JP3228862U - ペーパーホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】歯リングの回転速度を低減させ、紙巻筒の回転速度を便宜にコントロールできるペーパーホルダーを提供する。【解決手段】ペーパーホルダーは、第1ナットが一体射出成形に設けられる基座1と、その一端に第1ナットと締合される第1ネジが固定され、第1ネジと第1ナットとの螺接によって基座1に支持される第1支持杆3と、第1支持杆3に着脱可能に固定される軸套51と、軸套51に回転可能に套設される歯リング52と、および歯リング52と一体射出成形される弾性片53とを含み、歯リング52に環形配布を呈する複数のスプラインが設けられ、軸套51に変形発生可能によってスプラインと噛合する歯牙が備えられ、歯リング52と軸套51の相対回転で歯牙が順次にその対応のスプラインに噛み込み可能である第1固定ユニット5と、を含む。【選択図】図1

Description

本実用新案は、ペーパーのホルダーに技術領域に関し、特にペーパーホルダーに関する。
ペーパーホルダー(紙巻器)は、ティッシュペーパーなどの紙巻を配置するための構造で
ある。一般的な場合、ペーパーホルダーをダイニングやリビングの平台面に置いて、それ
から便利にペーパーを抽出するように使用する。従来のペーパーホルダーは、基座および
基座に支持される支持杆を含むものがある。その使用に際して、ティッシュなどの紙巻筒
を支持杆に配置する。使用者によりペーパーを巻き取ると、支持杆に対して紙巻筒を回動
させることができる。そのため、ペーパーの抽出を容易にできる。
また、従来のペーパーホルダーは、包装と運送のために、支持杆と基座を着脱可能に構成
するものがある。基座にねじ穴が開設され、支持杆の一端がねじ棒を備え、ねじ棒と基座
のねじ穴によって直接に支持杆を螺接するように構成される形態が提出されている。とこ
ろが、この形態では、基座が一般的にプラスチック製とするが、基座のねじ穴のプラスチ
ックねじの強度が低いので、支持杆と基座の接続確実性が悪いとう問題がある。これに対
して、支持杆と基座の接続強度を保証するために、基座に取付穴が開設され、支持杆の一
端のねじ棒を取付穴に貫通させ、ナットにより支持杆を基座に締結させる形態も提出され
ている。しかしその取外操作が煩瑣であるという問題がある。
本実用新案は、ペーパーホルダーを提供し、支持杆と基座の接続確実性が悪く、取外操作
が煩瑣であるという問題を解決する。
ペーパーホルダーは、
第1ナットが一体射出成形により設けられる基座と、
その一端に第1ナットと締合される第1ネジが固定され、第1ネジと第1ナットとの螺接
によって基座に支持される第1支持杆と、
第1支持杆に着脱可能に固定される軸套と、軸套に回転可能に套設される歯リングと、お
よび歯リングと一体射出成形される弾性片とを含み、歯リングに環形配布を呈する複数の
スプラインが設けられ、軸套に変形発生可能によりスプラインと噛合する歯牙が備えられ
、歯リングと軸套の相対回転で歯牙が順次にその対応のスプラインに噛み込み可能である
第1固定ユニットと、
を含む。
好ましくは、軸套に遊嵌溝が備えられ、歯牙は遊嵌溝内に配置されかつ遊嵌溝内で弾性変
形が可能である。
好ましくは、歯牙は、軸套に接続される変形部および変形部の頂部に接続され且つ柱状を
呈する柱状部を含み、柱状部は、対応するスプライン内に噛み込むことができる。
好ましくは、変形部の両側にそれぞれ傾斜度が備えられ、且つ変形部の幅は変形部の底部
から変形部の頂部へ漸次的に減少する。
好ましくは、
さらに、第1プラグを含み、
第1ネジが第1プラグに一体射出成形され、第1プラグが第1支持杆の底端に挿接する。
好ましくは、
さらに、
第2支持杆と、
第2固定ユニットと、を含み、
第2支持杆は第2支持杆が第1支持杆の他端に着脱可能に接続され、
第2固定ユニットは第1固定ユニットと構成が同一であり、第2固定ユニットの軸套が第
2支持杆に着脱可能に固定される。
好ましくは、
さらに、
第2プラグと、
第3プラグと、を含み、
第2プラグは一体射出成形により第2ネジを備えており、第2プラグは第1支持杆の頂端
に挿接し、
