、いずれも複数の前記内側発散孔又は前記外側発散孔を有するメッシュ状材料で外周面が形成されていることを特徴とする耳飾り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009131646A JP2010274009A (ja) | 2009-05-30 | 2009-05-30 | 耳飾り |
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JP2009131646A JP2010274009A (ja) | 2009-05-30 | 2009-05-30 | 耳飾り |
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ID=43421504
Family Applications (1)
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JP2009131646A Pending JP2010274009A (ja) | 2009-05-30 | 2009-05-30 | 耳飾り |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101165369B1 (ko) | 2011-10-07 | 2012-07-16 | (주)양지인더스트리얼 | 향수 용기 |
JP2016214686A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | Re・Leaf株式会社 | 香り発生装置 |
WO2018042497A1 (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | Re・Leaf株式会社 | 香り発生装置およびカートリッジ |
-
2009
- 2009-05-30 JP JP2009131646A patent/JP2010274009A/ja active Pending
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