第3プラグは一体射出成形により第2ネジに締合する第2ナットを備えており、第3プラ
グは第2支持杆の底端に挿接する。
好ましくは、
さらに、杆ヘッドを含み、
杆ヘッドは第1支持杆の頂端または第2支持杆の頂端に着脱可能に接続される。
好ましくは、
さらに、第4プラグを含み、
第4プラグは一体射出成形により杆ヘッドに螺合する第3ネジを備えており、第4プラグ
は第2支持杆の頂端に挿接する。
好ましくは、
さらに、基座の底部に固定される複数個の吸盤を含む。
本実用新案に係るペーパーホルダーは以下の効果がある。
1)基座にそれと一体的に射出成形される(一体射出成形ともいう)第1ナットが設けら
れる。第1支持杆の一端に第1ナットと締合する第1ネジが固定される。第1ネジと第1
ナットの螺接によって第1支持杆が基座に支持される。従来の支持杆と基座のねじ穴の直
接的接続方式に代わって、第1支持杆上で第1ネジと基座における第1ナットとの螺接を
使用することにより、第1支持杆と基座1の接続確実性を保証する。第1支持杆を回転さ
せれば、第1支持杆と基座が着脱可能であり、第1支持杆と基座の着脱操作はより簡単に
実現できる。
2)使用者によりペーパーを巻き取ると、紙巻筒に連動して歯リングが軸套に対して回転
させられる。軸套上の歯牙が変形するので、歯リングの回転過程で歯牙が順次に対応のス
プラインに噛み込み、歯リングに対する間隔的ブレーキを実現するとなる。これにより歯
リングの回転速度を低減させ、紙巻筒の回転速度を便宜にコントロールできる。また手を
離すと、紙巻筒が早速で回転停止することができるので、定量的にペーパー抽出が可能で
、ペーパーの浪費を回避できる。
3)弾性片と歯リングを一体的に射出成形することにより、別途に弾性片と歯リングの組
み立て工程を必要としなく、弾性片と歯リングの間の確実性も確保できる。また歯リング
を軸套後に套設し、弾性片の取付と歯リングの取付を同時に実行することができるので、
第1固定ユニットの快速取付が実現できる。
本実用新案の実施形態により提供されるペーパーホルダーの立体構造図である。 本実用新案の実施形態により提供されるペーパーホルダーの立体構造分解図である。 本実用新案の実施形態によって提供されるペーパーホルダーの部分構造の断面図である。 本実用新案の実施形態によって提供されるペーパーホルダーの歯リングと弾性片の構成図である。 図2の部分Aの拡大図である。 本実用新案の実施形態によって提供されるペーパーホルダーの軸套の構成図である。 図6の部分Bの拡大図である。 本実用新案の実施形態によって提供されるペーパーホルダーの使用状態図である
本実用新案の目的、技術方案及び利点をより明確にするために、以下、図面及び実施例に
基づき、本実用新案についてさらに詳細に説明する。ここで説明した具体的な実施形態は
、本考案を説明するためだけに用いられ、本考案を限定するものではないことを理解すべ
きである。
本実用新案の実施形態に係るペーパーホルダーは、基座にそれと一体的に射出成形される
(一体射出成形ともいう)第1ナットが設けられる。第1支持杆の一端に第1ナットと締
合する第1ネジが固定される。第1ネジと第1ナットの螺接によって第1支持杆が基座に
支持される。従来の支持杆と基座のねじ穴の直接的接続方式に代わって、第1支持杆上で
第1ネジと基座における第1ナットとの螺接を使用することにより、第1支持杆と基座1
の接続確実性を保証する。第1支持杆を回転させれば、第1支持杆と基座が着脱可能であ
り、第1支持杆と基座の着脱操作はより簡単に実現できる。
図1〜図7を参考する。本実用新案の実施例において提供されるペーパーホルダーは、
第1ナット2が一体射出成形に設けられる基座1と、
その一端に第1ナット2と締合される第1ネジ4が固定され、第1ネジ4と第1ナット2
との螺接によって基座1に支持される第1支持杆3と、
第1支持杆3に着脱可能に固定される軸套51と、軸套51に回転可能に套設される歯リ
ング52と、および歯リング52と一体射出成形される弾性片53とを含み、歯リング5
2に環形配布を呈する複数のスプライン521が設けられ、軸套51に変形発生可能によ
ってスプライン521と噛合する歯牙511が備えられ、歯リング52と軸套51の相対
回転で歯牙511が順次にその対応のスプライン521に噛み込み可能である第1固定ユ
ニット5と、
を含む。
本実用新案の実施例では、基座1にそれと一体的に射出成形される(一体射出成形ともい
う)第1ナット2が設けられる。第1支持杆3の一端に第1ナット2と締合する第1ネジ
4が固定される。第1ネジ4と第1ナット2の螺接によって第1支持杆3が基座1に支持
される。従来の支持杆と基座のねじ穴の直接的接続方式に代わって、第1支持杆3上で第
1ネジ4と基座1における第1ナット2との螺接を使用することにより、第1支持杆3と
基座1の接続確実性を保証する。第1支持杆3を回転させれば、第1支持杆3と基座1が
着脱可能であり、第1支持杆3と基座1の着脱操作はより簡単に実現できる。
本実用新案の実施例では、基座1はABS(Acrylonitrile Butadi
ene Styrene:アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)製
とする。第1ナット2は金属製ナットとする。第1支持杆3はステンレス鋼材製とする。
軸套51はABS製とする。ABS材料の高強度、強靭性、および加工成型容易の利点に
よって、歯牙511を変形させやすく、且つ強度要求も満すことができる。
本実用新案の一実施例としては、基座1は基座本体101および基座本体101に蓋設さ
れる蓋板102を含む。第1ナット2と基座本体101とが一体射出成形される。蓋板1
02に貫通穴が設置される。第1支持杆3の底端の第1ネジ4が蓋板102上の貫通穴を
貫通して基座1上の第1ナット2に螺接する。
実用に際しては、紙巻筒を第1支持杆3の弾性片53に外套させて確実的に嵌合させる。
軸套51は歯リング52を間隔的にブレーキする機能を発揮する。使用者がペーパーを巻
き取ると、紙巻筒に連動して歯リング52が軸套51に対して回転する。歯リング52の
回転過程で歯リング52に連動して軸套51上の歯牙511が変形する。それで、歯牙5
11が順次にそれぞれのスプライン521に噛み込んでいく。軸套51上の歯牙511は
歯リング52を間隔的に止める機能を発揮する。これによって歯リング52を間隔的にブ
レーキする。歯リング52の回転速度を低減させ、紙巻筒の回転速度を容易に制御できる
。ペーパーを巻き取る力が歯牙511の変形発生に必要な力を超えていないと、紙巻筒が
回転しない。手を離すと紙巻筒が直ちに回転を停止する。これにより定量的にペーパーを
巻き取ることができ、ペーパーの浪費を回避できる。また、歯牙511が変形し順次に其
々のスプライン521中に噛み込み、断続式の音声を発生する。音声の回数によって紙巻
筒の回転量を判断でき、かつ音声の頻度によって紙巻筒の回転速度を判断することができ
る。これにより、使用者がペーパーの抽出量をコントロールでき、ペーパーの浪費を回避
できる。
本実用新案の一実施例としては、軸套51に遊嵌溝512が備えられる。歯牙511は遊
嵌溝512内に配置されかつ遊嵌溝512内で弾性変形が可能である。使用者によりペー
パーを巻き取ると、紙巻筒に連動して歯リング52が軸套51に対して回転させられる。
軸套51上の歯牙511が変形するので、歯リング52の回転過程で歯牙511が順次に
対応のスプライン521に噛み込み、歯リング52に対する間隔的ブレーキを実現すると
なる。これにより歯リング52の回転速度を低減させ、紙巻筒の回転速度を便宜にコント
ロールできる。また手を離すと、紙巻筒が早速で回転停止することができるので、定量的
にペーパー抽出が可能で、ペーパーの浪費を回避できる。
本実用新案の一実施例としては、歯牙511は軸套51に接続される変形部5111およ
び変形部5111の頂部に接続され且つ柱状を呈する柱状部5112を含む。柱状部51
12は対応のスプライン521内に係込むことができる。
本実用新案の実施例では、柱状を呈する柱状部5112が対応のスプライン521内に係
込むことにより、歯牙511とスプライン521の接触摩擦力を大幅に減少し、歯牙51
1の断裂を防止する。これにより、本ペーパーホルダーの使用寿命を延長する。
本実用新案の一実施例としては、変形部5111の両側にそれぞれ傾斜度が備えられる。
且つ変形部5111の幅は変形部5111の底部から変形部5111の頂部へ漸次的に減
少する。変形部5111の幅は変形部5111の底部から変形部5111の頂部へ漸次的
に減少するので、変形部5111は底部から頂部へ弾性力が漸次的に増大する。これによ
り、柱状部5112が大きく弾性変位することができ、それによって歯牙511の変形過
程での断裂を防止し、さらにペーパーホルダーの使用寿命を延長する。
本実用新案の一実施例としては、軸套51は締固部材により着脱可能に第1支持杆3に固
定される。本実施例では、締固部材はボルト、ネジまたはピンとしてもよい。第1支持杆
3に軸套51を組立てようとするときに、軸套51を第1支持杆3に套設して、締固部材
により第1支持杆3に固定する。
本実用新案の一実施例としては、軸套51は別体に設けられる第1囲込体513および第
2囲込体514により互いに係合されることにより構成される。第1囲込体513と第2
囲込体514はそれぞれ第1支持杆3を半分包囲する。第1囲込体513と第2囲込体5
14にそれぞれ固定穴515が設けられる。上記締固部材は第1囲込体513および第2
囲込体514の固定穴515の両方を挿通する。
本実施例では、第1囲込体513と第2囲込体514は相同構成であり、第1囲込体51
3と第2囲込体514により組み立てて軸套51を構成する。第1支持杆3に軸套51を
組み立てる際において、第1囲込体513と第2囲込体514がそれぞれ第1支持杆3を
半分包囲できる。さらに締固部材を順次に第1囲込体513および第2囲込体514の固
定穴515を挿通させることにより、該軸套51を第1支持杆3に固定する。取付方式は
簡単でかつ確実的に固定できる。軸套51は相互別体に設置される第1囲込体513およ
び第2囲込体514とすることにより、第1支持杆3の頂部から軸套51を套入させる必
要がなく、軸套51と第1支持杆3の嵌合精度が低くてもよく、加工コストが低下する。
本実用新案の一実施例としては、第1囲込体513と第2囲込体514にそれぞれ歯牙5
11が設けられ、且つ両歯牙511が相互に対向して設置される。これにより、歯リング
52に対する軸套51のロック止め効果が向上する。
本実用新案の一実施例としては、第1囲込体513と第2囲込体514にそれぞれ位置決
め柱516、および位置決め柱516に嵌合される位置決め穴517が設けられる。第1
囲込体513上の位置決め柱516が第2囲込体514上の位置決め穴517内に挿設さ
れ、第2囲込体514上の位置決め柱516が第1囲込体513上の位置決め穴517内
に挿設される。これにより、第1囲込体513および第2囲込体514が一体的構成にす
ることができる。これにより第1囲込体513と第2囲込体514の係合はより頑固的、
接続はより確実的になる。
本実用新案の一実施例としては、第1固定ユニット5の弾性片53の数は複数個とする。
複数個の弾性片53は相互に接近や開放することができる。紙巻筒をペーパーホルダーに
配置しょうとする時に、紙巻筒を弾性片53に外套して、複数個の弾性片53の弾性力に
より弾性片53を紙巻筒に緊密に係合する。これにより紙巻筒の回転によって歯リング5
2を回転駆動できる。
本実施例では、弾性片53はステンレス鋼材製とする。第1固定ユニット5の弾性片53
の数は3個とする。3個の弾性片53は爪状の配布を呈する。しかるに、複数個の弾性片
53が上から下へ漸次的に開放(拡張)される。押圧作用によって弾性片53が弾性変形
できるので、複数個の弾性片53が各規格紙巻筒の穴径に自動的に適応することができる
。紙巻筒をペーパーホルダーに配置しょうとする時に、紙巻筒を第1支持杆3の頂部から
下向きに第1支持杆3に挿設させて紙巻筒を弾性片53外に套設させる。複数個の弾性片
53が押圧されて、互いに接近するようになることで、弾性片53の弾性力作用によって
紙巻筒に緊密に抵触する。これにより、紙巻筒を確実的にペーパーホルダーに固定する。
一方、紙巻筒が取り外されると、複数個の弾性片53が再び互いに開放する。
本実用新案の一実施例としては、ペーパーホルダーは、さらに第1プラグ6を含み、第1
ネジ4が第1プラグ6に一体射出成形され、第1プラグ6が第1支持杆3の底端に挿接す
る。
本実施例では、第1支持杆3は頂端から底端まで貫通する中空構成とする。第1ネジ4が
第1プラグ6と一体射出成形するとともに、第1プラグ6が第1支持杆3に挿接すること
により、第1ネジ4と第1支持杆3が快適に固定取付することができる。ここで、第1プ
ラグ6はABSプラスチック製とする。
本実用新案の一実施例としては、ペーパーホルダーはさらに第2支持杆7を含む。第2支
持杆7が第1支持杆3の他端に着脱可能に接続される。
第2固定ユニット8および第2固定ユニット8は第1固定ユニット5と構成が相同である
。第2固定ユニット8の軸套51が第2支持杆7に着脱可能に固定される。
本実施例では、同じように第2固定ユニット8は軸套51、軸套51に套設され且つ軸套
51に対して回転可能な歯リング52、および歯リング52に一体射出成形される弾性片
53を含み、2固定ユニット8の軸套51が第2支持杆7に着脱可能に固定され、歯リン
グ52に環形配布を呈する複数個のスプライン521が備えられ、軸套51に変形発生可
能によってスプライン521に噛合する歯牙511が設けられる。歯リング52が軸套5
1に対して回転すると、歯牙511が順次に対応のスプライン521内に噛み込んでいく
。ここでは、第2固定ユニット8を第2支持杆7に取付固定する形態は、第1固定ユニッ
ト5を第1支持杆3に取付固定する形態と同じでもよい。
本実用新案の実施例では、第1固定ユニット5および第2固定ユニット8は紙巻筒を固定
するためのものである。第2支持杆7と第2固定ユニット8を設けることにより、紙巻筒
の規格長度によって支持杆の長度を増加することができ、実際によって使用者により支持
杆の長度を増加や減縮することができる。実用に際しては使用者は、図8に示されるよう
に、第1支持杆3と基座1を組立てて、第1固定ユニット5を第1支持杆3に組立てるだ
けをして、紙巻筒を第1固定ユニット5の弾性片53に套設するように使用してもよいが
、図1に示されるように、第1支持杆3と基座1を組立てて、第1固定ユニット5を第1
支持杆3に組立てて、また第2支持杆7を第1支持杆3の頂端に着脱可能に接続させて、
第2固定ユニット8を第2支持杆7に組立てるまでをしてから、紙巻筒を第1固定ユニッ
ト5および第2固定ユニット8の両方に套設するように使用してもよい。後者のようにし
て、第1固定ユニット5および第2固定ユニット8が一緒に紙巻筒を固定するわけになる
本実用新案の一実施例としては、ペーパーホルダーはさらに、第2プラグ9と第3プラグ
11を含む。第2プラグ9は一体射出成形によって第2ネジ10を備えている。第2プラ
グ9は第1支持杆3の頂端に挿接する。第3プラグ11は一体射出成形によって第2ネジ
10に締合する第2ナット12を備えている。第3プラグ11は第2支持杆3の底端に挿
接する。本考案では「一体射出成形」とは射出成形によって一体的に形成されるのを意味
する。
本実施例では、第2支持杆7は頂端から底端まで貫通する中空構成とする。第2ネジ10
と第2プラグ9を一体射出成形するとともに、第2プラグ10を第1支持杆3に挿接する
ことにより、第2ネジ10と第1支持杆3を快適に固定取付することができる。第2ナッ
ト12と第3プラグ11を一体射出成形するとともに、第3プラグ11を第2支持杆7に
挿接させることにより、第2ナット12と第2支持杆7を快適に固定取付することができ
る。
本実用新案の一実施例としては、ペーパーホルダーはさらに杆ヘッド13を含む。杆ヘッ
ド13は第1支持杆3の頂端または第2支持杆7の頂端に着脱可能に接続される。
本実施例では、杆ヘッド13を設けてこの杆ヘッド13により紙巻筒を位置限定すること
により、第1支持杆3の頂端や第2支持杆7の頂端から紙巻筒が脱落することを防止する
。ペーパーホルダーの使用信頼性を保証する。
本実用新案の一実施例としては、ペーパーホルダーはさらに第4プラグ14を含む。第4
プラグ14は一体射出成形によって杆ヘッド13に螺合する第3ネジ15を備える。第4
プラグ14は第2支持杆7の頂端に挿接する。
本実施例では、杆ヘッド13にねじ穴が設けられる。杆ヘッド13上のねじ穴は第1支持
杆3の頂端の第2ネジ10または第2支持杆7上の第3ネジ15に螺接することができる
。図8に示されるように、単に第1支持杆だけを取り付ける場合、杆ヘッド13と第1支
持杆3の頂端の第2ネジ10とが接続する。図1に示されるように、第1支持杆3と第2
支持杆7を取付ける場合、杆ヘッド13と第2支持杆7の第3ネジ15とが螺接する。
本実用新案の一実施例としては、ペーパーホルダーはさらに基座1の底部に固定される複
数個の吸盤16を含む。基座1は複数個の吸盤16により支持平台に吸付される。支持平
台は食卓や茶卓などの台面等でもよく、それによってペーパーを巻き取る時にペーパーホ
ルダーの倒れることを防止することができる。ペーパーを巻き取るときに、他の手でもペ
ーパーホルダーを持ちながらペーパーホルダーの倒れを防止する必要がない。これにより
容易にペーパーを抽出することができ、且つ片手でペーパーを巻き取ることができ、また
、手上の汚れによりペーパーに付けて汚されることも回避できる。
本実施例では、吸盤16の数は4個とし、且つ基座1の下方に均一に配布されている。そ
の使用に際して、食卓や茶卓の台面等の支持平台に各吸盤16を吸付けさせて、これによ
り基座1を確実的に支持台面に固定する。ここでは、吸盤16と基座1の固定形態は限定
されない。また言うまでもなく、吸盤16は限定されず、磁石や両面テープでもよく、基
座1を磁気材料製の支持台面や他の材質の支持台面に固定するためである。
本実用新案の一実施例としては、ペーパーホルダーはさらに第1支持杆3に套設され且つ
第1プラグ6を収納する密閉蓋17を含み、密閉蓋17が基座1の上面に抵触する。密閉
蓋17は第1プラグ6を遮蔽するためのもので、第1プラグ6が露出し外観を影響するこ
とを防止する。
本実用新案に提供されるペーパーホルダーの動作過程は下記のとおりである。まず第1固
定ユニット5を第1支持杆3に取付けるとともに、第2固定ユニット8を第2支持杆7に
取付ける。そして、図1に示されるように、長度規格が大きい紙巻筒を配置する場合、基
座1の吸盤16を支持平台に吸付けさせることにより、該ペーパーホルダーを支持平台に
固定する。第1固定ユニット5を組立てた第1支持杆3を基座1に取付けてから、第2固
定ユニット8を組立てた第2支持杆7を第1支持杆3に組み立てて、紙巻筒を第2支持杆
7の頂部から下向きに第2支持杆7および第1支持杆3に挿設させ、紙巻筒を第2固定ユ
ニット8の弾性片53および第1固定ユニット5上の弾性片53に套設させ、最後に杆ヘ
ッド13と第2支持杆7の頂端を接続させる。また、図8に示されるように、長度規格が
小さい紙巻筒を配置する場合、基座1の吸盤16を支持平台に吸付けさせ、第1固定ユニ
ット5を組み立てた第1支持杆3を基座1に取付け、紙巻筒を第1支持杆3の頂部から下
向きに第1支持杆3に挿設させて、紙巻筒を第1固定ユニット5上の弾性片53に套設さ
せ、最後に杆ヘッド13と第1支持杆3の頂端を接続させる。
本実用新案の実施形態に係るペーパーホルダーは、基座にそれと一体的に射出成形される
(一体射出成形ともいう)第1ナットが設けられる。第1支持杆の一端に第1ナットと締
合する第1ネジが固定される。第1ネジと第1ナットの螺接によって第1支持杆が基座に
支持される。従来の支持杆と基座のねじ穴の直接的接続方式に代わって、第1支持杆上で
第1ネジと基座における第1ナットとの螺接を使用することにより、第1支持杆と基座1
の接続確実性を保証する。第1支持杆を回転させれば、第1支持杆と基座が着脱可能であ
り、第1支持杆と基座の着脱操作はより簡単に実現できる。使用者によりペーパーを巻き
取ると、紙巻筒に連動して歯リングが軸套に対して回転させられる。軸套上の歯牙が変形
するので、歯リングの回転過程で歯牙が順次に対応のスプラインに噛み込み、歯リングに
対する間隔的ブレーキを実現するとなる。これにより歯リングの回転速度を低減させ、紙
巻筒の回転速度を便宜にコントロールできる。また手を離すと、紙巻筒が早速で回転停止
することができるので、定量的にペーパー抽出が可能で、ペーパーの浪費を回避できる。
弾性片と歯リングを一体的に射出成形することにより、別途に弾性片と歯リングの組み立
て工程を必要としなく、弾性片と歯リングの間の確実性も確保できる。また歯リングを軸
套後に套設し、弾性片の取付と歯リングの取付を同時に実行することができるので、第1
固定ユニットの快速取付が実現できる。
以上は本実用新案の比較的好ましい実施例にすぎず、本実用新案を制限する必要はなく、
本実用新案の精神及び原則の内に作成されたいかなる修正、均等置換及び改良等は、本実
用新案の保護範囲に含まれるものとする。

Claims (10)

  1. ペーパーホルダーであって、
    基座1と、
    第1支持杆3と、
    第1固定ユニット5と、を含み、
    基座1に第1ナット2が一体射出成形により設けられ、
    第1支持杆3の一端が第1ナット2と締合する第1ネジ4に固定され、第1支持杆3は
    第1ネジ4と第1ナット2との螺接によって基座1に支持され、
    第1固定ユニット5は、第1支持杆3に着脱可能に固定される軸套51と、軸套51に
    回転可能に套設される歯リング52と、および歯リング52と一体射出成形される弾性片
    53とを含み、歯リング52に環形状に配置される複数のスプライン521が設けられ、
    軸套51に変形発生可能によりスプライン521と噛合する歯牙511が備えられ、歯リ
    ング52と軸套51の相対回転で歯牙511が順次にその対応のスプライン521に噛み
    込み可能である、
    を含む、ことを特徴とするペーパーホルダー。
  2. 軸套51に遊嵌溝512が備えられ、歯牙511は遊嵌溝512内に配置されかつ遊嵌溝
    512内で弾性変形が可能である、ことを特徴とする請求項1に記載のペーパーホルダー
  3. 歯牙511は、軸套51に接続される変形部5111および変形部5111の頂部に接続
    され且つ柱状を呈する柱状部5112を含み、柱状部5112は、対応するスプライン5
    21内に噛み込むことができる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のペーパーホル
    ダー。
  4. 変形部5111の両側にそれぞれ傾斜度が備えられ、且つ変形部5111の幅は変形部5
    111の底部から変形部5111の頂部へ漸次的に減少する、ことを特徴とする請求項3
    に記載のペーパーホルダー。
  5. さらに、第1プラグ6を含み、
    第1ネジ4が第1プラグ6に一体射出成形され、第1プラグ6が第1支持杆3の底端に挿
    接する、ことを特徴とする請求項1に記載のペーパーホルダー。
  6. さらに、
    第2支持杆7と、
    第2固定ユニット8と、を含み、
    第2支持杆7は第1支持杆3の他端に着脱可能に接続され、
    第2固定ユニット8は第1固定ユニット5と構成が同一であり、第2固定ユニット8の軸
    套51が第2支持杆7に着脱可能に固定される、ことを特徴とする請求項1に記載のペー
    パーホルダー。
  7. さらに、
    第2プラグ9と、
    第3プラグ11と、を含み、
    第2プラグ9は一体射出成形により第2ネジ10を備えており、第2プラグ9は第1支持
    杆3の頂端に挿接し、
    第3プラグ11は一体射出成形により第2ネジ10に締合する第2ナット12を備えてお
    り、第3プラグ11は第2支持杆3の底端に挿接する、ことを特徴とする請求項6に記載
    のペーパーホルダー。
  8. さらに、杆ヘッド13を含み、
    杆ヘッド13は第1支持杆3の頂端または第2支持杆7の頂端に着脱可能に接続される、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のペーパーホルダー。
  9. さらに、第4プラグ14を含み、
    第4プラグ14は一体射出成形により杆ヘッド13に螺合する第3ネジ15を備えており
    、第4プラグ14は第2支持杆7の頂端に挿接する、ことを特徴とする請求項8に記載の
    ペーパーホルダー。
  10. さらに、基座1の底部に固定される複数個の吸盤16を含む、ことを特徴とする請求項1
    に記載のペーパーホルダー。
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